JPH07126853A - 回転軸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】電動機１，回転軸３，固定軸６，動力伝達系、
オイルシール８，９より構成される。 【効果】強酸等の腐食性ガス内で使用可能な回転軸を提
供できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、腐食性酸性ガスにさら
される熱ＣＶＤ処理装置の被処理物を把持する回転軸に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のＣＶＤ処理装置の回転軸構成を図
２により説明する。加熱板１５に取付けられた被処理物
は加熱板後方よりのヒータ１６により加熱されるととも
に電動機による駆動系により回転する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来装置では、加熱板
が温度サイクルにより変形を受け、正常な加熱が行われ
なくなることもあり、また、腐食性雰囲気のため各回転
軸と固定軸のすきまより、腐食が進み、全体リークの原
因となる場合がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に熱源は、誘導加熱による外部加熱とし、回転機構と分
離し、また、腐食性雰囲気に対しては、オーリング，オ
イルシール，グリースを回転軸にあった形で配置するこ
とにより、腐食性雰囲気の機構内部への侵入を抑制し、
回転系の長寿命化が可能な構造とした。

【０００５】

【作用】本発明は、ＣＶＤ装置等の回転軸機構に関す
る。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１により説明す
る。図１は、発明の回転軸の断面を示したものである。
電動機１を駆動源とする回転力は歯車系列２を介して、
回転軸３に伝達され、所定の回転数で、回転に供する。
一方、回転軸３はスラスト軸受４，ラジアル軸受５によ
り固定軸６に接合され、回転振れを制約される構造とな
っている。固定軸６はボルト等の適当な締結方法によ
り、ベースプレート７に固定されている。被処理物は回
転軸３の先端に適当な方法で固定され、回転と同機され
る。回転軸先端は、被処理物種類により、交換可能な構
造となっている。回転軸と固定軸間はオイルシール８，
９及び固定プレート１０内に挿入されるオーリング１１
によりシールされ腐食性ガスの侵入を防止する構造とな
っている。また、回転軸の突出し部分ａには、高粘性グ
リース等でシールを行い、グリース落下による被処理物
への汚染を防止するため、グリース受け１２を設ける構
造となっている。回転軸内部には、冷却水配管１３と中
心に測温用の熱伝対挿入口１４が設けられている。

【０００７】

【発明の効果】本発明によれば、強酸等の発生する腐食
性雰囲気中で使用可能な回転軸を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】回転軸構造の断面図。

【図２】従来の回転軸機構の断面図。

【符号の説明】

１…電動機、２…歯車系、３…回転軸、４…スラスト軸
受、５…ラジアル軸受、６…固定軸、７…ベースプレー
ト、８，９…オイルシール、１０…固定プレート、１１
…オーリング、１２…グリース受け、１３…冷却水配管
口、１４…熱伝対挿入口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電動機，歯車伝達系，回転軸，軸受，固定
   軸，被処理物把持装置，オイルシールからなる強酸等の
   腐食性雰囲気内で使用できることを特徴とする回転軸。