JPH0712654U - 減速機付小型モータ - Google Patents

減速機付小型モータ

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Publication number
JPH0712654U
JPH0712654U JP4337593U JP4337593U JPH0712654U JP H0712654 U JPH0712654 U JP H0712654U JP 4337593 U JP4337593 U JP 4337593U JP 4337593 U JP4337593 U JP 4337593U JP H0712654 U JPH0712654 U JP H0712654U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reducer
housing
small motor
cover
worm
Prior art date
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Pending
Application number
JP4337593U
Other languages
English (en)
Inventor
和幸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mabuchi Motor Co Ltd
Original Assignee
Mabuchi Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mabuchi Motor Co Ltd filed Critical Mabuchi Motor Co Ltd
Priority to JP4337593U priority Critical patent/JPH0712654U/ja
Publication of JPH0712654U publication Critical patent/JPH0712654U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温の環境下においても減速機部の内部空間
のシール性を充分に確保し得る減速機付小型モータを提
供する。 【構成】椀状に形成したハウジングと,このハウジング
の開口部に嵌着されるカバーとからなり,ウォームとウ
ォームホィール又はヘリカルギヤとからなる歯車減速機
を収容し,ウォームホィール又はヘリカルギヤに接続し
た出力軸を外方に突出させてなる減速機部と,小型モー
タの出力軸が前記ウォームと接続されてなるモータ部と
からなる減速機付小型モータにおいて,ハウジングに溝
を設け,かつハウジングとカバーとの間にシールスペー
スを設け,このシールスペースに非親水性材料からなる
シール材を充填する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,例えば自動車の窓ガラスの開閉に利用される減速機付小型モータに 関するものであり,特にシール性を向上させ得る構造の減速機付小型モータに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3および図4は各々従来の減速機付小型モータの例を示す平面図および要部 断面側面図である。図3および図4において,1はハウジングであり,例えば樹 脂材料により要部を略椀状に形成し,このハウジング1の開口部には円板状に形 成したカバー2を嵌着する。そしてこのハウジング1内には,ウォーム(図示せ ず)とこのウォームとかみ合うウォームホィール3又はヘリカルギヤとからなる 歯車減速機を収容し,減速機部4を構成する。
【0003】 5は出力軸であり,前記ウォームホィール3又はヘリカルギヤに接続されると 共に,一端をハウジング1の外方に突出させる。6は軸受であり,出力軸5を回 転可能に支持する。次に7はモータ部であり,前記減速機部4の側面に取付ボル ト8を介して取り付けられると共に,小型モータ9の出力軸(図示せず)には前 記ウォームが接続され,小型モータ9の出力軸の回転が減速機部4によって減速 されて出力軸5に出力されるのである。
【0004】 図2は図4におけるA部拡大断面図であり,同一部分は図4と同一の参照符号 にて示す。図2において10はOリングであり,ハウジング1の上端面に設けら れたリング状の溝11内に嵌着され,ハウジング1とカバー2とによって形成さ れる内部空間1aをシールする。12はカシメ部であり,カバー2の端縁部の複 数個所を部分的に折り曲げることにより,カバー2をハウジング1の開口部に固 着する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構成により,出力軸5および駆動手段(図示せず)を介して例えば自動 車の窓ガラスの開閉を行うことができる。そして外部からの水等が減速機部4に 侵入しようとしても,Oリング10によってハウジング1とカバー2によって形 成される内部空間1aがシールされているため,この空間1a内への前記水等の 侵入を阻止することができるのである。
【0006】 しかしながら上記構成のものにおいては,特に高温の環境下においては,カシ メ部12の保持固着力が低下したり,樹脂材料からなるハウジング1が変形した りすることに起因して,ハウジング1とカバー2とによって形成される内部空間 1aのシール性が低下するという欠点がある。このため上記内部空間1aに外部 からの水等が侵入し,構成部材を発錆させたり,摺動部の潤滑作用を減退させ, 更には上記内部空間1aと連通するモータ部7にも水分が侵入することとなり, モータ特性にも悪影響を及ぼすという問題点がある。
【0007】 本考案は,上記従来技術に存在する問題点を解決し,高温の環境下においても 減速機部の内部空間のシール性を充分に確保し得る減速機付小型モータを提供す ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本考案においては,椀状に形成したハウジングと ,このハウジングの開口部に嵌着されるカバーとからなり,ウォームとウォーム ホィール又はヘリカルギヤとからなる歯車減速機を収容し,ウォームホィール又 はヘリカルギヤに接続した出力軸を外方に突出させてなる減速機部と,小型モー タの出力軸が前記ウォームと接続されてなるモータ部とからなる減速機付小型モ ータにおいて, ハウジングに溝を設け,かつハウジングとカバーとの間にシールスペースを設 け,このシールスペースに非親水性材料からなるシール材を充填する,という技 術的手段を採用した。
【0009】 また,溝にOリングを挿入する構成としてもよい。 本考案において,シール材を構成する非親水性材料としては,ブチルゴム,( ホットメルト等の)合成ゴム等を使用することができる。
【0010】
【作用】
上記の構成により,減速機部の内部空間と外界との間をシール材によって遮断 し,シール性を確保することができる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す要部断面図であり,同一部分は前記図2と同一の 参照符号で示す。図1において,13はシールスペースであり,例えばハウジン グ1の上端外周縁を切除して円錐面状に形成し,カバー2との間に断面三角形状 に形成する。次に14はシール材であり,例えばブチルゴムによって形成する。
【0012】 上記構成の減速機部4を組立てる場合には,シールスペース13にペースト状 のブチルゴムを塗布し,Oリング10を溝11内に介装した後,カバー2を装着 し,カバー2の端縁部を複数個所折り曲げてカシメ部12を形成すれば,カバー 2がハウジング1に固着されると共に,シールスペース13内にシール材14が 隙間なく充填され,シール性が確保される。
【0013】 従ってハウジング1が例えば熱的に変形したりしてカシメ部12が若干弛緩し ても,シールスペース13内のシール材14が上記変形分を吸収し,外部から内 部空間1aへの水等の侵入を阻止することができるのである。この場合,カバー 2の固着時に余剰のシール材14が内部空間1aの方向に流動したとしても,O リング10によって阻止され,内部空間1aまでは到達しないため,内部空間1 a内に収容されている減速機(図示せず)の作動には影響を与えない。なお図1 において,Oリング10を省略し,シール材14のみを使用してもよい。この場 合,カバー2の固着時に余剰のシール材14が内部空間1aの方向に流動したと しても,カバー2とハウジング1との間,若しくは溝11内に留まり,内部空間 1aまでには到達せず,シール性を充分に確保することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上記述のような構成および作用であるから,特に高温の環境下で使 用された場合に,ハウジング1が変形しても充分なシール性を確保することがで きる。また従来仕様のものを変更する場合においても,ハウジング1に若干の追 加工を施すのみで足り,円滑な仕様変更が可能であり,ハウジング1の成形用金 型に要する費用も少なくてすむのである。更にシール材14のみを使用した場合 には溝11が,またシール材14とOリング10とを併用する場合にはOリング 10が内部空間1aへのシール材14の流れ込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部断面図である。
【図2】図4におけるA部拡大断面図である。
【図3】従来の減速機付小型モータの例を示す平面図で
ある。
【図4】従来の減速機付小型モータの例を示す要部断面
側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 カバー 13 シールスペース 14 シール材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椀状に形成したハウジング(1)と,こ
    のハウジング(1)の開口部に嵌着されるカバー(2)
    とからなり,ウォームとウォームホィール(3)又はヘ
    リカルギヤとからなる歯車減速機を収容し,ウォームホ
    ィール(3)又はヘリカルギヤに接続した出力軸(5)
    を外方に突出させてなる減速機部(4)と,小型モータ
    (9)の出力軸が前記ウォームと接続されてなるモータ
    部(7)とからなる減速機付小型モータにおいて, ハウジング(1)に溝(11)を設け,かつハウジング
    (1)とカバー(2)との間にシールスペース(13)
    を設け,このシールスペース(13)に非親水性材料か
    らなるシール材(14)を充填したことを特徴とする減
    速機付小型モータ。
  2. 【請求項2】 溝(11)にOリング(10)を挿入し
    たことを特徴とする請求項1記載の減速機付小型モー
    タ。
JP4337593U 1993-08-06 1993-08-06 減速機付小型モータ Pending JPH0712654U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4337593U JPH0712654U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 減速機付小型モータ

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JP4337593U JPH0712654U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 減速機付小型モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712654U true JPH0712654U (ja) 1995-03-03

Family

ID=12662092

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4337593U Pending JPH0712654U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 減速機付小型モータ

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JP (1) JPH0712654U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017138365A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 Kyb株式会社 変速機及び変速機を備えた駆動装置
US10608494B2 (en) 2016-12-12 2020-03-31 Nidec Corporation Stator unit, motor, and method of manufacturing stator unit

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WO2017138365A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 Kyb株式会社 変速機及び変速機を備えた駆動装置
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