JPH0624260Y2 - サンルーフ用ギアケースのグリス溜め構造 - Google Patents

サンルーフ用ギアケースのグリス溜め構造

Info

Publication number
JPH0624260Y2
JPH0624260Y2 JP5868088U JP5868088U JPH0624260Y2 JP H0624260 Y2 JPH0624260 Y2 JP H0624260Y2 JP 5868088 U JP5868088 U JP 5868088U JP 5868088 U JP5868088 U JP 5868088U JP H0624260 Y2 JPH0624260 Y2 JP H0624260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
grease
opening
sunroof
pinion shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5868088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01161113U (ja
Inventor
敏美 畑田
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三ツ葉電機製作所 filed Critical 株式会社三ツ葉電機製作所
Priority to JP5868088U priority Critical patent/JPH0624260Y2/ja
Publication of JPH01161113U publication Critical patent/JPH01161113U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0624260Y2 publication Critical patent/JPH0624260Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、乗用車等の車両の屋根に設けられるサンルー
フ用ギアケースのグリス溜め構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種車両の屋根に設けたサンルーフのなかに
は、モータを用いて電動で開閉するようにしたものが有
り、この場合には屋根部にサンルーフ作動用のシステム
を取付けることになる。ところでこのものにおいて、モ
ータに異常があつたりしてサンルーフが閉まらなくなつ
たとき、手動で閉鎖できるようケースフレームの下側を
閉塞するケースブラケツトの下面にピニオン軸の下端部
を臨む開口を形成し、ここから適宜工具等を用いてピニ
オン軸を回動させてサンルーフの応急的な手動閉鎖がで
きるように配慮されている。ところでこの場合に、モー
タに連動する出力軸とピニオン軸との噛合部をグリース
により潤滑しているが、従来のものでは、噛合部から流
れ出たグリースがケースブラケツトの開口から漏れ出て
しまうという欠点が有る。そこで、第3図に示す如くケ
ースフレーム1とケースブラケツト9との間に開口10a
が形成された板材10を挟持するように組付け、この板材
10の内周縁部を上方に湾曲形成してここにグリース溜り
10b形成していた。しかるにこの様にした場合、専用の
板材10が別途必要になる許りでなく、板材10とケースフ
レーム1との間にガスケツト11をさらに挟持して板材10
上に溜つたグリースが板材10とケースフレーム1との間
から滲みださないように配慮する必要が有り、この結
果、部品点数が多くなるうえに組付け作業性を悪く、コ
ストアツプの要因ともなつている。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができるサンルーフ用ギアケースのグリス溜め
構造を提供することを目的として創案されたものであつ
て、モータに連動する駆動軸と出力側のピニオン軸との
ギア噛合部が内装されるケースフレームの下面をケース
ブラケツトで閉塞してギアケースを形成するに、前記ケ
ースブラケツトの底面には、ピニオン軸の手動による回
動操作ができるようピニオン軸下端部を臨む開口と、該
開口を外側から囲繞する位置に上記噛合部から流れ出た
グリースを溜める凹溝状のグリース溜めとを設けたこと
を特徴とすることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、グリース溜め用の
専用の板材を用いること無く、開口が形成されるケース
ブラケツトを有効に利用してグリース漏れを防止できる
ようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はサンルーフ用のギア噛合部を内装する
ケースフレームであつて、該ケースフレーム1にはピニ
オン軸2が軸受3を介して回動自在に貫通軸着されてい
るが、ピニオン軸2のケースフレーム1に内装される部
位には、クラツチ機構4を介してウオームホイール5が
連動連結されている。そしてこのウオームホイール5の
外周部に形成されるウオーム歯車5aに、ケースフレー
ム1に一体組付けしたヨーク6に内装のモータ7からの
駆動軸8の先端部に形成したウオーム8aが常時噛合し
ており、そして図示しないスイツチのON切換えによりモ
ータ7が正逆駆動した場合に、その動力は、駆動軸8か
ら上記ウオーム歯車機構8a、5a、クラツチ機構4を
介してピニオン軸2に伝達され、そしてこのピニオン軸
2のケースフレーム1から突出するギア部2aからサン
ルーフ作動用の図示しない作動機構に出力されるように
なつている。
9はケースフレーム1の下側面を塞ぐべく当てがわれて
ビス等の固定手段を用いて固定されるケースブラケツト
であつて、該ケースブラケツト9の底面には、ピニオン
軸2の下端部が臨めるよう開口9aが開設されており、
こり開口9aからレンチ等の適宜工具を利用してピニオ
ン軸2の手動による応急的な閉鎖作動ができるようにな
つているが、さらにその底板9bには開口9aを囲繞す
るよう凸状のリブ部9eが形成されており、そしてこの
リブ部9eと外周部9fの内側面との間の凹溝状部が、
前記ウオーム噛合部を潤滑するためのグリースが流れ落
ちてきたものを溜めて開口9a側に流してしまうのを防
止するグリース溜め9cに形成されている。しかもこの
ケースブラケツト9の鍔部は広く延長されていて、サン
ルーフ駆動部ユニツトを車体屋根部に取付けるための取
付け片9dに構成されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、サンル
ーフは、スイツチをONに切換えしてモータ7を正逆駆動
させることによつて開閉作動することになるが、モータ
等に異常を来たし、サンルーフが開状態のままで閉まら
なくなつたような場合には、ケースブラケツト9に形成
の開口9aからレンチ等の適宜工具を用いてピニオン軸
2を強制的に回動させることによつて、サンルーフを手
動によつて応急的に閉鎖させることができる。
この様に本考案においては、ケースブラケツト9に開口
9aを形成して手動による応急的な閉鎖ができるように
したものであるが、ケースフレーム1内におけるウオー
ム噛合部の潤滑に用いるグリースが、別途専用のグリー
ス溜め部材をさらに必要とすることなく、開口9aが形
成されるケースブラケツト9自身を有効に利用して開口
9aから流れ出してしまうことを確実に防止できること
になる。つまりケースブラケツト9には、前記開口9a
を囲繞するよう凸状部9eを形成することにより凹溝状
のグリース溜め9cが形成されている。従つてグリース
がケースブラケツト9の外周部9fの内側面を伝わつて
流れ落ちてきたとしても、該流れ落ちたグリースはグリ
ース溜め9cに溜つてここに留まり、開口9aから漏れ
出てしまうことを確実に防止できる。
しかもこのグリース漏れ防止は、従来の如く専用の板材
をケースフレーム1とケースブラケツト9との間に挟持
組付けすることによつて成されるものではなく、開口9
aが形成されるケースブラケツト9の底面を有効に利用
して形成したものであるから、溜つたグリースの滲みだ
しを防止するガスケツトも不用となり、このため部品点
数が多くなつてしまうことがなく組付け作業も簡単であ
つて、コストダウンにも多いに寄与できることになる。
そのうえこのものは、ケースブラケツト9がサンルーフ
駆動ユニツトを車両屋根部へ取付けるためのブラケツト
にも兼用されているので、さらに一段と構造の簡略化が
計れることとなつて都合が良い。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものでないことは
勿論であつて、グリース溜めの位置は、開口に対して遠
近何れの位置に設けたものであつても良く、またその大
きさ、深さ、幅等はグリースの量によつて適宜決定でき
るものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、モータが故障したりしてサンルーフの閉作動が
できない場合に、ケースブラケツトの開口から適宜工具
を用いてピニオン軸を手動によつて回動させて、応急的
なサンルーフの閉作動を行うことができるものである
が、この場合に、ギア噛合部を潤滑するためのグリース
が開口から流れ出してしまう惧れが有るが、この流れだ
そうとするグリースは、ケースブラケツトの底面に形成
した凹溝状のグリース溜めに溜つて開口から流れ出てし
まうことが確実に防止される。しかもこのグリース溜め
は、従来のように専用の部材を用いて形成するのではな
く、開口が形成されるケースブラケツトの底面自身に凹
溝状部を形成するのみで良く、従つて部品点数が多くな
つてしまうことも無く、組付け作業性も向上し、コスト
ダウンにも多いに寄与できることとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るサンルーフ用ギアケースのグリス
溜め構造の実施例を示したものであつて、第1図はサン
ルーフ駆動ユニツトの一部を切欠いた平面図、第2図は
ギアケース部の縦断面図、第3図は従来例を示すギアケ
ース部の縦断面図である。 図中、1はフロントケース、2はピニオン軸、5はウオ
ームホイール、7はモータ、8は駆動軸、9はケースブ
ラケツト、9aは開口、9bはグリース溜めである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータに連動する駆動軸と出力側のピニオ
    ン軸とのギア噛合部が内装されるケースフレームの下面
    をケースブラケツトで閉塞してギアケースを形成する
    に、前記ケースブラケツトの底面には、ピニオン軸の手
    動による回動操作ができるようピニオン軸下端部を臨む
    開口と、該開口を外側から囲繞する位置に上記噛合部か
    ら流れ出たグリースを溜める凹溝状のグリース溜めとを
    設けたことを特徴とするサンルーフ用ギアケースのグリ
    ス溜め構造。
JP5868088U 1988-04-30 1988-04-30 サンルーフ用ギアケースのグリス溜め構造 Expired - Lifetime JPH0624260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5868088U JPH0624260Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 サンルーフ用ギアケースのグリス溜め構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5868088U JPH0624260Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 サンルーフ用ギアケースのグリス溜め構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01161113U JPH01161113U (ja) 1989-11-09
JPH0624260Y2 true JPH0624260Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31284479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5868088U Expired - Lifetime JPH0624260Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 サンルーフ用ギアケースのグリス溜め構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624260Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104309588B (zh) * 2014-10-10 2017-01-11 安徽省地坤汽车天窗科技有限公司 一种汽车天窗滑道润滑涂抹装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01161113U (ja) 1989-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5222774A (en) Lid lock apparatus
US5537782A (en) Electrically-operated displacement device for windows or sliding roofs of motor vehicles
EP2590014B1 (de) Vorrichtung als Montagegruppe für eine Kameraeinheit an einem Kraftfahrzeug
DE10026327B4 (de) Kraftbetätigungsvorrichtung für eine Fahrzeugtür
US4659141A (en) Safety device for vehicle sun roof
JP2016500999A (ja) 自動車の調節エレメント用のスピンドル駆動装置
US4895048A (en) Powered actuator with manual override feature
JPS63227416A (ja) 屋根開口部に蓋を有する自動車の屋根
US20090276967A1 (en) Pool cleaning vehicle having internal drive propulsion
CN100406673C (zh) 车辆的自动开/闭装置
DE4313687C2 (de) Fahrzeugdach
US10328777B2 (en) Drive assembly for a cover system for open-topped containers
JPH0624260Y2 (ja) サンルーフ用ギアケースのグリス溜め構造
JP5207618B2 (ja) 駆動装置
CA3023715C (en) Drive assembly for a cover system for open-topped containers
US10434852B2 (en) Drive assembly for a cover system for open-topped containers
JP2002527693A (ja) 調整機構を備えた構成部分、特に自動車の構成部分を運動させるための装置
CN110593701A (zh) 一种汽车车门安全开闭辅助装置
US3079195A (en) Vehicle roofs
CN215763222U (zh) 换挡执行器和具有其的车辆
CN110424855A (zh) 汽车尾门用电动撑杆
US20010008345A1 (en) Actuation arrangement for hinged components on vehicles
CN213629164U (zh) 一种阀门的电动驱动机构
JP3919447B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3971950B2 (ja) バックドアの自動開閉装置