JPH0712636U - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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Publication number
JPH0712636U
JPH0712636U JP4711893U JP4711893U JPH0712636U JP H0712636 U JPH0712636 U JP H0712636U JP 4711893 U JP4711893 U JP 4711893U JP 4711893 U JP4711893 U JP 4711893U JP H0712636 U JPH0712636 U JP H0712636U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
yoke
armature plate
worm wheel
electromagnetic clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP4711893U
Other languages
English (en)
Inventor
豊 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP4711893U priority Critical patent/JPH0712636U/ja
Publication of JPH0712636U publication Critical patent/JPH0712636U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気効率の向上を企図し得る電磁クラッチを
提供する。 【構成】 コイルボビン7を内抱したヨーク6、及び該
ヨークの外周に一体的に嵌着された合成樹脂製のウォー
ムホイル2からなるクラッチロータ4と、該クラッチロ
ータの軸線方向端面に対向するアーマチュアプレート9
とを有する電磁クラッチの構成を、ウォームホイールと
アーマチュアプレートとの外周部に於ける互いの対向面
に、互いに補完的に係合して周方向の結合力を発揮する
ための凹部と凸部とからなる係合手段16・17を設け
るものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁クラッチに関し、特に、ヨークとアーマチュアプレート間の磁 気吸着効率を高めるべく改良された電磁クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車の自動定速走行装置の電動アクチュエータの駆動電動機と出力 軸との間には、駆動力の断続を行なうための電磁クラッチが設けられることが通 例である。この電磁クラッチは、小さな吸着力で可及的に大きな伝達トルクが得 られるようにするために、実開平4−84931号公報に開示されているように 、ヨークの端面に複数のクラッチピンを植設し、このピンに係合し得る溝をアー マチュアプレートの外周面に切設した構造が採用されることがある。そしてこの 溝は、いかなる位置でもピンが係合し得るように、平歯車状に全周に渡って形成 されることが通例である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上記のようにアーマチュアプレートの外周に多数の溝を形成すると 、この切り欠かれた部分は磁束の形成に寄与し得ないため、磁気効率の悪化を招 くという不都合が生じる。
【0004】 本考案は、このような従来技術の不都合を改善するべく案出されたものであり 、その主な目的は、磁気効率の向上を企図し得る電磁クラッチを提供することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、コイルボビンを内抱したヨーク、及び該 ヨークの外周に一体的に嵌着された合成樹脂製のウォームホイルからなるクラッ チロータと、該クラッチロータの軸線方向端面に対向するアーマチュアプレート とを有する電磁クラッチの構成を、ウォームホイールとアーマチュアプレートと の外周部に於ける互いの対向面に、互いに補完的に係合して周方向の結合力を発 揮するための凹部と凸部とからなる係合手段を設けるものとすることによって達 成される。
【0006】
【作用】
このようにすれば、ヨークとアーマチュアプレートとの磁気吸着面に影響を及 ぼさない部分に係合手段を設けることができるので、両者間の磁気吸着力の劣化 を招かずに済む。
【0007】
【実施例】
以下に添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて本考案の構成について 詳細に説明する。
【0008】 図1は、本考案に基づき構成された自動車用自動定速走行装置のアクチュエー タ等に用いられる電磁クラッチの要部を一部破断して示す側面図である。図1に 於て、図示されないケーシングに立設された固定軸1には、ウォームホイール2 と励磁ユニット3とが一体的に構成されたクラッチロータ4が同軸的にかつ回動 自在に嵌装されている。
【0009】 励磁ユニット3は、図における上方が開放された環状凹部5を有するヨーク6 と、環状凹部5内に受容されたコイルボビン7とからなっている。そしてコイル ボビン7は、環状凹部5の径方向内側の内周面に比較的緊密に嵌着されると共に 、その内周面の開放端側に圧入固着された強磁性材からなる抜け止めリング8に より、軸線方向についての位置決めがなされている。
【0010】 クラッチロータ4の上方には、円板状のアーマチュアプレート9が、クラッチ ロータ4、すなわちヨーク6の上端面6aと対向するようにして固定軸1に回動 自在にかつ軸線方向に変位可能に枢着されている。そしてアーマチュアプレート 9の上方には、円板状のクラッチプレート10が、固定軸1に回動自在にかつ軸 線方向に変位不能に枢着されている。尚、クラッチプレート10の上面には、ピ ニオンギア11が固定されており、これに図示されないセクタギアが噛み合って スロットルレバーなどの被駆動部材を駆動し得るようになっている。
【0011】 アーマチュアプレート9とクラッチプレート10とは、例えば3枚の板ばね1 2を介して互いに結合されている。これら板ばね12は、その一端がリベット1 3をもってクラッチプレート10に結合されると共に、その他端がドライブピン 14を介してアーマチュアプレート9に結合されている。これによってアーマチ ュアプレート9は、クラッチロータ4とクラッチプレート10との間に軸線方向 について弾性的に支持され、通常はヨーク6と非接触に保たれるようになってい る。
【0012】 クラッチプレート10には、その外周縁に半径方向外向きに開口する例えば3 つのスロット15が等角度をおいて設けられている。そしてドライブピン14の 大径部がこのスロット15に係合するようになっている。
【0013】 ウォームホイール2の外周側に於ける軸線方向端面には、クラウン歯車或いは フェース歯車状の多数の凹凸16が全周に渡って形成されている。そしてこれに 対向するアーマチュアプレート9の外周部には、凹凸16の凹部に補完的に係合 し得る複数の凸部17が適宜な等角度間隔をおいて形成されている。
【0014】 クラッチロータ4の外周に合成樹脂材にて形成されたウォームホイール2には 、図示されないモータに連結されたウォームギアが噛み合っており、モータを回 転駆動することによってクラッチロータ4が回転するようになっている。
【0015】 このように構成された電磁クラッチにあっては、励磁ユニット3を選択的に励 磁すると、板ばね12の弾発力に抗してアーマチュアプレート9がヨーク6に吸 着される。そして上記のようにモータの駆動力によってクラッチロータ4が回転 すると、ウォームホイール2の外周側端面に形成されたクラウンギヤ状の凹凸1 6の凹部に、アーマチュアプレート9の外周部に設けられた凸部17が係合し、 ヨーク6とクラッチプレート10との間にてアーマチュアプレート9およびドラ イブピン14を介してトルク伝達が行なわれる。そして、励磁ユニット3を消磁 状態にすると、アーマチュアプレート9が板ばね12の弾発力によってクラッチ プレート10側に弾発的に引き戻されてヨーク6から離間し、ウォームホイール 2の凹部とアーマチュアプレート9の凸部との係合状態が解除されるため、クラ ッチロータ4とクラッチプレート10との間のトルク伝達が行なわれなくなる。
【0016】 なお、ウォームホイール2とアーマチュアプレート9との間の凹凸による係合 関係は特に限定的なものではなく、上記とは反対の関係にしても良いし、両者を 共に等しい歯形のクラウン歯車あるいはフェース歯車で構成しても良い。
【0017】
【考案の効果】
このように本考案によれば、ヨークとアーマチュアプレートとの吸着面に影響 を及ぼさずに両者の周方向結合力を高めるための係合手段を設けることができる ので、磁束が阻害されないために磁気吸着効率の向上が可能となり、結果的に電 磁クラッチ装置の小形化を達成するうえに大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく電磁クラッチの要部を一部破断
して示す側面図。
【符号の説明】
1 固定軸 2 ウォームホイール 3 励磁ユニット 4 クラッチロータ 5 環状凹部 6 ヨーク 6a 端面 7 コイルボビン 8 抜け止めリング 9 アーマチュアプレート 10 クラッチプレート 11 ピニオンギア 12 板ばね 13 リベット 14 ドライブピン 15 スロット 16 凹凸 17 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンを内抱したヨーク、及び該
    ヨークの外周に一体的に嵌着された合成樹脂製のウォー
    ムホイルからなるクラッチロータと、該クラッチロータ
    の軸線方向端面に対向するアーマチュアプレートとを有
    する電磁クラッチであって、 前記ウォームホイールと前記アーマチュアプレートとの
    外周部に於ける互いの対向面に、互いに補完的に係合し
    て周方向の結合力を発揮するための凹部と凸部とからな
    る係合手段が設けられることを特徴とする電磁クラッ
    チ。
JP4711893U 1993-08-09 1993-08-09 電磁クラッチ Pending JPH0712636U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4711893U JPH0712636U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 電磁クラッチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP4711893U JPH0712636U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 電磁クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712636U true JPH0712636U (ja) 1995-03-03

Family

ID=12766256

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JP4711893U Pending JPH0712636U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 電磁クラッチ

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JP (1) JPH0712636U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61235880A (ja) * 1985-04-10 1986-10-21 株式会社タツノ・メカトロニクス 天気予報表示方法

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