JPS631824A - 自動車用電磁連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、機関側に結合され変速機に連結する磁性粒
子式の自動車用電磁連結装置シこ関し、特に駆動側から
のトルク振動の緩衝手段にかかわる。

〔従来の技術〕

第３図は従来の自動車用電磁連結装置を示す縦断面図で
ある。図において、１は機関の壓勧刊（図示は略す）側
に結合され駆動される環状の薬（動体で、ブラケット２
が固着されている。３．４は軸方向に対し２分割された
１対の被駆１す体で、−体に結合されており、外円周面
が上記駆動体１の内円周面に微少なエアギャップをあけ
て対向している。５はこのエアギャップに充てんされた
磁性粒子、６は双方の被駆動体３１４間に収容保持され
た電磁コイルで、通電によシ磁束を発生し、これにより
磁化された磁性粒子５を介し駆動体１と被駆動体３．４
とを連結状態にする。７及び８は被駆動体３及び４の対
向面だそれぞれ形成された収容凹部で、円周方向シζは
ぼ等間隔に複数か所（図では４か所）完投けられである
。９は双方の被駆動体３．４の内円周側を貫通し一体に
結合する複数（図では４本）の結合ピンで、円周方向に
対し収容凹部７，８の間にほぼ等間隔に配設されている
。１ｏは彼、駆動体４を固看しだロータ、１１はこのロ
ータとブラケット９との間に装着された軸受、１２はロ
ータ１０に絶縁ブシュ１３を介し保持されたスリップリ
ングで、電磁コイル６への接続線（図示は略す）が接続
されている。１４は被駆動体３．４間に円板部１４ａが
軸方向及び半径方向にすき間をあけて収容されており、
結合ピン９を介し回転が伝達きれる回転・・プで、内円
周にスプライン１４ｂが形成されており、変速機の伝達
軸（図示は略す）にスプライン結合される０円板部１４
ａには各結合ピンクを貫通させ、円周方向への所定の範
囲の回動可能にする長穴１４Ｃと、収容凹部７゜８に対
向する位置に収容穴１４ｄが円周方向に番か所設けられ
ている。１５は収容凹部７，８及び収容穴１ｄにまたが
りはめられた緩衝ばねで、圧縮ばねからなる０１６は円
板部１４ａの両面に当てられた１対のライニング、１７
は被駆動体３の内円周部の環状凹部３ｂにはめられ、当
て板１８を介しライニング１６を押圧し摩擦トルクを発
生させる押圧ばねで、波形ばねからなる。

上記緩衝ばね１５を回転ハブ１４の円板部１４ａに配置
した状態を、第４図に正面図で示す。被駆動体３．４の
収容凹部７，８及び円板部１ａの収容穴１４ｄは、円周
方向に対し長さを変えて交互に配置され、挿入てれた緩
ジばね１５は長さを変えばね常数の異なるばね１５ａと
１５ｂとが交互に配置されている。

上記従来の電磁連結装置の動作は、次のようになる。機
関の始動により、駆動体１が回転される。

ここで、電磁コイル６に通電すると、磁性粒子５が磁化
されて被駆動体３，４に回転が伝達され、緩衝ばね１５
１回転ハブ１４を介し変速機の伝達軸に回転伝達する。

回転のトルクが増すと、緩衝ばね１５の圧縮量が犬きく
なシ、結合ピン９を介し回転ハブ１４が回転伝達される
ことになる。被駆動体３，４から回転ハブ１４にトルク
伝達される際に、双方の間に相対的なねじれが発生する
ので、ライニング１６に滑りが生じ、押圧ばね１７の押
圧力による、掌擦トルクが被駆動体３．４と回転ハブ１
４との間に発生する０この摩擦トルクによってトルク機
動が吸収され、駆動系の振動や異音をｐＪ止するように
している０上記のように、機関側からの変速機へのトル
ク振動伝達を防ぐため、緩衝ばね１５とライニング１６
による糸撚手段とを設けている。これらの緩衝手段によ
る被′Ａり切体３，４と回転ハブ１４とのねじり角とね
じりトルクとの関係を示す曲線図を第５図に示す。Ｔ、
はげね］、５ａ　、　１５１：の作動によるねじ９トル
クを、Ｔ、はライニング１６による摩擦トルクを、Ｔｂ
は総合したねじりトルクを示す。

多様なトルク振即１に対応し緩衝するため、緩衝ばね１
５としてばね常数の異なる２種類のばね１５ａ。

１５ｂを装着しているが、ばね定数の不連続性による変
曲点ｐが生じ、この点においてトルクリップルを誘発し
ている０ 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来の電磁連結装置では、緩衝手段が機構
的に複雑で、ばね定数及びライニング１６による摩擦ト
ルクの設定が極めて困難であり、ライニング１６の耐久
性（必要とする摩擦トルク及び構造上の寸法制約から耐
摩耗性に制限がある）が低いという問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するため罠なされ
たもので、構造が簡単で、耐久性があり、伝達トルク振
動が円滑に緩衝畜れる自動車用電磁連結装置を得ること
を目的としている。

〔問題点を解決するだめの手段〕

この発明Ｋかかる自動車用電磁連結装置は、回転ハブの
円板部に円周方向に対し複数の第１の永久磁石を配設し
、双方の被駆動体のうち少なくともその一方に、上記各
永久磁石に対向し吸引する第２の永久磁石を配設し緩衝
手段とし、従来の緩衝ばね手段及びライニングによる摩
擦トルク手段を省いたものである。

〔作用〕

この発明においては、円板部の第１の永久磁石と被駆動
体の第２の永久磁石とによる磁気吸引作用によシ、駆動
側からのトルク振動が緩衝され吸収される。

〔実施例〕

第１図はこの発明による電磁連結装置の一実施例の縦断
面図で、第２図は第１図の回転ハブ部の正面図であシ、
１，２，５，６．９〜１３は上記従来装貧と同一のもの
である。ｌ対の対向する被駆動体２１．２２は複数の結
合ピン９によυ−体に結合されている。２３は円板部２
３ａが双方の被駆動体２１．２２間に半径方向及び軸方
向にすき間を介し対向して配置〃された回転ハブで、結
合ピン９を貫通させ円周方向への所定の範囲の回動可能
にする長穴２３ｃと、永久磁石の保持穴２３ｄと、変速
機の伝達軸に結合するスプライン２３ｂとが設けられて
いる。２４は非磁性環２５に固着され、この非磁性環を
介し各保持穴２３（ｌに固定され、円周方向に対し複数
箇所に配置された第１の永久磁石で、極性が隣同志が異
極になるように配置されている。２６は非磁性環２７に
固着され、各永久磁石２４に対向し吸引するように、被
駆動体２１　、２２に設けられた保持穴２１ａ。

２２ａにはめ込み固定された複数宛の第２の永久磁石、
２８は円板部２３ａの両面の根元側に被駆動体２１゜２
２との間に挿入され、円板部２３ａを中間位置に維持す
る滑り座金で、耐摩耗性の低摩擦係数材からなる。

上記一実施例の装置において、回転ハブ２３の永久磁石
２４は被駆動体２１．２２の永久磁石２６との間に磁気
吸引力が作用している。電磁コイル６の通電により吸着
された磁性粒子５を介し被駆動体２１゜２２が回転され
始めると、駆動側からのトルク撮動は永久磁石２４．２
６の介在による緩衝作用により吸収され、回転ハブ２３
には円滑にトルクが伝達される０ なお、上記実施例では被駆動体２１．２２の双方に永久
磁石２６を固着したが、所要の緩衝効果が得られれば、
いづれか−方のみに固着してもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、回転ハブの円板部に
円周方向に対し複数の第１の永久磁石をはめ込み固定し
、双方の被駆動体のうち少なくともそのいづれか一方に
、上記各永久磁石に対向しそれぞれ吸引する複数の第２
の永久磁石をはめ込み固定したので、被駆動体が駆動体
くよシ磁性粒゛　子を介し回転されると、対向する各第
１及び第２の永久磁石の磁気吸引による緩衝作用でトル
ク振動が吸収され、連続した円滑なトルク伝達がされる
。また、構造が簡単で摩粍註材がなく耐久性が向上され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による電磁連結装置の一実施例の縦断
面図、第２図は第１図の回転ハブ部の正面図、第３図は
従来の電磁連結装置の縦断面図、第４図は第３図の回転
ハブ部の正面図、＠５図は第３図の装置の被駆動体と回
転ハブ部とのねじり角に対するねじりトルクの関係を示
す曲線図である。 １・・・駆動体、５・・・磁性粒子、６・・・界磁コイ
ル、９・・・結合ピン、２１．２２・・・被駆動体、２
３・・・回転ハブ、２３ａ・・・円板部、２３ｃ・・・
長穴、２４及び２６・・・第１及び第２の永久磁石、２
５．２７・・・非磁性環なお、図中同一符号（ま同−又
は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 環状をなし機関により回転される駆動体、軸方向に２分
   割され双方が円周方向に等間隔配置の複数の結合ピンに
   より一体に結合されており、外円周が上記駆動体の内円
   周にエアギャップを介し対応する１対の被駆動体、上記
   エアギャップ部に充てんされた磁性粒子、上記双方の被
   駆動体内に収容保持されており、通電されて上記磁性粒
   子を磁化し上記駆動体と上記被駆動体を連結状態にさせ
   る電磁コイル、上記双方の被駆動体の内周部間に円板部
   が軸方向のすき間を介して対向し、かつ、外円周にすき
   間があけられており、この円板部には上記各連結ピンを
   それぞれ通し円周方向に長くされた長穴があけられてあ
   り、内径部で出力側回転軸に結合される回転ハブ、この
   回転ハブの円板部に円周方向に対し間隔をあけ配置され
   、非磁性環を介しはめ込み固着された複数の第１の永久
   磁石、及び上記双方の被駆動体のうち少なくとも一方の
   被駆動体に、上記第１の各永久磁石に対向し吸引作用を
   するように、非磁性環を介しはめ込み固着された複数の
   第２の永久磁石を備えた自動車用電磁連結装置。