JPH0712634U - 車両のクラッチ制御装置 - Google Patents

車両のクラッチ制御装置

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JPH0712634U
JPH0712634U JP4332993U JP4332993U JPH0712634U JP H0712634 U JPH0712634 U JP H0712634U JP 4332993 U JP4332993 U JP 4332993U JP 4332993 U JP4332993 U JP 4332993U JP H0712634 U JPH0712634 U JP H0712634U
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JP
Japan
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air
clutch
circuit
vehicle
check valve
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Pending
Application number
JP4332993U
Other languages
English (en)
Inventor
勲 岡本
順 梶並
武 手代木
昭仁 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エア式の変速ギヤシフトユニット操作機構を
備えた車両等においてエア圧低下の際のエア充填作業の
改善を図ることを目的とする。 【構成】 エアタンクATとクラッチブースタ21との
間のエア回路L1に逆止弁50を介装すると共に、エア
回路L1の逆止弁50下流側に所定容量(例えば、10
0cc)のエア充填空間部としてのエアボリューム室5
1を形成することにより、エアタンクATからエア抜け
が生じた場合にも、エアボリューム室51からのエアを
クラッチブースタ21に供給して、クラッチペダル44
の踏込み力を軽減することができ、ドライバーの疲労軽
減を図ると共に、車両が急発進等の危険性排除を図るよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のクラッチ制御装置に関し、特に、エア式の変速ギヤシフトユ ニット操作機構を備えた自動変速装置に適用されるクラッチ制御装置の改良に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エア式の変速ギヤシフトユニット操作機構としてのトランスミッション アクチュエータ等を備え、シフトレバーの指定シフト段信号に基づいてコントロ ールユニットの指令で前記トランスミッションアクチュエータを作動してトラン スミッションのシフト動作を行うようにした車両の自動変速装置が知られている (実願平3−6630号参照)。
【0003】 この自動変速装置では、例えば実開昭60−189626号公報に示されるよ うに、エアタンクから供給されるエアにより操作力を発生するクラッチブースタ を備え、該クラッチブースタの操作力を、クラッチアウタレバーを介してクラッ チ本体に伝達しクラッチを断接するクラッチ断接機構を採用したクラッチ制御装 置が適用される。
【0004】 尚、上記エアタンクの技術としては、実公昭56−30800号公報に示すも のがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなエア式の変速ギヤシフトユニット操作機構を備えた車 両では、例えば、寒冷地において駐車する際、ブレーキを掛けずに、ギヤ入れ駐 車を行い、このギヤ入れ駐車のまま放置している間に、エアタンクからエアが抜 け、エア圧が低下した場合、次のような問題が生じる。
【0006】 即ち、エア圧が低下すると、エア式の変速ギヤシフトユニット操作機構の作動 が不可能になり、ギヤ抜きができなくなる。これに対処するには、クラッチを切 ってから、エンジンを始動させる必要があり、クラッチを切るためにクラッチペ ダルを踏み込むが、上記のようなクラッチ制御装置においては、クラッチブース タのエア倍力が失われているため、クラッチペダルを踏み込むことにより生じる 油圧力のみでクラッチを切る必要があり、過大な踏み力を必要とする。
【0007】 従って、エア圧が上昇してギヤ抜きが可能となるまでの間、ドライバーは上記 のような過大な踏み力を長時間にわたり維持する必要があり、多大な疲労を生じ る。 又、上記のようにギヤ入れかつクラッチが接続された状態で、エンジンをかけ ると、車両が急発進する虞もある。
【0008】 そこで、本考案は上記に鑑みてなされたものであり、車両のクラッチ制御装置 のエアタンクとクラッチブースタとの間のエア供給経路の構造の改良により、エ ア式の変速ギヤシフトユニット操作機構を備えた車両においてエア圧低下の際の クラッチの切断を容易にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、エア式の変速ギヤユニット操作機構を備えた車両におい て、エアタンクから供給されるエアにより操作力を発生するクラッチブースタを 備え、該クラッチブースタの操作力をクラッチに伝達して該クラッチを断接する クラッチ断接機構を備える一方、前記エアタンクと前記クラッチブースタとの間 のエア回路に逆止弁を介装すると共に、該エア回路の逆止弁下流側に所定容量の エア充填空間部を介装した。
【0010】
【作用】
かかる構成において、ギヤ入れ駐車をした状態で、エアタンクからエア抜けが 生じたエア圧が低下した際には、エア充填の必要性からクラッチを切ってエンジ ンを始動させる必要があるが、クラッチ作動のエア倍力が失われているため、ク ラッチペダル操作に過大な踏力を必要とする。
【0011】 上記の構成によれば、エアタンクからエア抜けが生じた場合にも、エア充填空 間部からのエアをクラッチブースタに供給して、クラッチペダルの踏込み力を軽 減して、クラッチの切断を容易にし、疲労低減、急発進等の危険性排除等を図る ことができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。 図3は本考案の一実施例を適用したディーゼルエンジンの全体構成図を示して いる。 この図において、エンジン10には、メカニカルクラッチ20を介してトラン スミッション30が取り付けられ、その出力軸はプロペラシャフト37を介して 図示しないリアアクスルに連結されている。
【0013】 エンジン10には、燃料噴射ポンプ11が設けられ、そのポンプ11にはスロ ットルアクチュエータ12が設けられている。 クラッチ20には、クラッチ20を断接する断接機構として、クラッチブース タ21と、クラッチ20のストロークを検出するクラッチストロークセンサ28 と、エンジン回転センサ28aとが設けられている。
【0014】 トランスミッション30には、トランスミッション30をシフトするエア式の 変速ギヤユニット操作機構の構成要素であるトランスミッションアクチュエータ 31と、シフトポジションを検出するポジションセンサ32と、ギヤ回転センサ 33と、車速センサ34と、アクチュエータ35,36と、が設けられている。 運転室内には、シフトレバー41を備えたシフトタワー40が設けられ、該シ フトタワー40は、リバースR、ニュートラルN、シフトアップU、シフトダウ ンD及び現シフト段を保持するホールドHのシフトパターンを有している。又、 アクセルペダル42の開度を検出するアクセルセンサ43と、クラッチペダル4 4の位置を検出するクラッチペダルスイッチPF、PPとが設けられている。
【0015】 上記のスロットルアクチュエータ12、クラッチストロークセンサ28、エン ジン回転センサ28a、トランスミッションアクチュエータ31,ポジションセ ンサ、ギヤ回転センサ、車速センサ、シフトタワー40、アクセルセンサ43及 びクラッチペダルスイッチPF、PPは、夫々トランスミッションコントロール ユニット46に接続され、このユニット46には、エンジンコントロールユニッ ト47、表示モニタ48、マグネチックバルブ49が夫々接続されている。
【0016】 図1において、クラッチ20をマニュアル操作する場合の回路構成は、次のよ うである。 即ち、クラッチペダル44を踏み込むと、マスタシリンダ29からの油圧がク ラッチブースタ21に導入され、コントロールバルブ25が開く。すると、エア タンクATからのエア圧が、エア回路L1,L2、ダブルチェックバルブV及び エア回路L3を介してパワーシリンダ22に導入され、パワーピストン23の移 動(図面では右行)によりハイドロリックシリンダ26のクラッチロッド26a を介してアウタレバー27が反時計方向に回動してクラッチ20が切られる。ク ラッチペダル44から足を離すと、パワーシリンダ22内のエアがコントロール バルブ25の排気口25aから排出され、リターンスプリング24に付勢されて パワーピストン23が戻り、クラッチ20が接続される。
【0017】 又、クラッチ20をオート操作する場合の回路構成は、次のようである。 即ち、ダブルチェックバルブVの一方のポートは、排気回路L4によりエア回 路L1に接続され、その排気回路L4には、オリフィスSを備えた第1の吸気弁 CL1と、第2の吸気弁CL3とが直列に介装されている。又、排気回路L4を コントロールバルブ25の排気口25aに接続するエア回路L5が設けられ、そ のエア回路L5には、排気弁CL2が介装されている。そして、第1の吸気弁C L1のオリフィスSは、エア回路L6によりエア回路L5の排気弁CL2の下流 側に接続されている。これらの弁CL1,CL2,CL3には安価な市販の3ポ ート2位置切換弁が用いられ、その第1の吸気弁CL1には、排気回路L4をオ リフィスSに連通する位置(1)と、排気回路L4を開く位置(2)とが設けら れ、第2の吸気弁CL3には、排気回路L4を大気に開放する位置(1)と、排 気回路L4を開く位置(2)とが設けられている。又、排気弁CL2には、エア 回路L5の下流側を大気に開放する位置(1)と、エア回路L5を開く位置(2 )とが設けられている。
【0018】 ここで、前記エアタンクATに接続されたエア回路L7の途中から分岐したエ ア回路L8は前記トランスミッションアクチュエータ31に接続される。エア回 路L7の途中からは更にエア回路L9が分岐し、該エア回路L9は排気弁CL3 に接続される。そして、エア回路L7はエア回路L1に接続される。 前記エアタンクATと前記クラッチブースタ21との間のエア回路L1には逆 止弁50が介装されると共に、該エア回路L1の逆止弁50下流側に所定容量( 例えば、100cc)のエア充填空間部としてのエアボリューム室51が形成さ れる。このエアボリューム室51には、常時所定容量のエアが充填される。
【0019】 次に、かかる構成の作用について説明する。 ギヤ入れ駐車をした状態で、エアタンクATからエア抜けが生じたエア圧が低 下した際には、エア充填の必要性からクラッチ20を切ってエンジン10を始動 させる必要があるが、クラッチ作動のエア倍力が失われているため、クラッチペ ダル44の操作に過大な踏力を必要とする。
【0020】 上記の構成によれば、エアタンクATからエア抜けが生じた場合にも、エアボ リューム室51からのエアをクラッチブースタ21に供給して、クラッチペダル 44の踏込み力を軽減することができるため、クラッチペダル44を踏み込むこ とにより生じる油圧力のみでクラッチ20を切る必要がなく、ドライバーの疲労 軽減を図ることができる。又、ギヤ入れかつクラッチが接続された状態で、エン ジンをかける虞も回避でき、車両が急発進等の危険性排除を図ることができる。
【0021】 更に、上記のことから、車両を長時間ギヤ入れ駐車にて放置しても何等心配が ない。 尚、上記の実施例では、クラッチ20をオート操作する場合の回路構成を備え たクラッチ制御装置に本考案を適用した場合について説明したが、クラッチ20 をマニュアル操作する場合の回路構成のみを設けたクラッチ制御装置にも本考案 を同様に適用することができる。
【0022】 即ち、図2に示すように、エアタンクATに接続されたエア回路L7の途中か ら分岐したエア回路L8はトランスミッションアクチュエータ31に接続され、 エア回路L7はエア回路L1に接続される。 そして、図1の実施例と同様、エアタンクATとクラッチブースタ21との間 のエア回路L1には逆止弁50が介装されると共に、該エア回路L1の逆止弁5 0下流側にエアボリューム室51が介装される。
【0023】 以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこれに 限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に添付 された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可 能であるとの点に留意すべきである。
【0024】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、エア式の変速ギヤユニット操作機構を備えた車 両において、エアタンクとクラッチブースタとの間のエア回路に逆止弁を介装す ると共に、該エア回路の逆止弁下流側に所定容量のエア充填空間部を介装するよ うにしたから、エアタンクからエア抜けが生じた場合にも、エア充填空間部から のエアをクラッチブースタに供給して、クラッチペダルの踏込み力を軽減して、 クラッチの切断を容易にし、疲労低減、急発進等の危険性排除等を図ることがで きる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両のクラッチ制御装置の一実
施例を示すエア回路図
【図2】 他の実施例のエア回路図
【図3】 同上実施例を適用したディーゼルエンジンを
示す全体構成図
【符号の説明】
20 メカニカルクラッチ 21 クラッチブースタ 31 トランスミッションアクチュエータ 50 逆止弁 51 エアボリューム室 AT エアタンク L1 エア回路
フロントページの続き (72)考案者 岡崎 昭仁 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エア式の変速ギヤユニット操作機構を備え
    た車両において、エアタンクから供給されるエアにより
    操作力を発生するクラッチブースタを備え、該クラッチ
    ブースタの操作力をクラッチに伝達して該クラッチを断
    接するクラッチ断接機構を備える一方、前記エアタンク
    と前記クラッチブースタとの間のエア回路に逆止弁を介
    装すると共に、該エア回路の逆止弁下流側に所定容量の
    エア充填空間部を介装したことを特徴とする車両のクラ
    ッチ制御装置。
JP4332993U 1993-08-06 1993-08-06 車両のクラッチ制御装置 Pending JPH0712634U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61102040A (ja) * 1984-10-25 1986-05-20 Sanken Electric Co Ltd 樹脂封止型半導体装置の製造方法
JPH054062B2 (ja) * 1984-07-25 1993-01-19 Nisshin Flour Milling Co

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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