JPH07125809A - 巻取ロール保管装置 - Google Patents

巻取ロール保管装置

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JPH07125809A
JPH07125809A JP30349193A JP30349193A JPH07125809A JP H07125809 A JPH07125809 A JP H07125809A JP 30349193 A JP30349193 A JP 30349193A JP 30349193 A JP30349193 A JP 30349193A JP H07125809 A JPH07125809 A JP H07125809A
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▲ひろし▼ 片岡
Kunio Murakami
邦男 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミルロールの保管場所を仕切り部材で覆った
状態でミルロールを保管することができ、かつ任意の保
管位置に対して、必要最小限のミルロール通過口を必要
なときに開き、巻取ロールを短時間で搬入、搬出するこ
とができる、簡素な構造の巻取ロール保管装置を提供す
る。 【構成】 多数のミルロール1を平行に水平方向に並べ
て保管する、外周側面を仕切り部材3で囲んだミルロー
ル置場2と、前記ミルロール置場2の上方を移動し、個
々のミルロール保管位置にミルロール1を搬入、搬出可
能な吊り上げ装置7と、前記ミルロール置場2の個々の
ミルロール保管位置に対応するように分割してある分割
上蓋13と、前記分割上蓋13の長手方向における両端
部を支持し、該分割上蓋を幅方向に案内する支持案内機
構14と、隣り合う上記分割上蓋13間に設けた、個々
に遠隔操作可能な連結器15と、前記連結器15で連結
した上記分割上蓋13を幅方向にずらす駆動機構16と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラスチックフィル
ム等の帯状シートをロール状に巻き取ってできた巻取ロ
ールを保管するための巻取ロール保管装置に関する。特
に、この発明の巻取ロールの保管装置は、保温あるいは
コンタミネーション対策などのために巻取ロール置場を
仕切り部材で覆った状態で、たとえば製膜装置の直後に
設けた巻取機で巻き取った巻取ロールを保管する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような巻取ロール保管装置
として、周りを壁と天井で囲んだ巻取ロール保管場所内
に、共通の水平軸線の周りを循環することができる平行
な一対の無端チェーンを備え、この一対の無端チェーン
に一定のピッチで取り付けた一対の支持腕で巻取ロール
を水平に支持し、上記一対の無端チェーンを同期させて
循環駆動することにより、巻取ロールを保管場所内の必
要な位置に移動し、支持腕に支持した状態で保管するも
のがある。この巻取ロール保管装置では、保管場所の壁
に設けた搬入口を通じて巻取ロールを搬入し、搬入した
巻取ロールを常に一定の位置で支持腕に渡す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の巻取ロ
ール保管装置では、巻取ロールを保管位置から取り出す
場合、任意の巻取ロール置場から巻取ロールを直接的に
取り出すことができず、無端チェーンを循環駆動して、
目的の巻取ロールを上記搬入口に移動させる必要があ
る。そのため、巻取ロールの取り出しに時間がかかる。
また、保管している全ての巻取ロールを移動させるため
の大きな動力が必要である。更に、側壁、天井で囲まれ
た空間に無端チェーンなどの大がかりな可動部分が入っ
ているので、その可動部分が摩耗して粉塵等を生じ易
く、その粉塵等が巻取ロールを汚損する原因にもなる。
また、巻取ロールを支持腕に吊り下げた状態で無端チェ
ーンを循環駆動して保管するため、巻取ロール置場の占
有空間が大きく、たとえば、巻取ロール置場内の温度等
を調節するための設備も容量の大きいものが必要にな
る。
【0004】この発明は、巻取ロールの保管場所を仕切
り部材で覆った状態で巻取ロールを保管することがで
き、かつ任意の保管位置に対して、必要最小限のミルロ
ール通過口を必要なときに開き、巻取ロールを短時間で
搬入、搬出することができる、簡素な構造の巻取ロール
保管装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、多数の巻取ロールを平行に水平方向に
並べて保管する、外周側面を仕切り部材で囲んだ巻取ロ
ール置場と、前記巻取ロール置場の上方を移動し、個々
の巻取ロール保管位置に巻取ロールを搬入、搬出可能な
巻取ロールの吊り上げ装置と、前記巻取ロール置場の個
々の巻取ロール保管位置に対応するように分割してある
分割上蓋と、上記分割上蓋の長手方向における両端部を
支持し、該分割上蓋を幅方向に案内する支持案内機構
と、隣り合う上記分割上蓋間に設けた個々に遠隔操作可
能な連結器と、前記連結器で連結した上記分割上蓋を幅
方向にずらす駆動機構とを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】巻取ロールの出し入れがないとき、分割上蓋は
それぞれその幅方向に隣接して巻取ロール置場の上方を
覆う。巻取ロールを保管するとき又は取り出すとき、そ
の対象となる巻取ロール保管位置の分割上蓋と、これに
隣り合う、駆動装置から遠い方の分割上蓋との連結器の
連結を解き、両者を離間可能にする。それと同時に、巻
取ロールの取り出しの対象となる巻取ロール保管位置の
分割上蓋及び、その分割上蓋より駆動機構側にある各分
割上蓋を、それぞれ相互間の連結器により連結してお
く。その後、駆動機構により分割上蓋を駆動して、一つ
の巻取ロール保管位置分だけ幅方向にずらす。そうする
と、駆動装置に係合している分割上蓋と共に、その分割
上蓋に連結器で連結した各分割上蓋も幅方向に一斉にず
れる。それによって、巻取ロールの保管又は取り出しの
対象となる保管位置上方にのみ巻取ロールの通過口が開
く。
【0007】
【実施例】次に、図を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1は巻取ロール保管装置の概略側面図、
図2は同じく概略正面図である。図1は図2の切断線A
−Aにおける断面を、一部分を省略して示している。こ
の実施例の場合、巻取ロール保管装置は、図示しない製
膜装置直後で巻き取られた巻取ロール1つまりミルロー
ルを保管するためのものである。そして、図1に示すよ
うに、多数の巻取ロール1を平行に水平方向に並べて保
管する巻取ロール置場2を備えており、この巻取ロール
置場2の前後左右の側面は仕切り部材3で囲まれてい
る。
【0008】巻取ロール置場2の中には巻取ロール1の
各々の保管位置ごとに支持装置4が設置してある。この
支持装置4は、巻取ロール1が床から浮き上がるよう
に、巻取ロール1の端面から突出した巻芯1aの両端部
の外周下面を支える。
【0009】巻取ロール置場2の上方には、巻取ロール
1を保持するための保持装置5と、この保持装置5を昇
降させるための昇降機構6とを備える吊り上げ装置7が
設けてある。この実施例では、巻取ロール置場2に巻取
ロール1を2列に並べて保管するので、昇降機構6はト
ロリ8に取り付けてあり、このトロリ8は走行桁9に横
行可能に載せてある。そして、走行桁9は、巻取ロール
受取先や巻取ロール供給先へ向けて巻取ロール長手直角
方向に水平に伸びた一対のレール10の間に、巻取ロー
ル置場2をまたぐように渡し設けてあり、図示しない走
行装置によりレール10上を所定の位置へ移動すること
ができる。また、トロリ8は、図示しない横行装置によ
り巻取ロール長手方向の必要な位置につくことができ
る。
【0010】図2に示すように、保持装置5は、巻取ロ
ール長手方向に伸びたフレーム11の両端部に、下向き
の、下部が互いに向かい合うように鉤状に曲がった一対
の腕12を備えている。この一対の腕12はフレーム1
1の長手方向に互いに接近離反できるように支持されて
いる。そして、必要なとき、腕12を互いに接近させ、
その下部を巻取ロール1の巻芯1aの端面に設けた穴に
入れることにより、巻取ロール1を保持することができ
る。また、腕12を互いに離反させ、その下部を穴から
抜くことにより、巻取ロール1を解放することができ
る。
【0011】したがって、吊り上げ装置7は巻取ロール
置場2の個々の巻取ロール保管位置に対して巻取ロール
1を搬入、搬出することができる。
【0012】巻取ロール置場2には、個々の巻取ロール
保管位置に対応するよう巻取ロール長手直角方向におい
て分割した分割上蓋13が設けてある。また、各分割上
蓋13の長手方向における両端部の下側には、各分割上
蓋13をそれぞれ幅方向にずらすことができるよう支
持、案内する支持案内機構としてのレール14が備えて
ある。このレール14は、最も端にある分割上蓋13が
退避できるようにするための延長部分14aを有してい
る。また、隣り合う分割上蓋13、13の間にはそれぞ
れ連結器15が設けてある。更に、レール14の延長部
分14a側の最も端にある分割上蓋13付近には、それ
をレール14に沿って移動させるための駆動機構として
流体圧シリンダ装置16が備えてある。
【0013】各分割上蓋13は、図3に示すように、フ
レーム13aと、個のフレーム13aの下面に取り付け
た仕切り部材13bとからなる。フレーム13aには、
その分割上蓋13がレール14に沿って円滑に移動でき
るようにするための、レール14上を転がる車輪13c
が取り付けてある。
【0014】この実施例の巻取ロール保管装置は、巻取
ロール1をエージングするためのものであり、巻取ロー
ル置場2は、その内部の温度を常温より高い所定の温度
に保つことができるエージングルームになっている。そ
うするために、その内部の空気をブロア17でヒーター
18に送り、ヒーター18で温度を上げ、管路を通して
再び巻取ロール置場2の内部に送り込むことができるよ
うにしてある。
【0015】図3、図4において、連結器15は、左側
の分割上蓋13のフレーム13aに回動可能に設けた中
心軸19に固着され、先端部を鉤状に曲げた連結腕20
と、中心軸19に設けたレバー19aを押し引き駆動し
て連結腕20を揺動させることができる流体圧シリンダ
装置21と、右側の分割上蓋13のフレーム13aに固
着した、連結腕20の先端部が係合する軸22とからな
る。
【0016】流体圧シリンダ装置21は、図示しない管
路を経て圧力流体を供給することにより遠隔操作するこ
とができる。分割上蓋13、13が隣接した状態で流体
圧シリンダ装置21を遠隔操作し、流体圧シリンダ装置
21により連結腕20を揺動させて、図4の実線で示す
位置につけると、連結腕20の先端部が軸22に係合
し、隣り合う分割上蓋13、13は連結される。また、
連結腕20を流体圧シリンダ装置21により揺動させ
て、図4の鎖線で示す位置につけると、左右の分割上蓋
13、13は連結が解かれた状態になる。
【0017】図5に示すように、レール14の延長部分
14aがある側の最も端の分割上蓋13両端近くの前縁
には、ブラケット23が取り付けてある。このブラケッ
ト23には流体圧シリンダ装置16のピストンロッド1
6aが連結されており、流体圧シリンダ装置16のシリ
ンダ部16bは巻取ロール置場2のレール14沿いの梁
2aに取り付けてある。流体圧シリンダ装置16は、分
割上蓋13を、図5に鎖線で示す位置と、図5に実線で
示す、巻取ロール置場2の最も端の巻取ロール保管位置
の真上とに移動させることができる。
【0018】次に、この実施例の巻取ロール保管装置の
動作について説明する。この巻取ロール保管装置におい
て、巻取ロール1を搬入又は搬出しないときは、図1に
示すように各分割上蓋13が互いに隣接して巻取ロール
置場2の上を覆っている。そして、このとき各連結器1
5は連結状態にある。
【0019】巻取ロール1を、たとえば図1に示す左か
ら3番目の巻取ロール保管位置に保管する場合、吊り上
げ装置7は保持装置5で巻取ロール1を保持して吊り上
げ、走行桁9とトロリ8により、巻取ロール置場2の目
的の巻取ロール保管位置の真上まで運ぶ。図1はこの状
態を示している。このとき、巻取ロール置場2では、図
1において左から3番目の分割上蓋13と、左から4番
目の分割上蓋13の間にある左から3番目の連結器15
の連結を解く。
【0020】そして、吊り上げ装置7から保持装置5と
共に巻取ロールが下降する直前に、レールの延長部分1
4aのある側の最も端の分割上蓋13、つまり左端の分
割上蓋13を流体圧シリンダ装置16により駆動してレ
ール14の延長部分14a上に移動させる。このとき、
左端の分割上蓋13と、左から2番目及び3番目の分割
上蓋13は、左から1番目及び2番目の連結器15で連
結されているので、左端の分割上蓋13がレール14の
延長部分14aへ移動すると、左から2番目及び3番目
の分割上蓋13が、左端の分割上蓋13と共に移動す
る。そして、左から4番目の分割上蓋13は、左から3
番目の連結器15の連結が解かれているので移動しな
い。したがって、左から3番目の支持装置4の上方のみ
に通過口が開く。この状態の巻取ロール置場2を図6に
示す。
【0021】吊り上げ装置7は、目的の巻取ロール保管
位置に通過口が開くと、その通過口を通して巻取ロール
1を保持装置5と共に下降させて支持装置4上に降ろ
し、保持装置5から巻取ロール1を解放した後、昇降機
構6により保持装置5を上昇させる。その直後に割上蓋
13の流体圧シリンダ装置16が作動して、左端の分割
上蓋13を元の巻取ロール保管位置の真上へ復帰させ
る。そうすると、左から2番目及び3番目の分割上蓋1
3も元の位置へ復帰し、通過口が閉じる。
【0022】保管した巻取ロール1を取り出すときは、
吊り上げ装置7の空の保持装置5を巻取ロール置場2の
目的の巻取ロール保管位置4の真上につける。そして、
搬入時と同様に巻取ロール置場2の目的の巻取ロール保
管位置上方の分割上蓋13をずらして巻取ロール1の通
過口を開ける。その後、保持装置5を巻取ロール置場2
の内部に降ろし、支持装置4上に載せてある巻取ロール
1を保持して吊り上げる。巻取ロール1が吊り上げられ
ると、巻取ロール置場2では、搬入時と同様に分割上蓋
13が元の位置に移動して通過口を閉じる。
【0023】この実施例によれば一列の分割上蓋に対し
てレールの延長部分は片側だけで足り、分割上蓋をずら
すための駆動機構も一つで足りる。
【0024】以上、一実施例により本発明を説明した
が、本発明の実施態様は発明の要旨を変えることなく多
様に変化し得る。
【0025】たとえば、図1において分割上蓋13は一
つの支持装置4に対して一つずつ設けてあるが、隣り合
う二つの支持装置4に対して、図1に示す分割上蓋13
二つ分の幅を有する分割上蓋を設けるようにしてもよ
い。この場合、図1に示すレール14に代えて、両端部
にそれぞれ延長部分をもつレールを用いる。また、分割
上蓋をずらすための駆動機構も、両端の分割上蓋に対し
てそれぞれ設け、両方のレールの延長部分に、両端の分
割上蓋をそれぞれ半分の幅だけ退避させることができる
ようにしておく。そして、左から奇数番目の巻取ロール
保管位置に巻取ロールの通過口を開けるときは、右側の
駆動機構を使用し、左から偶数番目の巻取ロール保管位
置に巻取ロールの通過口を開けるときは、左側の駆動機
構を使用する。つまり、二つの巻取ロール保管位置に対
して一つの分割上蓋を設けても、その分割上蓋を個々の
巻取ロール保管位置に対応させて、一つの巻取ロール支
持位置のみに通過口を開くことができる。
【0026】また、図1において分割上蓋13の隣接部
分は、それで巻取ロール置場を覆ったとき、隣り合う支
持装置4の中間地点の真上に位置するようになっている
が、分割上蓋を、その隣接部分が支持装置4の中心の真
上に位置するように配置してもよい。この場合、図1に
示すレール14に代えて、分割上蓋を半分の幅だけ退避
させることができる延長部分を両端部に持つレールを設
け、分割上蓋をずらすための駆動機構を、両端の分割上
蓋それぞれに対して設ける。そして、通過口を開けると
き、巻取ロール保管位置を半幅ずつ覆っている、隣接す
る分割上蓋を互いに反対方向に駆動して通過口を開く。
【0027】また、図1において分割上蓋13をずらす
ための駆動機構18は、レールの延長部分14a側の最
も端の分割上蓋13を駆動するが、分割上蓋群の中間に
位置する分割上蓋に係合させて、これを駆動するように
してもよい。この場合、レールの両端部に、分割上蓋を
退避させるための延長部分を設け、分割上蓋がどちらに
ずれてもよいように分割上蓋を一つ余分に設けておく。
そして、前記駆動機構に対し位余分の分割上蓋を設けた
側にある巻取ロール保管位置の通過口を開けるときは、
駆動機構及び連結器を図1の実施例と同じように動作さ
せるが、その反対側にある巻取ロール保管位置の通過口
を開けるときは、駆動機構で全ての分割上蓋を、その反
対側へずらした後、必要な連結器の連結を解放して復帰
させる。
【0028】本発明の巻取ロール保管装置は、巻取ロー
ルのエージングだけでなくコンタミネーション対策に適
用されたものであってもよい。また、仕切り部材として
板、シート等を用いることができる。また、巻取ロール
は製膜装置直後で巻き取られるミルロールに限らない。
【0029】巻取ロール置場は、巻取ロールを吊り上げ
装置7で吊り上げて任意の保管位置に搬入したり、任意
の保管位置から搬出することができるように支持してお
くことができればよく、巻取ロールを平行に水平方向に
並べて保管したとき、各巻取ロールの支持高さが同一で
なくてもよいし、各巻取ロールを完全に平行に支持する
ことが要求されるものでもない。また、巻取ロールを1
列あるいは3列以上並べて保管するものでもよい。ま
た、巻取ロールの巻芯の両端部をチャックで支持する支
持装置を備えたものでもよいし、巻取ロールを共通の台
に載せて支持するものでも独立した台に載せて支持する
ものでもよい。
【0030】吊り上げ装置は、昇降機構としてスクリュ
ージャッキ採用したものでも、巻き上げ装置を用いたも
のでもよい。また、巻取ロール置場が巻取ロールを一列
に並べて保管する場合、走行桁に巻き上げ装置を取り付
けたものでもよい。また、走行桁は高架ランウェイを走
行するものに限らず、たとえば脚部を持つ橋形のもので
もよい。また、保持装置は、巻取ロールの巻芯の外周を
保持するものでもよく、巻取ロールを個々の荷台に載せ
て保管する場合には、その荷台を保持するものでもよ
い。
【0031】連結器は、遠隔操作により解放、連結が可
能であればよく、水平な中心軸に揺動可能に取り付けた
腕を、水平な軸に引っ掛けて連結するもの、連結枠の穴
にピンを入れて連結するもの、連結用の棒をクランプに
より掴んで摩擦力により連結するものなどを必要に応じ
て用いればよい。また、連結、解放用の駆動装置は流体
圧シリンダ装置に限らず、回転型のアクチュエータ、電
磁ソレノイドなどを適宜採用すればよい。また、自動制
御装置を用いて、目的の巻取ロール保管位置上に通過口
を設けるための必要な連結器を自動的に選択して操作す
るようにするとよい。
【0032】分割上蓋をずらすための駆動機構は、流体
圧シリンダ装置のような直動型のアクチュエータに限ら
ず、ラックとピニオン、チェーンとスプロケット、ネジ
軸とめねじ等を用いて、回転型アクチュエータの回転力
を直線運動に変えるようにしたものでもよい。また、往
復駆動可能なものであってもよいし、一方のみに駆動可
能なアクチュエータと、復帰用の重り、バネなどとを組
み合わせたものでもよい。
【0033】支持案内機構は、分割上蓋が巻取ロール長
手直角方向にずれるように案内支持することができれ
ば、レールの代わりに分割上蓋の下面及び端面に摺動係
合して案内する案内面を設けたり、前記案内面の代わり
に案内用のローラを設けたりする場合も有り得る。ま
た、分割上蓋を円滑に移動させるために、車輪の代わり
にレールにローラ又はボールを介してスライド可能に取
り付けた可動体を用いてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、巻取ロール置場に巻取
ロールを平行に水平方向に並べて保管しておく。そし
て、吊り上げ装置は、前記巻取ロール置場の上方を移動
し、個々の巻取ロール保管位置に対して巻取ロールを搬
入、搬出可能である。それゆえ、短時間で巻取ロールを
任意の保管位置に保管したり、任意の保管位置から取り
出したりできるようになる。
【0035】しかも、搬入又は搬出を必要とする巻取ロ
ールの保管位置が変わっても、必要な連結器を選び、そ
の連結器による連結を解くだけで、任意の分割上蓋をず
らして、目的とする巻取ロール保管位置の真上にのみ
に、しかも巻取ロールの搬入、搬出時のみに巻取ロール
の通過口を設けることができる。したがって、上蓋の開
閉機構が非常に簡素になるとともに、それを小型化でき
る。そして、従来の循環可能な無端チェーンに取り付け
た支持腕により巻取ロールを移動、保管する形式の巻取
ロール保管装置に比べ、動力を大幅に節減できる。更
に、巻取ロールの通過口を巻取ロールの搬出、搬入に必
要な最小限の大きさにでき、かつ通過口が開いている時
間を短縮することができるので、巻取ロールの搬出、搬
入による巻取ロール置場内の温度の変動を小さくするこ
とができ、巻取ロールのエージング用の保管装置として
最適である。また、ルロール置場内に外部から入る塵や
埃の量も少なくなる。
【0036】また、分割上蓋の上方を吊り上げ装置が移
動するので、巻取ロール置場内には大がかりな可動部分
がない。それゆえ、巻取ロールの汚損の原因となる粉塵
が巻取ロール置場内部で多量に発生する心配がない。ま
た、巻取ロール置場の容積を必要最小限にすることがで
き、温度調節等のための装置の容量が小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻取ロール保管装置の
概略側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る巻取ロール保管装置の
概略正面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る連結器を説明するため
に、隣の合う分割上蓋の一部分を、断面で示した側面図
である。
【図4】図3に示す連結器の平面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る、分割上蓋をずらすた
めの駆動機構の側面図である。
【図6】図1の巻取ロール保管装置において巻取ロール
の通過口が開いた状態を説明するための概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 巻取ロール 2 巻取ロール置場 3 仕切り部材 7 吊り上げ装置 13 分割上蓋 14 支持案内機構(レール) 15 連結器 16 駆動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の巻取ロールを平行に水平方向に並
    べて保管する、外周側面を仕切り部材で囲んだ巻取ロー
    ル置場と、前記巻取ロール置場の上方を移動し、個々の
    巻取ロール保管位置に巻取ロールを搬入、搬出可能な巻
    取ロールの吊り上げ装置と、前記巻取ロール置場の個々
    の巻取ロール保管位置に対応するように分割してある分
    割上蓋と、上記分割上蓋の長手方向における両端部を支
    持し、該分割上蓋を幅方向に案内する支持案内機構と、
    隣り合う上記分割上蓋間に設けた個々に遠隔操作可能な
    連結器と、前記連結器で連結した上記分割上蓋を幅方向
    にずらす駆動機構とを備えることを特徴とする巻取ロー
    ル保管装置。
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