JPH07124881A - 物品搬送用保持具調整方法およびその装置 - Google Patents

物品搬送用保持具調整方法およびその装置

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JPH07124881A
JPH07124881A JP5305717A JP30571793A JPH07124881A JP H07124881 A JPH07124881 A JP H07124881A JP 5305717 A JP5305717 A JP 5305717A JP 30571793 A JP30571793 A JP 30571793A JP H07124881 A JPH07124881 A JP H07124881A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワーク保持ハンドのような物品搬送用保持具
の姿勢をワークの種類に応じて、迅速かつ確実に変更す
ることが可能な物品搬送用保持具調整方法を提供する。 【構成】 ワーク把持用バキュームカップVCを手先部
19に備えかつ姿勢変更用の可動部分をロック・アンロ
ック可能に有してロボットアームに設けられたワーク保
持ハンド5の手先部19を、上記可動部分をロックした
状態で所定位置まで移動させ、該所定位置において上記
手先部19を係止した後、上記可動部分のロックを解除
し、次いで上記ロボットアームを駆動して、上記ワーク
保持ハンド5のワーク把持姿勢を調整し、しかる後上記
可動部分をロックし、かつ上記手先部19の係止を解除
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに形状の異なる複
数の物品(ワーク)の搬送に適した物品搬送用保持具調
整およびその装置に関する。
【従来の技術】
【0002】例えば、自動車の車体その他の各種製品の
ワークをプレス加工するプレス加工工程においては、ワ
ークを1ピッチずつ順送りしながらプレス処理が行われ
るが、このような順送りの搬送装置として、バキューム
カップやマグネット等のワーク把持手段を先端部に備え
たロッド状のワーク保持ハンドを設け、このワーク保持
ハンドを上下方向および水平方向に移動させることによ
り、各加工ステーションからワークを搬出して、次の加
工ステーションに搬入するようにしたものは従来から知
られている。
【0003】また、例えば、実開昭58−66047号
公報に開示されているように、ワーク保持ハンドの上下
方向の移動を、水平方向に延設されたガイドロッド周り
の回動動作によって行うようにし、ワーク保持ハンドの
水平方向の移動は、該ワーク保持ハンドを上記ガイドロ
ッドの延長方向に移動させることによって行うワーク搬
送装置も提案されている。
【0004】このような構成を有するワーク搬送装置で
は、ワーク保持ハンドを上下方向および水平方向に移動
させるための案内手段が、従来は上下方向用と水平方向
用との2本のガイドロッドを必要としたものが、1本の
ガイドロッドのみで済むことになり、設備の簡素化と設
備投資費用の低減を図ることができる。
【0005】そして、上記ワーク搬送装置では、装置を
稼働させるのに先立って、予めワーク保持ハンドの姿勢
設定が行われる。この姿勢設定は、ワーク保持ハンドの
先端部に設けられているワーク把持手段がワークを適確
に把持し得るように、予めワークの種類に応じてワーク
保持ハンドの姿勢を変えることであり、搬送されるワー
クの種類が変更になるごとに、この姿勢設定をやり直す
ことが多い。
【0006】従来、このようなワーク保持ハンドの姿勢
設定は、作業者の入力によって行われており、作業者は
必要が生じる度毎に、複数箇所の締結部分の締結を解除
し、位置合わせをした後に上記締結部分の再締結を行っ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、ユーザの嗜好の
多様化に対応するために、多品種少量生産を行う傾向が
増大し、1系列の組立てラインに複数種類のワークを流
すことも多い。また、同一車種であっても、例えば、図
12に示すようなフロントフェンダや、図13に示すよ
うなボンネット(エンジンルームフード)のように、互
いに形状、寸法の異なるプレス加工品よりなるワークW
を同一のロボットハンドで保持して搬送する場合も多
い。
【0008】このように、ワークWの種類が異なると、
ワーク保持ハンドの先端にそれぞれ設けられている、ワ
ーク把持手段としてのバキュームカップVCによるワー
ク把持位置(図12および図13には4箇所のワーク把
持位置を#1〜#4で示してある)も異なるから、ワー
クWの種類の切り替え頻度がは多くなると、当然のこと
ながら、搬送装置のワーク保持ハンドの姿勢変更の頻度
も多くなる。
【0009】しかしながら、このようなワーク保持ハン
ドの姿勢調整および設定操作は、熟練を要する重労働で
あることから、かなりの人手と時間とを要し、迅速な対
応は困難であった。
【0010】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたもので、作業者を重労働から解放するとともに、ワ
ーク保持ハンドのような物品搬送用保持具の姿勢をワー
クの種類に応じて、迅速かつ確実に変更することが可能
な物品搬送用保持具調整方法およびその装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による物品搬送用
保持具調整方法は、物品把持手段を先端部に備えかつ姿
勢変更用の可動部分をロック・アンロック可能に有有し
てロボットアームに設けられた物品保持ハンドの上記先
端部を、上記可動部分をロックした状態で所定位置まで
移動させ、該所定位置において上記先端部を係止した
後、上記可動部分のロックを解除し、次いで上記ロボッ
トアームを駆動して、上記物品保持ハンドの物品把持姿
勢を調整し、しかる後上記可動部分をロックし、かつ上
記先端部の係止を解除することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、本発明による物品搬送用保持具調整
装置は、物品把持手段を先端部に備えかつ姿勢変更用の
可動部分を有してロボットアームに設けられた物品保持
ハンドの上記可動部分を解除可能にロックするロック手
段と、上記物品保持ハンドの先端部を所定位置に係止す
る係止手段と、上記物品保持ハンドの先端部が上記係止
手段により上記所定位置に係止され、かつ上記ロック手
段による上記可動部分のロックが解除された状態で、上
記ロボットアームを駆動して、上記物品保持ハンドの物
品把持姿勢を調整する調整手段とを備えてなることを特
徴とするものである。
【0013】
【発明の作用および効果】本発明においては、物品保持
ハンドの先端部を所定位置に係止した後、上記可動部分
のロックを解除し、次いでロボットアームを駆動して、
上記物品保持ハンドの物品把持姿勢を調整するものであ
るから、上記物品保持ハンドを備えたロボット自身によ
って自動的にワーク保持ハンドの物品把持姿勢変更を行
うことができ、姿勢調整用のロボットを別途用意する必
要もなくなる。しかも作業者の人力によるワーク保持ハ
ンドの姿勢変更に比し、迅速かつ確実であり、ワークの
種類の変更に即座に対応することができる利点がある。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。
【0015】図1〜図3は、本発明の実施例に係わるワ
ーク保持ハンド調整装置を備えたワーク搬送装置の1例
を示す概略図である。図1はこのワーク搬送装置の全体
構成を示す側面図、図2は、ワーク保持ハンドの姿勢調
整時に、ワーク保持ハンドの先端部を所定位置に係止す
るクランパ(係止手段)の平面図、図3は、ワーク保持
ハンドの先端部がクランパにより係止された状態を示す
側面図である。
【0016】図1のロボットRは、ワーク載置面のみが
符号2で示されているコンベアによって図の左方から右
方へ向かって搬送されるワークWを1つずつ把持して順
次パレット3内に搬送するパレッタイジングロボットで
あり、図示されているワークWは、例えば図13に示し
たものである。したがって、ロボットRは、その固定部
1から突出するロボットアーム4の先端に、それぞれ姿
勢調製可能な4本のワーク保持ハンド(物品搬送用保持
具)5を備えている。各ワーク保持ハンド5の先端部に
は、ワーク把持手段としてのバキュームカップVCがそ
れぞれ取り付けられている。
【0017】ロボットRのワーク保持ハンド5がコンベ
アからワークWを受けとる位置には、複数のワーク受け
部材6,7を備えたワーク持上げ装置8が配設されてい
る。このワーク持上げ装置8は、図1に仮想線で示すよ
うに、そのワーク受け部材6,7の上端がコンベアのワ
ーク載置面2よりも下方にある待機位置と、この待機位
置から上昇して、図1に実線で示すように、コンベア上
のワークWをワーク受け部材6,7上に支持して、この
ワークWをコンベアのワーク載置面2よりも上方へ持ち
上げたワーク渡し位置との間で昇降可能に構成されてい
る。
【0018】ロボットRの固定部1には、1対のブラケ
ット9,9が水平方向に延設され、各ブラケット9の先
端に、ワーク保持ハンド5の先端部(後述する手先部1
9)を係止するためのクランパ10A,10Bがそれぞ
れ取り付けられている。
【0019】図4は、ワーク保持ハンド5の構成を一部
切断状態で示す斜視図である。4本のワーク保持ハンド
5の根元部は、ロボットアーム4の先端に水平方向に延
長して固定された1本のスプライン軸11に取り付けら
れている。
【0020】図5は、ワーク保持ハンド5の基端部の支
持構造を示す、一部を断面とした側面図で、図6はその
底面図、図7は図5のVII−VII線に沿った断面図
である。
【0021】ワーク保持ハンド5は、上記スプライン軸
11にスプライン結合されてスプライン軸11に沿って
摺動可能な円筒体12と、この円筒体12に固定され
て、円筒体12を摺動不能にロックし得る水平動ロック
手段13と、上記円筒体12の外周に回動自在に嵌合さ
れて、スプライン軸11の軸周りに回動可能な根元ブロ
ック14と、この根元ブロック14を回動不能にロック
する回動ロック手段15と、上記根元ブロック14に形
成されたロッド挿入孔14aに挿入されて、軸線方向に
摺動可能にかつ軸線の周りで回転可能に基端側を根元ブ
ロック14に支持されたロッド16と、このロッド16
を摺動・回動不能にロックし得るロッド伸縮・回転ロッ
ク手段17と、ロッド16の先端側に設けられた手首部
18と、この手首部18の先端側に設けられて、バキュ
ームカップVCを保持する手先部19とから構成されて
いる。
【0022】上記スプライン軸11としては、図5に示
すように、ポールスプラインが用いられており、このス
プライン軸11の外周面には、軸方向に延びる複数のボ
ール溝11aが形成されている。そして、スプライン軸
11には上記円筒体12が鋼製のボール21を介して嵌
装されている。ボール21は、円筒体12の内周壁面の
凹部に嵌着されているため、円筒体12のスプライン軸
11周りの回動は不能であるが、スプライン軸11の軸
線方向の摺動は自在である。
【0023】円筒体12を摺動不能にロックし得る水平
動ロック手段13は、円筒体12の一端に形成されたフ
ランジ12aに固定されており、図5に示すように、U
字状に形成されてその下端のU字の折曲げ部でスプライ
ン軸11を挟む態様でスプライン軸11に嵌着された締
結体22と、この締結体22のU字の両脚部間の間隙2
3を狭めるように作用するシリンダ24と、上記間隙2
3を広げるように作用するコイルスプリング25とによ
って構成されている。上記シリンダ24は、油圧配管2
6(図4参照)を通じて供給される油圧によって作動
し、油圧が供給されると上記間隙23が狭まって締結体
22がスプライン軸11を締め付けた状態になり、円筒
体12のスプライン軸11の軸線方向の摺動が抑止さ
れ、したがって、ワーク保持ハンド5の根元ブロック1
4は、スプライン軸11の軸線方向への移動を抑止され
る。
【0024】根元ブロック14をスプライン軸11周り
での回動が不能なようににロックする回動ロック手段1
5は、円筒体12のフランジ12aと根元ブロック14
との間に介装された態様でフランジ12a側に固設され
た回動係止用ブレーキ板28と、根元ブロック14に固
定された油圧シリンダ29と、根元ブロック14に設け
られた軸30(図6参照)に回動自在に軸支された係止
片31とによって構成されている。
【0025】上記ブレーキ板28は、スプライン軸11
と直交する方向に突出している。また、上記係止片31
は、油圧シリンダ29のシリンダロッド29aの先端が
当接している一端部31aと、根元ブロック14の表面
14bとの間でブレーキ板28の先端部を挟持する他端
部31bとを備えており、油圧配管32(図4参照)を
通じて油圧シリンダ29に油圧が供給されると、係止片
31の他端部31bがブレーキ板28の先端部を根元ブ
ロック14の表面14b上に押圧することにより、根元
ブロック14と円筒体12とがブレーキ板28を介して
一体に結合され、根元ブロック14のスプライン軸11
周りの回動が阻止されるようになっている。
【0026】根元ブロック14に基端部を支持されたロ
ッド16を根元ブロック14に対して摺動・回動不能に
ロックするロッド伸縮・回転ロック手段17は、図7に
示すように、根元ブロック14のロッド挿入孔14aに
達する間隙33を挟んで一体に形成されてロッド16を
挟む二股状の締結体34と、この締結体34の両脚部間
の間隙33を狭めるように作用する油圧シリンダ35
と、上記間隙33を広げるように作用するコイルスプリ
ング36とによって構成されている。上記油圧シリンダ
35は、油圧配管36(図4参照)を通じて供給される
油圧によって作動し、油圧が供給されると上記間隙33
が狭まって締結体34がロッド16を締め付けた状態に
なり、ロッド16は根元ブロック14に固定される。
【0027】ロッド16の先端側には、手首部18と手
先部19とが設けられているが、図8はこの手首部18
および手先部19の一部を断面とした側面図であり、図
9は図8のIX−IX線に沿った部分断面図である。
【0028】上記手首部18は、図9から明らかなよう
に、多板クラッチ機構20を備えている。すなわち、ロ
ッド16の先端には、手先部19側に突出したロッド先
端ブラケット41が固定され、このブラケット41の両
側に各2枚(計4枚)の第1固定クラッチ板42がボル
ト43によって根元部を固定されている。同様に、手先
部19の基端側には、ロッド16側に突出した手先部基
端ブラケット44が一体に形成され、このブラケット4
4の両側に各2枚(計4枚)の第2固定クラッチ板45
がボルト46によって根元部を固定されている。
【0029】ロッド先端ブラケット41と手先部基端ブ
ラケット44との間には、4枚の可動クラッチ板47と
2枚の外側板48,49が架橋されている。これら可動
クラッチ板47および外側板48,49の一端は、ロッ
ド先端ブラケット41にこれを貫通して設けられたピン
50に、第1固定クラッチ板42と交互に挿通されて、
ピン50の周りに回動自在に軸支され、同様に、可動ク
ラッチ板47および外側板48,49の他端は、手先部
基端ブラケット44にこれを貫通して設けられたピン5
1に、第2固定クラッチ板45と交互に挿通されて、ピ
ン51の周りに回動自在に軸支されている。
【0030】このような構成を有する多板クラッチ機構
20の外側板48,49の外周には、この多板クラッチ
機構20を取り巻くように係止バンド52が設けられ、
この係止バンド52の内壁と一方の外側板49との間に
は、天然ゴムあるいは合成ゴム等の弾力性を有する材料
によって形成された袋状のダイヤフラム53が介装され
ている。そして、このダイヤフラム53には、コンプレ
ッサ(図示は省略)からエア配管54を通じて圧縮エア
が供給されるように構成されており、ダイヤフラム53
に圧縮エアが供給された状態で、多板クラッチ機構20
が締結されて、手首部18および手先部19が固定され
る。そして、ダイヤフラム53内のエアを抜くと、手首
部18および手先部19は、ピン50,51の周りで回
動可能になる。
【0031】ワーク保持ハンド5の手先部19に設けら
れている、ワークWを吸引して把持するためのバキュー
ムカップVCは、手先部基端ブラケット44に形成され
た連通孔55およびバキューム配管56を通じて、吸引
ポンプ(図示は省略)に接続されている。したがって、
バキュームカップVCをワークWの表面に当接させ、吸
引ポンプを作動させてバキュームカップVC内を負圧に
することにより、バキュームカップVCはワークWの表
面を吸い付けてワークWを把持した状態となる。
【0032】手先部19には、側方に突出する第1被把
持部57Aが設けられており、ロッド16の先端部に
は、第1被把持部57Aとは形状の異なる第2被把持部
57Bが第1被把持部57Aと平行に突設されている。
図1〜図3に示すクランパ10Aは、第1被把持部57
Aをクランプするのに適した構成とされ、クランパ10
Bは、第2被把持部57Bをクランプするのに適した構
成とされている。
【0033】図10および図11は、ワーク保持ハンド
5の第1被把持部57Aをクランプした状態におけるク
ランパ10Aの構成を示す平面図および側面図である。
このクランパ10Aは、ブラケット9の先端に固定され
たシリンダ90と、このシリンダ90から上下方向に突
出する1対のピストンロッド90a,90aに根元部を
連結されて、シリンダ90によって作動される1対のク
ランパ部材91,91とを備えている。クランパ部材9
1,91は、ピン92によって中間部を軸支され、先端
部に上記第1被把持部57Aをクランプする挟持部91
aをそれぞれ備えている。
【0034】以上が、本発明の実施例に係わるワーク保
持ハンド調整装置を備えたワーク搬送装置の構成である
が、ワーク保持ハンド調整時には、先ずロボットアーム
4を作動させて、ワーク保持ハンド5の先端部を、クラ
ンパ10Aまたは10Bによるクランプ可能位置に移動
させ、図3に示すように、第1被把持部57または第2
被把持部58がクランパ10Aまたは10Bによってク
ランプされた状態で、水平動ロック手段13,回動ロッ
ク手段15およびロッド伸縮・回転ロック手段17によ
る各部のロックならびに多板クラッチ機構20の締結状
態を所定のプログラムに従って順次解除し、かつこのロ
ック解除に追従した状態で、ロボットアーム4を予め設
定された軌跡に沿って移動させることにより、ワーク保
持ハンド5のワーク把持姿勢が変更される。
【0035】そして、この変更後、水平動ロック手段1
3,回動ロック手段15およびロッド伸縮・回転ロック
手段17による各部の再ロックを行い、かつ多板クラッ
チ機構20を再締結することによって、ワーク保持ハン
ド5は、ワークWに適合したワーク把持姿勢を有するも
のになり、次いで、クランパ10Aまたは10Bによる
クランプを解除することによって、新たなワークWを搬
送可能な状態となる。
【0036】このように、本実施例においては、ワーク
保持ハンド5のすべての可動部分のロックを順次解除し
て姿勢の変更を行うため、ワークWを把持するバキュー
ムカップVCを、その稼働領域内で三次元的にすべての
状態に設定することが可能になる。しかも、この姿勢調
整は、ワーク保持ハンド5の手先部19をクランプする
クランパ10Aまたは10Bを用意するだけで、ロボッ
トR自らが行うものであるから、姿勢調整用のロボット
を別途用意する必要もなくなる。
【0037】さらに、本実施例においては、特に複雑微
妙な運動が予想されるワーク保持ハンド5の手首部18
が、供給される圧縮エアによるダイヤフラム53の膨脹
で動きがロックされるように構成されているため、手首
部18の調整における自由度が大きいという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるワーク保持ハンド調整
装置を備えたワーク搬送装置の全体構成を示す側面図
【図2】ワーク保持ハンドの先端部を所定位置に係止す
るクランパの平面図
【図3】ワーク保持ハンドの先端部がクランパにより係
止された状態を示す側面図
【図4】ワーク保持ハンドの構成を一部切断状態で示す
斜視図
【図5】ワーク保持ハンドの基端部の支持構造を示す、
一部を断面とした側面図
【図6】同 底面図
【図7】図5のVII−VII線に沿った断面図
【図8】ワーク保持ハンドの手首部および手先部の一部
を断面とした側面図
【図9】図8のIX−IX線に沿った部分断面図
【図10】クランパ10Aの構成を示す平面図
【図11】同 側面図
【図12】ワークの1例と、その把持部分の説明に供す
る斜視図および側面図
【図13】ワークの他の例と、その把持部分の説明に供
する斜視図および側面図
【符号の説明】
4 ロボットアーム 5 ワーク保持ハンド 10A,10B クランパ 11 スプライン軸 12 円筒体 13 水平動ロック手段 14 根元ブロック 15 回動ロック手段 16 ロッド 17 ロッド伸縮・回転ロック手段 18 ワーク保持ハンドの手首部 19 ワーク保持ハンドの手先部 20 多板クラッチ機構 22,34 締結体 24,29,35 油圧シリンダ 42,45 固定クラッチ板 47 可動クラッチ板 53 ダイヤフラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品把持手段を先端部に備えかつ姿勢変
    更用の可動部分をロック・アンロック可能に有してロボ
    ットアームに設けられた物品保持ハンドの上記先端部
    を、上記可動部分をロックした状態で所定位置まで移動
    させ、該所定位置において上記先端部を係止した後、上
    記可動部分のロックを解除し、次いで上記ロボットアー
    ムを駆動して、上記物品保持ハンドの物品把持姿勢を調
    整し、しかる後上記可動部分をロックし、かつ上記先端
    部の係止を解除することを特徴とする物品搬送用保持具
    調整方法。
  2. 【請求項2】 物品把持手段を先端部に備えかつ姿勢変
    更用の可動部分を有してロボットアームに設けられた物
    品保持ハンドの上記可動部分を解除可能にロックするロ
    ック手段と、 上記物品保持ハンドの先端部を所定位置に係止する係止
    手段と、 上記物品保持ハンドの先端部が上記係止手段により上記
    所定位置に係止され、かつ上記ロック手段による上記可
    動部分のロックが解除された状態で、上記ロボットアー
    ムを駆動して、上記物品保持ハンドの物品把持姿勢を調
    整する調整手段と、を備えてなることを特徴とする物品
    搬送用保持具調整装置。
  3. 【請求項3】 上記物品保持ハンドが1つのロボットア
    ームに複数設けられてなることを特徴とする請求項2記
    載の物品搬送用保持具調整装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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