JPH0712438A - ヒートポンプ式空気調和機の除霜方法 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機の除霜方法

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JPH0712438A
JPH0712438A JP5176023A JP17602393A JPH0712438A JP H0712438 A JPH0712438 A JP H0712438A JP 5176023 A JP5176023 A JP 5176023A JP 17602393 A JP17602393 A JP 17602393A JP H0712438 A JPH0712438 A JP H0712438A
Authority
JP
Japan
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heat exchanger
compressor
outdoor heat
indoor
liquid refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP5176023A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Hironari Fujiki
裕也 藤木
Noboru Ito
昇 伊藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室外熱交換器4の表面に付着した霜7を除霜
するための除霜運転時間を短縮する。 【構成】 除霜運転開始前に室内熱交換器3に送風する
ための室内フアン10を停止して室内熱交換器3内に高温
・高圧の液冷媒を多量に蓄積して置き、これを除霜運転
の開始と同時に室外熱交換器4へ移動させることによっ
て霜7を迅速に溶融する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は除霜用ホットガスバイパ
ス回路を備えたヒートポンプ式空気調和機の除霜方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヒートポンプ式空気調和機の1例
が図2に示されている。図2において、1は圧縮機、2
は四方弁、3は室内熱交換器、4は室外熱交換器、5は
電動膨張弁等の絞り機構、6は圧縮機1の吐出管9と室
外熱交換器4とを接続するホットガスバイパス回路、8
はホットガスバイパス回路6に介装された電磁弁、10は
室内熱交換器3に送風するための室内フアンである。
【0003】この空気調和機の暖房運転時、圧縮機1か
ら吐出された高温・高圧のガス冷媒は、実線矢印で示す
ように、吐出管9、四方弁2を経て室内熱交換器3に入
り、ここで室内フアン10によって送風される室内空気を
加熱することによって凝縮液化する。この液冷媒は電動
膨張弁5で絞られることによって断熱膨張した後、室外
熱交換器4に入り、ここで外気から吸熱することによっ
て蒸発器気化する。そして、このガス冷媒は四方弁2を
経て圧縮機1に吸入される。
【0004】室外熱交換器4の表面に霜7が付着する
と、電磁弁8を開くことによって除霜運転が行われる。
この除霜運転においては、圧縮機1から吐出された高温
のガス冷媒、即ち、ホットガスの一部は吐出管9、ホッ
トガスバイパス回路6、電磁弁8を経て室外熱交換器4
に流入し、室外熱交換器4の表面に付着した霜7と熱交
換してこれを溶融する。
【0005】圧縮機1から吐出されたガス冷媒の残部は
暖房運転時と同様、吐出管9、四方弁2、室内熱交換器
3、電動膨張弁5を経てホットガスバイパス回路6から
供給されたガス冷媒と合流し、しかる後、室外熱交換器
4、四方弁2を通って圧縮機1に戻る。
【0006】この空気調和機の冷房運転時、四方弁2が
暖房運転時と逆に切り換えられるので、冷媒は、破線矢
印で示すように、圧縮機1、吐出管9、四方弁2、室外
熱交換器4、電動膨張弁5、室内熱交換器3、四方弁2
をこの順に経て圧縮機1に戻る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヒートポン
プ式空気調和機においては、その除霜運転時、圧縮機1
から吐出されたホットガスを室外熱交換器4に循環させ
ているので除霜時間が長くなるという問題があった。
【0008】また、室外熱交換器4に霜7が付着したま
まで空気調和機を停止すると、翌朝の暖房運転再開時、
所期の暖房能力を発揮できないという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第1の発明の要旨
とするところは、圧縮機、室内熱交換器、絞り機構及び
室外熱交換器によってヒートポンプサイクルが構成さ
れ、上記圧縮機の吐出管と上記室外熱交換器とを接続す
る除霜用ホットガスバイパス回路に電磁弁を介装してな
るヒートポンプ式空気調和機において、除霜運転開始の
所定時間前に上記室内熱交換器に送風するための室内フ
アンを停止して上記室内熱交換器内に高温・高圧の液冷
媒を蓄積し、上記所定時間経過後上記圧縮機を停止する
と同時に上記電磁弁を開とすることによって上記室内熱
交換器内の高温・高圧の液冷媒を上記室外熱交換器へ移
動させた後、上記圧縮機を起動して除霜運転を継続する
ことを特徴とするヒートポンプ式空気調和機の除霜方法
にある。
【0010】第2の発明の要旨とするところは、圧縮
機、室内熱交換器、絞り機構及び室外熱交換器によって
ヒートポンプサイクルが構成され、上記圧縮機の吐出管
と上記室外熱交換器とを接続する除霜用ホットガスバイ
パス回路に電磁弁を介装してなるヒートポンプ式空気調
和機において、空気調和機の運転停止指令が出力された
とき、上記室外熱交換器に着霜していた場合は上記室内
熱交換器に送風するための室内フアンを停止して上記室
内熱交換器内に高温・高圧の液冷媒を蓄積した後、上記
電磁弁を開とし、かつ、上記圧縮機を停止することを特
徴とするヒートポンプ式空気調和機の除霜方法にある。
【0011】
【実施例】本発明の1実施例を図1に示すタイムチャー
トを参照しながら具体的に説明する。ヒートポンプ式空
気調和機の構成は図3に示す従来のものと同様である。
そして、電磁弁8は暖房運転中閉とされ、これを開とす
ることによって除霜運転が開始されるのは従来と同様で
ある。
【0012】除霜運転の開始前、即ち、電磁弁8が開と
される時点より所定時間t1前に室内フアン10が停止せし
められる。すると、室内熱交換器3からの放熱が少なく
なるので、室内熱交換器3内に高温・高圧の液冷媒が蓄
積される。
【0013】所定時間t1が経過して室内熱交換器3内に
高温・高圧の液冷媒が充分に蓄積された時点で電磁弁8
が開とされ、かつ、圧縮機1が停止される。すると、室
内熱交換器3内に蓄積された高温・高圧の液冷媒が四方
弁、吐出管9、ホットガスバイパス回路6、電磁弁8を
経て室外熱交換器4に流入して室外熱交換器4の表面に
付着している霜7を溶融する。
【0014】即ち、室外熱交換器4の表面に霜7が付着
しているとき、室外熱交換器4の温度は0℃前後となっ
ているので、室内熱交換器3内の高温の液冷媒はその温
度勾配によって室外熱交換器4に流入する。そして、こ
こで霜7を溶融することによって凝縮すると、室外熱交
換器4内の圧力が低下するので、この圧力勾配によって
も室内熱交換器3内の高圧の液冷媒が室外熱交換器4に
流入する。
【0015】この状態が所定時間t2経過したとき、即
ち、室内熱交換器3内の液冷媒の室外熱交換器4への移
動が終了した時点で圧縮機1が駆動され、通常の除霜運
転に移行する。
【0016】この除霜運転においては、圧縮機1から吐
出されたホットガスの大部分が吐出管9、ホットガスバ
イパス回路6、電磁弁8を経て室外熱交換器4に流入す
ると同時にホットガスの残部が吐出管9、四方弁2、室
内熱交換器3、電動膨張弁5を経て室外熱交換器4に流
入する。そして、ホットガスバイパス管6を経て流入し
たホットガスと合流した後、四方弁2を経て圧縮機1に
戻る。なお、この間室内フアン10は停止したままとされ
る。
【0017】霜7が溶融すると、電磁弁8が閉、室内フ
アン10が起動されて通常の暖房運転に復帰する。
【0018】しかして、この第1の実施例においては、
除霜運転の開始前に室内熱交換器3内に蓄積された高温
・高圧の多量の液冷媒を除霜運転の開始と同時に室外熱
交換器4へ導入するので、霜7を迅速に溶融することが
できる。
【0019】本発明の第2の実施例を図2に示すタイム
チャートを参照しながら具体的に説明する。この第2の
実施例においては、空気調和機の運転停止指令が出力さ
れたとき、室外熱交換器4に霜7が付着していれば、圧
縮機1を停止することなく室内フアン10の運転を停止す
る。
【0020】これによって室内熱交換器3内に高温・高
圧の多量の液冷媒が蓄積されたとき、即ち、所定時間t3
が経過した後、電磁弁8を開とすると同時に圧縮機1を
停止する。
【0021】すると、室内熱交換器3内に蓄積された高
温・高圧の多量の液冷媒が温度勾配及び圧力勾配により
四方弁2、吐出管9、ホットガスバイパス回路6、電磁
弁8を通って室外熱交換器4に流入して、室外熱交換器
4の表面に付着している霜7を溶融する。
【0022】なお、空気調和機の運転停止指令が出力さ
れたとき、室外熱交換器4に霜7が付着していなけれ
ば、この運転停止指令によって圧縮機1、室内フアン10
は従来のものと同様直ちに停止する。
【0023】かくして、この第2の実施例においては、
空気調和機の運転停止指令が出力されたとき、室外熱交
換器4に霜7が付着していれば、圧縮機1を直ちに停止
することなく、所定時間t3が経過した後に停止させるこ
とによって霜7を溶融できるので、霜7が付着していな
い状態で暖房運転を再開できる。
【0024】
【発明の効果】第1の発明においては、除霜運転開始前
に室内熱交換器内に蓄積された高温・高圧の多量の液冷
媒を除霜運転の開始と同時に室外熱交換器へ流入させる
ことによりこれに付着した霜を溶融できるので、除霜運
転時間を大巾に短縮できる。
【0025】第2の発明においては、空気調和機の運転
停止指令が出力されたとき、室外熱交換器に霜が付着し
ていれば、この霜を室内熱交換器内に蓄積された高温・
高圧の多量の液冷媒によって溶融できるので、暖房運転
の再開時、所期の暖房能力を発揮させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のタイムチャートであ
る。
【図2】本発明の第2の実施例のタイムチャートであ
る。
【図3】ヒートポンプ式空気調和機の冷媒回路図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室内熱交換器 10 室内フアン 5 絞り機構 4 室外熱交換器 9 吐出管 6 ホットガスバイパス回路 8 電磁弁
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昇 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室内熱交換器、絞り機構及び室
    外熱交換器によってヒートポンプサイクルが構成され、
    上記圧縮機の吐出管と上記室外熱交換器とを接続する除
    霜用ホットガスバイパス回路に電磁弁を介装してなるヒ
    ートポンプ式空気調和機において、除霜運転開始の所定
    時間前に上記室内熱交換器に送風するための室内フアン
    を停止して上記室内熱交換器内に高温・高圧の液冷媒を
    蓄積し、上記所定時間経過後上記圧縮機を停止すると同
    時に上記電磁弁を開とすることによって上記室内熱交換
    器内の高温・高圧の液冷媒を上記室外熱交換器へ移動さ
    せた後、上記圧縮機を起動して除霜運転を継続すること
    を特徴とするヒートポンプ式空気調和機の除霜方法。 【請求項1】 圧縮機、室内熱交換器、絞り機構及び室
    外熱交換器によってヒートポンプサイクルが構成され、
    上記圧縮機の吐出管と上記室外熱交換器とを接続する除
    霜用ホットガスバイパス回路に電磁弁を介装してなるヒ
    ートポンプ式空気調和機において、空気調和機の運転停
    止指令が出力されたとき、上記室外熱交換器に着霜して
    いた場合は上記室内熱交換器に送風するための室内フア
    ンを停止して上記室内熱交換器内に高温・高圧の液冷媒
    を蓄積した後、上記電磁弁を開とし、かつ、上記圧縮機
    を停止することを特徴とするヒートポンプ式空気調和機
    の除霜方法。
JP5176023A 1993-06-23 1993-06-23 ヒートポンプ式空気調和機の除霜方法 Pending JPH0712438A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6032421A (en) * 1996-11-28 2000-03-07 Yamada; Susumu Structural blocks for building a basement, block manufacturing method, block transporting method, and block installing method
JP2009014215A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Panasonic Corp 空気調和装置
CN103154623A (zh) * 2010-10-05 2013-06-12 夏普株式会社 空调
JP2022510618A (ja) * 2018-12-29 2022-01-27 広東美的制冷設備有限公司 空調システムの制御方法、空調システムの制御装置、空調システム、電子機器、及び記憶媒体

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010508