JPH07124355A - サイクルミシンの制御装置 - Google Patents

サイクルミシンの制御装置

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Publication number
JPH07124355A
JPH07124355A JP28586593A JP28586593A JPH07124355A JP H07124355 A JPH07124355 A JP H07124355A JP 28586593 A JP28586593 A JP 28586593A JP 28586593 A JP28586593 A JP 28586593A JP H07124355 A JPH07124355 A JP H07124355A
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JP
Japan
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sewing
presser foot
sewing machine
needle bar
cycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP28586593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Hayashi
康良 林
Kouta Suzuki
綱太 鈴木
Yasuhiko Watanabe
安彦 渡辺
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイクルミシンの制御装置において、ミシ
ン停止時に、ミシン主軸が回転操作されたときにも、押
え足と針棒とが衝突したりすることのないようにしたこ
とを目的とする。 【構成】 サイクルミシンの制御装置において、送り
カム(67)の回転位相から第1縫製サイクルにおける
針上付近の所定タイミング範囲を検出する第1検出手段
(83,84,71)と、各縫製サイクルにおける針棒
停止許容位置を検出する第2検出手段(85)を備え、
両検出手段による条件が充足されないときには、押え足
(39)を下降させる押え足制御手段とを備えたことに
より、ベッド面上の待機位置の押え足と針棒とが衝突し
たり、セットする加工布に縫針で損傷させることがな
く、安全性が向上する上、縫製が途中から実行されるこ
とがなく、生産性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイクルミシンの制御
装置に関し、特にミシン主軸や送りカムの位相を電気的
に検出し、縫製開始の所定のタイミング範囲から外れた
ときに、押え足を強制的に下降させるようにしたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、35針や28針などの所定針数の
かん止め縫いやボタンかがり縫いなどの一連の縫製を行
なうサイクルミシンは、例えば、服飾メーカーなどで一
般に使用されている。従来のサイクルミシンは、押え足
を上下動させる押え足駆動機構、針棒を上下させる針棒
駆動機構、この針棒駆動機構をミシン主軸を介して駆動
させるミシンモータ、押え足駆動機構と連動して縫針の
目穴から延びる上糸を払う為のワイパー機構、加工布を
上下方向及び左右方向に移動させる為の送り機構などが
設けられ、常にミシンモータを回転駆動させた状態で、
フットペダルの操作により、このフットペダルに連結さ
れた押え足駆動機構を介して押え足をベッド面上に下降
させて起動可能状態にし、起動ペダルの操作でクラッチ
機構の作動を介してミシン主軸を回転させて、針棒駆動
機構や送り機構を駆動して縫製処理し、所定針数の縫製
後には、ストッパ機構によりミシン主軸を所定の針位置
で機械的に停止させる。そして、押え足をベッド面上の
待機位置に上昇させ、押え足がその上昇位置にあるとき
には、起動ロック機構によりクラッチ機構を作動させな
いようにした、機械駆動式として構成されている。
【0003】ところで、この機械駆動式のサイクルミシ
ンにおいては、全ての駆動機構や停止機構が機械駆動式
であり、部品数が多い上、製造時の組付け作業や調整作
業が複雑化するとともに、縫製中や縫製停止時の騒音が
大きいことから、本願の発明者達は、縫製に直接関係し
ない起動ロック機構やストッパ機構やクラッチ機構など
の付随した機械的な駆動系を取り除いて、部品点数を減
らし且つ組付け作業時間を短縮できるように、更に保守
や保全を極力省略できるように、押え足の上下駆動やミ
シンモータの起動・停止を電子制御で行なうことに着想
した。即ち、ベッド面上に加工布をセットし、押え足が
下降して加工布を確実に押圧してからミシンモータが起
動できるように、フットペダルの操作による押え足の下
降後、所定時間(例えば、100ms 〜150ms )後に、起動
ペダルの操作によりミシンモータを起動させて縫製でき
るようにした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、本願
の発明者達が着想した電子制御式のサイクルミシンにお
いては、一連の縫製終了時に、ミシン主軸が、針棒が略
最上位置となる所定の針上位相角であり、しかも加工布
を布送りする為の送りカムが、一連の縫製終了位置つま
り次回の縫製開始の回転位相角であっても、起動ロック
機構やストッパ機構を取り除いたことから、縫製作業以
外のときに、手動用プーリを操作してミシン主軸を自由
に回転させることができる。
【0005】その結果、一連の縫製を開始するときに、
針棒がその最上位置から大きく下降した状態のときに
は、ベッド面上から上昇した待機位置の押え足と針棒と
が衝突したり、セットする加工布に縫針で損傷させるだ
けでなく、押え足の上下動と連動したワイパーの揺動時
に、ワイパーと縫針とが衝突するという問題がある。更
に、針棒が略最上位置であっても、送りカムの位相角が
第2縫製サイクル以降の縫製サイクルのときには、縫製
が途中から実行されることになり、加工布に所定針数の
一連の縫製を正確に行なえないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、針棒が針上位置で且つ縫
製開始のタイミング以外のときには、押え足をベッド面
に強制的に下降させて縫製できなくし、安全性及び生産
性の向上を図れるようなサイクルミシンの制御装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のサイクルミシ
ンの制御装置は、図1の機能ブロック図に示すように、
押え足を、ベッド面を押圧する押圧位置とベッド面上に
上昇させた待機位置とに切換えて上下動させる押え足駆
動機構と、ミシンモータで駆動されるミシン主軸の回転
により針棒を上下動させる針棒駆動機構と、前記押え足
駆動機構に押え足を上下動させる為の指令を入力する押
え足駆動指令手段とを備え、所定針数のかん止め縫いや
ボタン穴かがり縫いなどの一連の縫製を行なうサイクル
ミシンにおいて、送りカムの回転位相から、所定針数を
縫製する所定サイクルのうちの縫製を開始する第1縫製
サイクルにおける針上付近の所定タイミング範囲を検出
する第1検出手段と、ミシン主軸の回転位相から、各縫
製サイクルにおける針棒停止許容位置を検出する第2検
出手段と、第1検出手段及び第2検出手段の検出信号に
基いて、送りカムが所定のタイミング範囲にあること及
び針棒が針棒停止許容位置にあることの2条件が充足さ
れないときには、押え足駆動機構に押え足を下降させる
押え足制御手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1のサイクルミシンの制御装置において
は、第1検出手段は、送りカムの回転位相から、所定針
数を縫製する所定サイクルのうちの縫製を開始する第1
縫製サイクルにおける針上付近の所定タイミング範囲を
検出し、第2検出手段は、ミシン主軸の回転位相から、
各縫製サイクルにおける針棒停止許容位置を検出する。
そして、押え足制御手段は、第1検出手段及び第2検出
手段の検出信号に基いて、送りカムが所定のタイミング
範囲にあること及び針棒が針棒停止許容位置にあること
の2条件が充足されないときには、押え足駆動機構に押
え足を下降させる。
【0009】このように、縫製処理が行なわれていない
ときに、ミシン主軸が回転操作されて、送りカムの回転
位相が第1縫製サイクルの針上付近の所定のタイミング
範囲にあること及び針棒が針棒停止許容位置にあること
の2条件が充足されないときには、押え足は強制的に下
降されるので、ベッド面上の待機位置の押え足と針棒と
が衝突したり、セットする加工布に縫針で損傷させるこ
とがなく、安全性が向上する上、縫製が途中から実行さ
れることがなく、生産性の向上を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、所定針数のかん止め縫いやボタ
ン穴かがり縫いなどの一連の縫製が行なえるサイクルミ
シンに本発明を適用した場合のものである。サイクルミ
シン1は、基本的に押え足駆動機構20、ワイパー駆動
機構50、針棒駆動機構15、布送り機構60などを備
えており、先ず針棒駆動機構15及び押え足駆動機構2
0について説明する。
【0011】図2〜図3、図5に示すように、サイクル
ミシン1の脚柱部3の上端部からアーム部4に亙って前
後方向に配設されたミシン主軸10は、ミシンフレーム
Fに回転自在に枢支され、このミシン主軸10の後端部
には、手動操作用プーリ11が固着されている。更に、
ミシン主軸10の前端部には、針棒クランク12が固着
され、アーム部4の頭部5には、この針棒クランク12
の回転により上下方向に延びる針棒13を上下動させる
針棒駆動機構15が設けられている。
【0012】前記手動操作用プーリ11の後側には、縫
製サイクルに関連する各種の同期信号を出力する為のシ
ンクロナイザー機構16が設けられ、このシンクロナイ
ザー機構16には、図10に示すように、針棒13がそ
の最上位置のときの位相角を0°として、各縫製サイク
ルにおける位相角約32°から針棒13 がその最上位
置より約4mm下降する位相角約67°までの約35°
(針棒停止許容位置に相当する)に亙って「H」レベル
の針上信号NSを出力する為の針上センサ85(図11
参照)が設けられている。
【0013】そして、ベッド部2の下側には、ミシンモ
ータ17が前後方向向きに取付けられ、このミシンモー
タ17の駆動軸に固着された駆動プーリ(図示略)と、
前記手動操作用プーリ11とに駆動ベルト18が張架さ
れ、ミシン主軸10はミシンモータ17の駆動により、
駆動ベルト18を介して所定回転方向に回転駆動され
る。ここで、符号14は、針棒13の下端に取付けられ
た縫針である。
【0014】次に、押え足駆動機構20について説明す
ると、前記脚柱部3の後側のミシンフレームFには、図
5に示すように、押え足シリンダ21が下方向きに取付
けられ、そのシリンダロッド22の下端部には、枢支ピ
ン23でミシンフレームFに回動可能に枢支された略L
字状の第1回動レバー24が連結されている。前記第1
回動レバー24には係合ピン25が後方向きに固着さ
れ、枢支ピン23に回動可能に枢支された側面視略逆T
字状の第2回動レバー26は、その略中央部に形成され
た長穴26aに係合ピン25を係合している。この第2
回動レバー26の左端部には、上下方向に延びる第1連
結レバー27の下端部が連結され、この第1連結レバー
27の上端部は、手動操作用プーリ11の直ぐ右側のミ
シンフレームFに回転自在に枢支された略L字状の第3
回動レバー28の一端部に連結されている。
【0015】前記アーム部4の前後方向の略中央部のミ
シンフレームFには、側面視略T字状の第4回動レバー
29が回動自在に枢支され、この第4回動レバー29の
第1連結部29aには、前後方向に延びる第2連結レバ
ー30の前端部が回動可能に連結されるとともに、その
第2連結レバー30の後端部は、前記第3回動レバー2
8の他端部に回動可能に連結されている。そして、第4
回動レバー29の第2連結部29bには、押え足39
を上下動させる為に上下方向に延びる押え足駆動ロッド
31がミシンフレームFに所定ストローク分上下動可能
に支持され、この押え足駆動ロッド31の下端部には、
水平な作動プレート32が取付けられている。
【0016】次に、その作動プレート32で押え足39
が上下動される押え足機構35について、図2・図3・
図6に基いて、簡単に説明する。前記ベッド部2上に
は、片持ち状の押え足支持ブロック36の基端部が固着
され、この押え足支持ブロック36の左右両側には、前
後方向に延びる押え足駆動レバー37がその前後方向の
略中央部において、左右方向向きの枢支ピン38で夫々
回動可能に枢支されている。ところで、前記押え足支持
ブロック36の前端部は、図6に示すように、押え足3
9の二股状の各支持部39aを上下スライド可能に支持
する3つの摺動部36aが形成され、前記押え足駆動レ
バー37の前端部が対応する支持部39aに係合されて
いる。更に、各押え足駆動レバー37の後端部と押え足
支持ブロック36の基端部とに亙って圧縮バネ40が夫
々介装され、押え足39はこれら圧縮バネ40のバネ力
により押え足駆動レバー37を介して、常には、その前
端部の押え部39bをベッド部2のベッド面に押圧する
押圧位置(図3参照)に弾性付勢されている。
【0017】次に、押え足駆動機構20の作用について
説明すると、図5に実線で示すように、押え足シリンダ
21が進出駆動されたときには、シリンダロッド22が
伸長して第1回動レバー24が図5にて時計回転方向に
回動され、係合ピン25と長穴26aとの係合を介して
第2回動レバー26が同様に時計回転方向に回動され、
この第2回動レバー26の回動による第1連結レバー2
7の下方への移動を介して第3回動レバー28が、図2
に示す(図4に実線で図示)ように、時計回転方向に待
機回動位置まで回動され、第2連結レバー30の後方へ
の移動を介して第4回動レバー29が同様に時計回転方
向に回動され、押え足駆動ロッド31と作動プレート3
2とが一体的に所定ストローク分だけ下方へ移動され
る。その結果、押え足駆動レバー37は、その後端部の
押圧部37aがその作動プレート32で下方に押圧され
て、圧縮バネ40のバネ力に抗して時計回転方向に回動
され、その押え足駆動レバー37の前端部に連結された
押え足39が、ベッド部2から上昇した待機位置(図2
参照)に切換えられる。
【0018】一方、後述するフットペダル79に設けら
れた押えスイッチ80の操作により、押え足シリンダ2
1が退入駆動されたときには、図3及び図5に2点鎖線
で示すように、シリンダロッド22が退入して第1回動
レバー24が反時計回転方向に回動され、係合ピン25
と長穴26aとの係合を介して第2回動レバー26が同
様に反時計回転方向に回動され、第1連結レバー27、
第3回動レバー28とを介して第2連結レバー30が図
3に示す(図4に2点鎖線で図示)ように、反時計回転
方向に押圧回動位置まで回動され、第2連結レバー3
0、第4回動レバー29を介して押え足駆動ロッド31
と作動プレート32とが一体的に所定ストローク分だけ
上方へ移動されるので、押え足駆動レバー37は、圧縮
バネ40のバネ力により、図3にて反時計回転方向に回
動され、押え足39がベッド面を押圧する押圧位置(図
3参照)に切換えられる。
【0019】次に、押え足位置が押圧位置にあるか否か
を検出する押え足位置検出機構45について、図4、図
5に基いて説明する。前記第3回動レバー28の左端面
には押え位置検出板46が取付けられるとともに、この
押え位置検出板46の上端部は左方に屈曲されて検出部
46aが形成され、この押え位置検出板46の直ぐ左側
のミシンフレームFには、第3回動レバー28が図4に
実線で示す待機回動位置のときにこの検出部46aが対
応するように、フォトインタラプタからなる押え足位置
検出センサ82が取付けられている。そして、第3回動
レバー28が図4に2点鎖線で示す押圧回動位置のとき
には、この押え足位置検出センサ82は検出部46aに
対応しないようになっている。ここで、押え足位置検出
センサ82は、第3回動レバー28が図4に実線で示す
待機回動位置のときつまり押え足39が待機位置のとき
には、「L」レベルの押え足位置信号PSを出力し、第
3回動レバー28が図4に2点鎖線で示す押圧回動位置
のときつまり押え足39が押圧位置のときには、「H」
レベルの押え足位置信号PSを出力する。
【0020】次に、その押え足駆動機構20に作動連結
されたワイパー駆動機構50について、図2・図3・図
6に基いて説明する。前記頭部5のミシンフレームFに
側面視略L字状の第5回動レバー51の基端部が回動可
能に枢支され、この第5回動レバー51の一端部には、
前後方向に延びる第3連結レバー52の前端部が連結さ
れるとともに、その第3連結レバー52の後端部は、第
4回動レバー29の第3連結部29cに連結されてい
る。一方、前記頭部5に設けられた針棒13の直ぐ後側
には、図3・図6に示すように、側面視略L字状の第6
回動レバー53の基端部がミシンフレームFに回動可能
に枢支され、この第6回動レバー53の一端部には、上
下方向に延びる第4連結レバー54の下端部が連結され
るとともに、その第4連結レバー54の上端部は、第5
回動レバー51の他端部に連結されている。そして、第
6回動レバー53の他端部には、下端部が水平方向に屈
曲された糸払い部55aを有するワイパー55の上端部
が固着されている。
【0021】即ち、第4回動レバー29が図2に示す待
機回動位置のときには、第3連結レバー52、第5回動
レバー51を介して第4連結レバー54が上動するのに
伴って、第5回動レバー51を介してワイパー55が図
6に実線で示す第1揺動位置に揺動する。しかし、第4
回動レバー29が図3に示す押圧回動位置へ回動したと
きには、第3連結レバー52、第5回動レバー51を介
して第4連結レバー54が下方移動するのに伴って、第
5回動レバー51を介してワイパー55が図6に2点鎖
線で示す第2揺動位置に揺動する。ところで、このワイ
パー55は、第1揺動位置と第2揺動位置にと切換えて
揺動することにより、縫針14から延びる上糸(図示
略)をその糸払い部55aで払う為のものであり、針棒
13がその最上位置のときには、縫針14の先端とこの
糸払い部55aとには、約8mmの隙間が設けられてい
る。
【0022】次に、針棒13の上下動と同期して加工布
を布送りする布送り機構60について、図2・図7・図
8に基いて説明する。前記脚柱部3内において、ミシン
主軸10と直交状に上下方向に延びる送り駆動軸(縦
軸)61がミシンフレームFに回転自在に枢支され、こ
の送り駆動軸61の上端部に固着されたウォームホイー
ル62がミシン主軸10に固着されたウォームギヤ63
に噛合されている。そして、送り駆動軸61は、これら
ウォームギヤ63とウォームホイール62との噛合を介
して、ミシン主軸10が28回転したときに、1回転す
るようになっている。
【0023】その送り駆動軸61の下端部には、小径の
駆動ギヤ64が固着されるとともに、この駆動ギヤ64
には大径の従動ギヤ65が噛合され、この従動ギヤ65
は、ミシンフレームFに上下方向向きに取付けられたカ
ム支持軸66に回転自在に枢支されている。その従動ギ
ヤ65の下側に対応するカム支持軸66には、図示外の
送り板を前後方向及び左右方向に夫々移動させる為の溝
カムを形成した送りカム67が従動ギヤ65と一体的に
回転可能に枢支されている。この送りカム67は、例え
ば所定針数を「28」とする、かん止め縫い用のもので
ある。そして、送り駆動軸61がミシン主軸10の回転
により回転されたときに、この送りカム67の前後送り
溝カムを追従することにより、送り板を前後方向に駆動
する為の送り板前後送り駆動機構(図示略)が設けられ
るとともに、送りカム67の左右送り溝カムを追従する
ことにより、送り板を左右方向に駆動する為の送り板左
右送り駆動機構(図示略)が設けられている
【0024】ところで、図8・図9に示すように、前記
送りカム67の中央部分には、薄い板部材からなる略リ
ング状の回転板70が取付けられ、この回転板70に対
角状に一体的に形成された1対の取付け部70aの一方
には、平面視略L字状の検出板71が固着されている。
更に、前記カム支持軸66の下端部には、薄い板部材か
らなるセンサ取付け板72が固着され、このセンサ取付
け板72には、第1センサ取付け部材73と第2センサ
取付け部材74とが、夫々回転位相角を調整可能にビス
止めされている。そして、その第1センサ取付け部材7
3には、検出板71により最終の縫製サイクルから約4
針分手前でミシンモータ17の回転速度を減速させる為
の反射型の減速センサ83が取付けられるとともに、第
2センサ取付け部材74には、一連の縫製の最終の縫製
サイクル、つまり縫製終了時には次の一連の縫製の第1
縫製サイクルを検出板71により検出する為の反射型の
原点センサ84が取付けられている。
【0025】ここで、送りカム67が所定回転方向Aに
回転されて所定針数の縫製が行なわれているときに、そ
の最終の縫製サイクルから約4針分手前のときに(図9
に実線で図示)、減速センサ83は検出板71により
「H」レベルの減速信号LSを出力する一方、図10に
示すように、最終の縫製サイクルの位相角約18°のと
き、つまり回転板70と検出板71とが図9に2点鎖線
で示す回転位置のときに、原点センサ84は検出板71
により「H」レベルの原点信号GSを出力する。そし
て、針棒13がその最上位置より約7mm下降する位相角
約64°までに、減速信号LSが「L」レベルとなるよ
うに、前記検出板71の回転位相方向の長さが設定され
ている。ところで、所定針数が「21」のときに、1回
転で針数「42」の送りカム67を装着する場合には、
回転板70が半回転毎に一連の縫製が終了するので、図
9に2点鎖線で示すように、他の取付け部70aに検出
板71Aを取付け、回転板70の半回転毎に減速信号L
Sと原点信号GSとを出力してもよい。
【0026】次に、前記ミシンモータ17に隣接して制
御ボックス78が設けられ、この制御ボックス78内に
は制御装置Cが設けられ、この制御装置Cを含むサイク
ルミシン1の制御系について、図11のブロック図に基
いて説明する。制御装置Cの入出力インターフェース9
0には、押え足39を押圧位置に切換える為の押えスイ
ッチ80と、ミシンモータ17の起動を指令する起動ス
イッチ81と、押え足位置検出センサ82と、減速セン
サ83と、原点センサ84と、針上センサ85と、押え
足位置検出センサ82が故障したときの保守用の保守ス
イッチ95、機械的な故障時に点灯する故障ランプ86
と、ミシンモータ17を駆動する為の駆動回路87と、
押え足シリンダ21を駆動する電磁切換弁88の為の駆
動回路89とが夫々接続されている。ここで、押えスイ
ッチ80と起動スイッチ81とはフットペダル79内に
設けられ、フットペダル79を押圧操作したときには、
先ず押えスイッチ80が作動し、その後起動スイッチ8
1が作動するようになっている。
【0027】制御装置Cは、CPU91と、このCPU
91にデータバスなどのバス94を介して接続された入
出力インターフェース90とROM92及びRAM93
とから構成されている。このROM92には、押えスイ
ッチ80からの押え信号に基いて電磁切換弁88を駆動
するシリンダ駆動制御プログラム、起動スイッチ81か
らの起動信号に基いてミシンモータ17を駆動又は停止
させるモータ駆動制御プログラム、後述の本願特有のミ
シン駆動制御の制御プログラムなどが格納されている。
RAM93には、縫製制御に関して、CPU91で演算
した演算結果を一時的に格納する各種メモリやカウンタ
やポインタなどのメモリが設けられている。
【0028】次に、サイクルミシン1の制御装置Cで行
なわれるミシン駆動制御のルーチンについて、図12の
フローチャートに基いて説明する。尚、図中符号Si
(i=10、11、12・・・・)は各ステップであ
る。このサイクルミシン1に電源が投入されるとこの制
御が開始され、初期設定処理の実行後、先ず各センサ8
2〜85から出力されるセンサ信号が読込まれる(S1
0)。次に、減速センサ83からの減速信号LSと、原
点センサ84からの原点信号GSと、針上センサ85か
らの針上信号NSとが夫々「H」レベルのときには、図
10に示すように、ミシン主軸10の位相角が約32°
から64°の範囲内であり、針棒13がその最上位置か
ら約7mm下降するまでとなり、ワイパー55の糸払い部
55aが縫針14に衝突することがなく(S11・S12・
S13:Yes )、押え足シリンダ21が駆動されるので、
押え足駆動機構20を介して押え足39が図2に示す待
機位置に上動され(S14)、押えスイッチ80が操作さ
れていないときには(S15:No)、S10に戻る。即ち、
減速信号LSと原点信号GSと針上信号NSとが全て
「H」レベルのときには、送りカム67が所定の開始タ
イミング範囲であり且つ針棒13が針棒停止許容位置に
あることの2条件が充足されていることになる。
【0029】次に、かん止め縫いに供する加工布がベッ
ド面上にセットされ、押えスイッチ80が操作されたと
きには(S10、S11・S12・S13:Yes 、S14、S15:
Yes)、押え足シリンダ21の駆動が停止されるので、
押え足駆動機構20を介して押え足39が図3に示す押
圧位置に下降され(S16)、起動スイッチ81が操作さ
れないときには(S17:No)、S15に戻り、S15〜S17
が繰り返して実行される。このとき、ワイパー55は、
ワイパー駆動機構50により、第1揺動位置から第2揺
動位置に揺動する。
【0030】そして、起動スイッチ81が操作されたと
きに(S17:Yes )、保守スイッチ95がON状態であ
り(S18:Yes )、しかも第3回動レバー28が図4に
2点鎖線で示す押圧回動位置で、押え足39が押圧位置
のときであり、押え足位置信号PSが「H」レベルのと
きには(S19:Yes )、ミシンモータ17が駆動される
(S20)。その結果、駆動ベルト18を介してミシン主
軸10が回転駆動され、針棒駆動機構15や布送り機構
60の作動により、所定針数のかん止め縫いの一連の縫
製が実行される。このとき、縫製開始直後において、減
速信号LSは「L」レベルとなり、縫製開始から3〜4
針分縫製後に、原点信号GSが「L」レベルとなる。
【0031】そして、その後、減速信号LS、原点信号
GS及び針上信号NSが全て「L」レベルの状態で、か
ん止め縫い縫製が実行され、所定針数より約4針分手前
の縫製サイクルのときに、減速センサ83からの減速信
号LSが「H」レベルになったときには(S21:Yes
)、ミシンモータ17が低速駆動されるので(S2
2)、その後約2針分でミシンモータ17の回転速度
が、例えば240rpmに減速される。そして、かん止
め縫いの最終の縫製サイクルとなって、原点信号GSが
「H」レベルになり(S23:Yes )、その後針上信号N
Sも「H」レベルになったときには(S24:Yes )、ミ
シンモータ17の駆動が停止され(S25)、S14・S1
5:Noを経てS10に戻る。その結果、図10に示すよう
に、ミシンモータ17に設けられたブレーキ機構(図示
略)の作動により、ミシン主軸10は約50°の位相角
のときに停止する。このとき、針棒13は、その最上位
置から約4mm下降した位置であり、押え足駆動機構20
により押え足39が待機位置に上動されると同時に、ワ
イパー駆動機構50によりワイパー55が第2揺動位置
から第1揺動位置に揺動する。
【0032】一方、起動スイッチ81が操作されたとき
に(S17:Yes )、保守スイッチ95がON状態である
が(S18:Yes )、押え足位置信号PSが「L」レベル
のときには(S19:No)、何らかの理由により押え足3
9が押圧位置に下降しないことが考えられるので、故障
ランプ86が点灯され(S26)、ミシンモータ17を駆
動することなく、S17に戻る。しかし、押え足39が図
3に示す押圧位置に下降しているにも拘わらず、押え足
位置信号PSが「L」レベルのときには、押え足位置セ
ンサ82の故障であり、このときには保守スイッチ95
をOFFに切換えると、S18においてNoと判定されるの
で、S20以降が実行され、かん止め縫いの一連の縫製サ
イクルが実行される。
【0033】ところで、押えスイッチ81や起動スイッ
チ81を操作して、かん止め縫いの一連の縫製を開始す
る前段階において、手動操作用プーリ11がオペレータ
により回転されたときには、その回転位相角により、針
上信号NSだけが「L」レベルになったり、或いは針上
信号NSに加えて減速信号LSや原点信号GSが「L」
レベルになったときには、送りカム67が所定の開始タ
イミング範囲であり且つ針棒13が針棒停止許容位置に
あることの2条件が充足されないことになり、S11〜S
13において、何れかのセンサ信号が「L」レベルとなり
(S11:No、又はS12:No、又はS13:No)、S16が実
行されて、押え足39が強制的に下降され、同時にワイ
パー55が第1揺動位置から第2揺動位置に揺動する。
このとき、針棒13はその最上位置から約7mm下降する
前、つまりワイパー55と縫針14とが衝突する前にワ
イパー55が揺動することになる。更に、手動操作用プ
ーリ11が大きく回転操作されて、針棒13が最下位置
付近まで下降されても、針棒13と押え足39とが衝突
することもない。
【0034】以上説明したように、縫製処理が行なわれ
ていないときに、手動操作用プーリ11を介してミシン
主軸10が回転操作されて、原点信号GS又は減速信号
LSが「L」レベルとなり、送りカム67の回転位相が
第1縫製サイクルの針上付近の所定のタイミング範囲に
あること及び針棒13が針棒停止許容位置にあることの
2条件が充足されないときには、押え足39は強制的に
下降されるので、ベッド面上の待機位置の押え足39と
針棒13とが衝突したり、セットする加工布を縫針14
で損傷させることがなく、安全性が向上する上、縫製が
途中から実行されることがなく、生産性の向上を図るこ
とができる。加えて、針棒停止許容位置をミシン主軸1
0の位相角約32°〜67°に設定し、針棒14がその
最上位置より約7mm下降する位相角約67°のときに、
針上センサ から「L」レベルの針上信号NSを出力
するようにしたので、押え足39の上下動と連動して揺
動するワイパー55と縫針14との衝突を回避させるこ
とができ、安全性を向上させることができる。
【0035】ここで、特許請求の範囲に記載した各手段
と、上記実施例中の構成との対応関係について説明する
と、第1検出手段に相当するものは、減速センサ83と
原点センサ84と検出板71であり、第2検出手段に相
当するものは、針上センサであり、押え足制御手段に相
当するものは、ミシン駆動制御の特にS10〜S13、S16
である。
【0036】尚、減速センサ83、原点センサ84及び
針上センサ85は、近接スイッチなどの各種のスイッチ
で構成してもよい。尚、本発明の技術的思想の範囲内に
おいて、前記実施例の制御に関し、既存の技術や当業者
に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得
る。尚、所定数のかん止め縫いやボタン穴かがり縫いな
どの一連の縫製を行なう種々のサイクルミシンの制御装
置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のサイク
ルミシンの制御装置によれば、第1検出手段と、第2検
出手段と、押え足制御手段とを設け、縫製処理が行なわ
れていないときに、ミシン主軸が回転操作されて、送り
カムの回転位相が第1縫製サイクルの針上付近の所定の
タイミング範囲にあること及び針棒が針棒停止許容位置
にあることの2条件が充足されないときには、押え足は
強制的に下降されるので、ベッド面上の待機位置の押え
足と針棒とが衝突したり、セットする加工布に縫針で損
傷させることがなく、安全性が向上する上、縫製が途中
から実行されることがなく、生産性の向上を図ることが
できる。加えて、前記針棒停止許容位置の設定如何で、
押え足の上下動と連動して揺動するワイパーと縫針との
衝突を回避させることができ、安全性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】サイクルミシンの内部機構を説明する概略側面
図である。
【図3】押え足が押圧位置のときの図2の要部拡大部分
側面図である。
【図4】図3の要部拡大部分側面図である。
【図5】サイクルミシンの内部機構を説明する概略背面
図である。
【図6】サイクルミシンの内部機構を説明する概略正面
図である。
【図7】送り機構を説明する図2の要部拡大部分側面図
である。
【図8】送り機構を説明する図2の底面図である。
【図9】減速センサ及び原点センサを説明する図8の部
分拡大概略底面図である。
【図10】サイクルミシンの各機構の動作を示すタイム
チャートである。
【図11】サイクルミシンの制御系のブロック図であ
る。
【図12】ミシン駆動制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 サイクルミシン 10 ミシン主軸 13 針棒 15 針棒駆動機構 17 ミシンモータ 20 押え足駆動機構 21 押え足シリンダ 35 押え足機構 39 押え足 67 送りカム 71 検出板 80 押えスイッチ 83 減速センサ 84 原点センサ 85 針上センサ C 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押え足を、ベッド面を押圧する押圧位置
    とベッド面上に上昇させた待機位置とに切換えて上下動
    させる押え足駆動機構と、ミシンモータで駆動されるミ
    シン主軸の回転により針棒を上下動させる針棒駆動機構
    と、前記押え足駆動機構に押え足を上下動させる為の指
    令を入力する押え足駆動指令手段とを備え、所定針数の
    かん止め縫いやボタン穴かがり縫いなどの一連の縫製を
    行なうサイクルミシンにおいて、 送りカムの回転位相から、前記所定針数を縫製する所定
    サイクルのうちの縫製を開始する第1縫製サイクルにお
    ける針上付近の所定タイミング範囲を検出する第1検出
    手段と、 前記ミシン主軸の回転位相から、各縫製サイクルにおけ
    る針棒停止許容位置を検出する第2検出手段と、 前記第1検出手段及び第2検出手段の検出信号に基い
    て、前記送りカムが所定のタイミング範囲にあること及
    び針棒が針棒停止許容位置にあることの2条件が充足さ
    れないときには、押え足駆動機構に押え足を下降させる
    押え足制御手段と、 を備えたことを特徴とするサイクルミシンの制御装置。
JP28586593A 1993-10-19 1993-10-19 サイクルミシンの制御装置 Pending JPH07124355A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117166151A (zh) * 2022-05-26 2023-12-05 拓卡奔马机电科技有限公司 一种锁眼机自动调节防碰撞控制方法及系统

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