JPH07124098A - 清掃具 - Google Patents
清掃具Info
- Publication number
- JPH07124098A JPH07124098A JP26152493A JP26152493A JPH07124098A JP H07124098 A JPH07124098 A JP H07124098A JP 26152493 A JP26152493 A JP 26152493A JP 26152493 A JP26152493 A JP 26152493A JP H07124098 A JPH07124098 A JP H07124098A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- adhesive sheet
- cleaning tool
- adhesive roller
- roller
- Prior art date
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘着性シート使い捨て式の清掃具において、
粘着ローラの表面層をなす粘着性シートを、極めて簡便
で容易に剥離かつ破断することができ、もって使用者が
煩わしさや不快感を感ずることなくその作業を行なうこ
とができる清掃具を提供する。 【構成】 粘着性シート12を層状に巻き取った粘着ロ
ーラ10が軸18の回りに回転自在に支承され、粘着ロ
ーラ10の表面層をなす粘着性シート12が、その下層
の粘着性シート12から剥離可能とされるとともに、少
なくともその幅方向に破断可能とされた清掃具におい
て、粘着ローラ10の回転を阻止する回転阻止手段が設
けられる。
粘着ローラの表面層をなす粘着性シートを、極めて簡便
で容易に剥離かつ破断することができ、もって使用者が
煩わしさや不快感を感ずることなくその作業を行なうこ
とができる清掃具を提供する。 【構成】 粘着性シート12を層状に巻き取った粘着ロ
ーラ10が軸18の回りに回転自在に支承され、粘着ロ
ーラ10の表面層をなす粘着性シート12が、その下層
の粘着性シート12から剥離可能とされるとともに、少
なくともその幅方向に破断可能とされた清掃具におい
て、粘着ローラ10の回転を阻止する回転阻止手段が設
けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、清掃具に係わり、特に
表面に粘着性を有する粘着ローラを清掃対象物の表面に
沿って転動させることによりゴミ等を付着させて清掃す
る清掃具に関する。
表面に粘着性を有する粘着ローラを清掃対象物の表面に
沿って転動させることによりゴミ等を付着させて清掃す
る清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、粘着性を有するローラを軸回
りに回転自在に支持し、このローラをカーペットや畳そ
の他の清掃対象物の表面に接触させるともに、これを移
動させることによってローラを転動させ、これによって
清掃対象物の表面のほこり、髪の毛、糸くずなどのゴミ
(以下「ゴミ等」と言う)をローラ表面の粘着層に付着
させる清掃具が多用されている。この種の清掃具は、い
わゆる電気掃除機と異なって騒音を発することがなく、
かつほこりを立たせないという利点がある。この清掃具
として、ローラ表面の粘着層が、使い捨て式のもの、又
は水などの洗浄液によって洗浄することにより、繰り返
し使用できるものがある。
りに回転自在に支持し、このローラをカーペットや畳そ
の他の清掃対象物の表面に接触させるともに、これを移
動させることによってローラを転動させ、これによって
清掃対象物の表面のほこり、髪の毛、糸くずなどのゴミ
(以下「ゴミ等」と言う)をローラ表面の粘着層に付着
させる清掃具が多用されている。この種の清掃具は、い
わゆる電気掃除機と異なって騒音を発することがなく、
かつほこりを立たせないという利点がある。この清掃具
として、ローラ表面の粘着層が、使い捨て式のもの、又
は水などの洗浄液によって洗浄することにより、繰り返
し使用できるものがある。
【0003】ここで、上記使い捨て式のものは、粘着性
シートを層状に巻き取った粘着ローラが軸の回りに回転
自在に支持され、粘着ローラの表面層をなす粘着性シー
トが、その下層の粘着性シートから剥離可能とされると
ともに、その幅方向に手で破断することが可能とされて
いる。したがって、粘着ローラの表面にゴミ等が付着し
てその表面の粘着力が低下した場合は、粘着ローラの表
面をなす粘着シートを剥離、除去し、これによって新し
い粘着シートの表面層が提供され、よって繰り返し清掃
できるようになっている。
シートを層状に巻き取った粘着ローラが軸の回りに回転
自在に支持され、粘着ローラの表面層をなす粘着性シー
トが、その下層の粘着性シートから剥離可能とされると
ともに、その幅方向に手で破断することが可能とされて
いる。したがって、粘着ローラの表面にゴミ等が付着し
てその表面の粘着力が低下した場合は、粘着ローラの表
面をなす粘着シートを剥離、除去し、これによって新し
い粘着シートの表面層が提供され、よって繰り返し清掃
できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、粘着ローラ
の表面層を剥離、破断する際の便宜を考え、従来におい
ては、連続する粘着シートの約360度ごとに、その幅
方向に破断を容易にするためのミシン目を入れたり、も
しくはその幅方向両端に切れ目を入れたりしている。さ
らに、粘着ローラの表面に近接して、幅方向に延びるカ
ッター用片もしくはノコギリ刃を設け、これを利用して
表面層の粘着シートを破断するようにしている(例え
ば、実開昭57−118060号、実開昭62−505
55号参照)。しかし、実際に使用者は剥離、破断作業
をする際には、まずローラが回転しないように手で固定
し、爪などで剥離すべき表面層の最先端をつまむととも
に、これを約360度に渡って剥離させなければなら
ず、その際、剥離すべき表面層の最初の端がうまく剥離
できず、シートを途中で破いてしまったり、破断させる
べき剥離シートの最後端部において幅方向に沿って確実
にこれを破断することができない場合がある。結局、使
用者は、粘着ローラを固定するだけではなく、粘着ロー
ラのゴミ等が付着した表面を幅方向に手などを利用して
押さえる必要があり、その作業は極めて困難であるとと
もに、使用者に不快感を与えるという問題があった。
の表面層を剥離、破断する際の便宜を考え、従来におい
ては、連続する粘着シートの約360度ごとに、その幅
方向に破断を容易にするためのミシン目を入れたり、も
しくはその幅方向両端に切れ目を入れたりしている。さ
らに、粘着ローラの表面に近接して、幅方向に延びるカ
ッター用片もしくはノコギリ刃を設け、これを利用して
表面層の粘着シートを破断するようにしている(例え
ば、実開昭57−118060号、実開昭62−505
55号参照)。しかし、実際に使用者は剥離、破断作業
をする際には、まずローラが回転しないように手で固定
し、爪などで剥離すべき表面層の最先端をつまむととも
に、これを約360度に渡って剥離させなければなら
ず、その際、剥離すべき表面層の最初の端がうまく剥離
できず、シートを途中で破いてしまったり、破断させる
べき剥離シートの最後端部において幅方向に沿って確実
にこれを破断することができない場合がある。結局、使
用者は、粘着ローラを固定するだけではなく、粘着ロー
ラのゴミ等が付着した表面を幅方向に手などを利用して
押さえる必要があり、その作業は極めて困難であるとと
もに、使用者に不快感を与えるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、この種
の使い捨て式の清掃具において、粘着ローラの表面層を
なす粘着性シートを、極めて簡便で容易に剥離かつ破断
することができ、もって使用者が煩わしさや不快感を感
ずることなくその作業を行なうことができる清掃具を提
供するにある。
鑑みなされたもので、その目的とするところは、この種
の使い捨て式の清掃具において、粘着ローラの表面層を
なす粘着性シートを、極めて簡便で容易に剥離かつ破断
することができ、もって使用者が煩わしさや不快感を感
ずることなくその作業を行なうことができる清掃具を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、この
ような目的を達成するために鋭意研究した結果、従来技
術で円滑に粘着シートの剥離、破断作業ができない理由
は、粘着ローラが回転自在であるため、例えノコリギ刃
等が備えられていても、少なくとも剥離の際には粘着ロ
ーラを手で回転しないように固定しなければならず、か
つ使用者はゴミ等が付着したローラ表面を手で押さえる
ことをためらって粘着ローラの固定が不充分になる点に
あることに着目した。この着目に基き、本発明は、粘着
性シートを層状に巻き取った粘着ローラが軸の回りに回
転自在に支承され、粘着ローラの表面層をなす粘着性シ
ートが、その下層の粘着性シートから剥離可能とされる
とともに、少なくともその幅方向に破断可能とされた清
掃具において、粘着ローラの回転を阻止する回転阻止手
段を設けたものである。
ような目的を達成するために鋭意研究した結果、従来技
術で円滑に粘着シートの剥離、破断作業ができない理由
は、粘着ローラが回転自在であるため、例えノコリギ刃
等が備えられていても、少なくとも剥離の際には粘着ロ
ーラを手で回転しないように固定しなければならず、か
つ使用者はゴミ等が付着したローラ表面を手で押さえる
ことをためらって粘着ローラの固定が不充分になる点に
あることに着目した。この着目に基き、本発明は、粘着
性シートを層状に巻き取った粘着ローラが軸の回りに回
転自在に支承され、粘着ローラの表面層をなす粘着性シ
ートが、その下層の粘着性シートから剥離可能とされる
とともに、少なくともその幅方向に破断可能とされた清
掃具において、粘着ローラの回転を阻止する回転阻止手
段を設けたものである。
【0007】上記において、粘着性シートを、その幅方
向について破断させる破断手段を設けても良い。
向について破断させる破断手段を設けても良い。
【0008】さらに、前記回転阻止手段と前記破断手段
とを、粘着ローラの表面に対して接離可能に設けられた
押さえ部材で兼用させるようにしてもよい。
とを、粘着ローラの表面に対して接離可能に設けられた
押さえ部材で兼用させるようにしてもよい。
【0009】
【作用】清掃具に粘着ローラの回転を阻止する回転阻止
手段を設けるという構成のみで、従来から比較的煩わし
くて困難であった粘着ローラの固定作業が使用者の手を
直接使用することなく行なうことができ、粘着性シート
の剥離の際の粘着ローラのつれ回りを防止して容易にそ
の剥離作業を行うことが可能となる。また、破断手段を
さらに設ければ粘着性シートの破断作業は更に容易とな
る。
手段を設けるという構成のみで、従来から比較的煩わし
くて困難であった粘着ローラの固定作業が使用者の手を
直接使用することなく行なうことができ、粘着性シート
の剥離の際の粘着ローラのつれ回りを防止して容易にそ
の剥離作業を行うことが可能となる。また、破断手段を
さらに設ければ粘着性シートの破断作業は更に容易とな
る。
【0010】また、破断手段によって破断された粘着性
シートの端縁を、剥離始端からその反対側端に向って巻
取り方向寄り、すなわち周方向に関して粘着性シートを
剥がしてゆく方向側に傾斜させるようにすることもでき
る。このような端縁形状を有する粘着性シートは、幅方
向に真直ぐな端縁形状のものに比較して、その剥離作業
は極めて容易となる。すなわち、粘着性シートの端縁を
剥離する場合には、剥離始端を指で挟んで粘着性シート
の端縁を幅方向のみならず巻取り方向に剥がすように力
を加えるが、その力の巻取り方向分力が途中で粘着性シ
ートを長手方向に破くことがある。ここで、本発明によ
れば端縁形状が巻取り方向に傾斜しているので、前記巻
取り方向分力は端縁の幅方向の剥離に寄与し、粘着性シ
ートを破くことなく円滑に剥離作業が行える。
シートの端縁を、剥離始端からその反対側端に向って巻
取り方向寄り、すなわち周方向に関して粘着性シートを
剥がしてゆく方向側に傾斜させるようにすることもでき
る。このような端縁形状を有する粘着性シートは、幅方
向に真直ぐな端縁形状のものに比較して、その剥離作業
は極めて容易となる。すなわち、粘着性シートの端縁を
剥離する場合には、剥離始端を指で挟んで粘着性シート
の端縁を幅方向のみならず巻取り方向に剥がすように力
を加えるが、その力の巻取り方向分力が途中で粘着性シ
ートを長手方向に破くことがある。ここで、本発明によ
れば端縁形状が巻取り方向に傾斜しているので、前記巻
取り方向分力は端縁の幅方向の剥離に寄与し、粘着性シ
ートを破くことなく円滑に剥離作業が行える。
【0011】なお、回転阻止作業と破断手段を押さえ部
材で兼用させれば、構造が複雑になることも防止でき
る。
材で兼用させれば、構造が複雑になることも防止でき
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【0013】図1ないし図5には、本発明の一実施例が
示されている。符号10は粘着ローラであり、この粘着
ローラ10は、帯状に連なったシートであって少なくと
も表面が粘着性を有する粘着性シート12を筒体14の
回りに層状にかつ螺旋状に巻き取ることにより構成され
ている。この粘着ローラ10は、筒体14を介して軸1
8の回りに回転自在に支承され、この軸18の一方の端
部は、粘着ローラ10からさらに延びて略U字状に折曲
かつ延在する連結部19を経て、一体に支軸16となっ
て上方に延びている。このように、軸18は支軸16に
片持ち支持されているが、これに換え、両持ち支持する
ことも可能である。この支軸16には、一体にハンドル
15が固定され、このハンドル15を持って清掃するこ
ともできるし、ハンドル項部に更に柄17を連結して柄
を長くして使用することもできる。このような清掃具
は、なんらモータ等の駆動源を要することなく、単に粘
着ローラ10を床面などの清掃対象物に接触させととも
に、移動させるだけでよく、粘着ローラは清掃対象物の
表面に沿って転動し、表面の粘着層によってゴミ等を付
着させてこれを清掃するものである。そして、粘着性シ
ート12は、容易に手で剥離することができ、かつ破る
ことができるような素材で構成されており、少なくと
も、シートの幅方向に容易に破断させることができるも
のが望ましい。
示されている。符号10は粘着ローラであり、この粘着
ローラ10は、帯状に連なったシートであって少なくと
も表面が粘着性を有する粘着性シート12を筒体14の
回りに層状にかつ螺旋状に巻き取ることにより構成され
ている。この粘着ローラ10は、筒体14を介して軸1
8の回りに回転自在に支承され、この軸18の一方の端
部は、粘着ローラ10からさらに延びて略U字状に折曲
かつ延在する連結部19を経て、一体に支軸16となっ
て上方に延びている。このように、軸18は支軸16に
片持ち支持されているが、これに換え、両持ち支持する
ことも可能である。この支軸16には、一体にハンドル
15が固定され、このハンドル15を持って清掃するこ
ともできるし、ハンドル項部に更に柄17を連結して柄
を長くして使用することもできる。このような清掃具
は、なんらモータ等の駆動源を要することなく、単に粘
着ローラ10を床面などの清掃対象物に接触させととも
に、移動させるだけでよく、粘着ローラは清掃対象物の
表面に沿って転動し、表面の粘着層によってゴミ等を付
着させてこれを清掃するものである。そして、粘着性シ
ート12は、容易に手で剥離することができ、かつ破る
ことができるような素材で構成されており、少なくと
も、シートの幅方向に容易に破断させることができるも
のが望ましい。
【0014】符号20で全体を示すのは押さえ部材であ
り、この押さえ部材20は、正面より見て全体として逆
T字状に形成されるとともに、前記ハンドル15に支持
されている。この押さえ部材20は、粘着ローラ10の
幅と略同一の幅に水平方向に延在する押さえ部22と、
この押さえ部22の中央部から上方に延び、ハンドル1
5内に摺動可能に支承される支持部24とにより構成さ
れている。
り、この押さえ部材20は、正面より見て全体として逆
T字状に形成されるとともに、前記ハンドル15に支持
されている。この押さえ部材20は、粘着ローラ10の
幅と略同一の幅に水平方向に延在する押さえ部22と、
この押さえ部22の中央部から上方に延び、ハンドル1
5内に摺動可能に支承される支持部24とにより構成さ
れている。
【0015】支持部24は、その上部がハンドル15に
形成された空洞内を摺動可能に挿入され、その下部がハ
ンドル15の正面に該ハンドルと面一に露出している。
この支持部24は、その上端に上壁30、該上壁30か
ら一体的に下方に向かって延びる一対の側壁38、3
8、その中央位置に中壁32を一体的に有し、中壁32
より下の部分が前述のように露出している。上壁および
中壁にそれぞれ形成された穴34、36を介して前記支
軸16が摺動可能に挿入されている。符号40は係止片
であり、ピン42を介してハンドル15ならびに支軸1
6と固定された基部44から下方に延び、その下端は上
方に向かって鉤状となる係止突起46を有している。図
2に示す状態では、係止突起46が前記中壁36を貫通
して下方から中壁32を係止している。中壁32の上面
と前記基部44との間にはコイルバネ48が介装され、
このコイルバネ48の付勢力によって中壁32ひいては
押さえ部材20全体が粘着ローラ10向かって付勢され
ている。符号50は前記係止片40から一体に横方向に
延びる解除片であり、この解除片50はハンドル15の
表面からやや外方に突出して位置している。よって、こ
の解除片50を押し込むだけで、係止片40は弾性変形
し、係止突起46と中壁32との係止状態を解除するよ
うになっている。また、符号52は支持部24の正面に
露出する下部に形成された凹所であり、この凹所52は
指を引掛けて押さえ部材をローラ押圧位置から前記係止
位置まで押し上げるためのものであり、前記解除片50
に隣接して配置される。これにより、使用者は、ハンド
ル15の上部を手に持ち、その持つ手の親指などで凹所
52を引っ掛けて押さえ部材20を持ち上げたり、解除
片50を押し込んで押さえ部材20をローラに押しつけ
たりすることができ、その操作が片手で可能となる。
形成された空洞内を摺動可能に挿入され、その下部がハ
ンドル15の正面に該ハンドルと面一に露出している。
この支持部24は、その上端に上壁30、該上壁30か
ら一体的に下方に向かって延びる一対の側壁38、3
8、その中央位置に中壁32を一体的に有し、中壁32
より下の部分が前述のように露出している。上壁および
中壁にそれぞれ形成された穴34、36を介して前記支
軸16が摺動可能に挿入されている。符号40は係止片
であり、ピン42を介してハンドル15ならびに支軸1
6と固定された基部44から下方に延び、その下端は上
方に向かって鉤状となる係止突起46を有している。図
2に示す状態では、係止突起46が前記中壁36を貫通
して下方から中壁32を係止している。中壁32の上面
と前記基部44との間にはコイルバネ48が介装され、
このコイルバネ48の付勢力によって中壁32ひいては
押さえ部材20全体が粘着ローラ10向かって付勢され
ている。符号50は前記係止片40から一体に横方向に
延びる解除片であり、この解除片50はハンドル15の
表面からやや外方に突出して位置している。よって、こ
の解除片50を押し込むだけで、係止片40は弾性変形
し、係止突起46と中壁32との係止状態を解除するよ
うになっている。また、符号52は支持部24の正面に
露出する下部に形成された凹所であり、この凹所52は
指を引掛けて押さえ部材をローラ押圧位置から前記係止
位置まで押し上げるためのものであり、前記解除片50
に隣接して配置される。これにより、使用者は、ハンド
ル15の上部を手に持ち、その持つ手の親指などで凹所
52を引っ掛けて押さえ部材20を持ち上げたり、解除
片50を押し込んで押さえ部材20をローラに押しつけ
たりすることができ、その操作が片手で可能となる。
【0016】押さえ部材20の押さえ部22はその中央
上部に一体に横方向に突出するピン54を有し、このピ
ン54を介して支持部24の下端に一定の範囲で傾動可
能に支持されている。すなわち、支持部24の下端に末
広がりのスリット56が形成され、このスリット56に
ピン54を弾発的に挿入することにより、ピン54をス
リット56の間に挟持して押さえ部22を傾動可能に支
持している。この押さえ部22の傾動支持構造は、ロー
ラ軸18が傾いた場合や、後述するように押さえ部を積
極的にシート巻取り方向に傾斜させた場合にも、精度良
く押さえ部22が粘着ローラ表面を押さえ付けるように
するためである。なお符号58は、支持部24の前記ス
リット56とは反対側面に形成された逃げ部であり、組
み立て時に支軸16をこの逃げ部58を介してハンドル
15内に挿入させるためのものである。
上部に一体に横方向に突出するピン54を有し、このピ
ン54を介して支持部24の下端に一定の範囲で傾動可
能に支持されている。すなわち、支持部24の下端に末
広がりのスリット56が形成され、このスリット56に
ピン54を弾発的に挿入することにより、ピン54をス
リット56の間に挟持して押さえ部22を傾動可能に支
持している。この押さえ部22の傾動支持構造は、ロー
ラ軸18が傾いた場合や、後述するように押さえ部を積
極的にシート巻取り方向に傾斜させた場合にも、精度良
く押さえ部22が粘着ローラ表面を押さえ付けるように
するためである。なお符号58は、支持部24の前記ス
リット56とは反対側面に形成された逃げ部であり、組
み立て時に支軸16をこの逃げ部58を介してハンドル
15内に挿入させるためのものである。
【0017】押さえ部22の本体は、粘着ローラの幅方
向一端から他端までを押さえることができるように形成
され、その下端縁60は傾斜面62の存在によってその
厚みが薄くなっている。また、図2および図3から明ら
かなように、押さえ部22は、粘着ローラ10の軸線に
対して傾斜している。すなわち、使用者は粘着性シート
12を剥離する際において、前記軸18と支軸16とを
連結する連結部19が存在しない側の端(図3における
左端)を指で摘んで最初に粘着性シート12を剥離させ
るが、その剥離始端23から反対側端25にかけて、押
さえ部22が粘着性シート12の巻取り方向、すなわち
周方向に関してシートを剥がしてゆく方向(図2におけ
る時計方向)に徐々に傾斜するようになっている。シー
トの剥離始端は、軸18を例えば両持ち状態にする場合
においては、使用者が好みに応じて決定するものであ
り、この場合には、何らかの識別記号を設けて予め設定
するのがよい。この実施例では、従って、前記傾斜面6
2が存在する側が粘着性シート12の剥離作業側であ
る。一方、押さえ部22の反対側面は、粘着ローラ表面
から真っ直ぐ上方に延在し、該粘着性シート12をこの
側面に沿って破断するのに適しており、破断作業側とし
て機能する。このように、粘着性シート12は押さえ部
22が剥離始端から見てシート巻取り方向側に傾斜して
いるので、これに沿って破断される粘着性シートも、剥
離始端から見てシート巻取り方向側に傾斜するように破
断される。
向一端から他端までを押さえることができるように形成
され、その下端縁60は傾斜面62の存在によってその
厚みが薄くなっている。また、図2および図3から明ら
かなように、押さえ部22は、粘着ローラ10の軸線に
対して傾斜している。すなわち、使用者は粘着性シート
12を剥離する際において、前記軸18と支軸16とを
連結する連結部19が存在しない側の端(図3における
左端)を指で摘んで最初に粘着性シート12を剥離させ
るが、その剥離始端23から反対側端25にかけて、押
さえ部22が粘着性シート12の巻取り方向、すなわち
周方向に関してシートを剥がしてゆく方向(図2におけ
る時計方向)に徐々に傾斜するようになっている。シー
トの剥離始端は、軸18を例えば両持ち状態にする場合
においては、使用者が好みに応じて決定するものであ
り、この場合には、何らかの識別記号を設けて予め設定
するのがよい。この実施例では、従って、前記傾斜面6
2が存在する側が粘着性シート12の剥離作業側であ
る。一方、押さえ部22の反対側面は、粘着ローラ表面
から真っ直ぐ上方に延在し、該粘着性シート12をこの
側面に沿って破断するのに適しており、破断作業側とし
て機能する。このように、粘着性シート12は押さえ部
22が剥離始端から見てシート巻取り方向側に傾斜して
いるので、これに沿って破断される粘着性シートも、剥
離始端から見てシート巻取り方向側に傾斜するように破
断される。
【0018】さらにこの実施例では、押さえ部22の下
端縁60が、粘着ローラ10の幅方向表面に沿って、で
きるだけ万偏なくこれを押さえることができるようにす
るため所定の曲率半径rを描くように湾曲して形成され
ている(図2参照)。この曲率半径rは、好ましくは、
粘着ローラ10に巻き取られた粘着性シート12が、残
り少なくなった場合の有効最小半径rと同一の曲率半径
であるのがよい。さらに、粘着性シート12を押さえ部
22に沿って破断させる際、その破断線が図2に示すよ
うに側面から見て、剥離始端(すなわち破断始端)から
常に上昇するような軌跡を描く場合に破断効率が良いこ
とがわかっている。従って、押さえ部22の前記反対側
端25における粘着ローラ10との接触点が、図2にお
いて軸18の中心から垂直上方に延ばした仮想線と交わ
るようにし、これによって剥離始端23から反対側端2
5にかけて常に上昇傾向にあるようにしている。ここ
で、押さえ部材20の支持部24を正面に向かって露出
させる必要があるので、図2に示すように、支持部24
は支軸16からやや右方向にずれて位置する。このた
め、前記連結部19は、横方向に支軸16に対して右方
向にずれるように湾曲させ、前述の押さえ部22の上昇
傾向を確保するのがよい。
端縁60が、粘着ローラ10の幅方向表面に沿って、で
きるだけ万偏なくこれを押さえることができるようにす
るため所定の曲率半径rを描くように湾曲して形成され
ている(図2参照)。この曲率半径rは、好ましくは、
粘着ローラ10に巻き取られた粘着性シート12が、残
り少なくなった場合の有効最小半径rと同一の曲率半径
であるのがよい。さらに、粘着性シート12を押さえ部
22に沿って破断させる際、その破断線が図2に示すよ
うに側面から見て、剥離始端(すなわち破断始端)から
常に上昇するような軌跡を描く場合に破断効率が良いこ
とがわかっている。従って、押さえ部22の前記反対側
端25における粘着ローラ10との接触点が、図2にお
いて軸18の中心から垂直上方に延ばした仮想線と交わ
るようにし、これによって剥離始端23から反対側端2
5にかけて常に上昇傾向にあるようにしている。ここ
で、押さえ部材20の支持部24を正面に向かって露出
させる必要があるので、図2に示すように、支持部24
は支軸16からやや右方向にずれて位置する。このた
め、前記連結部19は、横方向に支軸16に対して右方
向にずれるように湾曲させ、前述の押さえ部22の上昇
傾向を確保するのがよい。
【0019】さらに、この実施例では、押さえ部22の
剥離始端23は、さらに大きく傾斜させている。すなわ
ち、押さえ部22の剥離始端23は、その本体の傾斜角
よりもさらに大きな傾斜角で傾斜しており、すなわち、
シート巻取り方向とは反対方向に大きく傾斜している。
また、この実施例では、粘着性シート12は、そのシー
ト剥離始端縁13において数ミリメートルの幅で、表面
に粘着性がないようにされている。これにより、押さえ
部22に沿って破断された後の残った粘着性シートの端
70はシート剥離始端縁において耳部21となる突片が
形成されたことになり、かつその耳部は粘着性のない状
態であるので、当初から下層の表面から剥離している。
従って、シートの端を剥がすという作業すらも必要とせ
ず、単に前記耳部21を指で掴んでシートを剥離させれ
ばよい。
剥離始端23は、さらに大きく傾斜させている。すなわ
ち、押さえ部22の剥離始端23は、その本体の傾斜角
よりもさらに大きな傾斜角で傾斜しており、すなわち、
シート巻取り方向とは反対方向に大きく傾斜している。
また、この実施例では、粘着性シート12は、そのシー
ト剥離始端縁13において数ミリメートルの幅で、表面
に粘着性がないようにされている。これにより、押さえ
部22に沿って破断された後の残った粘着性シートの端
70はシート剥離始端縁において耳部21となる突片が
形成されたことになり、かつその耳部は粘着性のない状
態であるので、当初から下層の表面から剥離している。
従って、シートの端を剥がすという作業すらも必要とせ
ず、単に前記耳部21を指で掴んでシートを剥離させれ
ばよい。
【0020】次に、以上のような構成の実施例の作用を
説明する。図1および図2に示す状態は、押さえ部材2
0が粘着ローラ10から離間している状態である。この
状態では、粘着ローラ10はその軸18の回りに回転自
在であり、床面などの清掃対象物の上を転動してゴミ等
を付着することができる。
説明する。図1および図2に示す状態は、押さえ部材2
0が粘着ローラ10から離間している状態である。この
状態では、粘着ローラ10はその軸18の回りに回転自
在であり、床面などの清掃対象物の上を転動してゴミ等
を付着することができる。
【0021】粘着ローラ10の表面にゴミ等が付着して
その粘着力が弱くなった場合には、係止片40から延び
る解除片50を指等で押し込み、係止片を変形させるこ
とによって係止突起46と押さえ部材の中壁32との係
止状態を解除する。これにより、コイルバネ48の付勢
力によって押さえ部材20は自動的に下降し、このコイ
ルバネ48の付勢力により、押さえ部22の下端縁60
が粘着ローラ10の表面に押圧されて粘着ローラ10の
回転を阻止する。この時、粘着ローラ10の表面層をな
す粘着性シートの端70が、押さえ部材の下端縁60よ
りも、シート巻取り方向に所定の距離、例えば約5〜1
0ミリメートル程度ずれているのが剥離作業のために望
ましい。これにより、使用者の手で直接粘着ローラ10
を押さえることなく粘着ローラの回転を阻止するとがで
きる。このことによっても、従来と比較し、表面層をな
す粘着性シートの剥離作業を容易に行なうことができ
る。
その粘着力が弱くなった場合には、係止片40から延び
る解除片50を指等で押し込み、係止片を変形させるこ
とによって係止突起46と押さえ部材の中壁32との係
止状態を解除する。これにより、コイルバネ48の付勢
力によって押さえ部材20は自動的に下降し、このコイ
ルバネ48の付勢力により、押さえ部22の下端縁60
が粘着ローラ10の表面に押圧されて粘着ローラ10の
回転を阻止する。この時、粘着ローラ10の表面層をな
す粘着性シートの端70が、押さえ部材の下端縁60よ
りも、シート巻取り方向に所定の距離、例えば約5〜1
0ミリメートル程度ずれているのが剥離作業のために望
ましい。これにより、使用者の手で直接粘着ローラ10
を押さえることなく粘着ローラの回転を阻止するとがで
きる。このことによっても、従来と比較し、表面層をな
す粘着性シートの剥離作業を容易に行なうことができ
る。
【0022】粘着性シートが既に押さえ部材20に沿っ
て破断されている場合には、その端70は剥離始端から
幅方向に見てシート巻取り方向に徐々に傾斜しており、
かつその剥離始端には粘着性のない耳部21が形成され
ている。よって、使用者は、この耳部21を指で掴ん
で、図2に一点斜線で示すようにこの表面層の粘着性シ
ート12を図2の時計方向に剥離させる。この時、押さ
え部材20によって粘着ローラ10は回転を阻止され、
かつ剥がされるべき粘着性シートの端70の近傍が押さ
え部材20によって剥離力とは反対方向に押さえつけら
れているので、その作業が容易となる。さらに、この粘
着性シートの端70は前述のように、剥離始端から幅方
向にシート巻取り方向寄りに傾斜しているので、このシ
ートを剥離させる際、該シートに加わる剥離力のうち、
シートの長手方向の分力が、シートをその方向に破くよ
りもむしろ幅方向に剥がすように作用し、従来のように
シートの剥離当初にシートを破いてしまうことがなくな
り、さらに円滑にその作業を行なうことが可能である。
て破断されている場合には、その端70は剥離始端から
幅方向に見てシート巻取り方向に徐々に傾斜しており、
かつその剥離始端には粘着性のない耳部21が形成され
ている。よって、使用者は、この耳部21を指で掴ん
で、図2に一点斜線で示すようにこの表面層の粘着性シ
ート12を図2の時計方向に剥離させる。この時、押さ
え部材20によって粘着ローラ10は回転を阻止され、
かつ剥がされるべき粘着性シートの端70の近傍が押さ
え部材20によって剥離力とは反対方向に押さえつけら
れているので、その作業が容易となる。さらに、この粘
着性シートの端70は前述のように、剥離始端から幅方
向にシート巻取り方向寄りに傾斜しているので、このシ
ートを剥離させる際、該シートに加わる剥離力のうち、
シートの長手方向の分力が、シートをその方向に破くよ
りもむしろ幅方向に剥がすように作用し、従来のように
シートの剥離当初にシートを破いてしまうことがなくな
り、さらに円滑にその作業を行なうことが可能である。
【0023】シートの端70が幅方向に全て剥がされた
後は、該シート12を図2の時計方向に長手方向に剥が
し続けると、剥離されたシートの基端が押さえ部材20
の下端縁60に至ることになる。この状態で、剥離始
端、すなわち破断始端から押さえ部材20の下端縁60
に沿って粘着性シート12を破断させる。ここで、前記
下端縁60は、その幅方向において粘着ローラの有効最
小半径に沿った曲率で形成されているので、少なくとも
その幅方向両端において確実に粘着ローラの表面を押さ
えることになり、比較的困難な破断当初と破断終了位置
での破断は円滑に行なわれる。さらにこの実施例では、
破断終了点が幅方向に見て最も高い位置(図2参照)に
あるので、破断作業時に粘着性シートの破断残しが生ず
ることもなくなる。
後は、該シート12を図2の時計方向に長手方向に剥が
し続けると、剥離されたシートの基端が押さえ部材20
の下端縁60に至ることになる。この状態で、剥離始
端、すなわち破断始端から押さえ部材20の下端縁60
に沿って粘着性シート12を破断させる。ここで、前記
下端縁60は、その幅方向において粘着ローラの有効最
小半径に沿った曲率で形成されているので、少なくとも
その幅方向両端において確実に粘着ローラの表面を押さ
えることになり、比較的困難な破断当初と破断終了位置
での破断は円滑に行なわれる。さらにこの実施例では、
破断終了点が幅方向に見て最も高い位置(図2参照)に
あるので、破断作業時に粘着性シートの破断残しが生ず
ることもなくなる。
【0024】このように、ゴミ等が付着した表面層のシ
ートを除去することにより、ゴミの付着していない新し
い粘着性のあるシート表面が露出し、再び清掃作業を効
率よく行なうことができる。清掃作業を再開する場合に
は、指を凹所52に引っ掛け、これをコイルバネ48の
付勢力に抗して上方に押し上げればよい。これにより、
押さえ部材中壁32が係止片の係止突起46を後退させ
つつ上方にまで越え、越えると同時に該係止突起が復元
して中壁32の下面に係合する。これによって、押さえ
部材20を粘着ローラから離間した状態に保持でき、粘
着ローラ10は回転自在な状態に戻る。
ートを除去することにより、ゴミの付着していない新し
い粘着性のあるシート表面が露出し、再び清掃作業を効
率よく行なうことができる。清掃作業を再開する場合に
は、指を凹所52に引っ掛け、これをコイルバネ48の
付勢力に抗して上方に押し上げればよい。これにより、
押さえ部材中壁32が係止片の係止突起46を後退させ
つつ上方にまで越え、越えると同時に該係止突起が復元
して中壁32の下面に係合する。これによって、押さえ
部材20を粘着ローラから離間した状態に保持でき、粘
着ローラ10は回転自在な状態に戻る。
【0025】この実施例では、例えばハンドル15を左
手に持ち、かつ図1の正面を使用者の目に届く向きにす
れば、その左手の親指を利用して解除片50の押し込み
操作ならびに押さえ部材の押上げ操作を片手で行なうこ
とができ、よって、右手を利用して粘着性シートを剥離
させ、かつ押さえ部材に沿って該粘着性シートを破断除
去することができる。
手に持ち、かつ図1の正面を使用者の目に届く向きにす
れば、その左手の親指を利用して解除片50の押し込み
操作ならびに押さえ部材の押上げ操作を片手で行なうこ
とができ、よって、右手を利用して粘着性シートを剥離
させ、かつ押さえ部材に沿って該粘着性シートを破断除
去することができる。
【0026】さらにこの実施例では、粘着ローラの回転
を阻止する手段と粘着性シートを斜めに破断させる手段
とが一つの押さえ部材によって達成させるので、部品点
数が増大することなく、かつ極めて簡単な操作で必要な
作業を行なうことが可能となる。
を阻止する手段と粘着性シートを斜めに破断させる手段
とが一つの押さえ部材によって達成させるので、部品点
数が増大することなく、かつ極めて簡単な操作で必要な
作業を行なうことが可能となる。
【0027】前述の粘着ローラの回転阻止手段と破断手
段は別部材にし、もしくは別個に設けてもよく、例え
ば、破断手段として、粘着性シート自体に、例えば図6
に示す切れ目72を予め入れておき、剥離始端から反対
側に向かってシート巻取り方向に傾斜する線に沿って破
断しやすいようにすることもできる。この切れ目72と
しては、ミシン目であっても、その他のシートの破断を
容易にさせる手段であってもよい。このようにすること
により、粘着ローラの回転阻止手段は必ずしも、粘着ロ
ーラの表面を外から押さえ付ける押さえ部材でなくても
よく、実質的に所望の時に粘着ローラの回転をロックで
きるようなものであればよい。
段は別部材にし、もしくは別個に設けてもよく、例え
ば、破断手段として、粘着性シート自体に、例えば図6
に示す切れ目72を予め入れておき、剥離始端から反対
側に向かってシート巻取り方向に傾斜する線に沿って破
断しやすいようにすることもできる。この切れ目72と
しては、ミシン目であっても、その他のシートの破断を
容易にさせる手段であってもよい。このようにすること
により、粘着ローラの回転阻止手段は必ずしも、粘着ロ
ーラの表面を外から押さえ付ける押さえ部材でなくても
よく、実質的に所望の時に粘着ローラの回転をロックで
きるようなものであればよい。
【0028】図6ないし図9を参照し、ロール状に巻き
取られた粘着性シートの端70を容易に見つけやすいよ
うにするための実施例を説明する。この実施例では、粘
着性シート12の表面に、識別手段として、該シートの
長手軸線に対して所定の角度傾斜するとともに、シート
の長手方向に連続する識別線80が設けられている。こ
の識別線80は、幅方向について複数本設けられ、かつ
各線間のピッチが互いに異なるようになっている。さら
に、この実施例では、各線の表現特性、例えば太さや実
線破線の差が異なるようになっている。加えて、各線に
は、シートを巻き取る方向を示す標識である矢印82が
付されている。ここで、このような識別線をシート表面
に設ける方法として、印刷が最も適しているが、これに
限定することなく、例えば縫い込みその他の手段を取る
ことができる。
取られた粘着性シートの端70を容易に見つけやすいよ
うにするための実施例を説明する。この実施例では、粘
着性シート12の表面に、識別手段として、該シートの
長手軸線に対して所定の角度傾斜するとともに、シート
の長手方向に連続する識別線80が設けられている。こ
の識別線80は、幅方向について複数本設けられ、かつ
各線間のピッチが互いに異なるようになっている。さら
に、この実施例では、各線の表現特性、例えば太さや実
線破線の差が異なるようになっている。加えて、各線に
は、シートを巻き取る方向を示す標識である矢印82が
付されている。ここで、このような識別線をシート表面
に設ける方法として、印刷が最も適しているが、これに
限定することなく、例えば縫い込みその他の手段を取る
ことができる。
【0029】このように、図6に示したような左右に長
手方向を持つシートに対して識別線80を設けることに
より、これをロール状に巻き取った粘着ローラ10の表
面は、図8に示すように、表面層をなすシートの端70
の位置において識別線がずれ、したがってその端70を
容易に見つけ出すことができる。図8の状態は、図7に
おける有効径がDの場合であり、この有効径が最小径で
あるdになった場合においても、図9に示すように、必
ず識別線がシートの端70においてずれることになり、
その端を見つけ出すことは極めて容易となる。
手方向を持つシートに対して識別線80を設けることに
より、これをロール状に巻き取った粘着ローラ10の表
面は、図8に示すように、表面層をなすシートの端70
の位置において識別線がずれ、したがってその端70を
容易に見つけ出すことができる。図8の状態は、図7に
おける有効径がDの場合であり、この有効径が最小径で
あるdになった場合においても、図9に示すように、必
ず識別線がシートの端70においてずれることになり、
その端を見つけ出すことは極めて容易となる。
【0030】なお、識別線は幅方向に複数本あることに
限定する必要はなく、例えば一本であってもよい。この
場合、その識別線は、最大有効径Dを有する粘着ローラ
の状態において、表面層の端70から360度回ってこ
の端70の下層に至るまで途切れることなく連続するこ
とが望ましい。また、識別手段は線であることに限定す
る必要はなく、例えば帯状のものでも良く、実質的に他
の領域と識別できるものであれば良く、シート長手方向
に変化して連続するものであれば良い。従って、ある形
状、模様または色彩、もしくはこれらの組合わせが、シ
ートの長手方向に変化して連続(途切れることも可能)
するものであれば良い。また、上記実施例によれば、シ
ート巻取り方向を示す標識例えば矢印が設けられている
ので、使用者はこの矢印の方向にシートを剥がすという
方向付けを与えられることになり、従ってシートの剥離
作業がさらに容易となる。
限定する必要はなく、例えば一本であってもよい。この
場合、その識別線は、最大有効径Dを有する粘着ローラ
の状態において、表面層の端70から360度回ってこ
の端70の下層に至るまで途切れることなく連続するこ
とが望ましい。また、識別手段は線であることに限定す
る必要はなく、例えば帯状のものでも良く、実質的に他
の領域と識別できるものであれば良く、シート長手方向
に変化して連続するものであれば良い。従って、ある形
状、模様または色彩、もしくはこれらの組合わせが、シ
ートの長手方向に変化して連続(途切れることも可能)
するものであれば良い。また、上記実施例によれば、シ
ート巻取り方向を示す標識例えば矢印が設けられている
ので、使用者はこの矢印の方向にシートを剥がすという
方向付けを与えられることになり、従ってシートの剥離
作業がさらに容易となる。
【0031】このような識別手段の変形例、特に識別手
段を図形とした例を図10ないし図12に示す。図10
に示したものは、二種類の図形80aおよび80bを使
用し、各図形を粘着性シート12の長手軸線に対して傾
斜する方向に3個配し、但し、少なくともその長手軸線
と直角な幅方向については図形が存在しない場所がない
ようにしている。この例は、特に粘着性シートの破断線
がほぼ前記幅方向に限定される場合に好適である。図1
1に示したものは、図10の二種類の図形をより拡大し
たものを交互に、かつ幅方向については図形が存在しな
い場所がないようにしたものである。特にこの例では、
シート巻取り方向を示す標識としての複数の矢印がシー
トの側端縁に沿って配され、かつこれら矢印は互いにそ
の長さが異なるようにされ、よって粘着性シートの端を
識別する識別機能も有している。図12に示したもの
は、識別手段として複数の幾何学的図形80cを使用し
た例である。なお、これら種々の識別手段を粘着性シ−
トの表面に設けることは、たとえ前述の押さえ部材等の
回転阻止手段、破断手段のない清掃具に適用しても、粘
着性シ−トの端を容易に見つけ出すことが出来るという
効果がある点で有利である。
段を図形とした例を図10ないし図12に示す。図10
に示したものは、二種類の図形80aおよび80bを使
用し、各図形を粘着性シート12の長手軸線に対して傾
斜する方向に3個配し、但し、少なくともその長手軸線
と直角な幅方向については図形が存在しない場所がない
ようにしている。この例は、特に粘着性シートの破断線
がほぼ前記幅方向に限定される場合に好適である。図1
1に示したものは、図10の二種類の図形をより拡大し
たものを交互に、かつ幅方向については図形が存在しな
い場所がないようにしたものである。特にこの例では、
シート巻取り方向を示す標識としての複数の矢印がシー
トの側端縁に沿って配され、かつこれら矢印は互いにそ
の長さが異なるようにされ、よって粘着性シートの端を
識別する識別機能も有している。図12に示したもの
は、識別手段として複数の幾何学的図形80cを使用し
た例である。なお、これら種々の識別手段を粘着性シ−
トの表面に設けることは、たとえ前述の押さえ部材等の
回転阻止手段、破断手段のない清掃具に適用しても、粘
着性シ−トの端を容易に見つけ出すことが出来るという
効果がある点で有利である。
【0032】次に図13ないし図19には本発明の第2
実施例が示されている。ここで、この第2実施例におい
ては、前述の第1実施例と同一もしくは相当部分は同一
符号で示し、その詳しい説明は省略する。この第2実施
例が実質的に第1実施例と異なる点は、押さえ部材20
の押さえ部22が、第1実施例のように粘着ローラ10
の軸線に対して傾斜するのではなく、該軸線と略平行に
延在している点である。さらに詳しくは、図14及び図
19に示すように、押さえ部22は、粘着ローラ10の
軸線と平行にその下端縁60が延在し、かつ剥離始端2
3ならびにその反対側の反対側端25が粘着ローラ10
の幅よりもやや内側でそれぞれ終端している。これら剥
離始端23と反対側端25は、比較的先鋭に形成され、
粘着シートを破断する際にその作業を容易にするように
配慮されている。図13および図14に示すように、軸
18は粘着ローラの幅の半分以下で終端し、筒体14内
には大きな空洞が形成され、図示しない粘着ローラ用収
納ケースの支持突起にこの空洞を挿入できるようにして
いる。符号21は軸18を挿入する挿入部であり、この
挿入部21は放射状のリブ19を介して筒体14内に固
定されている。符号21’は抜け止めキャップである。
実施例が示されている。ここで、この第2実施例におい
ては、前述の第1実施例と同一もしくは相当部分は同一
符号で示し、その詳しい説明は省略する。この第2実施
例が実質的に第1実施例と異なる点は、押さえ部材20
の押さえ部22が、第1実施例のように粘着ローラ10
の軸線に対して傾斜するのではなく、該軸線と略平行に
延在している点である。さらに詳しくは、図14及び図
19に示すように、押さえ部22は、粘着ローラ10の
軸線と平行にその下端縁60が延在し、かつ剥離始端2
3ならびにその反対側の反対側端25が粘着ローラ10
の幅よりもやや内側でそれぞれ終端している。これら剥
離始端23と反対側端25は、比較的先鋭に形成され、
粘着シートを破断する際にその作業を容易にするように
配慮されている。図13および図14に示すように、軸
18は粘着ローラの幅の半分以下で終端し、筒体14内
には大きな空洞が形成され、図示しない粘着ローラ用収
納ケースの支持突起にこの空洞を挿入できるようにして
いる。符号21は軸18を挿入する挿入部であり、この
挿入部21は放射状のリブ19を介して筒体14内に固
定されている。符号21’は抜け止めキャップである。
【0033】支軸16は、前述の実施例と異なり、前記
軸18から連結部19を経て湾曲せずに上方に延在して
おり、押さえ部材20の支持部24に形成された孔91
を介してハンドル15内に延在している。ハンドル15
における押さえ部材20の昇降機構は第1実施例と実質
的に変わるところはないが、構造上は若干異なってい
る。図14ないし図18に示すように、ハンドル15内
にはねじ42によって固定される基部44が移動しない
ように固定され、この基部44の天井面と押さえ部材の
支持部24の上壁30との間にコイルばね48が介装さ
れ、これによって支持部24を下方に付勢している。基
部44の上下方向略中央位置から一体に一対の係止片4
0が下方に延び、その下端に係止突起46がそれぞれ形
成されて前記上壁30の下面に係合している。符号50
はボタン式の係止解除片であり、これを図14の左方に
押し込むことにより、基部44の係止突起と支持部24
の上壁30との係合が解除され、ばね48の付勢によっ
て押さえ部材全体が粘着ローラ表面に向かって下降する
ように構成されている。符号52は、前述の実施例の凹
部に相当するもので、複数の凹凸表面からなる引掛かか
り部である。なお、符号92は支軸16の略中央部を支
える支え部材であり、これもビス94によってハンドル
15に固定されている。
軸18から連結部19を経て湾曲せずに上方に延在して
おり、押さえ部材20の支持部24に形成された孔91
を介してハンドル15内に延在している。ハンドル15
における押さえ部材20の昇降機構は第1実施例と実質
的に変わるところはないが、構造上は若干異なってい
る。図14ないし図18に示すように、ハンドル15内
にはねじ42によって固定される基部44が移動しない
ように固定され、この基部44の天井面と押さえ部材の
支持部24の上壁30との間にコイルばね48が介装さ
れ、これによって支持部24を下方に付勢している。基
部44の上下方向略中央位置から一体に一対の係止片4
0が下方に延び、その下端に係止突起46がそれぞれ形
成されて前記上壁30の下面に係合している。符号50
はボタン式の係止解除片であり、これを図14の左方に
押し込むことにより、基部44の係止突起と支持部24
の上壁30との係合が解除され、ばね48の付勢によっ
て押さえ部材全体が粘着ローラ表面に向かって下降する
ように構成されている。符号52は、前述の実施例の凹
部に相当するもので、複数の凹凸表面からなる引掛かか
り部である。なお、符号92は支軸16の略中央部を支
える支え部材であり、これもビス94によってハンドル
15に固定されている。
【0034】この第2実施例によっても、粘着シート1
2を剥離かつ破断する際に押さえ部材20をワンタッチ
で粘着ローラ表面に押さえつけて粘着ローラの回転を阻
止することができ、これによって粘着シート12の剥離
作業が簡単に行なえる。そして、押さえ部材20の下端
縁60の位置まで粘着シートを剥離した際は、これを該
下端縁60に沿って幅方向に破断させることができる。
この時、剥離始端23が比較的先鋭に形成されており、
かつ粘着ローラ10の幅方向端よりもやや内側で終端し
ているので、粘着シートの剥離始端側の側縁が持ち上げ
られ、これによって先鋭な剥離始端23が相対的に粘着
シートを突き刺すように機能する。一旦粘着シートが剥
離始端側すなわち破断始端側で破断されることにより、
その後は押さえ部材の下端縁60に沿ってこの粘着シー
トを容易に破断することができ、同様にその反対側端2
5においても破断が円滑に完了する。
2を剥離かつ破断する際に押さえ部材20をワンタッチ
で粘着ローラ表面に押さえつけて粘着ローラの回転を阻
止することができ、これによって粘着シート12の剥離
作業が簡単に行なえる。そして、押さえ部材20の下端
縁60の位置まで粘着シートを剥離した際は、これを該
下端縁60に沿って幅方向に破断させることができる。
この時、剥離始端23が比較的先鋭に形成されており、
かつ粘着ローラ10の幅方向端よりもやや内側で終端し
ているので、粘着シートの剥離始端側の側縁が持ち上げ
られ、これによって先鋭な剥離始端23が相対的に粘着
シートを突き刺すように機能する。一旦粘着シートが剥
離始端側すなわち破断始端側で破断されることにより、
その後は押さえ部材の下端縁60に沿ってこの粘着シー
トを容易に破断することができ、同様にその反対側端2
5においても破断が円滑に完了する。
【0035】次に図20には本発明の第3実施例が示さ
れている。この実施例が上述の実施例と異なる点は、押
さえ部材20を通常は粘着ローラ10から離間する方向
に付勢し、粘着性シートの剥離作業時に使用者の指で押
さえ部材20を粘着ローラ10の表面に押圧させるよう
にした点である。すなわち、押さえ部材20は支軸16
に沿って昇降可能に支持されているとともに、コイルバ
ネ96により粘着ローラ10から離間する方向に付勢さ
れている。符号97は、このコイルバネ96の下端を支
え、支軸16に固定された部材であり、コイルバネ96
の上端は押さえ部材20の上壁30の下面に当接してい
る。この上壁30はハンドル15よりも外方に突出して
形成され、指の引き掛かかり部30aとなっている。こ
の実施例では、粘着性シート12の剥離作業をする場
合、ハンドル15を把持する手の指、例えば親指を引き
掛かかり部30aに引掛けてこれをコイルバネ96の付
勢力に抗して押し下げる。これにより、押さえ部材20
は支軸に沿って下降し、粘着ローラの表面に押圧され
る。その後は、この押さえ部材20の押圧状態を維持し
たまま、他方の手で前述の剥離、破断作業を行えば良
い。この作業完了後、押さえ部材20に対する押圧力を
解放すれば、押さえ部材20はコイルバネ96の付勢力
により自動的に粘着ローラからの離間位置に戻り、清掃
作業を行なうことができる。この実施例では、押さえ部
材20が支軸16に沿って昇降する例を示したが、これ
に限定する必要はなく、例えば押さえ部材を支軸に対し
て揺動可能に支持させ、適宜付勢手段で押さえ部材を粘
着ローラから離間する方向に付勢し、粘着性シートの剥
離、破断作業をするときに指で押さえ部材を押さえて粘
着ローラに押圧させるようにしても良い。
れている。この実施例が上述の実施例と異なる点は、押
さえ部材20を通常は粘着ローラ10から離間する方向
に付勢し、粘着性シートの剥離作業時に使用者の指で押
さえ部材20を粘着ローラ10の表面に押圧させるよう
にした点である。すなわち、押さえ部材20は支軸16
に沿って昇降可能に支持されているとともに、コイルバ
ネ96により粘着ローラ10から離間する方向に付勢さ
れている。符号97は、このコイルバネ96の下端を支
え、支軸16に固定された部材であり、コイルバネ96
の上端は押さえ部材20の上壁30の下面に当接してい
る。この上壁30はハンドル15よりも外方に突出して
形成され、指の引き掛かかり部30aとなっている。こ
の実施例では、粘着性シート12の剥離作業をする場
合、ハンドル15を把持する手の指、例えば親指を引き
掛かかり部30aに引掛けてこれをコイルバネ96の付
勢力に抗して押し下げる。これにより、押さえ部材20
は支軸に沿って下降し、粘着ローラの表面に押圧され
る。その後は、この押さえ部材20の押圧状態を維持し
たまま、他方の手で前述の剥離、破断作業を行えば良
い。この作業完了後、押さえ部材20に対する押圧力を
解放すれば、押さえ部材20はコイルバネ96の付勢力
により自動的に粘着ローラからの離間位置に戻り、清掃
作業を行なうことができる。この実施例では、押さえ部
材20が支軸16に沿って昇降する例を示したが、これ
に限定する必要はなく、例えば押さえ部材を支軸に対し
て揺動可能に支持させ、適宜付勢手段で押さえ部材を粘
着ローラから離間する方向に付勢し、粘着性シートの剥
離、破断作業をするときに指で押さえ部材を押さえて粘
着ローラに押圧させるようにしても良い。
【効果】以上説明したように、本発明によれば、粘着ロ
ーラの表面層をなす粘着性シートを除去する際、使用者
の手で粘着ローラの表面を押さえるという煩わしくかつ
不快感を与えるような作業をする必要がなくなり、極め
て簡単な操作でこれを行なうことができるという優れた
効果がある。
ーラの表面層をなす粘着性シートを除去する際、使用者
の手で粘着ローラの表面を押さえるという煩わしくかつ
不快感を与えるような作業をする必要がなくなり、極め
て簡単な操作でこれを行なうことができるという優れた
効果がある。
【図1】本発明に係わる清掃具の一実施例を示す正面図
である。
である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明の粘着性シートの一実施例を示す、該シ
ートを展開した状態の正面図である。
ートを展開した状態の正面図である。
【図7】粘着ローラの側面図である。
【図8】図6のシートを使用した粘着ローラの正面図で
ある。
ある。
【図9】同粘着ローラがその有効半径が小さくなった場
合の状態を示す正面図である。
合の状態を示す正面図である。
【図10】識別手段の一変形例を示す粘着性シート展開
正面図である。
正面図である。
【図11】識別手段の別の変形例を示す粘着性シート展
開正面図である。
開正面図である。
【図12】識別手段のさらに別の変形例を示す粘着性シ
ート展開正面図である。
ート展開正面図である。
【図13】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図14】図13のXI−XI線に沿う断面図である。
【図15】図14のXII−XII線に沿う端面図であ
る。
る。
【図16】図14のXIII−XIII線に沿う端面図
である。
である。
【図17】図14のXIV−XIV線に沿う端面図であ
る。
る。
【図18】図14のXV−XV線に沿う端面図である。
【図19】図14のXVI−XVI線に沿う断面図であ
る。
る。
【図20】本発明の第3実施例を示す断面図である。
10 粘着ローラ 12 粘着性シート 13 シートの剥離始端縁 20 押さえ部材 60 押さえ部材の下端縁
Claims (21)
- 【請求項1】 粘着性シートを層状に巻き取った粘着ロ
ーラが軸の回りに回転自在に支承され、粘着ローラの表
面層をなす粘着性シートが、その下層の粘着性シートか
ら剥離可能とされるとともに、少なくともその幅方向に
破断可能とされた清掃具において、粘着ローラの回転を
阻止する回転阻止手段が設けられた清掃具。 - 【請求項2】 回転阻止手段は、粘着ローラの表面に対
して接離可能に設けられた押さえ部材であり、この押さ
え部材は粘着ローラの表面に接触時、粘着ローラを押さ
えてその回転を阻止するように構成された請求項1記載
の清掃具。 - 【請求項3】 更に、粘着性シートをその幅方向に所定
の線に沿って破断させる破断手段が設けられた請求項2
記載の清掃具。 - 【請求項4】 押さえ部材は、粘着ローラの表面を幅方
向に押さえるように構成され、該押さえ部材に沿って、
粘着性シートを破断可能とされることにより、前記破断
手段でもある請求項3記載の清掃具。 - 【請求項5】 押さえ部材は、粘着性シートの幅方向に
おける最初に剥がす剥離始端と同側の端において、一定
の幅方向の長さにわたり、粘着性シートの巻取り方向と
は反対の方向に突出している請求項4記載の清掃具。 - 【請求項6】 粘着性シートを層状に巻き取った粘着ロ
ーラが軸の回りに回転自在に支承され、粘着ローラの表
面層をなす粘着性シートが、その下層の粘着性シートか
ら剥離可能とされるとともに、少なくともその幅方向に
破断可能とされた清掃具において、粘着性シートを、そ
の幅方向について最初に剥がす剥離始端からその反対側
端に向って、粘着性シートの巻取り方向寄りに徐々に傾
斜するように破断させる破断手段を備えた清掃具。 - 【請求項7】 破断手段は、粘着性シートの長手方向に
適宜間隔で配置され、幅方向の前記剥離始端からその反
対側端に向かって、前記巻取り方向寄りに徐々に傾斜す
る切れ目である請求項6記載の清掃具。 - 【請求項8】 破断手段は、粘着ローラの表面に対して
接離可能に設けられた押さえ部材であり、この押さえ部
材は粘着ローラの表面に接触時、粘着性シートの幅方向
の前記剥離始端からその反対側に向って、前記巻取り方
向寄りに徐々に傾斜している請求項6記載の清掃具。 - 【請求項9】 更に、粘着ローラの回転を阻止する回転
阻止手段が設けられた請求項8記載の清掃具。 - 【請求項10】 押さえ部材は、粘着ローラの表面に接
触時、粘着ローラを押さえてその回転を阻止する前記回
転阻止手段でもある請求項9記載の清掃具。 - 【請求項11】 押さえ部材の前記剥離始端は、一定の
幅方向の長さにわたり、前記巻取り方向とは反対の方向
に突出している、請求項4または8記載の清掃具。 - 【請求項12】 押さえ部材の粘着ローラとの接触端縁
は、粘着ローラが有効最小径のときの外周面形状に対し
て密着し得るように形成されている請求項4または8記
載の清掃具。 - 【請求項13】 押さえ部材は、粘着ローラと直接接触
する押さえ部と支持部とを備え、押さえ部は、支持部に
対し、粘着ローラに対する接離方向について傾動可能に
支持されている請求項4または8記載の清掃具。 - 【請求項14】 押さえ部材は、粘着ローラの軸線と略
直交して延びる支軸に摺動自在に支持され、粘着ローラ
に向って付勢されるとともに粘着ローラとは離間する位
置に係止手段を介して係止されている請求項4または8
記載の清掃具。 - 【請求項15】 押さえ部材は、粘着ローラの軸線と略
直交して延びる支軸に支持され、粘着ローラから離れる
方向に付勢されるとともに使用者が押圧することにより
粘着ローラに押圧されるように構成された請求項4また
は8記載の清掃具。 - 【請求項16】 粘着性シ−トを層状に巻き取った粘着
ロ−ラが軸の回りに回転自在に支承され、粘着ロ−ラの
表面層をなす粘着性シ−トが、その下層の粘着性シ−ト
から剥離可能とされるとともに、少なくともその幅方向
に破断可能とされた清掃具において、粘着性シートの表
面には、少なくともその長手方向にわたって識別手段が
設けられ、この識別手段は、粘着ローラの表面にある粘
着性シートの端とその直下の粘着性シートとの間で常に
識別形態に食い違いが生じるように構成されている清掃
具。 - 【請求項17】 識別手段は、一定の形状が粘着性シー
トの長手軸線に対して傾斜しているものである請求項1
6記載の清掃具。 - 【請求項18】 識別手段は、粘着性シートの長手方向
に変化する形状である請求項16記載の清掃具。 - 【請求項19】 識別手段は、粘着性シートの長手方向
に変化する色彩である請求項16記載の清掃具。 - 【請求項20】 識別手段は、粘着性シートの長手軸線
に対して傾斜している略線状のものである請求項17記
載の清掃具。 - 【請求項21】 識別手段に、さらにシート巻取り方向
を示す標識が付されている請求項16記載の清掃具。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26152493A JPH07124098A (ja) | 1993-03-19 | 1993-09-24 | 清掃具 |
GB9403590A GB2277252B (en) | 1993-02-25 | 1994-02-24 | Adhering cleaning tool |
US08/201,328 US5548861A (en) | 1993-02-25 | 1994-02-24 | Adhering cleaning tool |
CN 94103236 CN1097359A (zh) | 1993-02-25 | 1994-02-25 | 粘附性清洁工具 |
KR1019940003514A KR940019277A (ko) | 1993-02-25 | 1994-02-25 | 접착식 청소기 |
DE4406278A DE4406278A1 (de) | 1993-02-25 | 1994-02-25 | Klebereinigungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8537793 | 1993-03-19 | ||
JP5-192848 | 1993-07-07 | ||
JP19284893 | 1993-07-07 | ||
JP24731793 | 1993-09-09 | ||
JP5-247317 | 1993-09-09 | ||
JP5-85377 | 1993-09-09 | ||
JP26152493A JPH07124098A (ja) | 1993-03-19 | 1993-09-24 | 清掃具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07124098A true JPH07124098A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=27467102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26152493A Pending JPH07124098A (ja) | 1993-02-25 | 1993-09-24 | 清掃具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07124098A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019076334A (ja) * | 2017-10-23 | 2019-05-23 | 俊哉 山下 | 粘着テープクリーナ及び粘着テープロール |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP26152493A patent/JPH07124098A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019076334A (ja) * | 2017-10-23 | 2019-05-23 | 俊哉 山下 | 粘着テープクリーナ及び粘着テープロール |
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