JPH07123959A - シュガーレス被膜の製造方法およびその製造方法により得られた製品 - Google Patents

シュガーレス被膜の製造方法およびその製造方法により得られた製品

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JPH07123959A JP6103107A JP10310794A JPH07123959A JP H07123959 A JPH07123959 A JP H07123959A JP 6103107 A JP6103107 A JP 6103107A JP 10310794 A JP10310794 A JP 10310794A JP H07123959 A JPH07123959 A JP H07123959A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で処理することができ、工程が簡素
で、融通性に富んだ、被膜の製造方法を提供することを
目的とする。 【構成】 製品表面に被膜を生成することができる、マ
ルチトールを使用した被膜の製造方法であって、炭水化
物シロップ、タンパク質シロップ、または蒸気を塗布す
る他に、ただしこの塗布は微粉末形状で行われる、その
他に純度が87%以上のマルチトール粉末を若干塗布す
ることを特徴とする被膜製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品の表面上に素早く
かつ容易に被膜を形成できる、マルチトールを用いた被
膜の製造方法に関するものである。さらに本発明は、上
記製造方法により得られた被膜、および被膜が形成され
た製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術、および解決しようとする課題】本明細書
では、「マルチトール(Maltitol)」とは砂糖に似た甘
味を有する糖アルコールであり、C122411という化
学構造式を有する化合物を意味する。このマルチトール
は、工業的には特にD−マルトースを水素化することに
よって得られ、自然界では高度に特別な条件下ででんぷ
んまたは塊茎でんぷんを加水分解することによって発生
している。
【0003】このマルチトールは、マルチトールをたっ
た20〜65%しか含有していない、いわゆる非結晶製
シロップとして約20年以上前から市販されている。特
に、ポリソーブ(商標:Polysorb)およびリカシン(商
標:Lycasin )80/55として市販されている商品が
広く知られている。
【0004】分離技術分野および酵素学分野の進歩によ
り、マルチトールをより多量、具体的には70〜87%
のマルチトールを含有するシロップが開発された。その
ような製品はマルチソーブ(商標:Maltisorb) 75/
75、マルビット(商標:Malbit)、およびマルチデッ
クス(商標:Maltidex)として市販されている。また、
82から87%のマルチトールを含有する偽結晶性マル
チトール粉末として市販されているものもある。そのよ
うな製品の例としては、特にマルチ−トーワ(Malti-To
wa)という商品名の製品、およびマルビット(商標:Ma
lbit)という製品を挙げることができるであろう。
【0005】近年では、アマルティー(商標:Amalty)
として市販されているような純度が90%以上であるマ
ルチトール粉末が、新しい技術を採用することにより工
場規模で生産されている。また、純度が95%以上また
は99%程度であるマルチトールを含有する粉末も生産
されている。この種の製品としては、マルチソーブ(商
標:Maltisorb )という結晶化粉末を例示できる。本発
明の製造方法では、これら高純度の生成物を対象として
いる。
【0006】被膜製造は、菓子、製剤、種、化学肥料産
業、そして香料、甘味料、ビタミン、酵素、酸(acids
)、植物保護製品などの添加物分野を含むかなり多く
の分野で利用されている。この操作は、種々の理由から
保護が望まれていたり、あるいは視覚の観点からまたは
味覚の観点から被覆が望まれている、固体表面または微
粉末表面に被膜を形成する工程からなる。
【0007】被膜製造方法には数タイプがある。そのタ
イプとは、 ・ゴム状溶液が塗布(以下、塗布という言葉は、塗布本
来の意味の他に、噴霧など広く溶液を存在させる操作を
意味するものとする)された(gumming )被膜製造(ま
たは艶だし被膜製造):これは、アラビアゴム、変性で
んぷん、セルロース、そしてマルトデクストリンなどの
非結晶性と同時に一般に吸湿性とを有する物質を含有す
るシロップが用いられる技術である。被膜が形成される
べき製品に対してシロップを1回ないし2回塗布する
と、酸素、水、または脂肪の移動を阻止するガラス状の
膜が形成される。シロップが吸収した水分を捕獲するた
めに、上記非結晶性シロップと共に、この操作では種々
の種類の粉末を用いる。さらに溶媒に溶解または融解さ
せた砂糖またはポリオールを使用する場合もある。硬質
で砕け易いガラス状の被膜は、上記処理に続いて、冷却
または溶媒を除去することによって得ることができる。
【0008】・軟質被膜製造方法:これは、より柔軟性
を有しかつ柔らかい被膜を製品表面上に形成する工程か
らなる方法である。被膜は、まず一般に加水分解された
でんぷんの様な非結晶性シロップを数度塗布し、ついで
一般に結晶性であるスクロース粉末を塗布することによ
って得ることができる。したがって、この方法により得
られる被膜の厚さは厚くなる。実際、処理を施す前と比
較して処理を施した後とでは重量が増加している。その
増加割合は重量で10から80%、あるいはそれ以上で
ある。シロップに含有されている物質が粉末以外のもの
であったら、乾燥されないということに注意を払うべき
である。
【0009】・硬質被膜製造:これには、結晶性物質を
含有するシロップの使用が欠かせない。硬質でかつ結晶
性の被膜は、シロップを塗布し、さらに熱風を使用して
乾燥させることにより、シロップを溶解している水を蒸
発させることによって得ることができる。この工程は非
常に多くの回数繰り返さなければならない。つまり、軟
質被膜を得るのに必要である操作回数よりもかなり多く
の回数繰り返し行わなければならない。この硬質被膜を
製造する場合、軟質被膜を得る回数と比較して約20%
増加した回数工程を繰り返し行わなければならない。こ
の硬質被膜形成は、噛み砕けて甘味を有する層を得るた
めになされる。この層は、菓子作りの素人が非常に好ん
で作るものである。
【0010】・なめらかな被膜製造:これは、硬質被膜
を形成する際用いられたシロップと比較して、希釈され
た結晶性シロップを1回または2回塗布する工程または
充填する工程を有している。この方法は、被覆された製
品の表面外観を最終的に仕上げるために採用される場合
がある。
【0011】・艶消し被膜製造:この方法は、製品の外
観を変化させるためになされるが、空気中の水分から製
品を隔離したい場合にも採用される。この技術は、結晶
性シロップを使用するという点では上記硬質被膜の製造
技術に類似している。しかしながら、艶消しの場合操作
をたった1回ないし3回繰り返せばよいという点で両者
は本質的に異なっている。
【0012】・ざらつきが施された被膜製造:この方法
は、予め乾燥蒸気(dry steam )、あるいはアラビアゴ
ムの加熱溶液またはマルトデクストリンの加熱溶液をも
ちいて製品を湿らせることによって、製品の表面に砂糖
の細かい結晶を接着させる工程を有している。得られた
製品は乾燥している。
【0013】・湿性結晶被膜製造:この方法は、結晶性
物質の上澄みシロップに製品を数時間漬けることによ
り、製品の表面上に結晶性被膜を形成するという技術を
使用している。したがって、このようにして得られた製
品の表面は、微少な結晶からなる被膜の存在により装飾
されている。
【0014】本発明は、被膜製造攪拌器または同様の効
果が得られる攪拌装置の分野など多岐分野にわたって注
意を払っている。また、本発明の製造方法は、上記湿性
結晶被膜製造を除く全ての被膜製造技術に使用できる。
また、これらの技術と組み合わせて用いることもでき
る。例えば、硬質被膜製造は、ゴム状溶液を塗布した
後、滑らかな被膜を形成することによって行うこともで
きる。
【0015】これらの被膜製造方法は、ソルビトール、
マンニトール、キシリトール、水素化でんぷん加水化
物、マルチトール、ラクチトール、エリトリトール、お
よび水素化イソマルチュロース(isomaltulose)などの
ポリオールを用いている。これらの物質は広く文献で述
べられている。また、これら物質を使用した製造方法
は、大きく2つのカテゴリーに分けることができる。
【0016】第一のカテゴリーは、特に、ソルビトール
およびキシリトール用を使用して工場規模で採用されて
いる方法である。これらの製造方法は硬質被膜を製造す
るための操作に類似しており、被膜を形成するべき製品
の表面、一般には菓子の表面に結晶性シロップまたは懸
濁液を塗布する工程から構成されている。「結晶化可能
な」という言葉は、1種またはそれ以上の種類の上記ポ
リオールを豊富に含有するポリオールの懸濁液またはシ
ロップを製品表面に塗布し、それに被膜製造攪拌器で空
気を当てることにより水を蒸発させて得られる結晶性種
の被膜を意味する言葉として使用されている。この方法
は、既に多くの文献で述べられている。例えば、ヨーロ
ッパ特許EP37407に開示されている。この特許は
本出願人に属するものであり、ソルビトールに関しても
開示されている。また、本出願人が有しているヨーロッ
パ特許EP201412、および日本特許61−263
915にもマルチトールシロップの使用について詳しく
説明がなされている。
【0017】上記硬質被膜製造操作に類似しているこれ
ら製造方法は、従来から行われている砂糖を用いるプロ
セスと同様に、多くの回数工程を繰り返さなければなら
ないという事実によって特徴付けられている。上記操作
サイクルは、第一工程として被膜を形成すべき製品を載
置する移動台上にポリオールシロップをスプレーし、そ
して第二工程として上記工程にて用いたシロップと同じ
シロップを製品表面に均一に分配させ、最後に第三工程
として乾燥した熱風を吹き付けることにより乾燥させて
シロップを溶解させるための水を蒸発させるという工程
からなる。これにより塗布されたポリオールは結晶化す
る。
【0018】上記工程から、これらのプロセスは非常に
時間がかかるということは容易に理解できる。これは、
個々に分離していなければならない製品が固体状態でな
ければ、非常に多くの回数に分けて非常に少量のシロッ
プを噴霧する必要があるという点、およびさらに工程と
工程との間に間隔をおいかなければならない点に原因が
ある。シロップの噴霧量は、被覆するべき製品1kgに
対して10〜30g程度である。これは、ポリオールに
換算すると、製品1kgに対してポリオールを6〜20
g噴霧するということに相当する。したがって、処理後
に増加する重量は20%程度である。その程度増加させ
るには数時間または数日必要である。
【0019】上記方法の重大な欠点は、被膜製造攪拌器
の能力を増加させる、各スプレー時間を短くする、分配
および乾燥工程を可能な限り多くとる、または工業規模
の攪拌器の数を多くするなどプラントを自動化すること
によって除去することができるということに疑いの余地
はない。しかしながら、この解決方法は問題の根本を解
決するものではなく、逆にコストが増加するという好ま
しくない問題が生じるため、これらの解決法は単に一部
分を解決するだけであるということが即座に理解でき
る。
【0020】上記プロセスの他の問題として、融通性に
欠けるということを挙げることができる。好ましい最終
製品を得るには、常に繰り返し操作が必要である。自動
化を採用することによりこの問題を解決することができ
る。しかしながら、そうした場合、容易に被膜製造でき
るがその被膜は単に1種類であり、非常に特別なタイプ
の製品に限られている。実際、被覆条件は同じではな
い。何を被覆するか、つまり例えばチューインガム、錠
剤、または異なる形状、異なる質感のチューインガムを
被覆するか等の状況によって被覆形成条件を検討しなけ
ればならない。
【0021】他方、ポリオールを使用する被膜製造の第
二カテゴリーでは、シロップと粉末とを組み合わせて使
用する。シロップの主成分であるポリオールが、粉末に
主成分として存在するポリオールとは性質が異なるか否
かということに注意すべきである。
【0022】このカテゴリーに属する方法は、むしろ軟
質被膜製造方法に類似している。しかしながら、使用す
るポリオールの性質に着目した場合、軟質被膜製造方法
と、本発明の製造方法とはかなり異なる。当業者が物理
化学的特性および感覚刺激特性ということを考慮した場
合、両者は類似しているというよりも異なっていると判
断するであろう。
【0023】そのようなプロセスは文献に広く開示され
ている。特に関係のあると思われる方法を以下に開示す
る。
【0024】・米国特許4238510は、ソルビトー
ルを45〜90%の割合で含有する被膜に関して開示し
ている。菓子への被膜は、攪拌器の乾燥熱風などの乾燥
手段、およびおよびソルビトールとマンイトールとの混
合粉末であるポリオールシロップ塗布手段を採用するこ
とによって得ることができる。この製造方法も非常に長
時間かかる。例えば数日を必要としている。さらに、こ
の方法は融通性に欠けている。この方法によれば軟質表
面被膜のみを製造することができ、一般にその製造方法
利用者が必要としている硬質でかつ砕け易い被膜などを
製造することはできなかった。
【0025】・国際出願WO91/09989は、ソル
ビトールを使用した被膜製造操作について開示してい
る。文献に開示されているプロセスは、軟質被膜製造工
程に類似している。しかしながら、その製造方法は、さ
きに参照した本出願人が所有しているヨーロッパ特許E
P37407に開示されているような、硬く、脆く、そ
して高い結晶性を有する被覆層のみを得ることを目的と
している。この製造方法では、被覆工程において乾燥処
理が必要である。そのため、軟質層を得ることは不可能
である。この方法によれば節約が可能であるが、上記理
由によりおおいに満足できる方法ではない。
【0026】・米国特許4623543は、マルチトー
ル(または還元マルトース)で被覆された低カロリー菓
子について開示している。この文献には、粉末形状の還
元マルトースを水に溶解させることにより得られたマル
チトールシロップを菓子表面に噴霧し、ついで40〜5
5℃で8時間〜15時間かけて乾燥させることが好まし
いとの記載がある。微細な粒子サイズのマルチトール粉
末を乾燥工程直前に使用することができる。下記実施例
1でのマルチトール粉末の使用量、具体的には0.2%
程度は非常に少量なので、部分的に偽結晶化していた
り、純度の低い粉末が結晶化触媒となるとの記載もあ
る。また、上記文献に記載されたプロセスは非常に時間
がかかり、したがって、満足のいくプロセスではなかっ
た。さらに、この文献に開示されたマルチトールを用い
た被膜製造操作は、当業者を長時間にわたって拘束し、
作業を強いる方法であるということに注目すべきであ
る。このため、当業者はマルチトールを使用しない傾向
にある。
【0027】
【課題を解決するための手段】砂糖の代わりにポリオー
ルを使用する被膜製造方法について鋭意研究を行った結
果、本出願人は上記欠点を有していないプロセス、つま
り下記利点を有するプロセスの開発に至った。その利点
とは、 ・非常に短時間で処理することができるので、時間をか
なり節約できる。したがって、容量を節約できる。 ・簡素であるので、容易に工業規模に拡大できる。 ・非常に融通性に富んだ製造方法なので、軟質被膜層、
硬質で脆い層、または微結晶からなる層をも得ることが
できる。さらに、非常に多岐にわたる製品に被膜を形成
することができる。 ・非常に高い品質で、センスがあり、時間が経過しても
外観が変化することのない被覆製品を得ることができ
る。
【0028】また、マルチトールの結晶化特性を詳しく
研究した結果、高い結晶性を有するマルチトール粉末
は、ポリオールを使用した被膜製造方法において非常に
興味深いものであることを本出願人は発見した。純度が
99%程度の結晶化マルチトール粉末と、乾燥した状態
で85%以上のマルチトールを含有するマルチトールシ
ロップとを組み合わせたものを使用して軟性被膜製造方
法を実施し、得られた製品を包装する前に数時間放置す
ると、驚くべきことにそして予期せぬことに、非常に硬
質の脆い被膜が得られることを本出願人は見いだした。
所要時間を短縮するために他のポリオールおよび砂糖を
使用する従来から行われている論理的な方法と比較し、
大方の予想に反して、この方法は乾燥工程のような時間
がかかり費用がかかる工程を必要としない。
【0029】引続き研究を行った結果、本出願人は使用
する粉末の純度が重要な要因であることを見いだした。
純度の低いマルチトール粉末をシロップと共に使用する
と、軟質または硬質のガラス状の被膜を形成できること
を見いだした。最終的に得られた製品は月並みであり、
常に粘着性を有していた。純度が87%以上のマルチト
ール粉末を使用することにより上記問題を解決できるこ
とが判った。
【0030】さらに、マルチトール粉末とシロップとを
組み合わせて使用して、製品の表面上に硬質でかつ脆い
被膜を形成するには、非常に純度の高い粉末と、その乾
燥成分においてマルチトールを非常に豊富に含有してい
るシロップとを組み合わせればよい。これが、唯一の組
合せである。
【0031】本発明は、製品表面に被膜を形成すること
ができる、マルチトールを使用した被膜の製造方法であ
って、炭水化物シロップ、タンパク質シロップ、または
蒸気(steam )を塗布する、この塗布は微粉末形状であ
る、その他に純度が87%以上のマルチトール粉末を若
干用いる、ことを特徴とする製造方法に関するものであ
る。
【0032】通常の測定条件下で高速クロマトグラフィ
ー測定することによって、上記マルチトール粉末の純度
が求められる。
【0033】本発明にかかる製造方法では、マルチトー
ル粉末以外の粉末を使用することもできる。これは一般
に余り利点がない方法である。微粉末状のポリオール混
合物を使用する場合にはマルチトール粉末を主成分とし
て使用するべきであり、混合物に対して70%以上の割
合でマルチトール粉末を含有させることが好ましい。
【0034】本発明の製造方法では、市販されるであろ
う製品に形成されている被膜に対して、高純度のマルチ
トール粉末が重量で少なくとも5%、好ましくは少なく
とも15%使用される。このマルチトール粉末の使用量
は、採用する被膜のタイプに依存して、好ましくは20
〜99.5%の範囲で変化する。
【0035】本発明の中でも一般的に好ましいとされて
いる方法によれば、被膜を形成すべき製品は、被膜製造
攪拌器により回転させられる。この被膜製造攪拌器は、
従来からの形状、つまり回転軸が傾斜したチューリップ
形状を有している。または、水平軸を備えた円筒形状の
装置も利用できる。製品は、上記攪拌器に導入される前
または後にはゴミや塵が常時除去されていることが好ま
しい。また、被膜形成という点に着目すると、上記製品
は球形、円筒形状、または卵型が好ましいが、クッショ
ン形状または板状の小片、錠剤形状でも構わない。
【0036】本発明の製造方法によれば、高い安定度を
有する種々の被膜を製造することができる。つまり、軟
質被膜、硬質で脆い被膜、または硬質でガラス状の被
膜、あるいは微結晶からなる被膜さえも得ることができ
る。この点においては、本発明の製造方法は大いに融通
性を有している。この目的を達成するには、シロップ中
のマルチトール含有量、マルチトールの純度、および使
用するシロップと粉末の量との割合とを変化させればよ
い。被膜形成速度、通気、あるいは真空度などの他の要
因は上記割合に比べてさほど重要ではない。
【0037】例えば、87〜95%の純度を有する粉末
を使用した場合、組み合わせて使用するシロップがマル
チトールを豊富に含有している限り、比較的硬質で脆い
層を得ることができる。
【0038】本発明では、最大の融通性を得るのに、純
度が90%以上、好ましくは95%以上のマルチトール
粉末を使用している。しかしながら、98%以上、可能
なら99%の純度を有するマルチトール粉末を用いるこ
とが理想である。
【0039】本発明の製造方法によれば、多種類の製品
を被覆することができる。例えば、チューインガム、錠
剤、トローチ、ゼリー、リキュールエッグ(liqueur eg
g )、噛みタバコ(chew)、硬い菓子、チョコレート、
およびシリアルなどの食物製品はもちろん、薬剤、また
はピル、錠剤などの家畜用製品、植物、種や穀物などの
栄養製品、塊状の化学肥料粉末、酵素をベースにした添
加物、あるいは微生物をベースにした添加物などを例示
できる。さらに、パン、または洗剤、ビタミンを含有す
る粉末の添加物、調味料、香料、酸(acids )、甘味
料、および種々の活性成分などの工業的に製造されてい
る製品などの食物製品を特に例示できる。
【0040】本発明の一般的な具体例は、好ましくは乾
燥した蒸気(steam )、炭水化物シロップ、またはタン
パク質シロップで製品の表面を均一に湿らせ、ついでそ
れらを移動させる工程を有している。その後、微粒子形
状の高純度のマルチトール粉末を添加する。上記粉末を
攪拌した後、次の工程で別の湿気を有する粉末を添加す
る。この場合、第二工程の操作は、製品の表面を乾燥さ
せるために、第一工程が終了した後数分経過してから行
うことが好ましい。乾燥した空気を吹き付けることによ
り容易に乾燥させることができる。また、ポリオールを
使用していた従来の方法とは異なり、製品に被膜を形成
した後、乾燥させるためにオーブンを使用したり、ある
いは特別に環境が設定された部屋に通す等の操作は一般
には不必要である。このため、エネルギーや時間を節約
することができる。本発明の製造方法は、微粒子形状の
高純度のマルチトール粉末を少なくとも1回、好ましく
は2回塗布すればよいということに着目すべきである。
これらの塗布操作は、同じ工程でまたは異なる工程で行
うことができる。本発明では1工程とは、炭水化物シロ
ップまたはタンパク質シロップの1回の塗布、あるいは
蒸気の1回の塗布工程を意味する。
【0041】本発明の他の一般的な具体例では、蒸気、
炭水化物シロップまたはタンパク質シロップを、高純度
のマルチトール粉末を含有する攪拌器内に置かれた製品
に塗布する。
【0042】本発明の製造方法において使用される炭水
化物シロップは、所望の被膜タイプにあわせて選択され
る。しかしながら、特に、マルチトールシロップまたは
低カロリーの糖類からなるシロップが好ましい。上記低
カロリー糖類としては、砂糖よりもカロリー値が低い、
マルチトール以外の糖アルコール、ポリデクストラー
ゼ、オリゴフルクトース、デクストリン、セルロースを
ベースとした物質、アラビアゴム、またはペクチンを例
示できる。このような低カロリー糖類とマルチトールと
を混合して得られたシロップもまた本発明の製造方法に
適している。
【0043】タンパク質シロップに関しては、骨ゼラチ
ンシロップまたは皮膚ゼラチンシロップが好ましい。こ
れら2種のシロップを使用する場合、好ましくはさきに
例示した炭水化物シロップと混合する必要があることが
見いだされた。このため、タンパク質シロップが使用さ
れる。
【0044】通常行われている方法の中でも、本発明の
製造方法はきわめて時間を必要としない。被覆するのに
必要な時間は大抵5時間を越えない。例えば、3時間以
下で塗布割合が約50%に達する。また、より低い塗布
割合、例えば約20%に到達するには、上記時間のせい
ぜい半分、一般には、約1時間あればよい。
【0045】本発明の第一の方法によれば、被膜製造方
法はゴム状物質を塗布する(gumming )製造方法である
と考えることができる。その方法では、その中に溶解し
ている物質を乾燥した場合を100%とすると、その8
5%がマルチトールであるシロップが用いられている。
特に、低割合でマルチトールを含有する、数種の水素化
グルコースシロップ、例えばさきに例示した糖類シロッ
プが好適に使用される。そのシロップの好ましい乾燥重
量は20〜50%の範囲である。
【0046】通常使用されるシロップの量は、塗膜を形
成すべき製品1kgに対して2〜15ミリリットル程度
である。通常、1工程ないし3工程で充分である。
【0047】高純度のマルチトール粉末の使用量に関し
ては、被膜を形成すべき製品1kgに対して20〜30
g程度が好ましい。直径が250ミクロン以上のマルチ
トール粒子を10%以下の割合で含有し、さらに40ミ
クロン以下の粒子を10%以下の割合で含有する微細な
粉末を用いるのが全ての場合において好ましい。特に、
直径が80〜100ミクロンの範囲にある粉末が理想的
である。
【0048】本発明の第一具体例により得られる被膜
は、優れた品質を有している。特に、被覆されるべき製
品に対する粘着性に優れている。同様の条件下で微粉末
のソルビトールを使用して得られた製品と比較しても、
この粘着性は非常に優れている。硬質でガラス状の被膜
では、60〜95%のマルチトールを含有していること
が好ましい。微粉末形状のマルチトール粉末の含有量
は、最終的に得られた被膜の80〜95%に相当する。
また、この割合は、被覆が施された製品に対する割合と
して換算すると、約2〜5%に相当する。
【0049】本発明の第二具体例によれば、軟質被膜の
製造方法では随意に先行してゴム状物質の塗布が行われ
る。この方法によれば、20〜95%のマルチトールを
含有する、軟質で非粘着性被膜を得ることができる。微
粉末形状のマルチトールは、被覆されるべき製品1kg
に対して20〜90gの単位で添加される。この添加は
1工程または数工程で行われる。この場合、微粉末形状
のマルチトールは、市販される状態の製品の被膜中に8
0〜95%含有されている。
【0050】さきに説明したように、本発明の製造方法
では、マルチトールを85%以下の割合、好ましくは1
0〜75%、より好ましくは65〜75%の割合で含有
されているシロップを使用する。上記低カロリー糖類シ
ロップの使用も好ましい。しかしながら、さらに0.5
〜5%の割合でゼラチンを含有するシロップが理想的で
ある。
【0051】特別な方法によれば、シロップの噴霧量
は、一般には製品1kgに対して10〜35ミリリット
ル程度である。上記シロップを乾燥させた場合得られる
乾燥成分の割合は、シロップ100%に対して50〜8
5%の範囲にあることが好ましい。被覆率が10〜80
%の割合である最終的な製品を得るまでに必要な工程の
数は10〜20である。
【0052】シロップの温度は一般には常温である。し
かしながら、より均一に成分が分散されたシロップを得
るためには、シロップの粘度を300センチポイズ以下
に押さえることができるようなより高い温度が好まし
い。
【0053】通常の条件では、加熱装置により乾燥させ
たり、または環境を調節することができる部屋に通した
りする必要はない。少々硬質な被膜を得たい場合にのみ
上記処理が必要であり、この場合工程と工程との合間に
乾燥した空気を吹き付ければよい。したがって、この方
法によれば、非常に素早く処理することができる。
【0054】最後に、滑らかな被膜の製造方法について
説明する。この滑らかな被膜は製品の外観を改善するこ
とができる。疎水性を付与するためには脂肪やワックス
を使用する。そのように処理して得られた被膜は同時に
その外観が視覚的に改善される。
【0055】本発明の第三の具体例によれば、多数のマ
ルチトールの微結晶からなる被膜を得ることができる。
この被膜は95〜99.5%の割合でマルチトールを含
有している。被膜が得られた後、粉末をまぶす(sandin
g )処理がなされる。ついで製品は蒸気、またはマルチ
トールを85%以下の割合で含有するマルチトールシロ
ップで湿される。
【0056】この湿らせる処理は、被覆すべき製品1k
gに対して50〜250g程度の割合で製品の表面に高
純度のマルチトール微粉末を塗布する前、塗布している
間、または塗布した後に行われる。一般に、上記湿らせ
る処理はたった1工程で行われる。上記割合は、最終製
品の7〜15%の割合に相当する。
【0057】本発明の他の具体例と比較して、この方法
では比較的大きい粒径を有するマルチトール粉末が使用
される。使用するマルチトール粉末の粒径は所望の最終
製品により決定されるが、一般に300〜1500ミク
ロンの範囲の粒径の粉末が使用される。さらに、さきに
説明した2種の製造方法と比較して、非常に高い結晶性
および非常に高い純度を有する粉末がより好ましい。純
度に関しては98%以上が理想的である。
【0058】本発明の第四の具体例は、以下に詳しく説
明するように、硬質で脆い被膜を得る際採用することが
できる。この方法によれば、艶消し被膜、硬質被膜、あ
るいは滑らかな被膜も製造することができる。
【0059】この場合、マルチトールを85%以上、好
ましくは90%以上、そしてより好ましくは95%以上
含有する炭水化物シロップが使用される。これらの値
は、溶解性成分を乾燥させた場合を100%とした割合
である。これらのシロップは85%以上の純度を有する
マルチトール微粉末、およびゼラチンから形成されてい
ることが好ましい。ゼラチンはシロップの乾燥成分に対
して0.5から5%の割合で含有されている。
【0060】製品を被覆するために必要な工程数は、硬
質被膜製造の場合は1〜10回である。滑らかな被膜を
製造する場合は1〜3回であり、艶消し被膜の場合は1
〜5回である。艶消しまたは硬質被膜を得る場合には、
50〜85%の乾燥成分を含有するシロップを5〜35
ミリリットルの割合で各工程で噴霧する。滑らかな被膜
の場合は、40〜60%の乾燥成分を含有するシロップ
を15〜50ミリリットルの割合で噴霧する。これらの
噴霧量は製品1kgを被覆する場合各工程で使用される
量であり、製品の性質に依存して変化する。特に、製品
の間隙率に依存している。また、水分を除去するには、
製品の表面に加熱シロップを塗布することが好ましい。
単に乾燥した空気を吹き付けても、水分除去を促進させ
ることができる。1工程または多工程でのマルチトール
粉末の総使用量は、被覆されるべき製品1kgに対して
5〜70gである。滑らかな被膜を得るには、5gが好
ましい。
【0061】被膜におけるマルチトール成分は、艶消し
被膜あるいは硬質被膜の場合には、95〜99.5%、
そして98〜99.5%の範囲にあることがより好まし
い。しかしながら、滑らかな被膜を得る場合にはたった
80%以上でよい。
【0062】市販状態の製品に形成された被膜のマルチ
トール微粉末の含有量は、一般には艶消し被膜および硬
質被膜の場合には65〜90%であり、滑らかな被膜の
場合は40〜80%である。
【0063】さきに説明した本発明の第4の方法によれ
ば、包装前に数時間保存すると、脆い被膜が形成された
製品を得ることができる。加熱操作は必ずしも必要では
ない。さらに、このようにして得られた層は、一般に他
のポリオールや砂糖を使用した場合には必要であるとさ
れている二酸化チタンまたは炭酸カルシウムなどの白色
化剤を添加しなくとも非常に白色度が高い。
【0064】さらに本発明は、製品を保護あるいは装飾
するための新規な表面被膜に関するものである。これ
は、純度が87%以上、好ましくは90%以上、より好
ましくは95%、そして最も好ましくは98%以上のマ
ルチトール粉末を少なくとも5%、好ましくは少なくと
も15%、より好ましくは20〜99.5%の割合で含
有している。
【0065】本発明の方法を実施する手段は既に説明さ
れているが、それらに限定されることはない。上記記載
は好ましい手段、およびより好ましい手段を例示しただ
けである。本発明の製造方法は融通性があり、短時間で
処理できるという利点、およびさきに例示したような利
点を有しているが、そのことは以下に説明される実施例
を参照することによりより容易に理解できるであろう。
【0066】
【実施例】
(実施例1) 非常に純度の高いマルチトール微粉末を使用した、ゴム
状溶液を塗布することからなる被膜の製造方法 1.使用する製品 砂糖、およびグルコースシロップの代わりにポリオール
が含有されているゼリー状のガム(米国では”ゼリービ
ーンズ”と呼ばれている)を使用した。その組成比を以
下に示す。 ・リカシン(商標:Lycasin)80/55、マルチトールシロップ:82.0% ・ネオソーブ(商標:Neosorb)P100、ソルビトール粉末 :2.0% ・ルーバン(商標:Ruban)イエローCSタンパク質 :1.2% ・クエン酸 :0.8% ・水 :14.0%
【0067】ゴム状溶液の塗布は以下に示す組成物を使
用して行われる。 ・乾燥成分が32%であるアラビアゴム溶液、この溶液
はイラネックス社(Iranex company)から市販されてい
る固体ゴムから得ることができる。 ・純度が99%以上のマルチトール微粉末、この粉末の
粒径は約100ミクロンであり、結晶化マルチソーブ
(商標:Maltisorb )として本出願人から市販されてい
るマルチトール粉末をふるいにかけることにより得るこ
とができる。
【0068】2.実験条件および実験結果 1kgのゼリーを、傾斜角が45°のチューリップ型の
被膜製造攪拌器に入れる。上記攪拌器を1分間に20回
転するように回転数をセットする。3gのアラビアゴム
溶液を上記ゼリー表面に噴霧し、ついで高純度マルチト
ール粉末5gをさらに添加する。ついで得られた被膜を
数分間にわたって乾燥させる。これが第一被覆工程であ
る。
【0069】上記工程を3回繰り返す。その内の最後の
工程処理を施している際、10分間にわたって150m
3/時 の割合で冷却乾燥した空気を流入させる。5%程
度の塗布割合を得るための所要時間は約60分である。
硬質でガラス状の被膜を得るためには、約82%のマル
チトール微粉末成分を単独で導入ればよい。
【0070】ゼリーは柔らかいのに、ゼリー表面に形成
された被膜の粘着性は優れている。そのように優れた粘
着性は、使用されるマルチトール粉末の純度および粒径
と同じ純度および粒径を有するソルビトール粉末を使用
する場合には得られない。
【0071】(実施例2) 非常に純度の高いマルチトールの微粉末を塗布する軟質
被膜の製造方法 1.使用する製品 卵状の硬いソルビトール錠剤を用いた。本実施例で使用
した被覆シロップは、マルチトールシロップ90%と、
ゼラチンシロップ10%とを混合することにより得た。
上記マルチトールシロップとしては、本出願人からマル
チソーブ(商標:Maltisorb )75/75として市販さ
れているシロップを用いた。このシロップは、乾燥した
状態の75%に相当するマルチトールを含有しており、
通常市販されている状態では水が25%含有されてい
る。ゼラチンシロップは、乾燥した状態では固形分が2
0%である、サノフィーバイオインダストリー社(Sano
fi Bioindustries)からゼラチンAT70という商品名
で市販されているゼラチンを用いて得た。つまり、乾燥
成分が60%となるように希釈して被覆シロップとして
用いた。
【0072】被覆シロップと組み合わせて、以下に示す
4種の粉末を用いた。 ・第1粉末:実施例1で使用された、非常に純度の高い
微細なマルチトール粉末。 ・第2粉末:同程度の粒径を有する粉末。92%の純度
を有し、乾燥させたときに必ずソルビトールおよびマル
トトリイトール(maltotriitol)が残るマルチトール粉
末。 ・第3粉末:マルビット(商標:Malbit)CRとして市
販されている固体粉末。この粉末はマルチトールをたっ
た87%しか含有していない。この市販されている粉末
をふるいにかけて、上記第一粉末と同程度の粒径を有す
る粉末だけを得た。 ・第4粉末:この粉末は下記組成を有している。その組
成とは、 ・高純度のマルチトール微粉末 70% ・本出願人から市販されているマンニトールSP 15
% ・炭酸カルシウム粉末 10% ・二酸化チタン粉末 5%である。
【0073】上記第3粉末および第4粉末は、本実施例
の製造方法の中で特別に使用された粉末である。つま
り、それらの粉末は、純度の低いマルチトール粉末を使
用した場合に生じる問題を理解するために用いた。上記
第4粉末は、米国特許4238510に開示された混合
粉末に含有された結晶化ソルビトール粉末を、高純度で
小さい粒径を有する結晶化マルチトールに代替した混合
粉末である。これは本発明の一部をなすものではない。
【0074】2.軟質被膜の状態 500gの錠剤を実施例1で使用した攪拌器に入れた。
最初に、50℃で5ミリリットルの被覆シロップを回転
する錠剤表面に塗布した。約2分または3分後、実施例
1で用いた非常に高純度の微細なマルチトール粉末30
gを添加した。その後、約3分かけて攪拌した。この工
程を、同じ粉末そして同じ被覆シロップを用いて9回繰
り返した。回数が増すにつれて、マルチトール粉末の添
加量を徐々に90gまで増加させた。同様に、被覆シロ
ップの添加量も20gまで増やした。
【0075】被覆された錠剤の重量は最終的には100
0gを少々上回っていた。結果的に得られた塗布割合
は、1時間未満で50%であった。残りの3種の粉末に
も、正確に同様の操作を施した。
【0076】純度がたった87%であるマルチトール粉
末を使用した場合、より粘性の増した製品、およびより
均一性の劣る被膜が得られた。
【0077】3.得られた製品の特性 製品を分析し、被覆後2、3日目に下記項目試験をし
た。 *分析データ 錠剤の水分含有率と、使用したマルチトール粉末の特性
とには直接関係があることが見いだされた。最も純度の
低いマルチトール粉末を用いた場合、錠剤の水分含有率
は4%を越えていた。最も純度の高いマルチトール粉末
を使用した場合は約3.2%であった。被膜の総マルチ
トール成分は、高純度のマルチトール粉末を使用した場
合90%に達していた。マルビット(商標:Malbit)C
Rをベースとした粉末を使用した場合は約78%であっ
た。また二酸化チタン、マンニトール、および炭酸カル
シウムを含有する混合微粉末を使用した場合、たったの
約65%であった。
【0078】*感覚反応データ 最低でも99%の純度を有するマルチトール粉末が被覆
された製品が最も白く、続いて純度が92%のマルチト
ールを使用した製品であり、次がマルビット(商標:Ma
lbit)CR粉末を使用した製品であった。そして最も灰
色がかっているのは混合微粉末を用いた製品であった。
種々被膜が形成された錠剤のかみつきテストを、被験者
7人によりブラインドテストとして行った。被験者は、
最も純度の低い粉末(マルビット(商標:Malbit)CR
微粉末と、高純度のマルチトールを70%含有す混合微
粉末)を使用して形成された、錠剤の被膜は余りに柔ら
かすぎて噛むことができないと判断した。他の2種のゼ
リーは非常に満足であると判断した。味という観点で
は、マルチトール成分が含有されていればいるほど好ま
しいと判断された。
【0079】(実施例3) 非常に純度の高いマルチトールの微粉末を塗布する硬質
被膜の製造方法 1.使用した製品 ポリオール、詳しくはリカシン(商標:Lycasin )80
/55シロップと、ネオソーブ(商標:Neosorb )P6
0ソルビトール粉末とからなる、長さが約2センチメー
トル、厚さが約1センチメートルのクッション型チュー
インガムの表面に、本発明の製造方法の中の硬質で脆い
被膜を製造する方法により被膜を形成した。
【0080】比較のために、同様の製品に、本出願人が
特許権を有するヨーロッパ特許201412に開示され
た方法でマルチトールを使用して被覆を施した。先ず第
一例として、以下に示す物質を本実施例の製造方法を実
施するために使用した。 ・結晶化マルチソーブ(商標:Maltisorb )として市販
されている非常に純度の高いマルチトールを溶解させて
乾燥した時成分が70%を占めるマルチトールシロップ
を得た。ついでそのシロップの乾燥成分100%に対し
て2%のゼラチンを添加した。このシロップは60℃で
用いられる。 ・実施例1で使用された非常に高純度のマルチトール微
粉末。 第二例では、上記マルチトールシロップのみを使用し
た。但し、乾燥成分が60%となるよう希釈して用い
た。このシロップの使用温度は上記特許明細書に記載さ
れた通り45℃とした。
【0081】2.実験条件 本発明の製造方法により、硬質で脆い被膜を形成するた
めに、1kgのクッション型チューインガムを回転被膜
製造装置に入れた。先ず、初回は15ミリリトットルの
割合でマルチトールシロップを添加した。2、3分後、
30gのマルチトール粉末を添加した。クッション型チ
ューインガムの表面は、人工的に乾燥させなくとも、約
1分後には乾燥していた。この工程を5回繰り返した。
工程を繰り返すに度に、塗布の頻度および添加量を増や
した。5回目には、シロップを35ミリリットル添加
し、粉末を50g添加した。上記クッション型チューイ
ンガムに形成された被膜を乾燥させるために、15分間
通気した。20%の塗布割合を達成するための所要時間
は約45分であった。
【0082】第二例では、上記ヨーロッパ特許2014
12に開示されている、工程を少なくとも60回繰り返
した。上記塗布割合と同様の塗布割合を得るには6時間
から8時間かかり、被覆所要時間は非常に長かった。
【0083】本実施例の製造方法によれば、時間を非常
に節約することができる。その結果、従来公知の方法と
比較して、6倍〜7倍の製品を被覆することができる。
また、必要な経費も削減することができる。
【0084】3.得られた製品の特性 さきに説明した2種の製品に形成された硬質で脆い被膜
について、製造後1日後と7日後との特性を比較した。
製造後1日経過した状態で既に平板形状にかすかな相違
がみられた。本発明の製造方法により得られた被膜は、
噛むには少々硬くなっていた。しかしながら、7日後は
この相違はもはや見受けられず、製品は全く同じである
と判断できた。
【0085】(実施例4) 非常に純度の高いマルチトールの微粉末を塗布する艶消
し被膜の製造方法 1.使用した製品、およびその状態 リカシン(商標:Lycasin )80/55と、マンニトー
ルとを調理して得られる加熱された菓子にマルチトール
を使用した艶消し被膜製造方法を採用した。このため、
40%が乾燥成分であるアラビアゴム溶液を用意した。
これを40℃に保温した。上記加熱菓子を回転している
被膜製造攪拌器に入れた。ついでさきに得られたアラビ
アゴムシロップ25ミリリットルを、加熱菓子表面上に
注いだ。数分後、実施例1で使用された粉末と同様の非
常に純度の高いマルチトール微粉末100gを添加し
た。異なる条件下で行われる工程に移る前に、加熱され
た空気を攪拌器内に吹き付けた。
【0086】2.安定度 湿度が非常に高く(相対湿度:75%)、気温が20℃
である環境下に製品を置き、その製品の重量変化を記録
する水吸収テストを行った。艶消しされた加熱菓子は、
艶消し被膜が形成されていない加熱菓子と比較して、同
様の安定性を有していた。切断テストでは、表面は約3
0%程度の水分を吸収していた。対照加熱菓子と比較す
ると、艶消し被膜が形成された製品は湿度に対して感度
が非常に低いということが明白になった。
【0087】(実施例4) 非常に純度の高いマルチトールの微粉末を塗布する、ざ
らつきを有する被膜の製造方法 1.使用した物質 ポリオールを含有した硬質ガムにざらつきを有する被膜
を製造した。99.5%の純度を有するマルチトール結
晶をふるいにかけて得られた粉末を使用した。得られた
粉末の大きさを300〜800ミクロンの範囲に調節し
た。ガムの表面を湿らせるために、乾燥蒸気(steam )
を吹き付けた。
【0088】2.実験条件および実験結果 さきに選択されたマルチトール結晶200gを被膜製造
攪拌装置に注いだ後、上記湿らされた硬質ガム1kgを
導入した。上記攪拌装置を回転させて被覆を行った。約
10分後、攪拌装置から製品を取り出し、通気のよい所
に貯蔵した。包装する前に、数時間に渡って開口部から
空気を吹き付けた。得られた最終製品は興味深いもので
あり、美しい表面が形成されていた。
【0089】
【発明の効果】本発明にかかる被膜製造方法は、製品表
面に被膜を生成することができる、マルチトールを使用
した被膜の製造方法であって、炭水化物シロップ、タン
パク質シロップ、または蒸気を塗布する他に、ただしこ
の塗布は微粉末形状で行われる、その他に純度が87%
以上のマルチトール粉末を若干塗布することを特徴とす
る被膜製造方法である。本発明の製造方法は、非常に短
時間で処理することができるので、時間をかなり節約で
きる。したがって、容量を節約できる。また、方法が簡
素であるので、容易に工業規模に拡大できる。非常に融
通性に富んだ製造方法なので、軟質被膜層、硬質で脆い
層、または微結晶からなる層をも得ることができる。さ
らに、非常に多岐にわたる製品に被膜を形成することが
できる。
【0090】また、本発明の表面被膜は、純度が87%
以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以
上であるマルチトール粉末を、少なくとも5%、好まし
くは少なくとも15%、より好ましくは20〜99.5
%の割合で含有する、製品を装飾または保護するための
表面被膜である。したがって、本発明の製品は品質が非
常に高く、センスがあり、時間が経過しても外観が変化
することがない。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品表面に被膜を生成することができ
    る、マルチトールを使用した被膜の製造方法であって、 炭水化物シロップ、タンパク質シロップ、または蒸気を
    塗布する他に、ただしこの塗布は微粉末形状で行われ
    る、その他に純度が87%以上のマルチトール粉末を若
    干塗布することを特徴とする被膜製造方法。
  2. 【請求項2】 前記マルチトール粉末の塗布量が、市販
    製品に形成された被膜の少なくとも5%、好ましくは少
    なくとも15%、より好ましくは20〜99.5%に該
    当することを特徴とする請求項1記載の被膜製造方法。
  3. 【請求項3】 塗布されるマルチトール粉末が、90%
    以上、好ましくは95%以上、より好ましくは98%以
    上の純度を有していることを特徴とする請求項1記載の
    被膜製造方法。
  4. 【請求項4】 被膜を形成すべき製品が、食物、動物用
    製品、薬剤、家畜用製品(veterinary product)、栄養
    補給製品、種、穀粒、肥料粉末、酵素をベースとした添
    加物、微生物、ビタミン、調味料、香料、酸(acid)、
    甘味料、または活性成分であることを特徴とする請求項
    1記載の被膜製造方法。
  5. 【請求項5】 可溶性の乾燥成分の85%以下の割合で
    マルチトールを含有する炭水化物シロップを塗布する、
    但しこの炭水化物シロップは、マルチトールを10〜7
    5%の割合で含有するシロップ、またはマルチトール以
    外の糖アルコール、ポリデクストロース、オリゴフルコ
    トース、デクストリン、セルロースをベースとした物
    質、アラビアゴム、およびペクチンのような低カロリー
    糖類からなるシロップである、ことを特徴とする請求項
    1記載の被膜製造方法。
  6. 【請求項6】 硬質でガラス状の被膜、好ましくはマル
    チトールを60〜95%の割合で含有する被膜を得るこ
    とができ、それがゴム状溶液を塗布することを特徴とす
    る請求項5記載の被膜製造方法。
  7. 【請求項7】 軟質被膜、好ましくはマルチトールを2
    0〜95%の割合で含有する被膜を得ることができ、そ
    れが任意にゴム状溶液を用いて行われる軟質被膜を製造
    するための操作からなることを特徴とする請求項5記載
    の被膜製造方法。
  8. 【請求項8】 多数の微結晶からなり、マルチトールを
    95〜99.5%の割合で含有する被膜を得ることがで
    き、それが任意にゴム状溶液を用いて行われるざらつき
    を形成する操作からなることを特徴とする請求項1から
    請求項5までのいずれか1項に記載の被膜製造方法。
  9. 【請求項9】 可溶性の乾燥成分に対して85%以上の
    割合でマルチトールを含有する炭水化物シロップを塗布
    する、この炭水化物シロップは好ましくは純度が87%
    以上のマルチトール粉末を溶解させることにより得られ
    るシロップである、ことを特徴とする請求項1記載の被
    膜製造方法。
  10. 【請求項10】 好ましくは95〜99.5%の割合で
    マルチトールを含有する、硬質で脆い被膜を得ることが
    でき、それが任意にゴム状溶液を用いて行われる、艶消
    し被膜を形成する操作、硬質被膜を形成する操作、また
    は滑らかな被膜を形成する操作からなることを特徴とす
    る請求項9記載の被膜製造方法。
  11. 【請求項11】 純度が87%以上、好ましくは90%
    以上、より好ましくは95%以上であるマルチトール粉
    末を、少なくとも5%、好ましくは少なくとも15%、
    より好ましくは20〜99.5%の割合で含有する、製
    品を装飾または保護するための表面被膜。
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