JPH0712378U - バネを内設する吊り具

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(57)【要約】ロープ又はチェーン等に連結する吊り具の内部に、吊り
具が上下方向に移動すべくバネ等の伸縮材を設置して、
より高さ寸法を有効に利用して、吊り具の掛け外しを容
易にする。【構成】吊り具Ｂ内部の垂直材２、５や斜材４、水平
材６等に沿わせて、バネ等の伸縮材（Ａ）を配置する。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ロープ又はチェーン等に連結して、荷物を吊る吊り具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

実願平４−４６９９５に示すごとく、吊り具上部にバネ等の伸縮材を設けて、無負荷時に、上下方向の移動を可能にするものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術の、吊り具の上部にバネ等の伸縮材を設ける方法では、高さが高くなってしまうものであった。

【０００４】本考案は、従来の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、バネを吊り具に内設して、無負荷時に、上下方向の移動を可能とし、高さをより有効に利用できるものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における吊り具は、バネを部材に沿わせて内接し、ロープ又はチェーン等に連結する。

【０００６】

【作用】

バネ等の伸縮材は、吊り具内の部材に沿わせて配置するため、無負荷時、吊り具自体の上下方向の移動を可能とし、高さ寸法を小さくできる。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。図２、図３において、伸縮材Ａは、バネ等を使用し、その端にロープ等を連結し、容易にロープ又はチェーン等１に連結しうる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【０００９】請求項１、２の吊り具において、高さ寸法を、より小さくできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】吊り具の上部にバネ等の伸縮材を設けた場合の
外形図である。

【図２】実願平５−３４３６６の吊り具の内部にバネを
設けた場合の外形図である。

【図３】本考案の、バネを内設する吊り具の応用例を示
す外形図である。

【符号の説明】

Ａ伸縮材Ｂ吊り具１ロープ又はチェーン等２垂直材３支点４斜材５垂直材６水平材７フック８磁石又は吸盤等

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ロープ又はチェーン等（１）に連結する吊
り具（Ｂ）の垂直材（２）、（５）や斜材（４）、水平
材（６）に沿わせて、バネ等の伸縮材（Ａ）を配置し、
無負荷時に、上下方向の移動を目的とする吊り具。
【請求項２】実願平５−３４３６６に追加してなる、請
求項１の吊り具。