JPH0712360A - 熱搬送装置 - Google Patents

熱搬送装置

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Publication number
JPH0712360A
JPH0712360A JP15006393A JP15006393A JPH0712360A JP H0712360 A JPH0712360 A JP H0712360A JP 15006393 A JP15006393 A JP 15006393A JP 15006393 A JP15006393 A JP 15006393A JP H0712360 A JPH0712360 A JP H0712360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
refrigerant
receiver
valve
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP15006393A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuzo Konakawa
勝蔵 粉川
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15006393A priority Critical patent/JPH0712360A/ja
Publication of JPH0712360A publication Critical patent/JPH0712360A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒を加熱して、熱を暖房などに利用する熱
搬送装置に関するもので、熱搬送量の大能力化を目的と
する。 【構成】 冷媒加熱器2の上方に配設されかつ、冷媒加
熱器2と連通する気液セパレータ1の上部に配設された
受液器5と開閉弁8および第1逆止弁6を介して前記気
液セパレータ1と連通する前記受液器5を有する熱搬送
部18と、前記気液セパレータ1、放熱器10、第2逆
止弁12および前記受液器5を順次接続した環状の循環
路19と、受液器5内部に設けた隔壁21により形成さ
れ上部を開口した開口部22を有し下部を閉塞した液溜
部20を構成している。そのため、受液器5内の液溜部
20により隔壁21により冷却されているので減圧開始
遅れ時間がなくなり開閉弁8の開閉周期を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒を加熱する時の圧
力上昇を利用して、熱を暖房などに利用する熱搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱搬送装置は、例えば特開平3−
51631号公報に示されるように、図3のような構成
になっている。
【0003】すなわち、気液セパレータ1は、冷媒加熱
器2の上方に配設されるとともに冷媒加熱器2の入口管
3と冷媒加熱器2の出口管4とで連結され環状の管路で
接続されている。また、受液器5は気液セパレータ1の
上方に配設され、第1逆止弁6を有する落込み管7で気
液セパレータ1へ接続され、さらに開閉弁8を有する均
圧管9により出口管4を介して気液セパレータ1に接続
されている。気液セパレータ1と利用側として室内側に
配設される放熱器10へは、ガス冷媒往き管11で接続
され、放熱器10と受液器5は、第2逆止弁12を有す
る液冷媒戻り管13で接続されている。
【0004】以上のように、気液セパレータ1、放熱器
10、第2逆止弁12、受液器5、第1逆止弁6は順次
配管接続された環状の循環路を形成している。14は冷
媒加熱器2の出口管4に設けた温度検知器であり、15
は温度検知器14の検知する温度により、開閉弁8の開
閉時間を制御する制御装置である。16は冷媒加熱器2
に設けたバーナであり、バーナ16により冷媒を加熱す
る。17は放熱器10に設けた送風機である。
【0005】上記構成において、その動作を以下に説明
する。冷媒加熱器2において、バーナ16ので加熱され
た冷媒は、ガスと液の2相状態で出口管4を通り、気液
セパレータ1へ流入し、液冷媒は入口管3から再び冷媒
加熱器2に流入する。一方、気液セパレータ1へ流入し
た2相状態の冷媒のうちガス冷媒は、ガス冷媒往き管1
1から放熱器10へ入り、送風機17で送られた室内空
気と熱交換し、放熱凝縮し過冷却液化する。
【0006】ここで、開閉弁8が閉のときには、放熱器
10で凝縮液化した過冷却液冷媒は、液冷媒戻り管13
から第2逆止弁12を介して、ガス冷媒を凝縮させるこ
とにより受液器5内へ流入する。このとき受液器5内の
圧力は気液セパレータ1内の圧力より低くなっているた
め、第1逆止弁6は閉状態となっている。この状態で、
開閉弁8を開とすると、受液器5と気液セパレータ1と
は均圧管9により連通して均圧状態となり、受液器5内
の液冷媒は重力により第1逆止弁6を通り気液セパレー
タ1内へ流入する。
【0007】次に、開閉弁8を再び閉にすると、第1逆
止弁6は閉状態になり、受液器5内へ放熱器10の凝縮
過冷却した液冷媒が受液器5内の急減圧により吸引さ
れ、受液器5が液冷媒で満たされるサイクルを繰り返
す。このように、気液セパレータ1と冷媒加熱器2間は
蒸発した冷媒圧による自然循環サイクルであり、受液器
5から気液セパレータ1および冷媒加熱器2への液冷媒
の供給は開閉弁8の開閉周期による間歇動作サイクルで
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、冷媒加熱による熱搬送を行なうため開閉弁8の開閉
動作周期の設定には、図4に示すように受液器5での減
圧開始遅れ時間Tl を考慮する必要があった。即ち、開
閉弁8が開状態から閉状態に切替った時間t1 から時間
l だけ遅れて受液器5内の減圧が発生し、減圧時間T
r で受液器5内が液冷媒で満たされ減圧が完了する。こ
の減圧開始遅れ時間Tl は主に受液器5の容器の熱容量
に起因するものである。また減圧時間Tr は空となった
受液器5内へ液冷媒が流入し終るまでの時間であり、受
液器5の内容積および放熱器10から受液器5までの流
路抵抗により定まる。さらに開時間TONは満液となった
受液器5から気液セパレータ1へ液冷媒が落し込まれる
のに要する時間であり、受液器5の内容積および均圧管
9と落込み管7の流路抵抗により定まる。
【0009】このように開閉弁8の開閉周期TS は開時
間TONと閉時間TOFF の和(TS =TON+TOFF )であ
り、さらに閉時間TOFF は減圧開始遅れ時間Tl と減圧
時間Tr の和(TOFF =Tl +Tr )である。この減圧
開始遅れ時間Tl が比較的大きいために閉時間TOFF
短縮に制約が生じ、開閉周期TS が長目に設定せざるを
得ない状況となり、熱搬送量(暖房に利用の場合は暖房
能力)の大能力化に制約があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、受液
器内部に上部を開口し下部を閉塞した液溜部を用いて、
落し込み時間を短くすることにより開閉周期を短縮し、
熱搬送量の大能力化を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、冷媒加熱器、この冷媒加熱器の上方に配設
され、入口管と出口管とで冷媒加熱器と連通する気液セ
パレータ、開閉弁および第1逆止弁を介して前記気液セ
パレータと連通する受液器を有する熱搬送部と、前記気
液セパレータ、放熱器、第2逆止弁および前記受液器を
順次接続した環状の循環路と、前記受液器内部に上部を
開口し下部を閉塞した液溜部を設けた構成としている。
【0012】
【作用】本発明は上記構成によって、開閉弁の開成時も
受液器内に低温の液冷媒を溜めて受液器内の壁面の温度
を低下させ、ガス冷媒を凝縮させ始めるきっかけを作
る。この液溜部の過冷却液冷媒によるガス冷媒の凝縮に
より受液器内の減圧が減圧開始遅れ時間なしに発生し、
開閉弁の閉成と同時に液冷媒が受液器内に一気に吸引さ
れる。
【0013】このように減圧開始遅れ時間を無くすこと
により、開閉弁の閉時間を大幅に短縮して開閉周期を小
さくし、単位時間当りの受液器の吸引・落込み回数を増
大させて冷媒循環量を増大可能とし、冷媒加熱量の増大
させることにより熱搬送量(暖房に利用の場合は暖房能
力)の大能力化を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1で説明する。図
1において、図3と同一符号は同一部材を示し同一機能
を有しているので詳細な説明は省略し、異なる点を中心
に説明する。
【0015】18は、バーナ16を有する冷媒加熱器2
と気液セパレータ1を環状管路に接続し、前記気液セパ
レータ1の上方に設けた受液器5を、第1逆止弁6を有
する落込み管7と、開閉弁8を有する均圧管9とで前記
環状管路に接続した熱搬送部である。19は気液セパレ
ータ1、放熱器10、第2逆止弁12、受液器5を順次
配管接続した環状の循環路である。20は受液器5内部
の隔壁21により形成した液溜部である。隔壁21は上
部を開口した開口部22を設け、下部を受液器5の壁面
とで閉塞して構成としている。また、受液器5には、前
記第2逆止弁12と循環路19を接続している。
【0016】23はバーナ16の燃焼量を可変する燃焼
量可変装置、24は開閉弁8、温度検知器14、燃焼量
可変装置23に電気的に接続された制御装置である。
【0017】上記構成において、開閉弁8の開閉動作と
バーナ16での燃焼、送風機17の運転により冷媒加熱
による熱搬送の暖房を行なう。
【0018】ここで、開閉弁8が閉状態の時には、放熱
器10で凝縮液化した過冷却液冷媒が、液冷媒戻り管1
3から第2逆止弁12を介して、受液器5のガス冷媒を
凝縮させることにより受液器5内へ流入する。この時受
液器5内の圧力は気液セパレータ1内の圧力より低くな
っているため、第1逆止弁6は閉状態となっている。そ
して、液溜部20は上部の開口部22から過冷却液冷媒
が流入し満液となる。この受液器5内が液冷媒で満液状
態で、開閉弁8を開とすると、受液器5と気液セパレー
タ1とは均圧管9により連通して均圧状態となり、受液
器5内の液冷媒は重力により第1逆止弁6を通り気液セ
パレータ1内へ流入する。この時、受液器5の液冷媒と
置換する気液セパレータ1のガス冷媒は、均圧管9から
開閉弁8を通り受液器5へと流れる。液溜部20の過冷
却冷媒は溜った状態であるから、受液器5の内壁を構成
する隔壁部21は、開閉弁8が開の状態の時も冷温に保
たれる。
【0019】次に、開閉弁8を再び閉にすると、第1逆
止弁6は閉状態になり、受液器5の隔壁部21が低温で
あるため瞬時に、受液器5内へ放熱器10の凝縮過冷却
した液冷媒が受液器5内の急減圧により吸引され、その
後受液器5が液冷媒で満たされるサイクルを繰り返す。
【0020】以上の熱搬送運転において、開閉弁8が閉
状態から開成する様に作動させる場合について図2で説
明する。図2において、開閉弁8が開状態から閉状態に
切換った時間tO と同時に受液器5が低温であるため、
瞬時に受液器内の減圧が開始するため、減圧開始遅れ時
間Tl ' は実用上無くする(Tl ' =0)ことができ
る。
【0021】従って、開閉弁8の閉時間TOFF ' は正味
の減圧時間Tr だけで良く(TOFF' =Tr )、開閉周
期TS ' は大幅に短縮(TS ' =Tr +TON)できる。
このため、受液器5での液冷媒の吸引・落込み回数の増
加により冷媒循環能力が増大し、冷媒加熱器2での燃焼
量増大させ熱搬送量(暖房に利用の場合は暖房能力)の
能力が増大できる。さらに、駆動入力は必要無く、熱搬
送だけの入力としては開閉弁8の入力のみであり経済性
は失なわれない。
【0022】また、図5に本発明の他の実施例を示す。
受液器5の内部に上部を開口し下部を閉塞した液溜部2
0を設け、この液溜部20の下部に小孔25を設けてあ
る。開閉弁8が閉状態の時に、液溜部20は上部の開口
部22から過冷却液冷媒が流入し満液となる。そして、
開閉弁8を開とすると、液溜部20の過冷却冷媒は溜っ
た状態であるから、受液器5の内壁を構成する隔壁部2
1は、開閉弁8が開の状態の時も冷温に保たれる。そし
て、開閉弁8の開弁中、液溜部20の過冷却冷媒は隔壁
部21を冷却することにより温度上昇し、小孔25から
一部は気液セパレータ1にその一部の冷媒は流下する。
そのため、次の開閉弁8が閉状態の時に、液溜部20は
上部の開口部22から新たな過冷却液冷媒が流入し満液
となるため、液溜部20の冷媒は、常に戻ってきた過冷
却冷媒と置換し、液溜部20の過冷却液冷媒はより低温
に保つことができ、開閉弁8を閉にすると、受液器5の
隔壁部21がより低温であるため瞬時に、受液器5内を
急減圧できる。 従って、受液器5での液冷媒の吸引・
落込み回数の一層の増加により冷媒循環能力が増大し、
熱搬送量の大能力化ができる。本実施例では、小孔25
を設けたが、受液器5の内壁と隔壁部の当接部に間隙を
設けた場合も同様の作用、効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上実施例で説明したように本発明の熱
搬送装置は、冷媒加熱器、この冷媒加熱器の上方に配設
され、入口管と出口管とで冷媒加熱器と連通する気液セ
パレータ、開閉弁および第1逆止弁を介して前記気液セ
パレータと連通する受液器とからなる熱搬送部と、前記
気液セパレータ、放熱器、第2逆止弁および前記受液器
を順次接続した環状の循環路と、前記受液器内部に上部
を開口し下部を閉塞した液溜部を設けた構成としている
ので以下の効果がある。
【0024】(1)受液器が低温であるため減圧遅れ時
間をなくすることができ、開閉周期を大幅に短縮による
冷媒循環量の増加により熱搬送量の能力の増大ができ
る。
【0025】(2)また、熱搬送のための入力としては
開閉弁8の入力のみであり経済性は失なわれない。
【0026】(3)液溜部の下部に小孔を設けた構成に
すれば、液溜部の冷媒は過冷却冷媒と置換し、受液器の
隔壁部がより低温であるため、吸引・落込み回数の一層
の増加により冷媒循環能力が増大し、熱搬送量の能力増
加ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱搬送装置のシステム構成
【図2】同実施例の受液器の減圧特性図
【図3】従来の熱搬送装置のシステム構成図
【図4】同熱搬送装置での受液器の減圧特性図
【図5】本発明の他の実施例の熱搬送装置のシステム構
成図
【符号の説明】
1 気液セパレータ 2 冷媒加熱器 5 受液器 6 第1逆止弁 8 開閉弁 10 放熱器 12 第2逆止弁 18 熱搬送部 19 循環路 20 液溜部 24 制御装置 25 小孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒加熱器と、この冷媒加熱器の上方に配
    設され、入口管と出口管とで前記冷媒加熱器と連通する
    気液セパレータと、開閉弁および第1逆止弁を介して前
    記気液セパレータと連通する受液器とからなる熱搬送部
    と、前記気液セパレータ、放熱器、第2逆止弁および前
    記受液器を順次接続した環状の循環路と、前記受液器内
    部に上部を開口し下部を閉塞した液溜部を設けた熱搬送
    装置。
  2. 【請求項2】液溜部の下部に流出部を設けた請求項1記
    載の熱搬送装置。
JP15006393A 1993-06-22 1993-06-22 熱搬送装置 Pending JPH0712360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15006393A JPH0712360A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 熱搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15006393A JPH0712360A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 熱搬送装置

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Publication Number Publication Date
JPH0712360A true JPH0712360A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15488706

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15006393A Pending JPH0712360A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 熱搬送装置

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JP (1) JPH0712360A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1088773C (zh) * 1996-09-13 2002-08-07 菊地布帛技术株式会社 带状织物处理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1088773C (zh) * 1996-09-13 2002-08-07 菊地布帛技术株式会社 带状织物处理装置

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