JP3252529B2 - 熱搬送装置 - Google Patents

熱搬送装置

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JP3252529B2 JP11441493A JP11441493A JP3252529B2 JP 3252529 B2 JP3252529 B2 JP 3252529B2 JP 11441493 A JP11441493 A JP 11441493A JP 11441493 A JP11441493 A JP 11441493A JP 3252529 B2 JP3252529 B2 JP 3252529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒を加熱する時の圧
力上昇を利用して、熱を暖房などに利用する熱搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱搬送装置は、例えば特開平3−
51631号公報に示されるように、図2のような構成
になっている。
【0003】すなわち、気液セパレータ1は、冷媒加熱
器2の上方に配置されるとともに冷媒加熱器2の入口管
3と冷媒加熱器2の出口管4とで冷媒加熱器2と連結さ
れ、環状の管路を構成している。また、受液器5は気液
セパレータ1の上方に配置され、第1逆止弁6を有する
落込み管7で下方にある気液セパレータ1へ接続され、
さらに開閉弁8を有する均圧管9により出口管4を介し
て気液セパレータ1に接続されている。気液セパレータ
1と利用側として室内側に配置される放熱器10は、ガ
ス冷媒往き管11で接続され、放熱器10と受液器5
は、第2逆止弁12を有する液冷媒戻り管13で接続さ
れている。以上のように、気液セパレータ1、放熱器1
0、第2逆止弁12、受液器5、第1逆止弁6は順次配
管接続された環状の循環路を形成している。
【0004】14は冷媒加熱器2の出口管4に設けた温
度検知器であり、15は温度検知器14の検知する温度
により、開閉弁8の開閉時間を制御する制御装置であ
る。16は冷媒加熱器2に設けたバーナであり、このバ
ーナ16により冷媒を加熱する。17は放熱器10に設
けた送風機である。第1逆止弁6は、冷媒回路で一般に
用いられる圧力差により生じる流れで開閉動作を行うも
のであり、受液器8が気液セパレータ1より低圧力の時
開き、高圧力の時は閉止する。
【0005】上記構成において、その動作を以下に説明
する。冷媒加熱器2において、バーナ16の燃焼熱で加
熱された冷媒は、ガスと液の2相状態で出口管4を通
り、気液セパレータ1へ流入し、液冷媒は入口管3から
再び冷媒加熱器2に流入する。一方、気液セパレータ1
へ流入した2相状態の冷媒のうちガス冷媒は、ガス冷媒
往き管11から放熱器10へ入り、送風機17で送られ
た室内空気と熱交換し、放熱凝縮し過冷却液化する。
【0006】ここで、開閉弁8が閉のときには、放熱器
10で凝縮液化した過冷却液冷媒は、液冷媒戻り管13
から第2逆止弁12を介して、ガス冷媒を凝縮させるこ
とにより受液器5内へ流入する。このとき受液器5内の
圧力は気液セパレータ1内の圧力より低くなっているた
め、第1逆止弁6は閉状態となる。この状態で、開閉弁
8を開とすると、受液器5と気液セパレータ1とは均圧
管9により連通して均圧状態となり、受液器5内の液冷
媒は重力により第1逆止弁6を通り気液セパレータ1内
へ流入する。
【0007】次に、開閉弁8を再び閉にすると、受液器
8内のガス冷媒が凝縮するためこの受液器8内は気液セ
パレータ1より低圧となり、第1逆止弁6は閉状態にな
る。そして、受液器5内へ放熱器10の凝縮過冷却した
液冷媒が受液器5内の急減圧により吸引され、受液器5
が液冷媒で満たされるサイクルを繰り返す。このよう
に、気液セパレータ1と冷媒加熱器2間は蒸発した冷媒
圧による自然循環サイクルであり、受液器5から気液セ
パレータ1および冷媒加熱器2への液冷媒の供給は開閉
弁8の開閉周期による間欠動作サイクルである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、冷媒加熱による熱搬送を行なうため開閉弁8の開閉
動作周期の設定は、図3に示すように、受液器5内の減
圧が発生して空となった受液器5内が液冷媒で満たされ
減圧が完了する開閉弁8の閉時間TOFFと満液となった
受液器5から気液セパレータ1へ液冷媒が落し込まれる
開閉弁8の開時間TONとの和が開閉周期TS(TS=TON
+TOFF)である。
【0009】閉時間TOFFは受液器5の内容積および放
熱器10から受液器5までの流路抵抗により定まり、さ
らに開時間TONは受液器5の内容積および均圧管9と落
込み管7および第1逆止弁の流路抵抗により定まる。
【0010】このように開閉弁8の開閉周期TSは開時
間TONと閉時間TOFFの和(TS=TO N+TOFF)であ
り、この開時間TONが比較的大きいために、開閉周期T
Sが長目に設定せざるを得ない状況となり、熱搬送量
(暖房に利用の場合は暖房能力)の大能力化に制約があ
った。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、容器
を上部の受液部と下部の液溜部に仕切る仕切り板により
構成し、均圧管と落込み管を最短とし、この流路抵抗を
小さくし落し込み時間を短くすることにより開閉周期を
短縮し、熱搬送量の大能力化と、受液部と気液セパレー
ト部と液溜部を一つの容器で構成し部品が少なくまたロ
ー付け箇所の減少になることにより信頼性の向上と低コ
スト化を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、冷媒加熱器、この冷媒加熱器の上方に配置
された上部の受液部と下部の気液セパレータ液溜部に仕
切る仕切り板を内部に設けた容器と、前記冷媒加熱器と
前記気液セパレータ液溜部を連通する入口管と出口管、
前記出口管と開閉弁を介して前記受液部と連通する均圧
管と、前記仕切り板に第1逆止弁を有する熱搬送部と、
前記気液セパレータ液溜部、放熱器、第2逆止弁および
前記受液部を順次接続した環状の循環路とした構成とし
ている。
【0013】
【作用】本発明は上記構成によって、容器を上部の受液
部と下部の気液セパレータ液溜部に仕切る仕切り板によ
り構成し、均圧管は出口管と開閉弁を介して前記受液部
と連通して最短に構成し、落込み管は前記仕切り板に直
接第1逆止弁を取付けたことにより最短となり、この均
圧管と落し込み管の流路抵抗は小さくなり、開閉弁が開
成と同時に満液となった受液部の液冷媒は液溜部へ大量
に落し込まれる。
【0014】このように流路抵抗を小さくすることによ
り、開閉弁の開時間を大幅に短縮して開閉周期を小さく
し、単位時間当りの受液器の吸引・落込み回数を増大さ
せて冷媒循環量を増大可能とし、冷媒加熱量を増大させ
る。また、受液部と気液セパレート部と液溜部を一つの
容器で構成できる。
【0015】さらに、仕切り板を下方に凸状に形成し、
この仕切り板の最下端部に第1逆止弁を設けることによ
り、この凸状に沿って液冷媒が流れ、液冷媒が受液部か
ら落ちる時間が短くなる。また、仕切り板の上部または
下部に断熱材を設ける構成として、受液部と気液セパレ
ータ液溜部を断熱し受液部の温度上昇を防止する。
【0016】そして、連通部と、接続部の間に、開口部
を有する板を設けることにより、気液混合冷媒の液冷媒
は下の液溜部に溜りガス冷媒は循環路23へと流れる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1で説明する。図
1において、図3と同一符号は同一部材を示し同一機能
を有しているので詳細な説明は省略し、異なる点を中心
に説明する。
【0018】18は、冷媒加熱器2の上方に配設された
容器であり、この容器18を上部の受液部19と下部の
気液セパレータ液溜部20に仕切り板21により仕切ら
れている。冷媒加熱器2と気液セパレータ液溜部20を
入口管3と出口管4で環状管路を形成し、さらに開閉弁
8を介して出口管4と受液部19を均圧管9で連通して
ある。22は、バーナ16を有する冷媒加熱器2と気液
セパレータ液溜部20を環状管路に接続し、受液部19
から気液セパレータ液溜部20に第1逆止弁6を有する
管路と開閉弁8を有する均圧管9の管路とで前記環状管
路に接続した熱搬送部である。23は気液セパレータ液
溜部20、放熱器10、第2逆止弁12、受液部19を
順次配管接続した環状の循環路である。容器18は、鉄
アルミ等金属を成型した後ブレージング、溶接等で仕切
り板21と一体に形成し、第1逆止弁6は仕切り板21
と接合または、一体構成としている。
【0019】24はバーナ16の燃焼量を可変する燃焼
量可変装置、25は開閉弁8、温度検知器14、燃焼量
可変装置24に電気的に接続された制御装置である。
【0020】上記構成において、開閉弁8の開閉動作と
バーナ16での燃焼、送風機17の運転により冷媒加熱
による熱搬送の暖房を行なう。
【0021】ここで冷媒の流れは、開閉弁8が閉状態の
時に、ガス冷媒が放熱器10で凝縮液化し過冷却となっ
た液冷媒が液冷媒戻り管13から第2逆止弁12を介し
て受液部19に流入し、このガス冷媒を凝縮させること
により受液部19内の圧力が低下し、急激に受液部19
へ液冷媒が流入する。
【0022】この受液部19内が液冷媒で満液状態にな
ると液冷媒の流れは停止する。そこで、開閉弁8を開と
すると、受液部19と気液セパレータ液溜部20とは均
圧管9により連通して均圧状態となり、受液部19内の
液冷媒は重力により第1逆止弁6を通り気液セパレータ
液溜部20内へ流入する。この時、受液部19の液冷媒
と置換する気液セパレータ液溜部20のガス冷媒は、均
圧管9から開閉弁8を通り受液部19へと流れる。
【0023】次に、受液部19内の液冷媒が全て気液セ
パレータ液溜部20へ流れた時、開閉弁8を再び閉にす
ると、受液部19が瞬時に減圧され低圧となり、第1逆
止弁6は同様にただちに閉止状態になり、受液部19内
に放熱器10の凝縮過冷却した液冷媒が吸引され、受液
部19が液冷媒で満たされるサイクルを繰り返す。
【0024】ここで、均圧管9は出口管4に開閉弁8を
介して受液部19と連通してあるため最短の長さとな
り、落込み管7は仕切り板21に直接第1逆止弁6を取
付けたことにより第1逆止弁6のみの長さで最短とな
る。そのため、この均圧管9を流れるガス冷媒と落し込
み管7を流れる液冷媒の流路抵抗は小さくなり、開閉弁
8が開成と同時に満液となった受液部の液冷媒はガス冷
媒と置換し気液セパレータ液溜部20へ大量に落し込ま
れる。
【0025】従って、流路抵抗を小さくすることがで
き、開閉弁8の開時間TONを大幅に短縮できる。このた
め、受液部19での液冷媒の吸引・落込み回数の増加に
より冷媒循環能力が増大し、冷媒加熱器2での燃焼量増
大させ熱搬送量(暖房に利用の場合は暖房能力)の大能
力化ができる。
【0026】さらに、容器18を上部の受液部19と下
部の気液セパレータ液溜部20に仕切り板21により仕
切り、気液セパレータ機能と冷媒の液溜機能を合わせ持
つ気液セパレータ液溜部20とした。このため、上部で
気液セパレートした冷媒の液はただちに下部の液溜の溜
るため、気液セパレート性能が向上し循環路23の渇き
度が高く顕熱比が大きいため熱搬送量が増大し、このこ
とと、液冷媒がただちに気液セパレータ液溜部20に溜
るため充填冷媒量が少なくて運転できる。
【0027】また、図4に示す本発明の別の実施例は、
出口管4の気液セパレータ液溜部20との連通部26
と、循環路23の気液セパレータ液溜部20との接続部
27の間に、複数の開口部28を有する板29を設ける
ことにより、冷媒加熱器2から連通部26に流れる気液
混合冷媒は板29に仕切られ、液冷媒は下の液溜部に溜
りガス冷媒は開口部26から接続部27を通り循環路2
3へと流れる。このため、より一層、気液セパレート性
能が向上し熱搬送量が増大するとともに、第1逆止弁6
からの冷媒の落下等により液溜部の液冷媒が波うち乱れ
た場合も、気液セパレート性能は維持できる。
【0028】そして、仕切り板21を下方に凸状に形成
し、仕切り板21の最下端部に第1逆止弁6を設けるこ
とにより、開閉弁8を開き受液部19内の液冷媒を重力
により第1逆止弁6を通り気液セパレータ液溜部20内
へ流入する時、受液部19の底を形成する仕切り板21
が下に凸状になり、この仕切り板21の最下端部に第1
逆止弁6を設けてあるため、この凸状に沿って液冷媒が
流れて第1逆止弁6から気液セパレータ液溜部20内へ
流入するため、液冷媒が受液部19から気液セパレータ
液溜部20に落ちる時間が短くなる。従って、開閉弁8
の開時間TONを短縮でき、受液部19での液冷媒の吸引
・落込み回数の増加により冷媒循環能力が増大し大能力
化ができる。
【0029】また、図4に示ように、仕切り板21の上
部にテフロン、ナイロン等の樹脂を成型した断熱材28
を設ける構成として、受液部19と気液セパレータ液溜
部20を断熱している。開閉弁8が閉状態の時に、放熱
器10で凝縮液化し過冷却となった液冷媒が液冷媒戻り
管13から第2逆止弁12を介して受液部19に流入
し、このガス冷媒を凝縮させる時、受液部19も冷却し
ている。この時、気液セパレータ液溜部20は高温の飽
和冷媒であるから、熱は、気液セパレータ液溜部20か
ら受液部19へ流れる。これを断熱材28で断熱する事
により受液部19の温度上昇を防止でき、過冷却冷媒に
よる受液部19内のガス冷媒が凝縮し圧力が低下する時
間が短縮し、早く受液部19への液冷媒の流入が完了す
る。このため、開閉弁8の閉時間TOFFを短縮でき、受
液部19での液冷媒の吸引・落込み回数の増加により、
さらに大能力化ができる。
【0030】そして、図5に示す本発明の他の実施例
は、仕切り板21の上に断熱材28を設け、この断熱材
28を下方に凸状に形成し、断熱材28の最下端部に対
応する仕切り板21に第1逆止弁6を設けることによ
り、開閉弁8を開き受液部19内の液冷媒を重力により
第1逆止弁6を通り気液セパレータ液溜部20内へ流入
する時、受液部19の底を形成する仕切り板21が下に
凸状になり、この仕切り板21の最下端部に第1逆止弁
6を設けてあるため、この断熱した凸状に沿って液冷媒
が流れて第1逆止弁6から気液セパレータ液溜部20内
へ流入するため、液冷媒が蒸発することなく、完全に受
液部19から気液セパレータ液溜部20に落ちる時間が
短くなる。従って、開閉弁8の開時間TONを短縮でき、
受液部19での液冷媒の吸引・落込み回数の増加により
冷媒循環能力がさらに増大し大能力化ができる。
【0031】そして、出口管4と気液セパレータ液溜部
20との連通部と、気液セパレータ液溜部20と循環路
23との接続部の間に、開口部を有する板29を設ける
ことにより、気液混合冷媒の液冷媒は下の液溜部に溜り
ガス冷媒は循環路へと流れるため、気液セパレート性能
が向上し熱搬送量が増大し、変動に対しても気液セパレ
ート性能は維持できる。
【0032】なお、駆動入力は変化無く、熱搬送だけの
入力としては開閉弁8の入力のみであり経済性は失なわ
れない。また、受液部19と気液セパレート機能と液溜
機能を合わせ持つ気液セパレータ液溜部20を一つの容
器18で構成したため部品点数が少なくなり、またこの
ためロー付け箇所の減少になり信頼性が向上し、かつコ
ンパクト、低コストとなる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の熱搬送装置は、冷
媒加熱器、この冷媒加熱器の上方に配置された容器、前
記容器を上部の受液部と下部の気液セパレータ液溜部に
仕切る仕切り板、前記冷媒加熱器と前記気液セパレータ
液溜部を連通する入口管と出口管、前記出口管と開閉弁
を介して前記受液部と連通する均圧管、前記仕切り板に
第1逆止弁を有する熱搬送部と、前記気液セパレータ液
溜部、放熱器、第2逆止弁および前記受液部を順次接続
した環状の循環路とした構成としているので以下の効果
がある。
【0034】(1)均圧管は最短に構成し、落込み管は
仕切り板に直接第1逆止弁を取付けたことにより、この
均圧管と落し込み管の流路抵抗を小さくすることによ
り、開閉弁の開時間を大幅に短縮による熱搬送量の大能
力化を得ることができる。
【0035】(2)容器を上部の受液部と下部の気液セ
パレータ液溜部に仕切る仕切り板により構成し、落込み
管は前記仕切り板に直接第1逆止弁を取付けたことによ
り、受液部と気液セパレート機能と液溜機能を合わせ持
つ気液セパレータ液溜部を一つの容器で構成でき部品点
数が少なくなり、またこのためロー付け箇所の減少し信
頼性が向上し、かつコンパクト、低コストとなる。
【0036】(3)また、駆動入力は変化無く、熱搬送
だけの入力としては開閉弁の入力のみであり経済性は失
なわれない。
【0037】(4)さらに、仕切り板を下に凸状に形成
し、この仕切り板の最下端部に第1逆止弁を設けること
により、この凸状に沿って液冷媒が流れ、液冷媒が完全
に受液部から落ちる時間が短くなる。また、仕切り板の
上部または下部に断熱材を設ける構成として、受液部と
気液セパレータ液溜部を断熱し受液部の温度上昇を防止
することにより、ガス冷媒が凝縮し圧力が低下する時間
が短縮し、このため、開閉弁8の閉時間TOFFを短縮で
き、さらに大能力化ができる。
【0038】(5)そして、出口管と気液セパレータ液
溜部との連通部と、気液セパレータ液溜部と循環路との
接続部の間に、開口部を有する板を設けることにより、
気液混合冷媒の液冷媒は下の液溜部に溜りガス冷媒は循
環路へと流れるため、気液セパレート性能が向上し熱搬
送量が増大し、変動に対しても気液セパレート性能は維
持できる。
【0039】(6)そして、この断熱材を下方に凸状に
形成し、断熱材の最下端部に対応する仕切り板に第1逆
止弁を設けることにより、この断熱した凸状に沿って液
冷媒が流れ、液冷媒が完全に受液部から落ちる時間が短
くなり、開閉弁の開時間TONを短縮でき、冷媒循環能力
が増大し大能力化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱搬送装置のシステム構成
【図2】従来の熱搬送装置のシステム構成図
【図3】同熱搬送装置での受液器の減圧特性図
【図4】本発明の他の実施例の熱搬送装置のシステム構
成図
【図5】同実施例の熱搬送装置のシステム構成図
【符号の説明】
2 冷媒加熱器 3 入口管 4 出口管 6 第1逆止弁 8 開閉弁 10 放熱器 12 第2逆止弁 18 容器 19 受液部 20 気液セパレータ液溜部 21 仕切り板 22 熱搬送部 23 循環路 28 断熱材 29 開口部を有する板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−99539(JP,A) 特開 平4−15418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 7/00 F25B 13/00 341

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒加熱器と、この冷媒加熱器の上方に配
    置された上部の受液部と下部の気液セパレータ液溜部に
    仕切る仕切り板を内部に設けた容器と、前記冷媒加熱器
    と前記気液セパレータ液溜部を連通する入口管と出口管
    と、前記出口管と開閉弁を介して前記受液部と連通する
    均圧管と、前記仕切り板に第1逆止弁を有する熱搬送部
    と、前記気液セパレータ液溜部、放熱器、第2逆止弁お
    よび前記受液部を順次接続した環状の循環路とした熱搬
    送装置。
  2. 【請求項2】仕切り板の上部または下部に断熱材を設け
    た請求項1記載の熱搬送装置。
  3. 【請求項3】仕切り板を下方に凸状に形成し、前記仕切
    り板の最下端部に第1逆止弁を設けた請求項1記載の熱
    搬送装置。
  4. 【請求項4】仕切り板の上部に断熱材を設け、前記断熱
    材を下方に凸状に形成し、前記断熱材の最下端部に対応
    する前記仕切り板に第1逆止弁を設けた請求項1記載の
    熱搬送装置。
  5. 【請求項5】出口管の気液セパレータ液溜部との連通部
    と、循環路の気液セパレータ液溜部との接続部の間に、
    開口部を有する板を設けた請求項1記載の熱搬送装置。
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