JPH0791679A - 熱搬送装置 - Google Patents

熱搬送装置

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Publication number
JPH0791679A
JPH0791679A JP23292393A JP23292393A JPH0791679A JP H0791679 A JPH0791679 A JP H0791679A JP 23292393 A JP23292393 A JP 23292393A JP 23292393 A JP23292393 A JP 23292393A JP H0791679 A JPH0791679 A JP H0791679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid separator
medium
receiver
connection port
Prior art date
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Pending
Application number
JP23292393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Tao
統雄 垰
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23292393A priority Critical patent/JPH0791679A/ja
Publication of JPH0791679A publication Critical patent/JPH0791679A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体を加熱し無動力熱搬送方式による熱搬送
装置において、気液セパレータ性能を向上させ、安定し
た暖房運転を行うことを目的とする。 【構成】 媒体加熱器1、気液セパレータ3、レシーバ
2、室内交換器6と、気液セパレータ3の上部に配設し
た椀状のバッフル板9から構成し、レシーバ2から液媒
体が気液セパレータ3へ流入する第1逆止弁5の下端
と、媒体加熱器1の頂部から気液セパレータ3内に流入
する均圧管19の下端は、バッフル板9の外周側に配設
するとともに、室内器入口管16の上端は、バッフル板
9の内周内へと、隔てて配設したので、室内熱交換器6
へはガス媒体のみ圧送され、暖房運転中、媒体圧力の異
常上昇を防止することができ、安定した暖房運転を行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体を加熱し無動力熱
搬送方式で暖房運転する熱搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の熱搬送装置は、図3に示す
ように、媒体加熱器1の上方に位置したレシーバ2の中
間位置に気液セパレータ3を配設し、前記レシーバ2
と、前記気液セパレータ3の間に両者を均圧させる開閉
弁4を有し、さらにレシーバ2底部と、気液セパレータ
3頂部を接続した逆止弁5を設けている。媒体加熱器1
で蒸発した媒体は、気液セパレータ3を経て室内熱交換
器6で凝縮され、第2逆止弁7を介しレシーバ2へ流入
される。レシーバ2に液媒体が溜まると、開閉弁4を開
き、レシーバ2と気液セパレータ3を均圧化し、レシー
バ2内の液媒体を逆止弁5を介し、気液セパレータ3に
流入させる。流入し終わると開閉弁4を閉じ逆止弁5も
閉じるため、再び室内熱交換器6から凝縮された液媒体
がレシーバ2に流入される。このような動作を繰り返し
て媒体による熱搬送を行い、暖房運転を行うようになっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では次のような課題を有していた。
【0004】気液セパレータ3から室内熱交換器6へ往
く接続配管中に液媒体成分が混入しやすく、気液セパレ
ータ3から室内熱交換器6に圧送される媒体量Q1と、
室内熱交換器6から第2逆止弁7、レシーバ2を介して
間欠的に気液セパレータ3に圧送される媒体量Q2とが
1>Q2の関係となり、媒体が徐々に室内熱交換器6に
溜り暖房運転中、媒体圧力が異常に上昇し、安定した暖
房運転を行うことができない。
【0005】本発明は、上記した従来の課題を解決する
もので、気液セパレータ性能を向上させ、安定した暖房
運転を行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱搬送装置は、下記の構成とした。
【0007】媒体加熱器、気液セパレータ、レシーバ、
室内熱交換器と、前記気液セパレータ内に配設した隔壁
を有する逆椀状のバッフル板から構成し、前記気液セパ
レータ頂部に配管接続口A、Bを、気液セパレータ底部
に配管接続口C、Dを、及びレシーバ頂部に配管接続口
E、Fをそれぞれ設け、前記レシーバ底部と配管接続口
Aを第1逆止弁を介して接続し、気液セパレータ内から
配管接続口Cを介して室内器入口管を、室内熱交換器の
一端に接続し、前記室内熱交換器の他端からは、第2逆
止弁を介してレシーバ頂部の配管接続口Eに接続し、前
記気液セパレータ底部の配管接続口Dを、媒体加熱器の
底部と接続し、媒体加熱器の頂部からの加熱器出口菅
は、開閉弁を介して前記レシーバ頂部の配管接続口Fと
接続し、前記加熱器出口管の途中から均圧管を構成し、
前記気液セパレータ頂部の配管接続口Bに接続するとと
もに、前記気液セパレータ頂部に接続した第1逆止弁の
下端と、均圧管の下端は、前記バッフル板の外周側に構
成し、前記気液セパレータ内に接続した室内器入口管の
上端は、バッフル板の内周内に配設してなるものであ
る。
【0008】
【作用】本発明は、上記した構成によって、開閉弁が開
の時、レシーバから液媒体が気液セパレータへ流入する
第1逆止弁の下端と、媒体加熱器の頂部から2相状態で
気液セパレータ内に流入する均圧管の下端は、バッフル
板の外周側に構成するとともに、室内器入口管の上端
は、バッフル板の内周内へと、隔てて配設したので室内
熱交換器へはガス媒体のみ圧送され、暖房運転中、媒体
圧力の異常上昇を防止して、安定した暖房運転を行うこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0010】図1.図2において、1は、媒体加熱器
で、この媒体加熱器1の上方にはレシーバ2、さらにこ
のレシーバ2と前記媒体加熱器1の中間位置には、気液
セパレータ3が配設され、この気液セパレータ3の内部
には、隔壁8を有する逆椀状のバッフル板9が構成され
ている。前記気液セパレータ3の頂部には、前記レシー
バ2の底部を、第1逆止弁5を介し接続する接続口A1
0と、接続口B11を有し、底部には、接続口C12と
接続口D13を有している。また前記レシーバ2の頂部
には、接続口E14と接続口F15をそれぞれ有してい
る。
【0011】前記気液セパレータ3と室内熱交換器6と
レシーバ2とは、前記気液セパレータ3底部の接続口C
12と室内熱交換器6の一端とを接続する室内器入口管
16と、室内熱交換器6の他端と第2逆止弁7を介して
前記レシーバ2頂部の接続口E14とを接続する配管で
ループ状に接続してあり、前記室内器入口管16は、前
記気液セパレータ3内へ挿入するとともに、先端開口部
は、前記バッフル板9の内周側に配設してある。
【0012】前記気液セパレータ3と媒体加熱器1と
は、前記気液セパレータ3底部の接続口D13と前記媒
体加熱器1の底部とを加熱器入口管17で接続してあ
り、媒体加熱器1頂部からの加熱器出口管18は、気液
セパレータ3内を通すことなく、開閉弁4を介して前記
レシーバ2頂部の接続口F15接続するとともに、その
途中から均圧管19を構成し、この均圧管19を前記気
液セパレータ頂部の接続口B11に挿入してある。
【0013】前記均圧管19の下端は、前記気液セパレ
ータ3頂部の接続口A10に接続した第1逆止弁5の下
端同様、前記気液セパレータ3内に構成されたバッフル
板9の外周側に位置するように配設してある。
【0014】上記構成において、媒体加熱器1で加熱さ
れた媒体は、気液の2相状態で加熱器出口管18、均圧
管19を通り、気液セパレータ3内に流入し、ここで液
媒体は、気液セパレータ3内に落下し、再び加熱器入口
管17を通って媒体加熱器1に流入する。
【0015】一方、気液セパレータ3内に媒体加熱器1
から流入した2相状態のガス媒体は、室内器入口管16
から室内熱交換器6に圧送されここで熱交換され凝縮液
化する。この時、開閉弁4が閉の時は、第1逆止弁5は
閉状態で、レシーバ2へ室内熱交換器6からの過冷却液
媒体が第2逆止弁7を通り圧送され、レシーバ2内のガ
ス媒体が凝縮液化し、レシーバ2内の圧力が急激に低下
し、室内熱交換器6の過冷却液媒体がレシーバ2内へ引
き込まれ、レシーバ2内は、室内熱交換器6からの凝縮
液媒体で満たされる。この状態で開閉弁4を開にする
と、レシーバ2と気液セパレータ3とは均圧状態とな
り、レシーバ2内の液媒体は、第1逆止弁5を通り、気
液セパレータ3に流入する。なおこの時、第2逆止弁7
はレシーバ2側からは閉状態である。
【0016】次に開閉弁4を閉にすると、第1逆止弁5
も閉となり、再びレシーバ2に室内熱交換器6から過冷
却液媒体が流入し、レシーバ2を凝縮液媒体で満たし、
開閉弁4を開にするというサイクルを繰り返す。すなわ
ち、気液セパレータ3と媒体加熱器1の間は自然循環サ
イクル、気液セパレータ3、室内熱交換器6、第2逆止
弁7、レシーバ2、第1逆止弁5のサイクルは、レシー
バ2へ室内熱交換器6からの過冷却液媒体を溜めて、そ
れを間欠的に気液セパレータ3に供給するという間欠動
作サイクルである。
【0017】ここで、開閉弁4が開の時、レシーバ2か
ら液媒体が気液セパレータ3へ流入する第1逆止弁5の
下端と、媒体加熱器1の頂部から2相状態で気液セパレ
ータ3内に流入する均圧管19の下端は、バッフル板9
の外周側に構成するとともに、室内器入口管16の上端
は、バッフル板9の内周内へと、隔てて配設したので、
室内熱交換器6へはガス媒体のみ圧送され、暖房運転
中、媒体圧力の異常上昇を防止することができ、安定し
た暖房運転を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例で説明したように本発明の
熱搬送装置によれば、次の効果が得られる。
【0019】開閉弁が開の時、レシーバから液媒体が気
液セパレータへ流入する第1逆止弁の下端と、媒体加熱
器の頂部から2相状態で気液セパレータ内に流入する均
圧管の下端は、バッフル板の外周側に構成するととも
に、室内器入口管の上端は、バッフル板の内周内へと、
隔てて配設したので、室内熱交換器へはガス媒体のみ圧
送され、暖房運転中、媒体圧力の異常上昇を防止するこ
とができ、気液セパレータ性能の向上が得られ、安定し
た暖房運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における熱搬送装置の回路構
成図
【図2】同要部断面図
【図3】従来の熱搬送装置の回路構成図
【符号の説明】
1 媒体加熱器 2 レシーバ 3 気液セパレータ 4 開閉弁 5 第1逆止弁 6 室内熱交換器 7 第2逆止弁 8 隔壁 9 バッフル板 10 接続口A 11 接続口B 12 接続口C 13 接続口D 14 接続口E 15 接続口F 16 室内器入口管 18 加熱器出口管 19 均圧管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体加熱器、気液セパレータ、レシーバ、
    室内熱交換器と、前記気液セパレータ内に配設した隔壁
    を有する逆椀状のバッフル板から構成し、前記気液セパ
    レータ頂部に配管接続口A、Bを、気液セパレータ底部
    に配管接続口C、Dを、及びレシーバ頂部に配管接続口
    E、Fをそれぞれ設け、前記レシーバ底部と配管接続口
    Aを第1逆止弁を介して接続し、気液セパレータ内から
    配管接続口Cを介して室内器入口管を、室内熱交換器の
    一端に接続し、前記室内熱交換器の他端からは、第2逆
    止弁を介してレシーバ頂部の配管接続口Eに接続し、前
    記気液セパレータ底部の配管接続口Dを、媒体加熱器の
    底部と接続し、媒体加熱器の頂部からの加熱器出口菅
    は、開閉弁を介して前記レシーバ頂部の配管接続口Fと
    接続し、前記加熱器出口管の途中から均圧管を構成し、
    前記気液セパレータ頂部の配管接続口Bに接続するとと
    もに、前記気液セパレータ頂部に接続した第1逆止弁の
    下端と、均圧管の下端は、前記バッフル板の外周側に構
    成し、前記気液セパレータ内に接続した室内器入口管の
    上端は、バッフル板の内周内に配設してなる熱搬送装
    置。
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