JPH0712356A - ガス調理装置 - Google Patents
ガス調理装置Info
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- JPH0712356A JPH0712356A JP15067393A JP15067393A JPH0712356A JP H0712356 A JPH0712356 A JP H0712356A JP 15067393 A JP15067393 A JP 15067393A JP 15067393 A JP15067393 A JP 15067393A JP H0712356 A JPH0712356 A JP H0712356A
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- JP
- Japan
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- cooking
- steam
- hot air
- temperature
- cooked
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温調理により被調理物を香ばしく焼けて中
身を柔らかく調理する。高温調理中に発生するスチーム
によりまろやかに調理する。調理庫内に付着した油脂分
や臭いを高温調理時に蒸発させてセルフクリーニングす
る。調理庫内に付着した油分や臭いをセルフクリーニン
グする。油分や臭いや煙を除去する。 【構成】 調理庫1の庫内温度を300℃以上にして調
理することができるための加熱手段2を設けると共に調
理庫1内にスチーム発生用の水入れ30を設ける。30
0℃以上の高温調理により被調理物を香ばしく焼き且つ
中身を柔らかく調理する。300℃以上の熱で水入れ3
0内の水を沸騰してスチームを発生させる。熱気を循環
させる際に調理庫内に付着した油脂分や臭いを加熱手段
2により焼き切る。
身を柔らかく調理する。高温調理中に発生するスチーム
によりまろやかに調理する。調理庫内に付着した油脂分
や臭いを高温調理時に蒸発させてセルフクリーニングす
る。調理庫内に付着した油分や臭いをセルフクリーニン
グする。油分や臭いや煙を除去する。 【構成】 調理庫1の庫内温度を300℃以上にして調
理することができるための加熱手段2を設けると共に調
理庫1内にスチーム発生用の水入れ30を設ける。30
0℃以上の高温調理により被調理物を香ばしく焼き且つ
中身を柔らかく調理する。300℃以上の熱で水入れ3
0内の水を沸騰してスチームを発生させる。熱気を循環
させる際に調理庫内に付着した油脂分や臭いを加熱手段
2により焼き切る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温加熱による調理が
できるガス調理装置に関するものである。
できるガス調理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被調理物を調理庫内に収納してこれを加
熱調理するガス調理装置にはオーブンやグリルなどがあ
るが、これら従来のガス調理装置においては250℃以
下の比較的低温で調理がなされていた。このため、従来
のオーブンで調理された被調理物は香ばしく焼き上がり
にくく、また、中身まで柔らかに調理しにくかった。し
かも、従来にあっては、ガス調理装置による調理中に被
調理物が持っている水分が必要以上に奪われて低下し、
ぱさぱさしたような状態に調理されてしまう傾向にあっ
た。
熱調理するガス調理装置にはオーブンやグリルなどがあ
るが、これら従来のガス調理装置においては250℃以
下の比較的低温で調理がなされていた。このため、従来
のオーブンで調理された被調理物は香ばしく焼き上がり
にくく、また、中身まで柔らかに調理しにくかった。し
かも、従来にあっては、ガス調理装置による調理中に被
調理物が持っている水分が必要以上に奪われて低下し、
ぱさぱさしたような状態に調理されてしまう傾向にあっ
た。
【0003】そこで、外部に設けたスチーム発生装置に
よりスチームを発生させて調理中の庫内にスチームを入
れることが考えられるが、スチーム発生装置が外部に別
途必要であって、装置が複雑化してコストアップとなる
という問題があり、また、250℃以下の庫内温度の環
境下にスチームを入れるので、水っぽい状態に調理され
るおそれがあった。
よりスチームを発生させて調理中の庫内にスチームを入
れることが考えられるが、スチーム発生装置が外部に別
途必要であって、装置が複雑化してコストアップとなる
という問題があり、また、250℃以下の庫内温度の環
境下にスチームを入れるので、水っぽい状態に調理され
るおそれがあった。
【0004】また、従来にあっては、被調理物から出た
油脂分が調理庫の内面に付着して汚れたり臭いが残った
りするので、掃除をする必要があった。また、煙や油分
や臭いがガス調理装置の外にそのまま排出されるので排
気孔付近が汚れやすく、臭いが庫外に広がり、調理環境
を悪くするという問題がある。
油脂分が調理庫の内面に付着して汚れたり臭いが残った
りするので、掃除をする必要があった。また、煙や油分
や臭いがガス調理装置の外にそのまま排出されるので排
気孔付近が汚れやすく、臭いが庫外に広がり、調理環境
を悪くするという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、庫内温度を300℃以上として高温調理が
できて、被調理物を香ばしく焼けて中身を柔らかく調理
でき、しかも、まろやかに調理でき、また、調理庫内に
付着した油脂分や臭いを高温調理時に蒸発させてセルフ
クリーニングできると共に油分や臭いや煙を加熱手段に
より焼き切って除去でき、また、熱効率良く調理できる
ガス調理装置を提供するにある。
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、庫内温度を300℃以上として高温調理が
できて、被調理物を香ばしく焼けて中身を柔らかく調理
でき、しかも、まろやかに調理でき、また、調理庫内に
付着した油脂分や臭いを高温調理時に蒸発させてセルフ
クリーニングできると共に油分や臭いや煙を加熱手段に
より焼き切って除去でき、また、熱効率良く調理できる
ガス調理装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガス調理装置
は、調理庫1の庫内温度を300℃以上にして調理する
ことができるための加熱手段2を設けると共に調理庫1
内にスチーム発生用の水入れ30を設け、上記加熱手段
2から調理庫1内を経て再び加熱手段2に戻る熱気循環
路を設け、加熱手段2で発生した熱風が上記熱気循環路
29を循環できるように構成して成ることを特徴とする
ものであって、このような構成を採用することで上記し
た従来例の問題点を解決して本発明の目的を達成したも
のである。
は、調理庫1の庫内温度を300℃以上にして調理する
ことができるための加熱手段2を設けると共に調理庫1
内にスチーム発生用の水入れ30を設け、上記加熱手段
2から調理庫1内を経て再び加熱手段2に戻る熱気循環
路を設け、加熱手段2で発生した熱風が上記熱気循環路
29を循環できるように構成して成ることを特徴とする
ものであって、このような構成を採用することで上記し
た従来例の問題点を解決して本発明の目的を達成したも
のである。
【0007】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、調理庫1
内の庫内温度を300℃以上にして調理することができ
るための加熱手段2を設けてあるので、庫内温度300
℃以上の高温加熱により被調理物を調理できるものであ
り、この結果、被調理物の外面を素早く高温で焼き上げ
て香ばしく焼けると共に中身も柔らかく焼くことができ
ることになり、しかも、調理庫1内にスチーム発生用の
水入れを設けてあるので、庫内が300℃以上となるこ
とで水入れ30内に入れた水が煮沸して十分なスチーム
が発生し、被調理物の水分が必要以上に奪われるのが防
止されて高温スチーム料理ができ、しかも、同一温度の
場合水蒸気を含んだ熱風の方が水蒸気を含まない熱風よ
りも熱量が大きくて被調理物に与える熱量が多く、被調
理物の表面温度の立ち上がりが早くなってタンパク質の
熱変成が促進され、この点でも外面が素早く焼けて中身
を柔らかく焼くことができることになる。また、調理庫
1内面に油脂分や臭いが付着しても、300℃以上の高
温調理時に蒸発させていわゆるセルフクリーニングでき
ることになり、更に、加熱手段2から調理庫1内を経て
再び加熱手段2に戻る熱気循環路を設け、加熱手段で発
生した熱風が上記熱気循環路29を循環できるように構
成することで、循環時に油分や臭いや煙を加熱手段2に
より焼き切って除去でき、また、循環の際にスチームを
含んだ熱気が加熱手段2により加熱されることで高温の
スチームとなり、この高温スチームを循環して調理する
ことで熱効率良く調理できることになる。
内の庫内温度を300℃以上にして調理することができ
るための加熱手段2を設けてあるので、庫内温度300
℃以上の高温加熱により被調理物を調理できるものであ
り、この結果、被調理物の外面を素早く高温で焼き上げ
て香ばしく焼けると共に中身も柔らかく焼くことができ
ることになり、しかも、調理庫1内にスチーム発生用の
水入れを設けてあるので、庫内が300℃以上となるこ
とで水入れ30内に入れた水が煮沸して十分なスチーム
が発生し、被調理物の水分が必要以上に奪われるのが防
止されて高温スチーム料理ができ、しかも、同一温度の
場合水蒸気を含んだ熱風の方が水蒸気を含まない熱風よ
りも熱量が大きくて被調理物に与える熱量が多く、被調
理物の表面温度の立ち上がりが早くなってタンパク質の
熱変成が促進され、この点でも外面が素早く焼けて中身
を柔らかく焼くことができることになる。また、調理庫
1内面に油脂分や臭いが付着しても、300℃以上の高
温調理時に蒸発させていわゆるセルフクリーニングでき
ることになり、更に、加熱手段2から調理庫1内を経て
再び加熱手段2に戻る熱気循環路を設け、加熱手段で発
生した熱風が上記熱気循環路29を循環できるように構
成することで、循環時に油分や臭いや煙を加熱手段2に
より焼き切って除去でき、また、循環の際にスチームを
含んだ熱気が加熱手段2により加熱されることで高温の
スチームとなり、この高温スチームを循環して調理する
ことで熱効率良く調理できることになる。
【0008】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1乃至図3には本発明の一実施例が示し
てある。この実施例においては、調理庫1の後部には加
熱手段2が設けてある。添付図面に示す実施例におい
て、加熱手段2は燃焼室4に配置したバーナ11と燃焼
用ファン収納室5に配置した燃焼用ファン15とで構成
してあり、燃焼室4と燃焼用ファン収納室5との間には
仕切り板6で仕切られた通路室7が設けてある。図中8
はダクトであって、加熱手段2の燃焼用ファン収納室5
と調理庫1に設けた熱気入口9とを連通している。ま
た、加熱手段2の燃焼室4と調理庫1とは熱気出口10
により連通している。燃焼室4には燃焼空気が供給され
る燃焼用空気供給口19が設けてある。また、燃焼用フ
ァン収納室5の後壁12には排気口13が設けてあり、
この排気口13は先端が外部に開口する排気路21に連
通している。燃焼用ファン収納室5の後方には冷却用フ
ァン収納室14が配置してあり、燃焼用ファン収納室5
と冷却用ファン収納室14とは防熱板22により仕切っ
てある。冷却用ファン収納室14の一部は上記排気路2
1に連通しており、冷却用ファン収納室14には冷却用
空気吸入口28が設けてある。燃焼用ファン15の出力
軸16には更に冷却用ファン17が固着してあり、この
冷却用ファン17が冷却用ファン収納室14に配置して
あり、出力軸16は冷却用ファン収納室14よりも後方
に配置したモータ18により回転されるようになってい
る。また、調理庫1の前面部は開口となっており、この
開口を開閉自在な扉25により密閉的に閉じることがで
きるようになっている。
て詳述する。図1乃至図3には本発明の一実施例が示し
てある。この実施例においては、調理庫1の後部には加
熱手段2が設けてある。添付図面に示す実施例におい
て、加熱手段2は燃焼室4に配置したバーナ11と燃焼
用ファン収納室5に配置した燃焼用ファン15とで構成
してあり、燃焼室4と燃焼用ファン収納室5との間には
仕切り板6で仕切られた通路室7が設けてある。図中8
はダクトであって、加熱手段2の燃焼用ファン収納室5
と調理庫1に設けた熱気入口9とを連通している。ま
た、加熱手段2の燃焼室4と調理庫1とは熱気出口10
により連通している。燃焼室4には燃焼空気が供給され
る燃焼用空気供給口19が設けてある。また、燃焼用フ
ァン収納室5の後壁12には排気口13が設けてあり、
この排気口13は先端が外部に開口する排気路21に連
通している。燃焼用ファン収納室5の後方には冷却用フ
ァン収納室14が配置してあり、燃焼用ファン収納室5
と冷却用ファン収納室14とは防熱板22により仕切っ
てある。冷却用ファン収納室14の一部は上記排気路2
1に連通しており、冷却用ファン収納室14には冷却用
空気吸入口28が設けてある。燃焼用ファン15の出力
軸16には更に冷却用ファン17が固着してあり、この
冷却用ファン17が冷却用ファン収納室14に配置して
あり、出力軸16は冷却用ファン収納室14よりも後方
に配置したモータ18により回転されるようになってい
る。また、調理庫1の前面部は開口となっており、この
開口を開閉自在な扉25により密閉的に閉じることがで
きるようになっている。
【0009】調理庫1内にはスチーム発生用の水入れ3
0が設けてあり、図1に示す実施例においては、水入れ
30として調理庫1と別体の水皿を用いた例が示してあ
り、この水入れ30となる水皿は種々のものが考えられ
るが、図1乃至図3のように調理庫1内の底面より少し
小さい程度の大きさとしておくと、被調理物から落下す
る油脂分や不純物を受けることができる。また、水入れ
30としては調理庫1と別体のもので着脱自在のものの
みに限定されず、調理庫1の内面部に一体に形成してあ
ってもよい。そして、この水入れ30の形状は特に限定
はないが、300℃以上の高温の熱気下で蒸発する際の
蒸発面積が大きい方が好ましい。なお、図1乃至図3に
示す実施例では水入れ30に被調理物を載せるための網
状の載置部31を取付けた例を示している。
0が設けてあり、図1に示す実施例においては、水入れ
30として調理庫1と別体の水皿を用いた例が示してあ
り、この水入れ30となる水皿は種々のものが考えられ
るが、図1乃至図3のように調理庫1内の底面より少し
小さい程度の大きさとしておくと、被調理物から落下す
る油脂分や不純物を受けることができる。また、水入れ
30としては調理庫1と別体のもので着脱自在のものの
みに限定されず、調理庫1の内面部に一体に形成してあ
ってもよい。そして、この水入れ30の形状は特に限定
はないが、300℃以上の高温の熱気下で蒸発する際の
蒸発面積が大きい方が好ましい。なお、図1乃至図3に
示す実施例では水入れ30に被調理物を載せるための網
状の載置部31を取付けた例を示している。
【0010】上記のような構成において、バーナ11に
よりガスを燃焼させると共に燃焼用ファン15を回転さ
せると、加熱手段2で生成された熱気がダクト8を通じ
て熱気入口9から調理庫1内に強制的に流入させられ、
調理庫1内を加熱して熱気出口10から再び加熱手段2
に戻り、加熱手段2で再度加熱されてダクト8を通じて
調理庫1内に流入させられるというように熱気が循環し
ながら調理庫1内を加熱するものであり、このように加
熱手段2、ダクト8、熱気入口9、調理庫1、熱気出口
10により一連の熱気循環路29が形成される。上記熱
気循環路29を循環する熱気のうち一部の熱気は排気口
13から排気路21を経て外部に排気される。この場
合、冷却用ファン17により外部空気が吸入されて排気
路21に流れ込み、排気路21から排気される排気の温
度を低下させると共に、該冷却用ファン17による外気
の吸い込み作用による冷却でモータ18の加熱を防止す
るようになっている。また、外部に排気された排気は上
記のように冷却されるだけでなく、後述のように循環す
る熱気中に含まれる油分や煙や臭いがバーナ11の炎に
より焼き切られることで、外部環境に悪影響を与えない
ようになっている。
よりガスを燃焼させると共に燃焼用ファン15を回転さ
せると、加熱手段2で生成された熱気がダクト8を通じ
て熱気入口9から調理庫1内に強制的に流入させられ、
調理庫1内を加熱して熱気出口10から再び加熱手段2
に戻り、加熱手段2で再度加熱されてダクト8を通じて
調理庫1内に流入させられるというように熱気が循環し
ながら調理庫1内を加熱するものであり、このように加
熱手段2、ダクト8、熱気入口9、調理庫1、熱気出口
10により一連の熱気循環路29が形成される。上記熱
気循環路29を循環する熱気のうち一部の熱気は排気口
13から排気路21を経て外部に排気される。この場
合、冷却用ファン17により外部空気が吸入されて排気
路21に流れ込み、排気路21から排気される排気の温
度を低下させると共に、該冷却用ファン17による外気
の吸い込み作用による冷却でモータ18の加熱を防止す
るようになっている。また、外部に排気された排気は上
記のように冷却されるだけでなく、後述のように循環す
る熱気中に含まれる油分や煙や臭いがバーナ11の炎に
より焼き切られることで、外部環境に悪影響を与えない
ようになっている。
【0011】ところで、本発明においては加熱手段2は
庫内温度を300℃以上に加熱して調理できるようにバ
ーナ11の能力や燃焼用ファン15の能力等を設定して
ある。このため、庫内温度が250℃以下の従来のガス
調理装置における種々の調理ができるのはもちろん、必
要に応じて庫内温度が300℃以上の高温調理もできる
のである。
庫内温度を300℃以上に加熱して調理できるようにバ
ーナ11の能力や燃焼用ファン15の能力等を設定して
ある。このため、庫内温度が250℃以下の従来のガス
調理装置における種々の調理ができるのはもちろん、必
要に応じて庫内温度が300℃以上の高温調理もできる
のである。
【0012】しかして、本発明のガス調理装置は、扉2
5を開いて調理庫1内に被調理物を入れて種々の調理を
行うものである。この場合、バーナ11によりガスを燃
焼させると共に燃焼用ファン15を回転させ、加熱手段
2で生成された熱気をダクト8を通じて熱気入口9から
調理庫1内に強制的に流入させて熱気により被調理物を
調理するものである。ここで、熱気入口9から調理庫1
内を加熱した熱気は燃焼用ファン15の作用により熱気
出口10から再び加熱手段2に戻り、加熱手段2で再度
加熱されてダクト8を通じて調理庫1内に流入させられ
るというように熱気が循環しながら調理庫1内を加熱す
るものである。ここで、調理庫1内を300℃以上の高
温調理で調理する場合は燃焼室4内に設けた水入れ30
内に水を入れた状態で調理を行うものである。この場
合、調理庫1内の庫内温度が300℃以上となるため、
水入れ30に入れた水が沸騰し、スチームが発生して被
調理物への熱伝達が促進されて高温スチーム調理がなさ
れる。また、庫内温度が300℃以上の高温調理の際
に、水入れ30内の水が無くなるとセンサー50が水が
無くなったことを検知し、ガスの供給をオフとし、同時
に燃焼用ファン15もオフとするようになっている。な
お、本発明において250℃以下の低温調理時には水入
れ30内に水がなくてもガスの供給がオフとなったり、
燃焼用ファン15がオフとなったりしないようになって
いる。上記水入れ30内の水が無くなったことを検知す
るためのセンサー50としては、例えば、調理庫1内の
底部にセンサー50を位置させ、調理庫1内に水入れ3
0を入れた際に水入れ30の底がセンサー50に当たっ
て水入れ30の底の温度を検知するようにし、水入れ3
0内の水が無くなることによるセンサー50によって検
知される水入れ30の底の温度変化を検出することで水
入れ30内の水が無くなったことを検知するようになっ
ている。
5を開いて調理庫1内に被調理物を入れて種々の調理を
行うものである。この場合、バーナ11によりガスを燃
焼させると共に燃焼用ファン15を回転させ、加熱手段
2で生成された熱気をダクト8を通じて熱気入口9から
調理庫1内に強制的に流入させて熱気により被調理物を
調理するものである。ここで、熱気入口9から調理庫1
内を加熱した熱気は燃焼用ファン15の作用により熱気
出口10から再び加熱手段2に戻り、加熱手段2で再度
加熱されてダクト8を通じて調理庫1内に流入させられ
るというように熱気が循環しながら調理庫1内を加熱す
るものである。ここで、調理庫1内を300℃以上の高
温調理で調理する場合は燃焼室4内に設けた水入れ30
内に水を入れた状態で調理を行うものである。この場
合、調理庫1内の庫内温度が300℃以上となるため、
水入れ30に入れた水が沸騰し、スチームが発生して被
調理物への熱伝達が促進されて高温スチーム調理がなさ
れる。また、庫内温度が300℃以上の高温調理の際
に、水入れ30内の水が無くなるとセンサー50が水が
無くなったことを検知し、ガスの供給をオフとし、同時
に燃焼用ファン15もオフとするようになっている。な
お、本発明において250℃以下の低温調理時には水入
れ30内に水がなくてもガスの供給がオフとなったり、
燃焼用ファン15がオフとなったりしないようになって
いる。上記水入れ30内の水が無くなったことを検知す
るためのセンサー50としては、例えば、調理庫1内の
底部にセンサー50を位置させ、調理庫1内に水入れ3
0を入れた際に水入れ30の底がセンサー50に当たっ
て水入れ30の底の温度を検知するようにし、水入れ3
0内の水が無くなることによるセンサー50によって検
知される水入れ30の底の温度変化を検出することで水
入れ30内の水が無くなったことを検知するようになっ
ている。
【0013】図4には本発明の他の実施例が示してあ
り、この実施例においてはセンサー50により水入れ3
0内における水位の一定以上の低下又は水が無くなった
ことを検知すると制御回路51により電磁弁52を開
き、水タンク53の水を水供給部54から所定量供給す
るようになっている。水が水入れ30に供給されるとセ
ンサ30によりこれを検知し、制御回路51により電磁
弁52を閉じるものである。このようにすることで、水
入れ30に自動的に水を供給できることになる。
り、この実施例においてはセンサー50により水入れ3
0内における水位の一定以上の低下又は水が無くなった
ことを検知すると制御回路51により電磁弁52を開
き、水タンク53の水を水供給部54から所定量供給す
るようになっている。水が水入れ30に供給されるとセ
ンサ30によりこれを検知し、制御回路51により電磁
弁52を閉じるものである。このようにすることで、水
入れ30に自動的に水を供給できることになる。
【0014】なお、高温調理時には調理庫1内の温度が
300℃以上となるため、上記のように300℃以上の
高温により水入れ30に入れた水が沸騰し、スチームが
多く発生することで調理庫1内の圧力を上げることにな
り、この場合、発生するスチームは調理庫1内において
蒸気分圧が30%程度になるように制御される。そし
て、上記のように調理庫1内の庫内温度が300℃以上
の高温で調理を行うので被調理物が外面部が香ばしく且
つ中身まで柔らかに調理できるものであり、しかも30
0℃以上の高温でスチーム調理を行うことになり、同一
温度の場合水蒸気を含んだ熱風の方が水蒸気を含まない
熱風よりも熱量が大きくて被調理物に与える熱量が多く
なり(比熱が空気と水蒸気とでは2倍程度違う)、この
結果、被調理物の表面温度の立ち上がりが早くなってタ
ンパク質の熱変成が促進され、この点でも外面が素早く
焼けて中身を柔らかく焼くことができることになる。ま
た、スチームにより表面の水分蒸発を抑制し、乾燥を防
ぐことにより激しい炭化を押さえてまろやかに調理され
ることになる。
300℃以上となるため、上記のように300℃以上の
高温により水入れ30に入れた水が沸騰し、スチームが
多く発生することで調理庫1内の圧力を上げることにな
り、この場合、発生するスチームは調理庫1内において
蒸気分圧が30%程度になるように制御される。そし
て、上記のように調理庫1内の庫内温度が300℃以上
の高温で調理を行うので被調理物が外面部が香ばしく且
つ中身まで柔らかに調理できるものであり、しかも30
0℃以上の高温でスチーム調理を行うことになり、同一
温度の場合水蒸気を含んだ熱風の方が水蒸気を含まない
熱風よりも熱量が大きくて被調理物に与える熱量が多く
なり(比熱が空気と水蒸気とでは2倍程度違う)、この
結果、被調理物の表面温度の立ち上がりが早くなってタ
ンパク質の熱変成が促進され、この点でも外面が素早く
焼けて中身を柔らかく焼くことができることになる。ま
た、スチームにより表面の水分蒸発を抑制し、乾燥を防
ぐことにより激しい炭化を押さえてまろやかに調理され
ることになる。
【0015】また、上記スチームを含んだ熱気の循環の
際、熱気には更に煙や油分を含んでいるので燃焼室4を
通過する時、バーナ11の火炎により熱気中に含まれる
煙や油分が焼き切られる。上記調理は庫内温度が約25
0℃以下の従来と同じ調理ができるのはもちろんである
が、庫内温度300℃以上の高温調理をすることもで
き、この高温調理においては、上記のように循環する熱
気中に含まれている煙や油分が焼き切られるだけでな
く、油脂分が調理庫1内において滴下したり、調理庫1
内面に付着したりしても300℃以上の高温の熱気によ
りすぐ蒸発してしまうので、調理庫1内が油脂分の付着
により汚れることがなく、いわゆるセルフクリーニング
されることになる。また、油煙を焼き切ることで被調理
物が油煙から守られることになる。更に、油や煙や臭い
が焼き切られることで排気によって外部環境を悪くする
ことがない。また、スチームを含んだ熱気の循環する際
に、スチームを含んだ熱気が加熱手段2により加熱され
て高温のスチームとなり、この高温スチームを循環して
調理することで熱効率良く調理できることになる。
際、熱気には更に煙や油分を含んでいるので燃焼室4を
通過する時、バーナ11の火炎により熱気中に含まれる
煙や油分が焼き切られる。上記調理は庫内温度が約25
0℃以下の従来と同じ調理ができるのはもちろんである
が、庫内温度300℃以上の高温調理をすることもで
き、この高温調理においては、上記のように循環する熱
気中に含まれている煙や油分が焼き切られるだけでな
く、油脂分が調理庫1内において滴下したり、調理庫1
内面に付着したりしても300℃以上の高温の熱気によ
りすぐ蒸発してしまうので、調理庫1内が油脂分の付着
により汚れることがなく、いわゆるセルフクリーニング
されることになる。また、油煙を焼き切ることで被調理
物が油煙から守られることになる。更に、油や煙や臭い
が焼き切られることで排気によって外部環境を悪くする
ことがない。また、スチームを含んだ熱気の循環する際
に、スチームを含んだ熱気が加熱手段2により加熱され
て高温のスチームとなり、この高温スチームを循環して
調理することで熱効率良く調理できることになる。
【0016】もちろん、本発明において、水入れ30へ
の水の供給に当たり、自動供給のもののみに限定され
ず、使用者が手作業で水入れ30に水を供給するように
してもよいものである。
の水の供給に当たり、自動供給のもののみに限定され
ず、使用者が手作業で水入れ30に水を供給するように
してもよいものである。
【0017】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、調理
庫の庫内温度を300℃以上にして調理することができ
るための加熱手段を設けてあるので、高温調理ができて
香ばしく焼けて中身が柔らかい状態に調理できるもので
あり、調理庫内にスチーム発生用の水入れを設けてある
ので、庫内温度が300℃以上の高温調理をする際、水
入れ内の水が300℃以上の高温により沸騰してスチー
ムが発生し、被調理物の水分が必要以上に奪われるのが
防止されて高温スチーム調理ができ、しかも高温のスチ
ームにより被調理物への熱伝達が促進され、表面は香ば
しく且つ中身は柔らかくなり、しかも、スチームを発生
させるに当たり、調理庫内の300℃以上の高温を積極
的に利用して調理庫内の水入れに入れた水を沸騰させて
スチームを発生させることができて、調理庫の外にスチ
ーム発生装置を特別に設けてこれを調理庫内に送り込む
というようなことが必要でなく、装置が簡略化されると
共にコストも低廉化できるものである。また、300℃
以上の高温調理を行うので、調理庫内に油分が付着して
も高温調理時に蒸発していわゆるセルフクリーニングさ
れることになり、油分による汚れや臭いが残らず、調理
庫内の手入れが不要となるものであり、しかも、加熱手
段から調理庫内を経て再び加熱手段に戻る熱気循環路を
設け、加熱手段で発生した熱風が上記熱気循環路を循環
できるように構成してあるので、循環時に油分や臭いや
煙を加熱手段により焼き切って除去でき、調理環境を悪
化させないものであり、また、循環の際にスチームを含
んだ熱気が加熱手段により加熱されることで高温のスチ
ームとなり、この高温スチームを循環して調理すること
で熱効率良く調理できることになる。
庫の庫内温度を300℃以上にして調理することができ
るための加熱手段を設けてあるので、高温調理ができて
香ばしく焼けて中身が柔らかい状態に調理できるもので
あり、調理庫内にスチーム発生用の水入れを設けてある
ので、庫内温度が300℃以上の高温調理をする際、水
入れ内の水が300℃以上の高温により沸騰してスチー
ムが発生し、被調理物の水分が必要以上に奪われるのが
防止されて高温スチーム調理ができ、しかも高温のスチ
ームにより被調理物への熱伝達が促進され、表面は香ば
しく且つ中身は柔らかくなり、しかも、スチームを発生
させるに当たり、調理庫内の300℃以上の高温を積極
的に利用して調理庫内の水入れに入れた水を沸騰させて
スチームを発生させることができて、調理庫の外にスチ
ーム発生装置を特別に設けてこれを調理庫内に送り込む
というようなことが必要でなく、装置が簡略化されると
共にコストも低廉化できるものである。また、300℃
以上の高温調理を行うので、調理庫内に油分が付着して
も高温調理時に蒸発していわゆるセルフクリーニングさ
れることになり、油分による汚れや臭いが残らず、調理
庫内の手入れが不要となるものであり、しかも、加熱手
段から調理庫内を経て再び加熱手段に戻る熱気循環路を
設け、加熱手段で発生した熱風が上記熱気循環路を循環
できるように構成してあるので、循環時に油分や臭いや
煙を加熱手段により焼き切って除去でき、調理環境を悪
化させないものであり、また、循環の際にスチームを含
んだ熱気が加熱手段により加熱されることで高温のスチ
ームとなり、この高温スチームを循環して調理すること
で熱効率良く調理できることになる。
【図1】本発明の概略側面断面図である。
【図2】同上の概略正面断面図である。
【図3】同上の概略平面断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の概略側面断面図である。
1 調理庫 29 熱気循環路 30 水入れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 譲 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会社 ハーマン内 (72)発明者 榎本 有 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会社 ハーマン内 (72)発明者 前田 和茂 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会社 ハーマン内 (72)発明者 毛笠 明志 大阪市中央区平野町四丁目1番2号大阪瓦 斯株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 調理庫の庫内温度を300℃以上にして
調理することができるための加熱手段を設けると共に調
理庫内にスチーム発生用の水入れを設け、上記加熱手段
から調理庫内を経て再び加熱手段に戻る熱気循環路を設
け、加熱手段で発生した熱風が上記熱気循環路を循環で
きるように構成して成ることを特徴とするガス調理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15067393A JPH0712356A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ガス調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15067393A JPH0712356A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ガス調理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712356A true JPH0712356A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15501978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15067393A Withdrawn JPH0712356A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ガス調理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113679242A (zh) * | 2021-09-06 | 2021-11-23 | 华帝股份有限公司 | 蒸烤箱自清洁系统及蒸烤箱自清洁控制方法 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15067393A patent/JPH0712356A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113679242A (zh) * | 2021-09-06 | 2021-11-23 | 华帝股份有限公司 | 蒸烤箱自清洁系统及蒸烤箱自清洁控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |