JPH07123344A - 親子画面表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 子画面の解像度を改善する。 【構成】 信号処理回路Ａ10は、親画面用映像信号15の
一部をブランキング信号により映像情報をカットし、子
画像が挿入される領域を確保する。親画面用投射管11
は、処理回路Ａ10の出力に従って、親画像を投影し、親
画面Ａ13を形成する。この時子画面Ｂ14は無画像とな
る。子画面映像信号16は、子画面用投射管12に供給さ
れ、子画像を子画面Ｂ14に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクターの親子
画面表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３に、従来の親子画面表示装置の構成
を示す。入力の親画面用映像信号６は、第１の処理回路
Ａ１において、映像信号６の一部に子画像が縮小挿入さ
れる領域を確保する処理が行なわれる。第１の処理回路
Ａ１からの親画面用映像信号は、加算器３の一方の入力
端子に供給される。入力の子画面用映像信号７は、第２
の処理回路Ｂ２において、その偏向周波数が親画面用映
像信号６の偏向周波数に揃えられる処理が行なわれる。
第２の処理回路Ｂ２からの子画面用映像信号は、加算器
３の他方の入力端子に供給される。加算器３では、親画
面用映像信号の前述の領域に、子画面用映像信号を重畳
する。加算器３の出力は、投射管４に供給される。投射
管３は、画像を投影し親子画面５を形成する。

【０００３】この従来の親子画面表示装置では、モニタ
ーとして親画面用と子画面用の２つの異なる映像信号を
扱うに際し、子画面用映像信号の偏向周波数を親画面用
映像信号の偏向周波数に揃える処理を行うため、子画面
の映像としては、信号本来の解像度を得ることができな
いという欠点が有った。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の親子画面表示装
置では、子画面用映像信号の偏向周波数を親画面用映像
信号の偏向周波数に揃えるため、子画面の映像の解像度
が落ちるという欠点があった。

【０００５】本発明は、子画面用映像信号本来の解像度
を達成する親子画面表示装置を提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】親画面用映像信号と子画
面用映像信号を同一画面に画像表示するプロジェクター
の親子画面表示装置において、前記親画面用映像信号が
入力され、この映像信号の一部に子画像が挿入される領
域を確保する信号処理手段と、この信号処理手段からの
出力を画像表示する親画面用投射手段と、前記親画面用
投射手段により表示された画像の前記挿入領域に、前記
子画面用映像信号を画像表示する子画面投射手段とを具
備する。

【０００７】

【作用】前記信号処理手段は、前記親画面映像信号の一
部に子画像が挿入される領域を確保する。前記親画面用
投射手段は、前記信号処理手段からの出力を得て、子画
像部分の挿入領域とした親画像を投射し、親画面を形成
する。

【０００８】前記子画面用映像信号は、直接前記子画面
用投射手段に供給するため、前記親画面用映像信号の偏
向周波数に揃える必要がない。そして、前記子画面用投
射手段は、前記親画面の前記挿入領域に、子画像を投影
し子画面を形成する。

【０００９】以上により、前記子画面には、前記子画面
映像信号本来の解像度をもつ画像を表示する。

【００１０】

【実施例】図１に、本発明の親子画面表示装置の第１の
実施例を示す。図１において、信号処理回路Ａ10は、親
画面用映像信号15の一部をブランキング信号により映像
情報をカットし、子画像が挿入される領域を確保する処
理を行う。親画面用投射管11は、処理回路Ａ10からの出
力に従って、親画像を投影し、親画面Ａ13を形成する。
この時子画面14は無画像となる。

【００１１】一方、子画面用映像信号16は、子画面用投
射管12に供給される。子画面用投射管12は、子画像を投
影し、子画面14を形成する。以上により、親子画面Ｃ17
を形成する。このように、子画面用映像信号16は、親画
面用映像信号15に干渉されることなく、子画面用投射管
12に供給されるため、その偏向周波数を親画面用映像信
号15の偏向周波数に揃える必要がなく、子画面14の子画
像は、子画面用映像信号本来の解像度をもつ。

【００１２】尚、信号切り換え処理回路Ｃ18を入力段に
設け、処理回路Ａ10と子画面用投射管12に入力される映
像信号を入れ換えてもよい。

【００１３】図２に、本発明の親子画面表示装置の第２
の実施例を示す。第１の実施例と同じものは、同一符号
をつけており、説明を省略する。子画面用映像信号16が
入力される地点と信号切り換え処理回路Ｃ18の間に、信
号切り換え処理回路Ｄ20を設ける。信号切り換え処理回
路Ｄ20の他方の入力端子に時刻情報等の他の信号21が供
給される。これにより、切り換え処理回路Ｃ18に供給さ
れる１方の信号としては、子画面用映像信号16かまたは
時刻情報等の他の信号21の入れ換えが可能となり、親子
画面Ｃ17には、子画面用映像信号16に代えて、時刻情報
等の他の信号21の映像と親画面用映像信号15の映像を表
示できる。

【００１４】

【発明の効果】前記子画面用映像信号は、直接前記子画
面用投射管に供給するため、その偏向周波数は前記親画
面用映像信号の偏向周波数に揃える必要がない。以上に
より、前記子画面には、前記子画面用映像信号本来の解
像度をもつ画像を表示することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の親子画面表示装置の第１の実施例を示
す図である。

【図２】本発明の親子画面表示装置の第２の実施例を示
す図である。

【図３】従来の親子画面表示装置を示す図である。

【符号の説明】

10…信号処理回路Ａ、11…親画面用投射管、12…子画面
用投射管、13…親画面Ａ、14…子画面Ｂ、17…親子画面
Ｃ、18…信号切り換え処理回路Ｃ、20…信号切り換え処
理回路Ｄ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 親画面用映像信号と子画面用映像信号を
   同一画面に画像表示するプロジェクターの親子画面表示
   装置において、 前記親画面用映像信号が入力され、この映像信号の一部
   に子画像が挿入される領域を確保する信号処理手段と、 この信号処理手段からの出力を画像表示する親画面用投
   射手段と、 前記親画面用投射手段により表示された画像の前記挿入
   領域に、前記子画面用映像信号を画像表示する子画面用
   投射手段とを具備したことを特徴とする親子画面表示装
   置。