JPH0998390A - 文字多重放送用テレビジョン受像機 - Google Patents
文字多重放送用テレビジョン受像機Info
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- JPH0998390A JPH0998390A JP25638895A JP25638895A JPH0998390A JP H0998390 A JPH0998390 A JP H0998390A JP 25638895 A JP25638895 A JP 25638895A JP 25638895 A JP25638895 A JP 25638895A JP H0998390 A JPH0998390 A JP H0998390A
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- character multiplex
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 文字多重映像とテレビ映像とが接近した輝度
レベルであっても、字幕スーパーの文字を読みやすいも
のにする。 【解決手段】 テレビ映像信号処理回路１２からのテレ
ビ映像信号ａと文字多重信号受信回路１３からの文字多
重映像信号ｂとを合成制御信号（ＹＳ信号）に基づいて
合成するが、文字多重信号受信回路１３で生成された合
成制御信号（ＹＳ信号）ｃの時間幅を拡大した合成制御
信号（ＹＳ信号）ｃ′に基づいて合成する。これによ
り、文字２１，３１の右側または左右両側に黒い縁取り
２２，３２，３３を与え、文字を読みやすい状態で映出
する。
レベルであっても、字幕スーパーの文字を読みやすいも
のにする。 【解決手段】 テレビ映像信号処理回路１２からのテレ
ビ映像信号ａと文字多重信号受信回路１３からの文字多
重映像信号ｂとを合成制御信号（ＹＳ信号）に基づいて
合成するが、文字多重信号受信回路１３で生成された合
成制御信号（ＹＳ信号）ｃの時間幅を拡大した合成制御
信号（ＹＳ信号）ｃ′に基づいて合成する。これによ
り、文字２１，３１の右側または左右両側に黒い縁取り
２２，３２，３３を与え、文字を読みやすい状態で映出
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、受像管画面にテレ
ビ映像信号とともに文字多重放送における字幕スーパー
を映出するように構成された文字多重放送用テレビジョ
ン受像機に関するものである。
ビ映像信号とともに文字多重放送における字幕スーパー
を映出するように構成された文字多重放送用テレビジョ
ン受像機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９に従来技術に係る文字多重放送用テ
レビジョン受像機の概略的な構成を示す。この図におい
て、１１は復調された複合映像信号の入力端子、１２は
複合映像信号を入力してテレビ映像信号ａ（Ｒ，Ｇ，Ｂ
の３つの原色信号）に変換するテレビ映像信号処理回
路、１３は入力された複合映像信号の垂直帰線消去期間
に重畳されている文字多重信号を抽出し、文字多重映像
信号ｂ（Ｒ，Ｇ，Ｂの原色信号）に変換するとともに、
文字多重映像信号ｂと同期した合成制御信号（ＹＳ信
号）ｃを生成する文字多重信号受信回路、１４は文字多
重信号受信回路１３からの合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ
に基づいてテレビ映像信号処理回路１２からのテレビ映
像信号ａに対して文字多重信号受信回路１３からの文字
多重映像信号ｂをスーパーインポーズする合成回路、１
５はその合成映像信号ｄを表示するためのＣＲＴやＬＣ
Ｄなどの表示装置である。
レビジョン受像機の概略的な構成を示す。この図におい
て、１１は復調された複合映像信号の入力端子、１２は
複合映像信号を入力してテレビ映像信号ａ（Ｒ，Ｇ，Ｂ
の３つの原色信号）に変換するテレビ映像信号処理回
路、１３は入力された複合映像信号の垂直帰線消去期間
に重畳されている文字多重信号を抽出し、文字多重映像
信号ｂ（Ｒ，Ｇ，Ｂの原色信号）に変換するとともに、
文字多重映像信号ｂと同期した合成制御信号（ＹＳ信
号）ｃを生成する文字多重信号受信回路、１４は文字多
重信号受信回路１３からの合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ
に基づいてテレビ映像信号処理回路１２からのテレビ映
像信号ａに対して文字多重信号受信回路１３からの文字
多重映像信号ｂをスーパーインポーズする合成回路、１
５はその合成映像信号ｄを表示するためのＣＲＴやＬＣ
Ｄなどの表示装置である。
【０００３】次に、動作を説明する。図１０（ａ）は水
平１ライン中の一部のテレビ映像信号ａを示し、図１０
（ｂ）は水平１ライン中の一部の文字多重映像信号ｂを
示している。図１０（ｃ）は文字多重映像信号ｂに同期
して全く同一タイミング（時間幅同一状態）で生成され
る合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを示している。文字多重
映像信号ｂは、例えば図１１（ａ）の文字「い」の水平
ライン１６のタイミングにおいては、図１１（ｂ）のよ
うに２つの波形が生じ、合成制御信号（ＹＳ信号）ｃは
文字多重映像信号ｂと同一タイミングで図１１（ｃ）の
ように発生する。図１０（ｄ）はテレビ映像信号ａと文
字多重映像信号ｂとが合成制御信号（ＹＳ信号）ｃに基
づいて合成された合成映像信号ｄを示している。合成映
像信号ｄにおいては、文字多重映像信号ｂのタイミング
でテレビ映像信号ａが抜けている。
平１ライン中の一部のテレビ映像信号ａを示し、図１０
（ｂ）は水平１ライン中の一部の文字多重映像信号ｂを
示している。図１０（ｃ）は文字多重映像信号ｂに同期
して全く同一タイミング（時間幅同一状態）で生成され
る合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを示している。文字多重
映像信号ｂは、例えば図１１（ａ）の文字「い」の水平
ライン１６のタイミングにおいては、図１１（ｂ）のよ
うに２つの波形が生じ、合成制御信号（ＹＳ信号）ｃは
文字多重映像信号ｂと同一タイミングで図１１（ｃ）の
ように発生する。図１０（ｄ）はテレビ映像信号ａと文
字多重映像信号ｂとが合成制御信号（ＹＳ信号）ｃに基
づいて合成された合成映像信号ｄを示している。合成映
像信号ｄにおいては、文字多重映像信号ｂのタイミング
でテレビ映像信号ａが抜けている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
においては、合成制御信号（ＹＳ信号）ｃが文字多重映
像信号ｂと全く同じタイミング、同一時間幅で発生し、
そのような合成制御信号（ＹＳ信号）ｃによりテレビ映
像信号ａと文字多重映像信号ｂとを合成していたので、
表示装置１５に映出された文字多重映像の各文字とその
直近周囲のテレビ映像との境界がはっきりせず、特に両
者の輝度レベルが接近している場合には、字幕スーパー
の文字が読みにくいものとなるという問題があった。
においては、合成制御信号（ＹＳ信号）ｃが文字多重映
像信号ｂと全く同じタイミング、同一時間幅で発生し、
そのような合成制御信号（ＹＳ信号）ｃによりテレビ映
像信号ａと文字多重映像信号ｂとを合成していたので、
表示装置１５に映出された文字多重映像の各文字とその
直近周囲のテレビ映像との境界がはっきりせず、特に両
者の輝度レベルが接近している場合には、字幕スーパー
の文字が読みにくいものとなるという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項１の
文字多重放送用テレビジョン受像機は、受信した複合映
像信号を復調するテレビ映像信号処理回路と、複合映像
信号に重畳されている文字多重信号を抽出するとともに
それと同期して合成制御信号を生成する文字多重信号受
信回路と、前記テレビ映像信号処理回路からのテレビ映
像信号と前記文字多重信号受信回路からの文字多重映像
信号を前記合成制御信号のタイミングで合成する合成回
路とを備え、前記文字多重信号受信回路からの合成制御
信号の時間幅を拡大して前記合成回路に供給するように
構成してあることを特徴としている。時間幅の拡大され
た合成制御信号に基づいてテレビ映像信号と文字多重映
像信号とを合成しているから、時間幅の拡大された合成
制御信号のタイミングでは文字多重映像信号のほかに時
間幅の拡大分の黒レベル信号が存在することになり、映
出された字幕スーパーの文字の脇に黒い縁取りが生じ
て、文字とテレビ映像とが接近した輝度レベルの場合で
あっても、文字を読みやすい状態で映出することができ
る。
文字多重放送用テレビジョン受像機は、受信した複合映
像信号を復調するテレビ映像信号処理回路と、複合映像
信号に重畳されている文字多重信号を抽出するとともに
それと同期して合成制御信号を生成する文字多重信号受
信回路と、前記テレビ映像信号処理回路からのテレビ映
像信号と前記文字多重信号受信回路からの文字多重映像
信号を前記合成制御信号のタイミングで合成する合成回
路とを備え、前記文字多重信号受信回路からの合成制御
信号の時間幅を拡大して前記合成回路に供給するように
構成してあることを特徴としている。時間幅の拡大され
た合成制御信号に基づいてテレビ映像信号と文字多重映
像信号とを合成しているから、時間幅の拡大された合成
制御信号のタイミングでは文字多重映像信号のほかに時
間幅の拡大分の黒レベル信号が存在することになり、映
出された字幕スーパーの文字の脇に黒い縁取りが生じ
て、文字とテレビ映像とが接近した輝度レベルの場合で
あっても、文字を読みやすい状態で映出することができ
る。
【０００６】本発明に係る請求項２の文字多重放送用テ
レビジョン受像機は、上記請求項１において、合成制御
信号の時間幅を文字多重映像信号に対して時間的に後方
に拡大してあることを特徴としている。文字の辺縁の右
側に黒い縁取りを生じさせる。
レビジョン受像機は、上記請求項１において、合成制御
信号の時間幅を文字多重映像信号に対して時間的に後方
に拡大してあることを特徴としている。文字の辺縁の右
側に黒い縁取りを生じさせる。
【０００７】本発明に係る請求項３の文字多重放送用テ
レビジョン受像機は、上記請求項２において、合成制御
信号幅拡大回路として、文字多重信号受信回路からの合
成制御信号を遅延させる遅延回路と、この遅延回路から
の遅延信号と前記合成制御信号との論理和をとるＯＲ回
路とから構成してあることを特徴としている。
レビジョン受像機は、上記請求項２において、合成制御
信号幅拡大回路として、文字多重信号受信回路からの合
成制御信号を遅延させる遅延回路と、この遅延回路から
の遅延信号と前記合成制御信号との論理和をとるＯＲ回
路とから構成してあることを特徴としている。
【０００８】本発明に係る請求項４の文字多重放送用テ
レビジョン受像機は、上記請求項１において、合成制御
信号の時間幅を文字多重映像信号に対して時間的に後方
に拡大してあるとともに、文字多重映像信号をその拡大
した時間幅のほぼ１／２だけ遅延させてあることを特徴
としている。文字の辺縁の右側および左側に黒い縁取り
を生じさせ、文字を一層読みやすい状態で映出する。
レビジョン受像機は、上記請求項１において、合成制御
信号の時間幅を文字多重映像信号に対して時間的に後方
に拡大してあるとともに、文字多重映像信号をその拡大
した時間幅のほぼ１／２だけ遅延させてあることを特徴
としている。文字の辺縁の右側および左側に黒い縁取り
を生じさせ、文字を一層読みやすい状態で映出する。
【０００９】本発明に係る請求項５の文字多重放送用テ
レビジョン受像機は、上記請求項４において、合成制御
信号幅拡大回路として、文字多重信号受信回路からの合
成制御信号を遅延させる第１の遅延回路と、この第１の
遅延回路からの遅延信号と前記合成制御信号との論理和
をとるＯＲ回路とから構成してあるとともに、前記文字
多重信号受信回路からの文字多重映像信号を前記第１の
遅延回路による遅延時間のほぼ１／２の時間だけ遅延さ
せる第２の遅延回路を備えていることを特徴としてい
る。
レビジョン受像機は、上記請求項４において、合成制御
信号幅拡大回路として、文字多重信号受信回路からの合
成制御信号を遅延させる第１の遅延回路と、この第１の
遅延回路からの遅延信号と前記合成制御信号との論理和
をとるＯＲ回路とから構成してあるとともに、前記文字
多重信号受信回路からの文字多重映像信号を前記第１の
遅延回路による遅延時間のほぼ１／２の時間だけ遅延さ
せる第２の遅延回路を備えていることを特徴としてい
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る文字多重放送
用テレビジョン受像機の実施の形態について、図面に基
づいて詳細に説明する。
用テレビジョン受像機の実施の形態について、図面に基
づいて詳細に説明する。
【００１１】〔実施形態１〕図１は実施形態１に係る文
字多重放送用テレビジョン受像機の概略的な構成を示す
ブロック図である。図１において、１１は復調された複
合映像信号の入力端子、１２は複合映像信号を入力して
テレビ映像信号ａに変換するテレビ映像信号処理回路、
１３は入力された複合映像信号の垂直帰線消去期間に重
畳されている文字多重信号を抽出し、文字多重映像信号
ｂに変換するとともに、文字多重映像信号ｂと同期した
合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを生成する文字多重信号受
信回路である。１７は合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを入
力してその時間幅を拡大する合成制御信号幅拡大回路、
ｃ′は時間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）で
ある。１４は合成制御信号幅拡大回路１７からの時間幅
の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ′に基づいて
テレビ映像信号処理回路１２からのテレビ映像信号ａに
対して文字多重信号受信回路１３からの文字多重映像信
号ｂをスーパーインポーズする合成回路、１５はその合
成映像信号ｄを表示するためのＣＲＴやＬＣＤなどの表
示装置である。なお、表示装置１５の画面のアスペクト
比は１６：９でも４：３でもよい。
字多重放送用テレビジョン受像機の概略的な構成を示す
ブロック図である。図１において、１１は復調された複
合映像信号の入力端子、１２は複合映像信号を入力して
テレビ映像信号ａに変換するテレビ映像信号処理回路、
１３は入力された複合映像信号の垂直帰線消去期間に重
畳されている文字多重信号を抽出し、文字多重映像信号
ｂに変換するとともに、文字多重映像信号ｂと同期した
合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを生成する文字多重信号受
信回路である。１７は合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを入
力してその時間幅を拡大する合成制御信号幅拡大回路、
ｃ′は時間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）で
ある。１４は合成制御信号幅拡大回路１７からの時間幅
の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ′に基づいて
テレビ映像信号処理回路１２からのテレビ映像信号ａに
対して文字多重信号受信回路１３からの文字多重映像信
号ｂをスーパーインポーズする合成回路、１５はその合
成映像信号ｄを表示するためのＣＲＴやＬＣＤなどの表
示装置である。なお、表示装置１５の画面のアスペクト
比は１６：９でも４：３でもよい。
【００１２】上記の合成制御信号幅拡大回路１７は、図
２に示すように合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを所定時間
遅延させて遅延信号ｅを生成する遅延回路１８（請求項
５での第１の遅延回路）と、ＹＳ信号ｃと遅延信号ｅの
論理和をとって時間幅が拡大された合成制御信号（ＹＳ
信号）ｃ′を生成するＯＲ回路１９とから構成されてい
る。
２に示すように合成制御信号（ＹＳ信号）ｃを所定時間
遅延させて遅延信号ｅを生成する遅延回路１８（請求項
５での第１の遅延回路）と、ＹＳ信号ｃと遅延信号ｅの
論理和をとって時間幅が拡大された合成制御信号（ＹＳ
信号）ｃ′を生成するＯＲ回路１９とから構成されてい
る。
【００１３】次に、動作を説明する。図３は合成制御信
号幅拡大回路１７によって時間幅が拡大された合成制御
信号（ＹＳ信号）ｃ′を生成する様子を示す。ＹＳ信号
ｃは遅延回路１８に入力されて所定の遅延時間ｔだけ遅
延された遅延信号ｅとなり、ＯＲ回路１９に入力され
る。ＯＲ回路１９にはＹＳ信号ｃと遅延信号ｅとが入力
され、両信号の論理和がとられてＹＳ信号ｃよりも遅延
時間ｔだけ時間幅が拡大された合成制御信号（ＹＳ信
号）ｃ′が生成される。
号幅拡大回路１７によって時間幅が拡大された合成制御
信号（ＹＳ信号）ｃ′を生成する様子を示す。ＹＳ信号
ｃは遅延回路１８に入力されて所定の遅延時間ｔだけ遅
延された遅延信号ｅとなり、ＯＲ回路１９に入力され
る。ＯＲ回路１９にはＹＳ信号ｃと遅延信号ｅとが入力
され、両信号の論理和がとられてＹＳ信号ｃよりも遅延
時間ｔだけ時間幅が拡大された合成制御信号（ＹＳ信
号）ｃ′が生成される。
【００１４】図４（ａ）は水平１ライン中の一部のテレ
ビ映像信号ａを示し、図４（ｂ）は水平１ライン中の一
部の文字多重映像信号ｂを示している。図４（ｃ）は文
字多重信号受信回路１３によって生成される合成制御信
号ｃを示し、図４（ｄ）は図３で説明したように時間幅
が時間ｔだけ拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ′
を示している。この合成制御信号ｃ′は文字多重映像信
号ｂに対して時間的に後方に拡大されている。テレビ映
像信号処理回路１２からのテレビ映像信号ａと文字多重
信号受信回路１３からの文字多重映像信号ｂは合成回路
１４に入力され、合成制御信号幅拡大回路１７からの時
間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ′に基づ
いて合成され、図４（ｅ）に示す合成映像信号ｄとな
る。この合成映像信号ｄにおいては、時間幅の拡大され
たＹＳ信号ｃ′のタイミングでテレビ映像信号ａが抜け
ている。このテレビ映像信号ａが抜けている部分におい
て、文字多重映像信号ｂとその右側の黒レベル信号ｂ1
とが存在している。このような合成映像信号ｄが表示装
置１５に送られて、表示装置１５の画面に映出される。
その映出の状態は、図５に示すように、テレビ映像信号
ａの前景に文字（例えば「い」）２１があり、その文字
２１の辺縁の右側に黒い縁取り２２がある。したがっ
て、字幕スーパーの文字が読みやすいものとなる。特に
テレビ映像と文字多重映像の輝度レベルが接近している
場合においても、文字の辺縁の黒い縁取りのために両者
の境界が明瞭となり、読みやすい文字となる。
ビ映像信号ａを示し、図４（ｂ）は水平１ライン中の一
部の文字多重映像信号ｂを示している。図４（ｃ）は文
字多重信号受信回路１３によって生成される合成制御信
号ｃを示し、図４（ｄ）は図３で説明したように時間幅
が時間ｔだけ拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ′
を示している。この合成制御信号ｃ′は文字多重映像信
号ｂに対して時間的に後方に拡大されている。テレビ映
像信号処理回路１２からのテレビ映像信号ａと文字多重
信号受信回路１３からの文字多重映像信号ｂは合成回路
１４に入力され、合成制御信号幅拡大回路１７からの時
間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ′に基づ
いて合成され、図４（ｅ）に示す合成映像信号ｄとな
る。この合成映像信号ｄにおいては、時間幅の拡大され
たＹＳ信号ｃ′のタイミングでテレビ映像信号ａが抜け
ている。このテレビ映像信号ａが抜けている部分におい
て、文字多重映像信号ｂとその右側の黒レベル信号ｂ1
とが存在している。このような合成映像信号ｄが表示装
置１５に送られて、表示装置１５の画面に映出される。
その映出の状態は、図５に示すように、テレビ映像信号
ａの前景に文字（例えば「い」）２１があり、その文字
２１の辺縁の右側に黒い縁取り２２がある。したがっ
て、字幕スーパーの文字が読みやすいものとなる。特に
テレビ映像と文字多重映像の輝度レベルが接近している
場合においても、文字の辺縁の黒い縁取りのために両者
の境界が明瞭となり、読みやすい文字となる。
【００１５】〔実施形態２〕図６は実施形態２に係る文
字多重放送用テレビジョン受像機の概略的な構成を示す
ブロック図である。図６において、実施形態１に係る図
１と同一符号は同一構成を示し、簡単に説明すると、１
１は複合映像信号の入力端子、１２はテレビ映像信号処
理回路、ａはテレビ映像信号、１３は文字多重信号受信
回路、ｂは文字多重映像信号、ｃは合成制御信号（ＹＳ
信号）、１７は合成制御信号幅拡大回路、ｃ″は実施形
態１の場合の２倍の２ｔだけ時間幅の拡大された合成制
御信号（ＹＳ信号）、１４はテレビ映像信号ａと文字多
重映像信号ｂとの合成回路、ｄは合成映像信号、１５は
表示装置である。合成制御信号幅拡大回路１７の内部構
成は図２と同様であり、遅延回路１８とＯＲ回路１９を
備えている。ただし、遅延回路１８による遅延時間は倍
の２ｔである。上記構成要素のほかに、文字多重信号受
信回路１３からの文字多重映像信号ｂを時間ｔだけ遅延
させる遅延回路２０（請求項５での第２の遅延回路）を
備えている。遅延回路２０によって遅延された文字多重
映像信号ｂ′が合成回路１４に入力されるようになって
いる。
字多重放送用テレビジョン受像機の概略的な構成を示す
ブロック図である。図６において、実施形態１に係る図
１と同一符号は同一構成を示し、簡単に説明すると、１
１は複合映像信号の入力端子、１２はテレビ映像信号処
理回路、ａはテレビ映像信号、１３は文字多重信号受信
回路、ｂは文字多重映像信号、ｃは合成制御信号（ＹＳ
信号）、１７は合成制御信号幅拡大回路、ｃ″は実施形
態１の場合の２倍の２ｔだけ時間幅の拡大された合成制
御信号（ＹＳ信号）、１４はテレビ映像信号ａと文字多
重映像信号ｂとの合成回路、ｄは合成映像信号、１５は
表示装置である。合成制御信号幅拡大回路１７の内部構
成は図２と同様であり、遅延回路１８とＯＲ回路１９を
備えている。ただし、遅延回路１８による遅延時間は倍
の２ｔである。上記構成要素のほかに、文字多重信号受
信回路１３からの文字多重映像信号ｂを時間ｔだけ遅延
させる遅延回路２０（請求項５での第２の遅延回路）を
備えている。遅延回路２０によって遅延された文字多重
映像信号ｂ′が合成回路１４に入力されるようになって
いる。
【００１６】次に、動作を説明する。図７（ｂ），
（ｃ）に示すように、文字多重信号受信回路１３からの
文字多重映像信号ｂは遅延回路２０によって遅延時間ｔ
だけ遅延され、遅延された文字多重映像信号ｂ′とな
る。一方、図７（ｄ），（ｅ）に示すように、文字多重
信号受信回路１３からの合成制御信号（ＹＳ信号）ｃは
合成制御信号幅拡大回路１７によって時間的に後方に２
ｔだけ時間幅が拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）
ｃ″となる。遅延された文字多重映像信号ｂ′の立ち上
がりの部分は時間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信
号）ｃ″の立ち上がりよりも時間ｔだけ遅く、遅延され
た文字多重映像信号ｂ′の立ち下がりの部分は時間幅の
拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ″の立ち下がり
よりも時間ｔだけ早い。したがって、合成回路１４にお
いて時間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ″
に基づいてテレビ映像信号ａと遅延された文字多重映像
信号ｂ′とが合成された合成映像信号ｄは図７（ｆ）の
ようになり、時間幅の拡大されたＹＳ信号ｃ″のタイミ
ングでテレビ映像信号ａが抜けている。このテレビ映像
信号ａが抜けている部分において、文字多重映像信号
ｂ′とその左側の黒レベル信号ｂ2 と右側の黒レベル信
号ｂ3 とが存在している。このような合成映像信号ｄが
表示装置１５に送られて、表示装置１５の画面に映出さ
れる。その映出の状態は、図８に示すように、テレビ映
像信号ａの前景に文字（例えば「い」）３１があり、そ
の文字３１の辺縁の左側と右側にそれぞれ黒い縁取り３
２，３３がある。
（ｃ）に示すように、文字多重信号受信回路１３からの
文字多重映像信号ｂは遅延回路２０によって遅延時間ｔ
だけ遅延され、遅延された文字多重映像信号ｂ′とな
る。一方、図７（ｄ），（ｅ）に示すように、文字多重
信号受信回路１３からの合成制御信号（ＹＳ信号）ｃは
合成制御信号幅拡大回路１７によって時間的に後方に２
ｔだけ時間幅が拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）
ｃ″となる。遅延された文字多重映像信号ｂ′の立ち上
がりの部分は時間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信
号）ｃ″の立ち上がりよりも時間ｔだけ遅く、遅延され
た文字多重映像信号ｂ′の立ち下がりの部分は時間幅の
拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ″の立ち下がり
よりも時間ｔだけ早い。したがって、合成回路１４にお
いて時間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ信号）ｃ″
に基づいてテレビ映像信号ａと遅延された文字多重映像
信号ｂ′とが合成された合成映像信号ｄは図７（ｆ）の
ようになり、時間幅の拡大されたＹＳ信号ｃ″のタイミ
ングでテレビ映像信号ａが抜けている。このテレビ映像
信号ａが抜けている部分において、文字多重映像信号
ｂ′とその左側の黒レベル信号ｂ2 と右側の黒レベル信
号ｂ3 とが存在している。このような合成映像信号ｄが
表示装置１５に送られて、表示装置１５の画面に映出さ
れる。その映出の状態は、図８に示すように、テレビ映
像信号ａの前景に文字（例えば「い」）３１があり、そ
の文字３１の辺縁の左側と右側にそれぞれ黒い縁取り３
２，３３がある。
【００１７】この文字の左右両側の辺縁の黒い縁取りの
ためにテレビ映像と文字多重映像の境界が明瞭となり、
特にテレビ映像と文字多重映像の輝度レベルが接近して
いる場合を含めて、字幕スーパーの文字が非常に読みや
すいものとなる。
ためにテレビ映像と文字多重映像の境界が明瞭となり、
特にテレビ映像と文字多重映像の輝度レベルが接近して
いる場合を含めて、字幕スーパーの文字が非常に読みや
すいものとなる。
【００１８】
【発明の効果】本発明に係る文字多重放送用テレビジョ
ン受像機によれば、映出された字幕スーパーの文字の脇
に黒い縁取りを生じさせるので、文字とテレビ映像とが
接近し輝度レベルの場合であっても、文字を読みやすい
状態で映出することができる。
ン受像機によれば、映出された字幕スーパーの文字の脇
に黒い縁取りを生じさせるので、文字とテレビ映像とが
接近し輝度レベルの場合であっても、文字を読みやすい
状態で映出することができる。
【００１９】また、特に黒い縁取りを文字の左右に生じ
させるときは、文字を一層読みやすい状態で映出するこ
とができる。
させるときは、文字を一層読みやすい状態で映出するこ
とができる。
【図１】本発明の実施形態１に係る文字多重放送用テレ
ビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
ビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図２】実施形態１の場合の合成制御信号幅拡大回路の
内部構成を示すブロック図である。
内部構成を示すブロック図である。
【図３】時間幅が拡大された合成制御信号の生成を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図４】実施形態１の動作説明に供するタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図５】実施形態１で映出された字幕スーパーの１つの
文字の映出状態を示す図である。
文字の映出状態を示す図である。
【図６】本発明の実施形態２に係る文字多重放送用テレ
ビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
ビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図７】実施形態２の動作説明に供するタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図８】実施形態２で映出された字幕スーパーの１つの
文字の映出状態を示す図である。
文字の映出状態を示す図である。
【図９】従来技術の場合の文字多重放送用テレビジョン
受像機の構成を示すブロック図である。
受像機の構成を示すブロック図である。
【図１０】従来技術の動作説明に供するタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図１１】従来技術の場合の合成制御信号の生成を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
１１……入力端子 １２……テレビ映像信号処理回路 １３……文字多重信号受信回路 １４……合成回路 １５……表示装置 １７……合成制御信号幅拡大回路 １８……（第１の）遅延回路 １９……ＯＲ回路 ２０……（第２の）遅延回路 ２１……文字 ２２……黒い縁取り ３１……文字 ３２，３３……黒い縁取り ａ……テレビ映像信号 ｂ……文字多重映像信号 ｂ′……遅延された文字多重映像信号 ｂ1 ，ｂ2 ，ｂ3 ……黒レベル信号 ｃ……合成制御信号（ＹＳ信号） ｃ′，ｃ″……時間幅の拡大された合成制御信号（ＹＳ
信号） ｄ……合成映像信号
信号） ｄ……合成映像信号
Claims (5)
- 【請求項１】 受信した複合映像信号を復調するテレビ
映像信号処理回路と、複合映像信号に重畳されている文
字多重信号を抽出するとともにそれと同期して合成制御
信号を生成する文字多重信号受信回路と、前記テレビ映
像信号処理回路からのテレビ映像信号と前記文字多重信
号受信回路からの文字多重映像信号を前記合成制御信号
のタイミングで合成する合成回路とを備え、前記文字多
重信号受信回路からの合成制御信号の時間幅を拡大して
前記合成回路に供給するように構成してあることを特徴
とする文字多重放送用テレビジョン受像機。 - 【請求項２】 合成制御信号の時間幅を文字多重映像信
号に対して時間的に後方に拡大してあることを特徴とす
る請求項１に記載の文字多重放送用テレビジョン受像
機。 - 【請求項３】 合成制御信号幅拡大回路として、文字多
重信号受信回路からの合成制御信号を遅延させる遅延回
路と、この遅延回路からの遅延信号と前記合成制御信号
との論理和をとるＯＲ回路とから構成してあることを特
徴とする請求項２に記載の文字多重放送用テレビジョン
受像機。 - 【請求項４】 合成制御信号の時間幅を文字多重映像信
号に対して時間的に後方に拡大してあるとともに、文字
多重映像信号をその拡大した時間幅のほぼ１／２だけ遅
延させてあることを特徴とする請求項１に記載の文字多
重放送用テレビジョン受像機。 - 【請求項５】 合成制御信号幅拡大回路として、文字多
重信号受信回路からの合成制御信号を遅延させる第１の
遅延回路と、この第１の遅延回路からの遅延信号と前記
合成制御信号との論理和をとるＯＲ回路とから構成して
あるとともに、前記文字多重信号受信回路からの文字多
重映像信号を前記第１の遅延回路による遅延時間のほぼ
１／２の時間だけ遅延させる第２の遅延回路を備えてい
ることを特徴とする請求項４に記載の文字多重放送用テ
レビジョン受像機。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25638895A JPH0998390A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 文字多重放送用テレビジョン受像機 |
| KR1019960042506A KR100424755B1 (ko) | 1995-09-29 | 1996-09-25 | 문자다중방송용텔레비젼수상기 |
| EP96306982A EP0766470B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-25 | Television receiver for teletext |
| DE69622809T DE69622809T2 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-25 | Fernsehempfänger für Videotext |
| US08/721,169 US6532041B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-26 | Television receiver for teletext |
| CN96113061A CN1126368C (zh) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | 用于接收文字多重播放的电视接收机 |
| CA002186835A CA2186835C (en) | 1995-09-29 | 1996-09-30 | Television receiver for teletext |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25638895A JPH0998390A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 文字多重放送用テレビジョン受像機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0998390A true JPH0998390A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17291990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25638895A Pending JPH0998390A (ja) | 1995-09-29 | 1995-10-03 | 文字多重放送用テレビジョン受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0998390A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100589016B1 (ko) * | 1996-11-16 | 2006-09-22 | 미크로나스 게엠베하 | 텔레비전신호처리장치용버스시스템 |
| KR20140037765A (ko) * | 2012-09-19 | 2014-03-27 | 쇼와 글로브 가부시키가이샤 | 편기 및 장갑의 제조 방법 |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP25638895A patent/JPH0998390A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100589016B1 (ko) * | 1996-11-16 | 2006-09-22 | 미크로나스 게엠베하 | 텔레비전신호처리장치용버스시스템 |
| KR20140037765A (ko) * | 2012-09-19 | 2014-03-27 | 쇼와 글로브 가부시키가이샤 | 편기 및 장갑의 제조 방법 |
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