JPH07122974B2 - テ−プ巻付装置 - Google Patents

テ−プ巻付装置

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JPH07122974B2
JPH07122974B2 JP19027386A JP19027386A JPH07122974B2 JP H07122974 B2 JPH07122974 B2 JP H07122974B2 JP 19027386 A JP19027386 A JP 19027386A JP 19027386 A JP19027386 A JP 19027386A JP H07122974 B2 JPH07122974 B2 JP H07122974B2
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cassette case
tape
open reel
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pressing member
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豊秀 久保
守近 久保
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阿波エンジニアリング株式会社
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主として磁気テープをカセットケース内のハ
ブとオープンリールの両方に巻付できる装置に関する。
[従来の技術並びにその問題点] カセットケース内に磁気テープを巻き付ける装置は開発
されている(特公昭52−45203号公報)。
この装置はカセットケースを基台に保持してカセットケ
ース内のハブに磁気テープを巻き付けている。即ち、基
台に保持されたカセットケース内からハブに巻かれたリ
ーダーテープを引き出し、リーダーテープを切断して途
中に磁気テープを接続し、ハブを回転して磁気テープを
巻き付け、その後磁気テープの終端を切断してリーダー
テープに接続し、リーダーテープをカセットケース内に
巻き込んでいる。
このように、カセットケースにハブを充填し、その後カ
セットケースからリーダーテープを引き出して磁気テー
プを巻く装置に対して、カセットケースに収納する前
に、ハブとなる一対のオープンリールに磁気テープを巻
き付け、その後これをカセットケース内に充填する装置
も開発されている。
これ等従来のテープ巻付装置は、カセットケースとオー
プンリールのいずれか一方の専用機である為、カセット
ケース用の装置でオープンリールのテープ巻付ができ
ず、又、オープンリール用の装置でカセットケースには
巻付できない。
カセットケース内に先にハブを充填してテープを巻く装
置は、カセットケースの搬送に便利で、比較的小型のテ
ープ巻付プラントに好適ある。これに対して、一対のオ
ープンリールにテープを巻き付け、その後カセットケー
ス内に充填する装置は、リールのテープ巻付スピードを
速くできるので、大型のテープ巻付プラントに好んで使
用されている。
ところで、カセットケースのハブにテープを巻き付ける
装置の使用者も、試験用等に、オープンリールに磁気テ
ープを巻きつける必要がしばしば生ずる。又これとは反
対に、オープンリールにテープを巻く装置の使用者も、
カセットケース内に充填したハブにテープを巻く必要が
しばしば生ずる。
従来の巻付装置は、いずれか一方の専用機の為、前述の
用途に便利に使用できない。本発明はこの欠点を除去す
ることを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的
は、カセットケース内のハブとオープンリールの両方に
磁気テープを巻き付けできて多種多様の状態で便利に使
用できるテープ巻付装置を提供するにある。
[従来の問題点を解決する為の手段] テープ巻付装置は、カセットケース内のハブと、オープ
ンリールの両方にテープを巻付する。従ってこの装置
は、基台と、この基台の装着面にカセットケースを脱着
自在に保持する保持部材と、基台に保持されたカセット
ケース内のハブの中心孔に挿入される2本の軸と、この
軸の少なくとも一方を回転駆動して、軸に挿通されたハ
ブを回転してハブにテープを巻き付ける駆動手段と、装
着面の軸に挿通されたオープンリールの表面を軸の挿入
方向に押圧する押圧部材を備えている。
押圧部材は、装着面の軸にカセットケースとオープンリ
ールとを脱着する時に邪魔にならないように、挿通され
たオープンリールの押圧位置から、オープンリールとカ
セットケースの脱着通路外に移動自在に装着されてい
る。
押圧部材でオープンリールを基台の装着面に保持し、保
持部材でカセットケースを基台の装着面に保持する。
[作用効果] 本発明のテープ巻付装置は、保持部材でもってカセット
ケースを基台に脱着自在に装着して、カセットケース内
のハブにテープを巻き付けることが出来る。又、カセッ
トケースに代わって、オープンリールを基台に着脱自在
に装着して、押圧部材でもって、オープンリールにもテ
ープを巻き付けることができる。即ち1台の装置でカセ
ットケースとオープンリールの両方にテープを巻き付け
でき、従来のカセットケースまたはオープンリール専用
機に比べると著しく便利に多用途に使用できる。
更に、オープンリールにテープを巻く為に付加した部材
は、オープンリールの押圧部材のみで、他の部材、例え
ばリール回転用の軸や、軸の駆動手段はカセットケース
用のものが併用できる為、全体の構造を著しく簡単にし
て、カセットケースとオープンリールの両方にテープを
巻くことができる。
[好ましい実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図に示すテープの巻付装置は、基台1
と、この基台1の装着面2にカセットケース3を脱着自
在に保持する保持部材4と、基台1に保持されたカセッ
トケース3内のハブの中心孔に挿入される2本の軸5
と、この軸5の少なくとも一方を回転駆動して、軸5が
挿通されたハブを回転してハブにテープを巻き付ける駆
動手段と、基台1の装着面2の軸に挿通されたオープン
リール6の上面を押圧する押圧部材7を備えている。
保持部材4は、カセットケース3の両側を弾性的に挟着
するもので、第1図ないし第3図に示すように、先端に
ローラー8を有するアーム9と、このアーム9をカセッ
トケース3に向けて押圧するバネ10と、アーム9がピン
11を介して回動自在に取り付けられた取付台12とからな
る。
アーム9は、先端のローラー8がカセットケースの隅角
に接触するように、第3図に示す如く、先端が多少内側
に折曲されている。
カセットケース3が基台1に供給される時、アーム9は
弾性的に拡開され、カセットケース3が第2図および第
3図の位置に押し込まれると、カセットケース3の隅角
を押圧して基台1に保持する。
基台1に設けられた2本の軸5は、第4図に示すよう
に、基台の装着面2から垂直に突出し、基台1に保持さ
れたカセットケース3のハブの中心孔が挿通される位置
にあって、第1図に於て左の軸5は、図示しないが、駆
動手段に連結されて回転駆動される。
ハブを回転駆動する左の軸5(第1図に於て)は、図示
しないが、スプライン状のハブとオープンリールの中心
孔に挿入されてハブを回転出来るように、弾性的に表面
に突出する弾性キーが先端に設けられている。
更に軸5内は、第4図に示すように、オープンリールの
載フランジ5Aを有する。載フランジ5Aは、これにオープ
ンリール6が載せられた状態で、オープンリールの裏面
が装着面に接触せず、スムーズに回転するように設けら
れる。
ハブとオープンリールにテープを巻き付ける駆動手段
は、回転駆動される軸5にカップリングを介して連結さ
れた、回転制御が可能な直流モーター(図示せず)を備
える。
押圧部材7は、軸5に挿通されたオープンリール6を基
台1に保持するもので、第1図に於て、装着面に挟着さ
れるカセットケース3の上側に位置する部分が基台1に
枢着されている。この押圧部材7は、第1図と第4図と
第5図とに示すように、U字状に2分岐された板バネ13
が固定された回動片14と、この回動片14がピン15を介し
て回動自在に装着された取付台16と、回動片14を弾性的
に回動する引バネ17とからなる。
回動片14は、板バネ13の先端部分がオープンリール6の
中心部分を押圧して、オープンリール6が軸5から抜け
出ない状態に保持する。オープンリール6の中心部分を
押圧する板バネ13は、最もバランス良くオープンリール
6を軸5に保持出来る。ただ、オープンリール6の中心
部分に限らず、例えば、図示しないが、オープンリール
のほぼ全面を軽く押圧して軸に保持することも可能であ
る。
また、好ましい実施例に於ては、第4図に示すように、
押圧部材である板バネ13が直接オープンリール6を押圧
する。ところが、押圧部材である板バネ13は、必ずしも
常時オープンリールの中心部分を押圧する必要はなく、
例えば、オープンリールを水平の姿勢に保持する場合、
オープンリールの上面から0.1〜数ミリ離すことも可能
である。この場合、オープンリールは通常それ自体の自
重で、軸5に保持されるが、万一軸から抜け出ようとす
ると、押圧部材に押圧されて定位置に保持される。
回動片14は中心部分に引バネ17が設けられるように、第
1と第5図とに示すように、中間にスリットが設けられ
ている。
取付台16は、第5図とに示すように、回動片14の両外側
に位置して支持アーム18が延長されており、それぞれの
支持アーム18に、ピン15を介して回動自在に回動片14が
枢着されている。取付台16下端のスリットにバネピン19
が固定されている。
このバネピン19には引バネ17の下端が連結されている。
引バネ17の上端は、第4図に示すように、回動片14の枢
軸となるピン15からオープンリール6の押圧点Aの方向
に位置ずれする部位に固定されたバネピン20に連結され
ている。
引バネ17は、バネピン20を介して回動片14を牽引する。
回動片14が第4図の実線で示す位置にあっては、回動片
14に固定された板バネ13の先端がオープンリール6の中
心部分を弾性的に押圧して、オープンリール6を軸5に
保持する。回動片14がオープンリール6を押圧しない状
態、即ち、オープンリール6を軸に脱着する時、あるい
は、基台の装着面2にカセットケース3を脱着する状態
にあっては、第4図の鎖線で示すように、回動片14を開
く方向に牽引する。
第1図、第4図および第5図の押圧部材は、カセットケ
ース3を基台の装着面2に装着する時、およびカセット
ケース3やオープンリール6を装着面に脱着する時に
は、これを開き、オープンリール6を押圧する時には、
これを回転するだけで、簡単にオープンリール6を保持
出来る特長がある。
ただ、本発明は、押圧部材7の形状をこれらの図面に示
される構造に特定するものでなく、例えば、図示しない
が、油圧あるいは空気シリンダーやモーター等でオープ
ンリールを装着面に弾性的に押圧し、オープンリールや
カセットケースの脱着時にこれらの脱着路から除去出来
るものも使用可能である。
本発明は、カセットケースやオープンリールを基台の装
着面に供給する状態を特定せず、手で供給することも可
能であるが、第6図ないし第11図にカセットケースの供
給手段の一例を示す。
これらの図面に示されるカセットケースの供給手段は、
第6図の正面図に示すように、供給位置21と基台の装着
面である巻付位置22と排出位置23とでカセットケース24
を垂直に立てる。
供給位置21と排出位置23のカセットケース24はテーブ引
出面25が上向きで、巻付位置22のカセットケース24はテ
ープ引出面25が下向きに立てられる。従って、供給位置
21から巻付位置22に移送する時に、カセットケース24を
上下反転し、又、巻付位置22から排出位置23に移送する
時にもカセットケース24を上下反転する。
これを実現するには、第7図と第8図とに示すように、
垂直面内で180度回転する回転アーム26の両端部でカセ
ットケース24を掴んで移送するのが良い。即ち、回転ア
ーム26の一端で巻付位置22のカセットケース24を掴み、
他端で供給位置21のカセットケース24を掴み、回転アー
ム26を180度回転して、巻付位置22のカセットケース24
を排出位置23に、供給位置21のカセットケース24を巻付
位置22に移送する。
第7図と第8図とに示すカセットケース24の移送方法
は、空のカセットケース24と、テープを巻いた巻済カセ
ットケース24とを入れ換えることによって、空のカセッ
トケース24の供給位置21と、テープが巻かれた巻済カセ
ットケース24の排出位置23とを同じ位置としている。即
ち、供給位置21から空のカセットケース24を巻付位置22
に移送すると同時に、巻付位置22のテープが巻かれた巻
済カセットケース24を、供給位置21と同じ場所の排出位
置23に移送している。排出位置23のカセットケース24は
送出ダクト27に沿って速やかに落下させる。
第8図ないし第9図に、カセットケースを移送する移送
部分の一例を示す。
この移送部分は、回転アーム28と、回転アーム28の両端
に配設されたカセットケース29の挟着手段30と、回転ア
ーム28を180度ピッチで回転させるモーター31と、回転
アーム28とモーター31とを軸方向に移動させるシリンダ
ー32とを備えている。
挟着手段30はカセットケース29の両端を挟着する2本の
ローディングチャック33と、このローディングチャック
33を駆動する駆動部材34とを備える。
ローディングチャック33は第4図の矢印Aの方向に運動
自在に装着されている。又、ローディングチャック33の
先端は、カセットケース29の保持部材35に衝突しないよ
うに2分岐されている。
駆動部材34は、ローディングチャック33を矢印Aの方向
に駆動出来る全ての部材が使用できる。第8図の駆動部
材34は、鎖線で示すように、ローディングチャック33に
固定のラックギヤ36に噛み合うピニオン37を備え、この
ピニオン37をモーター(図示せず)で回転してローディ
ングチャック33を運動させる。
ローディングチャック33はロッド38が固定され、ロッド
38がガイド孔39に沿って矢印Aの方向に運動する。
モーター31は回転アーム28の中心に直交して固定された
回転軸40に連結されている。
回転軸40は、回転アーム28を回転出来るように回転自在
で、しかも、回転アーム28がカセットケース29を挟着し
た状態で、軸方向に移動出来るように、固定円筒41を介
して、フレーム42に取り付けられている。
モーター31は軸方向に移動自在なように、ガイドロッド
43に沿って移動する移動台44に固定されている。
移動台44にはシリンダー32のロッド先端が連結され、シ
リンダー32を介してモーター31と回転軸40と回転アーム
28とが軸方向に往復運動される。
この装置は、次の工程で運転される。
先ず、供給位置45に垂直の姿勢で空のカセットケー
ス29を供給する。
ローディングチャック33を開いた状態でシリンダー
32のロッドを引き込み、ローディングチャック33を供給
位置45のカセットケース29の両端に位置させた後、ロー
ディングチャック33でカセットケース29を挟着する。
シリンダー32のロッドを押し出した後、モーター31
でもって回転軸40を回転し、回転アーム28を180度回転
させて、挟着したカセットケース29を巻付位置46の前方
に運ぶ。
シリンダー32のロッドを引き込んで、カセットケー
ス29を巻付位置46に供給する。巻付位置46に供給された
カセットケース29は、フレーム42に固定されたカセット
ケース29の保持部材35で弾性的に固定される。その後、
ローディングチャック33が開かれシリンダー32のロッド
が押し出されて、回転アーム28が待機位置に移動する。
巻付位置46のカセットケース29からリーダーテープ
が引き出されて、途中に磁気テープが接続され、カセッ
トケース内に所定の長さの磁気テープが巻き込まれ、そ
の後、磁気テープの終端がリーダーテープの切断端に接
続されて、カセットケース内に巻き込まれる。
供給位置45からカセットケース29が搬出された後、
再び、供給位置45にカセットケース29が送り込まれる。
ローディングチャック33が開いた状態でシリンダー
32のロッドが引き込まれ、ローディングチャック33が供
給位置45と巻付位置46のカセットケース29の両端を挟着
する。
シリンダー32のロッドが押し出された後、回転アー
ム28が180度回転し、その後シリンダー32のロッドが引
き込まれて、供給位置45の空カセットケース29が巻付位
置46に、巻付位置46のテープ巻き済みカセットケース29
が排出位置47に送られ、その後、ローディングチャック
33が開かれて、シリンダー32が押し出される。
排出位置47のカセットケース29は送出ダクト48を通
って排出され、その後、供給位置45に空のカセットケー
ス29が送り込まれる。
巻付位置46のカセットケース29に再びテープが巻き込
まれ、続いて〜の動作が繰り返される。
ところで、供給位置に空のカセットケースを供給し、排
出位置から巻済カセットケースを排出する状態を第10図
と第11図とに示す。
これらの図面に示される装置は、供給ダクト49と、立部
材50と、排出ダクト51とを備える。
供給ダクト49は、空のカセットケース52が水平に重ねて
並べられる筒状に形成され、最下段のカセットケース52
が取り出される時に、上のカセットケース52が落下しな
いように、下から2段目のカセットケース52の両側を押
圧する押圧シリンダー53を備える。
押圧シリンダー53は最下段のカセットケース52を取り出
す時にだけカセットケース52の両側を挟着する。
立部材50は、上にカセットケース52を載せて、水平の姿
勢から垂直の姿勢に90度回転して、カセットケース52を
直に立てる傾動板54を有し、この傾動板54を傾動シリン
ダー55で駆動動している。
傾動板54は上に載せられたカセットケース52が垂直の姿
勢となった時に落下しないように、縦断面形状がL字状
に形成されている。
この装置は、傾動板54を水平にして、押圧シリンダー53
がカセットケースの押圧状態を解除して傾動板の上にカ
セットケース52を載せ、その後、押圧シリンダー53が下
から2段目のカセットケース52を押圧して、傾動板54を
鎖線位置に垂直に回動させて、カセットケース52をテー
プ引出面を上にして垂直に立てる。
傾動板54で垂直に立てられたカセットケース52は供給位
置56にあり、挟着手段でもって巻付位置に運ばれる。傾
動板54からカセットケース52が取り出された後、傾動板
54は90度回動して水平の姿勢で供給ダクト49の真下に待
機する。傾動板54がこの待機位置にある時、巻付位置か
らカセットケースが排出ダクト51真上の排出位置57に運
ばれ、排出ダクト51から自重で排出される。
カセットケースに代わってオープンリールを基台の装着
面に装着する場合、押圧部材7を第4図の鎖線位置に開
いた状態で2本の軸にオープンリールを挿通し、その
後、押圧部材7を第4図の実線位置に回動してオープン
リールの表面を押圧部材で軸に押圧して保持する。
更に、本発明は、基台の装着面である巻付位置のカセッ
トケースやオープンリールにテープを巻き付ける方法を
特定するものでないが、巻付位置のカセットケースにテ
ープを巻き付ける手段の一例を図示する。
第12図ないし第14図に示す磁気テープのカセット内巻付
装置は、保持手段(図示せず)によって基台の装着面で
ある巻付位置に装着されたカセットケース60から、リー
ダーテープ61を引き出して吸着し、かつ磁気テープ62の
先端を吸着する吸着手段と、この吸着手段で吸着された
リーダーテープ61ならびに磁気テープ62を切断するカッ
ター63と、切断されたリーダーテープ61と磁気テープ62
とにスプライシングテープ76を付着して両テープを連結
する連結手段64と、カセットケース内の一方のハブ65を
回転して、ハブ65に磁気テープ62を巻き付ける駆動手段
(図示せず)と、リーダーテープ61をカセットケース60
内に引き込む空気ノズル85とを備える。
カセットケース60のガードパネルを開く機構も、従来か
ら使用されている通常の機構、例えば、ガードパネル開
用のロックを外して、ガードパネルをアーム等で開く機
構が利用できる。
吸着手段は、リーダーテープ61を引き出す2個の拡開ガ
イド66と、リーダーテープ61並びに磁気テープ62の下面
を吸着する第1、第2、第3の吸着部材67、68、69と、
第1、第2の吸着部材68、69を移動させる2本のシリン
ダー70、71とからなる。
拡開ガイド66は、カセットケース60からリーダーテープ
61を引き出し、これを第1、第2の吸着部材67、68の吸
着面に案内する。従って、この拡開ガイド66は、移動台
である回転アーム72に回転自在に支承され、回転アーム
72でもって、第12図の鎖線で示される待機位置から実線
で示される巻取位置に移動して、リーダーテープ61をカ
セットケース60から引き出す。
巻取位置にある拡開ガイド66は、これが、カセットケー
ス内のテープガイドに代わって、磁気テープ巻き込み用
の拡開ガイドに兼用される。従って、拡開ガイドの巻き
取り位置は、第12図の実線で示すように、これに磁気テ
ープ62が案内されることによって、磁気テープ62がカセ
ットケース60内のテープガイド73から離される位置に決
定される。
回転アーム72は、第13図に示すように、カセットケース
60の裏面に位置して、垂直面内で回動自在に支承され、
一端に垂直に拡開ガイド66が支承され、他端はシリンダ
ー74、75のロッドに連結されて、シリンダー74、75で回
動される。
第12図ないし第14図に示す装置は、2個の拡開ガイド66
を有し、一方の拡開ガイド66が、磁気テープをカセット
ケースに巻き込む為のロールに兼用される。
第1、第2、第3の吸着部材67、68、69は、図示しない
が、上面にリーダーテープ61や磁気テープ62が吸着でき
るように、空気の吸引孔が開口され、この吸引孔は真空
手段に連結される。
第1の吸着部材67はフレームに固定され、第2、第3の
吸着部材68、69は、シリンダー70、71によって移動され
る。
第2の吸着部材68は、最初に、カセットケース60から引
き出されたリーダーテープ61を吸着し、磁気テープ62が
カセットケース60に巻き込まれる工程に於て、第12図お
よび第13図に示すように、カセットケース60の開口部に
設けられた隙間の待機位置に移動する。
第3の吸着部材69は磁気テープ62のみを吸着し、磁気テ
ープ62をリーダーテープ61に連結するとき、および磁気
テープ62をカセットケース60に巻き込む工程にあって
は、第11図の位置に移動し、リーダーテープを切断する
工程にあっては、第12図の実線位置に待機する。
第2、第3の吸着部材68、69は、第13図に示すように、
シリンダー70、71のロッド先端に連結されている。又、
第2、第3の吸着部材68、69は、第12図に示すように、
テープの吸着面は同一平面に位置するが、シリンダーの
ロッド連結部分は、第2吸着部材68が第3吸着部材69の
裏面に位置し、それぞれが別々に運動される。
空気ノズル85は、待機位置にある第2の吸着部材68に端
が吸着されたリーダーテープに空気を吹き付けて、これ
をカセットケース60内に引き込む。従って、空気ノズル
85は、第12図に示すように、カセットケース60の外部か
ら、カセットケース60の開口隙間86を通って、カセット
ケース60内のリーダーテープ61に空気を吹き付ける位置
に配設されている。
空気ノズル85が加圧空気を噴射する時間は、吸着部材68
が待機位置に移動するとき、あるいは移動した後に決定
される。又、空気ノズル85は、常時連続して噴射するこ
とも可能である。
リーダーテープ61と磁気テープ62のカッター63は、次の
動作でテープを切断する。
第14図に示すように、 カッター63は、テープ面よりも奥に位置する状態で、
右に移動し、テープ中央部分の切断位置に移動する。こ
の時カッター63は上昇位置にある。
その後、カッター63を上昇したままの状態で、前進さ
せてテープ61又は62の上面に侵入させる。
カッター63を降下してテープ切断面まで降下させる。
カッター63が後退して、テープ61又は62を切断する。
連結手段は、第14図に示すように、スプライシングテー
プ76を吸着してこれを、リーダーテープ61と磁気テープ
62との上面に押圧して、両テープ61と62とを連結する押
圧部材77と、この押圧部材77を、前後、左右、上下に運
動させる3本のシリンダー(図示せず)と、押圧部材77
下面にスプライシングテープ76を供給する供給部材とか
らなる。
押圧部材77は、カッターと同様に、3本のシリンダーと
3組のガイドとでもって、下面にスプライシングテープ
76を吸着した状態で次の動作をして、テープ61と62とを
連結する。
押圧部材77上昇位置で、テープ連結線上まで右に移動
する。
押圧部材77上昇位置のまま、テープ上面まで前進す
る。
押圧部材77が降下して、スプライシングテープ76をリ
ーダーテープ61と磁気テープ62との切断端に押圧し、両
テープ61と62とを連結する。
押圧部材77が上昇する。
押圧部材77が後退する。
押圧部材77が右に移動して待機位置に戻る。
以後、リーダーテープ61と磁気テープ62を連結する毎に
〜の動作を繰り返し、両テープ61と62の上面にスプ
ライシングテープ76を接着して両テープを連結する。
押圧部材77の下面に所定長さに切断したスプライシング
テープ76を供給する供給部材は、ロール状に巻かれたス
プライシングテープ76を引き出す往復台80と、この往復
台80と押圧部材77との間にあってスプライシングテープ
76の先端部下面を吸着する中間吸着台78と、押圧部材77
の後端面でスプライシングテープ76を切断するカッター
79とを備えている。
待機位置にある押圧部材77と、中間吸着台78と往復台80
の下面は同一平面上に位置し、それぞれが下面にスプラ
イシングテープ76を吸着出来るように、図示しないが、
下面に開口して空気の吸引孔が開口されており、この吸
引孔は制御弁を介して真空源に連結されている。
往復台80は、下面にスプライシングテープ76を吸着して
右から左に前進して、一定長さのスプライシングテープ
76を中間吸着台78と押圧部材77とに送り出す。往復台80
が左から右に移動するとき、スプライシングテープ76を
吸着しない。この状態では、スプライシングテープ76の
先端が中間吸着台78に吸着される。カッター79は、押圧
部材77と中間吸着台78とがスプライシングテープ76を吸
着する状態で上昇し、押圧部材77の後端面でスプライシ
ングテープ76を切断する。
この連結手段がリーダーテープ61と磁気テープ62とを連
結する工程にあっては、リーダーテープ61又は磁気テー
プ62を切断するカッター63は、押圧部材の通路外に待機
する。
前記の如く構成された、磁気テープのカセット内巻取装
置が、カセットケース内のハブに磁気テープを巻き付け
る動作は次の工程による。
カセットケース60が保持部材でもって巻付位置に保
持され、ガードパネルが開かれる。
リーダーテープ61の内側に位置する拡開ガイド66が
運動して、リーダーテープ61をカセットケース60から引
き出し、第1、第2の吸着部材67、68上面に吸着する。
この状態で、第1、第2の吸着部材67、68は上面を同一
平面とする位置に隣接し、第3の吸着部材69は第12図の
実線位置に待機する。
第1、第2の吸着部材67、68の間にカッター63が侵
入し、リーダーテープ61を切断する。この状態に於て、
第1第2の吸着部材67、68はリーダーテープ61を吸着し
て保持する。
第2の吸着部材68が、第1の吸着部材67から離れて
待機位置に移動すると共に、空気ノズル85が空気を噴射
して、第2の吸着部材68に吸着されるリーダーテープ61
をカセットケース60内に引き込んで弛みをなくし、第3
の吸着部材69が第1の吸着部材67の隣接位置まで移動し
て、上面を同一平面とする。
この状態にあっても、第1、第2、第3の吸着部材67、
68、69は、リーダーテープ61と磁気テープ62とを吸着し
ている。
第1、第3吸着部材67、69で吸着されて、同一平面
に隣接するリーダーテープ61と磁気テープ62とを連結手
段で連結する。
その後、第1、第3の吸着部材67、69が吸着状態を
解除し、磁気テープ連結のリーダーテープ61が固定され
たハブ65を駆動手段で回転させて、磁気テープ62をカセ
ットケース60内に巻き込む。
この時、磁気テープ62は拡開ガイド66でもってカセット
ケース内に案内され、カセットケースのテープガイド73
は磁気テープに接触せず巻き込み用ガイドには使用され
ない 所定長さの磁気テープ62が巻き込まれた後、ハブ65
の回転が停止され、磁気テープ62が第1、第3の吸着部
材67、69で吸着される。
カッター63が侵入し、磁気テープ62を第1、第3の
吸着部材67、69の間で切断する。
第3の吸着部材69が、磁気テープ62を吸着して、第
12図の実線で示される待機位置に移動し、第2の吸着部
材68が、第12図実線で示される待機位置から、第12図の
鎖線で示される第1吸着部材67の隣接位置に移動する。
連結手段によって、第1の吸着部材67で吸着される
磁気テープ62の終端と、第2の吸着部材68で吸着するリ
ーダーテープ61の切断端とが連結される。
工程にあって、第1、第2、第3の吸着部材67、
68、69はテープを吸着状態を保持する。
第1、第2の吸着部材67、68がテープの吸着状態を
解除し、拡開ガイド66が、第12図の鎖線で示すように移
動する。
ハブ65が回転されてテープの弛みがカセットケース
1内に引き込まれる。
カセットケース60を磁気テープが巻かれていない別
のものに交換する。
以下、この工程を繰り返して、カセットケースに磁気テ
ープを巻き込む。
基台の装着面に保持されたオープンリールに磁気テープ
を巻き付けるには、図示しないが、リールにあらかじめ
連結されるリーダーテープを拡開ガイド66に引っ掛け、
その後前述の方法と同様にテープが巻き付けできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すカセットケースとオー
プンリールとを基台に装着する保持部材と押圧部材を示
す正面図、第2図および第3図はは基台にカセットケー
スを保持する保持部材の側面図および正面図、第4図お
よび第5図は基台にオープンリールを保持する押圧部材
の断面図、第6図はカセットケースの移送状態の一例を
示す正面図、第7図は供給位置から巻付位置にカセット
ケースを移送する手段の一例を示す正面図、第8図はカ
セットケースを掴んで移送する装置の一例示す断面図、
第9図はカセットケースを掴んで供給位置から巻付位置
に、巻付位置から排出位置に移送する装置を示す正面
図、第10図および第11図はカセットケースを供給位置に
運び、また排出位置から取り出す具体例を示す正面図お
よび側面図、第12図ないし第14図はカセットケース内の
ハブに磁気テープを巻き込む具体例を示す断面図及び斜
視図である。 1……基台、2……装着面、 3……カセットケース、 4……保持部材、5……軸、 6……オープンリール、 7……押圧部材、8……ローラー、 9……アーム、10……バネ、 11……ピン、12……取付台、 13……板バネ、14……回動片、 15……ピン、16……取付台、 17……引バネ、18……支持アーム、 19……バネピン、20……バネピン、 21……供給位置、22……巻付位置、 23……排出位置、 24……カセットケース、 25……テープ引出面、 26……回転アーム、 27……送出ダクト、28……回転アーム、 29……カセットケース、 30……挟着手段、31……モーター、 32……シリンダー、 33……ローディングチャック、 34……駆動部材、35……保持部材、 36……ラックギヤ、37……ピニオン、 38……ロッド、39……ガイド孔、 40……回転軸、41……固定円筒、 42……フレーム、43……ガイドロッド、 44……移動台、45……供給位置、 46……巻付位置、47……排出位置、 48……送出ダクト、49……供給ダクト、 50……立部材、51……排出ダクト、 52……カセットケース、 53……押圧シリンダー、 54……傾動板、 55……傾動シリンダー、 56……供給位置、57……排出位置、 60……カセットテープ、 61……リーダーテープ、 62……磁気テープ、63……カッター、 64……連結手段、65……ハブ、 66……拡開ガイド、67……吸着部材、 68……吸着部材、69……吸着部材、 70……シリンダー、71……シリンダー、 72……回転アーム、73……テープガイド、 74……シリンダー、75……シリンダー、 76……スプライシングテープ、 77……押圧部材、78……中間吸着台、 79……カッター、80……往復台、 81……供給位置、82……排出位置、 83……カセットケース、 84……巻付位置、85……空気ノズル、 86……開口隙間。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、この基台の装着面にカセットケー
    スを脱着自在に保持する保持部材と、基台に保持された
    カセットケース内のハブの中心孔に挿入される2本の軸
    と、この軸の少なくとも一方を回転駆動して、軸に挿通
    されたハブを回転してハブにテープを巻き付ける駆動手
    段とを備えるテープ巻付装置に於て、基台の装着面の軸
    に挿通されたオープンリールの表面を軸の挿入方向に押
    圧する押圧部材を備えており、この押圧部材は、軸に挿
    通されたオープンリールの押圧位置から、オープンリー
    ルとカセットケースの脱着通路外に移動自在に装着され
    ており、押圧部材でオープンリールを基台の装着面に保
    持し、保持部材でカセットケースを基台の装着面に保持
    するように構成されたことを特徴とするテープ巻付装
    置。
  2. 【請求項2】押圧部材が、基台の装着面に傾動自在に配
    設されてオープンリールを押圧する板バネを有する特許
    請求の範囲第1項記載のテープ巻付装置。
  3. 【請求項3】押圧部材が、軸に挿通されたオープンリー
    ルの中心孔付近の上面を弾性的に押圧する特許請求の範
    囲第1項記載のテープ巻付装置。
  4. 【請求項4】軸が、これに挿通されるオープンリールの
    載フランジを有し、載フランジの位置はこれにオープン
    リールが載られた状態で、オープンリールの下面が基台
    の装着面に接触しない位置に設けられている特許請求の
    範囲第1項記載のテープ巻付装置。
  5. 【請求項5】押圧部材が弾性体でもってオープンリール
    の表面に押圧される特許請求の範囲第1項記載のテープ
    巻付装置。
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