JPH071227A - 無端の鋸 - Google Patents

無端の鋸

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JPH071227A
JPH071227A JP36152091A JP36152091A JPH071227A JP H071227 A JPH071227 A JP H071227A JP 36152091 A JP36152091 A JP 36152091A JP 36152091 A JP36152091 A JP 36152091A JP H071227 A JPH071227 A JP H071227A
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saw blade
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endless
shape
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Susumu Ueno
進 上野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/12Straight saw blades; Strap saw blades
    • B23D61/122Straight saw blades; Strap saw blades with inserted segments having more than one tooth

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一面上あるいは同一層内における放射方向
の外方に鋸歯部を形成し、内方に鋸身を形成させ、鋸身
の横断面の形状が凸形状に類する無端の鋸を鋸歯部およ
び鋸身の底部と鋸身の残りの部分とを接合して形成する
場合、その接合を確実、容易なものとする。 【構成】 鋸身2Bの底部の放射方向の内方に向いた面
に、周回方向に距離が50mm以下の凹部Bxないし凸
部Byを複数個、あるいは凹部Bxおよび凸部Byを複
数個形成するか、又は左右横方向に凹部Bvないし凸部
Bwを単数個以上、あるいは凹部Bvおよび凸部Bwを
形成するか、又は周回方向と左右横方向に凹部Bx、凸
部By、凹部Bv、凸部Bwを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)本発明は、同一面上あるいは同一
層内における放射方向の外方に鋸歯部を形成し、内方に
鋸身を形成させ、鋸身が鎖状ではなく一本の形状である
リング状、無端の鋸に関する。 (発明が解決しようとする課題)第1、2図は、本発明
の無端の鋸を着装し、構成要素の一つとする鋸機の、使
用用途を携帯用とする場合の1実施例を示す。以下、こ
の携帯用鋸機の構成の概略を説明することによって、本
発明の無端の鋸の外形と、必要とされる機能を明らかに
する。フレーム体は、下方を開放させた頭部の継った門
型の形状であり、他の構成要素が配置あるいは取付けら
れて基体としての役割を担う。この実施例では、携帯用
として、フレーム体の前脚柱部と後脚柱部の頭部を継ぐ
部分を、手で握るのに適当な太さに形成して把手部とし
ている。無端の鋸は、同一面上あるいは同一層内におけ
る放射方向の外方に鋸歯部を形成し、内方に鋸身を形成
させ、鋸身が全周にわたって一本の形状であり、鋸身の
横断面の形状を、本発明は、多少変形していても、凹凸
いずれかのうち、凸形状に分類される場合に限る。無端
の鋸を懸架する懸架プーリは、フレーム体を前後方向に
縦断する同一立面上あるいは同一立層内の前、後脚柱部
の上部と下部のそれぞれに計4個配置されている。後脚
柱部の内部には電動モータが収納され、電動モータと連
結する後脚柱部上部に配置した懸架プーリの回転によっ
て、無端の鋸は懸架プーリ間と懸架プーリ上を循環回動
する。無端の鋸に緊張を与える緊張機構は、前脚柱部の
上部に配置された懸架プーリと蝶頭付ネジ軸と送りナッ
ト等によって構成されている。切断作用は、切断作用線
域である前、後脚柱部の下端部間に露出した無端の鋸の
走行によって行なわれ、切断作用線域に露出した無端の
鋸の上方には、板面を垂直に立てた姿勢で、板厚が無端
の鋸の鋸歯幅と同一か、もしくはより薄く、両端が前、
後脚柱部の下部に接合する案内板(ガイド・バー)が設
置される。この案内板の下端部は、無端の鋸の鋸身、あ
るいはそれに鋸歯部の一部を加えた部分と嵌合する形
状、すなわち、無端の鋸の鋸身の横断面の形状が凹形状
なら、その横断面の形状を凸形状に形成され、本発明の
無端の鋸のように、鋸身の横断面の形状が凸形状なら、
その横断面の形状を凹形状に形成し、切断作用線域で走
行する無端の鋸の、切断抵抗による上方への逃げ、左右
横方向への振れを制止する。第3、4図は、本発明の無
端の鋸と案内板の嵌合の形態の1例を示す。そして切断
作用線域に露出した無端の鋸の左側方には、板面を上下
に向けた板状のベースを配置し、板状のベースとフレー
ム体の間に、案内立軸、摺動スリーブ、2本のリンク、
ネジリコイルバネ等によって構成される昇降案内機構を
介設し、板状のベースの下面が被切断材の上面に接して
機体が被切断材上に載置されて後、フレーム体の把手部
を手動で下方へ押圧して切断作業が開始されることによ
る、フレーム体、懸架プーリ、電動モータ、緊張機構、
無端の鋸等からなる上下可動部の降下と、切断作業終了
後、再び上下可動部が元の位置に復帰するための上昇を
案内運動している。携帯用として、本発明の無端の鋸を
構成要素の一つとする鋸機は上記のように構成される
が、この鋸機における無端の鋸の所作、動き、といった
ものを実際に即して説明すると、無端の鋸の緊張は、駆
動用に設定された懸架プーリの回転を正確に伝達するた
めと、無端の鋸が切断抵抗に抗して切断作用を行うため
に、かなりの程度強く与えられる。強く緊張を与えられ
た無端の鋸は、高速で懸架プーリ間を直線走行し、懸架
プーリ上を曲線回動する。無端の鋸が懸架プーリ間と懸
架プーリ上で折曲する方向は、鋸歯の歯先から鋸身の頂
部に抜ける方向であり、折曲する角度は、懸架プーリ上
で曲線状に折曲するとき、とくに急角度となる。つま
り、無端の鋸は、懸架プーリ間で鋸身を縦方向に直線状
に折曲する直線走行と、懸架プーリ上で鋸身を縦方向に
懸架プーリの外周の曲率にならって曲線状に折曲する曲
線回動を、強く緊張を与えられた状態の高速下で反複運
動する。このため、本発明を実施する無端の鋸は、鋸身
を軟質の金属、プラスチック、ゴムおよび合成ゴム、あ
るいは有孔質のセラミックス等によって形成して、緊架
プーリ間と懸架プーリ上で柔軟に直線状および曲線状に
折曲するようにし、また、強く緊張を与えられた状態の
高速下での反複運動に対しては、粘り強く所期の形状、
性能を持続する性質得るべく、その鋸身の内部に金属、
プラスチック、セラミックス等による繊維、織布、細
線、コード等を充填する。このとき、この鋸身と刃物と
しての硬さと強度を必要とする鋸歯部とは接合して一本
の無端の鋸を形成することになるが、この鋸歯部と鋸身
の接合は、鋸身に一個ずつ鋸歯を接合する場合と、第
6、7図に示すように、鋸歯部と鋸身の底部を一体形成
し、鋸身の残りの部分を上記の材料で形成し一本の無端
の鋸を形成する場合とがある。本発明は、後者の鋸歯部
と鋸身の底部を一体形成し、鋸歯部および鋸身の底部と
鋸身の残りの部分を接合する場合に限って適用される。
この鋸歯部および鋸身の底部と鋸身の残りの部分を接合
する場合、鋸身の底部は鋸歯部を支持する土台としての
剛性を必要とするとともに、無端の鋸が柔軟に直線状お
よび曲線状に折曲するように、鋸身の一部として鋸身の
曲げの抵抗の値を過大に増加するものであってはならな
い。そして、無端の鋸が切断作用線(域)で走行すると
き、鋸歯部および鋸身の底部と鋸身の残りの部分の接合
面には、電動モータ等の駆動部による走行力と、切断抵
抗による抵抗力が境界を接して反対方向に作用し、ま
た、鋸歯の形状、被切断材の材質のバラツキによって左
右横方向、斜め横方向といった方向に曲げ、ネジリの作
用が働く。この周回方向に反対方向に向き合う走行力と
抵抗力、左右横方向および斜め横方向の曲げ、ネジリ等
といった作用から、接合を長時間にわたって保持するに
は、接着剤を用いるにしても、ただ単に接合面となる鋸
身の底部の放射方向の内方に向いた面を平らな面とする
だけでは難しい。本発明の目的は、上記のごとく鋸歯部
および鋸身の底部と鋸身の残りの部分を接合して無端の
鋸を形成する場合、鋸身の底部が鋸身の一部として適度
な剛性と柔軟性を有し、また、周回方向に反対方向に向
き合って作用する走行力と切断抵抗による抵抗力、ある
いは左右横方向、斜め横方向の曲げ、ネジリ等の作用に
対して、容易にズレ、スベリ、あるいは剥離といった現
象を引き起さない、結果的に電動モータ等の回転力を鋸
歯部に正確に伝達する接合を得ようとする。 (課題を解決するための手段)上記目的を達成するため
に、本発明は、鋸身の底部の放射方向の内方に向いた面
を、周回方向、あるいは周回方向に対して左右横方向に
単なる平らな面とはせず、鋸身の底部の放射方向の内方
に向いた面に、周回方向に周回方向の距離(幅)を50
mm以下とする凹部ないし凸部を複数個、あるいは凹部
および凸部を複数個形成するか、または左右横方向に凹
部ないし凸部を単数個以上、あるいは凹部および凸部を
複数個形成するか、または周回方向と左右横方向にそれ
らの双方を形成する。この周回方向に形成される凹部、
凸部と、左右横方向に形成される凹部、凸部は、それら
を形成する以前の鋸身の底部の放射方向の内方の平らな
面を基準として、その内方面に凸部を形成した場合は、
内方面が凸部の凸部の間の谷の底となり、凹部を形成し
た場合は、内方面が凹部と凹部の間の山の頂上となり、
一例として、深さと背の高さが同一の凹部と凸部を交互
に連続して形成したとすると、内方面が凹部と凸部のつ
くる波形の振幅の中間点となる。周回方向に形成される
凹部、凸部の形状は、周回方向の距離(幅)を50mm
以下とする範囲内で、深さ、背の高さ、周回方向の距離
(幅)、あるいは形状の細部の相違等によって多様とな
り、同様に、左右横方向に形成される凹部、凸部も、鋸
身の横幅を最大幅として多様な形状となる。そして、凹
部、凸部の周回方向、左右横方向の配列は、一種類の形
状の凹部あるいは凸部を鋸身の全周、あるいは鋸身の全
幅に形成することもあれば、周回方向に形成される凹部
および凸部が正弦波形となるように同一形状の凹部と凸
部を同一ピッチで連続して全周にわたって形成すること
もあり、また、形状が全く異なる凹部と凸部を数個組合
わせて、組合わせとしては一定の規則性を有して形成さ
れることもある。この多様な形状に形成される周回方向
と左右横方向の凹部、凸部のうち、接合をより確実なも
のとする形状として、周回方向に形成される凸部を放射
方向の外方から内方に、周回方向の距離(幅)をより拡
大して、放射方向の内方により体積を増大する形状に形
成することができ、左右横方向に形成される凸部を放射
方向の外方から内方に、左右横方向の距離(幅)をより
拡大して、放射方向の内方により体積を増大する形状に
形成することができ、また、周回方向に形成される凹部
を放射方向の内方から外方に、周回方向の距離(幅)を
より拡大して、放射方向の外方により鋸身の底部を切取
る体積を増大する形状に形成することができ、左右横方
向に形成される凹部を放射方向の内方から外方に、左右
横方向の距離(幅)をより拡大して、放射方向の外方に
より鋸身の底部を切取る体積を増大する形状に形成する
ことができる。周回方向に形成される凹部、凸部の深
さ、背の高さが、それらを形成する以前の鋸身の底部の
放射方向の内方面を基準として、鋸身の側端から側端ま
での全幅に及ばないものとすると、それは左右横方向か
ら見ても一つの凹部、凸部となり、また、同様に左右横
方向に形成される凹部、凸部の深さ、背の高さが、それ
らを形成する以前の鋸身の底部の放射方向の内方面を基
準として、鋸身の全周に及ばないものとすると、それは
周回方向から見ても一つの凹部、凸部となり、ともに周
回方向と左右横方向に2方向の凹部、凸部となる。この
うち、周回方向と左右横方向に2方向の凸部を、接合を
より確実なものとする形状として、板面を周回方向に鋸
身の側面と平行か、もしくはその側面と大きな角度で交
差しない斜めの角度で、板厚が鋸身の横幅の1/2以下
の、周回方向の距離(幅)を30mm以下とする帯板形
状(フイン形状)に形成することができる。この周回方
向の距離(幅)が30mm以下の帯板形状の凸部は、鋸
身の底部の両側端に配置し、鋸身の残された部分を両側
から挟みつけるように形成することができ、また、鋸身
の残された部分の外面をそっくり全て包み込むようにも
形成される。周回方向に形成される凹部、凸部は、鋸歯
部の鋸歯と周回方向に密接に影響し合うため、周回方向
の配列を鋸歯部の鋸歯と関連させて、周回方向に形する
凸部と凸部の間の谷(もしくは谷の底)、または凹部
(もしくは凹部の最深部)の位置を、鋸歯と鋸歯の間の
谷(もしくは谷の底)、または本発明とは別件の鋸歯部
を取除いた鋸身のみの部分(2X)と、周回上で一致さ
せるか、あるいは接近したものとする方が良い。 (作用)無端の鋸の鋸身の底部の放射方向の内方面に凹
部、凸部を形成すると、接合に接着剤を使用する場合の
接着面を拡大する。内方面に周回方向に形成された凹
部、凸部は、内方面の周回方向の摩擦抵抗を大きくす
る。内方面に左右横方向に形成された凹部、凸部は、内
方面の左右横方向の摩擦抵抗を大きくする。周回方向と
左右横方向に形成される凸部を放射方向の内方により体
積を増大する形状とし、周回方向と左右横方向に形成さ
れる凹部を放射方向のより外方に鋸身の底部を切取る体
積を増大する形状とすると、鋸歯部および鋸身の底部と
鋸身の残り部分の接合面の放射方向の内方と外方への剥
離を抑制する。周回方向に形成された凸部は、鋸身の底
部に鋸歯部を支持する土台としての剛性を与え、周回方
向に形成された凹部は、その部分において鋸身の底部を
部分的に切取って、無端の鋸の鋸身に直線状、曲線状に
折曲するための柔軟性を与える。周回方向に形成する凸
部と凸部の間の谷、または凹部の位置を、鋸歯と鋸歯の
間の谷、または鋸歯部を取除いた鋸身のみの部分と周回
上で一致させるか、あるいは接近させると、その部分を
折曲のポイントとして、鋸身に直線状、曲線状に折曲す
るための柔軟性を与える。 (実施例)第8、9、10図に示す実施例は、鋸身の底
部の放射方向の内方面に、鋸身の側端から側端までの全
幅に及んで切込み深さが一定の細溝形状の凹部(Bx)
を、鋸身の周回方向の側面に対して交互に斜めの角度に
交差させ、約鋸歯1個分のピツチで鋸身の全周にわたっ
て形成し、周回方向に1方向のみの凹部(Bx)として
いる。第11、12図に示す実施例は、周回方向に形成
する凹部(Bx)と凸部(By)を、切込み深さと背の
高さが鋸身の全幅に一定で、周回方向に同一ピッチ、同
一振幅の正弦波形となるように形成し、凹部(Bx)の
最深部と鋸歯と鋸歯の間の谷の底を周回上で一致させて
いる。第13、14図に示す実施例は、鋸身の全幅に及
んで背の高さが一定し、側方の形状が長方形で、周回方
向の距離(幅)が鋸歯約1個分の凸部(By)を、周回
方向に同一ピッチで鋸身の全周に形成している。第1
5、16図に示す実施例は、周回方向に形成する凸部
(By)を、側方の形状が放射方向の外方から内方に、
周回方向の距離(幅)をより拡大し、放射方向の内方に
より体積を増大する逆三角形としている。第17、18
図に示す実施例は、左右横方向に、左右横方向の断面
が、放射方向の外方から内方に、左右横方向の距離
(幅)をより拡大し、放射方向の内方により体積を増大
する側方の断面の形状が逆三角形の凸部(By)であ
り、また周回方向の背の高さが一定し、周回方向の距離
(幅)が鋸歯約3個分の周回方向の凸部(By)とする
もので、これは周回方向と左右横方向に2方向の凸部
(By、Bw)であり、周回方向に同一ピッチで鋸身の
全周にわたって形成している。第19、20図に示す実
施例は、鋸身の底部の内方面に、鋸身の全幅に及んで切
込み深さが一定する円とう形状の凹部(Bx)を周回方
向に同一ピッチで鋸身の全周にわたって形成し、左右横
方向に、細溝形状の凹部(Bv)を鋸身の底部の真央に
鋸身の全周にわたって1個形成している。第21、22
図に示す実施例は、側方の形状が正弦波形となるように
周回方向の凹部(Bx)と凸部(By)を交互に連続し
て形成し、その上に鋸身の全幅に及んで切込み深を一定
とする円とう形状の凹部(Bx)を重複させて形成して
いる。第23、24図に示す実施例は、周回方向に切込
み深さを一定とする凹部(Bx)を同一ピッチで鋸身の
全周にわたって形成し、左右横方向に、放射方向の外方
により鋸身の底部を切取る体積を増大するほぼ三角形の
細溝形状の凹部(Bv)を鋸身の全周にわたって1個形
成している。第25、26図に示す実施例は、左右横方
向に、板面が鋸身の周回方向の側面に対して平行で、板
厚が鋸身の横幅の1/3の帯板形状(フイン形状)の凸
部(Bw)を鋸身の底部の内方面の真央に鋸身の全周に
わたって1個形成し、その帯板形状の凸部(Bw)に無
端の鋸が直線状の状態にあるときクサビ形状のスリット
を同一ピッチで形成し、さらにスリットとスリットの間
に円形の横孔を形成している。第27、28図に示す実
施例は、板面が鋸身の周回方向の側面に対して平行であ
り、板厚が鋸身の横幅の1/5程度で、周回方向の距離
(幅)が鋸歯約3個分に相当し、背の高さが鋸身の残り
の部分の背の高さの2/3に達し、側面の形状が台形の
帯板形状(フイン形状)の凸部(By、Bw)を、鋸身
の底部の内方面の両側端に鋸歯約2個分の間隔を置い
て、鋸身の残り部分を両側から挟みつけるように形成
し、周回方向と左右横方向の2方向の凸部(By、B
w)としている。第29、30図に示す実施例は、第2
7、28図で示した側面の形状が台形で、鋸身の底部の
内方面の両側端に形成される凸部(By、Bw)を、鋸
身の残りの部分の外面の全部を包み込むように半円環状
に形成している。第31、32図に示す実施例は、第2
7、28図で示した側面の形状が台形の凸部(By、B
w)を、鋸身の両側端ではなく、鋸身の真央に一列に鋸
歯約2個分の間隔を置いて鋸身の全周にわたって形成し
ている。第33,34図に示す実施例は、第27、28
図で示した側面の形状が台形の凸部(By、Bw)を、
鋸身の真央の左右横方向に2列に振分けて、周回方向に
交互に鋸歯約2個分の間隔を置いて鋸身の全周にわたっ
て形成している。 (効果)無端の鋸の鋸身の底部の放射方向の内方面に、
周回方向、左右横方向、あるいはそれら双方向に凹部、
凸部を形成することによって、接着剤を使用する場合の
接合をより容易で確実なものとすることができる。鋸身
の底部の内方面に周回方向に形成された凹部凸部は、駆
動部による走行力と切断抵抗による抵抗力によって生じ
る接合面の周回方向へのズレ、スベリを抑制する。とく
に、周回方向の凸部の立上りの角度と、凹部の切り下げ
の角度を急角度とし、その凸部の背の高さおよび凹部の
切込み深さと周回方向の距離(幅)に、走行力と抵抗力
に対して、材料強度をふまえた上での形状を維持するこ
とのできる寸法を与えたものとすると、接合面の周回方
向へのズレ、スベリを制止することができる。鋸身の底
部の内方面の左右横方向に形成された凹部、凸部は、接
合面の左右横方向ヘのズレ、スベリを抑制する。周回方
向と左右横方向に形成される凸部を放射方向の内方によ
り体積を増大する形状とし、周回方向と左右横方向に形
成される凹部を放射方向の外方により鋸身の底部を切取
る体積を増大する形状とすることによって、接合をより
強固なものとして、接合を長時間にわたって保持するこ
とができる。周回方向に形成された凸部は、鋸身の底部
に鋸歯部を支持する土台としての剛性を与えて、無端の
鋸に切断抵抗に抗して切断作用を行う能力を与えること
ができ、周回方向に形成された凹部は、鋸身の底部の曲
げの抵抗の値を低減して、無端の鋸に円滑な循環回動を
促す。周回方向と左右横方向に2方向の凸部を、周回方
向の距離(幅)が30mm以下の帯板形状で、鋸身の残
された部分の外面の全部を包み込む半円環状とすると、
接合を完全なものとして、駆動部の回転力が鋸歯部に正
確に伝達される。周回方向に形成する凸部と凸部の間の
谷、または凹部の位置を、鋸歯部の鋸歯と鋸歯の間の
谷、または鋸歯部を取除いた鋸身のみの部分と周回上で
関連させると、より効果的に鋸身に直線状、曲線状に折
曲する柔軟性を与えることができ、無端の鋸に円滑な循
環回動を促す。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の無端の鋸を構成要素の一つとする携帯
用鋸機の1実施例の左側面図。第2図は第1図のA−A
線断面図。第3、4図は第1図の一部分を拡大させ、本
発明の無端の鋸と案内板の嵌合の形態を説明する図であ
り、第4図は第3図をさらに拡大、一部省略したB−B
線断面図。第5図は本発明の無端の鋸の鋸身の背面、両
側面、放射方向の外方に向いた面の区分を説明する図。
第6図は鋸歯部と鋸身の底部を一体形成し、鋸身の残り
の部分と接合して一本の無端の鋸を形成する場合の説明
図。第7図は第6図のC−C線断面図。第8、11、1
3、15、17、19、21、23、25、27、2
9、31、33図は本発明の無端の鋸の鋸身の底部の放
射方向の内方面に形成した凹部および凸部の実施例を示
す側面図。第9、12、14、16、18、20、2
2、24、26、28、30、32、34図はその側面
図のそれぞれD−D、E−E、F−F、G−G、H−
H、I−I、J−J、K−K、L−L、M−M、N−
N、O−O、P−P線断面図。 第10図は第8図の平
面図。 1……フレーム体、 1a……フレーム体の前脚柱部、
1b……フレーム体の後脚柱部、 1c……フレーム体
の把手部、 2……無端の鋸、 2A……鋸歯部、 2
B……鋸身、 3……懸架プーリ、 3a……懸架プー
リの回転軸、 4a……電動モータ、 5……操作スイ
ッチ、6……板状のベース、7……昇降案内機構、 7
a……案内立軸、 7b……摺動スリーブ、 7c……
支持板、7d、7e……リンク、 7f……ネジリコイ
ルバネ、 7g……ピン、 7h……収納ドラム、 8
……仕切板、9……緊張機構、 9a……蝶頭付ネジ
軸、9b……送りナット、 10……案内板、 w1…
…鋸身の背面、 w2……鋸身の側面、 w3……鋸身
の放射方向の外方に向いた面。 5.付記 本明細書で用いた無端の鋸に関する語句について、以下
にその意味する範囲を設定する。 境界面………無端の鋸の鋸歯の底面ないし底辺、あるい
は底点を継いだ単一の面。 鋸歯部………無端の鋸の境界面より放射方向の外方の部
分。 鋸身…………無端の鋸の境界面より放射方向の内方の部
分。 鋸身の頂部…鋸身を放射方向に15等分したうち、最も
内方に位置する部分。 鋸身の背面…鋸身の頂部の外面。 鋸身の側面…鋸身の頂部を除く部分の外面。 鋸身の頂辺…鋸身の放射方向の最も内方の辺(面)。 (面) 鋸身の背の…境界面から鋸身の頂辺(面)までの距離。 高さ 鋸身の底部…鋸身を放射方向に2等分したうち、外方の
部分を範囲とする部分。 鋸歯の底点…鋸歯のスクイ面および逃げ面が境界 (辺) 面に接する点(辺)。 所定の鋸歯…鋸歯のうち最も背が高く、切断作用の主体
となり、変形される以前の基本の形状となる鋸歯。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)同一面上あるいは同一層内における放射方向の外
    方に鋸歯部(2A)を形成し、内方に鋸身(2B)を形
    成させ、鋸身(2B)が周回方向に鎖状ではなく一本の
    形状であり、鋸歯部(2A)の先端から鋸身(2B)の
    頂辺(面)までの背の高さが25mm以下で、鋸歯部
    (2A)の鋸歯幅が8mm以下の、鋸身(2B)の横断
    面の形状が凹凸いずれかのうち凸形状に類し、鋸歯部
    (2A)と鋸身(2B)の底部を一体形成し、鋸歯部
    (2A)および鋸身(2B)の底部と鋸身(2B)の残
    りの部分を接合して一本の鋸を形成する無端の鋸(2)
    において、鋸身(2B)の底部の放射方向の内方に向い
    た面を、周回方向、あるいは周回方向に対して左右横方
    向に単なる平らな面とはせず、鋸身(2B)の底部の放
    射方向の内方に向いた面に、周回方向に周回方向の距離
    (幅)を50mm以下とする凹部(Bx)ないし凸部
    (By)を複数個、あるいは凹部(Bx)および凸部
    (By)を合計して複数個形成するか、または左右横方
    向に凹部(Bv)ないし凸部(Bw)を単数個以上、あ
    るいは凹部(Bv)および凸部(Bw)を合計して複数
    個形成するか、または周回方向と左右横方向にそれらの
    双方を形成する無端の鋸(2)。 (2)周回方向に形成する凸部(By)と左右横方向に
    形成する凸部(Bw)を、放射方向の外方から内方に、
    それぞれ周回方向と左右横方向の距離(幅)をより拡大
    して、放射方向の内方により体積を増大する形状とし、
    周回方向に形成する凹部(Bx)と左右横方向に形成す
    る凹部(Bv)を、放射方向の内方から外方に、それぞ
    れ周回方向と左右横方向の距離(幅)をより拡大して、
    放射方向の外方により鋸身(2B)の底部を切取る体積
    を増大する形状とする請求項1記載の無端の鋸(2)。 (3)周回方向と左右横方向の2方向に凸部となる凸部
    (By、Bw)が、板面を周回方向に鋸身(2B)の側
    面と平行か、もしくはその側面と大きな角度で交差しな
    い斜めの角度とし、板厚が鋸身(2B)の横幅の1/2
    以下で、周回方向の距離(幅)を30mm以下とする帯
    板形状(フイン形状)である請求項1記載の無端の鋸
    (2)。 (4)周回方向に形成する凸部(By)と凸部(By)
    の間の谷(もしくは谷の底)、または凹部(Bx)(も
    しくは凹部の最深部)の位置を、鋸歯と鋸歯の間の谷
    (もしくは谷の底)、または鋸歯部(2A)を取除いた
    鋸身のみの部分(2x)と周回上で一致させるか、ある
    いは接近させた請求項1記載の無端の鋸(2)。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985530A (ja) * 1995-09-27 1997-03-31 Noritake Dia Kk 帯鋸切断刃

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0985530A (ja) * 1995-09-27 1997-03-31 Noritake Dia Kk 帯鋸切断刃

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