JPH05261618A - 切断装置 - Google Patents
切断装置Info
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- JPH05261618A JPH05261618A JP6413592A JP6413592A JPH05261618A JP H05261618 A JPH05261618 A JP H05261618A JP 6413592 A JP6413592 A JP 6413592A JP 6413592 A JP6413592 A JP 6413592A JP H05261618 A JPH05261618 A JP H05261618A
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- Japan
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- cutter
- back plate
- endless
- endless cutter
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バックプレートから発生する騒音を低減す
る。 【構成】 無端状でその巻回平面に沿って平板な帯状を
なすカッタ本体の外周側の端面に多数の切断刃96を設
けた無端状カッタCと、この無端状カッタCを巻回支持
する複数のスプロケット40と、無端状カッタCの一部
を被削材に向けて押圧支持するバックプレート50と、
無端状カッタCおよびスプロケット40を回転させるカ
ッタ駆動機構64と、無端状カッタを被削材に向けて移
動させる切込機構32とを具備する。バックプレート5
0には、その長手方向に向けて、曲線状をなす多数の制
振用スリットが形成されている。
る。 【構成】 無端状でその巻回平面に沿って平板な帯状を
なすカッタ本体の外周側の端面に多数の切断刃96を設
けた無端状カッタCと、この無端状カッタCを巻回支持
する複数のスプロケット40と、無端状カッタCの一部
を被削材に向けて押圧支持するバックプレート50と、
無端状カッタCおよびスプロケット40を回転させるカ
ッタ駆動機構64と、無端状カッタを被削材に向けて移
動させる切込機構32とを具備する。バックプレート5
0には、その長手方向に向けて、曲線状をなす多数の制
振用スリットが形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石材,木材,金属,プ
ラスチック,ガラス,セラミックなど各種の大形被削材
の切断を行うための切断装置に関する。
ラスチック,ガラス,セラミックなど各種の大形被削材
の切断を行うための切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は先に、特願平1−24767
4号において、切断可能な被削材寸法が大きく、装置寸
法がコンパクトで、しかも切断精度が向上できる切断装
置を提案した。
4号において、切断可能な被削材寸法が大きく、装置寸
法がコンパクトで、しかも切断精度が向上できる切断装
置を提案した。
【0003】この装置は、多数の平板状をなすフラップ
が無端状に連結されたカッタ本体の外周側の端面に、多
数の切断刃を等間隔に固定してなる無端状カッタと、こ
の無端状カッタを巻回支持する複数のスプロケットと、
前記巻回平面に沿って無端状カッタの内側に配置され、
無端状カッタの一部を、切断すべき被削材に向けて押圧
支持するバックプレートと、無端状カッタおよびスプロ
ケットを回転させるカッタ駆動機構と、被削材または無
端状カッタの少なくとも一方を、巻回平面に沿って他方
側へ移動させる切込機構とを具備するものである。
が無端状に連結されたカッタ本体の外周側の端面に、多
数の切断刃を等間隔に固定してなる無端状カッタと、こ
の無端状カッタを巻回支持する複数のスプロケットと、
前記巻回平面に沿って無端状カッタの内側に配置され、
無端状カッタの一部を、切断すべき被削材に向けて押圧
支持するバックプレートと、無端状カッタおよびスプロ
ケットを回転させるカッタ駆動機構と、被削材または無
端状カッタの少なくとも一方を、巻回平面に沿って他方
側へ移動させる切込機構とを具備するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
が上記構成からなる切断装置を試作し、石材の切断を行
ったところ、無端状カッタの振動がバックプレートに伝
達され、このバックプレートが振動して騒音を生じるこ
とが判明した。この騒音量は、87〜92dB程度で、
従来この種の切断に使用されている切断ブレードやバン
ドソーよりは小さいものの、作業環境の改善を図るうえ
でさらに低減することが望ましい。
が上記構成からなる切断装置を試作し、石材の切断を行
ったところ、無端状カッタの振動がバックプレートに伝
達され、このバックプレートが振動して騒音を生じるこ
とが判明した。この騒音量は、87〜92dB程度で、
従来この種の切断に使用されている切断ブレードやバン
ドソーよりは小さいものの、作業環境の改善を図るうえ
でさらに低減することが望ましい。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、上記のような無端状カッタを用いた切断装置におい
て、バックプレートからの騒音を極力低減することを課
題としている。
で、上記のような無端状カッタを用いた切断装置におい
て、バックプレートからの騒音を極力低減することを課
題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる切断装置
は、バックプレートに多数の制振用スリットが形成され
ていることを特徴としている。これら制振用スリット
は、バックプレートの無端状カッタを押圧支持している
端縁の長手方向に向けて形成されていてもよい。また、
制振用スリットの内部には、バックプレートを構成する
材料よりも軟質な材料が充填されていてもよい。
は、バックプレートに多数の制振用スリットが形成され
ていることを特徴としている。これら制振用スリット
は、バックプレートの無端状カッタを押圧支持している
端縁の長手方向に向けて形成されていてもよい。また、
制振用スリットの内部には、バックプレートを構成する
材料よりも軟質な材料が充填されていてもよい。
【0007】
【作用】本発明の切断装置では、無端状カッタの一部を
バックプレートの端縁で支持しつつ走行させ、支持され
ている部分の切断刃を被削材に切り込ませて被削材を切
断する。その際、個々の切断刃に振動が生じ、この振動
がバックプレートに伝達されるが、バックプレートには
制振用スリットが形成されているため、これらスリット
を境として振動エネルギーが減衰し、バックプレートの
振動および騒音が低減できる。
バックプレートの端縁で支持しつつ走行させ、支持され
ている部分の切断刃を被削材に切り込ませて被削材を切
断する。その際、個々の切断刃に振動が生じ、この振動
がバックプレートに伝達されるが、バックプレートには
制振用スリットが形成されているため、これらスリット
を境として振動エネルギーが減衰し、バックプレートの
振動および騒音が低減できる。
【0008】また、スリットをバックプレートのカッタ
支持端縁の長手方向に沿って形成した場合には、バック
プレートに前記端縁の長手方向に向けて大きな張力をか
けることが可能で、前記端縁の剛性を高めることが可能
である。さらに、スリットの内部にバックプレートより
も軟質な材料を充填した場合には、騒音防止効果を得つ
つ、スリットの内部に切粉が溜ることが防止できる。
支持端縁の長手方向に沿って形成した場合には、バック
プレートに前記端縁の長手方向に向けて大きな張力をか
けることが可能で、前記端縁の剛性を高めることが可能
である。さらに、スリットの内部にバックプレートより
も軟質な材料を充填した場合には、騒音防止効果を得つ
つ、スリットの内部に切粉が溜ることが防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係わる切断装置の実施例を詳
細に説明する。図1および図2は、本発明に係わる切断
装置の第1実施例を示す正面図およびII−II線断面図で
あり、以下の説明で用いる上下左右は図1に基づくもの
とする。 図中符号1は床面Fに立てられた一対の支柱
で、これら支柱1の前面にはそれぞれガイドレール2が
上下方向に固定されている。これらガイドレール2の両
側面には、図2に示すように、全長に亙って一対のガイ
ド溝4が上下方向に形成されている。
細に説明する。図1および図2は、本発明に係わる切断
装置の第1実施例を示す正面図およびII−II線断面図で
あり、以下の説明で用いる上下左右は図1に基づくもの
とする。 図中符号1は床面Fに立てられた一対の支柱
で、これら支柱1の前面にはそれぞれガイドレール2が
上下方向に固定されている。これらガイドレール2の両
側面には、図2に示すように、全長に亙って一対のガイ
ド溝4が上下方向に形成されている。
【0010】各ガイドレール2の前面には、図2に示す
ように、ベース板12が互いに同じ高さに配置されてい
る。これらベース板12は背面に一対の係止爪14を有
し、これら係止爪14が前記ガイド溝4に嵌め込まれ、
各ベース板12がガイドレール2に沿って昇降可能とな
っている。
ように、ベース板12が互いに同じ高さに配置されてい
る。これらベース板12は背面に一対の係止爪14を有
し、これら係止爪14が前記ガイド溝4に嵌め込まれ、
各ベース板12がガイドレール2に沿って昇降可能とな
っている。
【0011】ガイドレール2の前面には、上下方向に延
びる凹部8が形成され、この凹部8内にはスクリュウ軸
10が上下方向に配置され、その下端は軸受6を介して
支持されている。各ベース板12は、それぞれ雌ネジ部
材16を介してスクリュウ軸10に取り付けられてい
る。
びる凹部8が形成され、この凹部8内にはスクリュウ軸
10が上下方向に配置され、その下端は軸受6を介して
支持されている。各ベース板12は、それぞれ雌ネジ部
材16を介してスクリュウ軸10に取り付けられてい
る。
【0012】各支柱1の上端には天板26が水平に掛け
渡され、各スクリュウ軸10の上端は、この天板26上
に固定された一対のギヤボックス28に接続されてい
る。各ギヤボックス28は、水平なロッド30を介して
互いに接続され、天板26に固定された昇降モータ32
に接続されている。そして昇降モータ32を作動する
と、ギヤボックス28を介して各スクリュウ軸10が同
方向に回転し、各ベース板12が同じ高さを保ちつつ昇
降する。
渡され、各スクリュウ軸10の上端は、この天板26上
に固定された一対のギヤボックス28に接続されてい
る。各ギヤボックス28は、水平なロッド30を介して
互いに接続され、天板26に固定された昇降モータ32
に接続されている。そして昇降モータ32を作動する
と、ギヤボックス28を介して各スクリュウ軸10が同
方向に回転し、各ベース板12が同じ高さを保ちつつ昇
降する。
【0013】各ベース板12にはワイヤ18の一端が固
定され、これらワイヤ18は上方に延ばされ、天板26
の上方に設けられた滑車20に巻かれたうえ支柱1に沿
って降ろされ、その下端にはバランスウエイト22が固
定されている。バランスウエイト22はそれぞれガイド
部材24により昇降可能に支持され、ベース板12を含
む昇降部との釣り合いがとられている。
定され、これらワイヤ18は上方に延ばされ、天板26
の上方に設けられた滑車20に巻かれたうえ支柱1に沿
って降ろされ、その下端にはバランスウエイト22が固
定されている。バランスウエイト22はそれぞれガイド
部材24により昇降可能に支持され、ベース板12を含
む昇降部との釣り合いがとられている。
【0014】右側のベース板12の前面には軸支持体3
4が配置され、軸支持体34の裏面に形成された取付溝
36は、ベース板12の前面に設けられた水平なガイド
部44に嵌合され、ガイド部44に沿って左右方向変位
可能かつ任意位置で固定可能となっている。これによ
り、無端状カッタCは各スプロケット40間に装着可能
であるとともに、その張力が調整できる。
4が配置され、軸支持体34の裏面に形成された取付溝
36は、ベース板12の前面に設けられた水平なガイド
部44に嵌合され、ガイド部44に沿って左右方向変位
可能かつ任意位置で固定可能となっている。これによ
り、無端状カッタCは各スプロケット40間に装着可能
であるとともに、その張力が調整できる。
【0015】軸支持体34には前方に突出する回転軸3
8が回転自在に取り付けられ、この回転軸38にはスプ
ロケット40が垂直に固定されている。スプロケット4
0の外周面には、外周面に対し垂直なカッタ溝42が形
成され、ここに無端状カッタCがはめ込まれるようにな
っている。カッタ溝42内には、図3に示すように周方
向等間隔毎に多数のピン40Aが配置され、各ピン40
Aは無端状カッタCの内周縁と係合して、カッタCの空
転を防ぐ。
8が回転自在に取り付けられ、この回転軸38にはスプ
ロケット40が垂直に固定されている。スプロケット4
0の外周面には、外周面に対し垂直なカッタ溝42が形
成され、ここに無端状カッタCがはめ込まれるようにな
っている。カッタ溝42内には、図3に示すように周方
向等間隔毎に多数のピン40Aが配置され、各ピン40
Aは無端状カッタCの内周縁と係合して、カッタCの空
転を防ぐ。
【0016】軸支持体34の左側に隣接して、図2に示
すようにプレート支持体46が配置され、ガイド部44
に沿って摺動可能に取り付けられている。このプレート
支持体46は、図示しないプレート張上機構に連結され
ており、このプレート張上機構は、プレート支持体46
を右方に引き付け、バックプレート50に張力をかける
作用を果たす。プレート支持体46の左端部は、無端状
カッタCの巻回平面まで突出し、その前端面には、バッ
クプレート50の右端が固定板48により挟まれてボル
ト49で固定されている。バックプレート50の上下両
縁には、全長に亙って断面V字状をなすガイド溝51が
形成されている。
すようにプレート支持体46が配置され、ガイド部44
に沿って摺動可能に取り付けられている。このプレート
支持体46は、図示しないプレート張上機構に連結され
ており、このプレート張上機構は、プレート支持体46
を右方に引き付け、バックプレート50に張力をかける
作用を果たす。プレート支持体46の左端部は、無端状
カッタCの巻回平面まで突出し、その前端面には、バッ
クプレート50の右端が固定板48により挟まれてボル
ト49で固定されている。バックプレート50の上下両
縁には、全長に亙って断面V字状をなすガイド溝51が
形成されている。
【0017】一方、左側のベース板12にはプレート支
持体52が直接固定され、このプレート支持体52の前
端部には前記同様にバックプレート50の左端部が固定
板48およびボルト49で固定されている。左側のベー
ス板12には、前方に向けて回転軸38と同じ高さで回
転軸56が回転自在に取り付けられ、この回転軸56に
はプーリ58およびスプロケット40が同軸に固定され
ている。そして、両スプロケット40の溝42に、無端
状カッタCが巻回されている。
持体52が直接固定され、このプレート支持体52の前
端部には前記同様にバックプレート50の左端部が固定
板48およびボルト49で固定されている。左側のベー
ス板12には、前方に向けて回転軸38と同じ高さで回
転軸56が回転自在に取り付けられ、この回転軸56に
はプーリ58およびスプロケット40が同軸に固定され
ている。そして、両スプロケット40の溝42に、無端
状カッタCが巻回されている。
【0018】左側のベース板12の側面には駆動モータ
64(カッタ駆動機構)が固定され、このモータ64の
回転軸にはプーリ62が固定されている。プーリ62と
プーリ58の間にベルト60が巻回され、駆動モータ6
4を作動することにより、各スプロケット40が回転
し、無端状カッタCが走行する。
64(カッタ駆動機構)が固定され、このモータ64の
回転軸にはプーリ62が固定されている。プーリ62と
プーリ58の間にベルト60が巻回され、駆動モータ6
4を作動することにより、各スプロケット40が回転
し、無端状カッタCが走行する。
【0019】図3は無端状カッタCの一例を示す部分正
面図で、この無端状カッタCは、一定厚の板状のフラッ
プ90が多数、無端状に連結されたものである。この実
施例の各フラップ90は、図3に示すように矩形状をな
し、その一端には半円状の連結用凸部92、他端には連
結用凸部92と相補的な半円状をなす連結用切欠部94
がそれぞれ形成されている。そして、各フラップ90の
連結用凸部92は、隣接するフラップ90の連結用切欠
部94にはめ込まれ、全てのフラップ90はカッタ巻回
平面内で回動可能に連結されている。
面図で、この無端状カッタCは、一定厚の板状のフラッ
プ90が多数、無端状に連結されたものである。この実
施例の各フラップ90は、図3に示すように矩形状をな
し、その一端には半円状の連結用凸部92、他端には連
結用凸部92と相補的な半円状をなす連結用切欠部94
がそれぞれ形成されている。そして、各フラップ90の
連結用凸部92は、隣接するフラップ90の連結用切欠
部94にはめ込まれ、全てのフラップ90はカッタ巻回
平面内で回動可能に連結されている。
【0020】各フラップ90のカッタ外周側の端部には
凹部100が形成され、ここに砥粒層96Aを有する砥
粒層セグメント96(切断刃)の凸部98がはめ込ま
れ、砥粒層セグメント96が固定されている。凹部10
0にはスリット102が形成され、このスリット102
を図示しない工具で開くと、砥粒層セグメント96が着
脱可能となる。
凹部100が形成され、ここに砥粒層96Aを有する砥
粒層セグメント96(切断刃)の凸部98がはめ込ま
れ、砥粒層セグメント96が固定されている。凹部10
0にはスリット102が形成され、このスリット102
を図示しない工具で開くと、砥粒層セグメント96が着
脱可能となる。
【0021】各フラップ90のカッタ内周側の端部に
は、バックプレート50のガイド溝51に嵌合する断面
V字状のガイド突条104が形成されている。また、各
フラップ90の内周側端部の両端には、それぞれ円弧状
の駆動用凹部106が形成され、隣接するフラップ90
の対をなす駆動用凹部106は、各スプロケット40に
巻回されると、スプロケット40の溝42内に固定され
た個々のピン40Aを挟むようになっている。
は、バックプレート50のガイド溝51に嵌合する断面
V字状のガイド突条104が形成されている。また、各
フラップ90の内周側端部の両端には、それぞれ円弧状
の駆動用凹部106が形成され、隣接するフラップ90
の対をなす駆動用凹部106は、各スプロケット40に
巻回されると、スプロケット40の溝42内に固定され
た個々のピン40Aを挟むようになっている。
【0022】さらに、各フラップ90の両側面のカッタ
外周側端部には、一方に係合凸部108、他方に係合凹
部110が形成され、無端状カッタの直線部分において
隣接するフラップ90の係合凸部108および係合凹部
110が、フラップ90の厚さ方向離脱不能に係合す
る。
外周側端部には、一方に係合凸部108、他方に係合凹
部110が形成され、無端状カッタの直線部分において
隣接するフラップ90の係合凸部108および係合凹部
110が、フラップ90の厚さ方向離脱不能に係合す
る。
【0023】次に、本発明の主たる特徴点であるバック
プレート50の消音構造について説明する。バックプレ
ート50は、図4および図5に示すように、フラップ9
0と同程度の厚さを有する矩形状の板体であり、その上
下方向の幅は各スプロケット40間に巻回された無端状
カッタCの平行部の上下離間距離とほぼ等しく、その左
右幅は各スプロケット40の水平離間距離より若干小さ
い程度とされている。
プレート50の消音構造について説明する。バックプレ
ート50は、図4および図5に示すように、フラップ9
0と同程度の厚さを有する矩形状の板体であり、その上
下方向の幅は各スプロケット40間に巻回された無端状
カッタCの平行部の上下離間距離とほぼ等しく、その左
右幅は各スプロケット40の水平離間距離より若干小さ
い程度とされている。
【0024】バックプレート50には、下端縁の長手方
向に延びるスリット112,114が形成されている。
スリット112,114はいずれも上に凸をなす円弧形
で、スリット112は下端縁の近傍において水平方向2
列に配列されるとともに、スリット114はバックプレ
ート50の下端部中央から斜め上方両側にそれぞれ延び
るV字状に配列されている。
向に延びるスリット112,114が形成されている。
スリット112,114はいずれも上に凸をなす円弧形
で、スリット112は下端縁の近傍において水平方向2
列に配列されるとともに、スリット114はバックプレ
ート50の下端部中央から斜め上方両側にそれぞれ延び
るV字状に配列されている。
【0025】隣接するスリット112,114はそれぞ
れ上下方向に一部重なり、図6に示すようにスリット1
12,114の重なり量L2は、スリット112,11
4の全長L1の5〜30%程度であることが好ましい。
5%未満では振動減衰効果が小さく、30%より大では
バックプレート50の強度が低下する。なお、スリット
112,114の全長は互いに異なっていてもよい。
れ上下方向に一部重なり、図6に示すようにスリット1
12,114の重なり量L2は、スリット112,11
4の全長L1の5〜30%程度であることが好ましい。
5%未満では振動減衰効果が小さく、30%より大では
バックプレート50の強度が低下する。なお、スリット
112,114の全長は互いに異なっていてもよい。
【0026】バックプレート50の材質は限定されない
が、耐摩耗性の点から、SUP鋼,SNCM鋼,SKD
鋼,SK鋼,ステンレス鋼等が好適である。また、複数
の板材を多層状に接合してバックプレート50を構成し
てもよい。その場合、特に、3枚の板材を接合してバッ
クプレート50を形成し、両側の板材を上記の材質で成
形する一方、中央の板材をそれよりも軟質の同種材料,
SPC,燐青銅等で成形すると制振効果がいっそう向上
できる。また、一対の金属板の間に樹脂フィルムを挟ん
だ制振合板を使用してもよい。
が、耐摩耗性の点から、SUP鋼,SNCM鋼,SKD
鋼,SK鋼,ステンレス鋼等が好適である。また、複数
の板材を多層状に接合してバックプレート50を構成し
てもよい。その場合、特に、3枚の板材を接合してバッ
クプレート50を形成し、両側の板材を上記の材質で成
形する一方、中央の板材をそれよりも軟質の同種材料,
SPC,燐青銅等で成形すると制振効果がいっそう向上
できる。また、一対の金属板の間に樹脂フィルムを挟ん
だ制振合板を使用してもよい。
【0027】次に、被削材を支持するための構成につい
て説明する。図1に示すように、各支柱1の間の床面F
には、前後方向に向けて一対のレール70,72が敷か
れ、これらレール70,72上には台車74が置かれ、
この台車74の複数対の車輪76,78 がレール7
0,72に沿って走行する。車輪78の周面はレール7
2と相補的な断面形状になっている。さらに、台車74
の上面には水平なワークテーブル80が固定されてい
る。
て説明する。図1に示すように、各支柱1の間の床面F
には、前後方向に向けて一対のレール70,72が敷か
れ、これらレール70,72上には台車74が置かれ、
この台車74の複数対の車輪76,78 がレール7
0,72に沿って走行する。車輪78の周面はレール7
2と相補的な断面形状になっている。さらに、台車74
の上面には水平なワークテーブル80が固定されてい
る。
【0028】以上の装置を用い、無端状カッタCで切断
を行なうには、まず昇降モータ32を作動して各ベース
板12および無端状カッタCを上昇させたうえ、テーブ
ル80に載せた石材等の被削材を前後方向に位置決めす
る。
を行なうには、まず昇降モータ32を作動して各ベース
板12および無端状カッタCを上昇させたうえ、テーブ
ル80に載せた石材等の被削材を前後方向に位置決めす
る。
【0029】次いで、プレート張上機構を作動し、プレ
ート支持体46を右に動かし、バックプレート50に適
正張力を加える。また、無端状カッタCの張力が不足し
ていれば、軸支持体34を右に動かし、張力を調節す
る。そして駆動モータ64を作動させ、無端状カッタC
を走行させつつ、昇降モータ32を作動させて無端状カ
ッタCを所望の切り込み速度で降下させ、被削材の下端
まで切断を続行する。
ート支持体46を右に動かし、バックプレート50に適
正張力を加える。また、無端状カッタCの張力が不足し
ていれば、軸支持体34を右に動かし、張力を調節す
る。そして駆動モータ64を作動させ、無端状カッタC
を走行させつつ、昇降モータ32を作動させて無端状カ
ッタCを所望の切り込み速度で降下させ、被削材の下端
まで切断を続行する。
【0030】その間、被削材への切込みに伴い、個々の
砥粒層セグメント96に振動が生じ、この振動がバック
プレート50に伝達されるが、バックプレート50の下
端部にはスリット112が2列かつ上下方向に一部重複
して形成されているため、これらスリット112を境と
して、バックプレート50の上部に伝わる振動エネルギ
ーが減衰し、バックプレート50の振動および騒音が低
減できる。
砥粒層セグメント96に振動が生じ、この振動がバック
プレート50に伝達されるが、バックプレート50の下
端部にはスリット112が2列かつ上下方向に一部重複
して形成されているため、これらスリット112を境と
して、バックプレート50の上部に伝わる振動エネルギ
ーが減衰し、バックプレート50の振動および騒音が低
減できる。
【0031】また、スリット114はV字状に配列され
ているため、図6中(イ)で示す振動しやすいプレート
中央部分への振動伝達を効果的に低減しつつ、プレート
支持体48に連結される同(ロ)の部分で無端状カッタ
Cの支持強度を確保し、切込み力を大とすることが可能
である。
ているため、図6中(イ)で示す振動しやすいプレート
中央部分への振動伝達を効果的に低減しつつ、プレート
支持体48に連結される同(ロ)の部分で無端状カッタ
Cの支持強度を確保し、切込み力を大とすることが可能
である。
【0032】さらに、この装置では、バックプレート5
0自体が被削材と相対運動せず、スリット112,11
4が被削材と干渉するおそれがないうえ、各スリット1
12,114はバックプレート50の長手方向に延びて
いるため、バックプレート50に高い張力をかけてもバ
ックプレート50が変形しにくく、バックプレート50
の下端縁の剛性を高めることが可能である。
0自体が被削材と相対運動せず、スリット112,11
4が被削材と干渉するおそれがないうえ、各スリット1
12,114はバックプレート50の長手方向に延びて
いるため、バックプレート50に高い張力をかけてもバ
ックプレート50が変形しにくく、バックプレート50
の下端縁の剛性を高めることが可能である。
【0033】なお、スリットの形状や配置は必要に応じ
て適宜変更してよく、例えば、図7に示すように波形ス
リット116としてもよいし、図8に示すように直線状
スリット120としてもよい。
て適宜変更してよく、例えば、図7に示すように波形ス
リット116としてもよいし、図8に示すように直線状
スリット120としてもよい。
【0034】さらに、図7に示すように各スリット11
6の内部に、ゴム,エポキシ樹脂等のプラスチック,鉛
やハンダ等の軟質金属等の、バックプレート50の材質
より軟質な材質を充填してもよい。この場合には、騒音
防止効果を得つつ、スリットの内部に切粉が溜ることが
防止できる。
6の内部に、ゴム,エポキシ樹脂等のプラスチック,鉛
やハンダ等の軟質金属等の、バックプレート50の材質
より軟質な材質を充填してもよい。この場合には、騒音
防止効果を得つつ、スリットの内部に切粉が溜ることが
防止できる。
【0035】また、図8に示すように直線状スリット1
20を形成した場合には、スリット120の長さや各ス
リットの間隔を、整数倍の関係ではない互いに異なる寸
法に設定することにより、バックプレート50の各部に
おける共鳴振動数を異ならせ、局部的な共振を防止する
効果がいっそう高められる。
20を形成した場合には、スリット120の長さや各ス
リットの間隔を、整数倍の関係ではない互いに異なる寸
法に設定することにより、バックプレート50の各部に
おける共鳴振動数を異ならせ、局部的な共振を防止する
効果がいっそう高められる。
【0036】図9以降は、本発明の他の実施例を示して
いる。図9に示す実施例では、バックプレート50の上
下幅を小さくして、その下端縁のみが無端状カッタCの
下側の内周縁に係合するようにしたうえ、バックプレー
ト50の水平方向両端部を水平方向に延長して三角形状
の張出部122を形成し、この張出部122の下端にも
ガイド溝51(またはガイド突条)を形成したものであ
る。
いる。図9に示す実施例では、バックプレート50の上
下幅を小さくして、その下端縁のみが無端状カッタCの
下側の内周縁に係合するようにしたうえ、バックプレー
ト50の水平方向両端部を水平方向に延長して三角形状
の張出部122を形成し、この張出部122の下端にも
ガイド溝51(またはガイド突条)を形成したものであ
る。
【0037】この例によれば、スプロケット40への巻
回部の近傍までフラップ90の被支持領域を広げること
ができ、この構成によれば、バックプレート50からス
プロケット40への、またスプロケット40からバック
プレート50へのフラップ90の導入が円滑になる利点
を有する。
回部の近傍までフラップ90の被支持領域を広げること
ができ、この構成によれば、バックプレート50からス
プロケット40への、またスプロケット40からバック
プレート50へのフラップ90の導入が円滑になる利点
を有する。
【0038】また、装置の他の実施例として、スプロケ
ット40の外周面に複数のガイド溝42を形成し、これ
らのそれぞれに無端状カッタCを巻回する一方、無端状
カッタCのそれぞれに対応して同数のバックプレート5
0を設け、各バックプレート50により各無端状カッタ
Cを支持した構成としてもよい。この構成によれば、1
度に複数枚の板材を切り出すことができるから、切断効
率を格段に高めることが可能である。
ット40の外周面に複数のガイド溝42を形成し、これ
らのそれぞれに無端状カッタCを巻回する一方、無端状
カッタCのそれぞれに対応して同数のバックプレート5
0を設け、各バックプレート50により各無端状カッタ
Cを支持した構成としてもよい。この構成によれば、1
度に複数枚の板材を切り出すことができるから、切断効
率を格段に高めることが可能である。
【0039】さらに、本発明の切断装置に使用する無端
状カッタCは、図3に示したものに限らず、図10ない
し図15に示すような無端状カッタCも使用できる。ま
ず、図10および図11に示す無端状カッタCは、断面
矩形状の金属条材130を無端状に溶接連結し(符号1
32は溶接部を示す)、この無端状の金属条材130の
外周側の端縁に、砥粒層セグメント136を一定間隔毎
に多数固定したものである。また、符号134はバック
プレート50の端縁のガイド溝51と係合するガイド突
条である。
状カッタCは、図3に示したものに限らず、図10ない
し図15に示すような無端状カッタCも使用できる。ま
ず、図10および図11に示す無端状カッタCは、断面
矩形状の金属条材130を無端状に溶接連結し(符号1
32は溶接部を示す)、この無端状の金属条材130の
外周側の端縁に、砥粒層セグメント136を一定間隔毎
に多数固定したものである。また、符号134はバック
プレート50の端縁のガイド溝51と係合するガイド突
条である。
【0040】砥粒層セグメント136は、メタルボンド
砥粒層である砥粒層チップ136Aと金属製の支持部1
36Bとから一体成形され、支持部136Bの両端14
0のみが金属条材130に溶接されて、支持部136B
の中央部にはスリット138が形成されている。このス
リット138により、金属条材130の変形が容易化さ
れる。
砥粒層である砥粒層チップ136Aと金属製の支持部1
36Bとから一体成形され、支持部136Bの両端14
0のみが金属条材130に溶接されて、支持部136B
の中央部にはスリット138が形成されている。このス
リット138により、金属条材130の変形が容易化さ
れる。
【0041】図12に示す無端状カッタCは、図10の
例の金属条材130に長手方向に延びる多数のスリット
142を形成し、金属条材130の変形をより容易化し
たものである。この例では、スリット142により振動
減衰効果も得られる。
例の金属条材130に長手方向に延びる多数のスリット
142を形成し、金属条材130の変形をより容易化し
たものである。この例では、スリット142により振動
減衰効果も得られる。
【0042】図13に示す無端状カッタCは、3本の断
面矩形状の金属条材150A,150B,150Cを接
合して図10と同様の無端状ベルトを構成し、その外周
縁に、前記同様の砥粒層セグメント136を多数固定し
たものである。金属条材150A,150B,150C
は、長手方向一定間隔毎にのみ相互に溶接され、これに
よって図10に示した例よりも可撓性が高められてい
る。
面矩形状の金属条材150A,150B,150Cを接
合して図10と同様の無端状ベルトを構成し、その外周
縁に、前記同様の砥粒層セグメント136を多数固定し
たものである。金属条材150A,150B,150C
は、長手方向一定間隔毎にのみ相互に溶接され、これに
よって図10に示した例よりも可撓性が高められてい
る。
【0043】図14および図15に示す無端状カッタC
は、2本の無端状のワイヤロープ160A,160Bを
平行に束ねてカッタ本体を構成し、このカッタ本体に、
長手方向一定間隔毎に多数のチップ支持体162を固定
し、これらチップ支持体162の端面に砥粒層チップ1
64を固定したものである。
は、2本の無端状のワイヤロープ160A,160Bを
平行に束ねてカッタ本体を構成し、このカッタ本体に、
長手方向一定間隔毎に多数のチップ支持体162を固定
し、これらチップ支持体162の端面に砥粒層チップ1
64を固定したものである。
【0044】ワイヤロープ160A,160Bの材質と
しては、ピアノ線,SUSなどの一般的な材質のみなら
ず、カーボンファイバー製のロープや、金属製ワイヤー
とともにカーボンファイバーを編んだロープ、ポリアミ
ド繊維やチラノ繊維(商品名)製のロープ、その他の複
合材料製のロープ等も使用可能である。
しては、ピアノ線,SUSなどの一般的な材質のみなら
ず、カーボンファイバー製のロープや、金属製ワイヤー
とともにカーボンファイバーを編んだロープ、ポリアミ
ド繊維やチラノ繊維(商品名)製のロープ、その他の複
合材料製のロープ等も使用可能である。
【0045】なお、上記実施例に使用されている無端状
カッタはいずれも、切断刃として砥粒層チップを使用し
た例であったが、本発明では、木材等を切断するための
鋸刃チップを切断刃として使用した構成も可能である。
このような鋸刃を有する無端状カッタCを使用する場合
にも、装置本体の構成は図1および図2と全く同様でよ
い。
カッタはいずれも、切断刃として砥粒層チップを使用し
た例であったが、本発明では、木材等を切断するための
鋸刃チップを切断刃として使用した構成も可能である。
このような鋸刃を有する無端状カッタCを使用する場合
にも、装置本体の構成は図1および図2と全く同様でよ
い。
【0046】また、本発明の切断装置は上記各実施例に
のみ限られるものではなく、例えば無端状カッタを同一
平面内に配置された3個以上のスプロケットに巻回して
走行させる構成も可能である。
のみ限られるものではなく、例えば無端状カッタを同一
平面内に配置された3個以上のスプロケットに巻回して
走行させる構成も可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切断装置
においては、無端状カッタの一部をバックプレートの端
縁で支持しつつ走行させ、支持されている部分の切断刃
を被削材に切り込ませて被削材を切断する。その際、個
々の切断刃に振動が生じ、この振動がバックプレートに
伝達されるが、バックプレートには制振用スリットが形
成されているため、これらスリットを境として振動エネ
ルギーが減衰し、バックプレートの振動および騒音が低
減できる。
においては、無端状カッタの一部をバックプレートの端
縁で支持しつつ走行させ、支持されている部分の切断刃
を被削材に切り込ませて被削材を切断する。その際、個
々の切断刃に振動が生じ、この振動がバックプレートに
伝達されるが、バックプレートには制振用スリットが形
成されているため、これらスリットを境として振動エネ
ルギーが減衰し、バックプレートの振動および騒音が低
減できる。
【0048】また、スリットをバックプレートのカッタ
支持端縁の長手方向に沿って形成した場合には、バック
プレートに前記端縁の長手方向に向けて大きな張力をか
けることが可能で、前記端縁の剛性を高めることが可能
である。さらに、スリットの内部にバックプレートより
も軟質な材料を充填した場合には、騒音防止効果を得つ
つ、スリットの内部に切粉が溜ることが防止できる。
支持端縁の長手方向に沿って形成した場合には、バック
プレートに前記端縁の長手方向に向けて大きな張力をか
けることが可能で、前記端縁の剛性を高めることが可能
である。さらに、スリットの内部にバックプレートより
も軟質な材料を充填した場合には、騒音防止効果を得つ
つ、スリットの内部に切粉が溜ることが防止できる。
【図1】本発明に係わる切断装置の一実施例を示す正面
図である。
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同装置の無端状カッタおよびスプロケットの要
部を示す正面図である。
部を示す正面図である。
【図4】同無端状カッタおよびバックプレートの縦断面
図である。
図である。
【図5】同装置のバックプレートの正面図である。
【図6】同バックプレートに形成されたスリットの拡大
図である。
図である。
【図7】スリットの変形例を示す拡大図である。
【図8】スリットのさらに他の変形例を示す拡大図であ
る。
る。
【図9】本発明の他の実施例におけるスプロケットおよ
びバックプレート周辺の正面図である。
びバックプレート周辺の正面図である。
【図10】本発明の他の実施例の無端状カッタの部分正
面図である。
面図である。
【図11】同無端状カッタの縦断面図である。
【図12】無端状カッタの変形例を示す部分正面図であ
る。
る。
【図13】無端状カッタのさらに他の変形例を示す部分
正面図である。
正面図である。
【図14】無端状カッタのさらに他の変形例を示す部分
正面図である。
正面図である。
【図15】図14の無端状カッタの縦断面図である。
【符号の説明】 C 無端状カッタ 32 カッタ昇降用モータ(切込機構) 40 スプロケット 50 バックプレート 51 ガイド溝 64 駆動モータ(カッタ駆動機構) 90 フラップ 96 砥粒層セグメント(切断刃) 112,114,116,120 制振用スリット 118 充填した軟質材料 130 カッタ本体 136,164 砥粒層セグメント
Claims (3)
- 【請求項1】無端状でその巻回平面に沿って平板な帯状
をなすカッタ本体の外周側の端面に多数の切断刃を設け
た無端状カッタと、この無端状カッタを巻回支持する複
数のスプロケットと、前記巻回平面に沿って前記無端状
カッタの内側に配置され、無端状カッタの一部を、切断
すべき被削材に向けて押圧支持するバックプレートと、
無端状カッタおよび前記スプロケットを回転させるカッ
タ駆動機構と、前記被削材または無端状カッタの少なく
とも一方を、前記巻回平面に沿って他方側へ移動させる
切込機構とを具備する切断装置において、 前記バックプレートには、多数の制振用スリットが形成
されていることを特徴とする切断装置。 - 【請求項2】前記制振用スリットは、前記バックプレー
トの、前記無端状カッタを押圧支持する端縁の長手方向
に向けてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求
項1記載の切断装置。 - 【請求項3】前記制振用スリットの内部には、前記バッ
クプレートを構成する材料よりも軟質な材料が充填され
ていることを特徴とする請求項1または2記載の切断装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6413592A JPH05261618A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6413592A JPH05261618A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261618A true JPH05261618A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13249336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6413592A Withdrawn JPH05261618A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05261618A (ja) |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP6413592A patent/JPH05261618A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |