JPH0712268Y2 - 把手付き合成樹脂製容器 - Google Patents
把手付き合成樹脂製容器Info
- Publication number
- JPH0712268Y2 JPH0712268Y2 JP1990402117U JP40211790U JPH0712268Y2 JP H0712268 Y2 JPH0712268 Y2 JP H0712268Y2 JP 1990402117 U JP1990402117 U JP 1990402117U JP 40211790 U JP40211790 U JP 40211790U JP H0712268 Y2 JPH0712268 Y2 JP H0712268Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- outer diameter
- synthetic resin
- band
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、例えば近時普及している
把手付きビール容器のような、把手付き合成樹脂製容器
に係る。
把手付きビール容器のような、把手付き合成樹脂製容器
に係る。
【0002】
【従来の技術】容器体と把手とを一体成形させた合成樹
脂製容器が知られているが、金型構造が複雑となる欠点
があり、そのため容器体底部に脚筒部を、かつ容器体上
部に上筒部を、それぞれ嵌着させてそれ等の間に把手を
架設させたり、又容器体胴部外面に補強をかねて外筒を
嵌着させ、該外筒に把手を付設させたり、更に容器体口
頚部に把手上端に付設させたリングを嵌着させ、そのリ
ングから、容器体胴部との間に適宜間隙をおいて把手の
握持部を垂下させる等していた。
脂製容器が知られているが、金型構造が複雑となる欠点
があり、そのため容器体底部に脚筒部を、かつ容器体上
部に上筒部を、それぞれ嵌着させてそれ等の間に把手を
架設させたり、又容器体胴部外面に補強をかねて外筒を
嵌着させ、該外筒に把手を付設させたり、更に容器体口
頚部に把手上端に付設させたリングを嵌着させ、そのリ
ングから、容器体胴部との間に適宜間隙をおいて把手の
握持部を垂下させる等していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記第2第3の方法で
は、樹脂材料を多く使用することとなり、又第4の方法
では把手の握持部下端が自由端となるため、握持部上端
に付設されたリングと容器体口頚部との嵌着が不安定と
なり易い等の欠点があった。
は、樹脂材料を多く使用することとなり、又第4の方法
では把手の握持部下端が自由端となるため、握持部上端
に付設されたリングと容器体口頚部との嵌着が不安定と
なり易い等の欠点があった。
【0004】本案は、樹脂材料の使用量が少なくてよ
く、しかも容器体と把手とを確実かつ容易に連結できる
ようにしたものである。
く、しかも容器体と把手とを確実かつ容易に連結できる
ようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上下方向中間部を大外径
に、かつ上部を小外径化した胴部1aを有し、該胴部の
中間部に下向き段部を周設すると共に、該胴部の上端部
から上向き段部を介して嵌合筒部2aを起立し、該嵌合
筒部上端から該嵌合筒部よりも小外径の口頚部2を起立
して、該口頚部の中間下方部分に上記嵌合筒部2a外径
よりも小外径の外向きフランジ2bを付設した合成樹脂
製の容器体1と、上記上向き段部に下端面を載置させて
嵌合筒部4外面へ下方筒部分を嵌合させ、かつ上端筒部
内面に周設した溝の底面で外向きフランジ2bの外周部
下面を支持させて該溝内へ外向きフランジ外周部を嵌合
させたリング部4の後部から把手部5を垂下する合成樹
脂製の把手3と、上記胴部の下向き段部へ上端面を係合
させて容器体胴部を締付けた合成樹脂製バンド6とから
なり、上記把手部5の下端部前面の左右両部から先端部
を膨大部15とし、かつ軸方向に切割り16を縦設した
止めピン14,14を前方突出し、かつバンドの帯部6
a両端へ穿設した透孔11,11に上記止めピンを貫通
させて膨大部15外周の後面を透孔11の外周部前面へ
抜出し不能に嵌合させた。
に、かつ上部を小外径化した胴部1aを有し、該胴部の
中間部に下向き段部を周設すると共に、該胴部の上端部
から上向き段部を介して嵌合筒部2aを起立し、該嵌合
筒部上端から該嵌合筒部よりも小外径の口頚部2を起立
して、該口頚部の中間下方部分に上記嵌合筒部2a外径
よりも小外径の外向きフランジ2bを付設した合成樹脂
製の容器体1と、上記上向き段部に下端面を載置させて
嵌合筒部4外面へ下方筒部分を嵌合させ、かつ上端筒部
内面に周設した溝の底面で外向きフランジ2bの外周部
下面を支持させて該溝内へ外向きフランジ外周部を嵌合
させたリング部4の後部から把手部5を垂下する合成樹
脂製の把手3と、上記胴部の下向き段部へ上端面を係合
させて容器体胴部を締付けた合成樹脂製バンド6とから
なり、上記把手部5の下端部前面の左右両部から先端部
を膨大部15とし、かつ軸方向に切割り16を縦設した
止めピン14,14を前方突出し、かつバンドの帯部6
a両端へ穿設した透孔11,11に上記止めピンを貫通
させて膨大部15外周の後面を透孔11の外周部前面へ
抜出し不能に嵌合させた。
【0006】
【作用】容器体1に対する把手3の取付けは、該把手の
嵌合筒部4を口頚部2外面へ嵌め、そのまま嵌合筒部を
押下げることで行うことが出来、又容器体胴部の下向き
段部へ上端面を当てて胴部外面へ回したバンドの帯部6
a両端を容器体胴部の後方へ位置させ、その両端の透孔
11,11内へ把手部下端の止めピン14,14を嵌着
させればよい。
嵌合筒部4を口頚部2外面へ嵌め、そのまま嵌合筒部を
押下げることで行うことが出来、又容器体胴部の下向き
段部へ上端面を当てて胴部外面へ回したバンドの帯部6
a両端を容器体胴部の後方へ位置させ、その両端の透孔
11,11内へ把手部下端の止めピン14,14を嵌着
させればよい。
【0007】
【実施例】1は合成樹脂製の容器体である。該容器体は
上下中間部を大外径に、かつ上部を小外径化した胴部1
aを有し、該胴部の中間部に下向きの段部を周設してい
る。胴部の上端部からは上向きの段部を介して嵌合筒部
2aを起立し、該嵌合筒部上端から、該嵌合筒部よりも
小外径の口頚部2を起立する。該口頚部の中間下方部分
には、上記嵌合筒部4外径よりも小外径の外向きフラン
ジ2bを付設しておく。
上下中間部を大外径に、かつ上部を小外径化した胴部1
aを有し、該胴部の中間部に下向きの段部を周設してい
る。胴部の上端部からは上向きの段部を介して嵌合筒部
2aを起立し、該嵌合筒部上端から、該嵌合筒部よりも
小外径の口頚部2を起立する。該口頚部の中間下方部分
には、上記嵌合筒部4外径よりも小外径の外向きフラン
ジ2bを付設しておく。
【0008】上記容器体には合成樹脂製把手3を取付け
る。該把手はリング部4後部から把手部5を垂下するも
ので、リング部4は、その下方内径を嵌合筒部2a外径
とほぼ同径とし、かつ高さを嵌合筒部2a下端の上向き
段部から外向きフランジ2b上面までとほゞ等しくし、
又リング部の筒部上端内面に内方および上方開口の溝を
周設して、リング部下端を上向き段部上へ載置させて嵌
合筒部2a外面へリング部の下方筒部を嵌合させたと
き、溝底面が外向きフランジ2b外周部下面を支持し、
かつ溝内へ外向きフランジ2b外周部が嵌合するよう設
けている。把手部5の下端部前面の左右両部からは、先
端部を膨大部15とし、かつ軸方向に切割り16を縦設
した止めピン14を前方へ突出する。
る。該把手はリング部4後部から把手部5を垂下するも
ので、リング部4は、その下方内径を嵌合筒部2a外径
とほぼ同径とし、かつ高さを嵌合筒部2a下端の上向き
段部から外向きフランジ2b上面までとほゞ等しくし、
又リング部の筒部上端内面に内方および上方開口の溝を
周設して、リング部下端を上向き段部上へ載置させて嵌
合筒部2a外面へリング部の下方筒部を嵌合させたと
き、溝底面が外向きフランジ2b外周部下面を支持し、
かつ溝内へ外向きフランジ2b外周部が嵌合するよう設
けている。把手部5の下端部前面の左右両部からは、先
端部を膨大部15とし、かつ軸方向に切割り16を縦設
した止めピン14を前方へ突出する。
【0009】既述容器体1の胴部1a外面へは、下向き
段部へ上端面を係合させて合成樹脂製のバンド6の帯部
6aを巻付ける。帯部の両端には透孔11,11を穿設
しておく。これ等透孔は既述止めピン14,14を後方
から透孔11内へ差込んだとき、一たん切割り16の対
向面が接触することで膨大部15外径が弾性に抗して小
径化した状態でその透孔11を貫通した後、上記切割り
の対向面相互が膨大部の弾性復元により離れて膨大部外
径が復元したとき、該膨大部の後面外周部が透孔外周の
前部へ係合するよう設ける。帯部の両端面には、これ等
両端面突合わせ状態を維持出来るよう、凸部12と該凸
部を嵌合させる凹部13とを設けるとよい。尚帯部の両
端部と容器体胴部の後面との間に介在させることとなる
膨大部15のスペース確保のため帯部の両端部は、該両
端部と胴部後面との間に隙間が形成されるようにすると
よい。
段部へ上端面を係合させて合成樹脂製のバンド6の帯部
6aを巻付ける。帯部の両端には透孔11,11を穿設
しておく。これ等透孔は既述止めピン14,14を後方
から透孔11内へ差込んだとき、一たん切割り16の対
向面が接触することで膨大部15外径が弾性に抗して小
径化した状態でその透孔11を貫通した後、上記切割り
の対向面相互が膨大部の弾性復元により離れて膨大部外
径が復元したとき、該膨大部の後面外周部が透孔外周の
前部へ係合するよう設ける。帯部の両端面には、これ等
両端面突合わせ状態を維持出来るよう、凸部12と該凸
部を嵌合させる凹部13とを設けるとよい。尚帯部の両
端部と容器体胴部の後面との間に介在させることとなる
膨大部15のスペース確保のため帯部の両端部は、該両
端部と胴部後面との間に隙間が形成されるようにすると
よい。
【0010】
【考案の効果】本案は既述構成とするもので、容器体胴
部の上端部から上向き段部を介して嵌合筒部2aを起立
し、該嵌合筒部上端から該嵌合筒部よりも小外径の口頚
部2を起立して、該口頚部の中間下方部分に嵌合筒部2
a外径よりも小外径の外向きフランジ2bを付設したか
ら、又把手3のリング部4は、上記上向き段部に下端面
を載置させて嵌合筒部2a外面へ下方筒部分を嵌合さ
せ、かつ上方筒部分内面に周設した溝の底面で外向きフ
ランジの外周部下面を支持させてその溝内へ外向きフラ
ンジ外周部を嵌合させるから、口頚部2上方からリング
部4を押下げるだけで該リング部を容器体上部へ確実に
嵌着させることが出来、そのリング部から垂下する把手
部5下端部前面の左右両部から、先端部を膨大部15と
し、かつ軸方向に切割り16を縦設した止めピン14,
14を前方へ突出し、かつバンドの帯部6a両端へ穿設
した透孔11,11に上記止めピンを貫通させて膨大部
15外周の後面を透孔11,11の外周部前面へ抜出し
不能に嵌合させたから、バンド6と把手部下端との連結
も確実かつ容易に行うことが出来る。
部の上端部から上向き段部を介して嵌合筒部2aを起立
し、該嵌合筒部上端から該嵌合筒部よりも小外径の口頚
部2を起立して、該口頚部の中間下方部分に嵌合筒部2
a外径よりも小外径の外向きフランジ2bを付設したか
ら、又把手3のリング部4は、上記上向き段部に下端面
を載置させて嵌合筒部2a外面へ下方筒部分を嵌合さ
せ、かつ上方筒部分内面に周設した溝の底面で外向きフ
ランジの外周部下面を支持させてその溝内へ外向きフラ
ンジ外周部を嵌合させるから、口頚部2上方からリング
部4を押下げるだけで該リング部を容器体上部へ確実に
嵌着させることが出来、そのリング部から垂下する把手
部5下端部前面の左右両部から、先端部を膨大部15と
し、かつ軸方向に切割り16を縦設した止めピン14,
14を前方へ突出し、かつバンドの帯部6a両端へ穿設
した透孔11,11に上記止めピンを貫通させて膨大部
15外周の後面を透孔11,11の外周部前面へ抜出し
不能に嵌合させたから、バンド6と把手部下端との連結
も確実かつ容易に行うことが出来る。
【図1】本案容器の側面図である。
【図2】本案容器の把手下端部とバンドとの連結部の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図3】把手部下端の止めピンの斜視図である。
1 容器体 2 口頚部 3 把手 6 バンド
Claims (1)
- 【請求項1】 上下方向中間部を大外径に、かつ上部を
小外径化した胴部1aを有し、該胴部の中間部に下向き
段部を周設すると共に、該胴部の上端部から上向き段部
を介して嵌合筒部2aを起立し、該嵌合筒部上端から該
嵌合筒部よりも小外径の口頚部2を起立して、該口頚部
の中間下方部分に上記嵌合筒部2a外径よりも小外径の
外向きフランジ2bを付設した合成樹脂製の容器体1
と、上記上向き段部に下端面を載置させて嵌合筒部4外
面へ下方筒部分を嵌合させ、かつ上端筒部内面に周設し
た溝の底面で外向きフランジ2bの外周部下面を支持さ
せて該溝内へ外向きフランジ外周部を嵌合させたリング
部4の後部から把手部5を垂下する合成樹脂製の把手3
と、上記胴部の下向き段部へ上端面を係合させて容器体
胴部を締付けた合成樹脂製バンド6とからなり、上記把
手部5の下端部前面の左右両部から先端部を膨大部15
とし、かつ軸方向に切割り16を縦設した止めピン1
4,14を前方突出し、かつバンドの帯部6a両端へ穿
設した透孔11,11に上記止めピンを貫通させて膨大
部15外周の後面を透孔11の外周部前面へ抜出し不能
に嵌合させたことを特徴とする把手付合成樹脂製容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990402117U JPH0712268Y2 (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 把手付き合成樹脂製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990402117U JPH0712268Y2 (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 把手付き合成樹脂製容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558638U JPH0558638U (ja) | 1993-08-03 |
JPH0712268Y2 true JPH0712268Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=18511936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990402117U Expired - Lifetime JPH0712268Y2 (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 把手付き合成樹脂製容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712268Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5578138U (ja) * | 1978-11-21 | 1980-05-29 | ||
JPS57101738U (ja) * | 1980-12-15 | 1982-06-23 |
-
1990
- 1990-12-07 JP JP1990402117U patent/JPH0712268Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558638U (ja) | 1993-08-03 |
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