JPH07122662A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH07122662A
JPH07122662A JP27065593A JP27065593A JPH07122662A JP H07122662 A JPH07122662 A JP H07122662A JP 27065593 A JP27065593 A JP 27065593A JP 27065593 A JP27065593 A JP 27065593A JP H07122662 A JPH07122662 A JP H07122662A
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JP
Japan
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gate electrode
floating gate
film
insulating film
polycrystalline silicon
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Application number
JP27065593A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tsunoda
弘昭 角田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】積層ゲート電極構造を有する不揮発性メモリセ
ルの浮遊ゲート電極加工端部上の複合絶縁膜の薄膜化を
防止し、加工端部での電界の集中を防止し、セル特性の
改善を図る。 【構成】EPROMあるいはEEPROMにおいて、素
子形成領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜23と、
ゲート絶縁膜上から素子分離領域22上にわたって形成
され、リンが添加された多結晶シリコン膜からなる浮遊
ゲート電極24aと、浮遊ゲート電極の素子分離領域上
に位置する側壁部に接するように形成され、ボロンが添
加された多結晶シリコン膜からなるスペーサ25と、ス
ペーサ上および浮遊ゲート電極上を覆うように形成され
た複合絶縁膜(16、17、18)と、複合絶縁膜上で
浮遊ゲート電極に重なると共に素子分離領域上に延びる
方向に連続的に形成された制御ゲート電極29とを具備
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路に係
り、特にEPROM(紫外線消去・再書込み可能なメモ
リ)、EEPROM(電気的消去・再書込み可能なメモ
リ)などのように積層ゲート電極構造を有する不揮発性
メモリセルのアレイを備えた集積回路(IC)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5(a)および同図中のB−B線に沿
う図5(b)は、従来のEEPROMにおけるメモリセ
ルアレイの一部について、基板の互いに直交する方向の
断面構造を示している。
【0003】ここで、11は半導体基板(シリコン基
板)、12は基板表面に選択的に形成された素子分離領
域(フィールド酸化膜)、13は素子形成予定領域の基
板表面上に形成された第1絶縁膜(ゲート酸化膜)、1
4はゲート酸化膜13上に形成されたリンドープト・ポ
リシリコンがエッチングによりパターニングされてなる
EEPROMセル用の浮遊ゲート電極である。
【0004】15は浮遊ゲート電極14上に形成された
第2絶縁膜であり、通常は、シリコン酸化膜16/シリ
コン窒化膜17/シリコン酸化膜18が積層された複合
絶縁膜(ONO膜)が用いられる。
【0005】19は上記複合絶縁膜15上に形成された
リンドープト・ポリシリコンがエッチングによりパター
ニングされてなるEEPROMセル用の制御ゲート電極
であり、通常はEEPROMセルアレイの同一行のセル
に共通に接続されるワード線の一部を形成している。2
0は上記ワード線の表面を覆うように形成された第3絶
縁膜である。
【0006】ところで、上記したように従来のEEPR
OMの製造工程においては、浮遊ゲート電極14を形成
した後に複合絶縁膜15を形成する際、浮遊ゲート電極
のエッチング加工端部(特に、フィールド酸化膜52上
に位置する端部)上に対応する複合絶縁膜部分が薄膜化
するおそれがある。
【0007】このような複合絶縁膜の薄膜化が生じる
と、EEPROMの動作時に浮遊ゲート電極のエッチン
グ加工端部で電界が集中し、複合絶縁膜の破壊、あるい
は、リーク電流の増大を引き起こし易い。これにより、
Endurance 試験(書込み/消去動作の繰り返し試験)や
高温放置試験(浮遊ゲート電極に電荷を蓄積した状態で
高温で放置し、電荷の抜け量を調べる試験)で不良が生
じ易い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
EEPROMは、メモリセルの浮遊ゲート電極加工端部
上に対応する複合絶縁膜部分が薄膜化し、浮遊ゲート電
極加工端部で電界が集中し、セル特性の劣化をまねき易
いという問題があった。
【0009】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、積層ゲート電極構造を有するメモリセルの浮
遊ゲート電極加工端部上に対応する複合絶縁膜部分の薄
膜化を防止し、浮遊ゲート電極加工端部での電界の集中
を防止し、セル特性の改善を図り得る半導体集積回路を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、積層ゲー
ト電極構造を有する不揮発性メモリセルのアレイを備え
たICにおいて、半導体基板と、この半導体基板の表面
に選択的に形成された素子分離領域と、前記半導体基板
の上記素子分離領域以外の素子形成予定領域の表面上に
形成された第1のゲート絶縁膜と、この第1のゲート絶
縁膜上から前記素子分離領域上にわたって形成され、第
1導電型の不純物が添加された第1の多結晶シリコン膜
からなる前記不揮発性メモリセル用の浮遊ゲート電極
と、この浮遊ゲート電極の前記素子分離領域上に位置す
る側壁部に接するように形成され、前記第1導電型とは
逆の第2導電型の不純物が添加された第2の多結晶シリ
コン膜からなるスペーサと、このスペーサ上および前記
浮遊ゲート電極上を覆うように形成された第2のゲート
絶縁膜と、この第2のゲート絶縁膜上で前記浮遊ゲート
電極に重なると共に前記素子分離領域上に延びる方向に
連続的に形成された前記不揮発性メモリセル用の制御ゲ
ート電極とを具備することを特徴とする。
【0011】また、第2の発明は、積層ゲート電極構造
を有する不揮発性メモリセルのアレイを備えたICにお
いて、半導体基板と、この半導体基板の表面に選択的に
形成された素子分離領域と、前記半導体基板の上記素子
分離領域以外の素子形成予定領域の表面上に形成された
第1のゲート絶縁膜と、この第1のゲート絶縁膜上から
前記素子分離領域上にわたって形成され、前記不揮発性
メモリセル用の浮遊ゲート電極に対応する領域には第1
導電型の不純物が添加され、上記浮遊ゲート電極以外の
領域には上記第1導電型とは逆の第2導電型の不純物が
添加された第1の多結晶シリコン膜と、この第1の多結
晶シリコン膜上を覆うように形成された第2のゲート絶
縁膜と、この第2のゲート絶縁膜上で前記第1の多結晶
シリコン膜に重なるように形成された前記不揮発性メモ
リセル用の制御ゲート電極とを具備することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】第1の発明のICにおいては、不揮発性メモリ
セルの浮遊ゲート電極の素子分離領域上に位置する側壁
部に接するようにスペーサが形成されており、このスペ
ーサ上および浮遊ゲート電極上を覆うように第2のゲー
ト絶縁膜(例えば複合絶縁膜)が形成されている。
【0013】また、第2の発明のICにおいては、第1
のゲート絶縁膜上から前記素子分離領域上にわたって形
成された第1の多結晶シリコン膜に対して、不揮発性メ
モリセル用の浮遊ゲート電極に対応する領域には第1導
電型の不純物が添加され、浮遊ゲート電極以外の領域に
は第2導電型の不純物が添加されることにより浮遊ゲー
ト電極間の絶縁領域が形成されている。
【0014】従って、本発明のICの製造に際して、第
1の多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲート電極上および
第2の多結晶シリコン膜からなるスペーサ上を覆うよう
に、あるいは、第1の多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲ
ート電極上および絶縁領域上を覆うように、第2のゲー
ト絶縁膜を形成する際、浮遊ゲート電極の素子分離領域
上に位置するエッチング加工端部上に対応する部分が薄
膜化するおそれがなくなる。
【0015】これにより、本発明のICの動作時におけ
る浮遊ゲート電極加工端部での電界の集中を防止し、第
2のゲート絶縁膜の破壊、あるいは、リーク電流の増大
を防止し、セル特性を改善し、Endurance 試験や高温放
置試験での不良の発生を防止することが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1(a)〜(d)および図2(a)、
(b)は、本発明の第1実施例に係るEEPROMの製
造工程における基板構造を示す断面図である。
【0017】まず、図1(a)に示すように、通常の工
程により、半導体基板(例えばP型シリコン基板)21
の表面に選択的に素子分離領域(フィールド酸化膜)2
2を形成し、上記基板21の素子分離領域以外の素子形
成予定領域の表面を露出させ、この表面上に膜厚が10
nm程度の第1のゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)23を
形成する。
【0018】次に、図1(b)に示すように、LPCV
D(減圧化学気相成長)法により基板上全面に膜厚が2
00nm程度の第1の多結晶シリコン膜24を堆積し、
850℃でのPOCl3 雰囲気中でのリン拡散により、
上記第1の多結晶シリコン膜24にリンを添加(ドーピ
ング)する。
【0019】次に、図1(c)に示すように、フォトリ
ソグラフィ法および異方性エッチング(例えば反応性イ
オンエッチング;RIE)法により、上記第1の多結晶
シリコン膜24をエッチング加工し、前記素子分離領域
上の第1の多結晶シリコン膜部分をスリット状に除去す
る。この後、上記フォトリソグラフィ法を用いた工程で
形成されたフォトレジストパターン(図示せず)をH2
SO4 とH22 との混合溶液により除去する。
【0020】次に、図1(d)に示すように、濃度が1
×1021atoms/cm3 のボロンが添加された膜厚が400
nm程度の第2の多結晶シリコン膜をLPCVD法によ
り基板上全面に堆積した後、基板上全面をRIE法によ
り所定時間エッチングし、前記第1の多結晶シリコン膜
24上には前記第2の多結晶シリコン膜が残らないよう
にする。これにより、前記第1の多結晶シリコン膜24
の素子分離領域上に位置する側壁部に接するように、第
2の多結晶シリコン膜からなるスペーサ25が形成され
る。
【0021】次に、図2(a)および同図中のB−B線
に沿う図2(b)に示すように、基板上全面に、LPC
VD法により、膜厚が10nm程度の第2のゲート酸化
膜26、膜厚が12nm程度のシリコン窒化膜27、膜
厚が5nm程度の第3のゲート酸化膜28を順に形成す
る。この際、1000℃でのN2 ガスを含む希釈酸化に
より、前記第1の多結晶シリコン膜24上および第2の
多結晶シリコン膜25上に第2のゲート酸化膜26を形
成し、引き続き、シリコン窒化膜27を堆積し、さら
に、950℃での水素燃焼酸化によりシリコン窒化膜2
7を酸化して第3のゲート酸化膜28を形成することに
より、複合絶縁膜(酸化膜/窒化膜/酸化膜;ONO
膜)が形成される。
【0022】さらに、基板上全面に、LPCVD法によ
り、膜厚が200nm程度の第3の多結晶シリコン膜2
9を堆積し、850℃でのPOCl3 雰囲気中でのリン
拡散により、上記第3の多結晶シリコン膜29にリンを
添加する。
【0023】次に、フォトリソグラフィ法およびRIE
法により、前記第3の多結晶シリコン膜29、第3のゲ
ート酸化膜28、シリコン窒化膜27、第2のゲート酸
化膜26、第1の多結晶シリコン膜24およびスペーサ
25をエッチング加工する。
【0024】これにより、第1のゲート酸化膜23上か
ら素子分離領域22上にわたって第1の多結晶シリコン
膜24からなるEEPROMセル用の浮遊ゲート電極2
4aの領域が確定されると同時に、複合絶縁膜上で前記
浮遊ゲート電極24aに重なると共に前記素子分離領域
22上に延びる方向に連続的にEEPROMセル用の制
御ゲート電極29が形成され、積層ゲート構造が実現さ
れる。
【0025】この後、上記フォトリソグラフィ法を用い
た工程で形成されたフォレジストパターン(図示せ
ず)をH2 SO4 とH22 との混合溶液により除去
し、さらに、900℃での酸素雰囲気中で加熱すること
により、前記積層ゲートの表面を覆うように膜厚が15
nm程度の後酸化膜30を形成する。この後、通常の工
程により、EEPROMセルのソース・ドレイン領域
(図示せず)を形成する。
【0026】なお、前記制御ゲート電極用の第3の多結
晶シリコン膜29は、その抵抗分を小さくするために、
多結晶シリコン上に高融点金属またはそのシリサイド層
が形成される場合もある。同様に、前記浮遊ゲート電極
24aも、その抵抗分を小さくするために、第1の多結
晶シリコン膜上に高融点金属またはそのシリサイド層が
形成される場合もある。
【0027】上記第1実施例のEEPROMは、メモリ
セルの浮遊ゲート電極24aの素子分離領域22上に位
置する側壁部に接するようにスペーサ25が形成されて
おり、このスペーサ25上および浮遊ゲート電極24a
上を覆うように複合絶縁膜が形成されている。
【0028】つまり、浮遊ゲート電極24aの形成後、
隣り合うメモリセルの浮遊ゲート電極相互間に浮遊ゲー
ト電極とは導電型が異なる不純物が添加された多結晶シ
リコン膜からなるスペーサ25を埋め込むことにより、
浮遊ゲート電極24a上およびスペーサ25上を覆うよ
うに複合絶縁膜を形成する際、浮遊ゲート電極24aの
エッチング加工端部上に対応する複合絶縁膜部分が薄膜
化するおそれがなくなる。
【0029】従って、上記実施例のEEPROMの動作
時における浮遊ゲート電極加工端部での電界の集中を防
止し、複合絶縁膜の破壊、あるいは、リーク電流の増大
を防止し、セル特性を改善し、Endurance 試験や高温放
置試験での不良の発生を防止することが可能になる。
【0030】因みに、106 回のEndurance 試験におい
て、複合絶縁膜の破壊に起因する不良が、従来のEEP
ROMでは10%以上あったものが、上記実施例のEE
PROMでは1%以下に減少した。
【0031】また、300℃、168時間の高温放置試
験において、メモリセルの電荷抜け量が、従来のEEP
ROMでは70%以上あったものが、上記実施例のEE
PROMでは20%以下に減少した。
【0032】図3(a)〜(d)および図4(a)、
(b)は、本発明の第2実施例に係るEEPROMの製
造工程における基板構造を示す断面図である。まず、図
3(a)に示すように、通常の工程により、P型シリコ
ン基板21の表面に選択的に素子分離領域22を形成
し、上記基板の素子分離領域以外の素子形成予定領域の
表面を露出させ、この表面上に膜厚が10nm程度の第
1のゲート酸化膜23を形成する。
【0033】次に、図3(b)に示すように、LPCV
D(減圧化学気相成長)法により基板上全面に膜厚が2
00nm程度の第1の多結晶シリコン膜31を堆積す
る。次に、図3(c)に示すように、フォトリソグラフ
ィ法により上記第1の多結晶シリコン膜31の浮遊ゲー
ト電極形成予定領域上に対応する部分を開口したフォト
レジストパターン(図示せず)を形成し、イオン注入法
によりドーズ量が2×1015cm-2のリンを注入する。こ
の後、上記フォトレジストパターンをH2 SO4 とH2
2 との混合溶液により除去する。
【0034】次に、フォトリソグラフィ法により上記第
1の多結晶シリコン膜31の浮遊ゲート電極形成予定領
域上を覆うようにフォトレジストパターン(図示せず)
を形成し、イオン注入法によりドーズ量が1×1016cm
-2のリンを注入する。これにより、第1の多結晶シリコ
ン膜31は、浮遊ゲート電極形成予定領域に隣接して絶
縁領域が形成される。
【0035】この後、上記フォトレジストパターンをH
2 SO4 とH22 との混合溶液により除去する。次
に、必要に応じて、フォトリソグラフィ法およびRIE
法により、上記第1の多結晶シリコン膜31をエッチン
グ加工し、前記素子分離領域上の第1の多結晶シリコン
膜部分をスリット状に除去する。この後、上記フォトリ
ソグラフィ法を用いた工程で形成されたフォトレジスト
パターンをH2 SO4 とH22 との混合溶液により除
去する。これにより、上記第1の多結晶シリコン膜31
は、第1のゲート酸化膜23上から前記素子分離領域2
2上にわたって残る。
【0036】次に、図3(d)に示すように、基板上全
面に、LPCVD法により、膜厚が10nm程度の第2
のゲート酸化膜26、膜厚が12nm程度のシリコン窒
化膜27、膜厚が5nm程度の第3のゲート酸化膜28
を順に形成する。この際、1000℃でのN2 ガスを含
む希釈酸化により、前記第1の多結晶シリコン膜31上
に第2のゲート酸化膜26を形成し、引き続き、シリコ
ン窒化膜27を堆積し、さらに、950℃での水素燃焼
酸化によりシリコン窒化膜27を酸化して第3のゲート
酸化膜28を形成することにより、複合絶縁膜(酸化膜
/窒化膜/酸化膜;ONO膜)19が形成される。
【0037】さらに、図4(a)および同図中のB−B
線に沿う図4(b)に示すように、基板上全面に、LP
CVD法により、膜厚が200nm程度の第3の多結晶
シリコン膜29を堆積し、850℃でのPOCl3 雰囲
気中でのリン拡散により、上記第3の多結晶シリコン膜
29にリンを添加する。
【0038】次に、フォトリソグラフィ法およびRIE
法により、前記第3の多結晶シリコン膜29、第3のゲ
ート酸化膜28、シリコン窒化膜27、第2のゲート酸
化膜26、第1の多結晶シリコン膜31をエッチング加
工する。
【0039】これにより、第1の多結晶シリコン膜31
からなるEEPROMセル用の浮遊ゲート電極領域31
aおよび絶縁領域31bが確定されると同時に、複合絶
縁膜19上で前記浮遊ゲート電極領域31aに重なると
共に前記素子分離領域上に延びる方向に連続的にEEP
ROMセル用の制御ゲート電極29が形成され、積層ゲ
ート構造が実現される。
【0040】この後、上記フォトリソグラフィ法を用い
た工程で形成されたフォレジストパターンをH2 SO4
とH22 との混合溶液により除去し、さらに、90
0℃での酸素雰囲気中で加熱することにより、前記積層
ゲートの表面を覆うように膜厚が15nm程度の後酸化
膜30を形成する。この後、通常の工程により、EEP
ROMセルのソース・ドレイン領域(図示せず)を形成
する。
【0041】上記第2実施例のEEPROMは、第1の
ゲート酸化膜23上から前記素子分離領域上にわたって
形成された第1の多結晶シリコン膜31に対して、メモ
リセル用の浮遊ゲート電極領域31aには第1導電型の
不純物が添加され、浮遊ゲート電極以外の絶縁領域31
bには第2導電型の不純物が添加されている。
【0042】従って、前記第1実施例と同様の効果が得
られるほか、第1実施例と比較して、スペーサ25の形
成工程を省略できるのでプロセスが簡単になるという利
点がある。
【0043】
【発明の効果】上述したように本発明のICによれば、
積層ゲート電極構造を有するメモリセルの浮遊ゲート電
極の複合絶縁膜の薄膜化を防止し、浮遊ゲート電極加工
端部での電界の集中を防止し、セル特性の改善を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るEEPROMの製造
工程の一部における基板構造を示す断面図。
【図2】図1の工程に続く工程における基板構造を示す
断面図。
【図3】従来の素子分離領域の形成工程における基板構
造を示す断面図。
【図4】図3の工程に続く工程における基板構造を示す
断面図。
【図5】従来のEEPROMの製造工程における基板構
造を示す断面図。
【符号の説明】
21…シリコン基板、22…素子分離領域(フィールド
酸化膜)、23…第1のゲート絶縁膜(ゲート酸化
膜)、24…第1の多結晶シリコン膜、24a…浮遊ゲ
ート電極、25…スペーサ、19…複合絶縁膜、29…
第3の多結晶シリコン膜(制御ゲート電極)、30…後
酸化膜、31…第1の多結晶シリコン膜、31a…浮遊
ゲート電極領域、31b…絶縁領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/02 16/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 この半導体基板の表面に選択的に形成された素子分離領
    域と、 前記半導体基板の上記素子分離領域以外の素子形成領域
    の表面上に形成された第1のゲート絶縁膜と、 この第1のゲート絶縁膜上から前記素子分離領域上にわ
    たって形成され、第1導電型の不純物が添加された第1
    の多結晶シリコン膜からなる不揮発性メモリセル用の浮
    遊ゲート電極と、 この浮遊ゲート電極の前記素子分離領域上に位置する側
    壁部に接するように形成され、前記第1導電型とは逆の
    第2導電型の不純物が添加された第2の多結晶シリコン
    膜からなるスペーサと、 このスペーサ上および前記浮遊ゲート電極上を覆うよう
    に形成された第2のゲート絶縁膜と、 この第2のゲート絶縁膜上で前記浮遊ゲート電極に重な
    ると共に前記素子分離領域上に延びる方向に連続的に形
    成された前記不揮発性メモリセル用の制御ゲート電極と
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、 この半導体基板の表面に選択的に形成された素子分離領
    域と、 前記半導体基板の上記素子分離領域以外の素子形成領域
    の表面上に形成された第1のゲート絶縁膜と、 この第1のゲート絶縁膜上から前記素子分離領域上にわ
    たって形成され、不揮発性メモリセル用の浮遊ゲート電
    極に対応する領域には第1導電型の不純物が添加され、
    上記浮遊ゲート電極以外の領域には上記第1導電型とは
    逆の第2導電型の不純物が添加された第1の多結晶シリ
    コン膜と、 この第1の多結晶シリコン膜上を覆うように形成された
    第2のゲート絶縁膜と、 この第2のゲート絶縁膜上で前記第1の多結晶シリコン
    膜に重なるように形成された前記不揮発性メモリセル用
    の制御ゲート電極とを具備することを特徴とする半導体
    集積回路。
JP27065593A 1993-10-28 1993-10-28 半導体集積回路 Pending JPH07122662A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020044261A (ko) * 2000-12-05 2002-06-15 박종섭 플래쉬 메모리 셀의 제조 방법

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