JPH07122629A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07122629A
JPH07122629A JP28771793A JP28771793A JPH07122629A JP H07122629 A JPH07122629 A JP H07122629A JP 28771793 A JP28771793 A JP 28771793A JP 28771793 A JP28771793 A JP 28771793A JP H07122629 A JPH07122629 A JP H07122629A
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JP
Japan
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semiconductor device
wiring
potential
thin film
film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28771793A
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English (en)
Inventor
Toshio Wada
俊男 和田
Kenji Anzai
賢二 安西
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置内の基準電位を安定化する。 【構成】 接地電位配線10を、シリコン基板1のフィ
ールド領域に形成されたフィールド・シールド分離構造
の接地電位の導電性薄膜6に、多数のコンタクト孔11
a又はコンタクト用の溝を介して電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるフィールド・
シールド分離構造によって素子分離がなされた半導体装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の素子分離構造として、バー
ズビークの問題があり、また、チャネルストッパーが必
要なLOCOS分離に代わり、フィールド・シールド分
離構造が注目されている。このフィールド・シールド分
離構造は、半導体基板のフィールド領域に絶縁膜を介し
て導電性薄膜を形成し、この導電性薄膜の電位を例えば
接地電位に固定して、この導電性薄膜からの電界によ
り、フィールド領域における基板表面の電位変動を抑制
するものである。
【0003】図3に、従来のフィールド・シールド分離
構造を有する半導体装置を示す。この半導体装置は、シ
リコン基板21上に、素子の形成される素子領域22と
フィールド領域(本明細書では、素子分離領域と素子の
形成されない周辺領域とを含めた意味に用いる。)23
とを有しており、素子領域22にはMOSトランジスタ
24等の素子が形成されている。
【0004】フィールド領域23には、シリコン基板2
1上に、厚さ100〜1000Åのシリコン酸化膜2
5、導電性薄膜である多結晶シリコン薄膜26及び絶縁
膜27が順次堆積したフィールド・シールド分離構造が
形成されている。
【0005】フィールド・シールド分離構造では、素子
間のフィールド領域を通過する高電位配線(例えば、図
中の配線31)からの電界によりフィールド領域のシリ
コン基板21の表面電位が上昇し、素子間のフィールド
領域に形成される寄生MOSFETが動作することを、
多結晶シリコン薄膜26を、通常、接地電位に固定し、
この多結晶シリコン薄膜26によって高電位配線31か
らの電界をシールドすることにより防止する。この構造
により、バーズビークによる寸法シフトの問題がなく、
また、狭チャネル効果の影響が殆どなく、更に、特別の
チャネルストッパーが必要ない素子分離構造を実現する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の高集積化
の要求に応えて多層配線化が進められており、電位の大
きく異なる配線層を上下方向若しくは横方向で近接して
形成することが多くなってきた。この結果、配線層相互
の影響が大きくなり、特に、基準電位である接地電位の
配線(例えば、図中の接地配線30)が電位変動を生じ
ると、装置の誤動作を引き起こし、装置の信頼性を低下
させるという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、特に、装置内の
接地電位の固定強化を実現することにより、信頼性の高
い半導体装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、素子分離領域における半導体基板
の表面に絶縁膜を介して導電性薄膜が設けられ、この導
電性薄膜の電位を固定することによって前記素子分離領
域における前記半導体基板の表面の電位を制御するよう
にした半導体装置において、前記導電性薄膜とこの導電
性薄膜と同電位の配線層とが、その配線層の長手方向に
沿って設けられたコンタクト部において互いに電気的に
接続されている。
【0009】本発明の一態様においては、前記導電性薄
膜及び前記配線層の電位が接地電位である。
【0010】本発明の一態様においては、前記コンタク
ト部が前記配線層に沿って複数個設けられている。
【0011】本発明の一態様においては、前記コンタク
ト部が前記配線層に沿って溝状に設けられている。
【0012】本発明の一態様においては、前記コンタク
ト部が半導体装置の周辺部に沿って設けられている。
【0013】本発明の一態様においては、前記絶縁膜
が、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜
を積層した3層構造の複合膜で構成されている。
【0014】
【作用】本発明の半導体装置では、フィールド・シール
ド分離構造を構成する比較的電位の安定した導電性薄膜
と配線層とをできるだけ大きな接触面積で互いに電気的
に接続している。従って、接地配線等の電位を安定化す
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例につき図1及び図2を
参照して説明する。
【0016】図1に、本発明の第1の実施例を示す。図
1(a)に示すように、半導体装置は、シリコン基板1
上に素子領域2とフィールド領域3とを有しており、素
子領域2にはMOSトランジスタ4等の素子が形成され
ている。一方、フィールド領域3には、シリコン基板1
上に、厚さ100〜1000Åのシリコン酸化膜5、導
電性薄膜である多結晶シリコン薄膜6及び絶縁膜7が順
次堆積したフィールド・シールド分離構造が形成されて
いる。更に、層間絶縁膜8を介して、接地電位のアルミ
配線10が形成されている。なお、図中、参照符号9
は、MOSトランジスタ4のソース/ドレインとコンタ
クトするアルミ配線である。
【0017】本実施例においては、アルミ配線10の長
手方向に沿って複数設けられたコンタクト孔11aによ
り、アルミ配線10と多結晶シリコン薄膜6とが互いに
電気的に接続されている。図1(b)に平面的な位置関
係を模式図で示すが、コンタクト孔11aは、装置の周
辺部分において、好ましくは、ICチップの任意の一辺
に沿って設けられる。
【0018】上述の如く、本実施例においては、接地電
位のアルミ配線10を、フィールド領域の全体に設けら
れたフィールド・シールド分離構造の比較的安定した接
地電位の多結晶シリコン薄膜6にできるだけ大きな接触
面積で電気的に接続して、アルミ配線10の接地電位の
安定化を達成している。これにより、装置動作時の接地
電位(基準電位)の変動を防止することができ、動作の
安定化が達成できて、信頼性の高い半導体装置を提供す
ることができる。
【0019】図2に、本発明の第2の実施例を示す。本
実施例においては、アルミ配線10の長手方向に沿って
設けられたコンタクト用の溝11bにより、アルミ配線
10と多結晶シリコン薄膜6とが互いに電気的に接続さ
れている。図2(b)に平面的な位置関係を模式図で示
すが、コンタクト用の溝11bは、装置の周辺部分にお
いて、好ましくは、ICチップの任意の二辺に沿って設
けられる。他の構成は、第1実施例と実質的に同様であ
る。
【0020】本実施例の構成によれば、第1実施例と比
較してより大きな接触面積でアルミ配線10と多結晶シ
リコン薄膜6とを接続することができ、アルミ配線10
の接地電位の安定化をより確実に達成することができ
る。
【0021】以上に説明した実施例では、アルミ配線1
0と多結晶シリコン薄膜6とを接続するコンタクト部
を、ICチップの任意の一辺又は二辺に沿って設けた
が、コンタクト部は、ICチップの任意の三辺、更に
は、ICチップの全周に設けてもよい。
【0022】また、上述した実施例のフィールド・シー
ルド分離構造において、シリコン酸化膜5の代わりに、
シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の3
層構造の複合膜(ONO膜)を用いてもよい。更に、導
電性薄膜は、多結晶シリコン薄膜6に限られず、アルミ
ニウム薄膜やタングステン薄膜等の他の導電性薄膜を用
いることもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、フィールド・シールド
分離構造の比較的電位の安定した導電性薄膜にそれと同
電位の配線を電気的に接続することによりその配線の電
位を安定化させている。従って、特に、装置内の接地配
線の電位を安定化することができ、装置の誤動作を防止
することができて、信頼性の高い半導体装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による半導体装置の断面図
及び平面図である。
【図2】本発明の第2実施例による半導体装置の断面図
及び平面図である。
【図3】従来の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 素子領域 3 フィールド領域 5 シリコン酸化膜 6 多結晶シリコン薄膜 7 絶縁膜 8 層間絶縁膜 10 アルミ配線 11a コンタクト孔 11b コンタクト用の溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子分離領域における半導体基板の表面
    に絶縁膜を介して導電性薄膜が設けられ、この導電性薄
    膜の電位を固定することによって前記素子分離領域にお
    ける前記半導体基板の表面の電位を制御するようにした
    半導体装置において、 前記導電性薄膜とこの導電性薄膜と同電位の配線層と
    が、その配線層の長手方向に沿って設けられたコンタク
    ト部において互いに電気的に接続されていることを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記導電性薄膜及び前記配線層の電位が
    接地電位であることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記コンタクト部が前記配線層に沿って
    複数個設けられていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記コンタクト部が前記配線層に沿って
    溝状に設けられていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記コンタクト部が半導体装置の周辺部
    に沿って設けられていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記絶縁膜が、シリコン酸化膜とシリコ
    ン窒化膜とシリコン酸化膜を積層した3層構造の複合膜
    で構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の半導体装置。
JP28771793A 1993-10-22 1993-10-22 半導体装置 Withdrawn JPH07122629A (ja)

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JP28771793A JPH07122629A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 半導体装置

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JP28771793A JPH07122629A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 半導体装置

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