JPH07122628A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH07122628A
JPH07122628A JP28750293A JP28750293A JPH07122628A JP H07122628 A JPH07122628 A JP H07122628A JP 28750293 A JP28750293 A JP 28750293A JP 28750293 A JP28750293 A JP 28750293A JP H07122628 A JPH07122628 A JP H07122628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
diffusion layer
sio
wiring
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28750293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Takizawa
正明 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP28750293A priority Critical patent/JPH07122628A/ja
Publication of JPH07122628A publication Critical patent/JPH07122628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡散層上の絶縁膜上に配線を形成するが、拡
散層の導電率を高くしつつ、素子分離特性も優れた半導
体装置を製造する。 【構成】 SiO2 膜25を形成し、チャネルストッパ
14を形成した後、配線としての拡散層15を形成す
る。そして、SiN膜26を形成し、更に配線としての
多結晶Si膜17を形成する。このため、チャネルスト
ッパ14を形成するための不純物を素子活性領域では深
い位置までイオン注入することができ、拡散層15とチ
ャネルストッパ14との間の距離を大きくすることがで
きるので、拡散層15の不純物濃度も高くすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、拡散層上の絶縁膜
上に配線を形成する半導体装置の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は、本願の発明の一従来例で製造し
た半導体装置を示しており、この半導体装置は、拡散層
と平面的に重畳している配線及びMOSトランジスタを
含んでいる。この一従来例では、Si基板11に対する
第1回目のフィールド酸化で、SiO2 膜12を所定の
膜厚まで形成し、第2回目のフィールド酸化で、膜厚が
厚いSiO2 膜12と膜厚が薄いSiO2 膜13とを最
終的に形成する。
【0003】その後、Si基板11と同一導電型の不純
物を全面にイオン注入して、SiO 2 膜12の直下で不
純物濃度が最も高いチャネルストッパ14を形成する。
そして、SiO2 膜12、13を形成していない領域を
覆うレジスト(図示せず)と膜厚が厚いSiO2 膜12
とをマスクにした不純物のイオン注入で、膜厚が薄いS
iO2 膜13下に、配線としての拡散層15を形成す
る。
【0004】その後、SiO2 膜12、13を形成して
いない領域にゲート酸化膜としてのSiO2 膜16を形
成し、配線としての多結晶Si膜17及びゲート電極と
しての多結晶Si膜18を形成する。そして、多結晶S
i膜17、18及びSiO2膜12、13をマスクにし
た不純物のイオン注入で、ソース/ドレインとしての拡
散層21を形成して、MOSトランジスタ22を形成す
る。
【0005】以上の様な一従来例では、配線としての拡
散層15と配線としての多結晶Si膜17とを互いに平
面的に重畳させることができるので、集積回路を設計す
る際の自由度が高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィールド
酸化では、一般に、酸化防止膜としてSiN膜24(図
1(a))を用いると共に、このSiN膜24とSi基
板11との間の応力緩衝膜としてSiO2 膜23(図1
(a))を用い、フィールド酸化後に、これらのSiN
膜24とSiO2 膜23とを除去する。なお、フィール
ド酸化時にSiN膜24の表面にもSiO2 膜(図示せ
ず)が形成され、このSiO2 膜とSiO2 膜23とは
希弗酸で除去する。
【0007】ところが、上述の一従来例では、第2回目
のフィールド酸化時には、SiO2膜23及びSiN膜
24を形成するのはMOSトランジスタ22の形成領域
のみであり、拡散層15の形成領域には、SiO2 膜1
3を形成する必要があるので、SiO2 膜23及びSi
N膜24を形成しない。このため、第2回目のフィール
ド酸化後にMOSトランジスタ22の形成領域における
SiN膜24の表面のSiO2 膜とSiO2 膜23とを
除去するための希弗酸処理によって、SiO2膜13の
膜厚も減少する。
【0008】また、このSiO2 膜13の膜厚の減少に
は、ウェハ面内の位置やウェハ間やロット間等によっ
て、ばらつきがある。従って、このばらつきをも考慮に
入れると、SiO2 膜13の膜厚として少なくとも10
0nm以上は必要であり、SiO2 膜12、13の膜厚
の差が少ない。このため、SiO2 膜13下ではチャネ
ルストッパ14を深い位置に形成することができず、拡
散層15とチャネルストッパ14とが接近して、素子分
離特性が低かった。
【0009】これに対しては、拡散層15の不純物濃度
を低くすれば、素子分離特性の低下を抑制することはで
きる。しかし、拡散層15の不純物濃度を低くすると、
今度は、配線としての拡散層15の導電率が低下する。
従って、上述の一従来例では、拡散層15の導電率を高
くしつつ、素子分離特性も優れた半導体装置を製造する
ことは困難であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置の
製造方法は、素子分離領域のフィールド絶縁膜12をマ
スクにして半導体基板11に拡散層15を形成し、前記
拡散層15上の絶縁膜26上に配線17を形成する半導
体装置の製造方法において、チャネルストッパ14を形
成するための不純物の濃度が前記素子分離領域では前記
フィールド絶縁膜12の直下で最も高くなる様に、前記
不純物を前記半導体基板11にイオン注入する工程と、
前記イオン注入の後に、前記拡散層15の領域上に前記
絶縁膜26を形成する工程とを有することを特徴として
いる。
【0011】請求項2の半導体装置の製造方法は、前記
領域上に第1の絶縁膜25を形成する工程と、前記第1
の絶縁膜25の形成後に、前記イオン注入を行う工程
と、前記イオン注入の後に、前記領域上に第2の絶縁膜
26を形成する工程とを有することを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の半導体装置の製造方法では、チャネ
ルストッパ14を形成するための不純物を半導体基板1
1にイオン注入した後に拡散層15と配線17との間の
絶縁膜26を形成しており、イオン注入の時点では絶縁
膜26を未だ形成していない。このため、絶縁膜26を
形成した後にチャネルストッパ14を形成するための不
純物をイオン注入する方法に比べて、素子活性領域では
この不純物を深い位置までイオン注入することができ、
拡散層15とチャネルストッパ14との間の距離を大き
くすることができる。
【0013】請求項2の半導体装置の製造方法では、拡
散層15と配線17との間の絶縁耐圧を第1及び第2の
絶縁膜25、26の両方で得ているが、第1の絶縁膜2
5はチャネルストッパ14を形成するための不純物をイ
オン注入する前に形成しており、第2の絶縁膜26はイ
オン注入の後に形成している。このため、第2の絶縁膜
26をパターニングするためのエッチングに際してのス
トッパや、エッチングによる半導体基板11の損傷や汚
染等を回避するための防護膜等として、第1の絶縁膜2
5を用いることができる。
【0014】
【実施例】以下、拡散層と平面的に重畳している配線及
びMOSトランジスタを含んでいる半導体装置の製造に
適用した本願の発明の一実施例を、図1を参照しながら
説明する。なお、図2に示した一従来例と対応する構成
部分には、同一の符号を付してある。
【0015】本実施例では、図1(a)に示す様に、S
i基板11を熱酸化して、その表面に膜厚が10nmの
SiO2 膜23を応力緩衝膜として形成する。続いて、
膜厚が100nmのSiN膜24をCVD法で堆積さ
せ、リソグラフィ及びエッチング工程によって、素子活
性領域のパターンにSiN膜24を加工する。そして、
SiN膜24を酸化防止膜にしたウエット酸化を行っ
て、図1(b)に示す様に、膜厚が300nmのSiO
2 膜12をフィールド酸化膜として形成する。
【0016】次に、希弗酸でSiN膜24の表面のSi
2 膜(図示せず)を除去し、加熱した燐酸で図1
(c)に示す様にSiN膜24を除去し、更に希弗酸で
SiO2膜23を除去する。そして、SiO2 膜23を
除去した領域に熱酸化で再びSiO2 膜25を形成した
後、SiO2 膜12の直下で不純物濃度が最も高いチャ
ネルストッパ14を形成する。
【0017】なお、チャネルストッパ14を形成するた
めの不純物のイオン注入と前後して、ウェル(図示せ
ず)を形成するための不純物のイオン注入や、MOSト
ランジスタのチャネル領域の深い位置でソース・ドレイ
ン間にパンチスルーが生じるのを防止するための不純物
のイオン注入や、MOSトランジスタの閾値電圧を調整
するための不純物のイオン注入等も行う。
【0018】その後、リソグラフィ工程でパターニング
したレジスト(図示せず)とSiO2 膜12とをマスク
にして不純物をイオン注入して、後に形成する多結晶S
i膜17の配線と重畳する配線としての拡散層15を形
成する。そして、イオン注入による損傷を800℃、3
0分のアニールで回復した後、膜厚が20nmのSiN
膜26をCVD法で全面に堆積させる。
【0019】次に、リソグラフィ工程で、SiN膜26
のうちで拡散層15上の部分にのみレジスト(図示せ
ず)を残すパターニングを行う。そして、このレジスト
をマスクにして、SiO2 との選択比が10程度である
NF3 /Arによって、図1(d)に示す様に、SiN
膜26をドライエッチングする。
【0020】このドライエッチングに際して、終点検出
を行い、終点検出後に50%のオーバエッチングを行っ
ても、SiN膜26の膜厚が20nmであるので、Si
2膜12、25の膜厚は1nmしか減少しない。ま
た、上述のドライエッチングでは損傷が5nm程度しか
侵入せず、一方、SiO2 膜25も9nmの膜厚で残っ
ているので、Si基板11は損傷を殆ど受けない。
【0021】次に、MOSトランジスタの形成領域のS
iO2 膜25を希弗酸で除去し、図1(e)に示す様
に、SiO2 膜25を除去した領域に、ゲート酸化膜と
してのSiO2 膜16を熱酸化で再び形成する。そし
て、リンを添加した多結晶Si膜をCVD法で100n
mの膜厚に堆積させ、この多結晶Si膜をパターニング
して、配線としての多結晶Si膜17及びゲート電極と
しての多結晶Si膜18を形成する。
【0022】その後、多結晶Si膜17、18及びSi
2 膜12、13をマスクにした不純物のイオン注入
で、ソース/ドレインとしての拡散層21を形成して、
MOSトランジスタ22を形成する。なお、リンを添加
し膜厚が50nmである多結晶Si膜と膜厚が50nm
であるWSi膜等のシリサイド膜とを連続的に堆積さ
せ、多結晶Si膜17、18の代わりに、このポリサイ
ド膜で配線及びゲート電極を形成してもよい。
【0023】また、SiN膜26の代わりに、SiO2
とのエッチング選択比が大きい他の絶縁膜を用いてもよ
い。特に、高誘電体膜を用いれば、容量の大きいキャパ
シタを形成することができる。更に、本実施例では、S
iO2 膜25を形成した後にチャネルストッパ14を形
成し、その後にSiN膜26を形成して、これらのSi
2 膜25及びSiN膜26で拡散層15と多結晶Si
膜17との間で必要な絶縁耐圧を確保しているが、まず
チャネルストッパ14を形成し、必要な絶縁耐圧を確保
を確保するための絶縁膜をその後に形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1の半導体装置の製造方法では、
拡散層上の絶縁膜上に配線を形成しているにも拘らず、
拡散層とチャネルストッパとの間の距離を大きくするこ
とができるので、拡散層の不純物濃度を高くして拡散層
の導電率を高くしつつ、素子分離特性も優れた半導体装
置を製造することができる。
【0025】請求項2の半導体装置の製造方法では、第
2の絶縁膜をパターニングするためのエッチングに際し
てのストッパや、エッチングによる半導体基板の損傷や
汚染等を回避するための防護膜等として、第1の絶縁膜
を用いることができるので、拡散層の導電率が高く素子
分離特性も優れた半導体装置を高い歩留りで製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施例を工程順に示す側断面図
である。
【図2】本願の発明の一従来例で製造した半導体装置の
側断面図である。
【符号の説明】
11 Si基板 12 SiO2 膜 14 チャネルストッパ 15 拡散層 17 多結晶Si膜 25 SiO2 膜 26 SiN膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子分離領域のフィールド絶縁膜をマス
    クにして半導体基板に拡散層を形成し、前記拡散層上の
    絶縁膜上に配線を形成する半導体装置の製造方法におい
    て、 チャネルストッパを形成するための不純物の濃度が前記
    素子分離領域では前記フィールド絶縁膜の直下で最も高
    くなる様に、前記不純物を前記半導体基板にイオン注入
    する工程と、 前記イオン注入の後に、前記拡散層の領域上に前記絶縁
    膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記領域上に第1の絶縁膜を形成する工
    程と、 前記第1の絶縁膜の形成後に、前記イオン注入を行う工
    程と、 前記イオン注入の後に、前記領域上に第2の絶縁膜を形
    成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
JP28750293A 1993-10-22 1993-10-22 半導体装置の製造方法 Pending JPH07122628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28750293A JPH07122628A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28750293A JPH07122628A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07122628A true JPH07122628A (ja) 1995-05-12

Family

ID=17718178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28750293A Pending JPH07122628A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07122628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8407009B2 (en) 2006-09-13 2013-03-26 Ntt Docomo, Inc. System and method for molecular communication

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8407009B2 (en) 2006-09-13 2013-03-26 Ntt Docomo, Inc. System and method for molecular communication

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6436771B1 (en) Method of forming a semiconductor device with multiple thickness gate dielectric layers
US6417056B1 (en) Method to form low-overlap-capacitance transistors by forming microtrench at the gate edge
JPH06163532A (ja) 半導体素子分離方法
JP3746907B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR20010093055A (ko) 반도체장치의 제조방법 및 반도체장치
JPS63257231A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4082280B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001176983A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH023244A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07122628A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001185722A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP3277434B2 (ja) トランジスタの製造方法
US5391509A (en) Method of manufacturing a semiconductor device forming a high concentration impurity region through a CVD insulating film
JP2966647B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR20020055139A (ko) 반도체소자의 게이트 형성방법
JP3778065B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07135313A (ja) 電界効果トランジスタ及びその製造方法
JP2968548B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0897414A (ja) 半導体装置
JPS63275181A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11354650A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0923007A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2750724B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10303417A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2637860B2 (ja) 半導体装置の製造方法