JP2750724B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、半導体装置の製造方法に関し、詳しく
は、MOSICのソース/ドレイン形成領域のエッチバック
によるダメージを防止して素子特性を向上させることが
できるような半導体装置の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、LDD構造(ライトリイ・ドープド・ドレイン構
造)の回路を形成するときなどには、CVD法によりシリ
コン酸化膜(SiO2膜)を形成後に、ドライエッチングで
は、例えば、反応性イオンエッチング(以下、RIE)に
よりシリコン基板が露出するまでエッチバックを行って
いる。
[解決しようとする課題] 前記のエッチバックを行った際にMOSICでは、ソース
/ドレイン形成領域が表面に露出してエッチングダメー
ジをこれら素子形成領域に与える。また、このとき、素
子間を分離するフィールド酸化膜領域(LOCOS領域)の
膜厚が減少して素子分離層の厚みと幅が少なくなる欠点
がある。
この発明は、このような従来技術の問題点を解決する
ものであって、エッチバックの際に素子形成領域のエッ
チングダメージを防止することができる半導体装置の製
造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの発明の半導体装
置の製造方法の構成は、絶縁膜を形成した後にエッチバ
ックして素子形成領域を露出させるエッチバック工程を
有する半導体装置の製造方法において、電極を含めて素
子形成領域に絶縁膜を形成する前に電極を含めて素子形
成領域を被覆するポリシリコンのバッファ層を形成して
その上に絶縁膜を形成し、エッチバック工程においてこ
のバッファ層までエッチバックすることで、電極の両側
に前記の絶縁膜によるサイドウオールを残し、後工程で
バッファ層のポリシリコンのサイドウオールの下側が除
かれるような熱酸化をしてサイドウオールの下側を除い
た部分を絶縁膜に変えるものである。
[作用] このように、ポリシリコンのバッファ層を設けてその
上にシリコン酸化膜等の絶縁膜を形成し、その後にエッ
チバックするようにしているので、エッチバックしても
素子形成領域が露出しなくて済み、かつ、素子分離領域
までバッファ層の領域を広げれば素子分離領域の膜の減
少も防止できる。
しかも、電極の両側にはサイドウオールが形成され、
その下側が絶縁膜にはならずにポリシリコン膜が残され
ているので、実質的にLDD層まで電極が広がり、トラン
ジスタの駆動能力及びホットキャリアに対する耐性を向
上させることができる。
その結果、素子特性を向上させることができ、特性劣
化の少ない半導体装置を製造することができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳
細に説明する。
第1図は、この発明の半導体製造方法を適用した一実
施例のLDD構造を持つN−MOSFETの製造工程の説明図で
ある。
第1図において、(a)は、フィールド酸化により素
子分離領域(フィールド酸化膜領域)1の形成が完了
し、不要となったSi3N4膜及びパッド酸化膜を順次エッ
チングして、シリコン面を露出させて、シリコン表面の
露出部分に900〜1000℃程度で熱酸化を行い、例えば、5
00Å以下の極薄のゲート酸化膜2を成長させた後、N型
多結晶シリコン(以下ポリシリコン)の電極パターン3
を形成して、LDD構造を形成するために、N-層を形成す
るP+(リン)イオン注入した状態を示している。
前記の(a)の次の工程では、極薄のポリシリコン膜
(ノンドープポリシリコン膜)を、例えば、CVD法によ
りバッファ層4として50〜300Å程度堆積させ、素子形
成領域5及び素子分離領域1を覆う。この状態を示すの
が(b)である。
次の工程では、CVD法によりシリコン酸化膜6を堆積
させ、(c)に示すような状態にする。そして、次の工
程では、RIEにより前記バッファ層4が露出するまでエ
ッチバックを行い、N+のソース/ドレイン領域を形成す
るためにN型不純物としてAs+(ひ素)を注入する。こ
のイオン注入後、打込まれたN型不純物を活性化するた
めに900〜1000℃程度で熱処理によるアニールが行われ
て、ソース/ドレインを形成する。この状態を示すのが
同図の(d)である。なお、このエッチバックは、ポリ
シリコン(又はシリコン)に対して高選択性を有するRI
Eを使用する。また、このとき、同時に、LDD構造を採る
N-層もソース/ドレインの間に形成される。さらに、こ
のとき、先に(c)の状態において形成したシリコン酸
化膜6にRIEを行ってエッチバックしたときに、ゲート
酸化膜2にサイドウオール8が形成され、このサイドウ
オール8によりLDD構造を簡単に作ることができる。
層間絶縁膜を形成する前に、バッファ層4を酸化し、
シリコン酸化膜(SiO2)に置換する。その後、層間絶縁
層としてCVD法によりシリコン酸化膜7を堆積させる
(図(e)参照)。なお、この例では、図示するよう
に、サイドウオール8の下側には、バッファ層4のポリ
シリコン膜の一部が残されている。
このように、LDD構造を形成するためにサイドウオー
ル形成する場合に、CVD膜を堆積させた後にRIEでエッチ
バックすることになるが、このときにシリコン基板が露
出するまでエッチバックしなくても済み、単に、バッフ
ァ層が露出するのみであるので、その下側に位置するソ
ース/ドレイン等の素子形成領域にダメージが発生しな
いで済む。また、バッファ層は、フィールド酸化層まで
被覆しているので前記のエッチバックの際に、フィール
ド酸化層がエッチバックにより削られないで済む。した
がって、この領域の膜べりがない。
このようにフィールド酸化層の膜べりによる素子分離
間距離が短くなることが防止できることにより、素子間
のリークが減少する。また、素子構成領域にダメージが
ほとんどないので、素子特性は向上し、その劣化が防止
できる。
以上説明してきたが、実施例では、LDD構造のN−MOS
FETの例を挙げているが、この発明は、このような構成
と採るMOSトランジスタに限定されないことはもちろん
である。
したがって、バッファ層のポリシリコンと絶縁層との
関係は種々の形態を採ることができ、後工程でバッファ
層のポリシリコンをSiO2絶縁膜に変える場合には、その
一部或いはその全部を熱酸化して絶縁膜に変えてもよ
い。
なお、特許請求の範囲における「素子形成領域を被覆
するポリシリコンのバッファ層」における被覆するの
「被覆」には、実施例に示すように極薄のゲート酸化膜
2を介して行う間接的な意味での被覆も含むものであっ
て、ここに介在する層はゲート酸化膜に限定されるもの
ではない。すなわち、この被覆は直接的な被覆に限定さ
れないことはもちろんである。
[発明の効果] 以上の説明から理解できるように、この発明にあって
は、ポリシリコンのバッファ層を設けてその上にシリコ
ン酸化膜等の絶縁膜を形成し、その後にエッチバックす
るようにしているので、エッチバックしても素子形成領
域が露出しなくて済み、かつ、素子分離領域までバッフ
ァ層の領域を広げれば素子分離領域の膜の減少も防止で
きる。
しかも、電極の両側にはサイドウオールが形成され、
その下側が絶縁膜にはならずにポリシリコン膜が残され
ているので、実質的にLDD層まで電極が広がり、トラン
ジスタの駆動能力及びホットキャリアに対する耐性を向
上させることができる。
その結果、素子特性を向上させることができ、特性劣
化の少ない半導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の半導体製造方法を適用した一実施
例のLDD構造を持つN−MOSFETの製造工程の説明図であ
る。 1……フィールド酸化膜領域、 2……ゲート酸化膜、3……電極パターン、 4……バッファ層(ポリシリコン)、 5,6……シリコン酸化膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁膜を形成した後にエッチバックして素
    子形成領域を露出させるエッチバック工程を有する半導
    体装置の製造方法において、電極を含めて前記素子形成
    領域に前記絶縁膜を形成する前に前記電極を含めて前記
    素子形成領域を被覆するポリシリコンのバッファ層を形
    成してその上に前記絶縁膜を形成し、前記エッチバック
    工程においてこのバッファ層までエッチバックすること
    で、前記電極の両側に前記絶縁膜によるサイドウオール
    を残し、後工程で前記バッファ層のポリシリコンの前記
    サイドウオールの下側が除かれるような熱酸化をして前
    記サイドウオールの下側を除いた部分を絶縁膜に変える
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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