JPH07122476A - 移動ステージの位置測定方法と位置決め方法及び装置 - Google Patents

移動ステージの位置測定方法と位置決め方法及び装置

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JPH07122476A
JPH07122476A JP26450993A JP26450993A JPH07122476A JP H07122476 A JPH07122476 A JP H07122476A JP 26450993 A JP26450993 A JP 26450993A JP 26450993 A JP26450993 A JP 26450993A JP H07122476 A JPH07122476 A JP H07122476A
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mirror
stage
axis
contact displacement
value
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JP26450993A
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Yoshio Nakajima
吉男 中島
Toshio Akatsu
利雄 赤津
Kazutoshi Suga
和俊 菅
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次元移動ステージの高精度位置決めに関
し、ステージに固設されたミラーの凹凸形状をほぼ連続
的に高い精度で測定し、これを駆動系にフィードバック
してステージの位置決めを行う方法と装置の提供を目的
とする。 【構成】 距離LをおいてX軸、Y軸方向にそれぞれ平
行ビームが照射される二台の非接触変位計をそれぞれス
テージのXミラー側、Yミラー側に設け、Yミラーの凹
凸形状測定時には、二台のXミラー用非接触変位計の距
離値が絶えず等しくなるようにステージを微回転させな
がら一定速度でステージをX方向の一端から他端に移動
させて一台のYミラー用非接触変位計による測定値y+
Δyを記憶する。同様にしてステージをY方向に移動さ
せてXミラーの凹凸形状座標x+Δxを得る。所定の座
標位置(x0、y0)を前記Δx、Δyで補正した
(x0′、y0′)にステージを粗動、微動させて位置決
めさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次元移動するステー
ジの高精度位置決めに関し、特に半導体集積回路製造用
のステッパーで用いられるステージに応用できる移動ス
テージの位置測定方法と位置決め方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路用のステッパー(投影露
光装置)などに用いられる高精度XYステージでは位置
決めのためにレーザ干渉計と反射ミラーを用いていわゆ
るヘテロダイン検波方式による精密測距が行われてい
る。
【0003】従って、XYステージ上に固設されたミラ
ーの反射面が測距の原点として重要になる。ミラーは通
常平滑な金属面を有し、X軸,Y軸方向に沿ってステー
ジの移動幅を充分カバーする長さ(250〜300m
m)の平面鏡であって、移動ステージの縁端部に固設さ
れている。ミラーの平滑度は、レーザ干渉計の分解度で
ある0.005μm程度が要求される。
【0004】しかし、平面鏡を作成する際の精度及びこ
のミラーをステージ縁端部に固設する際に生ずる歪など
によって、ミラーの反射面には通常0.02μm以上の
凹凸が生ずる。この凹凸は加工によって除くことが困難
であり、更に固設強度を充分とると歪が一層大きくなる
ため、ステージ移動加速度を大きくすることが出来なか
った。
【0005】そこで、ステージ縁端部にミラーを固設し
た状態でこのミラー反射面に生じている凹凸を予め測定
し、この測定値でレーザ干渉計による測距値を補正して
ステージの位置決め精度を向上させる方法が提案されて
いる。その1例が特開平3−10105号公報に開示さ
れている。
【0006】この例においては、ほぼ直交するX,Y方
向に平行移動するステージの縁端部に固設されたミラー
の凹凸をレーザ干渉計で計測する場合、まずX方向にス
テージを移動させながらYミラーサイドのレーザ干渉計
でYミラーの凹凸を測定し、同時にXミラーサイドのレ
ーザ干渉計でステージ移動時に発生するステージのヨー
イング量X(θ)を測定する。前記Yミラーの凹凸測定
値Y(θ)には、ミラー自身の凹凸形状とステージ移動
によるヨーイング量が含まれているので、Y(θ)から
X(θ)を差し引く必要がある。ステージの回転による
影響を避けるために一定区間毎に積分した値∫Y(θ)
−∫X(θ)からYミラー反射面の局部的凹凸を求める
のである。次に、Y方向にステージを移動させながら同
様にして計測、演算を行えば、Xミラー反射面の凹凸形
状が得られる。
【0007】ステージの位置決め時には、上記のように
して求めたミラー反射面の凹凸形状をレーザ干渉計によ
るステージ位置測定値に加算して補正する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、一定区間毎の平均的傾きを測定して一定区間毎に積
分し、Yミラー(又はXミラー)積分値からXミラー
(又はYミラー)積分値を差し引けばYミラー(又はX
ミラー)の凹凸形状が得られるとしている。しかし、こ
の技術においては、 (1)、ミラーの凹凸形状を連続的に測定することがで
きない。従って、局部的に大きな凹凸がある個所で誤差
が大きくなる。 (2)、積分による累積誤差が出るので、局所的な精度
が低下する。 (3)、ステージの移動方向に直交する方向のブレを制
御していないため、移動方向に直交するミラー反射面に
照射されるレーザ光位置が変化して誤差を生ずる即ち、
前記積分値の差によってヨーイング量が完全に打ち消さ
れることにはならない。 という問題点がある。
【0009】本発明の目的は、ステージに固設されたミ
ラーの凹凸形状をほぼ連続的に高い精度で測定し、ステ
ージの位置決め精度を高めた方法及び装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ほぼ
直交するX,Y方向に平行移動するステージの縁端部に
それぞれXミラー、Yミラーを固設し、Xミラー反射面
に垂直方向から平行にビームを照射する二台のXミラー
用非接触変位計とYミラー反射面に垂直方向から平行に
ビームを照射する二台のYミラー用非接触変位計を設置
し、まずX(又はY)方向に前記ステージを移動させ
て、二台のX(又はY)ミラー用非接触変位計の各々が
測定した距離が絶えず等しくなるように前記ステージを
X−Y面に垂直なZ軸の周りに回転させると共に、前記
Y(又はX)ミラー用非接触変位計のうちいずれか1台
を用いて前記Y(又はX)ミラー反射面の凹凸形状をミ
ラー長軸方向に測定記憶する第1ステップと、前記と全
く同様にしてX(又はY)ミラー反射面の凹凸形状をミ
ラー長軸方向に測定記憶する第2ステップと、任意位置
における前記ステージの座標位置を前記X,Yミラーの
基準位置からの移動座標(x,y)に前記第1,第2ス
テップで得られた当座標(x,y)における凹凸形状座
標値を加算、補正した座標値(x′,y′)で表す第3
ステップから成る移動ステージの位置測定方法を開示す
る。
【0011】本発明では、またステージがX,Y方向の
駆動装置及びZ軸方向の変位装置を更に有し、これらは
前記各非接触変位計からの信号を受けて制御装置によっ
て電気的に移動量を制御される仕組みになっている移動
ステージの位置決め装置を開示する。
【0012】本発明では、更にステージを任意の所定位
置に位置決めする場合には、指令値と前記補正値
(x′,y′)との偏差をゼロにするように前記移動装
置を駆動する。必要ならば、Z軸まわりの回転角θの駆
動制御も同様にして行う位置決め方法を開示する。
【0013】前記非接触変位計は、レーザ干渉計を用い
るのが好ましい。又、前記X,Y方向の駆動装置は粗位
置決め用と微位置決め用の2段にすることも出来る。
【0014】前記したXミラー、Yミラーの凹凸形状を
測定記憶する第1、第2ステップは、Z軸方向にステー
ジを移動する毎に行うことが好ましい。ミラーの凹凸形
状が2次元的に変化すると考えられるためである。
【0015】
【作用】本発明では、Yミラー(又はXミラー)の凹凸
形状を測定する際、ステージをX方向(又はY方向)に
移動させる時に生ずるヨーイングを絶えずX方向(又は
Y方向)に平行ビームを放射する二台の非接触変位計で
監視して補正しながら計測しているため連続的に正確な
値が得られる。又、Y方向(又はX方向)に平行ビーム
を放射する二台の非接触変位計(ビーム間隔L)のうち
ステージ移動方向の後方にある第2の非接触変位計の計
測値Δy(又はΔx)を、Lだけ前方にある第1の非接
触変位計の計測値y1(又はx1)の前記ステージがL
だけ進行した位置における目標値y1ref(又はx1re
f)として与えることができるので、偏差|y1ref−y
1|(又は|x1ref−x1|)をゼロにするようにス
テージ移動方向と垂直方向にステージ駆動装置を連続的
に作動させると、ステージの移動方向に直交する方向の
ぶれを補正した正しいYミラー(又はXミラー)のステ
ージ座標値を与えることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳述する。図1乃至図3は本発明の移動ステージの位
置測定及び位置決め装置を備えた投影露光装置の一実施
例の構成を示す図であり、図1は全体構成図、図2は図
1のII−II’矢視図、図3は図1のステージ装置の平面
図である。図1乃至図3において、1はウエハ、2はウ
エハ1に回路パターンを露光するために用いるパターン
原版が描画されたレチクル、3は露光照明系、4は投影
レンズ、5はウエハ1を載置するステージ、6はステー
ジ上に設けられたウエハチャックであり、ウエハ1はウ
エハチャック6に吸着、固定される。7Xはステージ5
上に設けられたXミラー、7YはYミラーである。81
X、82XはそれぞれXミラー用の第1レーザ干渉計と
第2レーザ干渉計であり、Xミラー7Xと組み合わせて
ステージ5のX軸方向の位置及びZ軸まわりの回転量が
検出される。また、81Y、82YはそれぞれYミラー
用の第1レーザ干渉計と第2干渉計であり、X軸の場合
と同様にYミラー7Yと組み合わせてステージ5のY軸
方向の位置及びZ軸まわりの回転量が検出される。9は
ステージ5をX,Y,Z軸方向へ移動及びZ軸まわりに
回転させるための駆動装置部全体を示す記号である。駆
動装置部9について以下に説明する。
【0017】位置決め制御系においては、各所の摩擦な
どの影響により、位置決め制御系の制御精度には限界が
ある。そこで、図1と図2に示す駆動装置部は、制御精
度は悪いが大きな移動量が可能な粗位置決め制御と、摩
擦が小さいアクチュェータを使用して変位量は小さいが
制御精度が良い微位置決め制御の2段でステージ5の位
置決めを行う方策を示している。
【0018】図1において、10はステージ5のX軸方
向の移動量を制御するX軸駆動装置であり、電気モータ
11とボールねじ12等で構成されている。13はX軸
駆動装置10によって駆動されるXステージ、14はテ
ーブル5のY軸方向の移動量を制御するY軸駆動装置で
あり、電気モータ15、ガイドローラ16、図示しない
ボールねじ等で構成されており、Xステージ13上に設
けられている。17はY軸駆動装置14によって駆動さ
れるYステージである。18はYステージ17に設けら
れたX軸ピエゾアクチュェータであり、このX軸ピエゾ
アクチュェータ18により微動枠19のX方向の微位置
決め制御系が構成されている。そして、微動枠19に設
けられたY軸ピエゾアクチュェータ20、21により、
微動台22のY方向の微位置決め制御系が構成されてい
る。また、ピエゾアクチュエータ20、21を互いに反
対方向に駆動することにより、Z軸まわりの位置決め制
御系、すなわちΘ位置決め制御系を構成することができ
る。したがって、X軸駆動装置10とX軸ピエゾアクチ
ュエータ18でX方向駆動装置を構成し、Y軸駆動装置
14とY軸ピエゾアクチュエータ20、21でY方向駆
動装置を構成し、Y軸ピエゾアクチュエータ20、21
でΘ駆動装置を構成している。
【0019】23は、ステージ5の垂直方向(Z方向)
の移動量を制御する、すなわち、ウエハ1の高さを制御
する垂直駆動装置であり、電気モータ24を駆動するこ
とによって、くさび25をX方向に出し入れすることに
より微動枠19をZ方向に駆動する。また、電気モータ
24には回転量検出器、例えばロータリエンコーダが直
結されており、ステージ制御手段43でこのロータリエ
ンコーダを位置フィードバックセンサとした位置決め制
御系を構成している。
【0020】26、27、28は板ばねであり、X軸ピ
エゾアクチュエータ18及びくさび25を駆動すると、
部材29が図4の破線のように曲がり、微動枠19が
X,Z軸方向以外に動かないようになっている。また、
30、31、32はめがねばねであり、Y軸方向には柔
らかいがZ軸方向には固い構造となっている。
【0021】次に、制御回路について説明する。40
は、各種処理やその処理条件等、例えば露光処理におけ
る露光時間等の処理条件や本発明によるステージ5の位
置測定処理等、を入力する入力コンソールである。41
はチャンバ内(図示せず)の温度や気圧等を検出する検
出回路、42は入力コンソール40から入力された処理
内容や検出回路からの信号に基づいて、ステージ5の制
御モード(位置制御、速度制御等)の選択や位置指令値
の作成及び照明系のシャッタ(図示せず)の開閉制御等
を行う統括制御手段である。43は統括制御手段42か
らの指令に基づいて、その指令に適したステージ5の位
置又は速度を制御するための制御系を、X、Y、Z軸及
びZ軸まわりの各制御系について構成するステージ制御
手段である。44は統括制御手段42からの指令及びレ
ーザ干渉計81X、82X、81Y、82Yの検出値に
基づいて、ミラーの凹凸の測定及び補正を行うと共に、
ステージ制御手段43へステージ5の位置を出力するミ
ラー凹凸補正手段である。そして、45は粗位置決め用
アクチュエータである電気モータ11、15、24のド
ライバ回路であり、46は微位置決め用アクチュエータ
であるピエゾアクチュエータ18、20、21のドライ
バ回路である。
【0022】次に、上述した装置を用いて本発明の位置
測定方法及び位置決めの補正方法の一実施例を説明す
る。図5は本発明の投影露光装置の概略的な動作のフロ
ーチャートを示す図である。なお、図5ではパターンを
重ね合わせるための処理等は割愛してある。
【0023】図5において、まず、手順50で本発明の
一つであるミラーの凹凸測定とその記憶を行う。このミ
ラー凹凸測定についてはあとで詳細に述べる。次に、手
順51でレチクルローダ等(図示せず)で所望のレチク
ルを搬入すると共に、レチクルステージ(図示せず)に
よってレチクル2を所定の位置へセットする。
【0024】そして、手順52でウエハローダ等(図示
せず)により、ウエハチャック6上にウエハ1を載せ固
定する。次に、手順53で第1番目の露光ショット位置
の中心と投影レンズ4の光軸中心が一致する位置にウエ
ハ1を位置決めする。
【0025】ウエハの位置決め53は、大略以下のプロ
セスで行う。これを図6に示した。先ず、手順531と
してピエゾアクチュエータ18、20、21を中立にす
る。この時、ピエゾアクチュエータのドライバ回路46
の入力値はゼロとなる。
【0026】その上で、最初に粗動制御を行う。即ち、
手順532として統括制御手段42からミラー凹凸補正
手段44を経てステージ制御手段43に位置指令値Xre
fとYrefを取り込む。この座標値(Xref、Yref)は、
ミラーの凹凸補正前の設定値である。次に、手順533
としてXミラー用の第2レーザ干渉計82Xの出力値x
2とYミラー用の第2レーザ干渉計82Yの出力値y2
を手段44、43に取り込む。そして、手順534で制
御偏差|Xref−x2|と|Yref−y2|との値が小さ
くなるようにモータドライバ回路45を制御し、モータ
11、15を駆動する。
【0027】手順534Aで前記制御偏差をある閾値
(規定値1)と比較しながらモータ11、15の駆動を
続け、これら偏差が規定値1より小さくなれば粗動制御
は終了するため、手順535でモータ11、15を停止
する。
【0028】次に、ミラーの凹凸補正を含む微動制御に
移る。先ず、手順536で統括制御手段42から、位置
指令値XrefとYrefに加え、Z軸まわりの微回転指令値
θrefを取り込む。この時、同時にミラーの凹凸補正も
行われる。凹凸補正の方法については以下に詳しく述べ
るので、ここではプロセス的に簡単に述べるにとどま
る。
【0029】図7はそのプロセスを示している。手順9
01としてミラー凹凸補正手段44の内部に収納された
データ補正手段90に、Xミラー用の第2レーザ干渉計
82Xの出力値x2、Yミラー用の第1レーザ干渉計8
1Yの出力値y1及びYミラー用の第2レーザ干渉計8
2Yの出力値y2を取り込む。次いで、手順902とし
て既に計測済みのミラー凹凸形状補正値を加える。
【0030】即ち、82X、82Y及び82Yの各々補
正された出力値x2′y2′及びy2′は、 x2′=x2+ΔX|y2 y1′=y1+ΔY|x2+L y2′=y2+ΔY|x2 と表される。ここに例えばΔY|x2は、出力値 (座標
値)x2におけるy2の意味で、Y2ミラーのx2にお
ける凹凸形状に対応した値である。
【0031】補正された各出力値x2′、y1′、y
2′は、手順903でステージ制御手段43へ出力され
る。この出力補正プロセスはステージの微動制御系が動
作しているときは、いつも稼動している。
【0032】さて、再び図6に戻ると以上のように出力
補正されたデータx2′、y1′、y2′は、手順53
7でフィードバック信号としてステージ制御手段43に
取り込まれる。この手順537は、前記図7の手順90
3に該当する。次に、手順538で先に取り込んだ指令
値Xref、Yref、θrefとフィードバック信号x2′、
y1′、y2′を、図14に示すステージ制御手段43
内の微動制御手段61に送り、制御偏差|Xref−x
2′|、|Yref−y2′|及び|θref−(y1′−y
2′)/L|を演算し、前記制御偏差が小さくなる方向
にピエゾアクチュエータ18、20、21を駆動し、手
順538Aで制御偏差値と前記規定値1より更に小さな
閾値(規定値2)とを比較する。制御偏差値が規定値2
より小さくなれば、微動制御が終了である。これが手順
539である。
【0033】そして、ウエハ1の位置決めが完了した
後、図5の手順54で、入力コンソール40から与えら
れた露光時間だけシャッタを開き、露光を行う。次に、
手順55に移り、ウエハ1の全ショットの露光が完了し
たか調べる。当然であるが、最初は全ショットの露光が
完了してないので、制御手順は手順53に戻り、次のシ
ョット位置にウエハ1を位置決めする。
【0034】以上説明した手順53乃至55を全ショッ
トが終了するまで行う。そして、全ショットの露光が終
了した後手順56に移り、ウエハ1をウエハアンローダ
等(図示せず)で搬出して、ウエハ1枚の処理を終了す
る。次に、手順57で同一レチクルで露光すべきウエハ
の露光がすべて完了したか調べる。当然であるが、最初
は全ウエハの露光が完了してないので、制御手順は手順
52に戻り、次のウエハを搬入する。
【0035】以上説明した手順52乃至57を全ウエハ
が終了するまで行う。そして、全ウエハの露光が終了し
たなら手順58に移り、レチクル2をレチクルアンロー
ダ等(図示せず)で搬出して、同一レチクルで行うべき
処理を全て終了する。更に、手順59で全てのレチクル
に対しての処理が完了したか調べる。もし、完了してな
ければ、手順51乃至59を全レチクルが終了するまで
行う。そして、全レチクルの処理が完了したなら終わ
る。
【0036】次に、前記した手順50のミラー凹凸測定
について詳しく述べる。便宜上、ステージ5をマイナス
X方向へ移動させつつYミラー7Yの凹凸測定を行う場
合を以下に述べるが、「Y方向ステージ移動、Xミラー
凹凸測定」の場合も同様である。図8はYミラー7Yの
凹凸測定動作におけるステージ制御手段43とミラー凹
凸補正手段44の信号の流れを示す図、図9はYミラー
7Yの凹凸測定動作におけるステージ制御手段43に含
まれる微動制御手段61による微動制御系の構成を示す
図、図10はYミラー7Yの凹凸測定動作におけるYミ
ラー用の第2レーザ干渉計82Yの出力信号y2とY方
向の位置指令値y1refを示す図、図15、図16はY
ミラー7Yの凹凸測定プロセスを示す図である。
【0037】まず、レーザ干渉計81Y、81Xのレー
ザ光がミラーエッジに当たっている図3の状態で各レー
ザ干渉計の出力値を零にする。これが図15の手順13
1である。そして、その状態からX軸方向にステージ5
を移動させた時Xミラー用の第1レーザ干渉計81Xの
出力値x1と第2レーザ干渉計82Xの出力値x2の差
を零にするようステージ5を制御すると共に、ステージ
5をX方向に移動させながらYミラー7Yの凹凸を測定
する。
【0038】この時のX,Yそれぞれの粗動、微動制御
系について図8と図9を用いて説明する。なお、X,Y
各粗動制御系はステージ制御手段43における粗動制御
手段60で構成され、X,Y,Θ各微動制御系は微動制
御手段61で構成される。
【0039】まず、X方向の粗動制御系は統括制御手段
42からの速度指令(Xrefの微動値)と図示しない速
度フィードバック信号等(例えばタコジェネレータ)に
基づいて、ステージ5をx方向にほぼ一定速度で移動さ
せるための指令量をドライバ回路45へ出力する。これ
が図15の手順132、133である。ドライバ回路4
5のモータ11に対する指示は、速度指令値とフィード
バック信号値が等しくなるような方向の駆動である。こ
れが、手順134である。なお、ステージ制御手段43
に入力されているXミラー用の第2レーザ干渉計82X
の出力値x2は、X方向の移動距離を測定し、Yミラー
用の第2レーザ干渉計82Yのレーザビームが右側のY
ミラーエッジに到達(手順134Aで判定)したなら
ば、X方向の移動を停止させるために用いる。X方向の
移動停止は図15の手順135によるモータ11の粗動
停止である。この時、Y方向のブレは小さいのでY方向
の制御偏差は微動制御系で補正することにし、粗動制御
系は構成しない。すなわち、ドライバ回路45への出力
はゼロとする(手順135A)。
【0040】微動制御系は、ピエゾアクチュエータのド
ライバ回路46及びピエゾアクチュエータ18、20、
21から成る。統括制御手段42からのΘ方向の指令値
Θref、ミラー凹凸補正手段44からのY方向の位置指
令値y1ref、Xミラー用のレーザ干渉計81X、82
Xの出力値x1,x2、Yミラー用の第1レーザ干渉計
81Yの出力値y1を図8、9に示す微動制御手段61
に入力する。このプロセスは、図15に手順136、1
37、138として示されている。ここに、y1refは
82Xの出力値x2に対応した位置で計測された82Y
の出力値y2である。これを、82Xの出力値で前記x
2プラスLとなった位置に対応した81Yの出力指示値
として与えるのである。
【0041】まず、Y方向の指令値y1refとレーザ干
渉計81Yの出力値y1との差を減算器62で演算し、
その出力値δyをPID回路63に入力する。PID回
路63は、比例回路64で出力値δyにある比例ゲイン
を掛けた値と、積分回路65で出力値δyにある積分ゲ
インを掛けた値と、微分回路66で出力値δyにある微
分ゲインを掛けた値を加算器67で加算し、出力する。
そして、その出力値を減算器68と加算器69に入力す
る。
【0042】Θ方向に関しては、次のようになる。レー
ザ出力値x1とx2の差を減算器70で演算し、除算器
71でその出力値をレーザ干渉計81X,82Xのビー
ム間距離Lで除算することによって、Xミラー7Xの傾
斜、すなわちステージ5の傾斜量θを得る。Θ方向の指
令値Θref(通常は零)から傾斜量θを減算器72で差
し引き、その出力値δθをPID回路73に入力する。
なお、PID回路73はPID回路63と同様の構成と
なっている。そして、PID回路73の出力値を減算器
68と加算器69に入力する。減算器68と加算器69
の出力はドライバ回路46に入力され、それぞれ増幅器
74、75により電圧増幅されてY軸ピエゾアクチュエ
ータ20、21へ出力される。各ピエゾアクチュエータ
20、21はこれら偏差δy、δθを小さくする方向へ
駆動される。これが図15の手順139である。そし
て、前記したような、粗動Xが停止(手順139A)す
れば、微動Y、θも停止する。
【0043】なお、ピエゾアクチュエータは一般的に単
一電源(たとえば0から100V)で駆動されるので、
ドライバ回路46では、減算器68と加算器69の出力
値に一定のオフセット電圧を加算した後、電圧増幅して
いる。したがって、ドライバ回路46への入力値が零の
場合、ピエゾアクチュエータ18、20、21にはピエ
ゾアクチュエータの変位が全ストローク範囲の中間に位
置する一定のオフセット電圧が印加される。
【0044】そして、ステージ5のX方向は一定速度で
移動させるので、X微動制御系は構成せず、X軸ピエゾ
アクチュエータ18には一定のオフセット電圧が印加さ
れている。
【0045】以上説明したように微動の制御系を構成す
ることにより、Y軸ピエゾアクチュエータ20、21に
よって、Y方向の制御偏差δyとΘ方向の制御偏差δθ
を常に零又は零に近くすることが出来る。すなわち、ス
テージ5はY方向の指令値y1refに応じた位置を保ち
つつ、かつ一定の姿勢を保った状態でX方向に一定速度
で移動する。この結果、Yミラー7Yの凹凸形状が高い
精度で連続的に計測できる。
【0046】次に、ミラー凹凸補正手段44の動作につ
いて説明しておく。このプロセスを示したのが図16で
ある。Yミラー7Yの凹凸測定におけるミラー凹凸補正
手段44はレーザ干渉計81X、82X、81Y、82
Yの出力値x1、x2、y1、y2を取り込んで、Yミ
ラー7Yの凹凸値の測定と記憶を行うと共に、ステージ
制御手段43へY方向の位置指令値y1refとレーザ出
力値x1、x2、y1を出力する。
【0047】即ち、先ず手順140Aで粗動X(テーブ
ル5のX方向への移動)が停止しているか否かを判断
し、停止していなければ、図16の手順140で82X
の出力値x2を取り込む。そして、手順140Bで前回
のデータ記憶、読み出し位置からX方向に一定距離進ん
だかどうかx2の値を監視する。x2により一定距離進
んだことがわかったならば、手順141で82Xの出力
値x2と82Yの出力値x2と82Yの出力値y2を取
り込む。手順142は、ステージ5の位置記憶である。
x2に対応させてy2を記憶手段78で座標として記憶
する。ここに、Δy=y2|x2の意味である。以上の手
順は、具体的には以下のようにして行う。
【0048】ステージ5のX方向移動に連動して変化す
るXミラー用の第2レーザ干渉計82Xの出力値x2を
データ取り込みタイミング発生手段76で分周し、ある
一定の距離間隔(例えば、数十μm〜1mm)でミラー
凹凸測定手段77にトリガ信号を出力する。ミラー凹凸
測定手段77では、そのトリガ信号が入力された時のレ
ーザ出力値x2とy2を取り込み、そのレーザ出力値を
データ記憶手段78に出力する。データ記憶手段78で
は、その受け取ったレーザ出力値y2をx2のに対応し
て、記憶する。従って、ステージ5のX方向の移動が完
了した状態においては、データ記憶手段78には、
【数1】 (x20,Δy0)、(x21,Δy1)、(x22,Δy2)、……、(x2n,Δyn) =(x20,y20)、(x21,y21)、(x22,y22)、……、(x2n,y2n) のデータ群(1)が記憶される。但し、(x20,Δy0)はx2
0に対応した値y2値を示す。
【0049】また、ミラー凹凸測定手段77では、前述
の記憶処理と共に、82Yの出力値y2を、ステージ5
がx2+Lの位置に移動した時の81Yの出力すべき値
Δyとしてトリガ信号入力時のレーザ出力値x2の検索
によりデータ記憶手段78から読み出し、Y方向の位置
指令値y1refとしてステージ制御手段43へ出力する
機能を果たす。これが図16の手順143である。この
操作は、X方向のステージ移動が停止する迄、連続的に
続けられる。
【0050】以上述べたYミラー7Yの凹凸形状測定、
記憶、検索処理を図10に示した具体例を用いて、説明
する。図10はYミラー7Yの凹凸測定動作におけるY
ミラー用の第2レーザ干渉計82Yの出力信号y2とY
方向の位置指令値y1refを示したものである。なお、
実際はレーザ干渉計81Y、82Yが停止していて、Y
ミラー7Yが図中を左右に移動するのであるが、説明を
判り易くするため、レーザ干渉計81Y、82Yが図中
右に移動するものとして説明する。また、Yミラー7Y
のA−B間は幾何学的にほぼ平坦とする。
【0051】図中のy2とy1refはレーザ干渉計8
1YがミラーエッジのAからBまで移動したときの値で
ある。ただし、距離Lに対応するAからBまではy1re
fに対応するy2の値が記憶されていないので、y1ref
は零としてミラー凹凸測定手段77から微動制御手段6
1へ出力される。図中のy2とy1refはレーザ干渉
計81YがAからCまで移動したときの値である。図か
らわかるように、B点におけるレーザ干渉計82Yのy
2値がB点のy1refに、C点におけるy2値がC点の
y1refにそれぞれ置き換えられている。そして、図中
のy2とy1refはレーザ干渉計81YがAからEま
で、Yミラー7Yの測定すべき範囲を全て測定したとき
の値である。この結果、図10のy2値がYミラー7
Yの凹凸値となる。
【0052】このようにY方向の測定を行うことによ
り、Yミラー7Y、すなわちテーブル5がY方向に動く
こと無く、Yミラー7Yの凹凸を測定することが出来る
ので、ミラーの凹凸量を高精度で測定できる。
【0053】以下に、図3及び図11乃至図12を用い
てXミラー7Xの凹凸測定について述べるが、前記した
ように基本的にはYミラー測定と同じである。図11は
Xミラー7Xの凹凸測定動作におけるステージ制御手段
43とミラー凹凸補正手段44の信号の流れを示す図、
図12はXミラー7Xの凹凸測定動作におけるステージ
制御手段43に含まれる微動制御手段61による微動制
御系の構成を示す図である。
【0054】まず、Yミラー7Yの凹凸測定動作の場合
と同様に、レーザ干渉計のレーザ光がミラーエッジに当
たっている図3の状態で各レーザ干渉計の出力値を零に
する。そして、その状態からYミラー用の第1レーザ干
渉計81Yの出力値y1と第2レーザ干渉計82Yの出
力値y2の差を零にするようステージ5を制御すると共
に、ステージ5をY方向に移動させながらXミラー7X
の凹凸を測定する。
【0055】この時のX,Yそれぞれの粗動、微動制御
系について説明する。まず、X方向の粗動制御系は統括
制御手段42からの速度指令(Yrefの微分値)と図示
しない速度フィードバック信号等(例えばタコジェネレ
ータ)に基づいて、ステージ5をほぼ一定速度で移動さ
せるための指令量をドライバ回路45へ出力する。そし
て、X方向のブレは小さいのでX方向の制御偏差は微動
制御系で補正することにし、粗動制御系は構成しない。
すなわち、ドライバ回路45への出力は零とする。
【0056】微動制御手段61は、統括制御手段42か
らのΘ方向の指令値Θref、ミラー凹凸補正手段44か
らのX方向の位置指令値x1ref、Yミラー用のレーザ
干渉計81Y、82Yの出力値y1,y2、Xミラー用
の第1レーザ干渉計81Xの出力値x1に基づき、図1
2に示すX方向の微動制御系とΘ方向の制御系を構成す
る。
【0057】まず、X方向の指令値x1refとレーザ出
力値x1の差を減算器80で演算し、その出力値δxを
PID回路83に入力する。なお、PID回路83は、
PID回路63と同様の構成となっている。そして、P
ID回路83の出力はドライバ回路46に入力され、増
幅器84により電圧増幅されてX軸ピエゾアクチュエー
タ18へ出力している。
【0058】Θ方向に関しては、次のようになる。レー
ザ出力値y1とy2の差を減算器85で演算し、除算器
86でその出力値をレーザ干渉計81Y,82Yのビー
ム間距離Lで除算することによって、Yミラー7Yの傾
斜、すなわちテーブル5の傾斜量θを得る。Θ方向の指
令値Θrefから傾斜量θを減算器87で差し引き、その
出力値δθをPID回路88に入力する。そして、PI
D回路88の出力のうち、一方は直接ドライバ回路46
へ入力され、他方は反転器89を介してドライバ回路4
6に入力される。そして、それぞれ増幅器74、75に
より電圧増幅されてY軸ピエゾアクチュエータ20、2
1へ出力している。
【0059】以上説明したように微動の制御系を構成す
ることにより、X軸ピエゾアクチュエータ18、Y軸ピ
エゾアクチュエータ20、21によって、X方向の制御
偏差δxとΘ方向の制御偏差δθを常に零又は零に近く
することが出来る。すなわち、ステージ5はX方向の指
令値x1refに応じた位置を保ちつつ、かつ一定の姿勢
を保った状態でY方向に一定速度で移動する。この結
果、Xミラー7Xの凹凸形状も高い精度で連続的に測定
できる。
【0060】Xミラー7Xの凹凸測定におけるミラー凹
凸補正手段44はレーザ干渉計81X、82X、81
Y、82Yの出力値x1、x2、y1、y2を用いて、
Xミラー7Xの凹凸値の測定と記憶を行うと共に、ステ
ージ制御手段43へX方向の位置指令値x1refとレー
ザ出力値y1、y2、x1を出力する。
【0061】ステージ5のY方向移動に連動して変化す
るXミラー用の第2レーザ干渉計82Xの出力値x2を
データ取り込みタイミング発生手段76で分周し、ある
一定の距離間隔(例えば、数十μm〜1mm)でミラー
凹凸測定手段77にトリガ信号を出力する。ミラー凹凸
測定手段77では、そのトリガ信号が入力された時のレ
ーザ値y2とx2を取り込み、そのレーザ値をデータ記
憶手段78に出力する。データ記憶手段78では、その
受け取ったレーザ値x2をy2の関数として、記憶す
る。従って、ステージ5のY方向の移動が完了した状態
においては、データ記憶手段78には、
【数2】 (y20,Δx0)、(y21,Δx1)、(y22,Δx2)、……、(y2n,Δxn) =(y20,x20)、(y21,x21)、(y22,x22)、……、(y2n,x2n) のデータ群(2)が記憶される。分周時間を更に短縮す
れば、事実上連続的に凹凸形状の測定記憶ができる。
【0062】また、ミラー凹凸測定手段77は、前述の
記憶処理と共に、82の出力値x2を、ステージ5がy
2+Lの位置に移動した時の81Xの出力すべき値Δx
として、データ記憶手段78から読み出し、X方向の位
置指令値x1refとしてステージ制御手段43へ出力す
る機能を果たす。
【0063】以上述べたXミラー7XとYミラー7Yの
凹凸測定動作を行うことにより、データ記憶手段78に
は(数1)、(数2)で表されたデータ群(1)とデー
タ群(2)が記憶される。
【0064】今度は、手順53で行うミラー凹凸補正に
ついて図13と図14を用いて説明する。図13はミラ
ー補正動作におけるステージ制御手段43とミラー凹凸
補正手段44の信号の流れを示す図、図14はミラー凹
凸補正動作におけるステージ制御手段43に含まれる微
動制御手段61による微動制御系の構成を示す図であ
る。なお、指令値Θrefは前段で露光されたLSIのパター
ンに今回露光するLSIパターンを重ね合わすためにステ
ージを回転させるためのものである。
【0065】まず、X、Yそれぞれの粗動制御系につい
て説明する。X、Y方向の粗動制御系は統括制御手段4
2からの位置指令値xrefとレーザ干渉計82Xの出力
値x2の差が、また位置指令値yrefとレーザ干渉計8
2Yの出力値y2の差が、すなわち制御偏差が小さくな
る方向の指令量をドライバ回路45へ出力する。そし
て、その制御偏差がある一定値以下になったなら、ドラ
イバ回路45への指令量を零にすると共に、微動制御手
段61によって図14の微動制御系を構成し、ピエゾア
クチュエータ18、20、21により、粗動制御系で追
い込めなかった制御偏差を補正する。
【0066】なお、図14で用いているフィードバック
信号値x2’、y1’、y2’は、データ補正手段90
にてレーザ干渉計82X、81Y、82Yの出力値x
2、y1、y2に対してミラーの凹凸補正を行ったもの
である。
【0067】すなわち、フィードバック信号値x2’
は、データ記憶手段78に記憶されたデータ群(2)の
中からレーザ干渉計82Yの出力値y2に対応したXミ
ラー7Xの凹凸補正値Δxを選択し、その補正値Δxを
レーザ干渉計82Xの出力値x2に加えた値である。ま
た、フィードバック信号値y1’は、データ記憶手段7
8に記憶されたデータ群(1)の中からレーザ干渉計8
2Xの出力値x2から距離L離れた位置に対応したYミ
ラー7Yの凹凸補正値Δyを選択し、その補正値Δyを
レーザ干渉計81Yの出力値y1に加えた値である。さ
らに、フィードバック信号値y2’は、データ記憶手段
78に記憶されたデータ群(1)の中からレーザ干渉計
82Xの出力値x2に対応したYミラー7Yの凹凸補正
値Δyを選択し、その補正値Δyをレーザ干渉計82Y
の出力値y2に加えた値である。これら、粗動制御系、
微動制御系の駆動プロセスは、既に図6の手順534〜
538として説明した通りである。
【0068】尚、図17、図18にはXミラー凹凸測定
の処理手順を示している。この図17、図18はYミラ
ーの凹凸測定での図15、図16に対応しており、特に
説明は必要ないであろう。
【0069】なお、フィードバック信号値x2’は、デ
ータ記憶手段78に記憶されたデータ群(2)の中から
レーザ干渉計82Yの出力値y2に対応したXミラー7
Xの凹凸補正値Δxを選択して補正すると述べたが、デ
ータ群(2)に対応した出力値y2が記憶されていない
場合は、記憶されているy2から補間して凹凸補正値Δ
xを求める。
【0070】また、図13と図14では、レーザ干渉計
82X、82Yを用いてステージ5の位置検出を行う例
を示したが、レーザ干渉計81X、81Yを用いてステ
ージ5の位置検出を行ってもよい。
【0071】さらに、本発明の実施例の説明において
は、ステージ5をほぼ一定の速度で移動させながら、ミ
ラーの凹凸量を測定すると述べたが、ステージ移動→停
止→凹凸量測定→移動→停止→凹凸量測定→……と停止
しながらミラーの凹凸量を測定してもよい。
【0072】なお、ミラー凹凸補正手段44の動作につ
いてはブロック図で説明したが、ハードウエア回路又は
マイクロコンピュータ等によるソフトウエアで構成して
もよい。
【0073】また、レーザ干渉計81Y、82Yの計測
値によってステージ5の回転を検出する例を示したが、
レーザ干渉計81X、82Xの計測値によってステージ
5の回転検出を行ってもよい。
【0074】さらに、図5の例では手順50のミラー凹
凸測定が入っているが、ミラー凹凸測定は、ステージの
組立て調整後や分解調整後に1回行い、その時のミラー
凹凸量を記憶しておき、手順53のウエハの位置決め時
にその記憶値を用いても良い。
【0075】なお、以上の説明では、レーザ干渉計のレ
ーザがミラーエッジに当たっている図3の状態からミラ
ーの凹凸測定を開始したが、レーザがミラーの中間に当
たっている状態から、ステージを往復動させてミラーの
凹凸測定を行ってもよい。
【0076】また、実施例の説明においては、粗動駆動
装置と微動駆動装置の2段から成るステージに本発明を
適用した例について述べたが、X、Y方向の1段の駆動
装置とステージのΘ駆動装置から成るステージに本発明
を適用しても本発明の主旨から外れるものではない。
【0077】ミラーの凹凸は2次元的な分布を有するの
で、Z軸方向にステージをシフトした場合には、その都
度前記ミラーの凹凸形状測定記憶を行うことが望まし
い。
【0078】さらに、本発明の実施例の説明において
は、投影露光装置用のステージに本発明を適用した例を
示したが、本発明の位置測定方法及び位置決め方法はミ
ラーと非接触変位計によってステージの位置測定を行
う、例えば電子描画装置や座標測定装置用のステージ
等、全てのステージに適用できることは言うまでもな
い。
【0079】尚、本発明の非接触変位計に関して前記実
施例では、レーザ干渉計、例えばHe−Neガスレーザ
を用いた干渉計を用いる場合について述べた。しかし、
本発明の主旨によれば、必ずしもコヒーレント光を用い
た干渉計を利用しなくてもよい。例えば、集束超音波ビ
ームを用いた変位計を利用したり、オートコリメータに
よって平行化した光束をミラー反射面に照射する方式を
採用しても目的が達せられる。
【0080】
【発明の効果】以上実施例を用いて説明したように、本
発明によれば、X及びYミラー用非接触変位計の1台で
計測記憶された距離値がそのままX及びYミラー反射面
の凹凸形状に対応するので、簡便にして高精度の2次元
座標測定及び位置決めができ、有効である。又、積分方
式をとらないので、累積誤差の問題も解決され、事実上
ほぼ連続的に位置誤差補正ができるため、投影露光装置
等の高精細化に資することができると考えられる。更
に、ミラーを十分大きな力でステージに固設することも
可能となり、ステージをより大きな加速度で移動させう
るため、露光作業等の効率向上に資することができると
考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置測定方法及び位置決め方法を説明
するための投影露光装置の一実施例の全体構成図であ
る。
【図2】図1のII−II’矢視図である。
【図3】図1に示すステージ装置の平面図である。
【図4】図1に示すステージ装置の微動枠を拡大して示
す正面図である。
【図5】本発明の投影露光装置の概略的な動作の全体的
なフローチャートである。
【図6】ウエハの位置決めに関する工程のフローチャー
トである。
【図7】ミラーの凹凸補正を行う工程のフローチャート
である。
【図8】Yミラー7Yの凹凸測定動作におけるステージ
制御手段43とミラー凹凸補正手段44の信号のながれ
を示す図である。
【図9】Yミラー7Yの凹凸測定動作におけるステージ
制御手段43に含まれる微動制御手段61による微動制
御系の構成を示す図である。
【図10】Yミラー7Yの凹凸形状測定動作におけるY
ミラー用の第2レーザ干渉計82Yの出力信号y2とY
方向の位置指令値y1refを示す図である。
【図11】Xミラー7Xの凹凸形状測定動作におけるス
テージ制御手段43とミラー凹凸補正手段44の信号の
ながれを示す図である。
【図12】Xミラー7Xの凹凸形状測定動作におけるス
テージ制御手段43に含まれる微動制御手段61による
微動制御系の構成を示す図である。
【図13】ミラー補正動作におけるステージ制御手段4
3とミラー凹凸形状補正手段44の信号のながれを示す
図である。
【図14】ミラー補正動作におけるステージ制御手段4
3に含まれる微動制御手段61による微動制御系の構成
を示す図である。
【図15】ステージの移動プロセスを示す図である。
【図16】レーザ干渉計による計測プロセスを示す図で
ある。
【図17】ステージの移動プロセスを示す図である。
【図18】レーザ干渉計による計測プロセスを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ウエハ 4 投影レンズ、 5 ステージ 7X Xミラー 7Y Yミラー 10 X軸駆動装置 14 Y軸駆動装置 18 X軸ピエゾアクチュエータ 19 微動枠 20、21 Y軸ピエゾアクチュエータ 42 統括制御手段 43 ステージ制御手段 44 ミラー凹凸(形状)補正手段 60 粗動制御手段 61 微動制御手段 77 ミラー凹凸(形状)測定手段 78 データ記憶手段 81X Xミラー用の第1レーザ干渉計 81Y Yミラー用の第1レーザ干渉計 82X Xミラー用の第2レーザ干渉計 82Y Yミラー用の第2レーザ干渉計 90 データ補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01B 11/00 A H01L 21/68 K 7352−4M H01L 21/30 520 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ直交するX,Y方向に平行移動する
    ステージの縁端部にX及びY方向に沿って、各々の方向
    に長軸を有する平面鏡が1枚ずつ固設され、該平面鏡の
    各々の反射面と垂直方向の距離変化を非接触変位計で計
    測することによって、前記ステージのX,Y方向の座標
    位置を測定する方法において、 まずX(又はY)方向に沿って前記ステージを移動させ
    て、該X(又はY)方向に平行に計測ビームが放射され
    る二台の前記非接触変位計各々の測定値が絶えず等しく
    なるように前記ステージをX−Y面に垂直なZ軸の周り
    に回転させると共に、前記Y(又はX)方向に平行に計
    測ビームが放射される前記二台の非接触変位計のうち、
    いずれか一台を用いて前記X(又はY)方向に長軸を有
    する前記平面鏡の反射面の凹凸形状を該長軸方向に測定
    記憶する第1のステップと、 前記と全く同様にして前記Y(又はX)方向に長軸を有
    する前記平面鏡の反射面の凹凸形状を該長軸方向に測定
    記憶する第2のステップと、 任意位置における前記ステージの座標位置を、前記二枚
    の平面鏡の基準位置からの移動座標(x、y)に前記第
    1及び第2のステップで得られた該位置(x、y)にお
    ける凹凸形状座標位置を加算した座標値(x′、y′)
    に補正して表す第3のステップとから成る移動ステージ
    の位置測定方法。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のステップにおいて、
    前記X(又はY)方向に長軸を有する前記平面鏡であ
    る、Y(又はX)ミラーの反射面の凹凸形状を測定記憶
    する場合、先ず前記Y軸(又はX軸)方向に平行に計測
    ビームを放射する二台の前記非接触変位計、即ち二台の
    Y(又はX)ミラー用非接触変位計のうち、前記ステー
    ジの移動方向の前方に位置する第1の非接触変位計が前
    記Y(又はX)ミラーのミラーエッジを占めるようにし
    て、更に前記ステージの移動方向と平行に計測ビームを
    放射する二台のX(又はY)ミラー用非接触変位計のう
    ち前記Y(又はX)ミラー用非接触変位計からより離れ
    た位置にある非接触変位計が前記X(又はY)ミラーの
    ミラーエッジを占めるようにして前記ステージを位置決
    めし、該位置をX、Y座標の基準位置とし、次に前記ス
    テージの移動方向の後方に位置するY(又はX)ミラー
    用の第2の非接触変位計を用いて前記Y(又はX)ミラ
    ーの反射面との距離Δy(又はΔx)を前記ステージの
    移動方向に前記第2の非接触変位計がY(又はX)ミラ
    ーの反射側ミラーエッジに達する迄連続的に測定して、
    前記X(又はY)ミラーのミラーエッジを占める非接触
    変位計の前記X(又はY)ミラーの反射面との測定距離
    x(又はy)の関数として座標点(x、Δy){又は
    (y、Δx)}で凹凸形状を記憶する請求項1記載の移
    動ステージの位置測定方法。
  3. 【請求項3】 前記ステージをX−Y面に垂直なZ軸の
    周りに回転させる角度θが、前記ステージの移動方向に
    平行に計測ビームを放射する二台の前記非接触変位計の
    各々の測定値x1、x2(又はy1、y2)の偏差|x
    1−x2|(又は|y1−y2|)と前記二台の非接触
    変位計平行ビーム間距離Lとを用いて θ=|x1−x2|/L(又は|y1−y2|/L) と計算される請求項1又は2記載の移動ステージの位置
    測定方法。
  4. 【請求項4】 ほぼ直交するX、Y方向に平行移動する
    ステージの縁端部に、前記X、Yのいずれかの方向に長
    軸を有する二枚の平面鏡が各々X方向、Y方向に一枚ず
    つ固設されてXミラー、Yミラーを構成し、該平面鏡の
    各々の反射面と垂直な方向の距離を測定するための二台
    の非接触変位計がX方向、Y方向の各々に設置され、前
    記ステージの任意の所定位置への位置決めを、X軸(又
    はY軸)に平行に距離Lをおいて計測ビームが放射され
    る前記二台の非接触変位計の測定値が絶えず等しくなる
    ように前記ステージをX−Y面に垂直なZ軸の周りに微
    回転させながら一端のミラーエッジから他端のミラーエ
    ッジまでX軸(又はY軸)方向に移動させ、前記X(又
    はY)座標の基準位置から測定した座標x2(又はy
    2)においてY軸(又はX軸)に平行に距離Lをおいて
    計測ビームが放射される前記二台の非接触変位計のうち
    前記ステージの移動方向後方にある第2の非接触変位計
    でΔy(又はΔx)を計測して座標値(x、Δy){又
    は(y、Δx)}として前記Y(又はX)ミラーの長軸
    方向の凹凸形状を記憶し、次に全く同様にして前記ステ
    ージをY軸(又はX軸)方向に移動させつつ前記Xミラ
    ー(又はYミラー)反射面の長軸方向全てに亘る凹凸形
    状を記憶する予備段階と、 所定の指示座標値(Xref、Yref)と前記Xミラー用及
    びYミラー用の第2の非接触変位計での前記X、Y座標
    の基準位置からの計測値(x2、y2)との偏差|Xre
    f−x2|、|Yref−y2|が一定の閾値より小さな値
    になるように前記ステージの駆動装置を作動させる粗動
    制御段階と、 前記予備段階で求めた各ミラーの凹凸形状Δx、Δyを
    加えて前記第2の非接触変位計での計測値(x2、y
    2)を補正した座標値(x2′、y2′)と前記所定の
    指示座標値(Xref、Yref)との偏差|Xref−x2′
    |、|Yref−y2′|が前記閾値より小さな一定の閾
    値に収れんするように前記ステージの駆動装置を作動さ
    せ、更に必要がある場合には前記第1の非接触変位計で
    のY方向計測値y1を座標x2におけるy2で補正した
    値y1′を用いてZ軸の周りの指示回転値θrefとの角
    度偏差|θref−(y1′−y2′)/L|がゼロに収
    れんするように前記ステージの駆動装置を作動させる微
    動制御段階と、 から成る移動ステージの位置決め方法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ステージをX−Y平面にほ
    ぼ垂直なZ軸方向に移動させた場合には、再び前記予備
    段階と位置決め段階を繰り返す請求項4記載の移動ステ
    ージの位置決め方法。
  6. 【請求項6】 ほぼ直交するX,Y方向に平行移動でき
    るステージと、該ステージの縁端部に前記X,Yのいず
    れかの方向に長軸を有しかつ該長軸方向に固設された平
    面鏡から成る1枚のXミラー及び1枚のYミラーと、該
    Xミラー及びYミラーの反射面に垂直に互いにLの間隔
    をおいて平行に計測ビームを照射できるXミラー用の二
    台の非接触変位計及びYミラー用の二台の非接触変位計
    と、前記ステージのX軸方向及びY軸方向の駆動装置
    と、該駆動装置及び前記各非接触変位計に電気接続され
    た制御装置とを含む移動ステージの位置決め装置。
  7. 【請求項7】 さらに前記X,Y方向のなすX−Y平面
    にほぼ垂直なZ軸方向に前記ステージを変位させうる駆
    動装置とこれに電気接続された制御系を含む請求項6記
    載の移動ステージの位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記X軸方向及びY軸方向の駆動装置が
    粗位置決め機構と微位置決め機構の2段で構成されてい
    る請求項6又は7記載の移動ステージの位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記X軸方向及び/又はY軸方向の駆動
    装置が1段の位置決め機構で構成されている請求項6又
    は7記載の移動ステージの位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記非接触変位計がレーザ干渉計であ
    る請求項6乃至9のいずれかに記載の移動ステージの位
    置決め装置。
  11. 【請求項11】 前記平面鏡の凹凸形状の計測記憶が、
    分周回路を用いて任意の一定時間毎にタイミングをとっ
    て行われ、前記第3のステップにおける座標値補正時に
    加算される前記凹凸形状座標値が、直近位置における二
    つの前記計測記憶値から補間して求められることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の移動ステージ
    の位置測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101133929B1 (ko) * 2008-11-07 2012-04-24 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 스테이지장치 및 프로버장치
JP2020126941A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 株式会社ニューフレアテクノロジー ステージ装置及び荷電粒子ビーム処理装置
KR20230045170A (ko) * 2021-09-28 2023-04-04 주토스주식회사 Z축 경사이동식 경도 측정기

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