JPH07122211A - 回転対陰極型x線発生装置 - Google Patents
回転対陰極型x線発生装置Info
- Publication number
- JPH07122211A JPH07122211A JP6026377A JP2637794A JPH07122211A JP H07122211 A JPH07122211 A JP H07122211A JP 6026377 A JP6026377 A JP 6026377A JP 2637794 A JP2637794 A JP 2637794A JP H07122211 A JPH07122211 A JP H07122211A
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- JP
- Japan
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- casing
- ray generator
- target
- ray
- filament
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テーブル上で自由に持ち運びができ、しかも
テーブル上の任意の位置に設置できる回転対陰極型X線
発生装置を提供する。 【構成】 互いに対向する電子銃2及びターゲット3を
気密に格納するケーシング1と、ターゲット3を回転駆
動するモータを格納したターゲット本体部7と、電子銃
2及びターゲット3に電力を供給する電力導入端子4
と、ケーシング1の内部を減圧する排気用ポンプ18と
を有するX線発生装置12である。ターゲット本体部
7、電力導入端子4及び排気用ポンプ18はテーブル6
の上方位置においてケーシング1に固定される。テーブ
ル6に、電力導入端子4等のようなケーシング1から突
出する部分を逃げるための穴を設ける必要がないので、
X線発生装置12をテーブル6の上で簡単に持ち運びで
き、しかも任意の位置に固定設置できる。
テーブル上の任意の位置に設置できる回転対陰極型X線
発生装置を提供する。 【構成】 互いに対向する電子銃2及びターゲット3を
気密に格納するケーシング1と、ターゲット3を回転駆
動するモータを格納したターゲット本体部7と、電子銃
2及びターゲット3に電力を供給する電力導入端子4
と、ケーシング1の内部を減圧する排気用ポンプ18と
を有するX線発生装置12である。ターゲット本体部
7、電力導入端子4及び排気用ポンプ18はテーブル6
の上方位置においてケーシング1に固定される。テーブ
ル6に、電力導入端子4等のようなケーシング1から突
出する部分を逃げるための穴を設ける必要がないので、
X線発生装置12をテーブル6の上で簡単に持ち運びで
き、しかも任意の位置に固定設置できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィラメントから放出
された電子をターゲットに衝突させてそこからX線を発
生するX線発生装置、特にターゲットを回転する形式の
回転対陰極型X線発生装置に関する。
された電子をターゲットに衝突させてそこからX線を発
生するX線発生装置、特にターゲットを回転する形式の
回転対陰極型X線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなX線発生装置は、X線回折
装置その他のX線利用機器のためのX線源として用いら
れるものであり、一般的には、密封型と開放型の2種類
がある。密封型というのは、フィラメント及びターゲッ
トのまわりが開放不能に真空状態に密封された形式のX
線発生装置である。一方、開放型というのは、真空ポン
プ等の排気手段によってフィラメント及びターゲットの
まわりを真空排気したり、あるいは大気圧へと開放でき
る形式のX線発生装置である。密封型X線発生装置は比
較的低出力、すなわち強度の低いX線を出力し、一方、
開放型X線発生装置は高出力、すなわち強度の高いX線
を出力しようとする場合に用いられる。
装置その他のX線利用機器のためのX線源として用いら
れるものであり、一般的には、密封型と開放型の2種類
がある。密封型というのは、フィラメント及びターゲッ
トのまわりが開放不能に真空状態に密封された形式のX
線発生装置である。一方、開放型というのは、真空ポン
プ等の排気手段によってフィラメント及びターゲットの
まわりを真空排気したり、あるいは大気圧へと開放でき
る形式のX線発生装置である。密封型X線発生装置は比
較的低出力、すなわち強度の低いX線を出力し、一方、
開放型X線発生装置は高出力、すなわち強度の高いX線
を出力しようとする場合に用いられる。
【0003】上記のような開放型X線発生装置として、
従来、例えば図7に示すような構造を有する横型配置の
X線発生装置が知られている。このX線発生装置は、直
方体形状のブロック51a及びその底面に固着された円
筒形状のブロック51bによって構成されたケーシング
51と、直方体ブロック51aの内部に配置された電子
銃52と、同じくブロック51aの内部に配置された円
筒形状のターゲット53と、円筒状ブロック51bの背
面に固定された電力導入端子54と、そして円筒状ブロ
ック51bの底面に連結された排気手段としてのターボ
分子ポンプ55とを有している。
従来、例えば図7に示すような構造を有する横型配置の
X線発生装置が知られている。このX線発生装置は、直
方体形状のブロック51a及びその底面に固着された円
筒形状のブロック51bによって構成されたケーシング
51と、直方体ブロック51aの内部に配置された電子
銃52と、同じくブロック51aの内部に配置された円
筒形状のターゲット53と、円筒状ブロック51bの背
面に固定された電力導入端子54と、そして円筒状ブロ
ック51bの底面に連結された排気手段としてのターボ
分子ポンプ55とを有している。
【0004】電子銃52の内部にはフィラメントが格納
されており、そのフィラメントとターゲット53とは水
平面内で互いに対向している。このような水平面内で対
向する形式のX線発生装置は、これをX線回折装置のX
線源として用いた場合にX線回折装置のX線回折面が水
平に設定されるので、通常、横型配置のX線発生装置と
呼ばれている。このX線発生装置は、X線回折装置等の
X線利用機器が載せられるテーブル56を上下に貫通し
て設置される。
されており、そのフィラメントとターゲット53とは水
平面内で互いに対向している。このような水平面内で対
向する形式のX線発生装置は、これをX線回折装置のX
線源として用いた場合にX線回折装置のX線回折面が水
平に設定されるので、通常、横型配置のX線発生装置と
呼ばれている。このX線発生装置は、X線回折装置等の
X線利用機器が載せられるテーブル56を上下に貫通し
て設置される。
【0005】また、従来の開放型X線発生装置として、
図8に示すような構造を有する縦型X線発生装置も知ら
れている。このX線発生装置が、ケーシング51、電子
銃52、ターゲット53、電力導入端子54、そしてタ
ーボ分子ポンプ55を有することは、図7に示した横型
X線発生装置と同じである。異なる点は、電子銃52内
のフィラメントとターゲット53とが垂直面内で互いに
対向していることである。このような垂直の対向形式の
X線発生装置は、これをX線回折装置等のX線源として
用いた場合にX線回折面が垂直に設定されるので、通
常、縦型配置のX線発生装置と呼ばれている。
図8に示すような構造を有する縦型X線発生装置も知ら
れている。このX線発生装置が、ケーシング51、電子
銃52、ターゲット53、電力導入端子54、そしてタ
ーボ分子ポンプ55を有することは、図7に示した横型
X線発生装置と同じである。異なる点は、電子銃52内
のフィラメントとターゲット53とが垂直面内で互いに
対向していることである。このような垂直の対向形式の
X線発生装置は、これをX線回折装置等のX線源として
用いた場合にX線回折面が垂直に設定されるので、通
常、縦型配置のX線発生装置と呼ばれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のX線発生装置に関しては、X線発生装置の一部、例え
ばターボ分子ポンプ55がテーブル56に設けた穴を上
下に貫通した状態でそのテーブル56上に固定設置され
るので、X線発生装置の設置位置が、テーブル56にお
いて貫通穴を設けた特定の位置に限定されてしまい、そ
れをテーブル上で自由に持ち運ぶことができず、また、
設置位置を自由に選ぶこともできなかった。
のX線発生装置に関しては、X線発生装置の一部、例え
ばターボ分子ポンプ55がテーブル56に設けた穴を上
下に貫通した状態でそのテーブル56上に固定設置され
るので、X線発生装置の設置位置が、テーブル56にお
いて貫通穴を設けた特定の位置に限定されてしまい、そ
れをテーブル上で自由に持ち運ぶことができず、また、
設置位置を自由に選ぶこともできなかった。
【0007】また、上記従来のX線発生装置では、ケー
シング51から突出する部分、すなわちターゲット本体
部57、電力導入端子54及びターボ分子ポンプ55が
ケーシング51の異なった面から無秩序に突出してい
た。そのため、横型配置のX線発生装置は横型専用とし
て、また、縦型配置のX線発生装置は縦型専用としてし
か用いることができず、両方の配置形態を共用できるX
線発生装置はなかった。また、各突出部分の突出方向が
無秩序であったため、X線発生装置の取り扱いが容易で
なかった。
シング51から突出する部分、すなわちターゲット本体
部57、電力導入端子54及びターボ分子ポンプ55が
ケーシング51の異なった面から無秩序に突出してい
た。そのため、横型配置のX線発生装置は横型専用とし
て、また、縦型配置のX線発生装置は縦型専用としてし
か用いることができず、両方の配置形態を共用できるX
線発生装置はなかった。また、各突出部分の突出方向が
無秩序であったため、X線発生装置の取り扱いが容易で
なかった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであって、テーブル等といった設置面上で
自由に持ち運びができ、しかも設置面上の任意の位置に
設置できる回転対陰極型X線発生装置を提供することを
目的とする。
なされたものであって、テーブル等といった設置面上で
自由に持ち運びができ、しかも設置面上の任意の位置に
設置できる回転対陰極型X線発生装置を提供することを
目的とする。
【0009】また、縦型配置及び横型配置の両方の配置
形態に兼用して使用でき、しかも取り扱いが非常に容易
であるX線発生装置を提供することを目的とする。
形態に兼用して使用でき、しかも取り扱いが非常に容易
であるX線発生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る回転対陰極型X線発生装置は、電子を
放出するフィラメントと、フィラメントに対向して配置
された回転ターゲットと、フィラメント及びターゲット
を気密に格納するケーシングと、回転ターゲットを回転
駆動するための回転駆動手段を格納したターゲット本体
部と、フィラメント及びターゲットに電力を供給するた
めの電力導入端子と、そして、ケーシングの内部を排気
する排気用ポンプとを有する回転対陰極型X線発生装置
において、上記のターゲット本体部、電力導入端子及び
排気用ポンプを設置面の上方位置において上記ケーシン
グに固定したことを特徴としている。
め、本発明に係る回転対陰極型X線発生装置は、電子を
放出するフィラメントと、フィラメントに対向して配置
された回転ターゲットと、フィラメント及びターゲット
を気密に格納するケーシングと、回転ターゲットを回転
駆動するための回転駆動手段を格納したターゲット本体
部と、フィラメント及びターゲットに電力を供給するた
めの電力導入端子と、そして、ケーシングの内部を排気
する排気用ポンプとを有する回転対陰極型X線発生装置
において、上記のターゲット本体部、電力導入端子及び
排気用ポンプを設置面の上方位置において上記ケーシン
グに固定したことを特徴としている。
【0011】設置面としては、通常、X線回折装置等と
いったX線利用機器を設置するためのテーブルが考えら
れるが、それ以外にも、X線利用機器が工場の床面に設
置される場合にはその床面も含むものであり、また、人
間が歩行する地面や、路面等をも含むものである。
いったX線利用機器を設置するためのテーブルが考えら
れるが、それ以外にも、X線利用機器が工場の床面に設
置される場合にはその床面も含むものであり、また、人
間が歩行する地面や、路面等をも含むものである。
【0012】本発明のX線発生装置は、ケーシングを設
置面に締結することによって設置面上に固定されるので
あるが、その固定形態としては、ケーシングを適宜の形
状の支持台を介して設置面上に固定したり、あるいは、
ケーシングを設置面に直接固定したりできる。
置面に締結することによって設置面上に固定されるので
あるが、その固定形態としては、ケーシングを適宜の形
状の支持台を介して設置面上に固定したり、あるいは、
ケーシングを設置面に直接固定したりできる。
【0013】ターゲット本体部、電力導入端子及び排気
用ポンプをケーシングに固定する場合には、それらをケ
ーシングの同一側面に固定することが望ましい。また特
に、ケーシングの直交3方向にそれぞれ1個づつX線取
出し用窓が設けられる形式のX線発生装置に関しては、
ターゲット本体部、電力導入端子及び排気用ポンプをX
線取出し用窓が設けられないケーシングの同一側面に固
定することが望ましい。
用ポンプをケーシングに固定する場合には、それらをケ
ーシングの同一側面に固定することが望ましい。また特
に、ケーシングの直交3方向にそれぞれ1個づつX線取
出し用窓が設けられる形式のX線発生装置に関しては、
ターゲット本体部、電力導入端子及び排気用ポンプをX
線取出し用窓が設けられないケーシングの同一側面に固
定することが望ましい。
【0014】
【作用】ターゲット本体部、電力導入端子及び排気用ポ
ンプの全てを設置面、例えばテーブルの上方位置におい
てケーシングに固定することにより、テーブルにはX線
発生装置の突出部分を逃げるための穴を設ける必要がな
くなる。このため、設置面上におけるX線発生装置の設
置個所に関する自由度が向上する。すなわち、X線発生
装置を設置面上の任意の位置に固定設置できる。
ンプの全てを設置面、例えばテーブルの上方位置におい
てケーシングに固定することにより、テーブルにはX線
発生装置の突出部分を逃げるための穴を設ける必要がな
くなる。このため、設置面上におけるX線発生装置の設
置個所に関する自由度が向上する。すなわち、X線発生
装置を設置面上の任意の位置に固定設置できる。
【0015】また、ターゲット本体部、電力導入端子及
び排気ポンプ等といったケーシングの外部へ突出する部
分をケーシングの同一側面にまとめて固定すれば、X線
発生装置の外観形状が単純化され、よって、ケーシング
をテーブル上に横向きに固定することもでき又は縦向き
に固定することもできる。固定方向をこのように変更す
ることにより、1つのX線発生装置を横型配置及び縦型
配置の両方として自由に使用できる。
び排気ポンプ等といったケーシングの外部へ突出する部
分をケーシングの同一側面にまとめて固定すれば、X線
発生装置の外観形状が単純化され、よって、ケーシング
をテーブル上に横向きに固定することもでき又は縦向き
に固定することもできる。固定方向をこのように変更す
ることにより、1つのX線発生装置を横型配置及び縦型
配置の両方として自由に使用できる。
【0016】
【実施例】(縦型配置) 図4は、本発明に係る回転対陰極型X線発
生装置を使用したX線発生システムの全体を示してい
る。このX線発生システムは、X線回折装置その他任意
の種類のX線利用機器を載せるための設置面としてのテ
ーブル6及び筐体9を有している。筐体9の内部には、
電源装置、冷却装置その他各種の機器が格納される。テ
ーブル6上の適所には、ボルト11によって固定用プレ
ート10が固定され、そのプレート10上にX線発生装
置12がボルトその他の締結具によって固定されてい
る。図示の例では、X線発生装置12が縦型配置のX線
発生装置として作用する場合を考えている。
生装置を使用したX線発生システムの全体を示してい
る。このX線発生システムは、X線回折装置その他任意
の種類のX線利用機器を載せるための設置面としてのテ
ーブル6及び筐体9を有している。筐体9の内部には、
電源装置、冷却装置その他各種の機器が格納される。テ
ーブル6上の適所には、ボルト11によって固定用プレ
ート10が固定され、そのプレート10上にX線発生装
置12がボルトその他の締結具によって固定されてい
る。図示の例では、X線発生装置12が縦型配置のX線
発生装置として作用する場合を考えている。
【0017】X線発生装置12は、図1に示すように、
本体部1a及びその本体部1aに着脱可能に取り付けら
れたキャップ部1bより成る角筒形状のケーシング1を
有している。ケーシング本体部1aの1側面であるケー
シング固定面1dにはボルト固定用のネジ穴16が設け
られている。これらのネジ穴16が、X線発生装置12
を縦型配置に固定するための縦型固定手段を構成してい
る。
本体部1a及びその本体部1aに着脱可能に取り付けら
れたキャップ部1bより成る角筒形状のケーシング1を
有している。ケーシング本体部1aの1側面であるケー
シング固定面1dにはボルト固定用のネジ穴16が設け
られている。これらのネジ穴16が、X線発生装置12
を縦型配置に固定するための縦型固定手段を構成してい
る。
【0018】ケーシング1の内部には、上から順に電子
銃2及び円筒形状の回転ターゲット3が格納されてい
る。電子銃2は、図3に示すように、直方体形状のケー
ス13内に配置されたフィラメント8と、そのフィラメ
ント8を取り囲むウエネルト14とを有している。フィ
ラメント8の両端はケース13の下方外部へ突出する電
極端子15に接続されている。この実施例ではフィラメ
ント8とターゲット3とが、図1に示すように垂直面内
で互いに対向しており、よって、いわゆる縦型配置にセ
ットされている。
銃2及び円筒形状の回転ターゲット3が格納されてい
る。電子銃2は、図3に示すように、直方体形状のケー
ス13内に配置されたフィラメント8と、そのフィラメ
ント8を取り囲むウエネルト14とを有している。フィ
ラメント8の両端はケース13の下方外部へ突出する電
極端子15に接続されている。この実施例ではフィラメ
ント8とターゲット3とが、図1に示すように垂直面内
で互いに対向しており、よって、いわゆる縦型配置にセ
ットされている。
【0019】ターゲット3はターゲット本体部分7によ
って支持されており、そのターゲット本体部分7はケー
シング1の1側面である部品装着面1cに固定され、そ
の側面を貫通している。ターゲット本体部分7の内部に
は、ターゲット3を回転駆動するための回転駆動装置、
例えばダイレクトモータ及びターゲット3の内部に冷却
水を循環して通水させるための通水機構が格納される。
ターゲット3は、その回転駆動装置によって駆動されて
中心軸線L1を中心として矢印Aのように回転する。
って支持されており、そのターゲット本体部分7はケー
シング1の1側面である部品装着面1cに固定され、そ
の側面を貫通している。ターゲット本体部分7の内部に
は、ターゲット3を回転駆動するための回転駆動装置、
例えばダイレクトモータ及びターゲット3の内部に冷却
水を循環して通水させるための通水機構が格納される。
ターゲット3は、その回転駆動装置によって駆動されて
中心軸線L1を中心として矢印Aのように回転する。
【0020】ケーシング1の部品装着面1cの上部には
電力導入端子4が固定され、その端子4を介してフィラ
メント8、ウエネルト14、ターゲット3へ電力が供給
される。具体的には、フィラメント8を加熱してそこか
ら電子を放出するためにそのフィラメント8に電流が供
給され、フィラメント8のまわりに電場を形成して電子
の進行方向を制御するためにフィラメント8とウエネル
ト14との間にバイアス電圧を印加し、さらに放出され
た電子を加速するためにフィラメント8とターゲット3
との間に管電圧を印加する。
電力導入端子4が固定され、その端子4を介してフィラ
メント8、ウエネルト14、ターゲット3へ電力が供給
される。具体的には、フィラメント8を加熱してそこか
ら電子を放出するためにそのフィラメント8に電流が供
給され、フィラメント8のまわりに電場を形成して電子
の進行方向を制御するためにフィラメント8とウエネル
ト14との間にバイアス電圧を印加し、さらに放出され
た電子を加速するためにフィラメント8とターゲット3
との間に管電圧を印加する。
【0021】ケーシングキャップ部1bには、例えば、
ベリリウム等の金属によって3個のX線取出し用窓17
a,17b,17cが形成されている。通電によって加
熱されたフィラメント8から放出された電子は、ウエネ
ルト14によって形成された電場によって進行方向が制
御され、さらにフィラメント8とターゲット3との間に
印加された管電圧によって高速に加速された状態でター
ゲット3の外周側面に衝突してX線焦点Fを形成する。
この衝突によりX線焦点FからX線が放射され、そのX
線が各X線取出し用窓17a〜17cを通して外部へ取
り出される。この場合、ターゲット3に対して横方向に
位置する2個のX線取出し用窓17a及び17bからラ
インフォーカスのX線が取り出され、一方、縦方向に位
置する1個のX線取出し用窓17cからポイントフォー
カスのX線が取り出される。
ベリリウム等の金属によって3個のX線取出し用窓17
a,17b,17cが形成されている。通電によって加
熱されたフィラメント8から放出された電子は、ウエネ
ルト14によって形成された電場によって進行方向が制
御され、さらにフィラメント8とターゲット3との間に
印加された管電圧によって高速に加速された状態でター
ゲット3の外周側面に衝突してX線焦点Fを形成する。
この衝突によりX線焦点FからX線が放射され、そのX
線が各X線取出し用窓17a〜17cを通して外部へ取
り出される。この場合、ターゲット3に対して横方向に
位置する2個のX線取出し用窓17a及び17bからラ
インフォーカスのX線が取り出され、一方、縦方向に位
置する1個のX線取出し用窓17cからポイントフォー
カスのX線が取り出される。
【0022】ケーシング1の部品装着面1cの下部に
は、排気用ポンプとしてのターボ分子ポンプ18が固定
されている。このターボ分子ポンプ18は、その側面か
ら伸びるエア配管25を通してロータリーポンプ(図示
せず)に接続されている。ケーシング1の内部、すなわ
ち電子銃2及びターゲット3のまわりは、ロータリポン
プによって粗く排気されながら、さらにターボ分子ポン
プ18によって高精度の真空状態に排気される。このよ
うに真空に設定する理由は、ケーシング1内に放電が
生じることを防止するため、フィラメント8の酸化を
防止するため、できるだけ低いフィラメント温度で電
子を十分に放出できるようにするため等である。
は、排気用ポンプとしてのターボ分子ポンプ18が固定
されている。このターボ分子ポンプ18は、その側面か
ら伸びるエア配管25を通してロータリーポンプ(図示
せず)に接続されている。ケーシング1の内部、すなわ
ち電子銃2及びターゲット3のまわりは、ロータリポン
プによって粗く排気されながら、さらにターボ分子ポン
プ18によって高精度の真空状態に排気される。このよ
うに真空に設定する理由は、ケーシング1内に放電が
生じることを防止するため、フィラメント8の酸化を
防止するため、できるだけ低いフィラメント温度で電
子を十分に放出できるようにするため等である。
【0023】ターゲット本体部7とターボ分子ポンプ1
8との間の位置の部品装着面1cには気圧測定用端子1
9が固定されており、その端子19の先端がケーシング
1内へ臨出している。この気圧測定用端子19を介して
ケーシング1の内部の圧力が測定される。
8との間の位置の部品装着面1cには気圧測定用端子1
9が固定されており、その端子19の先端がケーシング
1内へ臨出している。この気圧測定用端子19を介して
ケーシング1の内部の圧力が測定される。
【0024】このX線発生装置12によれば、ラインフ
ォーカスのX線を広角ゴニオメータや、小角散乱装置等
のX線源として利用する。また、ポイントフォーカスの
X線を微小部X線回折装置や、X線カメラ等のX線源と
して利用する。広角ゴニオメータというのは、θ回転す
る試料にX線を照射し、試料で回折する回折X線の強度
を2θ回転するX線検出器によって広い範囲の回折角
(2θ)に関して測定する装置である。小角散乱装置と
いうのは、試料にX線を照射し、回折角(2θ)の小角
領域に発生する散乱X線の状態を観察する装置である。
微小部X線回折装置というのは、微小試料又は試料の微
小領域に微小断面のX線ビームを照射してその微小試料
等に関する回折X線情報を採取する装置である。そし
て、X線カメラというのは、試料にX線を照射し、その
試料で反射又は透過する回折X線をX線フイルム上に露
光してそのX線フイルム上に回折像を作像する装置であ
る。
ォーカスのX線を広角ゴニオメータや、小角散乱装置等
のX線源として利用する。また、ポイントフォーカスの
X線を微小部X線回折装置や、X線カメラ等のX線源と
して利用する。広角ゴニオメータというのは、θ回転す
る試料にX線を照射し、試料で回折する回折X線の強度
を2θ回転するX線検出器によって広い範囲の回折角
(2θ)に関して測定する装置である。小角散乱装置と
いうのは、試料にX線を照射し、回折角(2θ)の小角
領域に発生する散乱X線の状態を観察する装置である。
微小部X線回折装置というのは、微小試料又は試料の微
小領域に微小断面のX線ビームを照射してその微小試料
等に関する回折X線情報を採取する装置である。そし
て、X線カメラというのは、試料にX線を照射し、その
試料で反射又は透過する回折X線をX線フイルム上に露
光してそのX線フイルム上に回折像を作像する装置であ
る。
【0025】(横型配置)図1において、ケーシング1
のうちの部品取付け面1cに対して反対側の面1eには
ボルト固定用の4個のネジ穴20が形成されている。図
2は、これらのネジ穴20を用いてX線発生装置12を
テーブル6上に固定設置した状態を示している。具体的
には、固定用プレート21をボルト11によってテーブ
ル6上に固定し、そのプレート21上にケーシング1を
載せて各ネジ穴20にボルトを締め付けてケーシング1
を固定する。X線発生装置12それ自体の構造は図1に
示したものと全く同一である。これらのネジ穴20が、
X線発生装置12を横型配置に固定するための横型固定
手段を構成している。
のうちの部品取付け面1cに対して反対側の面1eには
ボルト固定用の4個のネジ穴20が形成されている。図
2は、これらのネジ穴20を用いてX線発生装置12を
テーブル6上に固定設置した状態を示している。具体的
には、固定用プレート21をボルト11によってテーブ
ル6上に固定し、そのプレート21上にケーシング1を
載せて各ネジ穴20にボルトを締め付けてケーシング1
を固定する。X線発生装置12それ自体の構造は図1に
示したものと全く同一である。これらのネジ穴20が、
X線発生装置12を横型配置に固定するための横型固定
手段を構成している。
【0026】図2に示した配置形態では、電子銃2すな
わちその中に収納されたフィラメント8とターゲット3
とが水平面内で互いに対向し、よって配置形態が横型配
置となっている。この配置形態においても、ターゲット
3に対して横方向に位置する2個のX線取出し用窓17
a及び17bからラインフォーカスのX線が取り出され
る。但し、この場合に得られるラインフォーカスは図1
の縦型配置の場合のラインフォーカスに対してラインの
方向が異なっている。詳細には、縦型配置(図1)では
ラインが水平方向を向き、横型配置(図2)ではライン
が垂直方向を向いている。
わちその中に収納されたフィラメント8とターゲット3
とが水平面内で互いに対向し、よって配置形態が横型配
置となっている。この配置形態においても、ターゲット
3に対して横方向に位置する2個のX線取出し用窓17
a及び17bからラインフォーカスのX線が取り出され
る。但し、この場合に得られるラインフォーカスは図1
の縦型配置の場合のラインフォーカスに対してラインの
方向が異なっている。詳細には、縦型配置(図1)では
ラインが水平方向を向き、横型配置(図2)ではライン
が垂直方向を向いている。
【0027】以上の説明から明らかなように上記の各実
施例によれば、テーブル6にターボ分子ポンプ18その
他の付属機器を収納するための穴を設ける必要がなく、
単にそのテーブル6上に、プレート10(図1)又はプ
レート21(図2)等の支持台をネジ止めするためのネ
ジ穴を設けておくだけで良い。よって、テーブル6上に
おけるX線発生装置12の設置位置を自由に選ぶことが
できる。また、X線発生装置12の持ち運びも簡単であ
る。
施例によれば、テーブル6にターボ分子ポンプ18その
他の付属機器を収納するための穴を設ける必要がなく、
単にそのテーブル6上に、プレート10(図1)又はプ
レート21(図2)等の支持台をネジ止めするためのネ
ジ穴を設けておくだけで良い。よって、テーブル6上に
おけるX線発生装置12の設置位置を自由に選ぶことが
できる。また、X線発生装置12の持ち運びも簡単であ
る。
【0028】図5は本発明に係る回転対陰極型X線発生
装置の他の実施例を示している。このX線発生装置32
が図1に示した先の実施例と異なる点は、X線発生装置
のテーブル6への固定方法を改変したこと及びターボ分
子ポンプ18の取付方法に改変を加えたことである。こ
のX線発生装置32では、ケーシング1が本体部1a、
キャップ部1b及びポンプ固定部1fの3個の部分によ
って構成されている。
装置の他の実施例を示している。このX線発生装置32
が図1に示した先の実施例と異なる点は、X線発生装置
のテーブル6への固定方法を改変したこと及びターボ分
子ポンプ18の取付方法に改変を加えたことである。こ
のX線発生装置32では、ケーシング1が本体部1a、
キャップ部1b及びポンプ固定部1fの3個の部分によ
って構成されている。
【0029】ポンプ固定部1fの各隅部には切欠部26
が形成されている。ケーシング本体部1aとポンプ固定
部1fは、切欠部26に装着したボルト27によって互
いに着脱可能に結合されている。また、ケーシング1の
全体は、ポンプ固定部1fの下部切欠部26に装着した
他のボルト28によってテーブル6上に固定されてい
る。
が形成されている。ケーシング本体部1aとポンプ固定
部1fは、切欠部26に装着したボルト27によって互
いに着脱可能に結合されている。また、ケーシング1の
全体は、ポンプ固定部1fの下部切欠部26に装着した
他のボルト28によってテーブル6上に固定されてい
る。
【0030】図5に示す状態ではX線発生装置が縦型配
置に設定されているが、これを横型配置に変更する場合
には、まず、ボルト28を緩めてX線発生装置32の全
体をテーブル6から取り外す。そして、ケーシング本体
部1aとポンプ固定部1fとを連結しているボルト27
を緩めて両部1a及び1fを分離し、さらにポンプ固定
部1fを180゜回転させた状態で再びボルト27によ
って両部1a及び1fを連結する。その後、図6に示す
ように、別途用意した支持台としての支柱29を横型配
置用ネジ穴20を介してケーシング1に固定し、さらに
その支柱29をテーブル6上に固定する。これにより、
X線発生装置32が横型配置に設定される。
置に設定されているが、これを横型配置に変更する場合
には、まず、ボルト28を緩めてX線発生装置32の全
体をテーブル6から取り外す。そして、ケーシング本体
部1aとポンプ固定部1fとを連結しているボルト27
を緩めて両部1a及び1fを分離し、さらにポンプ固定
部1fを180゜回転させた状態で再びボルト27によ
って両部1a及び1fを連結する。その後、図6に示す
ように、別途用意した支持台としての支柱29を横型配
置用ネジ穴20を介してケーシング1に固定し、さらに
その支柱29をテーブル6上に固定する。これにより、
X線発生装置32が横型配置に設定される。
【0031】なおターボ分子ポンプ18は、上記のよう
に180゜回転した状態でケーシング1に取り付けられ
るので、図示の通りケーシング1とテーブル6との間に
位置し、よってケーシング1の上部にポンプ18が突出
することがなくなる。これにより、X線発生装置32の
まわりに空間的な余裕が形成される。
に180゜回転した状態でケーシング1に取り付けられ
るので、図示の通りケーシング1とテーブル6との間に
位置し、よってケーシング1の上部にポンプ18が突出
することがなくなる。これにより、X線発生装置32の
まわりに空間的な余裕が形成される。
【0032】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はそれらの実施例に限定されることな
く、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変可
能である。
明したが、本発明はそれらの実施例に限定されることな
く、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変可
能である。
【0033】例えば、上記実施例では電子銃2の交換時
その他の必要性からキャップ部1bを着脱可能に設けた
が、ケーシング1を一体の角筒材料によって形成しても
良い。また、ケーシング1を角筒形状以外の任意の形
状、例えば円筒形状にすることもできる。また、X線取
出し用窓の数は3個に限られず、1個、2個又は必要に
応じてさらに数を増やしても良い。X線発生装置12を
縦型配置(図1)又は横型配置(図2)に固定するため
の固定方法は、図1又は図2に示したような固定プレー
ト10,21とネジ穴16,20を用いた方法、あるい
はケーシング1や支柱29に設けた切欠部にボルトを装
着するという図5又は図6に示した固定方法以外の任意
の固定方法を採用できる。
その他の必要性からキャップ部1bを着脱可能に設けた
が、ケーシング1を一体の角筒材料によって形成しても
良い。また、ケーシング1を角筒形状以外の任意の形
状、例えば円筒形状にすることもできる。また、X線取
出し用窓の数は3個に限られず、1個、2個又は必要に
応じてさらに数を増やしても良い。X線発生装置12を
縦型配置(図1)又は横型配置(図2)に固定するため
の固定方法は、図1又は図2に示したような固定プレー
ト10,21とネジ穴16,20を用いた方法、あるい
はケーシング1や支柱29に設けた切欠部にボルトを装
着するという図5又は図6に示した固定方法以外の任意
の固定方法を採用できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の回転対陰極型X線発生装
置によれば、ケーシングを固定設置するための設置面に
X線発生装置の一部分を収納するための穴を設ける必要
がないので、設置面上の広い範囲内の任意の位置にX線
発生装置を設置することができる。また、ケーシング及
びそれに固定される機器の全てが設置面の上に位置して
いて、設置面の下に隠れる部分がないので、X線発生装
置を簡単に持ち運ぶことができる。
置によれば、ケーシングを固定設置するための設置面に
X線発生装置の一部分を収納するための穴を設ける必要
がないので、設置面上の広い範囲内の任意の位置にX線
発生装置を設置することができる。また、ケーシング及
びそれに固定される機器の全てが設置面の上に位置して
いて、設置面の下に隠れる部分がないので、X線発生装
置を簡単に持ち運ぶことができる。
【0035】請求項4及び請求項5記載の回転対陰極型
X線発生装置によれば、電力導入端子、ターゲット本体
部及び排気用ポンプをケーシングの同一側面、例えば部
品取付け面(1c)にまとめて固定したので、X線発生
装置の取り扱いが非常に容易となる。例えば、X線発生
装置だけをテーブルから分離して他の場所へ持ち運ぶこ
ともできる。
X線発生装置によれば、電力導入端子、ターゲット本体
部及び排気用ポンプをケーシングの同一側面、例えば部
品取付け面(1c)にまとめて固定したので、X線発生
装置の取り扱いが非常に容易となる。例えば、X線発生
装置だけをテーブルから分離して他の場所へ持ち運ぶこ
ともできる。
【0036】また、ケーシングのうち部品取付け面(1
c)以外の面からは、電力導入端子等の付属機器が外部
へ突出することがないので、ケーシングのまわりが広く
開放される。従って、X線発生装置をX線源とするX線
利用機器の設置スペースを広くとることができる。例え
ば、X線利用機器として広角ゴニオメータを用いる場
合、この広角ゴニオメータには周知の通りX線検出器を
広い角度範囲で2θ回転させるための検出器アームが設
けられる。ケーシングのまわりが広く開放されていれ
ば、検出器アームを広い角度で2θ回転させても、それ
が電力導入端子等にぶつかる心配がない。
c)以外の面からは、電力導入端子等の付属機器が外部
へ突出することがないので、ケーシングのまわりが広く
開放される。従って、X線発生装置をX線源とするX線
利用機器の設置スペースを広くとることができる。例え
ば、X線利用機器として広角ゴニオメータを用いる場
合、この広角ゴニオメータには周知の通りX線検出器を
広い角度範囲で2θ回転させるための検出器アームが設
けられる。ケーシングのまわりが広く開放されていれ
ば、検出器アームを広い角度で2θ回転させても、それ
が電力導入端子等にぶつかる心配がない。
【0037】請求項6記載の回転対陰極型X線発生装置
によれば、1つのケーシングをテーブルに固定するのに
際して、固定面を変更するだけで1つのX線発生装置を
縦型及び横型として兼用できるので、極めて便利であ
り、しかも経済的である。
によれば、1つのケーシングをテーブルに固定するのに
際して、固定面を変更するだけで1つのX線発生装置を
縦型及び横型として兼用できるので、極めて便利であ
り、しかも経済的である。
【0038】請求項7記載の回転対陰極型X線発生装置
によれば、X線発生装置の外観形状を設置スペースに応
じて変形できる。
によれば、X線発生装置の外観形状を設置スペースに応
じて変形できる。
【0039】
【図1】本発明に係る回転対陰極型X線発生装置の第1
実施例、特にそれを縦型配置に置いた状態を示す斜視図
である。
実施例、特にそれを縦型配置に置いた状態を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す回転対陰極型X線発生装置を横型配
置に置いた状態を示す斜視図である。
置に置いた状態を示す斜視図である。
【図3】電子銃の一例を示す斜視図である。
【図4】図1に示す回転対陰極型X線発生装置を用いた
X線発生システムの全体の外観を示す斜視図である。
X線発生システムの全体の外観を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る回転対陰極型X線発生装置の第2
実施例、特にそれを縦型配置に置いた状態を示す斜視図
である。
実施例、特にそれを縦型配置に置いた状態を示す斜視図
である。
【図6】図5に示す回転対陰極型X線発生装置を横型配
置に置いた状態を示す斜視図である。
置に置いた状態を示す斜視図である。
【図7】従来の横型配置の回転対陰極型X線発生装置の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図8】従来の縦型配置の回転対陰極型X線発生装置の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
1 ケーシング 1a ケーシング本体部 1b ケーシングキャップ部 1c 部品取付け面 1d 縦型配置用ケーシング固定面 1e 横型配置用ケーシング固定面 2 電子銃 3 回転ターゲット 4 電力導入端子 6 テーブル(設置面) 7 ターゲット本体部 8 フィラメント 10 固定用プレート 12 X線発生装置 16 ネジ穴(縦型固定手段) 20 ネジ穴(横型固定手段) 32 X線発生装置
Claims (7)
- 【請求項1】 電子を放出するフィラメントと、フィラ
メントに対向して配置された回転ターゲットと、フィラ
メント及びターゲットを気密に格納するケーシングと、
回転ターゲットを回転駆動するための回転駆動手段を格
納したターゲット本体部と、フィラメント及びターゲッ
トに電力を供給するための電力導入端子と、ケーシング
の内部を排気する排気用ポンプとを有する回転対陰極型
X線発生装置において、 上記ターゲット本体部、電力導入端子及び排気用ポンプ
は設置面の上方位置において上記ケーシングに固定され
ることを特徴とする回転対陰極型X線発生装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の回転対陰極型X線発生装
置において、ケーシングが支持台を介して設置面上に固
定されることを特徴とする回転対陰極型X線発生装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の回転対陰極型X線発生装
置において、ケーシングが設置面上に直接固定されるこ
とを特徴とする回転対陰極型X線発生装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の回転対陰極型X線発生装
置において、ターゲット本体部、電力導入端子及び排気
用ポンプをケーシングの同一側面に固定したことを特徴
とする回転対陰極型X線発生装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の回転対陰極型X線発生装
置において、ケーシングの直交3方向にそれぞれ1個づ
つX線取出し用窓が設けられ、そしてターゲット本体
部、電力導入端子及び排気用ポンプをX線取出し用窓が
設けられないケーシングの同一側面に固定したことを特
徴とする回転対陰極型X線発生装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の回転対陰極型X線発生装
置において、設置面に対するケーシングの固定面を変更
することにより、フィラメントとターゲットとの位置関
係を横型配置と縦型配置との間で変更することを特徴と
する回転対陰極型X線発生装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の回転対陰極型X線発生装
置において、ターゲット本体部を固定するケーシングの
本体部と排気用ポンプを固定するケーシングのポンプ固
定部とを互いに着脱可能に分割し、そのポンプ固定部は
180゜回転させた状態でケーシングの本体部に接続で
きることを特徴とする回転対陰極型X線発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6026377A JPH07122211A (ja) | 1993-08-30 | 1994-01-28 | 回転対陰極型x線発生装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23731693 | 1993-08-30 | ||
JP5-237316 | 1993-08-30 | ||
JP6026377A JPH07122211A (ja) | 1993-08-30 | 1994-01-28 | 回転対陰極型x線発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122211A true JPH07122211A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=26364156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6026377A Pending JPH07122211A (ja) | 1993-08-30 | 1994-01-28 | 回転対陰極型x線発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07122211A (ja) |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP6026377A patent/JPH07122211A/ja active Pending
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