JPH07122016A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH07122016A
JPH07122016A JP26366493A JP26366493A JPH07122016A JP H07122016 A JPH07122016 A JP H07122016A JP 26366493 A JP26366493 A JP 26366493A JP 26366493 A JP26366493 A JP 26366493A JP H07122016 A JPH07122016 A JP H07122016A
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JP
Japan
Prior art keywords
actuator
track
coarse
coarse actuator
control means
Prior art date
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Application number
JP26366493A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Ogata
利廣 尾方
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラッキングサーボ引き込みまで時間を増加
させないで、トラック引き込みの安定性を向上させる事
のできる光ディスク装置を提供すること。 【構成】 精アクチュエータ10には精アクチュエータ
シーク制御手段4等がスイッチ8及び精アクチュエータ
駆動手段9を介して入力され、粗アクチュエータ14に
は粗アクチュエータ第1移動制御手段11と粗アクチュ
エータ追従制御手段7の出力がスイッチ12及び粗アク
チュエータ駆動手段13を介して入力される。第1の移
動モードでは粗アクチュエータ第1移動制御手段11の
出力により予め設定された加速、減速指示値で粗アクチ
ュエータ10の移動を指示し、その後の第2の移動モー
ドでは精アクチュエータ10は、精アクチュエータシー
ク制御手段4により、光スポットがエントリが可能なシ
ーク目標速度となるように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクのトラック引
き込み制御に利用される移動モードを備えた光ディスク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置においては、ピックアッ
プによる光ビームを光ディスクにおける任意のトラック
に移動させるためには、まずピックアップと光ディスク
との相対的な位置関係を決定しなければならない。ピッ
クアップの位置を検出するために、リニアスケール及び
センサ等を設けると、簡単に位置決めを行うことができ
るが、装置が大型化し、また高価になる欠点がある。
【0003】このため、例えば、特開平4ー13966
9公報では、リニアスケールを設けないで、この公報の
図1に示すようなブロック図により初期設定を行う方法
を開示している。この従来例では、まずピックアップを
最内周に押しつけ後、外周方向に移動させ、トラックエ
ラー信号が検出できか否かを監視する。リニアスケール
等の位置検出手段を設けない場合には、トラックエラー
信号を用いて位置決めを行うことが一般的に行われる。
このトラックエラー信号が検出できたら、その時の速度
プロファイルを記憶すると共に、加速度指示を徐々に大
きくしていき、その後減速指示により速度を下げ、光デ
ィスクの中央付近に確実に位置付けるようにしている。
このようにすることにより、ドライブ装置が傾いていて
もトラック引き込み状態に設定するエントリシークを行
えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、加速
度指示の変化率を小さくすると、トラックエラー信号の
検出時の加速度が小さく、その状態で外乱が加わると、
その外乱によりスポットが移動方向と逆の方向にスキャ
ンされることが起こり得る。この場合には、逆方向に移
動していることが検出できないので、その方向にさらに
移動させてしまうことになり、シーク処理中のピックア
ップが反対方向に暴走することが起こり得る。
【0005】また、加速度指示の変化率を大きくする
と、トラックエラー信号を検出してシーク制御に移行時
の速度及び加速度が大きくなる。このためシーク制御に
より、トラッキング引き込み可能となる速度まで減速す
るのに時間がかかり、結果的に位置決め、或は目標トラ
ックにシークするまでに時間がかかることになる。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、トラッキングサーボ引き込みまで時間を増加させ
る事なしに、トラック引き込みの安定性を向上させる事
のできる光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】図1は本発明
におけるエントリシーク制御機構の構成図を、図2にそ
のタイミングチャートを示す。図1(a)は精アクチュ
エータによりエントリシーク制御を行う場合のエントリ
シーク制御機構、図1(b)は粗アクチュエータにより
シーク制御を行う場合のエントリシーク制御機構の構成
図である。まず図1(a)に示すエントリシーク制御機
構1の構成の説明を行う。
【0008】トラックエラー信号2は精アクチュエータ
トラック制御手段3と精アクチュエータシーク制御手段
4に入力される。また、精粗位置誤差信号5は精アクチ
ュエータ追従制御手段6と粗アクチュエータ追従制御手
段7に入力される。精アクチュエータトラック制御手段
3、精アクチュエータシーク制御手段4及び精アクチュ
エータ追従制御手段6の出力はスイッチ8の接点A,
B,Cを介して精アクチュエータ駆動手段9に入力さ
れ、この精アクチュエータ駆動手段9の出力は移動範囲
が微少な精アクチュエータ10に入力され、この精アク
チュエータ10はこの精アクチュエータ駆動手段4によ
り駆動される。
【0009】粗アクチュエータ第1移動制御手段11
と、粗アクチュエータ追従制御手段7の出力はスイッチ
12の接点D,Eを介して粗アクチュエータ駆動手段1
3に入力され、粗アクチュエータ駆動手段13に対する
指示がなされる。この粗アクチュエータ駆動手段13に
よりスポットをディスクの広い範囲で移動させる粗アク
チュエータ14が駆動される。
【0010】精アクチュエータトラック制御手段3は、
入力されるトラックエラー信号2に基づき、光スポット
をトラック中心に位置するように精アクチュエータ10
を制御する。
【0011】精アクチュエータシーク制御手段4は、ト
ラックエラー信号2より検出した光スポットの速度が、
シークの目標速度となるように精アクチュエータ10を
制御する。
【0012】精アクチュエータ追従制御手段6では、精
アクチュエータ10と粗アクチュエータ14との位置の
誤差を表す精粗位置誤差信号5に基づき、精アクチュエ
ータ10と粗アクチュエータ14の位置誤差がなくなる
ように精アクチュエータ10を制御している。
【0013】ただし、粗アクチュエータ14の移動の影
響を受けないような精アクチュエータ10の構成では、
この精アクチュエータ追従制御手段6は必要ない。
【0014】一方、粗アクチュエータ第1移動制御手段
11は、予め設定された加速、減速指示値を粗アクチュ
エータ14に指示する事により、光スポットをトラック
エラー信号2が検出できる位置まで移動する。
【0015】また、粗アクチュエータ追従制御手段7
は、精アクチュエータ追従制御手段6と同様に、精粗位
置誤差信号5が入力され、精アクチュエータ10と粗ア
クチュエータ14の位置誤差がなくなるように粗アクチ
ュエータ14を制御する。
【0016】次に図2を用い、第1移動モードと、第2
移動モードでの、精アクチュエータ10と粗アクチュエ
ータ14の制御について説明する。
【0017】第1移動モード(図2のa期間)では、図
1(a)に示すようにスイッチ8はC接点と、スイッチ
12は接点Dと接続される。
【0018】これによって、精アクチュエータ10は、
精アクチュエータ追従制御手段6によって、精アクチュ
エータ10と粗アクチュエータ14の位置誤差がなくな
るように制御される。つまり、精アクチュエータ駆動手
段9への指示信号(図1、図2で精アクチュエータ指示
信号15で示す)により精アクチュエータ10は駆動さ
れる。
【0019】他方、粗アクチュエータ14は、粗アクチ
ュエータ第1移動制御手段11の出力により駆動され
る。この粗アクチュエータ14への指示信号(図1、図
2で粗アクチュエータ指示信号16で示す)は図2のa
期間に示すように、外乱がある場合でもスポットが、ト
ラックエラー信号2を検出できる位置まで移動し、かつ
光スポットが逆走しないような加速及び減速のパルスの
高さ、幅の組み合わせとなっている。
【0020】この第1移動モードが終了すると、第2移
動モードに制御が移行する。第2移動モード(b期間)
では、スイッチ8は接点Bと、スイッチ12は接点Eと
接続される。
【0021】これにより、精アクチュエータ10は、精
アクチュエータシーク制御手段4により、光スポットを
エントリが可能なシーク目標速度となるように制御され
る。また、粗アクチュエータ14は、粗アクチュエータ
追従制御手段7により、精アクチュエータ10と粗アク
チュエータ14の位置誤差がなくなるように制御され
る。
【0022】この第2移動モードで、スポットの速度が
エントリ可能な速度となると、スイッチ8は接点Cと、
スイッチ12は接点Eと接続される。これにより、精ア
クチュエータ10は、精アクチュエータトラック制御手
段3により、スポットをトラック中心に位置するように
制御される。
【0023】一方、粗アクチュエータ14は、粗アクチ
ュエータ追従制御手段7により、精アクチュエータ10
と粗アクチュエータ14の位置誤差がなくなるように制
御される。
【0024】したがって、この状態(c期間)では、精
アクチュエータ10と粗アクチュエータ14が協調する
事で、トラックサーボの制御が行われる。以上のよう
に、外乱がある場合でも、スポットを、トラックエラー
信号2を検出できる位置まで移動し、かつスポットが逆
走しないような制御を行う第1移動モードと、スポット
速度をエントリが可能な速度にする第2移動モードを有
する事により、スポットの逆走による、シーク処理中の
ピックアップの暴走を防止すると共に、トラッキングサ
ーボ引き込みの時間の増加も防止する事が可能となる。
【0025】次に粗アクチュエータ14によりシーク制
御を行う図1(b)に示すエントリシーク制御機構1’
の構成の説明をする。
【0026】図1(a)の構成と異なる点は、精アクチ
ュエータシーク制御手段4の代わりに粗アクチュエータ
シーク制御手段17を有し、この粗アクチュエータシー
ク制御手段17の出力がスイッチ18の接点Fを介して
粗アクチュエータ駆動指示手段9に入力する点である。
【0027】この粗アクチュエータシーク制御手段17
は、トラックエラー信号2より検出したスポットの速度
が、シークの目標速度となるように粗アクチュエータ1
4を制御する。また、精アクチュエータトラック制御手
段3と精アクチュエータ追従制御手段6の出力がスイッ
チ19の接点A,Cを介して精アクチュエータ駆動手段
9に入力される。
【0028】次に図2を用い、第1移動モードと、第2
移動モードでの、精アクチュエータ10と粗アクチュエ
ータ14の制御について説明する。第1移動モード(図
2のa期間)では、図1(b)に示すようにスイッチ1
9は接点C、スイッチ18は接点Dと接続される。
【0029】これにより、精アクチュエータ10は、精
アクチュエータ追従制御手段6により、精アクチュエー
タ10と粗アクチュエータ14の位置誤差がなくなるよ
うに制御される。
【0030】他方、粗アクチュエータ14は、粗アクチ
ュエータ第1移動制御手段11の出力により駆動され
る。この粗アクチュエータ指示信号16は図2のa期間
に示すように、外乱がある場合でもスポットが、トラッ
クエラー信号2を検出できる位置まで移動し、かつ光ス
ポットが逆走しないような加速及び減速のパルスの高
さ、幅の組み合わせとなっている。
【0031】この第1移動モードが終了すると、第2移
動モードに制御が移行する。第2移動モード(b期間)
では、スイッチ19は接点Cと、スイッチ18は接点F
と接続される。
【0032】これにより、精アクチュエータ10は、引
き続き、精アクチュエータ追従制御手段6により、精ア
クチュエータ10と粗アクチュエータ14の位置誤差が
なくなるように制御される。また、粗アクチュエータ1
4は、粗アクチュエータシーク制御手段17により、光
スポットをエントリが可能なシーク目標速度となるよう
に制御される。
【0033】この第2移動モードで、光スポットの速度
がエントリ可能な速度となると、スイッチ19は接点A
と、スイッチ18は接点Eと接続される。
【0034】これにより、精アクチュエータ10は、精
アクチュエータトラック制御手段3により、スポットを
トラック中心に位置するように制御される。一方、粗ア
クチュエータ14は、粗アクチュエータ追従制御手段7
により、精アクチュエータ10と粗アクチュエータ14
の位置誤差がなくなるように制御される。
【0035】これにより、精アクチュエータ10は、精
アクチュエータトラック制御手段3により、スポットを
トラック中心に位置するように制御される。したがっ
て、この状態(c期間)では、精アクチュエータ10と
粗アクチュエータ14が協調する事で、トラックサーボ
の制御が行われる。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図3ないし図5は本発明の第1実施例に係り、図
3は第1実施例の全体構成図を示し、図4はVCM第1
移動制御回路の回路構成を示し、図5はVCM第1移動
制御回路の動作タイミングチャートを示す。
【0037】図3に示す第1実施例の光ディスク装置2
1はスピンドルモータ22によって回転駆動される光デ
ィスク23の一方の面に対向して光ピックアップ24が
配置され、この光ピックアップ24は粗アクチュエータ
として機能するVCM25により、光ディスク23の半
径方向、つまりトラックを横断する方向に移動自在であ
る。
【0038】光ピックアップ24内には、図示しないレ
ーザダイオードが収納され、このレーザダイオードで発
生された光ビームはコリメータレンズ等の光学素子と対
物レンズ26を経て光ディスク23に集光照射され、光
ディスク23のトラック上に微小な光スポットが形成さ
れる。光スポットからの反射光は対物レンズ26等を経
て光検出器で受光され、光検出器の出力信号からトラッ
ク中央からの光スポットの位置ずれ信号、つまりトラッ
クエラー信号TESが生成される。
【0039】このトラックエラー信号TESは、トラッ
クアクチュエータトラックサーボ位相補償回路28とト
ラックアクチュエータシーク制御回路29に入力され
る。トラックアクチュエータトラックサーボ位相補償回
路28とトラックアクチュエータシーク制御回路29の
出力信号はスイッチ31の接点A,Bを経てトラックア
クチュエータドライバ32に入力され、このトラックア
クチュエータドライバ32から出力される駆動信号で精
アクチュエータとして機能するトラックアクチュエータ
33が駆動される。
【0040】このトラックアクチュエータ33は駆動信
号により対物レンズ26をトラック横断方向に微小範囲
移動可能であり、この移動により光スポットもトラック
横断方向に微小範囲移動される。
【0041】上記スイッチ31はコントローラ34によ
って切換えが制御される。また、トラックアクチュエー
タ33と、ピックアップ24を広範囲に移動することが
できるVCM25との位置ずれを表す位置誤差信号PE
Sはトラックアクチュエータ追従制御回路35と、VC
M追従制御回路36に入力される。このトラックアクチ
ュエータ追従制御回路35の出力信号はスイッチ31の
接点Cを経てトラックアクチュエータドライバ32に入
力される。
【0042】また、VCM追従制御回路36の出力信号
とコントローラ34により動作が制御されるVCM第1
移動制御回路37の出力信号とはコントローラ34によ
り切換えが制御されるスイッチ38の接点E,Dを介し
てVCMドライバ39に入力される。VCMドライバ3
9から出力される駆動信号で粗アクチュエータとして動
作するVCM25が駆動される。
【0043】この実施例では第1移動モードでは、図3
に示すようにコントローラ34により、スイッチ31は
接点Cと、スイッチ38は接点Dと接続される。これに
より、精アクチュエータとして動作するトラックアクチ
ュエータ33を駆動するトラックアクチュエータドライ
バ32には、トラックアクチュエータ追従制御回路35
の出力が入力される。
【0044】このトラックアクチュエータ追従制御回路
35は、トラックアクチュエータ33とVCM25のず
れを示す位置誤差信号PESに、位相遅れ、位相進み等
の処理を行い、トラックアクチュエータ33とVCM2
5との位置誤差がなくなるような指示を、トラックアク
チュエータドライバ32に指示する。VCM第1移動制
御回路37の回路構成を図4に、その動作タイミングチ
ャートを図5に示す。
【0045】図4に示すように第1移動スタート信号4
1はラッチ回路42に入力され、基準クロック43のタ
イミングで第1移動スタート信号41をラッチし、出力
端からANDゲート44を介して第1のカウンタ45の
カウントイネーブル端子ENに入力される。
【0046】この第1のカウンタ45及び第2のカウン
タ46のクロック入力端には上記基準クロック43が印
加され、このクロック数をカウントする。第1のカウン
タ45のカウントアップ出力はANDゲート44の反転
入力端に印加されると共に、第2のカウンタ46のカウ
ントイネーブル端子ENに入力される。この第2のカウ
ンタ46のカウントアップ出力はラッチ回路42のクリ
ア端子と第1及び第2のカウンタ45、46のリセット
端子に印加され、それぞれをリセットする。
【0047】VCM25を予め設定された加速度で加速
する加速パルスを生成するための基準電圧は電圧Vcc
とーVccにそれぞれ一方の端子が接続された抵抗R1
及びR2で分割されて生成される。つまり、この基準電
圧はVcc(R1ーR2)/(R1+R2)となり、こ
の電圧はバッファ47及びアナログスイッチ48を介し
て加算器49に入力される。
【0048】このアナログスイッチ48の制御端子はA
NDゲート44の出力端と接続されており、このAND
ゲート44の出力がハイレベルとなると、アナログスイ
ッチ48がONし、加算器49(及びスイッチ38の接
点D等)を経てVCM25には外周方向に移動させる加
速パルスとして出力される。
【0049】なお、この実施例ではVCM25は加速パ
ルスが印加される前に例えば最内周トラックより内側の
ある位置(例えばVCM25を最も内側に移動させた場
合の移動可能な端の位置)に設定され、その後に加速パ
ルスの印加により外周方向に移動されるようになってい
る。勿論、逆方向(最外周トラックより外側の位置から
内周側)に移動する構成にすることもできる。
【0050】また、VCM25を予め設定された減速加
速度で減速する減速パルスを生成するための基準電圧は
電圧VccとーVccにそれぞれ一方の端子が接続され
た抵抗R3及びR4で分割されて生成される。つまり、
この基準電圧はVcc(R3ーR4)/(R3+R4)
となり、この電圧はバッファ51及びアナログスイッチ
52を介して加算器49に入力される。
【0051】このアナログスイッチ52の制御端子は第
1のカウンタ45のカウントアップ出力端と接続され、
カウントアップ出力が出される期間、つまり第2のカウ
ンタ46のカウントイネーブルな期間に、VCM25を
この設定された減速加速度で減速させる。
【0052】上記加速パルスと減速パルスの電圧、パル
ス幅は、VCM25を、外乱がある場合でもトラックエ
ラー信号TESを検出できる位置まで移動し、かつ光ス
ポットが逆走しないような値の組み合わせとなるように
設定されている。次にこのVCM第1移動制御回路37
の動作を説明する。
【0053】コントローラ34により、図5(a)に示
す第1移動スタート信号41が指示されると、ラッチ回
路42により、その信号41が保持され、図5(b)に
示す第1移動期間信号54が生成される。この第1移動
期間信号54と、図5(d)に示すカウンタ45のカウ
ントアップ出力信号45aを反転した信号は、ANDゲ
ート44に入力され、このANDゲート44の出力は、
カウンタ45のカウントイネーブル端子に印加されてい
る。
【0054】従って、カウンタ45は、第1移動期間信
号54の立ち上がり以後、カウンタ45が予め設定され
たカウントを終了して、カウントアップ信号45aを出
力するまでの期間、カウント動作を行うカウントイネー
ブル45b(図5(c)参照)となる。
【0055】前記カウンタ45のカウントアップ信号4
5aはカウンタ46のカウントイネーブル端子ENに印
加されているので、カウンタ45がカウント動作を終了
すると、カウンタ46はカウント動作を開始するカウン
トイネーブル46b(図5(e)参照)の期間となり、
予め設定されたカウントを終了すると、図5(f)に示
すカウントアップ信号46aを出力する。
【0056】またカウンタ46がカウント動作を終了す
ると、第1移動期間信号54、カウンタ45のカウント
アップ信号45a、カウンタ46のカウントアップ信号
46aがクリアされる。
【0057】また、カウンタ45のカウントイネーブル
信号45bは、アナログスイッチ48をONし、抵抗R
1とR2で分圧された基準電圧がVCM25を予め設定
した加速度で、外周方向に移動させる加速パルスとなる
ように加算器49に入力される。
【0058】さらにその後、前記カウンタ46のカウン
トイネーブル信号46bは、アナログスイッチ52をO
Nし、抵抗R3とR4で分圧された基準電圧がVCM2
5を減速させる減速加速度パルスとなるように加算器4
9に入力される。
【0059】これにより、図5(g)に示すように加算
器49の出信号力49aは、カウンタ45がイネーブル
な期間に加速パルスを出力後、カウンタ46がイネーブ
ルな期間に減速パルスを出力する信号となる。この加速
パルスと減速パルスの電圧、パルス幅は、VCM25
を、外乱がある場合でもトラックエラー信号TESを検
出できる位置まで移動し、かつ光スポットが逆走させな
い。
【0060】これにより、第1移動モードでは、トラッ
クアクチュエータ33は、VCM25との位置誤差がな
くなるように制御され、VCM25は、外乱がある場合
でもトラックエラー信号TESを検出できる位置まで移
動し、かつ光スポットが逆走しないように制御される。
【0061】この第1移動モードが終了すると、コント
ローラ34により、スイッチ31は接点Bと、スイッチ
38は接点Eと接続される。これにより、トラックアク
チュエータ33を駆動するトラックアクチュエータドラ
イバ32にはトラックアクチュエータシーク制御回路2
9の出力が入力される。
【0062】このトラックアクチュエータシーク制御回
路29は、トラックエラー信号TESより算出した光ス
ポット速度が、トラックエントリが可能な速度となるよ
うな指示をトラックアクチュエータドライバ32に指示
する。
【0063】一方、VCM25を駆動するVCMドライ
バ39には、VCM追従制御回路36の出力が入力さ
れ、このVCM追従制御回路36は、トラックアクチュ
エータ33とVCM25の基準位置からの位置誤差を示
す位置誤差信号PESに、位相遅れ、位相進み等の処理
を行い、トラックアクチュエータ33とVCM25の位
置誤差がなくなるような指示をVCMドライバ39に指
示する。
【0064】これにより、第2移動モードでは、トラッ
クアクチュエータ33は、スポット速度がトラックエン
トリ可能な速度となるように制御され、VCM25は、
このトラックアクチュエータ33との位置誤差がなくな
るように指示される。
【0065】この第2移動モードで、スポット速度がト
ラックエントリが可能な速度となると、コントローラ3
4により、スイッチ31が接点Aと接続される。これに
より、トラックアクチュエータ33を駆動するトラック
アクチュエータドライバ32には、トラックアクチュエ
ータトラックサーボ位相補償回路28の出力が入力され
る。
【0066】このトラックアクチュエータトラックサー
ボ位相補償回路28では、トラックエラー信号TES
に、位相遅れ、位相進み等の処理を行い、スポットがト
ラック中心に位置するような指示をトラックアクチュエ
ータドライバ32に指示する。一方、VCM25を駆動
するVCMドライバ39にはVCM追従制御回路36の
出力が入力されたままとなる。これにより、トラックア
クチュエータ33とVCM25が協調する事で、トラッ
クサーボの制御が行われる。
【0067】このように、外乱がある場合でも、光スポ
ットを、トラックエラー信号TESを検出できる位置ま
で移動し、かつ光スポットが逆走しないような制御を行
う第1移動モードと、スポット速度をエントリが可能な
速度にする第2移動モードを有する事により、光スポッ
トの逆走によるシーク処理中のピックアップの暴走を防
止すると共に、トラッキングサーボ引き込みの時間の増
加も防止する事が可能となり、短時間でトラッキングサ
ーボ引き込み状態に設定できる。
【0068】従って、初期設定時とか異常な状態になっ
た場合には、この実施例のようにエントリシーク制御を
行うと、VCM25が内周側のホームポジション等の位
置に設定した状態から比較的短時間でトラックエラー信
号TESが検出される位置まで光スポットが逆走するこ
となく移動され、その後トラッキング引き込みが可能な
速度、つまりエントリ可能な速度に設定され、短時間で
トラッキングサーボ引き込み状態に設定できる。
【0069】トラッキングサーボ引き込み状態において
はそのトラックナンバを読み取ることにより、ピックア
ップ24の位置を決定でき、目標トラックに向けて通常
のシークを行うことが可能になる。
【0070】次に本発明の第2実施例を説明する。この
第2実施例におけるVCM第1移動制御回路61の回路
構成図を図6に、その動作タイミングチャートを図7に
示す。光学系等の構成は図3と同じであり、その説明を
省略する。
【0071】本実施例では、第2の加速パルス生成のた
めに、カウンタ62と、ANDゲート63、ORゲート
64、反転アンプ65が追加されている。以下に第1実
施例と異なる構成及び動作について述べる。
【0072】前記カウンタ45のカウントアップ信号4
5aは、ANDゲート63に入力され、このANDゲー
ト63の他方の入力端にはカウンタ46のカウントアッ
プ信号46bを反転した信号が入力される。
【0073】上記ANDゲート63の出力は、カウンタ
46のカウントイネーブル端子ENに印加される。これ
により、カウンタ46は、カウンタ45がカウント動作
を終了後、カウンタ46が予め設定されたカウントを終
了してカウントアップ信号46bを出力するまでの期
間、カウント動作を行う。
【0074】前記カウンタ46のカウントアップ信号4
6aは、カウンタ62のカウントイネーブル端子ENに
も入力される。これにより、カウンタ62は、カウンタ
46が、カウント動作を終了すると、カウント動作を開
始し(図7(g)のカウントイネーブル62bの期間参
照)、予め設定されたカウントを終了すると、図7
(h)に示すカウントアップ信号62aを出力する。
【0075】またカウントアップ信号62aは、ラッチ
回路42、カウンタ45、カウンタ46、カウンタ62
のリセット端子に印加される。これにより、カウンタ6
2がカウント動作を終了すると、第1移動期間信号4
1、カウンタ45のカウントアップ信号45a、カウン
タ46のカウントアップ信号46a、カウンタ62のカ
ウントアップ信号62aがクリアされる。
【0076】前記カウンタ45のカウントイネーブル信
号45bと、カウンタ62のカウントイネーブル62b
の信号は、ORゲート64に入力され、このORゲート
64の出力は、アナログスイッチ48の制御端子に印加
される。このアナログスイッチ48の入力端には、バッ
ファ47を介して、抵抗R1とR2により設定された電
圧が印加されている。
【0077】抵抗R1とR2は、、電圧V=+Vcc
(R1−R2)/(R1+R2)が、VCM25を予め
設定した加速度で、外周方向に移動させる加速パルスと
なるように設定されている。
【0078】さらに前記カウンタ46のカウントイネー
ブル46bの信号は、アナログスイッチ52の制御端子
に印加される。このアナログスイッチ52の入力端に
は、反転アンプ65を介して、バッファ47の出力電圧
を反転した電圧が印加されている。アナログスイッチ4
8とアナログスイッチ52の出力は加算器49により加
算される。
【0079】そして、図7(i)に示すように加算器4
9の出力49aは、カウンタ45がイネーブルな期間に
加速パルス出力後、カウンタ46がイネーブルな期間に
減速パルスを出力し、さらにカウンタ62がイネーブル
な期間に第2の加速パルスを出力する信号となる。
【0080】この加速パルスと減速パルスの電圧、パル
ス幅は、VCM25を、外乱がある場合でもトラックエ
ラー信号を検出できる位置まで移動できる指示値の組み
合わせとなっており、第2の加速パルスのパルス幅は、
光スポットが逆走しない指示値となっている。
【0081】これにより、第1実施例と同様に、光スポ
ットの逆走による、シーク処理中のピックアップが暴走
を防止すると共に、トラッキングサーボ引き込みの時間
の増加も防止する事が可能となる。
【0082】図8は本発明の第3実施例におけるトラッ
クアクチュエータシーク制御回路29の動作内容をフロ
ーチャートで示す。
【0083】本実施例のシーク制御回路29では、第2
移動モードに移行時のスポット速度Voを検出し(シー
ケンスS2)、その検出速度により光スポットの目標速
度Vtをエントリ可能な速度に順次近づける(シーケン
スS5)ようにしている。
【0084】これにより、第2移動モードに移行時のス
ポット速度が、エントリ可能な速度と大幅に異なった場
合でも、安定してトラックエントリを行なう事が可能と
なる。
【0085】図8において、シーケンスS1により、第
1の移動動作の終了を待ち、その後のシーケンスS2に
よって第2移動モードに移行開始時のスポット速度Vo
を計測する。次のシーケンスS3により、目標速度に設
定するのに使用される目標速度タイマを初期化する。つ
まり、TM=0に設定する。
【0086】目標速度タイマを初期化した後、適宜時間
間隔等でシーケンスS4により現在のスポット速度がエ
ントリ可能な速度か否かを判断し、エントリ可能な速度
でない場合には、シーケンスS5により目標速度Vtを
Vo−A*TMに更新してエントリ可能な速度に下げ、
シーケンスS4に戻る。ここで、Aは減速加速度を表
す。シーケンスS5により目標速度Vtを順次下げるこ
とにより、いずれエントリ可能な速度になると、このト
ラックアクチュエータシーク制御回路29の動作は終了
する。
【0087】この後は図3のスイッチ31の接点AがO
Nするように切換えられ、トラックアクチュエータドラ
イバ39には、トラックアクチュエータトラックサーボ
位相補償回路28の出力が入力され、トラック引き込み
の動作が行われることになる。
【0088】この第3実施例は第1実施例と同様な効果
を有すると共に、さらにスポット速度をエントリ可能な
速度に確実に設定でき、安定したエントリシークが可能
になる。
【0089】なお、図1(b)に示したエントリシーク
制御機構1’を利用してVCMの速度をエントリ可能と
なるように制御してエントリシークを行うこともでき
る。
【0090】
【発明の効果】外乱がある場合でも、光スポットを、ト
ラックエラー信号を検出できる位置まで移動し、かつ光
スポットが逆走しないような制御を行う第1移動モード
と、この第1移動モードの後にスポット速度を、エント
リが可能な速度にする第2移動モードを有する事によ
り、光スポットの逆走によるシーク処理中のピックアッ
プの暴走を防止すると共に、トラッキングサーボ引き込
みの時間の増加も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるエントリシーク制御機構の構成
を示すブロック図。
【図2】図1の動作説明図。
【図3】本発明の第1実施例の光ディスク装置の全体構
成図。
【図4】VCM第1移動制御回路の回路図。
【図5】VCM第1移動制御回路の動作説明用タイミン
グチャート図。
【図6】本発明の第2実施例におけるVCM第1移動制
御回路の回路図。
【図7】VCM第1移動制御回路の動作説明用タイミン
グチャート図。
【図8】本発明の第3実施例におけるトラックアクチュ
エータシーク制御回路の動作を示すフロー図。
【符号の説明】
1…エントリシーク制御機構 2…トラックエラー信号 3…精アクチュエータトラック制御手段 4…精アクチュエータシーク制御手段 5…精粗位置誤差信号 6…精アクチュエータ追従制御手段 7…粗アクチュエータ追従制御手段 8、12、18、19…スイッチ 9…精アクチュエータ駆動手段 10…精アクチュエータ 11…粗アクチュエータ第1移動制御手段 13…粗アクチュエータ駆動手段 14…粗アクチュエータ 17…粗アクチュエータシーク制御手段 21…光ディスク装置 23…光ディスク 24…光ピックアップ 25…VCM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動範囲が微小な精アクチュエータと、
    ディスクの広い範囲でスポットを移動させる粗アクチュ
    エータを有し、粗アクチュエータに、予め設定した加
    速、減速指示値を指示する第1の移動モードと、前記第
    1の移動モードの後に精アクチュエータには、シーク目
    標速度に追従するような指示を行い、粗アクチュエータ
    には、精アクチュエータに追従するような指示を行う第
    2の移動モードを有する事を特徴とする、光ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 移動範囲が微少な精アクチュエータと、
    ディスクの広い範囲でスポットを移動させる粗アクチュ
    エータを有し、粗アクチュエータに、予め設定した加
    速、減速指示値を指示する第1の移動モードと、前記第
    1の移動モードの後に粗アクチュエータに、シーク目標
    速度に追従するような指示を行う第2の移動モードを有
    する事を特徴とする、光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の移動モードの粗アクチュエー
    タに対する加速指示及び減速指示が、外乱がある場合に
    もスポットが逆走しない値に設定されている事を特徴と
    する請求項1または2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の移動モードの粗アクチュエー
    タに対する指示値が、加速指示値と、前記加速指示値と
    同じ大きさで極性が逆の減速指示と、外乱がある場合に
    もスポットが逆走しない値に設定されている第2の加速
    指示よりなる事を特徴とする、請求項1または2記載の
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の移動モード開始時のスポット
    速度を検出する、第2移動モード開始時速度検出手段
    と、前記第2移動モード開始時速度検出手段の出力によ
    り第2移動モードの精アクチュエータに対する目標速度
    を変えるシーク制御手段を有する事を特徴とする請求項
    1または2記載の光ディスク装置。
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