JPH07121866B2 - 育毛機能の改善剤 - Google Patents

育毛機能の改善剤

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JPH07121866B2
JPH07121866B2 JP5088819A JP8881993A JPH07121866B2 JP H07121866 B2 JPH07121866 B2 JP H07121866B2 JP 5088819 A JP5088819 A JP 5088819A JP 8881993 A JP8881993 A JP 8881993A JP H07121866 B2 JPH07121866 B2 JP H07121866B2
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JP
Japan
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hair
sepiomelanin
growth function
improving
ink
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JP5088819A
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JPH06298656A (ja
Inventor
奉燮 朴
Original Assignee
濱田 哲
鄭 淳▲ちょる▼
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセピオメラニン(Sep
io Melanin)を活性成分とする育毛機能の改
善剤に関するもので、より詳細には頭足類(Cepha
lopodo)の墨汁から抽出したセピオメラニンを活
性成分とし、白髪を黒髪に改善する育毛機能の改善剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の育毛機能の改善剤は、主として脱
毛防止あるは増毛作用を有するものであって、ハゲかか
っている人に効果的な、いわば養毛剤であったが、これ
ら従来の養毛剤は、髪の毛の数が減らないまま髪の毛が
白く変化するという、若者または子供にさえ見られる白
髪現象の治療には不適当であった。さらに、白髪に対す
る従来の方法としては染め薬を使う方法しかなかった
が、染め薬の多くは化学物質であって、毛髪を乾燥させ
たり、皮膚にアレルギ−の副作用を起こさせるばかり
か、これは一時的な手段であって、度毎に染めなければ
ならないという面倒な点があった。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの従来の養毛剤と染め薬の短所を改善して、白髪を治
療するのに効果的な育毛機能の改善剤を提供することに
ある。
【0004】頭足類に属する真イカの墨汁腺は頭足類に
特有な腺組織で、外套腔の端部近くの正中線上に一つあ
る西洋の船のような形の墨汁嚢中にあって、墨汁を分泌
している。この墨汁は、墨汁管を通って肛門近くにある
外套腔で外界に強く排泄され、主に逃げるときの自己防
御手段であることは、広く知られている。
【0005】この墨汁の成分はセピオメラニンと呼ば
れ、アルブミン蛋白質とメラニン色素を主成分としてい
る。これには、無機塩、主に炭酸カルシウム及び炭酸マ
グネシウム、そして微量のカロチノイドが含有されてい
る。
【0006】一般に、フェノ−ル類が酸化剤によって酸
化されて誘導された茶色ないし黒色の高分子の色素を総
称してメラニンという。真イカの場合、墨汁嚢の内壁で
は、銅を含有するチロシナ−ゼが分泌されてチロシンが
ド−パ(Dopa)に酸化され、ついで次式のような経
路でメラニンが形成されることが知られている。
【0007】
【化1】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このセピオ
メラニンと呼ばれている黒色あるいは黒褐色の色素が毛
髪メラニンとその性質がかなり一致しているということ
に着目し、イカの墨汁から抽出したセピオメラニンが、
毛髪メラニン色素の不足に起因する白髪の改善に有効で
ある可能性を考慮して、反復実験を行なった。その結
果、このセピオメラニンが白髪の改善に驚く程の効果を
表わすという事実を発見して、本発明を完成するに至っ
た。
【0009】真イカの墨汁嚢から墨汁を取り出して、セ
ピオメラニンを抽出するが、この抽出には、一般的に天
然物、例えばフル−ツジュ−スなどの抽出に利用されて
いる高分子膜などが使用される。
【0010】セピオメラニンを含有する抽出物は、その
まま外用剤又は内服剤の組成物としても良いし、乾燥さ
せた粉末を外用剤や内服剤に調製してもよい。
【0011】本発明の育毛機能の改善剤を外用剤として
調整する場合は、溶液、粘調液、硫化液などの形態で使
用できる。例えば本発明のセピオメラニンを含有する抽
出物又はその粉末を利用して、公知の方法で任意の望ま
しい剤形、すなわち、液状、油状、ペ−スト状のような
ヘアトニック、ヘアロ−ション、ヘアクリ−ムなどを作
ることができる。最も望ましいのは液状のヘアトニック
であり、ブラシを利用して毛髪に塗ったり、スプレ−を
かける方法で使用することができる。
【0012】この場合、活性成分と共に、通常使用され
ている基剤として、蒸留水、アルコ−ル類などを添加す
ることができる。また、薬効成分として、ビタミン、ア
ミノ酸類、殺菌剤、防腐剤、及びメント−ルなどの香料
を同時に含有させても良い。このような外用剤は、セピ
オメラニン抽出物1〜50重量%を含有する上記製剤
を、単位面積(cm2 )当たり1〜1000mg、一日
1〜2回毛髪又は頭皮に塗布する方法で使用する。
【0013】また、本発明の育毛機能の改善剤を内服剤
とする場合には、錠剤、カプセル、顆粒、油剤、シロッ
プなどに調剤して経口薬剤として使用できる。
【0014】本発明のセピオメラニンを含有する抽出物
あるいはその粉末を活性成分として、他の薬剤成分と共
に製剤化する場合は、公知の方法によって製剤化でき
る。活性成分は、滑石、アラビアゴム、ラクト−ス、澱
粉、ステアリン酸マグネシウム、動物性もしくは植物性
油、種々の水和、分散、硫化剤及び/又は防腐剤のよう
な薬剤成分ならびに通常使用されている賦形剤とともに
製剤化することができる。
【0015】服用量は、症状によって変えられるが、成
人の場合は、一日セピオメラニン抽出物5〜500m
g、望ましくは10〜200mgを投与する。
【0016】本発明の育毛機能の改善剤は、外用剤と内
服剤のいずれでも使用可能であるが、上記の2つの製剤
を同時に使用するとより良い効果を現わす。
【0017】
【実施例】本発明を実施例を挙げてより詳細に説明す
る。
【0018】
【実施例1】ヘヤトニックの製造 真イカの墨汁嚢から墨汁を採取して、高分子の分離膜に
より抽出したセピオメラニンを乾燥させた粉末を、下記
の組成で調製された組成物に10重量%添加して、ヘア
トニックを調製した。
【0019】 メント−ル 10 重量部 香料 0.2重量部 95%エタノ−ル 45 重量部 蒸留水 44.5重量部
【0020】
【実施例2】錠剤の製造 真イカの墨汁嚢から墨汁を採取して、高分子の分離膜で
抽出したセピオメラニンを乾燥させた粉末を使用して賦
形剤と共に錠剤を打錠した。
【0021】 セピオメラニン粉末 100mg 賦形剤(滑石、澱粉、ステアリン酸マグネシウム) 1000mg
【使用例1】セピオメラニンを含有する上記実施例2の
錠剤を、白髪の被験者17名に1日2錠継続して服用さ
せた結果、30日後に、15名の被験者において、白髪
の毛根部分が黒くなっていることが発見できた。また被
験者の白髪の程度によっては、約3ケ月ないし6ケ月後
には、白髪に顕著な改善をもたらし、外観上では白髪が
殆ど目立たなくなった。
【0022】
【使用例2】白髪に対する効果は、実施例1のヘアトニ
ックと実施例2の錠剤を併用した場合に著しく、6ケ月
後、被験者の17名中16名に白髪の改善が見られた。
【0023】
【発明の効果】上記のように、本発明のセピオメラニン
を含有する育毛機能の改善剤を使用することによって、
白髪現象の顕著な改善をもたらすだけでなく、本発明の
育毛機能の改善剤は、天然物から抽出したものであっ
て、化学薬品のように水銀、鉛、砒素などの重金属、そ
の他、人体に有害な毒性物質を全く含有していないの
で、毛髪が乾燥する恐れや、アレルギ−などの皮膚疾
患、その他の副作用を起こさないという長所がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セピオメラニンを活性成分とする育毛機
    能の改善剤。
JP5088819A 1993-04-15 1993-04-15 育毛機能の改善剤 Expired - Lifetime JPH07121866B2 (ja)

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JP5088819A JPH07121866B2 (ja) 1993-04-15 1993-04-15 育毛機能の改善剤

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JPH06298656A JPH06298656A (ja) 1994-10-25
JPH07121866B2 true JPH07121866B2 (ja) 1995-12-25

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ID=13953535

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US6342327B1 (en) * 2000-12-28 2002-01-29 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Developing agent having a sepiomelanine pigment
DK1759683T3 (da) * 2004-05-21 2012-01-30 Tadashi Goino Hovedbunds- og hårplejesammensætning
TN2018000317A1 (fr) * 2018-09-14 2020-01-16 Ghidhaoui Abir Le B-RAFI, comprimé pelliculé sécable agissant par hydrolysation du peroxyde d'hydrogène dans les follicules pileux pour inhiber le vieillissement précoce des cheveux "la canitie", la dépigmentation de la peau "vitiligo" et une pommade pour le "psoriasis".

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Publication number Publication date
JPH06298656A (ja) 1994-10-25

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