JPS63135315A - 養毛化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、養毛化粧料に間し、安全でかつ優れた養毛効
果を有するクロレラエキスを含有する養毛化粧料に関す
る。

一般に、養毛料には、養毛、膏毛効果が期待される各種
の薬効剤が配合されている。薬効剤としては、例えばビ
タミンＥなどのビタミン剤、セリン、メチオニンなどの
アミノ酸類、アセチルコリン誘導体などの血管拡張剤、
紫根エキス等の抗炎症剤、エストラジオールなどの女性
ホルモン剤、セファランチンなどの皮膚機能九進剤、パ
ントテン酸銅などのメラニン合成触媒剤、サリチル酸な
どの角質溶解剤や、各種植物抽出エキス、胎盤抽出エキ
スなどが配合され、脱毛症の予防及び治療に用いられて
いる。そして、その薬効剤として使用される物質は、優
れた主目的効果を呈するとともに、比較的長期間にわた
り連用することから、特に安全性が高いことが要求され
る。

本発明者は、養毛、育毛効果を有する新規な薬効剤の探
索研究をなした結果、クロレラエキスが非常に養毛、育
毛効果に優れ、かつ安全性も高いことを見出し、本発明
を完成した。

クロレラエキスは、緑藻クロレラの熱水抽出液であり、
免疫効果の促進、細胞の新陳代謝の活発ｆヒが確認され
、ガン、糖尿病、山内症、高血圧、動脈硬化、肝臓病、
腎臓病などの治療に利用されている。

本発明の養毛化粧料の実施に際しては、クロレラエキス
を配合したローション、ゲル、乳液、クリーム等の外用
剤型のいずれを採用してもよく、これらは常法に従って
製することができる。

これら外用剤に含有されるクロレラエキスの含量は０．
１〜２０重量％、好ましくは０．５〜１０重量％が考え
られる。

また、この発明においては、クロレラエキスは次のいず
れかの配合成分に混合することにより、その効果を増大
させることができる。

この配合物としては、女性ホルモン、ビタミンＢ６、ビ
タミンＥ、パントテン酸、セファランチン、セリン、メ
チオニン、アセチルコリン誘導体、紫根エキス、トウガ
ウシチンキ、センブリエキス、ヒノキチオール、胎盤抽
出エキス、サリチル酸、感光素、オードキニン、ペンタ
デカン酸誘導体などの通常育毛料に配合されている成分
全てが挙げられる。

そして、本発明に係る養毛化粧料にはクロレラエキスの
ほか、上記の通常養毛料に用いられる添加剤、さらには
、アルコール類、油成分、色素（無機顔料も含む）、香
料、界面活性剤、高分子、特殊成分（ホルモン類、ビタ
ミン類、紫外線吸収剤、抗酸化剤、防腐剤、殺菌剤等）
、水などを配合することができる。

（発明の効果） 本発明の養毛化粧料は、ヒトまたは動物の皮膚に塗布す
ると顕著良好な毛成長促進効果（養毛効果）を発揮し、
安全性も高く、かつ長期保存しても安定であって、その
商品価値は極めて高く、新規養毛化粧料として有用なも
のである。

（実施例） 以下、実施例、処方例をもって本発明を説明する。また
、白色マウスに対する毛成長促進効果、ヒト頭髪に対す
る毛成長促進効果等の試験方法を下記に示す。

（１）マウス毛成長促進効果試験方法 ｄｄＹ系白色マウス（雄、６週齢、平均体重３５ｇ）の
尾部よりの背部皮膚を電機バリカンで刈った後、脱毛ク
リームにより完全に脱毛し、翌日より試験液及び比較液
（アルコール水溶液のみ）をマウスの被験部皮膚の半分
だけに、毎日朝夕２回、１回当たりそれぞれ０．３ｍｌ
を塗布した（１検休について各１０匹）、実験開始後１
５日目の毛の成長を色差計で測定し、Ｌ値（マンセルの
明度）を算出してその値から評価した。Ｌ値は色差計に
よる測定値をハンター色度図を用いて算出したものであ
る。結果を第１表に示す。

（２）ヒト頭髪毛成長促進試験方法 試験例　１ クロレラエキス１０％含有３０％アルコール溶液を、脱
毛で悩んでいる３０才から５５才の男性３０人（第１群
）、（第２群）、（第３群）各群１０人に、毎日入浴洗
髪後、乾いたタオルで頭髪な清拭後、所要量頭髪に被用
させた。４週間後の結果を第２表に示す。

脱毛試験は、洗髪後、乾燥したタオルで頭髪を清拭した
際（拭く回数は一定）に、タオルに残った髪の毛の数で
判断した。

育毛、養毛については本人の自覚を問診で確認し、著効
という本人の自覚に対しては第三者が同時に頭部の産毛
の生え試況を目視で確認して結論した。

第２表中の有効については、本人の自覚のみで、第三者
の確認をともなわないものも含む。

試験例　２ 男性型脱毛症である被験者１０名の頭部の耳の上５ｃｍ
の位置の頭髪を、左右２ケ所、直径約Ｉｃｍ剃毛刺毛被
験部位に、試験液を左側に、比較液（３０％アルコール
溶液のみ）を右側と定め、毎日朝夕２回、約１ｍｌ塗布
した。効果の判定は試験開始後３０日ロー、左右の被験
部位の毛髪各々２０本ずつ刺毛し、左側の毛２０本の長
さの平均値（Ｂ）を右側の毛２０本の長さの平均値（Ａ
）で除した値を求めて評価した。結果を第３表に示す。

以下に本発明の養毛化粧料の処方例を示す。処方例の数
値はいずれも重量％を表わす。

処方例１　アルコールローション クロレラエキス　　　　　　　５．０ ９５％エタノール　　　　　６０．０ 精製水　　　　　　　　　　３５．０ 処方例２　クリーム クロレラエキス　　　　　　１０．０ １．３−ブチレングリコール　　５．０サラシミツロウ
　　　　　　　３．０ セレシン　　　　　　　　　　２．０ 流動パラフイン　　　　　　２５．０ セタノール　　　　　　　　　　５．０ポリオキシエチ
レン　　　／３．０ セチルエーテル モノステアリン酸ソルビ　　　３６０ タン 精製水　　　　　　　　　　４４，０ 処方例３　乳　液 ステアリン酸　　　　　　　　２．５ セチルアルコール　　　　　　１．５ ワセリン　　　　　　　　　　５．０ 流動パラフイン　　　　　　１０．０ ポリオキシエチレン　　　　　２．０ モノオレイン酸エステル ポリエチレングリコール　　　３．０ トリエタノールアミン　　　　１．０ クロレラエキス　　　　　　１０．０ 精製水　　　　　　　　　　６５．０ 上記処方例のアルコールローション、クリーム、乳液は
いずれも、１力月以上の使用により、ヒト頭髪において
、顕著な脱毛の予防、毛成長促進効果が認められた。尚
、皮膚刺激等の副作用は全く認められなかった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クロレラ（緑藻）エキス（抽出液）を含有することを特
   徴とする養毛化粧料。