JPH07121853B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH07121853B2 JPH07121853B2 JP441887A JP441887A JPH07121853B2 JP H07121853 B2 JPH07121853 B2 JP H07121853B2 JP 441887 A JP441887 A JP 441887A JP 441887 A JP441887 A JP 441887A JP H07121853 B2 JPH07121853 B2 JP H07121853B2
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- Japan
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- arbutin
- skin
- external preparation
- sodium bisulfite
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/02—Preparations for care of the skin for chemically bleaching or whitening the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/60—Sugars; Derivatives thereof
- A61K8/602—Glycosides, e.g. rutin
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/74—Biological properties of particular ingredients
- A61K2800/78—Enzyme modulators, e.g. Enzyme agonists
- A61K2800/782—Enzyme inhibitors; Enzyme antagonists
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルブチンを配合してなる皮膚外用剤の着色に
対する安定性を増し、美白効果にすぐれた安全性の高い
皮膚外用剤に関するものである。
対する安定性を増し、美白効果にすぐれた安全性の高い
皮膚外用剤に関するものである。
ところが、アルブチンは、製剤の基材に配合し日光暴露
条件下や高温下に保存すると、始め淡黄色に着色し、そ
の着色度は経時的に増大し褐変化する傾向がある。この
着色によって商品価値が低下することは避けられない。
条件下や高温下に保存すると、始め淡黄色に着色し、そ
の着色度は経時的に増大し褐変化する傾向がある。この
着色によって商品価値が低下することは避けられない。
本発明者らはアルブチンの着色が経時的に増大するのを
防止する目的で、さまざまな有機酸、例えばクエン酸、
酒石酸、乳酸、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸アンモニ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウムあるいは亜硫
酸カルシウム等についてそれらの効果を検討した結果、
亜硫酸水素ナトリウムに優れた着色防止効果があること
を見い出し、特に亜硫酸水素ナトリウムをpH4〜7の弱
酸性から中性領域で使用することによって著しく着色が
防止されることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
防止する目的で、さまざまな有機酸、例えばクエン酸、
酒石酸、乳酸、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸アンモニ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウムあるいは亜硫
酸カルシウム等についてそれらの効果を検討した結果、
亜硫酸水素ナトリウムに優れた着色防止効果があること
を見い出し、特に亜硫酸水素ナトリウムをpH4〜7の弱
酸性から中性領域で使用することによって著しく着色が
防止されることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は亜硫酸水素ナトリウムとアルブチン
とを配合することを特徴とする皮膚外用剤である。
とを配合することを特徴とする皮膚外用剤である。
本発明に係る皮膚外用剤に配合される亜硫酸水素ナトリ
ウムの配合量はアルブチン1重量部に対して0.0001〜1
重量部、好ましくは0.001〜0.1重量部である。
ウムの配合量はアルブチン1重量部に対して0.0001〜1
重量部、好ましくは0.001〜0.1重量部である。
また本発明に用いられるアルブチンの皮膚外用剤全量に
対する配合量は通常0.1〜30重量%であり、好ましくは
1〜20重量%である。
対する配合量は通常0.1〜30重量%であり、好ましくは
1〜20重量%である。
本発明の皮膚外用剤においては前記必須構成成分の他
に、化粧品、医薬品等に一般に用いられる各種成分、す
なわち水性成分、粉末成分、界面活性剤、保湿剤、増粘
剤、紫外線吸収剤、色剤、皮膚栄養剤(酢酸トコフェロ
ール、パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン
酸塩など)、香料等を配合することができる。もちろん
これらは本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内で
使用されなければないない。
に、化粧品、医薬品等に一般に用いられる各種成分、す
なわち水性成分、粉末成分、界面活性剤、保湿剤、増粘
剤、紫外線吸収剤、色剤、皮膚栄養剤(酢酸トコフェロ
ール、パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン
酸塩など)、香料等を配合することができる。もちろん
これらは本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内で
使用されなければないない。
本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、例えば化粧水
等の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化系あるいは軟
膏、分散液等の剤型をとることができる。
等の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化系あるいは軟
膏、分散液等の剤型をとることができる。
つぎに実施例を挙げて本発明の効果について説明する。
本発明はこれによって限定されるものではない。
本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1:クリーム (A) セタノール 5.0 マイクロクリスタリンワックス 2.0 ワセリン 5.0 スクワラン 5.0 イソオクタン酸セチル 3.0 ホホバ油 3.0 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウリン酸エ
ステル 2.0 モノステアリン酸グリセリル 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 パントテニールエチルエーテル 0.1 香料 0.3 エチルパラベン 0.3 (B) アルブチン 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 1,3−ブチレングリコール 5.0 プロピレングリコール 5.0 グリチルリチン酸モノアンモニウム塩 0.05 精製水 残余 油相部Aを70℃にて溶解する。水相部Bを70℃にて溶解
し、BにAを混合し、乳化機にて乳化後乳化物を熱交換
器にて30℃まで冷却したのち充填を行う。
ステル 2.0 モノステアリン酸グリセリル 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 パントテニールエチルエーテル 0.1 香料 0.3 エチルパラベン 0.3 (B) アルブチン 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 1,3−ブチレングリコール 5.0 プロピレングリコール 5.0 グリチルリチン酸モノアンモニウム塩 0.05 精製水 残余 油相部Aを70℃にて溶解する。水相部Bを70℃にて溶解
し、BにAを混合し、乳化機にて乳化後乳化物を熱交換
器にて30℃まで冷却したのち充填を行う。
実施例2:乳液 (A) ステアリン酸 1.0 ビースワックス 1.0 ワセリン 2.5 脱臭ラノリン 1.5 月見草油 2.0 ミリスチン酸イソプロピル 5.0 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 香料 0.2 (B)アルブチン 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 1.0 グリセリン 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.2 水酸化カリウム 0.2 精製水 残余 製造法はクリームに準ずる。
実施例3:美容液 (A) エタノール(95%) 10.0 ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル 1.0 メチルパラベン 0.15 パントテニルエチルエーテル 0.1 (B) 水酸化カリウム 0.1 (C) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 アルブチン 7.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 精製水 残余 A、Cをそれぞれ均一に溶解し、CにAを加えて可溶化
する。ついでBを加えたのち充填をおこなう。
する。ついでBを加えたのち充填をおこなう。
実施例4:パック アルブチン 3.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.3 ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2,000)13.
0 エチルアルコール(95%) 7.0 グリセリン 10.0 オリーブ油 3.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 精製水 残余 各成分を80℃で加熱混合したのち充填をおこなう。
0 エチルアルコール(95%) 7.0 グリセリン 10.0 オリーブ油 3.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 精製水 残余 各成分を80℃で加熱混合したのち充填をおこなう。
実施例5:二層化粧水 アルブチン 1.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.001 エタノール(95%) 10.0 グリセリン 15.0 ポリオキシエチレン(20)−2−オクチルドデシルエー
テル 1.0 クエン酸 0.01 クエン酸ソーダ 0.09 カオリン 0.2 ベンガラ 0.5 グリチルリチン酸モノアンモニウム塩 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 0.1 精製水 残余 各成分を混合したのち充填を行う。
テル 1.0 クエン酸 0.01 クエン酸ソーダ 0.09 カオリン 0.2 ベンガラ 0.5 グリチルリチン酸モノアンモニウム塩 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 0.1 精製水 残余 各成分を混合したのち充填を行う。
本発明の皮膚外用剤は美白効果を有するアルブチンの経
時での褐変を防止する効果に優れた皮膚外用剤である。
以下、着色防止効果試験について記す。
時での褐変を防止する効果に優れた皮膚外用剤である。
以下、着色防止効果試験について記す。
(1) 試料 実施例3の美容液の処方で亜硫酸水素ナトリウムの添加
量をA(0%)、B(0.01%)、C(0.03%)とした。
量をA(0%)、B(0.01%)、C(0.03%)とした。
(2) 試験方法 60℃の恒温層に1カ月間放置したのち、SMカラーコンピ
ューター(モデル SM−4)(スガ試験機株式会社)を
使用して、△Eを測定した。基準値は試作当日に測定し
た数値を用いた。
ューター(モデル SM−4)(スガ試験機株式会社)を
使用して、△Eを測定した。基準値は試作当日に測定し
た数値を用いた。
(3) 試験結果 結果を表1に示す。表1に示す結果から亜硫酸水素ナト
リウムが着色防止にきわめて効果があることがわかる。
リウムが着色防止にきわめて効果があることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07H 15/20 (56)参考文献 特開 昭61−227515(JP,A) 特開 昭56−92215(JP,A) 特開 昭58−198421(JP,A) 特開 昭61−227514(JP,A) 特公 昭55−44043(JP,B2)
Claims (3)
- 【請求項1】亜硫酸水素ナトリウムとアルブチンとを配
合することを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】皮膚外用剤中の亜硫酸水素ナトリウムの含
量がアルブチン1重量部に対して0.0001〜1重量部であ
る第1項記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】皮膚外用剤中の亜硫酸水素ナトリウムの含
量がアルブチン1重量部に対して0.001〜0.1重量部であ
る第1項記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP441887A JPH07121853B2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP441887A JPH07121853B2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174910A JPS63174910A (ja) | 1988-07-19 |
JPH07121853B2 true JPH07121853B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=11583736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP441887A Expired - Fee Related JPH07121853B2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07121853B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0826371A4 (en) * | 1995-04-27 | 2000-11-15 | Akzo Nobel Nv | PREPARATION OF EMEDASTIN FOR EXTERNAL USE |
US6497860B1 (en) | 1996-11-04 | 2002-12-24 | Children's Hospital Medical Center | Skin lightening compositions |
JP5943543B2 (ja) * | 2010-12-16 | 2016-07-05 | 月桂冠株式会社 | メラニン抑制剤およびその用途 |
-
1987
- 1987-01-12 JP JP441887A patent/JPH07121853B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63174910A (ja) | 1988-07-19 |
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