JPH07121764B2 - 円板状物品の個別化装置 - Google Patents

円板状物品の個別化装置

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JPH07121764B2
JPH07121764B2 JP63137182A JP13718288A JPH07121764B2 JP H07121764 B2 JPH07121764 B2 JP H07121764B2 JP 63137182 A JP63137182 A JP 63137182A JP 13718288 A JP13718288 A JP 13718288A JP H07121764 B2 JPH07121764 B2 JP H07121764B2
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  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Testing Of Coins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、塊状に重なり合って供給されてくるコイン
等の円板状物品を個別化するための装置に関する。
(従来の技術) かかる装置の役目は普通、塊状に重なり合って供給され
てくる円板状物品、特に大きさの異なる物品を後続の装
置において選別し、計数し及び/又は積重ねて包装する
こともできるよう、それらを個別化することである。こ
れらの部品にはコインの外、例えば座金又はその他の自
動装置により製造した円板状部品もある。かかる物品は
普通円形であるが、例えば八角形コイン等の多角形の円
板状物品もこの概念に含まれる。
この種の装置は、たとえばドイツ特許公開明細書第2,90
2,648号に記載されているように、回転板に供給された
コインが、循環路上に配設されその高さを制限する排出
路から接線方向に対して外向きの角度で、上から把持す
るコンベヤベルトによって回転板から排出される。排出
路の高さ制限部と、コインを固定ベース上に押し上げる
コンベヤベルトがコインの個別化に寄与する。高さ制限
部は該当するコインのうち最も厚いコインに合わせてあ
る。2個のコインが連続して通過することのないように
排出口の通過幅は被処理コインのうち最小コインの直径
の2倍より小さくなければならない。各種通貨のコイン
寸法に適合するため前記幅は可変でなければならない。
2枚重ねても最も厚いコインより薄いようなコインも個
別化しなければならない場合、高さ制限による個別化は
不可能である。かかるコインが更に合同で重なり合った
場合、上側コインのみを把持するコンベヤベルトによっ
ても個別化は保証されない。というのも固定式ベース、
普通横方向で制限された通路は、高能率を達成するた
め、又絶えざる摩擦作用によっても一般に滑り特性が良
好であり、かかるコイン対が分離されることなく個別化
装置を通過するからである。
更に別の障害の可能性として狭隘部、例えば排出路とコ
ンベヤベルト把持箇所との間の出口等でコインが挟まれ
たり詰まったりして動かなくなることがある。かかる障
害時に対処するため周知の個別化装置は手動で解除可能
な操作要素を備えている。これでもってかかる障害を取
り除くことができるが、連続運転が一時的に中断され、
個別化装置の経済性が損なわれる。
ドイツ特許公開明細書第2,754,792号により周知の別の
個別化装置は高さ制限のため出口の前にローラを有し、
該ローラは重なり合ったコイルのうち上側コインを回転
板中心方向に撥除けるよう回転駆動される。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記従来例では、ローラは被個別化コインのう
ち最もコインも通過させねばならないので回転板との距
離が前述の固定式高さ制限部と同じであり、重なり合っ
た薄いコインがこのローラの下の隙間を通過する可能性
がある。
本発明は、寸法の異なる円板状物品を各寸法範囲に適合
しなくとも高能率で支障なく個別化する冒頭述べた形式
の装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、底部が駆動可能な
回転板で形成され、かつ縁部が固定された第1の案内環
で形成され、この案内環の出口領域を外側制限要素とこ
れより内側にオフセットされている内側制限要素により
形成して部品を供給するための容器と、前記回転板の回
転方向に見て出口の手前に配設されかつ前記外側制限要
素に導かれた円弧状に伸びる排出路と、前記出口から排
出する物品に上から接触し把持するように物品を案内路
に沿って搬出する第1の搬送部材とを備えて、円板状物
品、特にコインを個別化する装置であって、 前記出口は、前記回転板上に設けられるとともに、前記
外側制限要素と、この制限要素に対して前記搬送部材の
搬送方向にオフセットされた内側制限要素とによって形
成され、この制限要素間の出口幅は、選別される最も大
きな物品の直径に相当しており、前記制限要素間で前記
搬送部材の搬送方向に直交した前記出口の内寸法は、前
記出口幅よりも小さくなっており、 前記搬送部材は、出口内に達すると共に、前記出口の前
にある排出路の部分に対してほぼ接線方向に伸びてお
り、さらに、内側制限要素の回り及び出口から離れた位
置で回転板によって運ばれる物品よりも速い速度で内側
制限要素に当たる物品を搬送することを特徴としてい
る。
(作 用) 上記構成により、径寸法及び厚さ寸法の異なる種々の円
板状物品は、出口の一端である内側制限要素に当たりな
がら、出口内側まで伸びている第1の搬送部材に接触し
て、その回りで回動し、さらに、第1の搬送部材の下側
車間部分により把持される形で搬送方向に移動する。
したがって、円板状物品は、出口領域で第1の搬送部材
に接触して、S字曲線を描くように転がりながら排出路
に対してその接線方向に搬送されることになる。この第
1の搬送部材による転動運動とその後に続く加速とによ
り、円板状物品は、その下側で一緒に移動する別の物品
より強く加速され、重なり合った円板状物品を確実に分
離することができる。このように、寸法の異なる円板状
物品を順次個別化するためには、この物品を内側制限要
素で制動して転動させ、そして、次に加速させることが
重要であり、これによって、出口領域において発生する
物品の滞留を確実に防止させることができる。
また、好ましい実施例では、回転板中心の隆起部によ
り、遠心力が事実上ゼロとなる個所でコインが動かなく
なることが防止される。この隆起部は、例えば、円錐形
又は球形することができる。
(実施例) 図面に基づいて本発明の実施例を詳しく説明する。
第1図は、円板状物品、特にコインを個別化するための
本発明に係る装置を示し、第1a図はその一部平面図であ
り、第1b図は、後述する内側制限要素と外側制限要素と
で形成される出口の出口幅Aと、その制限要素間で搬送
部材の搬送方向に直交した出口の内寸法Bを示す概略図
である。
第1a図に示す装置は矢印20方向に駆動される回転板22を
有し、その上に各種価額のコイン24がある。回転板の上
方に第1の案内環26が固定配置してあり、該案内環はコ
イル出口28の範囲で中断している。回転板22の回転方向
20に見て出口28の前にコイン排出路30があり、その横断
面を第2図に示す。排出路30は回転板22を基準に案内環
26より半径が大きく、高さは蓋32で制限されている。回
転板22を基準に排出路30にこの内寸法の高さは当該コイ
ンのうち最も厚いコインでもなお入り込むよう設計して
ある。コインは所定のコインであっても外国コインであ
ってもよい。
被個別化コイン24は図示省略した投入口、例えばホッパ
を通して回転板22の概ね中心に上から供給される。回転
板22の中心にコインがとどまることのないよう回転板は
中心に隆起部34を有し、該隆起部は例えば円錐形又は球
形とすることができる。排出路30内へのコイン24の半径
方向送りは回転板22の回転中コイン24に加わる遠心力に
より行われる。
出口28は、第1b図で示すように、一方で排出路30の後端
である外側制限要素36、他方で転動鼻端である内側制限
要素38により制限される。これらの制限要素36,38は、
第1の搬送部材としてのコンベヤベルト40の搬送方向42
において互いにオフセットされており、この外側制限要
素36と内側制限要素38との間に形成される出口幅Aは、
選別される最も大きな物品の直径に相当している。
また、この外側及び内側制限要素間でコンベヤベルト40
の搬送方向42に直交した出口28の内寸法Bは、出口幅A
よりも小さくなっており、好ましくは個々に分離される
最小のコインの直径より小さくなっている。
出口28を制限する要素36,38のかかる配置によりコイン
は、転動鼻端(内側制限要素)38でコンベヤベルト40に
接触して把持されることから、排出路30から概ねS字曲
線を描くように転向し、コンベヤベルト40の下側車間部
分40a(第3a/b図)によって搬送方向42に移動する。ま
だ回転板22上の排出路30内にないコインは回転板22が矢
印20方向に回転することにより転動鼻端38で内方に転向
され、例えばコイン24bのように少なくとも更に1回転
する間回転板22上にとどまる。
回転板22の上方を移動するコンベヤベルト40は2個のプ
ーリ44と46に掛けてあり、そのうち第一プーリ44は軸線
50を中心に旋回可能な、回転板22方向にばね荷重を受け
た腕48に支承してある。第二プーリ46と結合された電動
機52によりコンベヤベルト40は図示省略した電動機によ
り駆動される回転板22の周速より速い速度で駆動され
る。第一プーリ44は出口28の上に、コインがコンベヤベ
ルト40で把持されることなくしては排出路30を離れ得な
いよう配設してある。
第1a図に示唆した多数のコイン24cからわかるようにコ
インはコンベヤベルト40により転動鼻端38を中心に回さ
れ、次に、案内棒54の方向42にそれに沿って案内板56上
を図示省略した選別装置へと搬送される。
固定式の第1の案内環26が接合板58により装置の図示省
略した架台に固着してある。この案内環26に結合された
蓋32は出口28にコインがたまるのを防止する。
第2図はすでに述べたようにコイン排出路30を第1a図II
−II線に沿って横断面図で示す。第2図から特に排出路
30の高さ制限効果が明らかとなる。
第3a図には一部重なり合ったコイン対24e/24dのうち第
一コイン24dをコンベヤベルト40の下側車間部分40aがど
のように把持し、そして第3b図に示すように個別化する
かが示してある。つまり上側コイン24eの下の下側コイ
ン24dが加速搬送により前に引き出される。第二コイン2
4eはまだ回転板22上にあり、回転板により第一コイン24
dに続いてコンベヤベルト40の下側車間部分40aに供給さ
れる。排出路30内で2枚のコインが重なり合う状況は両
コインが2枚合わせても第2図の最も厚い被個別化コイ
ン24aより厚くない場合起きることがある。
出口28の範囲に第1a図で重ね合わせて図示したコイン24
cは出口28内でコインがどの方向に移動するかを示唆す
るためのものにすぎない。この図示はその位置でコイン
が重なり合うことを意味するものではない。というのも
すでに排出路30内で予備個別化が行われ、又遅くとも3
a,3b図に示すようなコンベヤベルト40が把持するときに
は最終的個別化が行われるからである。
第4図は回転板22の平面図、第5図は第4図のV−V線
に沿った断面図である。第1a図に示す回転板22とは異な
り、第4、5図に示す回転板は周面側に段差62を有す
る。
第6図に示すように段差62が排出路30の案内面30bから
離れており、少なくとも小形及び中形コインは、これら
は多くの場合薄くもあり、さまざまな形で重なり合って
排出路30に入りこむことがあるが、外向きに傾倒する。
このように傾倒したコイン24fが第6図に示してあり、
これが示すように重なり合ったコイン対のうち後続のコ
イン24gは進路が遮られているので傾倒したコイン24fに
乗り上げることができない。
第7図はコインが2枚重なり合って排出路30内に到達し
た状況を示す。傾倒効果により2枚のうち上側コインが
排出路30の蓋32の内側制限面に接触し、その結果、下側
コインに比べ制動されてそれから払い落とされる。この
効果を高めるために、蓋32の内表面が粗く仕上げられて
いる。この内表面は第1a図に示すように、出口28の区域
で第1の案内環26,76に連結される腹板によって覆わ
れ、この腹板の内側高さが排出路30の高さに相当すよう
になっていて、腹板の下面はやはり粗くしておくことが
できる。第8a図と第8b図は第7図について述べた過程を
第7図の断面線VIII−VIIIに沿って側面図で示す。矢印
20は回転板22の回転方向である。
第9a図と第9b図は第8a、8b図と同じ図示において重なり
合ったコイン24h,24iにコイン24kが続いた状況を示す。
いまや上側コイン24hを直接払い落とすことができない
ので、第9b図に示すブリッジが形成される。次に、第一
コイン24iがコンベヤベルト40の把持範囲に達すると第3
a、3b図に示す引き離しが起きる。
2枚の全く合同に重なり合った1塊のコイン(例えば傾
倒しない大形コイン)をコンベヤベルト40が把持する
と、コインはガイドプーリ44(第3a、3b図)の圧力を受
けて段差62の空隙内に押し込められることにより前方に
僅かに傾倒し、このことにより上側コインは前方に離開
され、それが最初に転動鼻端38(第1a図)に衝突し、衝
撃的に始まる横方向転動運動により下側コインから急激
に転がり落ちる。
第10図に示す実施例は、被動ローラ66を配置した点で第
1図に示す実施例と相違している。回転板22上方の2個
の軸受68で支障されたこのローラ66は、出口28の前に位
置して回転板22の接線方向に置かれ、前記出口28の前の
区域において排出路30を跨いでおり、その下面で回転板
中心方向に回転する。第二の電動機64は、又は第一の電
動機52も、伝動装置により駆動部として利用することが
できる。
ローラ66の機能は主に次の3つである。まず第一に、第
7、8b、9b図と同様に、排出路30上に張りわたした範囲
で重なり合ったコインを高さ制限しつつ離開する。第二
に出口28を空けておくためのコインを回転板中心の方に
すくい退ける。その際コインの少なくとも一部は段差70
上に斜めにとどまる。第三に転動鼻端38により内方に転
向されたコインの範囲に自由空間を形成する。ローラ66
で内方に搬送されたコインはまず再び転動鼻端38の後方
の範囲で、第1の案内環26により形成された縁に到達す
る。回転板22を基準にローラ66の下側における固定の調
整高さは、分離される最も厚い物品24cよりわずかに高
くなっている。
薄いコインが排出路30内で2枚重なり合った場合両コイ
ンは離開されるのであって、コイン集合体に送り返され
るのではない。
コイン通路内にコインが最適に供給されるかどうかはコ
イン集合体のスムーズな環境に本質的に依存する。コン
ベヤベルト40でコインが強制的に加速排出されることに
より排出時渋滞が起きることはないので、ずっと外側を
移動しコンベヤベルト40によりまだ把持されていないコ
インの再編入のため十分な空間が形成されるかどうかを
なお考慮しなければならない。ローラ66の内向きに働く
面により一部発生するこの効果を本質的に強めるため回
転板22はその周面側に傾斜面を備えた段差70(第11図も
参照)を有する。この段差はコイン集合体のうち薄いコ
インでもそれがローラ66間で把持されて内方上へと(く
さび効果)移動するように持ち上げ、未把持コイン再編
入のため付加的自由空間が生じる。
周知装置と比較してローラ66は第一に離開を行い、重な
り合ったコインを強制的に循環路に送り戻すのでなく、
ごく僅かにずらしてコンベヤベルト40に供給する。第二
にローラ66の排出側に、未把持コインが摩擦なく再編入
されるようにし、又こうして編入プロセスにより循環中
の渋滞を防止する自由空間を形成する。ローラ66の配置
に関連し前述の措置及び性質により、上述した装置の大
きな能力が達成される。
排出路30の半径方向外側の制限面31は、コインを僅かに
横方向に離開させ、同一寸法のコインが正確に重なり合
うのを効果的に防止するため垂直に構成することがで
き、又は僅かに斜め又は段付きに構成することもでき
る。
ばね荷重を受けた腕48があらゆる厚みの被個別化コイン
を問題なく搬送するのに十分な旋回範囲72を有すること
が第11図に示唆してある。
第10図から明らかなようにローラ66は、それが回転板32
に対し接線方向で出口28の前に位置するよう配設してあ
る。出口28を通過したすべてのコインがローラ66の下を
通過しなければならない。
第11図からわかるように排出路30は、第1図のそれと同
様その高さ制限のため蓋32を有する。
第12図に示す実施例では、固定式の第1,第2の案内環7
6,74が互いに同心で配置され、そのうち第の案内環、即
ち、内側案内環76は第1a図及び第10図に示す単一の案内
環26に実質的に等しい。内側案内環76に付属してコンベ
ヤベルト40及びローラ66が第10図に示す案内環26と同じ
配置で設けてある。排出路30、出口28及び転動鼻端38も
第10図の実施例に一致する。第1a図及び第10図におい
て、コンベヤベルト40と平行に延びた案内棒54に代え、
第12図の実施例は短い案内棒78を1本有するにすぎな
い。この案内棒48は、第1の搬送部材40の案内路とし
て、回転板80の両案内環74,76の間にある外側部分80bの
中に開口する。矢印20方向に駆動可能な回転板80は、内
側範囲80aと、第2の案内環、即ち、外側案内環74に等
しい直径の外側範囲80bとを有する。
内側範囲80aの内側案内環76内に被個別化コイン集合体
がある。個別化はすでに述べた如く行われるが、コイン
は案内棒78に沿って直線的に排出されるだけでなく外側
範囲8bにも運ばれ、そこで再び加速される。これにより
個々のコイン86間の距離が大きくなり、コイン供給量、
従ってコンベヤベルトの搬送能力を高めることができ
る。最終的個別化は外環74に沿ってはじめて行われる。
従ってコンベヤベルト40には、例えば回転板速度を速め
ることにより、多くのコインを高速で供給することがで
きる。この措置によりコンベヤベルト40は、その速度を
同じく高めるにも拘らず、この加速が個別化のため十分
な空間を作り出すのに十分でなくなるので、大量のコイ
ンを個別化することがもはや不可能となる。しかし、こ
の空間は回転板80の外側範囲80bで加速することにより
生成する。
外側範囲80bからの搬出は遠心力のみで、又は例えば被
供給コインの速度に適合した速度のコンベヤベルト、即
ち、第2搬送部材82により、強制的に行うことができ
る。このコンベヤベルト82は、第1の搬送部材であるコ
ンベヤベルト40に対して、好ましくは90゜の角度ずれて
配置されている。
コンベヤベルト82に付属して設けられた第2の案内棒84
が外側案内環74に対し接線方向に延び、該案内棒でそれ
に沿って被個別化コイン86aが案内板85上に図示省略し
た後続の装置、例えば選別計数装置へと搬送される。コ
ンベヤベルト82の駆動には別の電動機88が役立つ。
固定式内側案内環76を固着するのに役立つ半径方向に延
びた接合板90は外側案内環74の上に張り出している。ロ
ーラ66は両端が支持体92で支承してあり、第三の電動機
94により駆動される。
第12図に示す装置は機械ベースプレート96上に取付けて
あり、その上で外側案内環74が固着個所98に固着してあ
る。第12図で使用したその他の符号は第1図若しくは第
10図について説明したものと同じである。
第13図は第12図の断面線VIII−VIIIに沿って示す断面図
である。この図から特にはっきりわかるように回転板80
は内側案内環76から特定の距離に傾斜段差100を有し、
また内側案内環76と同一平面上に第二の段差102を有す
る。傾斜段差100は第10図の実施例の段差70と同じであ
る。段差102は第4〜7図の段差62と概ね同じである。
個別化装置は、回転板と内側案内環とにより形成された
容器がまだ空でないとき例えば選別済みコインで満杯に
なった容器を空の容器に交換する場合、停止可能でもな
ければならない。停止時、回転板が引き続きなお僅かに
回転する一方例えばコイン86bはその前にあるコインに
乗り上げることにより停止する。これにより、すでに個
別化されたコイン86a〜86bが数珠つなぎとなる。その
際、隣接した小さなコインで大きなコインが外側案内環
74から回転板80の中心に向かって駆逐されることはな
い。
前述の不具合は第14図に示すように回転板80の外縁の下
向きに傾いた傾斜部104により取り除くことができる。
かかる傾斜部は、回転板が起動時その最高速度になるま
での過度に弱い遠心力を補う。
例えば、第2図に見られるような排出路30の高さ制限は
かならずしも必要ではない。しかし出口28(第1a図)範
囲の高さは個別化にとって重要なことの範囲にコインが
たまるのを防止するため制限しておかねばならない。但
しその場合この高さをコイン2枚の厚さに限定する必要
はない。転動鼻端38での転動により重なり合ったコイン
の個別化が保証される。
しかし特別の理由から出口の内のり幅が最も小さい被個
別化コインより大きく、この最小コインが転動鼻端38の
周りを転動しない実施例を選択した場合には、コンベヤ
ベルト40の第二のプーリ46の範囲ですべてのコインが案
内棒54に当接するのを保証するため適当な措置を講じな
ければならない。この目的のため例えばコンベヤベルト
40は案内棒54に向かって鋭角にするか又は斜めにするこ
ともできる。
(発明の効果) 本発明によれば、径寸法及び厚さ寸法の異なる種々の円
板状物品が、排出路に導かれて、出口の一端である内側
制限要素に当たると、その回りで回動し、出口内側まで
伸びている第1の搬送部材に接触して把持されるので、
円板状物品がS字曲線を描くように転がりながら排出路
に対してその接線方向に搬送させることができる。
この場合、円板状物品は、内側制限要素の回り及び出口
から離れた位置で回転板によって運ばれるよりも速い速
度で第1の搬送部材により排出されるので、出口領域に
おいて、寸法の異なる種々の物品が重なり合っても第1
の搬送部材に接触して把持される物品だけを分離してこ
れを順次先行させて確実に排出できる。
さらに、最大コインの出口幅Aよりも小さい出口の内寸
法Bとした搬送通路上で、コインの一方の側面を露出さ
せて、はみ出したコインの径寸法により別の選別装置を
介して選別することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、円板状物品、特にコインを個別化するための
本発明に係る装置を示し、第1a図はその一部平面図であ
り、第1b図は、内側制限要素と外側制限要素とで形成さ
れる出口の出口幅Aと、その制限要素間で第1の搬送部
材の搬送方向に直交した出口の内寸法Bを示す概略図で
ある。 第2図は第1図II−II線に沿った断面図である。 第3a、3b図は離開されたコインを、循環駆動されるコン
ベヤベルトが把持した状態を示す図である。 第4図は回転板の平面図である。 第5図は第4図V−V線に沿った断面図である。 第6図は段差を有する回転板上の排出路内にあるコイン
の状態を示す説明図である。 第7図は積重なった状態で排出路に進入したコインの状
態を示す説明図である。 第8a図は第7図VIII−VIII線に沿った断面図である。 第8b図は第8a図に示す積重なり体の離反を示す説明図で
ある。 第9a図は積重なった状態で進入したコインの状態を示す
説明図である。 第9b図は第9a図に示す重なり体の引離しを示す説明図。 第10図は第1図のものと同様の、但し付加的にコインを
離開するローラを有する装置の平面図である。 第11図は第10図XI−XI線に沿った断面図である。 第12図は段階的個別化のため回転板上に2つの固定式環
を有する装置の平面図である。 第13図は第12図XIII−XIII線に沿った断面図である。 第14図は第13図の変形例を示す断面図である。 〔符号説明〕 20……回転方向、22……回転板、24、24c……物品、コ
イン、26……案内環、28……出口、30……排出路、36、
38……制限要素、40……コンベヤベルト(第1の搬送部
材)、42……搬送方向、54、56……案内路、74……外側
案内環(第2の案内環)、76……内側案内環(第1の案
内環)、80……回転板、82……コンベヤベルト(第2の
搬送部材)。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部が駆動可能な回転板(22,80)で形成
    され、かつ縁部が固定された第1の案内環(26,76)で
    形成され、この案内環の出口(28)領域を外側制限要素
    (36)とこれより内側にオフセットされている内側制限
    要素(38)により形成して部品(24)を供給するための
    容器と、前記回転板(22,80)の回転方向(20)に見て
    出口(28)の手前に配設されかつ前記外側制限要素(3
    6)に導かれた円弧状に伸びる排出路(30)と、前記出
    口(28)から排出する物品(24)に上から接触し把持す
    るように物品を案内路(54,56)に沿って搬出する第1
    の搬送部材(40)とを備えて、円板状物品、特にコイン
    を個別化する装置であって、 前記出口(28)は、前記回転板(22,80)上に設けられ
    るとともに、前記外側制限要素(36)と、この制限要素
    に対して前記搬送部材(40)の搬送方向(42)にオフセ
    ットされた内側制限要素(38)とによって形成され、こ
    の制限要素(36,38)間の出口幅(A)は、選別される
    最も大きな物品の直径に相当しており、前記制限要素
    (36,38)間で前記搬送部材(40)の搬送方向(42)に
    直交した前記出口(28)の内寸法(B)は、前記出口幅
    (A)よりも小さくなっており、 前記搬送部材(40)は、出口(28)内に達すると共に、
    前記出口の前にある排出路(30)の部分に対してほぼ接
    線方向に伸びており、さらに、内側制限要素(38)の回
    り及び出口(28)から離れた位置で回転板(22,80)に
    よって運ばれる物品(24)よりも速い速度で内側制限要
    素(38)に当たる物品(24)を搬送することを特徴とす
    る円板状物品の個別化装置。
  2. 【請求項2】出口(28)の内寸法(B)が、第1の搬送
    部材(40)の搬送方向において、分離される最も小さな
    物品の直径より小さいことを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】第1の搬送部材(40)の搬送速度が、排出
    路(30)の領域における回転板(22,80)の周速より速
    いことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】第1の搬送部材(40)が、少なくとも2つ
    のプーリ(44,46)を介して循環駆動され、かつ出口(2
    8)の領域で排出路(30)内に存在しているコンベヤベ
    ルトであり、このコンベヤベルトの下側車間部分(40
    a)が、供給されてきた物品(24c)に上から接触して把
    持することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の装置。
  5. 【請求項5】内側制限要素(38)は、コンベヤベルトと
    協動する転動鼻端であり、この転動鼻端が円板の周回り
    に方向(20)における排出路(30)を定めていることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】排出路(30)が、その蓋(32)によって、
    少なくとも分離される最も厚い物品(24c)に相当する
    高さ以内となるように制限されていることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】回転板(22)が、その周面側に段差部分
    (62a)を有することを特徴とする請求項6に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】排出路(30)の高さを定める蓋(32)の内
    表面は、粗く仕上げられていることを特徴とする請求項
    6または7に記載の装置。
  9. 【請求項9】出口(28)の区域は第1の案内環(26,7
    6)に連結される腹板によって覆われ、この腹板の内側
    高さが排出路(30)の高さに相当していることを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】コンベヤベルト(40)の第1プーリ(4
    4)は、回転板(22,80)の上方にある出口(28)の間近
    で、1つの旋回可能な腕(48)に取付けられており、こ
    の腕(48)は回転板(22,80)の方向に付勢されている
    ことを特徴とする請求項4ないし9のいずれかに記載の
    装置。
  11. 【請求項11】回転板(22,80)は、その中心に隆起部
    (34)を有することを特徴とする請求項1ないし10のい
    ずれかに記載の装置。
  12. 【請求項12】排出路(30)の高さを制限し、下面を回
    転板の中心に向かう方向に回転させるローラ(66)が、
    出口(28)の前に位置して回転板(22,80)の接線方向
    に置かれ、前記出口(28)の前の区域において前記排出
    路(30)を橋絡していることを特徴とする請求項1ない
    し11のいずれかに記載の装置。
  13. 【請求項13】ローラ(66)の下側における固定の調整
    高さは、分離される最も厚い物品(24c)よりわずかに
    高くなっていることを特徴とする請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】第1の案内環(76)は、その外側にある
    第2の案内環(74)によって距離を置いて同心に取り囲
    まれており、回転板(80)が少なくとも前記第2の案内
    環(74)の直径に相当する直径を有し、第1の搬送部材
    (40)の案内路(78)が回転板(80)の両案内環(74,7
    6)の間にある外側部分(80b)の中に開口し、さらに前
    記第2の案内環(74)が1つの出口を有することを特徴
    とする請求項1ないし13のいずれかに記載の装置。
  15. 【請求項15】第2の案内環(74)の出口には、回転板
    (80)の外縁に対してほぼ接線方向にある第2の搬送部
    材(82)が隣接していることを特徴とする請求項14に記
    載の装置。
  16. 【請求項16】第2の搬送部材(82)が、第1の搬送部
    材(40)に対して好ましくは90゜の角度だけずれて配置
    されていることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】回転板(22,80)の外縁(104)は、半径
    方向に徐々に下がる形に面取りされていることを特徴と
    する請求項1ないし16のいずれかに記載の装置。
JP63137182A 1987-06-03 1988-06-03 円板状物品の個別化装置 Expired - Lifetime JPH07121764B2 (ja)

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