JPH07121182B2 - 温室用シートの押さえ部材 - Google Patents

温室用シートの押さえ部材

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JPH07121182B2
JPH07121182B2 JP4274088A JP27408892A JPH07121182B2 JP H07121182 B2 JPH07121182 B2 JP H07121182B2 JP 4274088 A JP4274088 A JP 4274088A JP 27408892 A JP27408892 A JP 27408892A JP H07121182 B2 JPH07121182 B2 JP H07121182B2
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利親 藤田
正成 山道
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サンキン株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温室用シートを温室にお
けるシート受部材上に押さえ込んで固定する温室用シー
トの押さえ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂製の温室用シートを張
設して構成する温室は、その骨組にシート受部材を設
け、このシート受部材上に温室用シートを押さえ部材に
より押さえ込んで固定している。
【0003】所で近年、太陽光を十分通し、かつ、耐候
性のよい弗素系樹脂フィルムが開発されたことから、こ
の弗素系樹脂フィルムを前記温室用シートとして用いら
れる傾向にある。
【0004】しかし、前記弗素系樹脂フィルムは、耐候
性に優れているが、反面ポリエステル樹脂フイルムから
成る一般の温室用シートに比べて温度変化による伸縮率
が大きく、特に、温度の低い例えば冬場に張設する場
合、たとえ所定の緊張度を与えて張設しても限界があ
り、このため、温度の高い夏場には、その温度変化で伸
張し、前記押さえ部材で固定する固定部位に皺が発生す
ることになり、この結果、外観が悪くなるだけでなく、
採光にも影響が生ずると共に、前記樹脂フィルムの強度
低下を来す問題が生ずることが判った。
【0005】そこで、本発明出願人は、シート張設時の
温度や使用時における予想温度上昇をもとに、使用温度
範囲に対応した熱膨張による伸び率以上の伸びをシート
張設時に予めシートに与えることにより、温度上昇によ
り皺が発生するのを防止し得るようにした温室用シート
の押さえ部材を先に出願した(特願平3ー286896
号)。
【0006】この押さえ部材は、図7に示したように、
上部にビス止めを可能にした対向壁D1、D2をもち、
この対向壁D1、D2の上面に温室用シートSを受止め
るシート受面Cをもった前記フィルム専用のシート受部
材Dに対応して形成したもので、前記シート受部材Dの
シート受面Cに対向し、該シート受面Cとの間で前記シ
ートSを挟着する挟着部Eをもった部材本体Fの前記挟
着部Eの幅方向外側に、前記部材本体Fから前記シート
受部材Dとのシート挟着側、即ち、下方側に向かって突
出し、前記温室用シートSを押圧する1対の押圧脚部G
を設けて構成しており、前記シート受部材Dのシート受
面Cで受止めた温室用シートSを、その上側から押さえ
部材Jで押さえ込み、ビスKに固定することにより、前
記各押圧脚部Gで前記温室用シートSをシート受面Cよ
りも下方側に押さえ込んで、この温室用シートSに所定
の緊張度を与えながら、前記挟着部Eとシート受面Cと
の間で前記温室用シートSを固定するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上の押さえ部
材は、前記部材本体Fにおける挟着部Eの幅方向外方側
に押圧脚部G、Gを突設していて、温室用シートSをシ
ート受部材Dに固定する場合、この押圧脚部G、Gによ
り温室用シートSが、前記挟着部Eとシート受面Cとの
間の挟着部位に対し外方側位置でのみ下方側に押さえ込
まれて緊張度が与えられるため、即ち、前記押圧脚部
G、Gにより前記温室用シートSを挟着部位に対し外方
側位置でのみ押さえ込むようにしているため、前記押圧
脚部G、Gによる押さえ込み量が多くなり、この結果、
熱膨張率の高い温室用シートに対しては、それだけ前記
押圧脚部G、Gの突出高さが高くなり、前記押圧脚部
G、Gによるシートの押さえ込み部分に多くの負担が掛
かり、前記シートの伸び率に対応する押さえ込みができ
たとしても、前記押さえ込み部分に小皺が生ずる場合が
あり、また、前記押圧脚部G、Gの突出高さが高くなる
ことから、押さえ部材に対応した専用のシート受部材を
用意する必要があって、一般に広く汎用されている既存
の張設部材、つまり、ビニールフィルムなどの軟質フィ
ルムを波形弾線で張設するようにした溝形部材から成る
張設部材は、その高さが低いことから、そのまま利用で
きず、従って、前記軟質フィルムを採用している温室用
シートを、前記した弗素系樹脂フィルムから成る硬質シ
ートに交換する場合でも、シート受部材も交換する必要
があって、不経済となる問題も有しているのである。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み発明したもの
で、目的は、温室用シートの張設時、該シートにその熱
膨張率に対応した所定の緊張度を与えることができなが
ら、温室用シートの押圧脚部で押圧される押圧部位の外
側部分に皺を生じさせ難くできると共に、温室用軟質シ
ートを張設する既存の張設部材をシート受部材として利
用し、前記軟質シートを熱膨張率の高い弗素系樹脂フィ
ルムから成る温室用シートに交換する場合でも容易に行
え、それでいて、シート挟着部位からの雨水の浸入も防
止できるようにする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、温室におけるシート受部材24上に温
室用シートSを押さえ込み、該シートSを前記シート受
部材24上に固定する温室用シートの押さえ部材であっ
て、前記シート受部材24のシート受面24cに対向
し、該シート受面24cとの間で前記シートSを挟着す
る挟着部11をもった部材本体1と、前記挟着部11の
幅方向外側に位置し、前記部材本体1から前記シート受
部材24とのシート挟着側に向かって突出し、前記シー
トSを押圧する1対の第1押圧脚部2と、前記挟着部1
1の幅方向内側に位置し、該挟着部11から前記シート
受部材24に向かって突出し、前記シートSを押圧する
1対の第2押圧脚部3とを備えたものである。
【0010】また、前記部材本体1の幅方向ほぼ中央部
には、該部材本体1の上面に対し立上る高さの高いビス
孔形成部12を設けるのが好ましい。
【0011】
【作用】部材本体1には、シート受部材24のシート受
面24cとの間で温室用シートSを挟着する挟着部11
を設けているから、前記シート受面24cで受止めた前
記温室用シートSを前記部材本体1のシート受部材24
へのビスなどによる締込みで、前記挟着部11とシート
受面24cとの間で挟着して固定できながら、前記挟着
部11の幅方向外側位置と、内側位置との両側に、前記
温室用シートSを押圧する1対の第1押圧脚部2及び第
2押圧脚部3を設けているから、前記挟着部11の内側
と外側との2箇所で前記シートSを押さえ込むことがで
き、その上、内側で押さえ込む押さえ込み部に対し外側
で、前記挟着部11により固定するようにしているか
ら、温室用シートSの熱膨張率に対応した所望の緊張度
を前記シートSに与えられると共に、前記第1押圧脚部
2による外側の押さえ込み部で皺が生ずるのを少なくで
きるのである。
【0012】また、前記挟着部11の幅方向外側位置
と、内側位置との両側に、第1押圧脚部2及び第2押圧
脚部3を設けて、温室用シートSの挟着部位に対し内方
側と外方側との2箇所での押さえ込みにより緊張度を与
えているから、前記第1及び第2押圧脚部2、3の突出
高さを抑えられるのであって、この結果、温室用軟質シ
ートを張設する既存の張設部材をシート受部材として利
用することができ、従って、軟質シートを弗素系樹脂フ
ィルムから成る温室用シートSに交換する場合でも、容
易に行うことができるのである。また、前記第1及び第
2押圧脚部2、3により前記温室用シートSを、挟着部
位に対し内外の2箇所で抑え込むから、2段シールが可
能となり、雨水が前記挟着部位からシート受部材24内
に浸入するのをより有効に防止でき、シート受部材24
及び前記ビスの発錆などを防止できるのである。
【0013】また、前記部材本体1の幅方向ほぼ中央部
に、該部材本体1の上面に対し立上る高さの高いビス孔
形成部12を設けた場合には、部材本体1上面の雨水
が、前記部材本体1をシート受部材24に固定するビス
のビス孔14から前記シート受部材24内に浸入するの
を回避できるのであり、従って、シート受部材24及び
前記ビスの発錆などを良好に防止できるのである。
【0014】
【実施例】本発明の押さえ部材Aは図3に示すような温
室Bの例えば屋根に張設する温室用シートSをシート受
部材24に押さえ込んで固定するためのものであって、
図3に概略的に示した温室Bの屋根は、真柱20の上端
部から軒柱21の上端部に、斜め下方に向かって延びる
複数本の合掌22を横方向に所定間隔を置いて並設し、
これら合掌22の上面に、横方向に延びる複数本のもや
材23を上下方向に所定間隔を置いて並設すると共に、
これらもや材23の上面に、垂木として用いる複数本の
後記するシート受部材24を横方向に所定間隔を置いて
並設する一方、前記合掌22の上端部に、棟梁25と該
棟梁25を上方側から覆う上部横方向材26とを配設し
て、この上部横方向材26の頂部一側で前記シート受部
材24の上端部を支持し、かつ、前記上部横方向材26
の頂部一側に、前記シートSの上端部を受止める受止部
材27をビスにより着脱可能に固定し、また、前記軒柱
21の上端部にはブラケット28を介して軒梁29を取
付け、該軒梁29の幅方向内側で前記シート受部材24
の下端部を支持し、かつ、前記軒梁29の外側に、前記
シートSの下端部を受止める受止部材30をビスにより
着脱可能に固定している。尚、前記受止部材27、30
は、前記シート受部材24と同じ構造に形成されるので
ある。
【0015】また、前記各シート受部材24は、前記も
や材23に固定する長さをもった底部24aと、この底
部24aの幅方向両側から上方に向かって突出する1対
の縦壁部24bと、これら縦壁部24bの上端から幅方
向内方に向かって突出し、その上面にシート受面24c
をもつシート受部24dとを備えた溝形部材から成り、
波形弾線により軟質シートを張設する張設部材として汎
用されているものを用いている。このシート受部材24
は前記底部24aをビス31により前記もや材23に固
定するようにしている。
【0016】しかして、本発明の押さえ部材Aは、図1
に示すように、硬質の温室用シートSを受止める前記シ
ート受部材24のシート受面24cに対向し、該シート
受面24cとの間で前記温室用シートSを挟着する挟着
部11をもった細長板状の部材本体1を備え、この部材
本体1を、前記シート受面24cの幅Hよりも広幅に形
成して、この部材本体1の幅方向両端側に、前記挟着部
11の幅方向外側位置から前記挟着部11と前記シート
受部材24とのシート挟着側、即ち、下方に向って突出
し、前記温室用シートSを前記シート受面24cに対し
前記もや材23方向に押圧する1対の第1押圧脚部2、
2を部材本体1の全長に亘って突設すると共に、前記部
材本体1の幅方向内方側に、前記挟着部11の幅方向内
側位置から前記シート受部材24に向って突出し、前記
温室用シートSを前記シート受面24cに対し前記底部
24a方向に押圧する1対の第2押圧脚部3、3を部材
本体1の全長に亘って突設したものである。
【0017】これら第1及び第2押圧脚部2、3のう
ち、第2押圧脚部3の前記挟着部11に対する突出高さ
は、前記第1押圧脚部2の前記挟着部11に対する突出
高さに対し例えば2.5倍の長さに形成して、第2押圧
脚部3による温室用シートSの押さえ込み量を、第1押
圧脚部2による押さえ込み量より多くし、この第2押圧
脚部3で大方の緊張度を与えるようにしている。
【0018】また、前記部材本体1の幅方向両端側に
は、前記挟着部11の幅方向外方位置から前記第1押圧
脚部2と反対方向に突出する1対の第3押圧脚部4、4
を部材本体1の全長に亘って突設している。この第3押
圧脚部4は、熱膨張率の低い温室用シートSを張設する
場合に用いるもので、その突出高さは特に制限されない
が、図1では前記第1押圧脚部2と同じ突出高さにして
いる。また、前記部材本体1の幅方向ほぼ中央部上面
と、下面とには、該部材本体1の上面及び下面に対し立
上る高さの高いビス孔形成部12、13を全長に亘って
設け、このビス孔形成部12、13に、複数固のビス孔
14を長さ方向に所定間隔を置いて穿設し、これらビス
孔14に挿入するタッピングビス5を前記シート受部材
24の底部24aに螺着するようにしている。尚、前記
ビス孔形成部12、13は、部材本体1の全長に亘って
形成する他、部材本体1の長さ方向に所定間隔を置いて
複数個設けてもよいし、また、予めビス孔14を形成す
る他、部材本体1の固定時にタッビングビスによりビス
孔を形成するようにしてもよい。
【0019】次に、以上のように構成した押さえ部材A
を用いて前記温室用シートSを温室Bの屋根に固定する
手順について説明する。
【0020】即ち、図4に示したように平行状に配設し
た3本のシート受部材24のシート受面24cに前記温
室用シートSを棟側から軒側へ広げる一方、前記受止部
材26、30に、前記押さえ部材Aと同じ構造の止着部
材32、33をタッピングビスにより着脱可能に取付け
て、受止部材26と止着部材32とで前記温室用シート
Sの長さ方向上端部を挟み込んで固定し、前記受止部材
30と止着部材33とで前記温室用シートSの長さ方向
下端部を挟み込んで固定する。また、前記温室用シート
Sの幅方向両端部側を、例えば両面テープTを用いて両
側に配設した各シート受部材24における縦壁部24b
の上部に貼り付け固定し、温室用シートSの4辺を固定
する。
【0021】そして、前記シート受部材24と同程度の
長さとした押さえ部材Aを前記温室用シートSの外側か
ら前記シート受面24cの上方部に配置し、部材本体1
のビス孔14に挿入するビス5を、シート受部材24の
底部24aにねじ込むことにより前記部材本体1を前記
シート受部材24に押圧し、この部材本体1の挟着部1
1と前記シート受面24cとの間で前記温室用シートS
を挟着するのである。
【0022】この温室用シートSの挟着時、先ず部材本
体1の挟着部11に対し内側に突設し、その突出高さを
高くした第2押圧脚部3、3の先端が温室用シートSの
前記挟着部位に対し内方側部分に当接し、この第2押圧
脚部3、3により前記温室用シートSを下方に大きく押
さえ込み、次に部材本体1の挟着部11に対し外側に突
設し、その突出高さを低くした第1押圧脚部2、2の先
端が温室用シートSの前記挟着部位に対し外方側部分に
当接し、この第1押圧脚部2、2により前記温室用シー
トSの挟着部位に対し外側部分を下方に若干押さえ込む
のである。従って、これら第1及び第2押圧脚部2、3
による押さえ込みにより前記温室用シートSに熱膨張率
に対応した所定の緊張度を与えて、該温室用シートSの
外気温変化による伸びを予め取ることができるから、温
室用シートSの張設後、季節の変化などにより外気温変
化があっても、この温室用シートSの外気温変化による
伸びを防止できて、温室用シートSに皺やたるみが生じ
るのをなくすることができるのである。
【0023】また、前記第2押圧脚部3を第1押圧脚部
2より高く突出させて、第2押圧脚部3による温室用シ
ートSの押さえ込み量を、第1押圧脚部2による押さえ
込み量より多くし、この第2押圧脚部3で大方の緊張度
を与えて、その外側で固定しているから、例えば熱膨張
率の高い弗素系樹脂フィルムから成る温室用シートSを
用いる場合でも、前記挟着部位に対し外側位置のみでシ
ートを押さえ込むようにした先願発明のものに比較し
て、前記第1押圧脚部2、2による外側の押さえ込み部
で皺が生ずるのを少なくできるのである。
【0024】また、前記挟着部11の幅方向外側位置
と、内側位置との両側に、第1及び第2押圧脚部2、3
を設けて、前記挟着部位に対し内側と外側とで緊張度を
与えているから、温室用軟質シートを張設する既存の張
設部材をシート受部材として利用し、温度変化による伸
縮率が大きい弗素系樹脂フィルムから成る温室用シート
Sを張設することができ、従って、この温室用シートS
に充分な緊張度を与えることができるのであって、軟質
シートを前記した弗素系樹脂シートに交換する場合で
も、シート受部材24を殊更取り替える必要がなく、軟
質シートの張設部材を備えた既存の温室に前記張設部材
を利用して前記温室用シートSを容易に交換することが
できるのである。
【0025】また、前記温室用シートSの前記挟着部位
に対し外方側は、第1押圧脚部2、2により前記挟着部
位に対しシート受部材24側、即ち、下方側に変位させ
て押圧することができるので、雨水が温室用シートSの
挟着部位からシート受部材24内に浸入するのを防止で
き、更に、前記温室用シートSの挟着部位に対し内方側
は、第2押圧脚部3、3の先端面が接触してシ−ルして
いるから、前記挟着部位から雨水が浸入することがあっ
たとしても、この雨水のシート受部材24内への浸入を
防止できて、2段シ−ルが可能となり、そのシ−ル性を
高めることができ、この結果、シート受部材24及び前
記ビス5の発錆などを有効に防止できるし、また、前記
シート受部材24の底部24aに穿設されるビス孔から
温室内に水滴となって落ちたりするのも防止できるので
ある。
【0026】また、前記部材本体1の幅方向ほぼ中央部
には、該部材本体1の上面に対し立上がる高さの高いビ
ス孔形成部12を設けているから、このビス孔形成部1
2にビス5を螺締して前記部材本体1をシート受部材2
4に固定しても、前記部材本体1上面の雨水が、前記部
材本体1をシート受部材24に固定するビス5のビス孔
14から前記シート受部材24内に浸入するのを回避で
きるのであり、従って、シート受部材24及び前記ビス
5の発錆などを良好に防止できるし、また、前記シート
受部材24の底部24aに穿設されるビス孔から温室内
に水滴となって落ちたりするのも良好に防止できるので
ある。
【0027】また、以上の構成では、前記第3押圧脚部
4、4を設けているから、弗素系樹脂フィルム以外の熱
膨張率の小さい樹脂フイルムから成る温室用シートSを
用いる場合には、図5に示すように前記押さえ部材Aを
上下に反転させて、前記部材本体1の上面1aを挟着面
とし、この上面1aと前記シート受面24cとの間で温
室用シートSを挟着すると共に、前記第3押圧脚部4、
4で前記温室用シートSを押さえ込んで該温室用シート
Sに所定の緊張度を与えるようにして取付けることがで
きる。
【0028】尚、以上説明した実施例では、押さえ部材
Aを、底部24aと、この底部24aの幅方向両側から
上方に向かって直角状に突出する1対の縦壁部24b
と、これら縦壁部24bの上端から幅方向内方に向かっ
て突出するシート受部24dとから成るシート受部材2
4に固定するようにしたが、本発明の押さえ部材Aは、
例えば図6に示すようなシート受部材24に固定するこ
ともできるのである。
【0029】図6に示したシート受部材24も、軟質の
温室用シートを張設する張設部材として既に使用されて
いるものであって、底部24aと該底部24aの幅方向
両側から上方に向かって突出し、かつ、先端側が互いに
近接する方向に傾斜する1対の縦壁部24b、24b
と、これら縦壁部24bの上端から幅方向外方に向かっ
て突出し、その上面にシート受面24cをもったシート
受部24dとから成る断面蟻溝形状に形成している。こ
の場合も図1に示したものと同様の効果が得られる。
【0030】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、部材本体
1には、シート受部材24のシート受面24cとの間で
温室用シートSを挟着する挟着部11を設けているか
ら、前記温室用シートSを、前記挟着部11により前記
シート受面24cとの間で挟着して固定できながら、前
記挟着部11の幅方向外側位置と、内側位置との両側
に、前記温室用シートSを押圧する1対の第1押圧脚部
2及び第2押圧脚部3を設けているから、前記挟着部1
1の内側と外側との2箇所で前記シートSを押さえ込む
ことができ、その上、内側で押さえ込む押さえ込み部に
対し外側で、前記挟着部11により固定するようにして
いるから、温室用シートSの熱膨張率に対応した所望の
緊張度を前記シートSに与えられると共に、前記第1押
圧脚部2による外側の押さえ込み部で皺が生ずるのを少
なくできるのである。
【0031】しかも、前記挟着部11の幅方向外側位置
と、内側位置との両側に、第1押圧脚部2及び第2押圧
脚部3を設けて、温室用シートSの挟着部位に対し内方
側と外方側との2箇所での押さえ込みにより緊張度を与
えているから、前記第1及び第2押圧脚部2、3の突出
高さを抑えられるのであって、この結果、温室用軟質シ
ートを張設する既存の張設部材をシート受部材として利
用することができ、従って、軟質シートを弗素系樹脂フ
ィルムから成る温室用シートSに交換する場合でも、容
易に行うことができるのである。また、前記第1及び第
2押圧脚部2、3により前記温室用シートSを、挟着部
位に対し内外の2箇所で抑え込むから、2段シールが可
能となり、雨水が前記挟着部位からシート受部材24内
に浸入するのをより有効に防止でき、シート受部材24
及び前記ビスの発錆などを防止できるのである。
【0032】また、前記部材本体1の幅方向ほぼ中央部
に、該部材本体1の上面に対し立上る高さの高いビス孔
形成部12を設けた場合には、部材本体1上面の雨水
が、前記部材本体1をシート受部材24に固定するビス
のビス孔14から前記シート受部材24内に浸入するの
を回避できるのであり、従って、シート受部材24及び
前記ビスの発錆などを良好に防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明押さえ部材を温室に使用した状態での拡
大断面図。
【図2】同温室に使用した状態での部分斜視図。
【図3】温室における屋根の概略断面図。
【図4】シート張設時の状態を示す説明図。
【図5】別の使い方を示す説明図。
【図6】別の実施例を示す温室に使用した状態での拡大
断面図。
【図7】先行例を示す断面図。
【符号の説明】
1 部材本体 11 挟着部 12 ビス孔形成部 2 第1押圧脚部 3 第2押圧脚部 24 シート受部材 24c シート受面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温室におけるシート受部材24上に温室用
    シートSを押さえ込み、該シートSを前記シート受部材
    24上に固定する温室用シートの押さえ部材であって、
    前記シート受部材24のシート受面24cに対向し、該
    シート受面24cとの間で前記シートSを挟着する挟着
    部11をもった部材本体1と、前記挟着部11の幅方向
    外側に位置し、前記部材本体1から前記シート受部材2
    4とのシート挟着側に向かって突出し、前記シートSを
    押圧する1対の第1押圧脚部2と、前記挟着部11の幅
    方向内側に位置し、該挟着部11から前記シート受部材
    24に向かって突出し、前記シートSを押圧する1対の
    第2押圧脚部3とを備えていることを特徴とする温室用
    シートの押さえ部材。
  2. 【請求項2】部材本体1の幅方向ほぼ中央部に、該部材
    本体1の上面に対し立上る高さの高いビス孔形成部12
    を備えている請求項1記載の温室用シートの押さえ部
    材。
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