JPH07121175B2 - コンバインにおけるナローガイド構造 - Google Patents

コンバインにおけるナローガイド構造

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JPH07121175B2
JPH07121175B2 JP7989594A JP7989594A JPH07121175B2 JP H07121175 B2 JPH07121175 B2 JP H07121175B2 JP 7989594 A JP7989594 A JP 7989594A JP 7989594 A JP7989594 A JP 7989594A JP H07121175 B2 JPH07121175 B2 JP H07121175B2
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JP
Japan
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narrow guide
guide
posture
narrow
culm
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JP7989594A
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JPH06292439A (ja
Inventor
二朗 近藤
忠光 森広
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインにおけるナ
ローガイド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、コンバインにおいては、収穫作業時に、未作業地側
の茎稈が機体に巻き込まれたりしないように前端部から
中間部にわたって機体側方に張り出すように構成にした
ナローガイドが設けられている。また、ナローガイドの
後部は、機体後進時に張り出し状態のナローガイドが機
体とのあいだに茎稈を巻き込まないように機体側に向け
て湾曲させている。そしてこのナローガイドは、例えば
畦際作業の場合等において畦に衝突しないよう上方に揺
動せしめることによって機体側に近接した収納姿勢に変
姿できるようになっている。しかしながらナローガイド
は、これを収納姿勢に変姿せしめた場合に、その後部が
下方に向いているため、刈取られた茎稈が揚上搬送され
て後方に搬送される場合に、下方を向いたナローガイド
後部に引掛って搬送姿勢が乱されたり茎稈詰まりが生じ
てしまう等の欠点があり問題になっている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるコンバイ
ンにおけるナローガイド構造を提供することを目的とし
て創案されたものであって、機体側方の未刈り地側に張
り出して未刈り茎稈をガイドする作用姿勢と上方に揺動
した収納姿勢とに変姿自在に構成されたナローガイドを
設けてなるコンバインにおいて、前記ナローガイドの前
端部を刈取りフレームに回動自在に係合させ、その中間
部をナローガイド固定部によって作用姿勢と収納姿勢と
に変姿固定できるようになすと共に、該ナローガイドを
前側のナローガイド本体と、ナローガイド本体に揺動変
姿自在に軸支した後部ナローガイドとで構成し、作用姿
勢において後部が略水平に機体側を向いて未刈り茎稈を
案内をする後部ナローガイドが、収納姿勢において後部
が下方を向いて前処理部で刈取られて脱穀部に継送され
る茎稈の株元側に接当する場合、後部ナローガイドをナ
ローガイド本体の後端部から上方を向く非ガイド姿勢に
変姿せしめて固定できるようにすることを特徴とするも
のである。そして本発明、この構成によって、ナローガ
イド収納状態で、該ナローガイドの後部によって茎稈搬
送が邪魔されることがないようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はコンバインの走行機体であ
って、該走行機体1は、圃場に植立する茎稈を刈取る前
処理部2、該刈取った茎稈の脱穀処理をする脱穀部3、
運転操縦部4、クローラ型の走行体5等によって構成さ
れていることは何れも従来通りである。6は、本発明が
実施されたナローガイド本体であって、該ナローガイド
本体6は、その前端部が前処理部2の分草体7が取付け
られる刈取りフレーム8に設けたブラケット8aに回動
自在に係合し、中間部をナローガイド固定部8bによっ
て側方に張り出した作用姿勢と内方に収納した収納姿勢
とに変姿固定できるようになっている。ナローガイド本
体6の後端部には、フイドチエン3aの搬送始端部近傍
部位で後部ナローガイド9の前端螺子部9aが螺入し、
ロックナット10によって緊緩自在に螺装されている。
そして後部ナローガイド9は、ロックナット10を緩め
た状態で持ち上げることによって、後端が下方を向き未
刈り茎稈が機体に巻き込まれるのを防止するガイド姿勢
から上方に向いた非ガイド姿勢となり、ナローガイド本
体6の収納姿勢でこの非ガイド姿勢に固定することによ
って前処理部2で刈取られた茎稈が、脱穀部3に継送さ
れる過程で茎稈の株元側が後部ナローガイド9に引掛る
ことがないように構成されている。そしてこのナローガ
イド本体6と後部ナローガイド9とによって本発明のナ
ローガイドが形成されている。
【0005】一方、前記分草体7は、刈取りフレーム8
の前端部にピン軸7aを支点として上下揺動自在に枢着
されていると共に、背面を、下端が刈取りフレーム8に
取付けられた板状の弾機11によって前方に弾圧付勢さ
れており、この弾機11の付勢力を受けて分草体7は、
前方に揺動した起立姿勢になっている。そして分草体7
は、倒伏茎稈や雑草等が多いところを刈取り作業する場
合の如く分草抵抗が大きくなるほど、後方に倒伏してそ
の分草角度が緩傾斜となるように構成されている。ま
た、前処理部2に設けられる茎稈引起し体12は、引起
しケース13に張設される無端チエン14に所定間隔お
きに起倒自在な引起し爪15を設け、該引起し爪15に
よって従来通り茎稈を引き起こすようになっているもの
であるが、前記引起しケース13には、引起し爪15が
収納される非作用領域部に切欠き13aが開設されてお
り、ケース内に持ち込まれた藁屑や泥土等の除去をこの
切欠き13aからできるようになっている。尚、16は
前記切欠き16aを覆うカバーであるが、該カバー16
は、引起し体12の側面を覆うサイドカバーとなるよう
に構成されている。
【0006】叙述の如く構成された実施例において、茎
稈の刈取り作業を行う場合には、ナローガイドを下方の
作用姿勢にして側方に張り出し、未刈り茎稈が巻き込ま
れるのを防止できることになるが、この場合に、後部ナ
ローガイド9も、未刈り茎稈が巻き込まれることがない
ようにガイド姿勢にしておく。また、このようにすれ
ば、機体後進時において未刈り茎稈がナローガイドと機
体とのあいだに入り込んで巻き込まれてしまうことも回
避できる。この様に、作用姿勢のナローガイドによって
未刈り茎稈の巻き込みを防止できるものであるが、畦際
作業をするような場合に、ナローガイドが畦に衝接して
破損しないよう収納することになる。この場合に、ナロ
ーガイド本体6を上動せしめて作用姿勢から収納姿勢に
変姿せしめると共に、後部ナローガイド9をロックナッ
ト10によって緩め、螺子部9aを支点として上動し非
ガイド姿勢に変姿させる。この様にした状態で刈取り作
業を行うと、前処理部2によって刈取られた茎稈が脱穀
部3側に搬送される際に、後部ナローガイド9が上方を
向いて起立する非ガイド姿勢に固定されている結果、搬
送茎稈の株元側はナローガイドの下側を経るようにして
そのままフイドチエン3a側に継送されていくこととな
り、このため後部ナローガイド9が何ら搬送茎稈の邪魔
をして搬送抵抗を与えたり引掛ったりすることがなくな
って、搬送姿勢が乱れたり搬送詰まりが生じたりする不
具合を確実に防止できることになる。
【0007】また、実施例においては、分草体7は、弾
機11の付勢力に応じて分草抵抗が大きいほど分草面の
傾斜角度が緩くなるように自動的に変化するようになっ
ているので、倒伏度の酷い茎稈を刈取る場合の如く分草
抵抗が大きい作業であっても、実際の分草抵抗は小さく
なって良好な分草作用を行うことができ、稈抜け等の不
具合も無くなることになり都合が良い。一方、茎稈引起
し体12については、引起し爪15の非作用部の上方に
おいて引起しケース13に切欠き13aが設けられてい
るので、ケース内に持ち込まれた藁屑や泥土等を取り除
く場合に、いちいち引起しケース13を取外したりする
必要がなく、この切欠き13aからこれらを取り除くこ
とができ、また、ここから引起し爪15の交換も可能で
あり、従って著しい整備性の向上を計ることができる。
しかもこの切欠き13aは、常時はカバー16によって
覆われるので何ら支障を来すものではないが、このカバ
ー16は引起し体12のサイドカバーにも兼用されてい
るので、部品点数の減少化が計れるという利点がある。
【0008】
【発明の作用及び効果】以上要するに、本発明は叙述の
如く構成したものであるから、収穫作業時にナローガイ
ドを作用姿勢となし、機体側方の未刈り地側にナローガ
イドを張り出して、未刈り茎稈を機体に巻き込むことが
ないようにガイドすることができる。また、後部ナロー
ガイドは作用姿勢において、後部が略水平に機体側を向
くガイド姿勢に固定しておくことができるから、機体後
進時にナローガイドと機体とのあいだに茎稈が入り込ん
でしまうことを防止でき、ナローガイドによる茎稈ガイ
ド作用がより確実になって、茎稈巻き込みを可及的に低
減することができる。そして、畦際作業等においてナロ
ーガイドを収納姿勢にした場合には、後部ナローガイド
をそのままガイド姿勢にしておくと、下方を向いて、前
処理部で刈取られて脱穀部に継送される茎稈の株元側に
接当することになるが、後部ナローガイドをナローガイ
ド本体の後端部から上方を向く非ガイド姿勢に変姿せし
めて固定しておくことで、搬送される茎稈にナローガイ
ドが接当することがなくなり、従って、搬送茎稈に抵抗
を与えて搬送姿勢を乱したり、茎稈詰まりを生じさせる
といった不具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体正面図である。
【図2】コンバインの前部側面図である。
【図3】ナローガイドの要部拡大図である。
【図4】ナローガイドの要部分解図である。
【図5】分草体部の側面図である。
【図6】Aは茎稈引起し体の要部正面図である。Bは茎
稈引起し体の側面断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 前処理部 3 脱穀部 3a フイドチエン 6 ナローガイド本体 8 刈取りフレーム 8b ナローガイド固定部 9 後部ナローガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体側方の未刈り地側に張り出して未刈
    り茎稈をガイドする作用姿勢と上方に揺動した収納姿勢
    とに変姿自在に構成されたナローガイドを設けてなるコ
    ンバインにおいて、前記ナローガイドの前端部を刈取り
    フレームに回動自在に係合させ、その中間部をナローガ
    イド固定部によって作用姿勢と収納姿勢とに変姿固定で
    きるようになすと共に、該ナローガイドを前側のナロー
    ガイド本体と、ナローガイド本体に揺動変姿自在に軸支
    した後部ナローガイドとで構成し、作用姿勢において後
    部が略水平に機体側を向いて未刈り茎稈を案内をする後
    部ナローガイドが、収納姿勢において後部が下方を向い
    て前処理部で刈取られて脱穀部に継送される茎稈の株元
    側に接当する場合、後部ナローガイドをナローガイド本
    体の後端部から上方を向く非ガイド姿勢に変姿せしめて
    固定できるようにするコンバインにおけるナローガイド
    構造。
JP7989594A 1994-03-24 1994-03-24 コンバインにおけるナローガイド構造 Expired - Lifetime JPH07121175B2 (ja)

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JP7989594A JPH07121175B2 (ja) 1994-03-24 1994-03-24 コンバインにおけるナローガイド構造

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JPH06292439A JPH06292439A (ja) 1994-10-21
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JP7989594A Expired - Lifetime JPH07121175B2 (ja) 1994-03-24 1994-03-24 コンバインにおけるナローガイド構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010104344A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Kubota Corp コンバインの分草構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010104344A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Kubota Corp コンバインの分草構造

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JPH06292439A (ja) 1994-10-21

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