JPH0712111Y2 - 車両の空調装置 - Google Patents

車両の空調装置

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JPH0712111Y2
JPH0712111Y2 JP1987141386U JP14138687U JPH0712111Y2 JP H0712111 Y2 JPH0712111 Y2 JP H0712111Y2 JP 1987141386 U JP1987141386 U JP 1987141386U JP 14138687 U JP14138687 U JP 14138687U JP H0712111 Y2 JPH0712111 Y2 JP H0712111Y2
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JP
Japan
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louver
instrument panel
air outlet
fulcrums
air conditioner
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987141386U
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English (en)
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JPS6445516U (ja
Inventor
俊勝 八島
俊彦 大久保
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両の空調装置の改良に関する。
(従来の技術) この種の空調装置として、第2図で示すように運転室1
のインストルメントパネル2に開口した空気吹出口3に
吹出方向を可変とするルーバ4を設けたものが知られて
いる(実開昭60-139513号公報など)。
(考案が解決しようとする問題点) ところでルーバ4は従来、第3,4図で示すように空気吹
出口3の中心(ルーバ4の中心)でピン5を介して回動
自由に取り付けられるが、このためルーバ4の向き変え
ると基準とする吹出方向(インストルメントパネル2表
面に対して鉛直方向が一般)からずれるにしたがって吹
出空気が吹出口3のインストルメントパネル2表面側の
角部6A,6B付近にぶつかりロスされることになり、この
空気のロスを防ぐには第5図で示すように吹出口3の角
部6A,6Bを斜めに切削しなければならないという問題点
があった。
(問題点を解決するための手段) この考案はこのような問題点を解決するため、運転室の
インストルメントパネルに開口した空気吹出口に吹出方
向を可変とするルーバを回動可能に設けた車両の空調装
置において、ルーバの向きを変えるときの回転中心とな
る1対の支点を空気吹出口のインストルメントパネル表
面側の角部付近に対向的に設け、前記支点の少なくとも
一方は吹出口の半径方向に弾性的に変位可能に形成する
と共に、前記ルーバの側面に該ルーバの進退方向に沿っ
て、前記支点が係合する複数の係合部を形成する。
(作用) ルーバは、例えば基準とする吹出方向(インストルメン
トパネル表面に対する鉛直方向)から向きを変えようと
する際には、一側をインストルメントパネル表面から突
出するように引き出すと、他側に係合している支点を中
心として回動する。このとき引き出し側のルーバ側面の
移動は、支点がルーバ係合部から弾性変形して離脱する
ことで可能となり、またルーバの角度は何れかの係合部
と支点との選択的な係合により決められる。支点はルー
バの中心ではなく、空気吹出口のインストルメントパネ
ル表面側の角部付近に位置するため、向きを変えた後で
も吹出口の角部付近で吹出し空気の流れを阻害してロス
させるようなことがない。また、ルーバはその両側に位
置する支点の間に係合部を介して弾性的に係合及び位置
決めされているので、吹出空気の圧力や車両の振動で勝
手に向きが変わってしまうようなこともない。
(実施例) 第1図において、10は運転室のインストルメントパネル
11に開口した空気吹出口、12は空気吹出口11に外気など
を導くダクト、13は空気の吹出方向を可変とするルーバ
である。
空気吹出口10のインストルメントパネル11表面側の左右
両側の角部16A,16B付近には支点としてラチェットスプ
リング18A,18Bが対向的に取り付けられる一方、ルーバ1
3の両側面には、その進退方向に沿って、ラチェットス
プリング18A,18Bに係合する係合部として、複数の嵌合
溝19A,19Bが形成される。またルーバ13の左右前端部に
は操作用の摘み部17A,17Bが形成されると共に、同じく
前後端部にはラチェットスプリング18A,18Bの乗り越し
を規制するためのストッパ20A,21Aと20B,21Bが形成され
ている。
上記構成において、例えば基準とする吹出方向からルー
バ13の向きを変えようとするときには、摘み部17A,17B
の何れかを摘まんで一側をインストルメントパネル11表
面から突出するように引き出す(このとき嵌合溝19Aま
たは19Bは1個ずつラチェットスプリング18Aまたは18B
を乗り越す。)と、他側でラチェットスプリング18Aま
たは18Bに係合する嵌合溝19Aまたは19Bを支点としなが
ら回動する。
このように、ルーバ13の向きを変える際の回転中心が空
気吹出口10のインストルメントパネル11表面側の角部16
A,16Bに位置することで、既述のようにルーバ13の向き
を変えれば、変えた後でも吹出口10の角部16A,16B付近
が吹出し空気の流れを阻害するようなことがなく、常に
所定の吹出し風量が得られる。
また、ルーバ13はその両側に位置する支点の間に係合部
としての嵌合溝19A,19Bを介して弾性的に係合及び位置
決めされるので、吹出空気の圧力や車両の振動により勝
手に向きが変わってしまうようなことがなく、常に所定
の吹出方向を維持する。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、ルーバの向きを変える
際の回転中心となる支点を空気吹出口のインストルメン
トパネル表面側の角部付近に設定したので、例えば基準
とする吹出方向からルーバの一側を引き出して向きを変
えた後でも吹出口の角部付近が吹出空気の流れを阻害す
るようなことがない。また、ルーバをその両側面に配置
した係合部と支点との弾性的な係合に基づいて位置決め
するようにしたので、ルーバの向きを確実に所定の方向
に維持することができる。これらの結果、所定の方向に
確実に所定量の吹出風量が得られるという効果が得られ
る。
また、本考案によれば空気吹出口の角部を斜めに切削す
る必要がなくなるので造形上の自由度が高められるとい
う効果も得られる。
さらに、本考案によればルーバ係合部とこれに弾性的に
係合する支点とによりルーバを回動可能に支持する機能
と所定の角度に位置決めする機能とが得られるので、低
コストの簡単な構造で目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図である。第2図は従
来例を説明するキャブ内部の斜視図、第3図〜第5図は
同じく要部断面図である。 10……空気吹出口、11……インストルメントパネル、13
……ルーバ、16A,16B……空気吹出口の角部、18A,18B…
…ラチェットスプリング(支点)、19A,19B……嵌合溝
(係合部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室のインストルメントパネルに開口し
    た空気吹出口に吹出方向を可変とするルーバを回動可能
    に設けた車両の空調装置において、ルーバの向きを変え
    るときの回転中心となる1対の支点を空気吹出口のイン
    ストルメントパネル表面側の角部付近に対向的に設け、
    前記支点の少なくとも一方は吹出口の半径方向に弾性的
    に変位可能に形成すると共に、前記ルーバの側面に該ル
    ーバの進退方向に沿って、前記支点が係合する複数の係
    合部を形成したことを特徴とする車両の空調装置。
JP1987141386U 1987-09-16 1987-09-16 車両の空調装置 Expired - Lifetime JPH0712111Y2 (ja)

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JPS6445516U JPS6445516U (ja) 1989-03-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5421351U (ja) * 1977-07-15 1979-02-10
JPS56105417U (ja) * 1980-01-16 1981-08-17
JPS5960015U (ja) * 1982-10-18 1984-04-19 トヨタ自動車株式会社 自動車用空調装置の吹出口構造

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JPS6445516U (ja) 1989-03-20

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