JPH0712107Y2 - 車両用空調風の吹出口構造 - Google Patents

車両用空調風の吹出口構造

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JPH0712107Y2
JPH0712107Y2 JP7784889U JP7784889U JPH0712107Y2 JP H0712107 Y2 JPH0712107 Y2 JP H0712107Y2 JP 7784889 U JP7784889 U JP 7784889U JP 7784889 U JP7784889 U JP 7784889U JP H0712107 Y2 JPH0712107 Y2 JP H0712107Y2
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忠士 井岡
英己 青木
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の車室内壁面に形成された空調風の吹出
口において、空調風の吹出方向を変化させる車両用空調
風の吹出口構造に関するものである。
〔従来の技術〕 一般に、車両の空調風吹出口には複数枚のルーバ(風向
調整フィン)が設けられ、このルーバが回動変位するこ
とにより風向きが調整されるようになっている(実開昭
63-18313号参照)。例えば、第6図に示すように、ルー
バ51の左右両端部に設けられた回動軸52を介してルーバ
51を、インストルメントパネル53に形成された空調風吹
出口の側壁部54に支持させ、上記回動軸52を支点にして
ルーバ51を回動変位させることにより、空調風の吹出方
向を調節することが行なわれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記空調風の吹出口が設けられる車室の内壁面は、最近
デザイン上のニーズにより、湾曲面に形成され、あるい
は所定の角度で傾斜した傾斜面に形成される傾向があ
る。このため、ルーバの先端部を上記車室の内壁面に対
応させて湾曲させたり、ルーバの回動軸を傾斜させたり
することが行なわれているが、これに伴って以下のよう
な問題が生じる。
すなわち、上記第7図に示すように、インストルメント
パネル53の壁面が上下方向に傾斜している場合におい
て、仮想線で示すようにルーバ51を先上がり状態に傾斜
させると、ルーバ51の先端部がインストルメントパネル
53の壁面から突出して見栄えが悪くなり、かつルーバ51
を先下がり状態に傾斜させると、ルーバ51の先端部がイ
ンストルメントパネル53の壁面から奥側に引込んだ状態
となって空調風の風向き調節作用が損われるという問題
がある。
また、第8図に示すように、空調風吹出口の側壁部54に
対して回動軸52が傾斜した状態で支持されている場合に
は、ルーバ51の傾動操作時にその側端部が上記側壁部54
に当接するのを防止するため、斜線で示す部分を切欠く
必要がある。この場合、上記ルーバ51を水平状態にした
際に上記側壁部54とルーバ51の先端部側面との間に上記
切欠に対応した隙間が形成され、見栄えが低下するとと
もに、ルーバ51の傾動操作時にがたつきが生じ易いとい
う問題がある。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、ルーバの傾動操作時にその先端部が前後に移動す
るのを防止して空調風吹出口からルーバの先端部が前方
に突出したり、上記吹出口の奥側にルーバの先端部が引
込んだりするのを防止することができるとともに、空調
風吹出口の側壁部と、ルーバの先端部側面との間に隙間
が形成されるのを防止することができる車両用空調風吹
出口構造を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、車室内壁面に形成された空調風吹出口に設置
される車両用空調風の吹出口構造において、側端部に設
けられた回動軸を支点にして傾動自在に支持されたルー
バと、このルーバの回動軸を空調風の吹出方向にスライ
ド自在に支持する支持部と、ルーバの先端部に設けられ
た係止部と、ルーバの傾動操作時に上記係止部を空調風
吹出口の前縁部に沿ってスライドさせる案内部とを設け
たものである。
〔作用〕
上記構成の本考案によれば、ルーバの傾動操作時に、ル
ーバの側端部に設けられた回動軸が空調風の吹出方向に
スライド変位しつつ、この回動軸を支点にしてルーバが
回動変位するとともに、ルーバの先端部が空調風吹出口
の前縁部に沿ってスライド変位することになる。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係る車両用空調風吹出口構造を備え
たインストルメントパネル1を示している。このインス
トルメントパネル1の上辺部に空調風吹出口2が形成さ
れ、この空調風吹出口2には吹出口ハウジングが設けら
れている。この吹出口ハウジングは、第2図および第3
図に示すように、天板3、底板4および側壁板5を備え
た後部ハウジング6と、この後部ハウジング6の中央部
に嵌着される区画壁部7と、天板8および底板9を有す
る前部ハウジング11とからなっている。
上記吹出口ハウジング内には、空調風の吹出方向を左右
方向に調整するための垂直ルーバ12と、吹出方向を上下
方向に調整するための水平ルーバ13とが設けられてい
る。上記垂直ルーバ12の上下両端面にはその回動軸とな
るピン14と、各垂直ルーバ13を連結するリンク部材15の
連結部となるピン16とが突設されている。そして上記ピ
ン14が後部ハウジング6の天板3および底板4と、前部
ハウジング11の天板8および底板9とに設けられた半円
状の切欠17,18によって形成される支持孔に嵌入される
ことにより、各垂直ルーバ12が垂直軸回りに回動可能に
支持されている。また、各垂直ルーバ12はリンク部材15
によって連結され、中央の垂直ルーバ12に設けられた操
作用のつまみ10の操作に応じ、互いに平行な状態で同じ
方向に回動変位するように構成されている。
上記水平ルーバ13は、垂直ルーバ12の前方に配設されて
いる。この水平ルーバ13の左右両端面には回動支点とな
る回動軸19が突設されるとともに、その前方に後述する
水平ルーバ13の傾動作動時に上記回動軸19を水平移動さ
せる駆動部となる支持軸20が突設されている。そして上
記回動軸19が後部ハウジング6の側壁板5および区画壁
部7に形成された水平溝21に嵌入されることにより、こ
の水平溝21に沿って回動軸19が水平移動可能に支持され
ている。また、上記支持軸20が後部ハウジング6の側板
5の前端部に沿って形成された上下溝22に嵌入されるこ
とにより、この上下溝22に沿って上下移動可能に支持さ
れている。また、各水平ルーバ13にはリンク部材23の係
合孔24が形成され、この係合孔24にリンク部材23の係合
部が嵌着されることによって各水平ルーバ13が互いに連
結されている。そして中央の水平ルーバ13に設けられた
操作用突部25を持ってこの水平ルーバ13を傾動操作する
ことにより、これと連動して上下の水平ルーバ13が中央
の水平ルーバ13と平行な状態で同じ方向に傾動するよう
に構成されている。
上記構成の水平ルーバ13の作用を第4図に基いて説明す
る。水平ルーバ13を第4図(a)に示す水平状態から傾
動操作する場合、中央の水平ルーバ13の操作用突部25を
持ってこれを上方もしくは下方に移動させることによ
り、各水平ルーバ13の支持軸20が側壁板5の上下溝22に
沿って上下に移動するとともに、これと連動して各水平
ルーバ13の回動軸19が水平溝21に沿って前方に移動す
る。また、上記回動軸19を支点にして各水平ルーバ13が
回動変位し、第4図(b)もしくは(c)に示す傾斜状
態となる。
このように、水平ルーバ13の側端部に突設された回動軸
19を水平方向、つまり空調風の吹出方向にスライド自在
に支持する水平溝21からなる支持部と、上記水平ルーバ
13の傾動操作時に、水平ルーバ13の先端部側面に突設さ
れた支持軸20からなる係止部を上下方向に案内し、水平
ルーバ13の先端部を空調風吹出口2の前縁部に沿ってス
ライドさせる上下溝22からなる案内部とを設けたため、
水平ルーバ13の先端部と、空調風吹出口2の前端部との
距離とを常にほぼ一定に維持した状態で水平ルーバ13を
傾動操作することができる。したがって、空調風吹出口
2の前端部が傾斜し、あるいは湾曲している場合におい
ても、水平ルーバ13の先端部が前方に突出したり、奥側
に引込んだりするのを確実に防止することができる。
また、上記水平ルーバ13の側端部を回動軸19と支持軸20
との前後二箇所において空調風吹出口10の側壁板5等に
支持するように構成したため、上記回動軸19が設けられ
た水平ルーバ13の先端部側面と上記側壁板5との間に大
きな隙間を形成することなく、水平ルーバ13を安定して
傾動操作することができる。すなわち、上記側壁部5に
対して回動軸19が傾斜している場合には、水平ルーバ13
の先端部側面もしくは後部側面と、側壁板5との間に隙
間を設ける必要があるが、水平ルーバ13が回動軸の一箇
所おいてのみ支持されている場合には、回動軸の近傍に
隙間を形成すると、水平ルーバ13が軸方向に移動してが
たつきが生じ易く、かつ水平ルーバ13の先端部側面と側
壁部5との間に隙間を形成すると、見栄えが悪くなると
いう問題がある。
これに対し、上記のように上記水平ルーバ13をその前後
両端部おいて空調風吹出口10の側壁板5等に支持するよ
うに構成した場合には、上記回動軸19が設けられた水平
ルーバ13の後部側面と、上記側壁板5との間に隙間を形
成したとしても、水平ルーバ13を安定して傾動操作する
こてができる。したがって、水平ルーバ13の後端部側面
と上記側壁板5との間に所定の隙間を設けることによっ
て両者の接触を防止することができるとともに、水平ル
ーバ13の先端部側面と上記側壁板5との間の隙間を小さ
くすることによって見栄えを向上させるという効果を同
時に達成することができる。
なお、第5図に示すように、後部ハウジング6の側壁板
5の前端部に丸棒からなる支持バー26を立設し、この支
持バー26と側壁部5との間に挿入された支持軸20に、上
記支持バー26を圧接させることにより、上記支持軸20を
上下移動可能に支持するように構成してもよい。本考案
に係る空調風吹出口構造の設置箇所は、インストルメン
トパネル1の上辺部に限らず、任意の位置に設置可能で
ある。また第2図および第3図に示す垂直ルーバ12に対
して本考案を適用してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案はルーバの回動軸を空調風
の吹出方向にスライド自在に支持する支持部と、ルーバ
の傾動操作時にルーバの先端部に設けられた係止部を空
調風吹出口の前縁部に沿ってスライドさせる案内部とを
設け、上記ルーバの先端部と、空調風吹出口の前縁部と
の距離を常にほぼ一定に維持した状態でルーバを回動変
位させるようにしたため、ルーバの傾動操作時にその先
端部が上記空調風の吹出口から前方に突出したり、奥側
に引込んだりするのを確実に防止することができる。し
たがって、ルーバの先端部が前方に突出することによる
見栄えの低下を防止することができるとともに、奥側に
引込むことによる空調風の風向調節作用の低下を効果的
に防止できるという利点がある。
また、上記ルーバの先端部側面と、空調風吹出口の側壁
部との間に大きな隙間を設けることなくルーバを傾動操
作可能に支持することができるため、上記ルーバの傾動
操作時にルーバががたつくのを効果的に防止できるとと
もに、上記隙間が目視されることによる見栄えの低下を
防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用空調風吹出口構造の設置位
置を示す斜視図、第2図は上記空調風吹出口構造の分解
斜視図、第3図は上記空調風吹出口構造の具体的構成を
示す平面断面図、第4図(a)〜(c)はルーバの操作
状態を示す第3図のIV-IV線断面図、第5図は本考案の
別の実施例を示す斜視図、第6図は本考案の従来例を示
す平面断面図、第7図は第6図のVII-VII線断面図、第
8図は別の従来例を示す平面断面図である。 1……インストルメントパネル、2……空調風吹出口、
19……回動軸、20……支持軸(係止部)、21……水平溝
(支持部)、22……上下溝(案内部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内壁面に形成された空調風吹出口に設
    置される車両用空調風の吹出構造において、側端部に設
    けられた回動軸を支点にして傾動自在に支持されたルー
    バと、このルーバの回動軸を空調風の吹出方向にスライ
    ド自在に支持する支持部と、ルーバの先端部に設けられ
    た係止部と、ルーバの傾動操作時に上記係止部を空調風
    吹出口の前縁部に沿ってスライドさせる案内部とを設け
    たことを特徴とする車両用空調風の吹出口構造。
JP7784889U 1989-06-30 1989-06-30 車両用空調風の吹出口構造 Expired - Lifetime JPH0712107Y2 (ja)

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JPH0316509U JPH0316509U (ja) 1991-02-19
JPH0712107Y2 true JPH0712107Y2 (ja) 1995-03-22

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