JPH0712099Y2 - 車両用換気構造 - Google Patents
車両用換気構造Info
- Publication number
- JPH0712099Y2 JPH0712099Y2 JP1987118815U JP11881587U JPH0712099Y2 JP H0712099 Y2 JPH0712099 Y2 JP H0712099Y2 JP 1987118815 U JP1987118815 U JP 1987118815U JP 11881587 U JP11881587 U JP 11881587U JP H0712099 Y2 JPH0712099 Y2 JP H0712099Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- air
- side member
- ventilation
- ventilation structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車室内に導入された外気を車室外へ排出する車
両用換気構造の改良に関する。
両用換気構造の改良に関する。
(従来の技術) このような車両用換気構造としては、例えば第5図ない
し第7図に示すようなものがある(この種の類似構造と
しては特開昭59-38112号公報参照)。
し第7図に示すようなものがある(この種の類似構造と
しては特開昭59-38112号公報参照)。
第5図に示すように、この換気構造において外気取入れ
口101から取入れられた外気(イ)は空調装置102によっ
て空気流(ロ)となり、さらに車室103の車両後方側へ
送られてリアパーセル部104に設けられた換気孔105を通
って空気流(ハ)となる。この空気流(ハ)は第6図に
示すようにリヤフェンダー106のインナパネル107とアウ
タパネル108との間に流れ込み、さらに連通孔111から逆
流防止板112を押し開けて、フロアパネル109とリヤサイ
ドメンバ110を利用して形成される換気流路113へ流れ込
み、排出口114から車外へ排出される。排出口114は第7
図に示すように美観上これを覆い隠すために、リヤバン
パ115の裏側に丁度位置するように配設されている。
口101から取入れられた外気(イ)は空調装置102によっ
て空気流(ロ)となり、さらに車室103の車両後方側へ
送られてリアパーセル部104に設けられた換気孔105を通
って空気流(ハ)となる。この空気流(ハ)は第6図に
示すようにリヤフェンダー106のインナパネル107とアウ
タパネル108との間に流れ込み、さらに連通孔111から逆
流防止板112を押し開けて、フロアパネル109とリヤサイ
ドメンバ110を利用して形成される換気流路113へ流れ込
み、排出口114から車外へ排出される。排出口114は第7
図に示すように美観上これを覆い隠すために、リヤバン
パ115の裏側に丁度位置するように配設されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の車両用換気構造にあっ
ては、排出口114は後輪より後部の車体に設けられ、ま
たマフラー116に近傍して設けられている。このため、
空調を内気循環モードにすると、車室内の圧力は車室外
の圧力より低くなり、このとき、逆流防止板112が正常
に作動しないと、マフラー116から排出されてリヤパン
パー115の裏側の凹部に滞留している排気は、一部が排
出口114から入り込む場合も有りうる。排出口114には入
り込んだ排気は、連通孔111から上記の換気経路を逆流
して車室103に侵入する場合も有りうる。
ては、排出口114は後輪より後部の車体に設けられ、ま
たマフラー116に近傍して設けられている。このため、
空調を内気循環モードにすると、車室内の圧力は車室外
の圧力より低くなり、このとき、逆流防止板112が正常
に作動しないと、マフラー116から排出されてリヤパン
パー115の裏側の凹部に滞留している排気は、一部が排
出口114から入り込む場合も有りうる。排出口114には入
り込んだ排気は、連通孔111から上記の換気経路を逆流
して車室103に侵入する場合も有りうる。
一方、リヤバンパー115と排出口114との間は、丁度後輪
がはね上げた泥などが付着しやすい場所であるから、降
雨時や降雪時等には後輪117にはね上げられてリヤバン
パー115の凹部に付着した泥や雪によって、排出口114が
閉塞されてしまうことになる。したがって、換気は正常
に行われなくなり、乗員の吐息等によってウインドウガ
ラスが曇ってしまうという虞が生じる。
がはね上げた泥などが付着しやすい場所であるから、降
雨時や降雪時等には後輪117にはね上げられてリヤバン
パー115の凹部に付着した泥や雪によって、排出口114が
閉塞されてしまうことになる。したがって、換気は正常
に行われなくなり、乗員の吐息等によってウインドウガ
ラスが曇ってしまうという虞が生じる。
(問題点を解決するための手段) このような問題点を解決するためにこの考案の車両用換
気構造は、フロアパネルの下面に配置され、後輪よりも
車両後方側から前方側へ延設されたサイドメンバを備
え、 前記サイドメンバの内部を後輪よりも車両後方側で車室
内に連通させて車室内空気を換気するための換気流路と
し、 前記サイドメンバ内部の車室内空気を車室外に排出する
ための排出口を、後輪よりも車両前方側で前記サイドメ
ンバに設けた ことを特徴とする。
気構造は、フロアパネルの下面に配置され、後輪よりも
車両後方側から前方側へ延設されたサイドメンバを備
え、 前記サイドメンバの内部を後輪よりも車両後方側で車室
内に連通させて車室内空気を換気するための換気流路と
し、 前記サイドメンバ内部の車室内空気を車室外に排出する
ための排出口を、後輪よりも車両前方側で前記サイドメ
ンバに設けた ことを特徴とする。
(作用) この考案の車両用換気構造において、車室内空気を後輪
よりも車両後方側においてサイドメンバに取り込むか
ら、例えばリヤウインドウパネルに沿って流れる空気を
排出することができる。排出口はマフラーおよびバンパ
ーから離隔された車両前方側でサイドメンバに設けられ
ているので、空調を内気循環モードにしても、排気ガス
が排出口から侵入することはない。また、排出口は後輪
よりも車両前方側でサイドメンバにに設けられているの
で、バンパーと車体後部の間に泥や雪が付着しても、排
出口が閉塞されることはない。
よりも車両後方側においてサイドメンバに取り込むか
ら、例えばリヤウインドウパネルに沿って流れる空気を
排出することができる。排出口はマフラーおよびバンパ
ーから離隔された車両前方側でサイドメンバに設けられ
ているので、空調を内気循環モードにしても、排気ガス
が排出口から侵入することはない。また、排出口は後輪
よりも車両前方側でサイドメンバにに設けられているの
で、バンパーと車体後部の間に泥や雪が付着しても、排
出口が閉塞されることはない。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図はこの考案に係る車両用換気装置の
一実施例を示す図である。
一実施例を示す図である。
第1図に示すように、車両の前部に設けられた外気取入
れ口1から外気(イ)が取入れられ、この外気(イ)は
空調装置2によって車室3内を空気流(ロ)となって流
れる。さらに、空気流(ロ)は車室3の車両後方側へ流
れ、リアパーセル部4に設けられた換気孔5を通って空
気流(ハ)となる。空気流(ハ)は第2図に示すように
リヤフェンダ6のインナパネル7とアウタパネル8の間
に流れ込む。ここで、サイドメンバはフロントサイドメ
ンバ9とリヤサイドメンバ10とからなっており、リヤサ
イドメンバ10はフロアパネル11の下面に配置され、後輪
16よりも車両後方側から前方側へ延設されている。この
リヤサイドメンバ10は断面略コの字形で上方に開口して
おり、このリヤサイドメンバ10とフロアパネル11とを利
用して換気流路12が形成されている。換気流路12は、リ
ヤサイドメンバ10に設けられた連通孔13によってインナ
パネル7とアウタパネル8との間の空間と連通され、空
気流(ハ)はこの連通孔13を通って換気流路12に流れ込
む。また、連通孔13が設けられたリヤサイドメンバ10に
はこの空気流(ハ)の逆流を防止する逆流防止板14が揺
動可能に設けられ、逆流しようとするとこの連通孔13を
閉塞してしまう。リヤサイドメンバ10は第3図に示すよ
うに左右一対となっており、後輪16より車両前方側(フ
ロントサイドメンバ9側)の左右のリヤサイドメンバ10
に排出口15が設けられている。すなわち、排出口15は第
4図に示すようにリヤサイドメンバ10の左右側壁10a,10
bにそれぞれ設けられ、またこの下面壁10cにも設けられ
ている。なお、第1図において17は車両後方に設けられ
たリヤバンパーであり、18はマフラーである。
れ口1から外気(イ)が取入れられ、この外気(イ)は
空調装置2によって車室3内を空気流(ロ)となって流
れる。さらに、空気流(ロ)は車室3の車両後方側へ流
れ、リアパーセル部4に設けられた換気孔5を通って空
気流(ハ)となる。空気流(ハ)は第2図に示すように
リヤフェンダ6のインナパネル7とアウタパネル8の間
に流れ込む。ここで、サイドメンバはフロントサイドメ
ンバ9とリヤサイドメンバ10とからなっており、リヤサ
イドメンバ10はフロアパネル11の下面に配置され、後輪
16よりも車両後方側から前方側へ延設されている。この
リヤサイドメンバ10は断面略コの字形で上方に開口して
おり、このリヤサイドメンバ10とフロアパネル11とを利
用して換気流路12が形成されている。換気流路12は、リ
ヤサイドメンバ10に設けられた連通孔13によってインナ
パネル7とアウタパネル8との間の空間と連通され、空
気流(ハ)はこの連通孔13を通って換気流路12に流れ込
む。また、連通孔13が設けられたリヤサイドメンバ10に
はこの空気流(ハ)の逆流を防止する逆流防止板14が揺
動可能に設けられ、逆流しようとするとこの連通孔13を
閉塞してしまう。リヤサイドメンバ10は第3図に示すよ
うに左右一対となっており、後輪16より車両前方側(フ
ロントサイドメンバ9側)の左右のリヤサイドメンバ10
に排出口15が設けられている。すなわち、排出口15は第
4図に示すようにリヤサイドメンバ10の左右側壁10a,10
bにそれぞれ設けられ、またこの下面壁10cにも設けられ
ている。なお、第1図において17は車両後方に設けられ
たリヤバンパーであり、18はマフラーである。
第1図に示すように、外気取入れ口1から取入れた外気
(イ)は空調装置2によって空気流(ロ)となり、車室
3の後方へ送られリアパーセル部4に設けられた換気孔
5を通って空気流(ハ)となる。従って、例えばリヤウ
インドウパネルに沿って流れる空気を排出することがで
きるのでこの部分に空気が澱むことなく効率よい換気が
できると共に、リヤウインドウパネルが曇るのを防止で
きる。空気流(ハ)は連通孔13から逆流防止板14を押し
開けて換気流路12に入り、排出口15から車外へ排出され
る。
(イ)は空調装置2によって空気流(ロ)となり、車室
3の後方へ送られリアパーセル部4に設けられた換気孔
5を通って空気流(ハ)となる。従って、例えばリヤウ
インドウパネルに沿って流れる空気を排出することがで
きるのでこの部分に空気が澱むことなく効率よい換気が
できると共に、リヤウインドウパネルが曇るのを防止で
きる。空気流(ハ)は連通孔13から逆流防止板14を押し
開けて換気流路12に入り、排出口15から車外へ排出され
る。
空調を内気循環モードにすると、車室内の圧力は車室外
の大気の圧力より低くなる。このとき、逆流防止板14が
正常に作動しないと外気は車室3へ侵入する。しかし排
出口15はマフラー18およびリヤバンパー17から前方に充
分離れた場所に設けられているので、排気ガスが排出口
15には入ってしまうことはなく、まして上記の換気経路
を逆流して車室3へ侵入してしまうことはない。また、
後輪16にははね上げられた泥や雪で、リヤバンパー17の
凹部が埋っても、排出口18が閉塞されることはないか
ら、常に正常な換気が行われ、ウインドガラスが曇って
しまうという虞は生じない。
の大気の圧力より低くなる。このとき、逆流防止板14が
正常に作動しないと外気は車室3へ侵入する。しかし排
出口15はマフラー18およびリヤバンパー17から前方に充
分離れた場所に設けられているので、排気ガスが排出口
15には入ってしまうことはなく、まして上記の換気経路
を逆流して車室3へ侵入してしまうことはない。また、
後輪16にははね上げられた泥や雪で、リヤバンパー17の
凹部が埋っても、排出口18が閉塞されることはないか
ら、常に正常な換気が行われ、ウインドガラスが曇って
しまうという虞は生じない。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、後輪よりも車両
後方側において車室内空気をサイドメンバに取り込むか
ら、例えばリヤウインドウパネルに沿って流れる空気を
排出することができ、この部分に空気が澱むことなく効
率よい換気ができると共に、リヤウインドウパネルが曇
るのを抑制できる。又サイドメンバに取り込んだ空気を
車両前方側の排出口から排出することができ、排気ガス
が排出口から入り込むことがなく、後輪によって跳ね上
げられた泥や雪によって排出口が閉塞されることがない
と共に、車体外面に換気用の排出口がないので見栄えも
よい。
後方側において車室内空気をサイドメンバに取り込むか
ら、例えばリヤウインドウパネルに沿って流れる空気を
排出することができ、この部分に空気が澱むことなく効
率よい換気ができると共に、リヤウインドウパネルが曇
るのを抑制できる。又サイドメンバに取り込んだ空気を
車両前方側の排出口から排出することができ、排気ガス
が排出口から入り込むことがなく、後輪によって跳ね上
げられた泥や雪によって排出口が閉塞されることがない
と共に、車体外面に換気用の排出口がないので見栄えも
よい。
第1図ないし第4図はこの考案に係る車両用換気構造の
一実施例を示す図であり、第1図はこの車両用換気構造
が適用された車両の概略断面図、第2図は第1図におけ
るII-II線断面図、第3図は第1図における車両の底面
図、第4図は第3図におけるIV-IV線断面図である。第
5図ないし第7図は従来の車両用換気構造を示す図であ
り、第5図はこの車両用換気構造が適用され車両の概略
断面図、第6図は第5図におけるVI-VI線断面図、第7
図はこの車両用換気構造の排出口を示す斜視図である。 10……リヤサイドメンバ 15……排出口 16……後輪
一実施例を示す図であり、第1図はこの車両用換気構造
が適用された車両の概略断面図、第2図は第1図におけ
るII-II線断面図、第3図は第1図における車両の底面
図、第4図は第3図におけるIV-IV線断面図である。第
5図ないし第7図は従来の車両用換気構造を示す図であ
り、第5図はこの車両用換気構造が適用され車両の概略
断面図、第6図は第5図におけるVI-VI線断面図、第7
図はこの車両用換気構造の排出口を示す斜視図である。 10……リヤサイドメンバ 15……排出口 16……後輪
Claims (1)
- 【請求項1】フロアパネルの下面に配置され、後輪より
も車両後方側から前方側へ延設されたサイドメンバを備
え、 前記サイドメンバの内部を後輪よりも車両後方側で車室
内に連通させて車室内空気を換気するための換気流路と
し、 前記サイドメンバ内部の車室内空気を車室外に排出する
ための排出口を、後輪よりも車両前方側で前記サイドメ
ンバに設けた ことを特徴とする車両用換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987118815U JPH0712099Y2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 車両用換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987118815U JPH0712099Y2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 車両用換気構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6424612U JPS6424612U (ja) | 1989-02-10 |
JPH0712099Y2 true JPH0712099Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31363492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987118815U Expired - Lifetime JPH0712099Y2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 車両用換気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712099Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617672Y2 (ja) * | 1987-03-13 | 1994-05-11 | 富士重工業株式会社 | 自動車用エアフラツプ |
-
1987
- 1987-08-04 JP JP1987118815U patent/JPH0712099Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6424612U (ja) | 1989-02-10 |
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