JPH07120970B2 - ハイブリッド回路 - Google Patents

ハイブリッド回路

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JPH07120970B2
JPH07120970B2 JP62284503A JP28450387A JPH07120970B2 JP H07120970 B2 JPH07120970 B2 JP H07120970B2 JP 62284503 A JP62284503 A JP 62284503A JP 28450387 A JP28450387 A JP 28450387A JP H07120970 B2 JPH07120970 B2 JP H07120970B2
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signal
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transmission
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政敏 家合
修造 若井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば、データ伝送システムにおいて、送信
と受信とが同時に可能な送受信端子をもった変復調端末
装置の内部で、送信部回路からの信号は上記送受信端子
から信号を送り出すが、受信部回路の入力端子には入力
しないで、一方では、送受信端子で受信した信号は、受
信部回路の入力端子には加わるが送信部回路には入力し
ないという機能が必要になる。このような機能をもつ回
路をハイブリッド回路というが、本発明はかかる機能を
有する回路に関するものである。
従来の技術 まず、ハイブリッド回路の基本的な構成について、第2
図を用いて一般的に説明する。
第2図は、ハイブリッド回路の一般的な機能を説明する
ための図で1はハイブリッド回路を含むデータ伝送装
置、例えば変復調端末装置、2は、そのハイブリッド回
路である。送出端子3から、その一方の端子31を通じ
て、信号を変復調端末装置1の内部回路へ加えられる。
送受信端子4は、一方の端子41で信号を回線におくり出
す。しかし、一般的には、一方の端子31の送出信号の一
部が、受信端子5の中の一方の端子51にも現われる。ま
た、送受信端子4で外部の回線から受信した受信信号
は、その一方の端子42から変復調端末装置1内の受信端
子5中の端子52に信号が現われる。しかし前と同じよう
に一般的には、その一部が送出端子3の他方の端子32に
も現われる。本来の機能としては、端子32および同51に
現われる各信号は、小さい方が望ましい。
さて、このような機能をもったハイブリッド回路の具体
的な構成例を第3図に示す。素子201,206は演算増幅器
であり、素子201は抵抗202,203と共に反転増幅器を形成
する。また素子206は抵抗208,207,209と共に加算増幅器
を形成する。抵抗204,208はこの回路が、ハイブリッド
機能をもつために重要なはたらきをもつ抵抗であり、抵
抗205は回線の負荷抵抗である。
端子3に加えた信号電圧V3が端子4に出力として現われ
る信号V4は、簡単な計算で次のように示される。
次に入力V3が、端子5でどのくらいの出力V5となるかを
みるため、V5/V3、すなわちG5-3を求めると次のように
なる。
同様に、端子4に信号V4を加えたとき端子5に現われる
信号V5は次の式で示される。
ところで、第3図の回路が、本来のハイブリッド回路機
能をもつには、(2)式からG5-3=0の条件を満足する
ように抵抗値を決定すればよいことになる。その条件は
次式で、与えられる。
以上の説明を理解するため数値例を下に示す。
R207= 2 KΩ R209=2.8KΩ R202= 2 KΩ R203=2.8KΩ R204=0.6KΩ R205=0.6KΩ とするとR208このように抵抗R208の値を選べば、G5-3は零になり、端
子3に加えられた信号は端子5には現われない。
なお、端子3から端子4への利得G4-3及び端子4から端
子5への利得G5-4はそれぞれ(1)式(2)式を用いて
次の値になる。
以上の説明で、各定数を適当にえらべば、ハイブリッド
機能が実現することが、理解できる。
さて、次に、本発明にかかる説明をするために、第3図
の回路をより一般的に第4図に書きなおすことができ
る。
第4図において、21は例えば第3図の素子201および抵
抗202,203からなる反転増幅器であり、端子3の送出信
号を反転増幅し、端子4から回線に送り出す。22は例え
ば第3図の素子206および抵抗207,208,209からなる加算
増幅器である。
発明が解決しようとする問題点 第3図の従来の回路では、端子3から入力される送出信
号が抵抗208を通る経路Aと同じく、素子201,抵抗202,2
04,207を通る経路Bとで、回路構成が異なり、経路Aは
抵抗208を通過する比較的簡単な経過であるのに対し、
経過Bは反転増幅器を通過する複雑な経過である。した
がって両者の経過を通る信号の遅延時間は一般には異る
ことは容易に理解できることである。
さて、このように遅延時間の異なる、即ち、位相の異な
る同一周波数の二つの信号が加算増幅器22で加算される
と、本来相殺して端子5には現われないはずの信号が現
われる。この現象が生じることを簡単に次に説明する。
第5図は、第4図に対応して二つの信号経路A,Bの遅延
時間に着目した等価回路で、遅延時間Tdは経路Aと経路
Bとの遅延時間差で−Gは増幅度Gの反転増幅器であ
る。今、簡単のため、端子3に振幅1の複素信号V3が加
えられるとする。
V3=ejwt 信号線221での信号V221は、 V221=−Aejwt 信号線222での信号V222は、 ここで、Aは経路A,経路Bの各増幅度で大きさは等しく
お互に180゜位相が異っているように回路が設計されて
いる。
次に、端子5での合成信号V5は次のようになる。
ここでTdが零で両経路の遅延時間差がない場合は、V5
恒等的に零である。
しかしながら、Tdが有限である場合は事情は異なる。信
号出力V5の絶対値すなわち振幅を求めると となる。したがって|V5|は取り扱う周波数によってその
振幅は零でなく、第6図に示すごとく有限の振幅をもつ
ことになる。
このことは本来の目的には合致せず、Td=0でないかぎ
り困ることである。
本発明は、取り扱う周波数のいかんにかかわらず出力信
号が零になるようにすることが目的である。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するために、二つの信号経
路A,Bの遅延時間を等しくし遅延時間差Tdを零になした
ものである。
具体的に言えば、本発明は例えば第1図に示すように、
信号の送信と受信の両方に用いる送受信端子4と、送受
信端子4に信号を送出する信号送出用のオペアンプ201
と、オペアンプ201の入力に信号を送るように接続した
送出端子3と、送受信端子4が受信する信号を入力とす
る信号受信用のオペアンプ206と、オペアンプ206の出力
を受けるように接続した受信端子5とを備え、しかも送
出端子3からオペアンプ206の入力点223までの間に2つ
の信号経路が並列的に存在するハイブリッド回路であっ
て、2つの信号経路のうちの1つは、送出端子3から複
数のオペアンプ211及び212を介してオペアンプ206に信
号が伝送するように接続され、また、2つの信号経路の
うちの他の1つは、送出端子3からオペアンプ201とオ
ペアンプ210を介してオペアンプ206に信号が伝送するよ
うに接続され、さらに送受信端子4が受信する信号をオ
ペアンプ210を介してオペアンプ206に入力するように接
続し、これらのオペアンプ211、212及びオペアンプ210
はいずれもオペアンプ201と同一の性質であり、また、
2つの信号経路のそれぞれに存在するオペアンプの個数
が互いに等しく、かつ2つの信号経路から伝送してきた
信号はオペアンプ206の入力点223で互いに180度位相が
異なり、さらにオペアンプ210はその出力インピーダン
スがきわめて小さいことを特徴とするものである。
作用 本発明によると、上記した構成により送出信号の経路A
(反転経路)と経路B(非反転経路)とで各遅延時間を
等しくし、加算後の信号出力を取扱い周波数のいかんに
かかわらず常に相殺して、受信信号出力端子5における
送出信号の残留成分を取り扱い周波数にかかわらず零に
なるようにする。
実施例 第1図は、本発明にかかるハイブリッド回路の一実施例
を示す回路図である。
第1図において、201,210,211,212,206は演算増幅器
(以下オペアンプとよぶことにする。)を構成する各要
素であり、オペアンプ201は抵抗202,203とともに反転増
幅器を形成し、その増幅率は、その両抵抗の比、−R203
/R202できまる。オペアンプ206は、抵抗207,208,209と
ともに加算増幅器を形成する。抵抗205は回線の負荷イ
ンピーダンスである。オペアンプ210,211,212は、利得
1の正相バッファ回路である。
以下に本実施例の動作を説明する。
送出信号は、端子3からオペアンプ201、抵抗202,203,2
04でなる反転増幅器を通して端子4に送り出される。
一方、受信信号は、端子4から入力され、バッファ210
を通して加算増幅器構成のオペアンプ206、抵抗207,20
8,209をへて、端子5から装置内に入力される。このと
き送出信号もバッファ210を通して同加算増幅器に入力
されるので、受信信号出力端子5に本来出力してほしく
ない送出信号が混入することになる。
しかし、前記のバッファ210,信号線222を通して、加算
増幅器に入力される送出信号とは逆相の送出信号を、等
しい振幅で同加算増幅器の節点223に加算することによ
って相殺し端子5に送出信号成分が混入しないようにし
てある。
第1図において、バッファ210は、正相の利得1の増幅
器で入力インピーダンスは大きく、出力インピーダンス
が、きわめて小さい性質をもっているもので、信号線22
1と222との間にインピーダンス変換すなわちバッファと
して挿入されている。同様の目的で、端子3から信号線
224の間にもバッファ211,212が挿入される。
今、非反転送出信号経路(端子3からバッファ211,212
を通して信号線223に至る経路)と反転送出信号経路
(端子3からアンプ201,210を通して信号線223に至る経
路)との各遅延時間を比較すると第1図の本発明実施例
では、両者ともオペ・アンプ2個を経過して信号線223
の節点で加算されているので、もし各回路素子として、
同一の性質のものを用い、各オペアンプ段における遅延
時間を等しいものとすると、両者の経路の各遅延時間は
等しく、Tdは零になる。
発明の効果 上記のように本発明は、送出信号の受信側への影響を取
扱う周波数のいかんにかかわらず送出信号の受信側への
影響を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のハイブリッド回路の回路図、第
2図は通常のハイブリッド回路の機能を説明するための
信号の流れを示す概要図、第3図は従来例の回路図、第
4図は第3図回路を機能的に示したブロック図、第5図
は信号経路の遅延時間差に着目した信号経路図、第6図
は第5図の回路での出力特性図である。 201,206,210,211,212……オペアンプ、202,203,204,20
5,207,208,209……抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号の送信と受信の両方に用いる送受信端
    子と、前記送受信端子に信号を送出する信号送出用オペ
    アンプと、前記信号送出用オペアンプの入力に信号を送
    るように接続した信号送出端子と、前記送受信端子が受
    信する信号を入力とする信号受信用オペアンプと、前記
    信号受信用オペアンプの出力を受けるように接続した信
    号受信端子とを備え、しかも前記信号送出端子から前記
    信号受信用オペアンプの入力点までの間に2つの信号経
    路が並列的に存在するハイブリッド回路であって、前記
    2つの信号経路のうちの1つは、前記信号送出端子から
    複数の遅延用オペアンプを介して前記信号受信用オペア
    ンプの入力点に信号が伝送するように接続され、また、
    前記2つの信号経路のうちの他の1つは、前記信号送出
    端子から前記信号送出用オペアンプと他の遅延用オペア
    ンプを介して前記信号受信用オペアンプの入力点に信号
    が伝送するように接続され、さらに前記送受信端子が受
    信する信号を前記他の遅延用オペアンプを介して前記信
    号受信用オペアンプに入力するように接続し、前記複数
    の遅延用オペアンプと前記他の遅延用オペアンプはいず
    れも前記信号送出用オペアンプと同一の性質であり、ま
    た、前記2つの信号経路のそれぞれに存在するオペアン
    プの個数が互いに等しく、かつ前記2つの信号経路から
    伝送してきた信号は前記信号受信用オペアンプの入力点
    で互いに180度位相が異なり、さらに前記他の遅延用オ
    ペアンプはその出力インピーダンスがきわめて小さいこ
    とを特徴とするハイブリッド回路。
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