JPH07120317A - 赤外線式人体検知装置 - Google Patents

赤外線式人体検知装置

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JPH07120317A
JPH07120317A JP26610993A JP26610993A JPH07120317A JP H07120317 A JPH07120317 A JP H07120317A JP 26610993 A JP26610993 A JP 26610993A JP 26610993 A JP26610993 A JP 26610993A JP H07120317 A JPH07120317 A JP H07120317A
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JP
Japan
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infrared
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detection signal
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JP26610993A
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Shinji Kirihata
慎司 桐畑
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知領域から人体が退出したときには人体検
知信号の出力が短時間で停止される一方で、検知領域内
に人体が存在するときには人体検知信号の出力が適切に
継続されるようにする。 【構成】 複数の受光面30A〜30Dを備えた赤外線
検知素子3から出力される複数の赤外線検知信号SA〜
SDのうち、一定の判断時間T内で基準レベルよりも高
い出力レベルとなる赤外線検知信号の数を計数する制御
手段6を有し、検知領域内での人体の移動量が大きいこ
とにより前記計数値が所定の基準数以上となったときに
は、人体検知信号を継続させて出力させるためのオフデ
ィレイタイムが短く、人体の動作が少ないことにより前
記計数値が基準数に満たないときには、人体検知信号を
継続させて出力させるためのオフディレイタイムが長く
なるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体から発せられる赤
外線を検出することにより人体の存在を検知し、それに
応じて照明器具等の所望の機器をオン・オフ制御するの
に好適な赤外線式人体検知装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の赤外線式人体検知装置として
は、赤外線検知素子として焦電素子を用いたタイプのも
のが種々提案されているが、この焦電素子は温度の変化
分に応じた出力レベルの信号出力を行う。従って、この
ようなタイプの赤外線式人体検知装置を照明器具のオン
・オフ制御に用いた場合には、検知領域内で人体が移動
して検知ビームが遮られたときには一定基準レベル以上
の高い出力レベルの赤外線検知信号が出力されるもの
の、検知領域内で人体が静止したときには赤外線検知信
号が出力されなくなり、人体が存在しないものと判断さ
れてしまう。
【0003】そこで、従来では、検知領域内に人体が進
入したと判断した場合には、その後は人体検知信号を予
め定められた一定時間(オフディレイタイム)だけ継続
的に出力させ、その時間がタイムアップとなった時点で
人体検知信号の出力を停止させるように構成している。
また、このオフディレイタイムは、そのタイムアップが
なされる以前の時期に一定基準レベルを超える赤外線検
知信号が出力される都度、その時間計時の開始が新たに
やり直される。従って、検知領域内に人体が存在し、そ
の検知信号が適当な時間間隔で出力される限りは、ほぼ
確実に人体検知信号を継続出力させて、照明器具の点灯
状態を維持させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来では、人体検知信号を継続して出力させるためのオフ
ディレイタイムは1種類の不変時間として設定されてお
り、例えばこのオフディレイタイムが5分に設定されて
いる場合には、どのような状況にあっても、人体検知信
号が少なくとも5分間は継続的に出力される。従って、
従来では、検知領域内に進入した人体が直ちに検知領域
外へ退出した場合であっても、進入時から5分間は人体
検知信号が継続的に出力される。このため、検知領域内
に人体が存在しないにも拘わらず、照明器具が長時間点
灯したままとなり、これが無駄となっていた。尚、これ
を解消するためには、オフディレイタイムを短時間に設
定すればよいが、そうすると、検知領域内に人体が存在
している場合であっても、この人体が暫く静止しただけ
で、人体検知信号の出力が停止して照明器具が消灯する
という不具合が生じ、上記難点を適切に解消することが
できなかった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、検知領域から人体が退出したときには人体検知信号
の出力が短時間で停止される一方で、検知領域内に人体
が存在するときには人体検知信号の出力が適切に継続さ
れるようにすることを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は従来のように1
種類のみのオフディレイタイムを採用するのではなく、
長・短2種類のオフディレイタイムを採用し、この2種
類のオフディレイタイムを、人体が大きな動作を伴って
検知領域外へ退出する場合と、人体が動作の少ない状態
で検知領域内に存在する場合とで使い分けることによ
り、検知領域内における人体の有無の実情に出来る限り
近い状態で人体検知信号を出力させるという従来には見
られない全く新規な発想の下に発明されたものである。
【0007】即ち、本発明は、赤外線を受光するための
複数の受光面を備え且つこれらの各受光面の赤外線受光
量の変化分に応じた出力レベルの赤外線検知信号を各受
光面に対応したかたちで複数出力する赤外線検知素子
と、この赤外線検知素子の各受光面に対応した検知ビー
ムを形成させるための集光レンズとを備え、前記赤外線
検知素子から予め定められた一定の基準レベルよりも高
い出力レベルの赤外線検知信号が出力されて人体検知の
旨が判断されたときには、人体検知信号が予め設定され
たオフディレイタイムの時間だけ継続して出力されるよ
うに構成された赤外線式人体検知装置であって、前記オ
フディレイタイムとして長・短2種類のオフディレイタ
イムが設定されていると共に、複数の赤外線検知信号の
うち前記基準レベルを超えて出力される赤外線検知信号
の数を予め定められた一定の判断時間内で計数し、この
計数値が所定の基準数以上のときには、人体検知信号を
短時間側のオフディレイタイムの時間幅で継続出力させ
る一方で、前記計数値が基準数に満たないときには人体
検知信号を長時間側のオフディレイタイムの時間幅で継
続出力させるように制御する制御手段を備えている、赤
外線式人体検知装置である。
【0008】
【作用】上記構成を特徴とする本発明に係る赤外線式人
体検知装置では、検知領域内に存在する人体が検知領域
外へ退出する際には人体の動きが大きく、短時間で複数
の検知ビームが順次遮られることにより、赤外線検知素
子の複数の受光面で受光される赤外線量に大きな変化が
生じるので、予め定められた一定の判断時間内に複数の
赤外線検知信号の出力レベルが一定の基準レベルを超え
る。そして、この赤外線検知信号の数は予め定められた
基準数を超えることとなり、この場合には短時間側のオ
フディレイタイムが適用される。従って、人体が検知領
域外へ退出した後には短時間で人体検知信号の出力が停
止され、人体検知信号がその後も長時間に亙って継続出
力されるようなことがなくなる。
【0009】これに対し、検知領域内に人体は存在する
ものの、その人体の動きが少ない場合には、上記の場合
とは異なり、多数の検知ビームが短時間で順次遮られる
ようなことはなく、基準レベルを超える赤外線検知信号
の数は少数となる。そして、その赤外線検知信号の数は
予め定められた一定の基準数には満たなくなり、この場
合には長時間側のオフディレイタイムが適用される。従
って、人体の動作が停止しても、これによって直ちに人
体検知信号の出力が停止されるようなことはなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る赤外線式人体検知
装置Kのハード構成の一例を示すブロック図である。こ
の人体検知装置Kは、集光レンズ1、相互に独立して設
けられた計四つの受光面30A〜30Dを備えた赤外線
検知素子3、この赤外線検知素子3から出力される4種
類の赤外線検知信号SA’〜SD’を増幅する信号増幅
部4、この増幅された信号から不要な周波数成分を除去
した赤外線検知信号SA〜SDを作成する帯域フィルタ
回路5を備えている。
【0011】また、これら以外として、前記赤外線検知
信号SA〜SDに基づいて人体検知の有無を判断し、人
体が存在すると判断したときに人体検知信号S1を出力
するCPU等で構成された信号処理部6(本発明に係る
制御手段に相当する)や、人体検知信号S1が出力され
ているときに照明器具等の所望の機器のオン・オフ制御
を行うためのリレー信号S2を出力する出力制御部7等
も具備している。
【0012】上記のうち、集光レンズ1は、図2
(a)、(b)に示すようなドーム型のレンズであり、
その球面状の表面は例えば16分割されて計16個の赤
外線集光用のフレネルレンズ10・・が連設された所謂
フレネルレンズアレーとして構成されている。各フレネ
ルレンズ10は、その材質として例えばポリエチレン樹
脂が適用され、またその厚みが例えば0.8〔mm〕に
一定化される等して、各レンズを透過する赤外線の減衰
を抑制している。これらの各フレネルレンズ10の焦点
距離は例えば14.5〔mm〕に設定されている。
【0013】赤外線検知素子3としては、例えば焦電素
子タイプのものが適用される。この赤外線検知素子3の
一例としては、図3に示すように、焦電体チップ34の
表面部に、赤外線受光部として機能する四つの受光面3
0A〜30Dを各々個々に独立して設けたものが適用さ
れる。そして、この赤外線検知素子3では、受光面30
A〜30Dで受光される赤外線の受光量に変化が生じた
ときには、その変化分に対応した出力レベル(電圧レベ
ル)の赤外線検知信号SA’〜SD’が、受光面30A
〜30Dの各々に対応したかたちで出力されるように構
成されている。尚、受光面30A〜30Dは、例えばそ
の1辺の寸法Sが1.1〔mm〕、相互間寸法Saが
1.5〔mm〕に設定されている。
【0014】上記赤外線検知素子3や複数のフレネルレ
ンズ10を備えた集光レンズ1の使用により、本実施例
に係る人体検知装置Kでは、図4(a)、(b)に示す
ように複数の検知ビームbを一定間隔で配した検知領域
Aを得ることができる。具体例としては、床面からの高
さHが2〔m〕の天井面に人体検知装置Kを取付けた場
合に、その床面上に形成される各検知ビームbの幅Sb
を略20〔cm〕程度とし、各検知ビームbの相互間の
距離もそれと略同等に設定することができる。
【0015】上記のように形成された検知領域A内にお
ける人体の動作に対し、赤外線検知素子3は赤外線受光
量の変化分検知であること、及び赤外線検知素子3から
出力される4種類の赤外線検知信号SA’〜SD’から
不要な信号成分である低域及び高域の周波数が信号増幅
部4や帯域フィルタ回路5によってカットされることに
より、信号処理部6に入力される赤外線検知信号SA〜
SDはバンドパス特性のものとなり、具体的には次のよ
うになる。
【0016】図5は、赤外線検知素子3の四つの受光面
30A〜30Dによって各々形成された四つの検知ビー
ムb(bA〜bD)のうち、1つの検知ビームbAを人
体Mが遮った場合を示している。この場合には、検知ビ
ームbAを形成する1つの受光面30Aのみに赤外線受
光量の大きな変化が生じるので、同図(a)〜(d)に
示すように、受光面30Aに対応する赤外線検知信号S
Aのみが出力されて、これが予め定められた所定の基準
レベルVTHを超える。他の赤外線検知信号SB〜SDは
出力されない。
【0017】図6は、図5の場合とは異なり、四つの検
知ビームb(bA〜bD)のうち、2つの検知ビームb
A、bDを人体Mが遮った場合を示している。この場合
には、同図(a)〜(d)に示すように、検知ビームb
A、bDを形成する2つの受光面30A、30Dに対応
する赤外線検知信号SA、SDが所定の基準レベルVTH
を超えることとなる。
【0018】上記のように、本実施例に係る人体検知装
置Kでは、人体Mの移動量が大きく、2つの検知ビーム
b、bを順次遮る場合には、2つの赤外線検知信号が所
定の基準レベルVTHを短時間のうちに超えるのに対し、
人体Mの移動量が少なく1つの検知ビームbが遮られる
だけの場合は、1つの赤外線検知信号が基準レベルVTH
を超えるに過ぎないこととなる。
【0019】図1に示す信号処理部6は、四つの赤外線
検知信号SA〜SDのうち、基準レベルVTHを超える赤
外線検知信号の数を一定時間(判断時間)内で計数し、
この計数値を予め定められた基準数と比較する。この基
準数としては、例えば“2”の値が適用され、計数値が
2以上となる場合には人体Mの動作量が大きく、また基
準数としての2に満たない場合には人体Mの動作量が小
さいと判断し、この判断に応じて長短2種類のオフディ
レイタイムTL、TSを切替え制御している。即ち、こ
の信号処理部6は、検知領域A内に人体が進入したと判
断した時点で出力制御部7へ人体検知信号S1を出力す
るが、この信号出力は予め定められたオフディレイタイ
ムTL又はTSの時間だけ継続される。このオフディレ
イタイムとしては、上記の計数値が2以上の場合には、
短いオフディレイタイムTSとして例えば1分が適用さ
れる。また、計数値が2に満たず、1の場合には長いオ
フディレイタイムTLとして例えば5分が適用される。
このオフディレイタイムTL、TSは、人体検知装置K
の使用条件等に応じて設定スイッチ部8のスイッチ操作
等により任意に増減変更できるように構成しておくこと
が好ましい。
【0020】信号処理部6は、これらのオフディレイタ
イムTL、TSが経過する前に基準レベルVTHを超える
赤外線検知信号の出力があれば、その時点から新たにオ
フディレイタイムの計時を最初からやり直す。また、そ
の後オフディレイタイムの計時中に基準レベルVTHを超
える赤外線検知信号が出力されない場合には、このオフ
ディレイタイムがタイムアップとなった時点で、人体検
知信号S1の出力を停止させる。これにより出力制御部
7からのリレー信号S2の出力もオフとなり、照明器具
が消灯される。
【0021】基準レベルVTHを超える赤外線検知信号の
数を計数し、その数を判断するための判断時間Tについ
ては次のように決定すればよい。即ち、図6において、
2つの検知ビームb(bA)、b(bD)の中心間距離
をLとし、人体Mの通常の移動速度をvとすると、2つ
の検知ビームbA、bDを遮るために必要な時間はL/
vである。従って、T=L/vとすればよい。本実施例
では、隣り合った検知ビームb、bの中心間距離Lは、
約40〔cm〕であり、人体の移動速度を余裕をみて
0.1〔m/s〕と仮定すると、上記の判断時間Tは4
秒程度でよいこととなる。この判断時間Tについても、
設定スイッチ部8の操作で任意に増減変更できるように
することが好ましい。
【0022】信号処理部6は、四つの赤外線検知信号S
A〜SDのうち何れかが基準レベルVTHを超える都度、
その基準レベルVTHを最初に超えた時点から上記の判断
時間Tの範囲内で基準レベルVTHを超える赤外線検知信
号の数を計数する。また、判断時間T内で赤外線検知信
号の数を計数している間は、人体検知信号S1の出力を
継続させておく必要があるので、本実施例では、判断時
間Tが経過する迄は人体検知信号S1の出力が無条件に
継続され、オフディレイタイムTL、TSの計時は、か
かる判断時間Tがタイムアップした時点から開始される
ように構成されている。
【0023】次に、上記構成の赤外線式人体検知装置K
の作用について説明する。本実施例については、便宜
上、図7に示すように、検知領域Aの外部位置P1に存
在していた人体Mが、検知領域A内の位置P2に進入し
て暫く静止し、その後検知領域Aの外部の位置P3へ退
出する場合を一例として説明する。先ず、人体Mが位置
P1からP2へ移動し、検知領域A内へ進入すると、2
つの検知ビームbB、bCが遮られる。従って、この場
合には、図8(a)〜(d)のNaの範囲で示すよう
に、四つの赤外線検知信号SA〜SDのうち、2つの赤
外線検知信号SB、SCが、4秒に設定された判断時間
T内で基準レベルVTHを超えることとなる。この赤外線
検知信号の数は信号処理部6で計数されるが、この計数
値は“2”であり、基準数以上の値である。その結果、
信号処理部6は、1分に設定された短い時間のオフディ
レイタイムTSを選択し、判断時間Tが経過した後に、
このオフディレイタイムTSの計時を開始する(図8
(e)、(f)参照)。その間は人体検知信号S1の出
力状態が維持され、照明器具は点灯状態を維持する。
【0024】次いで、検知領域A内の位置P2に移動し
た人体Mのその後の動作量が少なく、例えば一つの検知
ビームbBが遮られるに過ぎないときには、図8のNb
の範囲で示すように、1つの赤外線検知信号SBの出力
レベルが基準レベルVTHを超えるに過ぎない。この場合
には、4秒の判断時間T内における赤外線検知信号の計
数値は“1”となり、基準数の“2”には達しないか
ら、信号処理部6は長・短2種類のオフディレイタイム
TL、TSのうち、5分に設定された長い時間のオフデ
ィレイタイムTLを選択する(図8(g)、(h)参
照)。その結果、その後5分間は、人体Mが静止したま
まであっても、人体検知信号S1の出力は継続された状
態となり、照明器具は点灯状態を維持する。検知領域A
内に人体Mが存在しているにも拘わらず、照明器具が不
当に消灯されるような不具合を生じない。
【0025】更に、人体Mが位置P2から位置P3の検
知領域外へ退出する場合には、やはり2つの検知ビーム
bB、bCが遮られるので、図8のNcの範囲で示すよ
うに、2つの赤外線検知信号SB、SCが4秒の判断時
間T内で基準レベルVTHを超える。すると、この場合に
は、1分に設定された短い時間側のオフディレイタイム
TSが適用されることとなり(図8(i)、(j))、
その後この1分が計時されてタイムアップとなった時点
で、人体検知信号S1の出力が停止される。また、これ
により照明器具が消灯する。その結果、人体Mが検知領
域Aの外部に退出した後に照明器具が長時間に亙って無
駄に点灯したままとなるようなことがなくなる。
【0026】上記実施例では、2つの検知ビームb、b
が遮られた場合に人体Mが移動したものと判断している
が、本発明はこれに限定されない。例えば3つ以上の検
知ビームbが遮られた場合に人体Mが移動したものと判
断させるようにしてもよく、この場合には基準レベルV
THを超える出力レベルの赤外線検知信号の数が上記より
も多くなるので、長・短のオフディレイタイムTL、T
Sを区分するための基準数も増加させる必要がある。ま
た、本発明は一定の基準レベルVTHよりも高い出力レベ
ルとなる赤外線検知信号の数を計数するための判断時間
Tや、オフディレイタイムTL、TS等の具体的な時間
の値は、検知領域Aの条件や、人体Mの移動速度v、及
びその他の様々な諸条件を考慮して決定すればよく、必
ずしも上記実施例のような数値に限定されない。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る赤外線式人体検知装置によれば、人体が大きく
移動して検知領域外へ退出するときには、短時間のオフ
ディレイタイムが適用されるために、その退出後に人体
検知信号が長々と継続して出力されるようなことがな
く、照明器具等の所望の機器が無駄にオン状態に維持さ
れることを防止できる。一方、検知領域内に存在する人
体の動作が少ない場合には、長時間のオフディレイタイ
ムが適用され、人体検知信号の出力が短時間で停止され
ることが回避されるので、人体が存在するにも拘わらず
照明器具等の所望の機器が不当に動作オフ状態となるよ
うな不具合も無くすことができ、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線式人体検知装置のハード構
成の一例を示すブロック図。
【図2】本発明に係る赤外線式人体検知装置に適用され
る集光レンズの一例を示し、(a)は平面図、(b)は
断面図。
【図3】本発明に係る赤外線式人体検知装置に適用され
る赤外線検知素子の一例を示す概略平面図。
【図4】本発明に係る赤外線式人体検知装置によって形
成される検知領域の一例を示し、(a)は平面図、
(b)は側面断面図。
【図5】検知領域の1つの検知ビームが人体によって遮
られる場合の赤外線検知信号の出力状態を示す説明図。
【図6】検知領域の2つの検知ビームが人体によって遮
られる場合の赤外線検知信号の出力状態を示す説明図。
【図7】人体Mの移動動作の一例を示す説明図。
【図8】図7に示す人体の移動動作時における信号処理
状態を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 集光レンズ 3 赤外線検知素子 4 信号増幅部 5 帯域フィルタ回路 6 信号処理部 7 出力制御部 30(30A〜30D) 受光面 A 検知領域 b(bA〜bD) 検知ビーム M 人体 K 赤外線式人体検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01V 8/12 G08B 13/191 7323−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線を受光するための複数の受光面を備
    え且つこれらの各受光面の赤外線受光量の変化分に応じ
    た出力レベルの赤外線検知信号を各受光面に対応したか
    たちで複数出力する赤外線検知素子と、この赤外線検知
    素子の各受光面に対応した検知ビームを形成させるため
    の集光レンズとを備え、前記赤外線検知素子から予め定
    められた一定の基準レベルよりも高い出力レベルの赤外
    線検知信号が出力されて人体検知の旨が判断されたとき
    には、人体検知信号が予め設定されたオフディレイタイ
    ムの時間だけ継続して出力されるように構成された赤外
    線式人体検知装置であって、 前記オフディレイタイムとして長・短2種類のオフディ
    レイタイムが設定されていると共に、複数の赤外線検知
    信号のうち前記基準レベルを超えて出力される赤外線検
    知信号の数を予め定められた一定の判断時間内で計数
    し、この計数値が所定の基準数以上のときには、人体検
    知信号を短時間側のオフディレイタイムの時間幅で継続
    出力させる一方で、前記計数値が基準数に満たないとき
    には人体検知信号を長時間側のオフディレイタイムの時
    間幅で継続出力させるように制御する制御手段を備えて
    いることを特徴とする赤外線式人体検知装置。
JP26610993A 1993-10-25 1993-10-25 赤外線式人体検知装置 Withdrawn JPH07120317A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100406847B1 (ko) * 2001-03-27 2003-11-28 김순 인체감지회로 및 이를 내장한 전원차단장치
JP2017503184A (ja) * 2013-12-11 2017-01-26 エコディーエムラブ カンパニー リミテッドEco Dm Lab Co., Ltd. 回転型超音波モーターを利用した赤外線センサーモジュール
CN107167851A (zh) * 2017-05-18 2017-09-15 深圳通感微电子有限公司 分区式红外探测器及分区式红外探测方法

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