JPH07119396A - シールドトンネル坑内の資材搬送装置 - Google Patents

シールドトンネル坑内の資材搬送装置

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JPH07119396A
JPH07119396A JP29115893A JP29115893A JPH07119396A JP H07119396 A JPH07119396 A JP H07119396A JP 29115893 A JP29115893 A JP 29115893A JP 29115893 A JP29115893 A JP 29115893A JP H07119396 A JPH07119396 A JP H07119396A
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guide rail
lining
rail
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shield tunnel
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JP29115893A
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Shuichi Hara
修一 原
Masashi Iio
正史 飯尾
Yoichi Shioda
洋一 潮田
Yoshinori Shiyouji
義典 勝治
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TOMOE DENKI KOGYO KK
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
TOMOE DENKI KOGYO KK
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円形断面のシールドトンネル内面上を直接走
行することができ、敷設する固定設備を少くするととも
に、その設備及び撤去作業を少い労力で簡単に行い得る
シールドトンネル坑内の資材搬送装置の提供。 【構成】 セグメントの組み立てによって形成され円筒
形の覆工10内にて軸心方向に互いに隣り合うセグメン
トピース11間の継手部毎に、その継手部の連結ボルト
挿入用凹部13に嵌まり合う支持金具24を両端下面に
有する枕木21を設置し、その枕木21間にセグメント
幅と同長さのレール材20aを掛け渡して支持させるこ
とによりガイドレール20を順次延長させ、覆工内面を
転動する車輪26を有する搬送台車25の底部にガイド
レール20を両側から挟んで転動するガイドローラ27
を設け、ガイドレール20にガイドさせて台車25を走
行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セグメントの組立によ
る覆工を施したシールドトンネル坑内を自走もしくはけ
ん引式の台車によって資材を運搬するための搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にシールドトンネル坑内は円形断面
であるため、台車を走行させるには平らな走行面を形成
する必要があった。このため、従来の資材搬送装置は、
図6に示すようにトンネル内面1の底部に水平な面を構
成させるための支持台2を設置し、その上にレール3を
固定し、その上をレール用車輪4を有する搬送台車5を
走行させるようにしたものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の装置
は、台車走行用のレールを敷設するための支持台をトン
ネル坑内の全長にわたって設置しなければならないため
に多くの資材を要し、しかもその支持台及びレールの設
置及び撤去に多大の労力を要するという問題があった。
【0004】また支持台及びレールを敷設し、その上を
台車が走行するものであるため、台車走行面が高くな
り、特に小径のシールドトンネルの場合には、天井の敷
設設備との間隔が狭くなるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題にかんが
み、円形断面のシールドトンネル内面上を直接走行する
ことができ、敷設する固定設備を少くするとともに、そ
の設置及び撤去作業を少い労力で簡単に行い得るシール
ドトンネル坑内の資材搬送装置の提供を目的としてなさ
れたものである。
【0006】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、第1に、セグメントの組み立てによって形
成された円筒形の覆工の底部に、前記セグメントに予め
形成された凹部に嵌め合わせた支持金具を介して前記覆
工の軸心方向に向けて敷設したガイドレールと、前記覆
工内面を転動する車輪を有するともに、底部に前記ガイ
ドレールを両側から挟んで転動する、少なくとも一対の
ガイドローラを有する搬送台車とからなるシールドトン
ネル坑内の資材搬送装置(請求項1)にあり、第2に、
上記資材搬送装置において、軸心方向に互いに隣り合う
セグメント間の継手部毎に、該継手部の連結ボルト挿入
用凹部に嵌まり合う支持金具を両端下面に有する枕木を
設置し、該枕木間に前記セグメント幅と略同長さのレー
ル材を掛け渡して支持させることによりガイドレールを
順次延長させたこと(請求項2)にある。
【0007】
【作用】本発明の装置は、円筒形の覆工の底部に敷設し
たガイドレールを搬送台車底部のガイドローラによって
挟んだ状態で走行させると、台車は覆工内面上をガイド
レールに沿って走行する。
【0008】またガイドレールの設置は、予め覆工内面
に形成した凹部に支持金具を嵌め合せ、これにレールを
支持させるため、固定する設備が小型化でき、資材も少
く、設置、及び撤去が容易である。
【0009】更に、セグメント間の継手部にボルト挿入
用の凹部がある型式のシールドトンネルにおいては、そ
の凹部に支持金具を嵌め合せることができ、特別に支持
金具用の凹部を予め設ける必要がない。
【0010】更にまた、セグメント幅と同長さのレール
を使用することにより、セグメントによる覆工の延長に
合せてガイドレールの延長ができる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施の一例を図1〜図5につい
て説明する。
【0012】図において、10はシールドトンネルの円
筒形をした覆工である。この覆工10は円弧状のセグメ
ントピース11,11……をリング状に組み立てたセグ
メントリング12をトンネル軸心方向に順次連結した構
造となっている。
【0013】各セグメントピース11は、図3に示すよ
うに内周面側には接合縁に沿った位置に等間隔でボルト
挿入用凹部13が形成され、その凹部13から接合面に
向けてボルト挿通孔14が開口させている。尚このボル
ト挿通孔14は、凹部13の接合面側を閉鎖する配置に
設置した継手鉄板15に開口されているものである。
【0014】そして、これら各セグメントピース11,
11……の円周方向側及び軸心方向側とも図4に示すよ
うに互いに隣り合う接合面のボルト挿通孔14,14を
整合させ、これに一方の凹部13側から連結ボルト16
を挿入し、他方の凹部13内でナット17を螺嵌し、互
いに締結することによってセグメント間を互いに連結固
定している。
【0015】このように組み立てられた覆工10内の底
部に、軸心方向に向けて一本のガイドレール20を設置
する。このガイドレール20は、セグメントピース11
の幅と同長さのレール材20a,20aを端面を突き合
わせ配置にして延長させている。
【0016】各レール材20aは、セグメントピース1
1,11の軸方向側継手毎に設置したH型鋼からなる枕
木21,21間に掛け渡されて支持されており、互いに
突き合せ配置のレール20a,20aは、図5に示すよ
うに枕木21の中央部分に突き合せ端面が位置するよう
にして一本の枕木21を二本のレール材20a,20a
で共用している。
【0017】レール材20aは、その両端部下面に固定
用ボルト22が下向きに突設され、このボルト22を枕
木21にあけた貫通孔に通し、ナット23により締結す
ることによってレール材20aを枕木21に固定してい
る。尚、固定用ピンを突設し、同貫通孔に通すことによ
り固定してもよい。
【0018】枕木21は両端部下面に支持金具24,2
4が一体に突設されており、これをセグメントピース1
1の連結ボルト挿入用の凹部13に嵌め合せることによ
って覆工内底部に枕木21が固定されるようになってい
る。尚、この支持金具24は図4に示すように一対の突
片からなり、この両突片を両セグメントピース11,1
1の凹部13,13内に挿入することにより、互いにボ
ルト締めされている両補強鉄板15,15を挟み込むよ
うになっている。
【0019】このように設置されるガイドレール20に
沿って台車25を走行させるようになっている。台車2
5は、底面に車輪26を有し、この車輪26が枕木21
の両側をまたいで覆工内面上を直接転がるようにしてい
るとともに、台車25の下面には前後に一対のガイドロ
ーラ27,27が回転自在に設けられ、このガイドロー
ラ27,27によってガイドレール20の両側を挟みつ
けており、これによって台車25がガイドレール20に
ガイドされて覆工内面の底部中央を安定走行されるよう
になっている。
【0020】尚、台車25は自走式、けん引式のいずれ
のものも使用できる。
【0021】
【発明の効果】上述したように本発明のシールドトンネ
ル坑内の資材搬送装置は、覆工の内底部に支持金具を介
して一本のガイドレールを敷設し、これにガイドさせて
台車を走行させるようにしたことにより、円形断面の覆
工内面上を安定良く走行させることができることとな
り、車輪下にレールやこれを支持する支持台が不要なた
め、設置する資材が少くて良く、しかも覆工面上に車輪
を直接転接させるため、台車位置が低くなり、比較的小
径のシールドトンネルでも嵩高に資材の積載が可能とな
る。
【0022】また枕木をセグメント継手部の連結ボルト
挿入凹部に嵌り合う支持金具を介して前記継手部毎に設
置し、これにセグメント幅と略同長さのレール材を掛け
渡して支持させるようにしたことにより、セグメントに
よる覆工の延長に対応させてガイドレールの延長が可能
になり、常に、より適切な位置まで台車の移動ができる
こととなり、しかも短い部材の嵌め合せによってガイド
レール設置が可能となり、少い労力で簡単に作業性良く
設置及び撤去が可能となったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例の全体構成を示す平面図で
ある。
【図2】同上の縦断正面図である。
【図3】同上の覆工用のセグメントの一部を示す斜視図
である。
【図4】図2中のA−A線拡大断面図である。
【図5】図1中のB−B線拡大断面図である。
【図6】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
10 覆工 11 セグメントピース 12 セグメントリング 13 凹部 14 ボルト挿通孔 15 継手鉄板 16 連結ボルト 17 ナット 20 ガイドレール 20a レール材 21 枕木 22 ボルト 23 ナット 24 支持金具 25 台車 26 車輪 27 ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 潮田 洋一 東京都品川区南大井六丁目二八番六号 ト モエ電機工業株式会社内 (72)発明者 勝治 義典 東京都品川区南大井六丁目二八番六号 ト モエ電機工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントの組み立てによって形成され
    た円筒形の覆工の底部に、前記セグメントに予め形成さ
    れた凹部に嵌め合わせた支持金具を介して前記覆工の軸
    心方向に向けて敷設したガイドレールと、前記覆工内面
    を転動する車輪を有するともに、底部に前記ガイドレー
    ルを両側から挟んで転動する、少なくとも一対のガイド
    ローラを有する搬送台車とからなるシールドトンネル坑
    内の資材搬送装置。
  2. 【請求項2】 軸心方向に互いに隣り合うセグメント間
    の継手部毎に、該継手部の連結ボルト挿入用凹部に嵌ま
    り合う支持金具を両端下面に有する枕木を設置し、該枕
    木間に前記セグメント幅と略同長さのレール材を掛け渡
    して支持させることによりガイドレールを順次延長させ
    てなる請求項1に記載のシールドトンネル坑内の資材搬
    送装置。
JP29115893A 1993-10-27 1993-10-27 シールドトンネル坑内の資材搬送装置 Expired - Fee Related JP2707403B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009558A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Ohbayashi Corp シールドトンネル工事用仮設枕木

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014009558A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Ohbayashi Corp シールドトンネル工事用仮設枕木

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