JPH07145602A - 管体運搬用の軌条設備 - Google Patents

管体運搬用の軌条設備

Info

Publication number
JPH07145602A
JPH07145602A JP5292866A JP29286693A JPH07145602A JP H07145602 A JPH07145602 A JP H07145602A JP 5292866 A JP5292866 A JP 5292866A JP 29286693 A JP29286693 A JP 29286693A JP H07145602 A JPH07145602 A JP H07145602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
rails
segments
segment
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5292866A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikurou Takemura
育朗 竹村
Tsuneo Otagaki
恒夫 太田垣
Motoki Ikeyama
基樹 池山
Makoto Nakamura
誠 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIZAI TEKUTO KK
Kubota Corp
Original Assignee
KIZAI TEKUTO KK
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIZAI TEKUTO KK, Kubota Corp filed Critical KIZAI TEKUTO KK
Priority to JP5292866A priority Critical patent/JPH07145602A/ja
Publication of JPH07145602A publication Critical patent/JPH07145602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 管路敷設坑2を形成するセグメント3に、管
体運搬用の一対の軌条5が敷設され、これら軌条5は山
形状に形成され、軌条5の一辺5aがセグメント3の円
環状の主桁4に垂直に立設され、他辺5bが一辺5aの
上部で水平かつ外側方に向けて設けられる。また、他辺
5bの側端と主桁4の内周面とは固定部材8を介して接
続されている。 【効果】 セグメント3の内周面の下端から軌条5の上
面までのレベルHが低くなり、デッドスペースが減少す
るため、従来よりも大きな口径の下水管1をセグメント
3内に配設することが可能となる。したがって、下水管
1の口径が指定された場合、これに対する管路敷設坑2
とセグメント3との径をそれぞれ従来に比べて縮小する
ことができるため、コストダウンが実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、下水道の坑内
に敷設され、坑内で下水管などを運搬するための運搬台
車を支持案内する軌条設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管体運搬用の軌条設備と
しては、例えば図9に示すものがある。すなわち、管路
敷設坑41は、複数の鋼製のセグメント42が周方向および
長さ方向で連結されることにより形成されている。周方
向に連結されたセグメント42の長さ方向の両端部には、
鋼製の連結用主桁43が円環状に形成されている。これら
主桁43の下部内面には、平板状の基板44が設けられ、こ
れら基板44には、幅方向で相対向する一対の軌条45が長
さ方向にわたって敷設されている。これら軌条45は、い
わゆるレール形の断面形状を有し、運搬台車46の車輪47
を直接に支持して案内する上部水平部45aと、上記基板
44に固定される下部水平部45bと、上部水平部45aと下
部水平部45bとの間に連設された垂直部45cとからなっ
ている。また、上記運搬台車46は下水管49を管路敷設坑
41内の所定位置まで運搬するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、セグメント42の内周面の下端から軌条45
の上面までのレベルHが高くなるため、デッドスペース
が増加するといった問題が生じた。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、軌条
により形成されるデッドスペースを減少し得る管体運搬
用の軌条設備を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における管体運搬用の軌条設備は、管路敷設坑
を形成するセグメントに、管体運搬用の一対の軌条が幅
方向で相対向しかつ長さ方向にわたって敷設され、これ
ら軌条は山形状に形成され、上記軌条の一辺がセグメン
トの内面に垂直に立設され、他辺が一辺の上部で水平か
つ外側方に向けて設けられたものである。
【0006】
【作用】上記構成によると、軌条を山形状に形成したた
め、セグメントの内周面の下端から軌条の上面までのレ
ベルが低くなり、デッドスペースが減少する。したがっ
て、従来よりも大きな口径の管体をセグメント内に配設
することが可能となる。この際、運搬台車の車輪が軌条
の他辺上面を回転走行することにより、軌条は管体運搬
用の運搬台車を支持して案内する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1,図2に
基づいて説明する。1は管体の一例である下水管であ
り、これら下水管1は地下に設けられた管路敷設坑2内
に配設される。この管路敷設坑2は、複数の鋼製のセグ
メント3が周方向および長さ方向で連結されることによ
り形成されている。周方向に連結されたセグメント3の
長さ方向の両端部には、鋼製の連結用主桁4が円環状に
形成されている。上記管路敷設坑2の低部に位置するセ
グメント3の内面側には、管体運搬用の一対の軌条5が
幅方向で相対向しかつ長さ方向にわたって敷設されてい
る。これら軌条5はアングル材で山形状に形成され、軌
条5の一辺5aが上記各主桁4に垂直に立設されて溶接
で固定されている。また、軌条5の他辺5bは一辺5a
の上部で水平かつ外側方に向けて設けられている。そし
て、軌条5の他辺5bの側端と各主桁4の内周面とは固
定部材8を介して接続されている。これら固定部材8の
一端と軌条5の他辺5bの側端および固定部材8の他端
と主桁4の内面側とはそれぞれ溶接で固定されている。
【0008】10は、上記軌条5に支持案内されて、下水
管1を管路敷設坑2の所定位置へ運搬する運搬台車であ
る。この運搬台車10は鍔付きの車輪11を複数個有し、こ
れら車輪11は軌条5の他辺5bの上面に載置されて回転
走行可能となっている。
【0009】以下、上記構成における作用を説明する。
軌条5を山形状に形成したため、セグメント3の内周面
の下端から軌条5の上面までのレベルHが低くなり、デ
ッドスペースが減少する。これにより、従来よりも大き
な口径の下水管1をセグメント3の内部に配設すること
が可能となる。したがって、下水管1の口径が指定され
た場合、これに対する管路敷設坑2とセグメント3との
径をそれぞれ従来に比べて縮小することができるため、
コストダウンが実施できる。また、下水管1を配設した
後、軌条5は取り外されずに埋め殺し使用されるため、
軌条5の撤去作業が不要となり工期が短縮される。
【0010】また、固定部材8を設けることにより、軌
条5は、一側端と他側端の2箇所でセグメント3の主桁
4に固定されて支持されるため、荷重に対して高い強度
を有する。そして、運搬台車10の車輪11が軌条5の他辺
5bの上面を回転走行することにより、軌条5は運搬台
車10を支持案内する。
【0011】以下、本発明の第2の実施例を図3に基づ
いて説明する。上述した第1の実施例と同様に鋼製のセ
グメント3内に軌条5を敷設する場合、主桁4の軌条取
付位置に切込み部20を形成し、これら切込み部20に軌条
5の一辺5aの下部が差し込まれて溶接で固定されてい
る。また、軌条5の他辺5bの側端は主桁4の内周面に
溶接で固定されている。
【0012】これによると、軌条5が切込み部20に差し
込まれて取付けられているため、セグメント3の内周面
の下端から軌条5の上面までのレベルHは、上述した第
1の実施例に比べて一層低くなる。したがって、下水管
1の外面とセグメント3の内面との隙間が狭い場合で
も、軌条5を容易に敷設することができる。
【0013】以下、本発明の第3の実施例を図4〜図8
に基づいて説明する。25は円筒状に組立られたコンクリ
ート製のセグメントであり、このセグメント25の長さ方
向の両端部には、鋼製の連結用ブラケット26が周方向に
一定間隔をおいて複数設けられている。図7に示すよう
に、これら連結用ブラケット26は平面視でチャンネル状
に形成され、その両側板部26aは下水管路敷設坑2の長
さ方向に沿っており、両側板部26aの端部間に連設され
た連結板部26bはセグメント25の端面とほぼ面一に設け
られている。図5に示すように、長さ方向で隣接するセ
グメント25同士は、連結板部26bに挿通されたボルト28
とこのボルト28に螺合されたナット29とにより、それぞ
れ連結固定されている。尚、両側板部26a間には、上記
ボルト28やナット29を着脱するための作業用穴30が形成
されている。
【0014】管路敷設坑2の底部に位置するセグメント
25の両端の内面側には、セグメント25の内径と同じ曲率
で曲げ加工された鋼板製の支持板31がそれぞれ敷かれて
いる。これら支持板31は、アングル状の固定材32によ
り、最下位の連結用ブラケット26に溶接で固定されてい
る。上記支持板31には、幅方向で相対向しかつ長さ方向
にわたって敷設された一対の軌条5が支持されている。
これら軌条5はアングル材で山形状に形成され、軌条5
の一辺5aが上記支持板31の上面に垂直に立設されて溶
接で固定されている。また、軌条5の他辺5bは一辺5
aの上部で水平かつ外側方に向けて設けられている。そ
して、軌条5の他辺5bの側端と支持板31の上面とは固
定部材8を介して接続されている。これら固定部材8の
一端と軌条5の他辺5bの側端および固定部材8の他端
と支持板31の上面とはそれぞれ溶接で固定されている。
【0015】これによると、セグメント25がコンクリー
ト製であっても、鋼製の連結用ブラケット26を利用して
支持板31を取付け、この支持板31に山形状の軌条5を溶
接で取付けることができる。したがって、コンクリート
製のセグメント25であっても、上述した第1の実施例と
同様に、図6に示すようにセグメント25の内周面の下端
から軌条5の上面までのレベルHが低くなるため、デッ
ドスペースが減少する。このため、従来よりも大きな口
径の下水管1をセグメント25の内部に配設することが可
能となる。
【0016】これにより、下水管1の口径が指定された
場合、これに対する管路敷設坑2とセグメント25との径
をそれぞれ従来に比べて縮小することができるため、コ
ストダウンが実施できる。また、下水管1を配設した
後、軌条5は取り外されずに埋め殺し使用されるため、
軌条5の撤去作業が不要となり工期が短縮される。
【0017】また、固定部材8を設けることにより、軌
条5は、一側端と他側端の2箇所で支持板31に固定され
て支持されるため、荷重に対して高い強度を有する。上
記第3の実施例では、図5に示すように、固定材32の下
部を最下位の連結用ブラケット26の連結板部26bの裏面
に溶接で固着しているが、固定材32の下部にボルト孔を
形成し、セグメント連結用のボルト28を固定材32のボル
ト孔に挿通して、固定材32を連結板部26bの裏面に取付
けてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軌条を山
形状に形成したため、セグメントの内周面の下端から軌
条の上面までのレベルが低くなり、デッドスペースが減
少する。これにより、従来よりも大きな口径の管体をセ
グメント内に配設することが可能となる。したがって、
管体の口径が指定された場合、これに対する管路敷設坑
とセグメントとの径をそれぞれ従来に比べて縮小するこ
とができるため、コストダウンが実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における軌条設備の正面
図である。
【図2】同軌条設備を備えた管路敷設坑の概略図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例における軌条設備の正面
図である。
【図4】本発明の第3の実施例における軌条設備の正面
図である。
【図5】同軌条設備の支持板の取付構造を示す断面図で
ある。
【図6】同軌条設備の一部拡大正面図である。
【図7】図6におけるA−A矢視図である。
【図8】図5におけるA−A矢視図である。
【図9】従来例における軌条設備の正面図である。
【符号の説明】
1 下水管(管体) 2 管路敷設坑 3 セグメント 5 軌条 5a 一辺 5b 他辺 25 セグメント
フロントページの続き (72)発明者 池山 基樹 大阪府大阪市西淀川区西島2丁目1番地6 号 株式会社クボタ新淀川工場内 (72)発明者 中村 誠 愛知県名古屋市西区堀越二丁目3番20号 キザイテクト株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路敷設坑を形成するセグメントに、管
    体運搬用の一対の軌条が幅方向で相対向しかつ長さ方向
    にわたって敷設され、これら軌条は山形状に形成され、
    上記軌条の一辺がセグメントの内面に垂直に立設され、
    他辺が一辺の上部で水平かつ外側方に向けて設けられた
    ことを特徴とする管体運搬用の軌条設備。
JP5292866A 1993-11-24 1993-11-24 管体運搬用の軌条設備 Pending JPH07145602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5292866A JPH07145602A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 管体運搬用の軌条設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5292866A JPH07145602A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 管体運搬用の軌条設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07145602A true JPH07145602A (ja) 1995-06-06

Family

ID=17787394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5292866A Pending JPH07145602A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 管体運搬用の軌条設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07145602A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057403A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Kumagai Gumi Co Ltd 内型枠のレール装置
JP2013127160A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Kubota Koken:Kk 非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法
JP2015175124A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 大成建設株式会社 シールドトンネル用の枕木およびシールドトンネル用の枕木の盛り替え方法。
CN113322722A (zh) * 2021-06-23 2021-08-31 中铁上海设计院集团有限公司 一种轨道交通盾构隧道道床联结加强装置及其应用方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057403A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Kumagai Gumi Co Ltd 内型枠のレール装置
JP2013127160A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Kubota Koken:Kk 非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法
JP2015175124A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 大成建設株式会社 シールドトンネル用の枕木およびシールドトンネル用の枕木の盛り替え方法。
CN113322722A (zh) * 2021-06-23 2021-08-31 中铁上海设计院集团有限公司 一种轨道交通盾构隧道道床联结加强装置及其应用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4614465B2 (ja) ロングレールを搬送しかつ降ろすための搬送車両および方法
JPH07145602A (ja) 管体運搬用の軌条設備
JP2006342574A (ja) 枕木
JP6644657B2 (ja) シールドトンネル工事用仮設枕木
JP2009263868A (ja) 架設桁を反力体としたプレストレス合成桁の製造装置および製造方法
JP2020106044A (ja) さや管内への本管搬送装置
JP5850734B2 (ja) 非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法
JP4243418B2 (ja) トンネル用インバートセグメントと該セグメントを用いたシールドトンネルの覆工構造
CN204113295U (zh) 一种市政盾构隧道
CN218433296U (zh) 一种高空管道水平移动装置
KR20010075908A (ko) 레일의 열팽창을 고려한 교량점검차용 주행장치
JPH11141740A (ja) 開削トンネル工事に於ける既設配管移設方法
KR102100692B1 (ko) 터널 내부에서의 콘크리트도상 시공방법
CN209741592U (zh) 焦炉炉顶消烟除尘车轨道装置
JP3803036B2 (ja) トンネル掘削における工事用の軌条
JP2014141799A (ja) 枕木固定装置
CN106012714A (zh) 架空索道车库
CN113404304A (zh) 超大型fpso管廊模块建造的工艺
JP2007231560A (ja) セグメント搬送装置及びその方法
JPH11247102A (ja) ラダーマクラギ軌道における継目構造
JPH0469244B2 (ja)
CN217925988U (zh) 一种井下水管安装用定位装置
CN215145979U (zh) 一种地铁运营线基地长钢轨焊接平台装置
JP2007069881A (ja) 組立自在可動ブラケット・キット
CN217951442U (zh) 一种顶管隧道内支架