JPH07119381A - 複断面シールド工法におけるシールド掘進機の発進方法 - Google Patents
複断面シールド工法におけるシールド掘進機の発進方法Info
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- JPH07119381A JPH07119381A JP26523493A JP26523493A JPH07119381A JP H07119381 A JPH07119381 A JP H07119381A JP 26523493 A JP26523493 A JP 26523493A JP 26523493 A JP26523493 A JP 26523493A JP H07119381 A JPH07119381 A JP H07119381A
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Abstract
せ、その後方でシールド掘進機ごとに独立するトンネル
覆工体を組み立てていく複断面シールド工法において、
特にエントランスにおける発進時の漏水を防ぐ。 【構成】 エントランス1の内周面の前後に全周にわた
る1段目パッキン21、2段目パッキン22を取り付
け、2台のシールド掘進機2の連結体3の推進にともな
いそのスキンプレート8が2段目パッキン22を経て1
段目パッキン21にかかったら、エントランス1の後端
に、エントランス1と組み立てたリング5との間および
リング5間に形成される隙間25c、11を塞ぐ蓋体2
3を取り付けこの蓋体で各パッキン21、22で塞ぎき
れないリング5間の隙間11を塞いで止水するようにし
た。
Description
ド掘進機を連結して地山に推進させながら、その後方で
多数のセグメントによりリングを組み立ててシールド掘
進機ごとに独立する断面円形のトンネル覆工体を構築し
ていく複断面シールド工法において、はじめに各シール
ド掘進機を坑口に設けたエントランスから発進させる際
に用いて好適なシールド掘進機の発進方法に関する。
ガネ形あるいはダルマ形になる(いわゆるマルチフェー
スまたはダブル・オー・チューブ)複断面シールドトン
ネルの開発ないしは施工が従来よりなされてきており、
本出願人らは、その一例として特開平3ー281892
号公報に示される技術を提案している。この技術は、複
数台の単断面シールド掘進機を並列連結し、これらシー
ルド掘進機を連結状態のまま推進させるとともに、その
後方で多数のセグメントを組み立ててシールド掘進機ご
とに独立するトンネル覆工体を構築していき、さらには
推進途中でシールド掘進機を分岐させて離間したトンネ
ル覆工体を構築していくといったものである。
山に推進させていく、つまり発進させていくにあたって
は、図11に示すように、立坑G1の底部から発進方向
に向けてまず発進用エントランス1を坑口G2に設け、
このエントランス1に対し、図12に示すように複数台
(この場合2台並列)の単断面シールド掘進機2を連結
した後、この連結体3を、エントランス1内を経て地山
Gに推進させるとともに、各シールド掘進機2の後部で
複数のセグメント4によりリング5を順次組み立て、リ
ング5にシールド掘進機2の推進用ジャッキ(図示略)
を当てて推進反力をとるようにしている。そして、双方
のシールド掘進機2が地山Gに貫入したら、エントラン
ス1と各リング5との隙間にモルタル等の自硬材6を充
填し、安定した構造を得るようにしている。
進機2は同一構成であり、先端にカッタ7を有し主に地
山掘削を行う部分であるフロント部2aと、主にその内
部でリング5を組み立てる部分であるテール部2bとが
合体されてなり、フロント部2aとテール部2bとの外
殻をなす筒状のスキンプレート8が、それぞれ中央連結
部材9で連結されて連結体3となっている。そして、こ
の連結体3を発進させるための上記エントランス1は、
図15に示すように、連結体3の外形断面に応じて円の
一部が互いに重複した形状に成形された断面まゆ形の外
殻体であり、通常スチール等で製造され、坑口G2に対
しその後端が立坑G1に露出する状態で埋設される。
地下水が地山からエントランス1内を経て立坑G1に流
出する(以後これを漏水と総称する)ことを防ぐため
に、その全周にわたって、エントランス1と、各シール
ド掘進機2のスキンプレート8および組み立てられたリ
ング5との間の隙間を塞いで止水するためのパッキン1
0が全周にわたって取り付けられている。このパッキン
10は、シールド掘進機2の推進にともない推進方向側
に弾性変形し、スキンプレート8および中央連結部材9
の外面に圧接させられることによって止水作用をなす。
ルド掘進機2からなる上記連結体3によれば、たとえ双
方のシールド掘進機2のスキンプレート8どうしが接触
する状態で連結されているとしても、各テール部2b内
で組み立てられるリング5は、図15に示すように各シ
ールド掘進機2ごとに独立し、かつ相互の間には隙間1
1が形成される。したがって、パッキン10がシールド
掘進機2のスキンプレート8に圧接している間はそのパ
ッキン10によって止水がなされるが、シールド掘進機
2の推進とリング5の組み立てが進行し、図13に示す
ように、リング5がパッキン10の部分に至ると、隙間
11の上下部分はパッキン10で覆われるもののその間
の部分には何も存在しないので、漏水が生じてしまう。
中央連結部材9は、フロント部2aとテール部2bとを
それぞれ個々に連結しているため、その間に不連続部1
2が存在し、この不連続部12がシールド掘進機2の推
進にともなって、図14に示すようにパッキン10の部
分に至ると、パッキン10は不連続部12を塞ぐことが
できず、ここに土砂や地下水が侵入して漏水の原因とな
るといった問題点もある。
あって、複数台のシールド掘進機を連結して推進させ、
その後方でシールド掘進機ごとに独立するトンネル覆工
体を組み立てていく複断面シールド工法において、特に
坑口に設けたエントランスからシールド掘進機を発進さ
せる際の止水性の向上が図られる複断面シールド工法に
おけるシールド掘進機の発進方法を提供することを目的
としている。
するためになされたもので、請求項1は、複数台の単断
面シールド掘進機が覆工断面に応じて連結されてなる連
結体を、該連結体の外形断面に応じて成形された外殻体
である発進用エントランス内から地山に向けて推進させ
るとともに、各シールド掘進機のテール部でトンネル覆
工用セグメントによりリングを順次組み立てて、各シー
ルド掘進機に対応した独立する断面円形のトンネル覆工
体を構築していく複断面シールド工法において、前記エ
ントランスの内周面全周にわたり、前記連結体の外周面
およびその後方に組み立てられる前記リングの外周面に
圧接させられるパッキンをあらかじめ取り付けておき、
連結体の推進にともない連結体がパッキンから離脱する
前に、エントランスの後端に、該エントランスと組み立
てたリングとの間およびリング間に形成される隙間を塞
ぐ蓋体を取り付けることを特徴としている。
ルド工法におけるシールド掘進機の発進方法において、
前記蓋体の代わりに、組み立てたリング間に形成される
隙間に、該隙間を塞ぐとともに前記パッキンに当接する
閉塞ブロックを嵌め込むことを特徴としている。
連結体の推進方向に対する前方側の1段目パッキンと後
方側の2段目パッキンとが所定間隔をおいて配されてな
る2段構成のパッキンとしたことを特徴としている。
掘進機が連結されてなる連結体を推進させていくにあた
って、エントランスにあらかじめ取り付けてあるパッキ
ンから連結体が離脱する前に、エントランスの後端に、
エントランスと組み立てたリングとの間およびリング間
に形成される隙間を塞ぐ蓋体を取り付けることによりパ
ッキンで塞ぐことのできないリング間の隙間が蓋体で塞
がれ、このためこの後連結体がパッキンから離脱しても
エントランス内からの漏出が蓋体により防がれる。
隙間を前記蓋体の代わりに閉塞ブロックで塞ぐことによ
り、パッキンおよび閉塞ブロックとでエントランスと組
み立てたリングとの間およびリング間に形成される隙間
が塞がれ漏水が防がれる。
成とすれば、シールド掘進機を連結する部材に不連続部
があっても、シールド掘進機の推進にともなっていずれ
か一方のパッキンがシールド掘進機に作用し、不連続部
からの漏水が防がれる。
2実施例を説明する。なお、各図において図11ないし
図15と同一の構成要素には同一の符号を付し、特に必
要がない場合は説明を省略する。
を説明する。第1実施例は本発明の請求項1および3に
もとづく方法であって、そのポイントは、まず、あらか
じめエントランス1の内周面の前方側および後方側に、
1段目パッキン21および2段目パッキン22を全周に
わたって取り付けておき、連結体3の推進にともない2
段目パッキン22がリング5に圧接させられた状態で、
かつ、連結体3が1段目パッキン21から離脱する前
に、エントランス1の後端に、エントランス1と組み立
てたリング5との間およびリング5間の隙間を塞ぐ蓋体
23を取り付けることにある。
で示したパッキン10と同様のもので、シールド掘進機
2の推進にともない推進方向側に弾性変形しスキンプレ
ート8および中央連結部材9の外面に圧接させられるこ
とによって止水作用をなす。各パッキン21、22の相
互間隔は、2つの中央連結部材9の相互間隔よりも長
く、かつ、いずれか一方が不連続部12の部分にあって
も他方がいずれか一方の中央連結部材9に圧接させられ
るように設定されている。これらパッキン21、22
は、エントランス1の内周面側に形成された前後の周溝
24の前端面に基端部が液密的に固着されている。
ス1とシールド掘進機2のスキンプレート8あるいはリ
ング5との間には、前方から3つの隙間25a、25
b、25cが分割形成されることとなる。そして、エン
トランス1には、立坑G1から各隙間25a、25b、
25cに連通してこれら隙間25a、25b、25cに
モルタル等の自硬材6を充填またはその際の空気抜きの
ためのパイプ26が設けられている。図5に示すよう
に、これらパイプ26は、エントランス1の周方向に適
宜間隔をおいて複数配されている。
ルド掘進機2からなる連結体3を推進させていくととも
に、各シールド掘進機2のテール部2b内で複数のセグ
メント4により順次リング5を組み立てていくわけであ
るが、図1に示すように、2段目パッキン22が2つの
中央連結部材9の間の不連続部12にかかっても、すで
にその時点では前方の1段目パッキン21の一部がフロ
ント部2a側の中央連結部材9に圧接させられている。
また、この状態から連結体3の推進が進行し、図2に示
すように1段目パッキン21が不連続部12にかかる
と、今度は後方の2段目パッキン22の一部がテール部
2b側の中央連結部材9に圧接させられている。このよ
うに、2段構成のパッキン21、22により、いずれか
一方が中央連結部材9の間の不連続部12にかかってい
ても、他方がフロント部2a側あるいはテール部2b側
の中央連結部材9に圧接させられることになるので、不
連続部12から立坑G1への漏水が防がれる。
進ならびにリング5の組み立てが進行し、シールド掘進
機2のスキンプレート8が2段目パッキン22から離脱
してリング5にかかり、かつ、1段目パッキン22はま
だスキンプレート8にかかっている状態になったら、す
なわち2段目パッキン22がリング5に圧接させられた
状態で、かつ、1段目パッキン21が連結体3から離脱
する前に、図3および図6に示すように、エントランス
1の後端に、リング5の外周面とエントランス1の外周
面との隙間(この場合隙間25c)および左右のリング
5の間の隙間11を塞ぐ前記蓋体23を取り付ける。
で、図6に示すように、エントランス1の円環部に取り
付けられる適当数の円弧状の蓋体ピース23aと、エン
トランス1の円が重複する部分に取り付けられる左右一
対の蓋体ピース23bとからなり、エントランス1に対
して液密的に固着され、かつ、隣接するものどうしも液
密的に連結される。なお、蓋体23の取り付け作業は、
シールド掘進機2を一旦停止させた状態で行うか、1段
目パッキン21がスキンプレート8にかかっているので
あれば、シールド掘進機2を推進させながらでもかまわ
ない。
蓋体ピース23a、23bからなる蓋体23を取り付け
たら、続けて連結体3を推進させていく。連結体3が推
進していくと、図4に示すようにシールド掘進機2のス
キンプレート8が1段目パッキン21から離脱し、すな
わち2つのパッキン21、22とも左右のリング5にか
かり、リング5の間の隙間11をこれらパッキン21、
22では塞ぐことができない状態になる。しかしなが
ら、このときには既にエントランス1の後端に前記蓋体
23が取り付けられているので、隙間11から立坑G1
に流出しようとする土砂や地下水は蓋体23により遮断
され、漏水が防がれる。
抜け完全に地山Gに貫入したら、各パイプ26から各隙
間25a、25b、25cにモルタル等の自硬材6を充
填し安定した構造を得る。
の第2実施例を説明する。第2実施例は本発明の請求項
2および3にもとづく方法であって、そのポイントは、
第1実施例と同様に、まず、あらかじめエントランス1
の内周面の前方側および後方側に、1段目パッキン21
および2段目パッキン22を全周にわたって取り付けて
おくことに加え、前記蓋体23の代わりに、左右のリン
グ5の間に形成される隙間11に、この隙間11を塞ぐ
とともに2段目パッキン22がその上下の外面に圧接さ
せられる閉塞ブロック31を嵌め込むことにある。
ントランス1の内周面側に形成される周溝24は1つで
あり、この周溝24の前端およびエントランス1の後端
に、それぞれ1段目パッキン21および2段目パッキン
22が固着され、これによってエントランス1とシール
ド掘進機2のスキンプレート8あるいはリング5との間
には、前方から2つの隙間25a、25bが分割形成さ
れることになり、これに応じて立坑G1側からパイプ2
6が各隙間25a、25bに達している。これら2段構
成のパッキンの作用効果は第1実施例で述べた如くであ
る。
の推進とリング5の組み立てが進行し、図7に示すよう
に、スキンプレート8が2段目パッキン22から離脱
し、かつ、1段目パッキン21がまだスキンプレート8
にかかっている状態において、図7および図9に示すよ
うに、左右のリング5の間の隙間11に閉塞ブロック3
1を嵌め込む。この閉塞ブロック31は、図10に示す
ように、上下一対のピース31aを合わせて構成される
もので、スチールあるいはコンクリート等によって隙間
11に合致する形状に成形されている。各ピース31a
の左右のリング5に接する面には、上下にわたるチュー
ブ32が取り付けられている。このチューブ32内に
は、後述の如くモルタル等が注入される。
むには、エントランス1よりも手前側の立坑G1のスペ
ースを利用して隙間11の上下から各ピース31aを差
し入れる。そして、このままでは2段目パッキン22に
その上下の外面が当接しないので、立坑G1に設置した
ジャッキ33により上下の外面が2段目パッキン22に
当接するまで各ピース31aを前方に押し込む。この状
態で、2段目パッキン22は閉塞ブロック31の上下の
外面に圧接させられる。さらに、前記チューブ32内に
モルタルを注入してチューブ32を左右のリング5に密
着させる。なお閉塞ブロック31の嵌め込み作業は、シ
ールド掘進機2を一旦停止させた状態で行うか、1段目
パッキン21がスキンプレート8にかかっているのであ
れば、シールド掘進機2を推進させながらでもかまわな
い。
グ5の間の隙間を塞いだ後、図8に示すように連結体3
を推進させてスキンプレート8が1段目パッキン21か
ら離脱しても、すなわちパッキン21、22双方がリン
グ5にかかった状態になっても、パッキン21、22で
リング5の外周側の隙間25a、25bが塞がれ、かつ
閉塞ブロック31でリング5の間の隙間11が塞がれて
いるので、地山Gからエントランス1内に土砂や地下水
が侵入しても、立坑G1への漏水が生じない。
抜け完全に地山Gに貫入したら、各パイプ26から各隙
間25a、25bにモルタル等の自硬材6を充填し安定
した構造を得る。
は蓋体23を、また第2実施例においては閉塞ブロック
31を、2台のシールド掘進機2からなる連結体3の推
進途中において適宜に設けることにより、1段目パッキ
ン21および2段目パッキン22でも塞ぎきれない左右
のリング5間の隙間11を塞ぎ得、もって地山からエン
トランス1内を経て立坑G1へ流出しようとする土砂や
地下水の流出を遮断することが可能となり、止水性の向
上が図られる。
2段目パッキン22によってパッキンが2段構成とされ
ていることにより、2台のシールド掘進機2を連結する
中央連結部材9がフロント部2aとテール部2bとに分
かれその間に不連続部12があっても、いずれか一方の
パッキン21(22)がフロント部2aあるいはテール
部2bのスキンプレート8に圧接させられるので、不連
続部12からの漏水も生じない。このようにパッキンを
2段構成とした目的は、漏水防止機能の向上のためであ
り、中央連結部材9に不連続部12が存在しない場合
で、かつ第1実施例の場合はパッキンを2段構成にしな
くてもよい。
シールド掘進機2を並列連結した場合であるが、本発明
はこのような連結形態に限られず、たとえば、シールド
掘進機2を並列3連に連結したり三角形状に連結した場
合、さらには、覆工断面径が異なるシールド掘進機2を
連結した場合等、あらゆる連結形態に適用できる。すな
わちそのような場合であっても、上述のごとく各エント
ランス1の内周面には1段目パッキン21、2段目パッ
キン22を設けるとともに、エントランス1とリング5
との隙間を塞ぐ蓋体23を設けるか、あるいはリング5
間の隙間を塞ぐ閉塞ブロック31を設けるわけであり、
これらパッキン21、22、蓋体23および閉塞ブロッ
ク31は、シールド掘進機2の連結形態に応じて適宜な
形状に設定される。
ールド工法におけるシールド掘進機の発進方法によれ
ば、複数台のシールド掘進機が連結されてなる連結体を
推進させていくにあたって、エントランスにあらかじめ
取り付けてあるパッキンから連結体が離脱する前に、エ
ントランスの後端にエントランスと組み立てたリングと
の間およびリング間に形成される隙間を塞ぐ蓋体を取り
付けるか、あるいは蓋体の代わりにリング間の隙間を閉
塞ブロックで塞ぐことを特徴とし、これら蓋体、もしく
はパッキンと閉塞ブロックとで、エントランスと組み立
てたリングとの間およびリング間に形成される隙間から
の漏水が防がれ止水性の向上が図られる。
ルド掘進機を連結する部材に不連続部があっても、シー
ルド掘進機の推進にともなっていずれか一方のパッキン
がシールド掘進機に作用し、不連続部からの漏水が防が
れる。
面図である。
面図である。
ランス構造を示す側面図である。
体の斜視図である。
面図である。
の側面図である。
隙間 31 閉塞ブロック
Claims (3)
- 【請求項1】 複数台の単断面シールド掘進機が覆工断
面に応じて連結されてなる連結体を、該連結体の外形断
面に応じて成形された外殻体である発進用エントランス
内から地山に向けて推進させるとともに、各シールド掘
進機のテール部でトンネル覆工用セグメントによりリン
グを順次組み立てて、各シールド掘進機に対応した独立
する断面円形のトンネル覆工体を構築していく複断面シ
ールド工法において、 前記エントランスの内周面全周にわたり、前記連結体の
外周面およびその後方に組み立てられる前記リングの外
周面に圧接させられるパッキンをあらかじめ取り付けて
おき、 連結体の推進にともない連結体がパッキンから離脱する
前に、エントランスの後端に、該エントランスと組み立
てたリングとの間およびリング間に形成される隙間を塞
ぐ蓋体を取り付けることを特徴とする複断面シールド工
法におけるシールド掘進機の発進方法。 - 【請求項2】 請求項1の複断面シールド工法における
シールド掘進機の発進方法において、 前記蓋体の代わりに、組み立てたリング間に形成される
隙間に該隙間を塞ぐとともに前記パッキンに当接する閉
塞ブロックを嵌め込むことを特徴とする請求項1記載の
複断面シールド工法におけるシールド掘進機の発進方
法。 - 【請求項3】 前記パッキンは、前記連結体の推進方向
に対する前方側の1段目パッキンと後方側の2段目パッ
キンとが所定間隔をおいて配されてなる2段構成のパッ
キンであることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の複断面シールド工法におけるシールド掘進機の発進
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26523493A JP3286427B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 複断面シールド工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26523493A JP3286427B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 複断面シールド工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07119381A true JPH07119381A (ja) | 1995-05-09 |
JP3286427B2 JP3286427B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17414387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26523493A Expired - Lifetime JP3286427B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 複断面シールド工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3286427B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020143563A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | フジモリ産業株式会社 | トンネルのエントランス止水装置及びエントランス止水方法 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP26523493A patent/JP3286427B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020143563A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | フジモリ産業株式会社 | トンネルのエントランス止水装置及びエントランス止水方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3286427B2 (ja) | 2002-05-27 |
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