JPH07119158B2 - 植毛転写材 - Google Patents

植毛転写材

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JPH07119158B2
JPH07119158B2 JP4050590A JP4050590A JPH07119158B2 JP H07119158 B2 JPH07119158 B2 JP H07119158B2 JP 4050590 A JP4050590 A JP 4050590A JP 4050590 A JP4050590 A JP 4050590A JP H07119158 B2 JPH07119158 B2 JP H07119158B2
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resin
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Inventor
英雄 上野
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金剛フロッキング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写,就中,短繊維を図柄状に転写する植毛
転写材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の植毛転写材は、一般的にいって、特公昭56年第45
388号に示すように台紙に短繊維を植設する接着剤を塗
布し、これに短繊維を植設し、植設した短繊維の上に短
繊維を転写する接着剤を図柄状に塗布するという構成の
ものである。
そして、この技術に関して、例えば台紙に植毛した短繊
維が転写時に引き抜けやすいように工夫した技術が実公
昭55年第7413号公報に示すように開発されている。
そして、従来の植毛転写材は、いわゆる熱転写型の転写
材であって、その転写作業には加熱押圧型のプレス機を
用いるというものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、従来の植毛転写材を以てする植毛転写には加熱
押圧型プレス機を用意するということが必須の条件であ
った。
転写材には、大きくわけて転写接着剤に熱融着性接着剤
を用いる熱転写型のものと、圧着性接着剤を用いる押圧
型のものとがある。
本発明は、短繊維を植設する接着剤、短繊維を転写する
接着剤に工夫をこらし、植毛転写材を押圧型のものと
し、従って、その転写に加熱押圧型プレス機を必要とせ
ず、且つ加熱押圧型プレス機を用いないのでいつでも、
どこでも、どのような表面形状のものにも植毛転写がで
きる植毛転写材を提供しようとするものである。
〔課題を解決する手段〕
合成樹脂フィルム面に密着した弱粘性樹脂の固形分の層
に短繊維を植設して成る転写植毛台紙の植設短繊維の頂
上に短繊維転写図柄層を形成し、且つ、該図柄層面に圧
着転写接着剤層を形成して圧着型植毛転写材としたもの
である。
〔実施例〕
1は、合成樹脂製フィルムである。本発明者は本発明を
実施するのに、熱可塑性の耐熱ポリエチレンフィルムを
使用したが、塩化ビニール、ポリプロピレン、アクリル
等を素材とする同効フィルムを使用することは可能であ
る。
又この合成樹脂フィルムに透明或は半透明のものを使用
するときは、後述の転写作業時に便利である。
2は、合成フィルム1と一体となり、且つその表面に短
繊維を植設する弱粘性樹脂の固形分層である。
この接着剤層を形成する接着剤には、溶剤性弱粘着性樹
脂を用いる。
この溶剤性弱粘着性樹脂に混入された溶剤は合成樹脂フ
ィルム1と親和性をもつものを使用し、これを合成樹脂
フィルム1面に層状に塗布する。
これを速乾し、溶剤性弱粘着性樹脂に混入された溶剤を
揮発させる。
この操作により、合成樹脂フィルム1面に溶剤性弱粘着
性が密着された層を形成する状態で塗布され、その密着
する状態を保持する溶剤がその役目を果たして揮発し、
合成樹脂フィルム1面には弱粘着性樹脂の固形分が弱粘
着性を壞失しない状態で弱粘着性樹脂の固形分層2とし
て形成される。
3は、上記合成樹脂フィルム1に形成された弱粘着性樹
脂の固形分層2に植設された短繊維である。この短繊維
の植設は、静電植毛により、短繊維の先端を上記弱粘着
性樹脂の固形分層2に突き刺し、その先端を基部とした
状態で植設される。
この弱粘着性樹脂の固形分層2は、すでに前記操作によ
って弱粘性樹脂に混入された溶剤を揮発させてあるので
静電植毛を行う際の放電によるスパークが発生してもそ
れによる誘爆の心配はない。
本発明を実施する上で使用した上記溶剤性弱粘性樹脂
は、アクリル系シリコーン樹脂で溶剤にトルエン溶媒を
使用した。
本発明を実施する上で使用される溶剤性弱粘着性樹脂は
上記したものと同効機能を発揮するものであれば上記し
たものに限定しないことは勿論である。
この工程を経ていわゆる転写植毛台紙4を作った。この
転写植毛台紙4に植設された短繊維の頂上に該短繊維の
先端を突入させた状態の短繊維転写図柄層5をシルクス
クリーン印刷法によって形成する。この短繊維転写図柄
層5を形成する樹脂は、アクリル樹脂、合成ゴム樹脂、
エンビ樹脂、サクビ樹脂等を使用することができるが、
本発明者は耐水性や、伸び、変色老化しにくいウレタン
樹脂に反応架橋剤(エポキシ)を混入して用いた。
これを乾燥する。この乾燥により短繊維転写図柄層は、
転写植毛台紙に植接された短繊維の先端を該層に突入さ
せた状態で架橋反応し、上記した短繊維の先端をしっか
りと固着した状態のフィルム状を呈することになる。
このフィルム状を呈した短繊維転写図柄層5の上面に、
シルクスクリーン印刷法によって強力な粘着力を発揮す
る圧着転写粘着層6を形成する。
この圧着転写粘着層6を作る粘着剤は、これまで圧着型
粘着剤として用いられたものの中から適宜選択してよ
い。
しかし、転写しようとする被転写物7により圧着粘着剤
の成分及び配合組織を替えて被転写物7に適した圧着型
粘着剤をシルクスクリーン印刷法によって印刷する。
この全ての工程を完了したときに圧着型植毛転写剤7が
できる。
この圧着型植毛転写剤の保存には、前圧着転写粘着層6
に離形紙を貼着しておく。
次に、この植毛転写剤の用法を説明する。
まず、転写をしようとする被転写物7例えば本の表紙と
かプラスチック製の筆箱面に、本発明にかかる圧着型植
毛転写材の圧着転写粘着層6形成面から離形紙を剥し、
圧着転写粘着層面を重ね合せて、合成樹脂フィルム1の
裏面から強圧力を加える。
これによって、圧着型植毛転写材の圧着転写粘着層6が
被転写物7と圧着型植毛転写材の短繊維転写図柄層5と
を強力に接着する。
この操作が終った後、圧着型植毛転写材を被転写物7か
らひき剥す。
このひき剥す作業により、前記短繊維転写図柄層5形成
部分に先端を突入した短繊維3は、その状態で短繊維転
写図柄層5とともに図柄として圧着転写粘着層6を介し
て被転写物7に転写され、その基部は、合成樹脂フィル
ム1に形成された弱粘着性樹脂の固形分層2から、短繊
維転写図柄層5通りにひき抜かれる。
従って、短繊維転写図柄層5を形成した部分以外の合成
樹脂フィルム1に形成された弱粘着性樹脂の固形分層2
に植設された短繊維3は、その植設された状態で被転写
物7から取り除かれる。
これによって、被転写物7面には、圧着転写粘着層6を
介して短繊維転写図柄層5の先端を突入した短繊維3
が、短繊維転写図柄層5どおりの図柄を形成することに
なる。
〔効 果〕
本発明の植毛台紙を作るのに透明或いは半透明の合成樹
脂フィルムを使用した場合、転写作業時に、短繊維転写
図柄層が透けて見えるので、転写位置を定めるのに便利
である。
更に本発明の実施例の説明では、被転写物に本の表紙や
プラスチック製の筆箱を例示したが、圧着転写粘着層の
調合如何では被転写物に合成樹脂板、皮革その他の物品
を選ぶことができ又加熱押圧機を用いないで転写するこ
とができるので、これまでの熱転写型植毛転写材と異
り、物品の平面だけでなく曲面にも転写することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、合成樹脂フィルムに形成した弱粘着性樹脂の
固形分の層に短繊維を植毛した状態の植毛台紙を拡大断
面図である。 第2図は、第1図に図示した植毛台紙に植設された短繊
維の頂上に短繊維転写図柄層を形成し、該短繊維転写図
柄層の面に圧着転写層を形成した本発明にかかる圧着型
植毛転写材の拡大断面図である。 第3図は、第2図に示す本発明にかかる植毛転写材を以
ての転写を行うときの状態を示す拡大断面図である。 第4図は、本発明にかかる圧着型植毛転写材を以てして
の転写を行った後の被転写物に対する植毛転写状態を示
す拡大断面図である。 1は合成樹脂フィルム、2は弱粘着性樹脂の固形分の
層、3は短繊維、4は転写植毛台紙、5は短繊維転写図
柄層、6は圧着転写粘着層、7は被転写物、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂フィルム面に溶剤性弱粘性樹脂を
    塗布した後該溶剤を揮発させ、該樹脂の固形分の層を該
    フィルム面に形成し、該層に短繊維を植設して形成した
    転写植毛台紙の植設短繊維の頂上に架橋性樹脂を以て短
    繊維転写図柄層を形成し、且つ該図柄層面に圧着転写接
    着剤層を形成してなることを特徴とする植毛転写材。
JP4050590A 1990-02-21 1990-02-21 植毛転写材 Expired - Lifetime JPH07119158B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050590A JPH07119158B2 (ja) 1990-02-21 1990-02-21 植毛転写材
EP19910102454 EP0448955A3 (en) 1990-02-21 1991-02-20 Layered structure for the transfer of a patterned layer of fibres by the application of pressure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050590A JPH07119158B2 (ja) 1990-02-21 1990-02-21 植毛転写材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03243400A JPH03243400A (ja) 1991-10-30
JPH07119158B2 true JPH07119158B2 (ja) 1995-12-20

Family

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Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4050590A Expired - Lifetime JPH07119158B2 (ja) 1990-02-21 1990-02-21 植毛転写材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833831B2 (ja) * 1975-12-11 1983-07-22 カブシキガイシヤ マツイシキソカガクコウギヨウシヨ テンシヤシ−ト オヨビ ソノセイゾウホウ

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JPH03243400A (ja) 1991-10-30

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