JPH07118823B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH07118823B2
JPH07118823B2 JP63056301A JP5630188A JPH07118823B2 JP H07118823 B2 JPH07118823 B2 JP H07118823B2 JP 63056301 A JP63056301 A JP 63056301A JP 5630188 A JP5630188 A JP 5630188A JP H07118823 B2 JPH07118823 B2 JP H07118823B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内線電話機に複数の外線を接続する電話装置に
関するものである。
[従来の技術] 従来の複数の外線が接続されている電話装置に接続され
る電話機において、電話装置に収納されている外線数が
接続電話機の外線表示器の数より多い場合には、外線へ
の発呼表示又は外線よりの被呼表示は、その少ない外線
表示可能な範囲以内の外線よりのものであれば表示する
ことが出来、例えば被呼表示のある外線に対して当該外
線を選択して応答することが出来た。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、従来は、その電話機の外線表示容量を越
える分の外線より被呼があつた場合には応答することが
できない。
このような場合には、電話装置への収納外線分の外線表
示器を備えた電話機の被呼外線表示を確認してからでな
ければ応答することはできず、実質上はこの様な電話機
から応答することは出来なかつた。
即ち、このような電話機により表示容量を越える分の外
線よりの被呼に応答するためには、収納外線数より多い
外線表示器を備える電話機でもつて、その被呼(着信)
外線表示を見て当該被呼外線を特定し、それを上述の電
話機のオペレータに知らせることにより、当該外線に応
答しなければならなかつた。
このように、接続電話機には必ず収容外線数より多い外
線表示器数が必要とされ、収容外線の具備する表示容量
分以上の新たな増加に対して、新しく表示器及び対応す
る選択キー等を増加しなければならなかつた。このた
め、電話機の外装すべてを作り直し交換しなければなら
なかつた。
又、収容外線の少ないシステムで使用していた電話機
を、収納外線の多いシステムに流用するには非常な不便
があつた。つまり、他の電話機のオペレータよりの表示
を見ての指示に従つた操作を行なわなければならなかつ
た。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の課題を解決することを目的として成され
たもので、上述の課題を解決する一手段として本発明に
係る一実施例は以下の構成を備える。
即ち、内線電話機の複数の表示手段の夫々に複数の外線
を割り当て、前記複数の表示手段の夫々が前記複数の外
線の状態を時分割で表示するように制御し、前記複数の
状態を時分割で表示している表示手段を選択するための
前記内線電話機における選択操作を検出すると、選択操
作が行われた時に状態後表示されている外線を前記複数
の外線から選択して、前記内線電話機と接続する手段を
備えることを特徴とする。
[作用] 以上の構成において、少ない表示手段で多くの外線の状
態を表示することができると共に、1つの表示手段で状
態が表示されている複数の外線から使用者が所望の外線
を選択することができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に説
明する。
第1図は本発明に係る一実施例のブロツク図であり、図
中、A1〜A8は電話装置10に収納されている8本の外線
(一般公衆電話回線又はPBX(構内交換機)回線等)で
あり、それぞれA1は外線1、A2は外線2、……A8は外線
8を示す。
C1〜C16は16の内線(本実施例においては通話路線と制
御線とにより構成されており、4線式ないし6線式のも
のである)であり、D1〜D16は内線C1〜C16に接続される
専用電話機である。
また、10は外線A1〜A8と内線C1〜C16間の通話路制御等
を行なう電話装置であり、電話装置10は、該装置全体の
制御を司る制御部11、収納外線とのインタフエースを司
るトランク回路12、外線A1〜A8と内線C1〜C16間の通話
路交換制御等を行なうスイツチ網13、内線C1〜C16との
インタフエースを司る内線インタフエース14、収納外線
よりの被呼を検出する被呼検出部15、接続電話機の表示
器の表示制御等を行なう表示制御部16等より構成され
る。
第2図は電話機D1〜D16の外観図であり、各電話機は全
て共通構成となつている。
第2図において、21は電話機付属の送受話器(ハンドセ
ツト)、22は電話機の本体ケース、23はLCD(液晶素
子)等で構成された電話番号等の数字やメツセージ等を
表示する表示器、24は電話装置10における8本の収納外
線のうち外線1ないしは外線5を選択接続するための外
線選択キー、25は同じく外線2ないしは外線6を選択接
続するための外線選択キー、26は同じく外線3ないしは
外線7を選択接続するための外線選択キー、27は外線4
ないしは外線8を選択接続するための外線選択キーであ
る。28は外線1ないし外線5よりの被呼を表示するため
のLED(発光ダイオード)表示素子で構成された表示
器、29は外線2ないし外線6よりの被呼を表示するため
の表示器、30は外線3ないし外線7よりの被呼を表示す
るための表示器、31は外線4ないし外線8よりの被呼を
表示するための表示器である。
また、32は当該電話機より他の電話機等を発呼する場合
の発呼要求キー、33は電話番号を入力するための電話番
号キーであり、テンキーと“*”キー、“#”キーより
構成されている。
以上の構成を備える本実施例の被呼検出及び当該被呼に
対する応答処理を第3図のフローチヤートを参照して以
下に説明する。
本実施例の電話装置に電源が投入されると、制御部11は
ステツプS1で初期化処理を実行して電話装置10を初期化
するとともに、全接続電話機を初期化状態にする処理を
実行する。なお、電話機の初期化は、その後に電源が投
入され、新たに接続状態となつた電話機がある度毎にも
行なわれる。そしてステツプS2、ステツプS3で起動要因
が発生するまでアイドル状態に保持される。ここで、起
動要因があればステツプS3よりステツプS4以下の処理に
進み、起動要因を調べる処理に移行する。
この起動要因とは種々あるが、電話装置10においては大
別して、電話機よりのものと、収納外線よりのものが有
る。一方、電話機側においては、オペレータによる電話
機のキー入力、又はハンドセツト21のオフフツクによる
発呼要求、電話装置10からの制御信号の受信等がある。
この制御信号には被呼検出に伴う呼出信号、及び他の内
線電話機からの転送要求信号等がある。
まずステツプS4で電話機よりの発呼要求か否かを調べ
る。電話機の発呼要求キー32の入力又はハンドセツト21
のオフフツクによる発呼要求があると、その旨が電話機
より接続内線を介して電話装置10の内線インタフエース
14に送られ、制御部11で認識される。このためステツプ
S4よりステツプS5に進み、トランク回路12等によりA1〜
A8の各外線に空外線があるか否かを調べる。空外線があ
ればステツプS6に進み、当該空外線を捕捉して発呼要求
電話機にダイヤル音を出力するとともに、発信可表示制
御信号を出力して発信可能を報知し、電話機の表示器に
‘ダイアル可’等を表示し、発信可能を表示させる。こ
れらの報知を受けた電話機のオペレータは発呼可能を知
り、続いてステツプS7で電話番号キー33より発呼先の電
話番号を入力する。この電話番号キー33の入力に対応し
た電話番号情報は電話装置10に送られ、対応する電話番
号信号に変換されて捕捉外線より送出される。従つて、
当該外線に接続された公衆電話回線網等の交換装置が、
この電話番号信号を解析して所望の電話機を特定して特
定した所望の発呼先被呼信号(呼出信号)を送出する。
そして相手がこの呼出に応答してハンドセツト21をオフ
フツクするとステツプS8に示す様に両電話機間に通話路
が形成され、ステツプS9で両電話機間で通話が可能とな
る。その後はステツプS10で通話が終了し、どちらかの
電話機のハンドセツトがオンフツクされ、通話路が開放
されるのを監視し、通話路が開放されるとステツプS11
で内線電話機との通話路も開放して初期状態に戻し、ス
テツプS2に戻り次の起動要因の発生に備える。
一方、ステツプS5で空外線が無ければステツプS15に進
み、電話機に話中音及び外線ビジー制御信号を出力して
発信不可能を報知し、電話機の表示器の表示を‘外線ビ
ジー’とし、ステツプS16で次の起動要因が来るまでこ
の表示を続ける。この次の起動要因として、収納空外線
に空が生じた場合や、所定時間タイマをスタートさせ、
当該タイマのタイムアウトが発生した場合等が有る。こ
れらの場合にはステツプS17で電話機の表示器における
‘外線ビジー’表示を消去してステツプS2に戻る。
次にステツプS3での起動要因が電話機よりの発呼要求で
なかつた場合にはステツプS4よりステツプS20に進み、
被呼検出部15の外線よりの被呼信号検出か否かを調べ
る。被呼検出でない場合にはステツプS25に進み、他の
起動要因か否かを調べ、他の起動要因でない場合にはそ
のままステツプS2に戻り、その他の要因で起動された場
合にはステツプS26で起動要因に対応した所定の動作、
処理をおこなつた後、ステツプS2に戻る。
なお、本実施例においては、内線同士の通話路形成制御
及び電話転送処理等があるが、これらの制御について
は、周知であるため、その説明を省略する。
一方、ステツプS20で外線よりの被呼信号の検出である
場合にはステツプS20よりステツプS30に進み、電話装置
10は被呼検出回線に対応した表示時間パターンで接続電
話機の表示器28〜31のいずれかを表示させるように表示
制御信号を出力する。この表示制御信号を受信した電話
機では、制御信号に従つて電話機の表示器28〜31を表示
制御する。
本実施例では1つの表示器に2つの外線が割り当てられ
ており、どちらの外線よりの被呼か、又は同時に両方の
外線に被呼が着ている状態かを区別するために、表示時
間パターンを替えて表示しており、この表示制御信号
(表示時間パターン)の例を第4図に示す。
図の41は若い番号の外線に対応する表示パターンであ
り、例えば表示器28においては外線1(A1)の表示タイ
ミングを示している。42は大きい外線番号の外線に対応
する表示パターンであり、例えば表示器28では外線5
(A5)の表示タイミングを示している。従つて、両外線
ともに被呼が検出されている場合には、符号43で示す表
示タイミングとなる。
このため、これらの表示を見たオペレータはステツプS3
1で自電話機で対応すべきか否かを判断し、自電話機で
応答しない場合にはステツプS2に戻る。応答する時には
ステツプS32で表示器の表示パターンを見て表示器に対
応する外線選択キー24〜27に対して複数、即ち2つの回
線からの被呼表示が成されているか否かを調べる。複数
の被呼検出状態でなければステツプS33に進み、応答し
ようとする外線の選択キーを押下入力する。するとステ
ツプS35でこの入力情報は電話装置10に送られ、制御部1
1は応答電話機と被呼回線とを接続して通話路を形成
し、ステツプS9に進み、通話を行なう。
ステツプS32で被呼回線が複数ある場合にはステツプS34
に進み、対応する表示器の表示パターンを見ながら、応
答しようとしている外線に対応する表示パターンでの表
示がおこなわれている状態に外線選択キーを押下入力す
る。例えば“A"のタイミングで外線選択キーを入力すれ
ば番号の大きい方の外線が選択され、“B"のタイミング
で外線選択キーが入力されれば番号の若い方の外線が選
択されて、それぞれの外線と応答電話機との間に通話路
が形成される。そしてステツプS35に進む。
以上述べた様に本実施例によれば、一つの表示器及び選
択キーに複数の収納外線を割り当て、タイムシエアリン
グに割り当てられた外線が区別出来るような表示パター
ンで被呼表示等が行なえ、被呼が検出されている外線等
が特定できる。また、外線に固有の表示パターンの表示
タイミングに対応してキー入力することにより表示中の
パターンに対応した外線へのキー入力であると認識する
ことができる。
このように、本実施例によると、電話装置10に収容する
外線の数が多くなつても、その都度電話機を交換するこ
となく、今までの電話機をそのまま使用することができ
る。
以上は外線1と外線5(外線1/5)に対して説明した
が、同じパターンで外線2/6、3/7、4/8も同様の表示と
すれば良い。
[他の実施例] また、外線を特定するための表示パターンは第4図のタ
イミングに限るものではなく、他の実施例として第5図
に51〜53で示す様な表示タイミング(表示パターン)に
してもよい。
この場合には、どちらか一方のみの被呼の場合には、連
続的に被呼検出外線に固有の表示パターンでの表示を行
ない(51,52)、複数の外線を同時に表示しようとする
時のみ53に示すような交互の表示とすれば良い。
この他にも、任意に表示時間パターンを変えることによ
ることが考えられる。
又、更に他の実施例として、表示時間パターンによる識
別に替え、表示色を替えて表示して識別してもよい。こ
の場合には、予め複数色での表示可能な表示器(例えば
複数のLED等より成る表示器)を備える構成としておけ
ば良い。
また、外線表示を行なうのは被呼検出時に限るものでは
なく、外線が電話機等により使用されて時には異なる表
示パターンで表示するよう制御することにより、外線の
空状態も知ることができる。
また、1つの表示器に表示可能なのは2つの外線に限る
ものではなく、更に多数の外線を対応付けて、それぞれ
の外線に固有の表示パターンを割り当てれば良い。
以上説明した如く本実施例によれば、限られた外線表示
とキーを備えるのみで、多くの外線のうちの1つに対す
る表示を特定することが可能となり、収容外線数の多少
により接続電話機を替える必要も無くなり、また、電話
機のキー数及び表示器数も少なくすることができる。
このように本実施例を使用することにより、収納外線数
に制約されずに少ない外線表示手段、キーを備える電話
機を接続でき、かつ、各種電話システムに同規格の電話
機を使用することが可能であり、コスト低減にも大きな
メリツトがある。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、少ない表示手段で
多くの外線の状態を表示することができると共に、1つ
の表示手段で状態が表示されている複数の外線から使用
者が所望の外線を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例のブロツク図、 第2図は本実施例電話機の外観図、 第3図は本実施例の制御フローチヤート、 第4図は本実施例の外線への被呼検出時の表示制御タイ
ミングチヤート、 第5図は本発明に係る他の実施例の外線への被呼検出時
の表示制御タイミングチヤートである。 図中、10…電話装置、11…制御部、12…トランク回路、
13…スイツチ網、14…内線インタフエース、15…被呼検
出部、16…表示制セージ表示器、24〜27…外線選択キ
ー、28〜31…外線着信表示、32…発呼キー、33…電話番
号キー、A1〜A8…外線1〜8、C1〜C16…専用内線1〜1
6、D1〜D16…専用電話機である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内線電話機の複数の表示手段の夫々に複数
    の外線を割り当て、前記複数の表示手段の夫々が前記複
    数の外線の状態を時分割で表示するように制御し、前記
    複数の状態を時分割で表示している表示手段を選択する
    ための前記内線電話機における選択操作を検出すると、
    選択操作が行われた時に状態が表示されている外線を前
    記複数の外線から選択して、前記内線電話機と接続する
    手段を備えることを特徴とする電話装置。
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