JPH07118612B2 - 高周波検波回路 - Google Patents
高周波検波回路Info
- Publication number
- JPH07118612B2 JPH07118612B2 JP2141778A JP14177890A JPH07118612B2 JP H07118612 B2 JPH07118612 B2 JP H07118612B2 JP 2141778 A JP2141778 A JP 2141778A JP 14177890 A JP14177890 A JP 14177890A JP H07118612 B2 JPH07118612 B2 JP H07118612B2
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- Japan
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- diode
- circuit
- voltage
- bias voltage
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ダイオード検波回路を用いた高周波検波回路
に係り、特に温度変化に対して安定な検波特性を得られ
る高周波検波回路に関するものである。
に係り、特に温度変化に対して安定な検波特性を得られ
る高周波検波回路に関するものである。
第８図のような基本的なダイオード検波回路におけるダ
イオードＤの順方向電圧Vfは、第９図に示すように一般
的に−2mV/℃程度温度によって変化する。このため、高
周波入力電圧が大きい場合は温度変化を無視できるが、
入力が微小になるにしたがって検波出力電圧の誤差が問
題となってくる。
イオードＤの順方向電圧Vfは、第９図に示すように一般
的に−2mV/℃程度温度によって変化する。このため、高
周波入力電圧が大きい場合は温度変化を無視できるが、
入力が微小になるにしたがって検波出力電圧の誤差が問
題となってくる。
本発明はこのような従来の欠点に鑑みてなされたもの
で、ダイオード検波回路における検波出力の温度変化に
対する変動を補償し安定化を図ることを目的とする。
で、ダイオード検波回路における検波出力の温度変化に
対する変動を補償し安定化を図ることを目的とする。
本発明は、入力された高周波信号を検波して検波電圧を
得る高周波検波回路において、検波ダイオード及びこの
検波ダイオードの順方向電圧にほぼ等しいバイアス電圧
を発生するバイアス電圧源を有し、バイアス電圧源によ
って検波ダイオードに順方向のバイアス電圧が与えられ
た、直流的に絶対値が同一の電流がそれぞれ出力される
二つのダイオード検波回路と、差動増幅回路又は加算回
路を設け、高周波信号を一方のダイオードの検波回路に
のみ入力するとともに、それぞれのダイオード検波回路
の出力端子を差動増幅回路又は加算回路に接続して、減
算あるいは加算することにより、検波用ダイオードの温
度変化及びバイアス電源の影響が打ち消されるようにし
たものである。
得る高周波検波回路において、検波ダイオード及びこの
検波ダイオードの順方向電圧にほぼ等しいバイアス電圧
を発生するバイアス電圧源を有し、バイアス電圧源によ
って検波ダイオードに順方向のバイアス電圧が与えられ
た、直流的に絶対値が同一の電流がそれぞれ出力される
二つのダイオード検波回路と、差動増幅回路又は加算回
路を設け、高周波信号を一方のダイオードの検波回路に
のみ入力するとともに、それぞれのダイオード検波回路
の出力端子を差動増幅回路又は加算回路に接続して、減
算あるいは加算することにより、検波用ダイオードの温
度変化及びバイアス電源の影響が打ち消されるようにし
たものである。
第１図は本発明による高周波検波回路の一実施例を示す
回路図である。検波用ダイオードD1とコンデンサC1、抵
抗R1およびバイアス用の電圧源E1によって第１のダイオ
ード検波回路１が形成されている。一方、検波用ダイオ
ードD2とコンデンサC2、抵抗R2およびバイアス用可変電
圧源E2によって第２のダイオード検波回路２が形成され
ている。バイアス電圧源E1、E2は、それぞれ検波ダイオ
ードD1、D2の順方向電圧にほぼ等しいバイアス電圧を発
生する。そして抵抗R3、抵抗R4、抵抗R5、抵抗R6と演算
増幅器Q1によって構成された差動増幅回路５の入力側
に、ダイオード検波回路１、２のそれぞれの出力端子
３、４が接続してある。
回路図である。検波用ダイオードD1とコンデンサC1、抵
抗R1およびバイアス用の電圧源E1によって第１のダイオ
ード検波回路１が形成されている。一方、検波用ダイオ
ードD2とコンデンサC2、抵抗R2およびバイアス用可変電
圧源E2によって第２のダイオード検波回路２が形成され
ている。バイアス電圧源E1、E2は、それぞれ検波ダイオ
ードD1、D2の順方向電圧にほぼ等しいバイアス電圧を発
生する。そして抵抗R3、抵抗R4、抵抗R5、抵抗R6と演算
増幅器Q1によって構成された差動増幅回路５の入力側
に、ダイオード検波回路１、２のそれぞれの出力端子
３、４が接続してある。
ダイオードD1とダイオードD2、およびコンデンサC1、
C2、抵抗R1、R2には、それぞれ互いに同一の特性のもの
が選ばれている。また抵抗R3と抵抗R5、および抵抗R4と
抵抗R6はそれぞれ同一の値のものが用いられている。
C2、抵抗R1、R2には、それぞれ互いに同一の特性のもの
が選ばれている。また抵抗R3と抵抗R5、および抵抗R4と
抵抗R6はそれぞれ同一の値のものが用いられている。
ダイオード可変電圧源E2は、ダイオード検波回路１とダ
イオード検波回路２のそれぞれの出力電圧V1、V2が高周
波入力信号０のときに等しくなり、差動増幅回路５の出
力電圧V3が０となるように調整されている。高周波入力
信号は一方のダイオード検波回路１のみに供給される。
イオード検波回路２のそれぞれの出力電圧V1、V2が高周
波入力信号０のときに等しくなり、差動増幅回路５の出
力電圧V3が０となるように調整されている。高周波入力
信号は一方のダイオード検波回路１のみに供給される。
ここで、ダイオード検波回路１の入力端子６に高周波信
号が入力された場合を考える。
号が入力された場合を考える。
ダイオードD1、D2の周囲の温度が25℃のとき、検波回路
１、２の出力電圧V1、V2はそれぞれ例えば、第２図の
（イ）、（ロ）のようになる。そして、差動増幅回路５
の出力電圧V3は、V3＝V1−V2から第２図の（ハ）のよう
になる。次に、温度が100℃になると、出力電圧V1は第
３図の（イ）のように上昇するが、この上昇分だけ出力
電圧V2も同図（ロ）のように上昇するため、同図（ハ）
に示すように第２図の（ハ）とほとんど変わらない出力
電圧V3が得られる。一方、温度が−50℃と下がった場合
は、出力電圧V1は第４図の（イ）のように低下するが、
出力電圧V2もこの低下分だけ（ロ）のように低下するた
め、差動増幅回路５からは同図（ハ）のように、第２図
の（ハ）と変わらない出力電圧V3が得られることにな
る。
１、２の出力電圧V1、V2はそれぞれ例えば、第２図の
（イ）、（ロ）のようになる。そして、差動増幅回路５
の出力電圧V3は、V3＝V1−V2から第２図の（ハ）のよう
になる。次に、温度が100℃になると、出力電圧V1は第
３図の（イ）のように上昇するが、この上昇分だけ出力
電圧V2も同図（ロ）のように上昇するため、同図（ハ）
に示すように第２図の（ハ）とほとんど変わらない出力
電圧V3が得られる。一方、温度が−50℃と下がった場合
は、出力電圧V1は第４図の（イ）のように低下するが、
出力電圧V2もこの低下分だけ（ロ）のように低下するた
め、差動増幅回路５からは同図（ハ）のように、第２図
の（ハ）と変わらない出力電圧V3が得られることにな
る。
第５図に本発明の他の実施例を示す。これは、第１のダ
イオード検波回路１′の極性を逆に接続したダイオード
D1′に電源E1′によってバイアスを与えることにより、
逆極性で絶対値が同一の電流が検波回路１′および検波
回路２からそれぞれ出力されるように構成するととも
に、差動増幅回路５に代えて加算回路５′を用いたもの
である。このような構成によっても、検波用ダイオード
D1′の順方向電圧の温度変化の影響は加算回路５′によ
って打ち消されることになる。なお、第５図中、R7、
R8、R9、R10は同じ値の抵抗、Q2は演算増幅器である。
イオード検波回路１′の極性を逆に接続したダイオード
D1′に電源E1′によってバイアスを与えることにより、
逆極性で絶対値が同一の電流が検波回路１′および検波
回路２からそれぞれ出力されるように構成するととも
に、差動増幅回路５に代えて加算回路５′を用いたもの
である。このような構成によっても、検波用ダイオード
D1′の順方向電圧の温度変化の影響は加算回路５′によ
って打ち消されることになる。なお、第５図中、R7、
R8、R9、R10は同じ値の抵抗、Q2は演算増幅器である。
二つのダイオード検波回路におけるそれぞれのダイオー
ドD1、D2は、検波特性が同一で、かつ周囲温度が同じに
なるように出来るだけ近くに配置するのが望ましい。そ
のためには、第６図に示すように一つのパッケージ内に
二つのダイオードD1、D2を設けた２素子複合ダイオード
か、あるいは第７図のように一つのパッケージ内の二つ
のトランジスタをダイオード接続して、それぞれダイオ
ードD1、D2として用いるのが効果的である。
ドD1、D2は、検波特性が同一で、かつ周囲温度が同じに
なるように出来るだけ近くに配置するのが望ましい。そ
のためには、第６図に示すように一つのパッケージ内に
二つのダイオードD1、D2を設けた２素子複合ダイオード
か、あるいは第７図のように一つのパッケージ内の二つ
のトランジスタをダイオード接続して、それぞれダイオ
ードD1、D2として用いるのが効果的である。
本発明によれば、検波用ダイオードの温度変化に影響さ
れることなく、微小入力時においても、入力された高周
波信号に比例した正しい検波出力を得ることができる効
果がある。
れることなく、微小入力時においても、入力された高周
波信号に比例した正しい検波出力を得ることができる効
果がある。
第１図は本発明の高周波検波回路の一実施例を示す回路
図、第２図〜第４図は検波ダイオードの異なる温度にお
ける時間ｔに対する検波特性であり、これらの図におい
て（イ）はV1の特性図、（ロ）はV2の特性図、（ハ）は
V3の特性図である。第５図は本発明の高周波検波回路の
他の実施例を示す回路図、第６図および第７図はそれぞ
れ検波用ダイオードの異なる構成例を示す回路図、８図
は従来のダイオード検波回路を示す回路図、第９図はダ
イオードの温度特性を示す図である。 D1・D2・D1′……検波用ダイオード １・２・１′……ダイオード検波回路 ５……差動増幅回路 ５′……加算回路
図、第２図〜第４図は検波ダイオードの異なる温度にお
ける時間ｔに対する検波特性であり、これらの図におい
て（イ）はV1の特性図、（ロ）はV2の特性図、（ハ）は
V3の特性図である。第５図は本発明の高周波検波回路の
他の実施例を示す回路図、第６図および第７図はそれぞ
れ検波用ダイオードの異なる構成例を示す回路図、８図
は従来のダイオード検波回路を示す回路図、第９図はダ
イオードの温度特性を示す図である。 D1・D2・D1′……検波用ダイオード １・２・１′……ダイオード検波回路 ５……差動増幅回路 ５′……加算回路
Claims (3)
- 【請求項１】高周波信号を検波して検波電圧を得る高周
波検波回路において、 検波ダイオード及び該検波ダイオードの順方向電圧にほ
ぼ等しいバイアス電圧を発生するバイアス電圧源を有
し、バイアス電圧源によって検波ダイオードに順方向の
バイアス電圧が与えられた直流的に同一な構成の二つの
ダイオード検波回路と、 差動増幅回路とを備え、 二つのダイオード検波回路の出力端子を差動増幅回路の
差動入力端子にそれぞれ接続するとともに、一方のダイ
オード検波回路にのみ高周波信号を入力し、差動増幅回
路の差動出力電圧を検波電圧としたことを特徴とする高
周波検波回路。 - 【請求項２】高周波信号を検波して検波電圧を得る高周
波検波回路において、 検波ダイオード及び該検波ダイオードの順方向電圧にほ
ぼ等しいバイアス電圧を発生するバイアス電圧源を有
し、バイアス電圧源によって検波ダイオードに順方向の
バイアス電圧が与えられた直流的に逆極性で絶対値が同
一の電流がそれぞれ出力される二つのダイオード検波回
路と、 加算回路とを備え、 一方のダイオード検波回路にのみ高周波信号を入力する
とともに、二つのダイオード検波回路の出力を加算回路
で加算し、該加算回路の加算出力電圧を検波電圧とした
ことを特徴とする高周波検波回路。 - 【請求項３】二つのダイオード検波回路におけるそれぞ
れの検波用ダイオードが、同一パッケージ内に設けられ
ている請求項１又は請求項２の高周波検波回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2141778A JPH07118612B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 高周波検波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2141778A JPH07118612B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 高周波検波回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0435510A JPH0435510A (ja) | 1992-02-06 |
| JPH07118612B2 true JPH07118612B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=15299953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2141778A Expired - Lifetime JPH07118612B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 高周波検波回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07118612B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5621673B2 (ja) * | 2011-03-18 | 2014-11-12 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 検波回路 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2680807B2 (ja) * | 1986-02-08 | 1997-11-19 | 日本電気株式会社 | ダイオード検波出力用増幅回路 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP2141778A patent/JPH07118612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0435510A (ja) | 1992-02-06 |
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