JPH0711807A - 低温地下タンクの建設工法 - Google Patents

低温地下タンクの建設工法

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JPH0711807A
JPH0711807A JP5156940A JP15694093A JPH0711807A JP H0711807 A JPH0711807 A JP H0711807A JP 5156940 A JP5156940 A JP 5156940A JP 15694093 A JP15694093 A JP 15694093A JP H0711807 A JPH0711807 A JP H0711807A
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JP
Japan
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construction
tank
constructed
side wall
frame
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5156940A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Kashima
秀利 鹿島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天候に左右されることなく施工可能で、工期
が短縮され、施工中、完成後において地下水に対するタ
ンクの防水性が確保される低温地下タンクの建設工法を
提供する。 【構成】 連続地中壁1、1間に、地盤8上面に内壁工
事用架構2を構築するとともに、同架構を掩覆する屋根
4を架構し、前記地盤8を掘削していくとともに、屋根
4に設けた下降装置6により吊ロッド7を介して前記架
構2を下降せしめ、屋根4の工事用開口3より所要段数
に区分された鋼殻10を搬入、溶接して円筒二重殻を形
成して内部コンクリート11を打設し、前記工程を反覆
してハイブリッド側壁を構築していくとともに、前記架
構2上の周回足場12によって側壁内面に保冷材13及
びメンブレン14を取付け、最下段の側壁を構築したの
ちタンク底版を施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低温地下タンクの建設工
法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の低温地下タンクの建設工法
を示し、図4(イ)に示す如く連続地中壁aを構築した
のち、図4(ロ)に示す如く同連続地中壁内部の地盤b
を掘削し、しかるのち順巻工法においては、図4(ハ)
に示す如く掘削部底面に底版コンクリートcを打設して
同底版上に下方より順次側壁コンクリートdを打設し、
タンクの構造躯体が完成したのち、図4(ニ)に示す如
く屋根eを建設し、図4(ホ)に示す如く、前記底版、
側壁及び屋根で囲まれたタンク内面の保冷材f及びメン
ブレンgの取付工事を行なつている。
【0003】なお逆巻工法においては、前記連続地中壁
内部の地盤bを掘削したのち、同連続地中壁aの内側に
上部より側壁コンクリートdを打設し、(図5(イ)参
照)しかるのち底版コンクリートcを打設し(図5
(ロ)参照)以下順巻工法と同様の施工を行うものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来工法において
は、RCタンクの躯体が完成した後で、屋根と躯体内壁
面の保冷材及びメンブレン工事を行うため、工期が長び
く。またRC側壁の構築の進捗に応じて保冷パネルの取
付け、及びメンブレンの取付け工事を行なおうとした場
合、コンクリートが固結して所定の強度が発現するまで
は脱型できず、並行作業が不可能となる。
【0005】更に通常の型枠やセグメントでは、コンク
リート打設時の型枠目地部から、打設コンクリートが漏
出して、保冷材及びメンブレンを毀損する。更にまたR
C側壁の場合、型枠の設置、鉄筋の組立、コンクリート
打設が一連の作業手順で、手待ち時間が多くなり、特に
鉄筋の組立に要する工期が長い。本発明は前記従来技術
の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的と
する処は、天候に左右されることなく作業が可能で施工
性が向上され、工期が短縮され、施工中、及び完成後に
おいて地下水に対するタンク躯体の防水性が確保される
低温地下タンクの建設工法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る低温地下タンクの建設工法によれば連
続地中壁を構築し、地上面にはタンクの内壁工事用架構
を構築するとともに、連続地中壁の上端間に、前記架構
を掩覆し、且つ工事用開口及び下降装置を有する屋根を
架構して、同下降装置と前記架構を連結し、前記連続地
中壁間の地盤を鋼・コンクリートハイブリッド側壁の1
段分宛掘削するとともに、前記下降装置を介して内壁工
事用架構を下降し、前記屋根の工事用開口より、予め所
要段数に区分された鋼製殻を搬入、溶接して円筒の二重
殻を形成して内部コンクリートを打設し、前記工程を反
覆して鋼・コンクリートハイブリッドタンク側壁を上部
から下部に順次構築していくとともに、前記内壁工事用
架構に装架された周回足場より前記タンク側壁内周面に
保冷材及びメンブレンを取付け、最下段の側壁まで構築
したのちタンク底版を施工するものである。
【0007】
【作用】本発明によれば前記したように、連続地中壁間
の地上面にはタンク内壁工事用架構を構築し、前記連続
地中壁の上端間には工事用開口及び下降装置を有し、且
つタンク内壁工事用架構を掩覆する屋根を架構し、タン
ク内壁工事用架構を前記屋根に設けた下降装置に連結し
て、連続地中壁間の地盤を鋼・コンクリートハイブリッ
ド側壁の1段分宛掘削して、前記屋根に設けた下降装置
を介して前記工事用架構を下降し、前記工事用開口より
予め所要段数に区分された鋼製殻を搬入、溶接して内筒
を形成、内部コンクリートを打設し、以下前記工程を反
覆することによつて、鋼・コンクリートハイブリッドタ
ンク側壁を構築するものである。このように本発明によ
れば、低温地下タンク側壁に鋼・コンクリートハイブリ
ッド構造を採用することによって、従来のRC構造の鉄
筋に代って鋼製の内外殻が有効に作用するので、鉄筋組
立工事が不要となる。
【0008】また鋼・ハイブリッド構造のタンク側壁を
構成したことによって、鋼製の内外殻がコンクリート型
枠を兼用し、型枠及びその組立、支保構組立作業が不要
となる。またタンク側壁の内外両面に鋼製の殻が存在
し、地下水に対してタンク躯体は完全に防水されるの
で、躯体コンクリートへの水の供給がなく、同コンクリ
ートの凍結、融解の問題がなくなる。このように地下水
に対する防水性が完全であるため、従来、打継目の止水
性の点において不安があった側壁の逆巻工法が可能にな
る。
【0009】またハイブリッド構造の鋼製内・外殻はそ
れ自体で自立する構造であるので、内部の打設コンクリ
ートの固結程度に関係なく、内殻表面に対する保冷材及
びメンブレンの取り付けが可能となる。更に本発明によ
れば、内壁工事用架構は、前記屋根に配設された下降装
置を介して掘削部を下降され、同架構に装架された周回
足場を介して、保冷材及びメンブレンの取付が可能とな
る。
【0010】而して前記連続地中壁の上端間に予め屋根
が装架されているので、掘削、側壁構築、コンクリート
打設、保冷材及びメンブレンの取付作業が天気の影響を
受けることなく行なわれる。更にまた本発明によれば、
タンク側壁の構築に応じて、内面の保冷、メンブレン工
事が進捗するので、タンク側壁の完成時に、内面工事も
同時に終了する。
【0011】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。連続地中壁1を構築し(図1(イ)参照)、地上面
で内壁工事用架構2を組立て、連続地中壁1の上端部間
に同架構2を掩覆し、且つ工事用開口を3を具えた屋根
4を架設する(図1(ロ)参照)。図中5は屋根支保構
である。
【0012】前記屋根4に設けられた下降装置6と前記
内壁工事用架構2とを吊ロッド7を介して連結し、前記
連続地中壁1に囲まれた地盤8を後述の鋼・コンクリー
トハイブリッド側壁9の1ロット分まで掘削完了後、所
定位置まで内壁工事用架構2を下降装置6を介して下降
させ、屋根4における工事用開口3から前記ハイブリッ
ド側壁9の鋼殻10を搬入、取付け、溶接して円筒の二
重殻を構成し内部にコンクリート11を打設し、上部ロ
ットのコンクリート打設中も掘削は連続して行ない、打
設完了後、次のロット分だけ内壁工事用架構2を下降
し、同内壁工事用架構2の上面外周部に設けた周回足場
12を用いて、コンクリート打設が完了した側壁の鋼殻
内周面に保冷材13及びメンブレン14を取付ける。
(図1(ハ)及び図2参照) なお図2において15は周回足場12の走行レール、1
6は鋼殻横接装置、17は同装置16のレールである。
【0013】図3は前記ハイブリッド側壁の詳細を示
し、18は内外鋼殻10、10間に配設されたスチフ
ナ、19は仕切板である。以上の工程を反覆して前記側
壁9を上方から下方に順次構築していって、同側壁9の
最下段まで構築したら底版20を構築する。(図1
(ニ)参照) 前記底版20の完成後、同底版20上で内壁工事用架構
2を解体して(図1(ホ)参照)前記側壁最下部及び底
版20上に底部の保冷材13及びメンブレン14の取付
工事を行って全工程を完了する。(図1(ヘ)参照)
【0014】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、連続地
中壁間の地上面にはタンクの内壁工事用架構を構築する
とともに、連続地中壁の上端部間に同架構を掩覆し、且
つ工事用開口及び下降装置を有する屋根を構築し、前記
連続地中壁間の地盤を鋼・コンクリートハイブリッド側
壁の1段分宛掘削するとともに、前記下降装置を介して
同装置に連結されたタンク内壁工事用架構を下降し、前
記屋根の工事用開口より予め所要段数に区分された鋼製
殻を搬入、溶接して円筒状に二重殻を形成して内部コン
クリートを打設することによって、低温地下タンクの鋼
・コンクリートハイブリッド側壁を上部より下部に亘っ
て順次構築していくものであり、タンク側壁を効率よく
構築しうるものである。また前記内壁工事用架構に装架
された周回足場より、前記タンク側壁内周面に保冷材及
びメンブレンを取付けることによって、同保冷材及びメ
ンブレンがタンク側壁と平行して工事可能となるため、
大幅な工期の短縮可能となる。
【0015】更に前記ハイブリッド構造側壁は内外両面
に液密な鋼殻を有するので工事中、及び工事完成後にお
ける地下水に対する躯体の防水性が完全に確保される。
更にまた前記工事は屋根で覆われた作業空間で行われる
ので天候に関係なく施工され、工程の短縮に役立つもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)及び(ヘ)は
本発明に係る低温地下タンクの建設工法の一実施例の工
程を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施状況を示す拡大断面図である。
【図3】タンク側壁部の部分斜視図である。
【図4】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)及び(ホ)は順巻工
法を採用した場合の従来工法の工程を示す縦断面図であ
る。
【図5】(イ)(ロ)は逆巻工法を採用した場合の従来
のタンク側壁の施工工程を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 連続地中壁 2 内壁工事用架構 3 工事用開口 4 屋根 5 屋根支保構 6 下降装置 7 吊ロッド 8 地盤 9 鋼・コンクリートハイブリッド側壁 10 鋼殻 11 コンクリート 12 周回足場 13 保冷材 14 メンブレン 15 走行レール 16 鋼殻横持装置 17 レール 18 スチフナー 19 仕切板 20 底版

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続地中壁を構築し、地上面にはタンク
    の内壁工事用架構を構築するとともに、連続地中壁の上
    端間に、前記架構を掩覆し、且つ工事用開口及び下降装
    置を有する屋根を架構して、同下降装置と前記架構を連
    結し、前記連続地中壁間の地盤を鋼・コンクリートハイ
    ブリッド側壁の1段分宛掘削するとともに、前記下降装
    置を介して内壁工事用架構を下降し、前記屋根の工事用
    開口より、予め所要段数に区分された鋼製殻を搬入、溶
    接して円筒の二重殻を形成して内部コンクリートを打設
    し、前記工程を反覆して鋼・コンクリートハイブリッド
    タンク側壁を上部から下部に順次構築していくととも
    に、前記内壁工事用架構に装架された周回足場より前記
    タンク側壁内周面に保冷材及びメンブレンを取付け、最
    下段の側壁まで構築したのちタンク底版を施工すること
    を特徴とする低温地下タンクの建設工法。
JP5156940A 1993-06-28 1993-06-28 低温地下タンクの建設工法 Withdrawn JPH0711807A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224457A (ja) * 2014-09-11 2014-12-04 大成建設株式会社 地下構造物および地下構造物の構築方法
CN109763682A (zh) * 2019-03-06 2019-05-17 问建建 一种地下冷库结构及其施工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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