JP6075004B2 - 地上式低温タンクの施工方法 - Google Patents

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本発明は、地上式低温タンクの施工方法に関する。
従来、地上式低温タンクを施工するには、例えばジャンプフォーム工法によって側壁部(円筒壁)のコンクリート打設を行い、次いで、コンクリート打設と同時並行でタンク内に組立てておいた鋼製屋根を、エアライジング工法(Air Raising工法)によって空気圧で浮上させる。そして、鋼製屋根を所定高さに到達させた後、この鋼製屋根を側壁部に埋め込んだ埋め込み金物に溶接することにより、鋼製屋根を側壁部に固定する。
ところが、このような施工方法では、土木側の作業であるコンクリート打設を行って側壁部を完成させた後、鋼製屋根を上げて該鋼製屋根を側壁部の最上部に固定するので、工程上、タンクの施工期間が長くなるといった課題がある。
そこで、このような課題を解消する施工方法として、ジャンプフォーム工法に代えて技術としては汎用化されているスリップフォーム工法を行うとともに、このスリップフォーム工法による側壁部の施工時に、鋼製屋根を側壁部の施工に用いるスリップフォーム装置と一緒にジャッキアップし、屋根上げする施工方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)
特許第3412505号公報
ところで、低温タンクの施工では底版部などの保冷処理が必須となるが、このような保冷処理では処理部が雨水に濡れるとその保冷性能が低下するおそれがあり、そのため保冷処理部は雨水で濡らしてはいけないという制約がある。したがって、従来では最終的に側壁部上に屋根が取り付けられて屋根が完成した後に、底版部などの保冷処理を行っているが、そのため保冷処理の施工開始が遅くなり、結果的に施工期間が長くなっている。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、施工期間の短縮を可能にした地上式低温タンクの施工方法を提供することにある。
本発明の地上式低温タンクの施工方法は、側壁部と屋根部と底版部とを有する地上式低温タンクの施工方法であって、
前記屋根部を形成する屋根部形成工程と、
対向して配置される一対の型枠をリフトアップしながら前記型枠間に連続的にコンクリートを打設していくことで前記側壁部を構築するとともに、前記屋根部形成工程で形成した屋根部を、前記型枠に設けた支持部で支持しつつリフトアップするスリップフォーム工程と、
前記型枠に囲まれた前記底版部の保冷処理を行う保冷処理工程と、を備え、
前記保冷処理工程を、前記スリップフォーム工程と並行して該スリップフォーム工程中に行うことを特徴とする。
また、この地上式低温タンクの施工方法において、前記保冷処理工程では、アニュラー部の保冷処理とその施工を行うことが好ましい。
また、この地上式低温タンクの施工方法において、前記低温タンクは内槽とこれを覆う外槽の二重殻構造であって、前記側壁部は前記外槽の側壁であり、前記アニュラー部の保冷処理とその施工の後、該アニュラー部上に前記内槽の側壁を施工する内槽形成工程を備えることが好ましい。
また、この地上式低温タンクの施工方法において、前記屋根部に、その外周部の上面側に雨水を溜める堰止め部を設けるとともに、該堰止め部に溜まった雨水を前記側壁部の外方に排出する排出管を設けることが好ましい。
本発明の地上式低温タンクの施工方法によれば、保冷処理工程を、スリップフォーム工程と並行して該スリップフォーム工程中に行うようにしたので、最終的に側壁部上に屋根部が取り付けられて屋根が完成する前に保冷処理の施工を開始することができ、したがって施工期間を短縮することができる。
本発明の施工方法によって得られる地上式低温タンクの一例の、概略構成を示す側断面図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。 本発明に係る地上式低温タンクの施工方法の一実施形態の工程説明図である。
以下、図面を参照して本発明の地上式低温タンクの施工方法を詳しく説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
まず、本発明の施工方法によって得られる地上式低温タンクの一例について、図1を参照して説明する。図1中符号1は地上式低温タンク(以下、低温タンクと記す。)である。
この低温タンク1は、グランド2上に設けられたもので、低温液化ガス(LNG等)Lを貯蔵する金属製(例えば鉄製)の内槽3と、この内槽3を覆う外槽4とを備えて構成された二重殻構造のものである。すなわち、グランド2上にコンクリート製の基礎床版5が据え付けられ、該基礎床版5上に、底版4aと側壁板4bと屋根板4cとを有する外槽4が設置され、さらに、該外槽4内の底版4a上に、底版部3aと側壁部3bとからなる内槽3が、底部保冷層6を介して設置されている。外槽4の底版4a、側壁板4b、屋根板4cは、鋼製の薄板によって形成されている。そして、側壁板4bを覆ってコンクリート製の側壁部(図示せず)が形成され、これによって側壁が形成されている。また、屋根板4cを覆ってコンクリート製の屋根部(図示せず)が形成され、これによって屋根が形成されている。なお、図2以降では、側壁板4bを覆うコンクリート製の側壁部を符号4bで示す。また、屋根板4cだけでなく、これを覆うコンクリート製の屋根部についても、符号4cで示すことがある。また、図1の地上式低温タンクは基礎底版が浮いている、通称浮き基礎構造となっているが、基礎底版と地表面との間に隙間がないタイプもあり、いずれのタイプにも本発明の施工方法を適用することができる。
なお、内槽3には、その上部開口を覆って蓋材7が設けられており、この蓋材7は、内槽3の屋根部となっている。さらに蓋材7の上には、軽量な保冷材としてグラスウール8が敷設されている。
内槽3の側壁部3bと外槽4の側壁部4bとの間には、例えば1m程度の隙間が形成されており、この隙間には、保冷材として粒状のパーライト9が充填されている。
次に、このような構成からなる低温タンク1の施工方法に基づき、本発明の地上式低温タンクの施工方法の一実施形態を説明する。
まず、図2に示すようにグランド2上に基礎床版5を形成し、続いて、この基礎床版5上の所定位置に一対の型枠11を所定の間隔で配置する。
そして、一対の型枠11、11のそれぞれの外側を、本発明における支持部となるヨーク12で挟み込み、保持する。ヨーク12は、型枠11、11のそれぞれの外側に配置されて型枠11、11を保持する一対の縦板部12a、12aと、これら縦板部12a、12aの上端部間に掛け渡された横板部12bと、を備えて構成されている。なお、このようなヨーク12は、型枠11、11の長さ方向(周方向)に所定間隔で複数設置する。これらヨーク12には、その横板部12bにジャッキ13を取り付けておく。
ジャッキ13は、型枠11、11間に立てたポール14に対して上昇可能に取り付けておき、これによって該ジャッキ13でヨーク12を引き上げることができるようにしておく。すなわち、ヨーク12を上昇可能に構成しておくとともに、このヨーク12に保持された型枠11、11も同時に上昇可能にしておく。
また、基礎床版5上には足場15を組み立てておき、この足場15を型枠11に固定しておく。したがって、ヨーク12及び型枠11、11の上昇とともに、足場15も上昇するようになっている。そして、型枠11、11間にコンクリートを打設し、このコンクリート中に前記ポール14を埋め込むことにより、ポール14を自立させる。なお、内側の型枠11の内面(他方の型枠に対向する面)上には、底版溶接用の埋め込み金具(図示せず)を配置しておき、側壁部4bの形成後、側壁部4b内面の所定箇所を必要に応じてはつって露出させることができるようにしておく。
次に、図3に示すようにヨーク12の横板部12bの内側、すなわち形成する低温タンク1の内側となる側にトロリービーム17aを固定する。また、横板部12bの内側端には、該横板部12bの内方に張り出した状態で仮設サポート16をボルト止めで取り付け、その後、この仮設サポート16上にトロリービーム17bを搭載する。トロリービーム17a、17bは、レベルを出した後に隣り合うトロリービーム17a(17b)同士を溶接する。また、横板部12bや仮設サポート16に対してはボルトによって固定する。
また、このような型枠11の組み立てとは別に、基礎床版5上では、外槽4の屋根部4cを形成しておく(屋根部形成工程)。なお、屋根部4cの形成に際しては、図4に示すようにその中央部の荷重をセンターサポート18で受けるとともに、外周側の荷重を中間サポート19で受けておく。また、この段階では屋根部4は完成しておらず、複数の屋根ブロック(図示せず)が互いに固定されることなく、仮止めされた状態で配置されている。
また、このような屋根部4cには、図5に示すようにその外周端部に予めブロック化してコンプレッションリング20を取り付けておく。そして、型枠11、11の長さ方向(周方向)にて隣り合うヨーク12、12間にサポート(図示せず)を設置し、このサポートに屋根部4cを保持させる。また、コンプレッションリング20の内側にはH鋼21を取り付けておき、これによって倒れ込みを防止しておく。さらに、コンプレッションリング20の外側には横板部12b上にストッパー22を取り付けておき、これによって前記サポート上での位置ずれを防止しておく。
次いで、屋根部4cについて屋根ブロック同士を互いに組み立てて固定する。続いて、図6に示すように横板部12b上のトロリービーム17a及び仮設サポート16上のトロリービーム17bと、屋根部4cとを接続部材23によって接続する。これにより、型枠11への支持部による屋根部4cの取り付け、固定を完了する。
型枠11への支持部を介する屋根部4cの固定が完了したら、図7に示すように屋根部4cの荷重を支えていたセンターサポート18、中間サポート19を撤去する。
次いで、図8に示すように型枠11、11間に連続的にコンクリートを打設していくことで側壁部4bを構築するとともに、屋根部4cを、型枠11、11に設けたヨーク12等の支持部で支持しつつ、リフトアップする(スリップフォーム工程)。すなわち、型枠11、11間に打設したコンクリートが自立できる程度の強度になったら、ジャッキ13によって順次ヨーク12を引き上げることにより、該ヨーク12を介して型枠11、11を引き上げると同時に、屋根部4cも引き上げる。
また、図7に示したようにセンターサポート18、中間サポート19を撤去した後、屋根部4cの下方においては、スリップフォーム工程による型枠11、11及び屋根部4cの引き上げ(ジャッキアップ)に並行して、基礎床版5上に外槽4の底版部4aについての保冷処理(保冷処理工程)を開始する。また、サスペンデッドデッキ24を組み立て、屋根部4cから吊り下げておく。
ここで、屋根部4cには、図6中二点鎖線で示すようにその外周部の上面側(例えばコンプレッションリング20上)に、雨水を溜める堰止め部25を設けておく。堰止め部25は、屋根部4cの外周部全周に筒状(環状)に設けられ板状のもので、屋根部4cの傾斜に沿って外周部に流れ落ちてきた雨水を堰止め、溜めておくようになっている。また、堰止め部25には、溜まった雨水を排出するための排出管26を接続しておく。
すなわち、堰止め部25に貫通孔(図示せず)を形成しておき、この貫通孔に連通させて排出管26の一端を取り付ける。また、この排出管26の他端側は、側壁部4bの外方(型枠11、11の外方)に位置させておく。その際、屋根部4cを型枠11上に支持しているため、排出管26は当然側壁部4bの上に配置される。したがって、側壁部4bの上に排出管26を通し、その他端側を側壁部4bの外方に容易に配置することができる。これにより、屋根部4c上に降った雨を堰止め部25で堰き止めて溜め、さらに溜めた雨水を排出管26によって側壁部4bの外方に排出することができる。したがって、側壁部4bに囲まれた内部、すなわち型枠11に囲まれた基礎床版5上は、屋根部4cで覆われていることにより、雨で濡れることが確実に防止される。
また、基礎床版5上の底版部4aについての保冷処理としては、図7に示したアニュラー部27の保冷処理とその施工を行う。このアニュラー部27は、図1に示した内槽3の側壁部3bが施工される箇所である。このアニュラー部27を施工するには、まず、図9に示すように基礎床版5上にブロック状のパーライトコンクリート28を敷き詰め、次いでその上に鉄筋コンクリートからなるリングコンクリート29を打設し、その後、リングコンクリート29上にニッケル鋼からなるアニュラープレート30を敷設する。
パーライトコンクリート28は保冷材であるパーライトを含有したものであり、良好な保冷性能を有する。したがって、このようなパーライトコンクリート28を敷き詰めることにより、アニュラー部27の保冷処理を行うことができる。なお、パーライトコンクリート28に代えて例えばブロック状の泡ガラスを敷き詰めることにより、アニュラー部27の保冷処理を行ってもよい。泡ガラスもパーライトコンクリート28と同等の保冷性能を有する。
このようにしてアニュラー部27を施工したら、続いて、このアニュラー部27の外周部上に内槽3の側壁部3bを形成する(内槽形成工程)。
一方、スリップフォーム工程において型枠11、11及び屋根部4cを最頂部まで引き上げ、その後、図10に示すように型枠11、11内にコンクリートを打設したら、この打設したコンクリート内にH鋼31を埋設する。そして、コンクリート強度が発現したら、H鋼31に屋根部4cを固定する。例えば、屋根部4cの外周端部にH鋼等の固定部材(図示せず)を溶接やボルト止めによって固定しておき、この固定部材をH鋼31に溶接することなどにより、H鋼31に屋根部4cを固定する。
次いで、H鋼31と屋根部4cとの固定部(溶接部)を覆ってコンクリート(図示せず)を打設し、硬化させる。これにより、図1に示した外槽4の側壁部4bと屋根部4cとの間(つなぎ目)をコンクリートで形成し、側壁部4b上に屋根部4cを固定することができる。
次いで、型枠11、11からヨーク12、足場15を撤去するとともに、型枠11、11も側壁部4bから撤去する。また、屋根部4cの外周部上に設けた堰止め部25及び排出管26も取り外す。
このようにして、側壁部4bから型枠11、ヨーク12、足場15を撤去することにより、側壁部4bを形成するとともに、該側壁部4bと屋根部4cとの接続を完了する。
その後、前記のアニュラー部27上への内槽3の側壁部3bを完成させる(内槽形成工程)とともに、該側壁部3b内の内槽3の底版部3aの施工(保冷処理を含む)や、外槽4の側壁部4bの内面の保冷処理などを行う。そして、内槽3に蓋材7を設けるとともにグラスウール8を敷設し、また、内槽3の側壁部3bと外槽4の側壁部4bとの間にパーライト9を充填することなどにより、図1に示した低温タンク1を完成させる。
このような低温タンク1の施工方法によれば、外槽4の底版部4a、すなわち基礎床版5上の底版部4aについての保冷処理工程を、スリップフォーム工程と並行して少なくとも該保冷処理工程の一部を該スリップフォーム工程中に行うようにしたので、最終的に側壁部4b上に屋根部4cが取り付けられて屋根が完成する前に保冷処理の施工を開始することができる。したがって、施工期間を短縮することができる。
また、保冷処理工程では、アニュラー部27の保冷処理とその施工を行うようにしたので、その後に施工する内槽3の側壁部(側壁)3bの施工開始を早めることができ、したがって低温タンク1の施工期間を短縮することができる。
また、屋根部4cに、その外周部の上面側に雨水を溜める堰止め部25を設けるとともに、該堰止め部25に溜まった雨水を側壁部4bの外方に排出する排出管26を設けているので、側壁部4bに囲まれた内部、すなわち型枠11に囲まれた基礎床版5上を、屋根部4cで覆うことによって雨で濡れるのを確実に防止することができる。したがって、基礎床版5上の保冷処理を支障無く行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、型枠11、11に対する屋根部4bの支持、すなわち支持部の構成については、前記のヨーク12を主とする構成に限定されることなく、任意の構成を採用することができる。
また、スリップフォーム工程において型枠11、11及び屋根部4cを最頂部まで引き上げた後、屋根部4cを側壁部4bに固定する方法としては、図10に示したH鋼31を用いる方法に代えて、例えば埋め込み金物を用いる方法など、種々の方法を採用することができる。
1…低温タンク(地上式低温タンク)、3…内槽、3b…側壁部、4…外槽、4a…底版、4b…側壁板(側壁部)、4c…屋根板(屋根部)、5…基礎床版、11…型枠、12…ヨーク(支持部)、25…堰止め部、26…排出管、27…アニュラー部

Claims (4)

  1. 側壁部と屋根部と底版部とを有する地上式低温タンクの施工方法であって、
    前記屋根部を形成する屋根部形成工程と、
    対向して配置される一対の型枠をリフトアップしながら前記型枠間に連続的にコンクリートを打設していくことで前記側壁部を構築するとともに、前記屋根部形成工程で形成した屋根部を、当該屋根部の外周にリング部材を取り付け、当該リング部材の内側と外側とを前記型枠に設けた支持部で挟持しつつリフトアップするスリップフォーム工程と、
    前記型枠に囲まれた前記底版部の保冷処理を行う保冷処理工程と、を備え、
    前記保冷処理工程を、前記スリップフォーム工程と並行して該スリップフォーム工程中に行うことを特徴とする地上式低温タンクの施工方法。
  2. 前記保冷処理工程では、アニュラー部の保冷処理とその施工を行うことを特徴とする請求項1記載の地上式低温タンクの施工方法。
  3. 前記低温タンクは内槽とこれを覆う外槽の二重殻構造であって、前記側壁部は前記外槽の側壁であり、
    前記アニュラー部の保冷処理とその施工の後、該アニュラー部上に前記内槽の側壁を施工する内槽形成工程を備えることを特徴とする請求項2記載の地上式低温タンクの施工方法。
  4. 前記屋根部に、その外周部の上面側に雨水を溜める堰止め部を設けるとともに、該堰止め部に溜まった雨水を前記側壁部の外方に排出する排出管を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の地上式低温タンクの施工方法。
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