JPH07117984B2 - 光学式文字読取装置 - Google Patents

光学式文字読取装置

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JPH07117984B2
JPH07117984B2 JP60269670A JP26967085A JPH07117984B2 JP H07117984 B2 JPH07117984 B2 JP H07117984B2 JP 60269670 A JP60269670 A JP 60269670A JP 26967085 A JP26967085 A JP 26967085A JP H07117984 B2 JPH07117984 B2 JP H07117984B2
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直樹 大田
正明 静野
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、郵便番号読取区分機において、搬送される
郵便物からその上に記載されている郵便番号を読取る光
学式文字読取装置に関する。
[発明の技術的背景その問題点] 従来の郵便番号自動読取区分機においては、読取視野に
ある読取情報(宛名情報)のうち、郵便番号だと思われ
る1つのブロックだけを検出し読取り、この読取りの
後、認識を行っている。つまり、郵便番号を認識する前
に、各ブロックの位置、大きさ、配列等により、郵便番
号と思われるブロックを1つに決めている。
ところで、近年、郵便輸送体系の改善が全国一斉に行わ
れた。これにより、差立地における区分(差立区分)を
簡略化し、細区分を到着地の区分(到着区分)に移行さ
せて作業量を標準化することにより、郵便物送達のスピ
ードアップを図っている。この結果、区分作業のうち、
到着区分が半分以上となった。
ところが、このような到着区分における到着郵便物とし
ては、手書きと印刷活字の郵便番号が混在し、しかも宛
名住所の記載方式が多種多様に異なっている。
このため、上記のような従来の郵便番号自動読取区分機
で、上記到着郵便物の郵便番号を読取ろうとした場合、
つまり郵便番号だと思われる複数のブロックが存在する
場合であってもその1つだけを郵便番号のブロックと決
定している。したがって、その決定したブロックが誤っ
ていた場合、郵便番号が読取れないという問題があっ
た。
[発明の目的] この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、郵便物上の郵便番号を光学的に読取
り、この郵便番号に応じて上記郵便物を区分するものに
おいて、郵便番号枠内に郵便番号候補に該当するものが
記載されていない場合に迅速に郵便番号を決定できる光
学式文字読取装置を提供することにある。
[発明の概要] この発明は上記目的を達成するために、郵便物上の郵便
番号を光学的に読取り、この郵便番号に応じて上記郵便
物を区分するものにおいて、光が照射された上記郵便物
からの反射光を受光する第1のセンサからなる窓検知部
で、上記郵便物の予め定められた視野範囲を走査してこ
の郵便物の窓を検知し、この窓の領域情報としての座標
を宛名検出部に出力し、光が照射された前記郵便物から
の反射光を受光する第2のセンサからなる印刷活字読取
部で、上記窓検知部によって走査された上記郵便物の全
面を細かく走査してこの郵便物のパターン信号及び濃淡
情報を得て宛名検出部に出力し、光が照射された前記郵
便物からの反射光を受光する第3のセンサからなる手書
読取部で、上記郵便物の郵便番号が記載されるべき予め
定められた朱枠の領域を細かく走査してこの位置におけ
るパターン信号を得、枠内文字検出切出部に出力し、上
記印刷活字読取部から受け取った上記濃淡情報よりラベ
ル範囲を宛名検出部で検知し、ラベルの領域情報及び前
記窓検知部から受け取った領域情報に基づいて、宛名検
出部で郵便番号を文字記号検出切出部に出力し、この宛
名検出部から受け取った郵便番号を文字記号検出切出部
で切出し、上記手書読取部から受け取った郵便番号を枠
内文字検出切出部で切出し、上記宛名検出部及び前記手
書読取部で複数の郵便番号のブロックが検出された場合
は、優先度の高い順に、朱枠、窓・ラベル、その他のブ
ロックの優先順位で郵便番号を決定するようにしたもの
である。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第3図(a)〜(h)および第4図(a)〜(c)はこ
の発明に係わる被読取物たとえば郵便物Pの記載(印
字)例を示すとともに、搬送例を示すものである。すな
わち、第3図(a)、(d)は、郵便物Pのセロファン
の窓A内に宛名が記載されている例であり、同図
(b)、(e)は、郵便物Pに張付けられたラベルB内
に宛名が記載されている例であり、同図(c)、(f)
は、郵便物Pの宛名囲い枠C内に宛名が記載されている
例であり、同図(g)(h)は、郵便物Pに宛名の他に
文面が記載されている例である。上記第3図(a)〜
(c)と同図(d)〜(f)とはその搬送方向が逆にな
っている。また、第4図(a)は、郵便物Pの朱枠D内
に郵便番号が記載されている例であり、同図(b)は、
郵便物Pの枠が存在するのと同じ位置に郵便番号だけが
記載されている例であり、同図(c)は、郵便物Pの黒
枠または青枠Eに郵便番号が記載されている例である。
そして、上記各郵便物Pは図示矢印a方向に搬送される
ようになっている。
第1図は、上記第2図に示すような到着郵便物の区分を
行う郵便番号自動読取区分機に用いられる光学式文字読
取装置を概略的に示すもので、上記した種々の位置に郵
便番号が記載された郵便物Pの読取りを行うものであ
る。すなわち、11は窓検知部で、矢印a方向に搬送され
る郵便物Pの搬送路に沿って設けられている。この窓検
知部11は、郵便物P上のあらかじめ定められた視野範囲
b(第2図参照)を光学的に走査して光電変換すること
によりパターン信号を得、このパターン信号からパラフ
ィン等で形成された窓Aを検知し、その窓Aに対応する
座標を後述する宛名検出部14に出力するものであり、た
とえば郵便物P上に光を照射する光源、およびその反射
光を受けて電気信号に変換する自己走査形のCCDイメー
ジセンサ、このCCDイメージセンサから供給されるパタ
ーン信号により窓Aの範囲を検知し、この窓Aの範囲に
対応した座標値を出力する座標出力回路などによって構
成されている。
12は印刷活字読取部で、郵便物Pの搬送路に沿って窓検
知部11の後方に設けられている。この印刷活字読取部12
は、郵便物P上の全面c(第2図参照)を光学的に細か
く走査して光電変換することによりパターン信号つまり
白黒2値画像と濃淡画像とを得るものであり、たとえば
郵便物P上に光を照射する光源、およびその反射光を受
けて電気信号に変換する自己走査形のCCDイメージセン
サなどによって構成される。14は宛名検出部で、印刷活
字読取部12からのパターン信号、印刷活字読取部12の濃
淡画像によって規定されるラベルの範囲内からのパター
ン信号により、たとえばマスクが作成され、そのマスク
ごとをブロック化し、このブロックパターンから郵便番
号記載領域(宛名記載領域)を複数(2つ)抽出すると
ともに、それらの郵便番号記載領域の方向および窓A内
かラベルB内かも指定して出力するものである。すなわ
ち、たとえば第5図(a)に示すような、郵便物Pにお
いて、その窓A内のブロックパターンから領域1と領域
2がそれぞれ郵便番号記載領域として抽出され、領域1
を長手モード(郵便物Pの搬送方向に沿って文字が正し
く書かれているものとして扱うモード)とし、領域2を
長手逆モード(郵便物Pの搬送方向に沿って文字が逆向
きに書かれているものとして扱うモード)とするように
なっている。
13は手書読取部で、郵便物Pの搬送路に沿って印刷活字
読取部13の後方に設けられている。この手書読取部13
は、郵便物P上つまり官製葉書または封書等に印刷され
ている朱枠(あるいは黒枠、青枠)の領域d(第2図参
照)に書かれている画像を光学的に細かく走査して光電
変換することによりパターン信号つまり白黒2値画像を
得るものであり、たとえば郵便物P上に光を照射する光
源、およびその反射光を受けて電気信号に変換する自己
走査形のCCDイメージセンサなどによって構成される。
15は文字記号検出切出部で、宛名検出部14からの郵便番
号記載領域ごとのパターン信号と方向の指定により、こ
の指定された方向にあわせて郵便番号記載領域の文字パ
ターンの検出切出しを行うものである。すなわち、たと
えば第5図(a)に示すように、長手モードの領域1の
パターン信号に対しては図の左側から1文字ずつの検出
切出しを行い、長手逆モードの領域2のパターン信号に
対しては図の右側から1文字ずつの検出切出しを行うよ
うになっている。これにより、領域1に対しては「210
川崎市幸区柳町70」という文字パターンが1文字ずつ検
出切出しされ、領域2に対しては という文字パターンが1文字ずつ検出切出しされるよう
になっている。
16は枠内文字検出切出部で、手書読取部13からのパター
ン信号により、朱枠(あるいは黒枠、青枠)内の1文字
ずつの文字パターンの検出切出しを行うものである。17
は前処理部で、前記文字記号検出切出部15および枠内文
字検出切出部16から供給されるつまり検出切出された文
字パターンを正規化し、ガウスサンプリングするもので
ある。18は認識部で、文字検出切出部15および枠内文字
検出切出部16から前処理部17を介して供給される複数の
郵便番号候補の文字パターンを、たとえば辞書19内の手
書数字、印活数字、「ご住所」、「郵便番号」、「宛
和」、「おところ」、「〒」、「都」、「道」、
「府」、「県」、区」、「市」、「町」、「村」、
「郡」、「様」、「殿」、「御中」に対する基準パター
ンからなる複数類似度辞書とのマッチング法(複合類似
度法)、および外郭特徴辞書によって文字のカテゴリー
を決定するものである。これにより、決定されるカテゴ
リーは、手書数字、活字数字、カタカナ、漢
字、通常郵便番号の前に見られる「後住所」、「おと
ころ」、「〒」等の一部、通常住所の中によく出現す
る漢字に区別される。また、認識部18は、区別された結
果により、抽出された郵便番号候補内の各ブロックがど
のカテゴリーに属しているかを判断することにより、郵
便番号のブロックを決定し、そのブロック内の数字の認
識結果を郵便番号として出力するものである。すなわ
ち、ブロックが数字のカテゴリーに属しているのか、ブ
ロックが数字カテゴリーなら構成文字は郵便番号の文字
数として適当か、のカテゴリーはないか、のカテゴ
リーに属する文字があればその文字を含むブロックが住
所であるから、近くのブロックに数字のカテゴリーのブ
ロックはないかによって、郵便番号のブロックを決定し
ている。たとえば、第5図に示すように、領域1のブロ
ックデータとして「〒210」と「川崎市幸区柳町70」と
いう文字パターンが供給された場合、「〒210」のブロ
ックに、数字のカテゴリーに属し、のカテゴリーがあ
り、「川崎市幸区柳町70」に、のカテゴリーに属する
文字があり、住所であると判断し、「〒210」を郵便番
号のブロックと決定するようになっている。さらに、上
記認識部18は、第6図(a)(b)に示すように、上記
郵便番号のブロックが複数あった場合、朱枠(あるいは
黒枠、青枠)に対応するブロック、窓A、ラベルBに対
応するブロック、その他のブロックという順序の優先順
位で、郵便番号のブロックを決定するものである。
20は答編集部で、認識部18から供給される郵便番号に対
応する区分指定データ(ポケット番号)を区分指定テー
ブルから読出して、図示しない区分制御部に出力するも
のである。
なお、上記各部は、マイクロプログラム制御方式の処理
回路により実現されており、各部はシリーズに連続処理
できるように、パイプライン状に接続されている。
次に、このような構成において動作を説明する。たとえ
ば今、第6図(a)に示す郵便物Pが矢印a方向に搬送
され、窓検知部11に到達する。すると、この窓検知部11
はその郵便物P上の視野範囲bを光学的に走査して光電
変換し、そのパターン信号により窓Aを検知する。この
場合、窓Aが検知されないため、宛名検出部14へ信号を
出力しない。そして、郵便物Pが印刷活字読取部12に到
達すると、この印刷活字読取部12はその郵便物P上の視
野範囲c(全面)を光学的に細かく走査して光電変換
し、そのパターン信号を宛名検出部14に出力する。これ
により、宛名検出部14は印刷活字読取部12からのパター
ン信号により、マスクが作成され、そのマスクごとをブ
ロック化し、このブロックパターンから複数の郵便番号
記載領域(宛名記載領域)、つまり領域2、領域3の2
つを抽出し、この抽出した領域2、3のパターン信号と
それらが長手モードであることを文字記号検出切出部15
に出力する。これにより、文字記号検出切出部15は、宛
名検出部14からの領域2、3ごとのパターン信号と方向
の指定により、この指定された方向にあわせて1文字ず
つの文字パターンの検出切出しを行い、前処理部17に出
力する。すなわち、領域2に対しては「川崎市幸区柳町
70」という文字パターンが1文字ずつ検出切出しされ、
領域3に対しては「100」という文字パターンが1文字
ずつ検出切出しされる。
また、郵便物Pが手書読取部13に到達すると、この手書
読取部13はその郵便物P上の視野範囲dを光学的に走査
して光電変換し、そのパターン信号を枠内文字検出切出
部16に出力する。これにより、枠内文字検出切出部16は
手書読取部13からのパターン信号により、朱枠(あるい
は黒枠、青枠)を含む領域1内の1文字ずつの文字パタ
ーンの検出切出しを行い、前処理部17に出力する。すな
わち、領域1に対しては という文字パターンが1文字ずつ検出切出しされる。
そして、文字記号検出切出部15および枠内文字検出切出
部16で検出切出しされた1文字ずつの文字パターンは前
処理部17で正規化され、ガウスサンプリングされて認識
部18に供給される。すると、認識部18は前処理部17から
供給される複数の郵便番号候補の文字パターンを、たと
えば辞書19内の手書数字、印活数字、「ご住所」、「郵
便番号」、「宛名」、「おところ」、「〒」、「都」、
「道」、「府」、「県」、「区」、「市」、「町」、
「村」、「郡」、「様」、「殿」、「御中」に対する基
準パターンからなる複合類似度辞書とのマッチング法
(複合類似度法)、および外郭特徴辞書によって文字の
カテゴリーを決定する。すなわち、領域1、3に対する
ブロックのカテゴリーは手書数字と判断し、領域2に対
するブロックのカテゴリーは漢字と判断する。また、上
記認識部18は、上記朱枠(あるいは黒枠、青枠)に対応
するブロックが数字のカテゴリーの場合、他のブロック
よりも優先度が高いため、領域1のブロックを郵便番号
のブロックと決定し、そのブロック内の数字の認識結果
を郵便番号として答編集部20へ出力する。
これにより、答編集部20は供給される郵便番号に対応す
る区分指定データ(ポケット番号)を区分指定テーブル
(図示しない)から読出して、図示しない区分制御部に
出力する。
次に、第6図(b)に示す郵便物Pが矢印a方向に搬送
され、窓検知部11に到達する。すると、この窓検知部11
はその郵便物P上の視野範囲bを光学的に走査して光電
変換し、そのパターン信号により窓Aを検知する。この
場合、窓Aが検知され、その窓Aの座標が宛名検出部14
へ出力される。そして、郵便物Pが印刷活字読取部12に
到達すると、この印刷活字読取部12はその郵便物P上の
視野範囲c(全面)を光学的に細かく走査して光電変換
し、そのパターン信号を宛名検出部14に出力する。これ
により、宛名検出部14は印刷活字読取部12からのパター
ン信号により、マスクが作成され、そのマスクごとをブ
ロック化し、このブロックパターンから複数の郵便番号
記載領域(宛名記載領域)、つまり領域1、領域2、領
域3の3つを抽出し、この抽出した領域1、2、3のパ
ターン信号、領域1、3が長手モードで領域2が長手逆
モードであること、および領域1、2が窓A内の領域で
あることを文字記号検出切出部15に出力する。これによ
り、文字記号検出切出部15は、宛名検出部14からの領域
1、2、3ごとのパターン信号と方向の指定により、こ
の指定された方向にあわせて1文字ずつの文字パターン
の検出切出しを行い、前処理部17に出力する。すなわ
ち、領域1に対しては「210」という文字パターンが1
文字ずつ検出切出しされ、領域2に対しては という文字パターンが1文字ずつ検出切出しされ、領域
3に対しては「100」という文字パターンが1文字ずつ
検出切出しされる。
また、郵便物Pが手書読取部13に到達すると、この手書
読取部13はその郵便物P上の視野範囲dを光学的に走査
して光電変換し、そのパターン信号を枠内文字検出切出
部16に出力する。これにより、枠内文字検出切出部16は
手書読取部13からのパターン信号により、朱枠(あるい
は黒枠、青枠)内つまり領域1内の1文字ずつの文字パ
ターンの検出切出しを行い、前処理部17に出力する。こ
の場合、視野範囲d内に文字がないため、枠内文字検出
切出部16から前処理部17へ文字パターンが出力されな
い。
そして、文字記号検出切出部15で検出切出しされた1文
字ずつの文字パターンは前処理部17で正規化され、ガウ
スサンプリングされて認識部18に供給される。すると、
認識部18は前処理部17から供給される複数の郵便番号候
補の文字パターンを、たとえば辞書19内の手書数字、印
活数字、「ご住所」、「郵便番号」、「宛名」、「おと
ころ」、「〒」、「都」、「道」、「府」、「県」、
「区」、「市」、「町」、「村」、「郡」、「様」、
「殿」、「御中」に対する基準パターンからなる複合類
似度辞書とのマッチング法(複合類似度法)、および外
郭特徴辞書によって文字のカテゴリーを決定する。すな
わち、領域1、3に対するブロックのカテゴリーは手書
数字と判断し、領域2に対するブロックのカテゴリーは
漢字と判断する。また、上記認識部18は、上記数字のブ
ロックのうち、窓Aに対応するブロックがその他に対応
するブロックよりも優先度が高いため、領域1のブロッ
クを郵便番号のブロックと決定し、そのブロック内の数
字の認識結果を郵便番号として答編集部20へ出力する。
これにより、答編集部20は供給される郵便番号に対応す
る区分指定データ(ポケット番号)を区分指定テーブル
(図示しない)から読出して、図示しない区分制御部に
出力する。
このように、複数抽出した候補の中には、差出人の住所
が入ってくる場合もあり、宛名と区別し難かったが、上
記のように、領域の特製つまり朱枠内に書かれた番号、
宛名が書かれる窓A、ラベルB内にある番号という情報
により、優先度が決められているため、正しく宛名の郵
便番号を読取ることができる。
次に、第5図(a)に示す郵便物Pが矢印a方向に搬送
され、窓検知部11に到達する。すると、この窓検知部11
はその郵便物P上の視野範囲bを光学的に走査して光電
変換し、そのパターン信号により窓Aを検知する。この
場合、窓Aが検知されないため、宛名検出部14へ信号を
出力しない。そして、郵便物Pが印刷活字読取部12に到
達すると、この印刷活字読取部12はその郵便物P上の視
野範囲c(全面)を光学的に細かく走査して光電変換
し、そのパターン信号および濃淡画像を宛名検出部14に
出力する。
これにより、宛名検出部14は印刷活字読取部12からの濃
淡画像によりラベルBを検知し、またパターン信号によ
り、マスクが作成され、そのマスクごとをブロック化
し、このブロックパターンから複数の郵便番号記載領域
(宛名記載領域)、つまり領域1、領域2の2つを抽出
し、この抽出した領域1、2のパターン信号、領域1が
長手モードで領域2が長手逆モードであること、および
領域1、2が窓A内の領域であることを文字記号検出切
出部15に出力する。したがって、文字記号検出切出部15
は、宛名検出部14からの領域1、2ごとのパターン信号
と方向の指定により、この指定された方向にあわせて1
文字ずつの文字パターンの検出切出しを行い、前処理部
17に出力する。すなわち、領域1に対しては「〒210
川崎市幸区柳町70」という文字パターンが1文字ずつ検
出切出しされ、領域2に対しては という文字パターンが1文字ずつ検出切出しされる。
また、郵便物Pが手書読取部13に到達すると、この手書
読取部13はその郵便物P上の視野範囲dを光学的に走査
して光電変換し、そのパターン信号を枠内文字検出切出
部16に出力する。これにより、枠内文字検出切出部16は
手書読取部13からのパターン信号により、朱枠(あるい
は黒枠、青枠)内つまり領域1内の1文字ずつの文字パ
ターンの検出切出しを行い、前処理部17に出力する。こ
の場合、視野範囲d内に文字がないため、枠内文字検出
切出部16から前処理部17へ文字パターンが出力されな
い。
そして、文字記号検出切出部15で検出切出しされた1文
字ずつの文字パターンは前処理部17で正規化され、ガウ
スサンプリングされて認識部18に供給される。すると、
認識部18は前処理部17から供給される複数の郵便番号候
補の文字パターンを、たとえば辞書19内の手書数字、印
活数字、「ご住所」、「郵便番号」、「宛名」、「おと
ころ」、「〒」、「都」、「道」、「府」、「県」、
「区」、「市」、「町」、「村」、「郡」、「様」、
「殿」、「御中」に対する基準パターンからなる複合類
似度辞書とのマッチング法(複合類似度法)、および外
郭特徴辞書によって文字のカテゴリーを決定する。すな
わち、領域1に対するブロックのカテゴリーは手書数字
と漢字と判断し、領域2に対するブロックのカテゴリー
は漢字と判断する。
また、上記認識部18は、領域1のブロックデータとして
「〒210」と「川崎市幸区柳町70」という文字パターン
が供給された場合、「〒210」のブロックに、数字のカ
テゴリーに属し、のカテゴリーがあり、「川崎市幸区
柳町70」に、のカテゴリーに属する文字があり、住所
であると判断し、領域2のブロックの各文字が漢字のカ
テゴリーであると判断する。この結果、認識部18は、
「〒210」を郵便番号のブロックと決定、つまり領域1
の上側のブロックを郵便番号のブロックと決定し、その
ブロック内の数字の認識結果を郵便番号として答編集部
20へ出力する。
これにより、答編集部20は供給される郵便番号に対応す
る区分指定データ(ポケット番号)を区分指定テーブル
(図示しない)から読出して、図示しない区分制御部に
出力する。
次に、第5図(b)に示す郵便物Pが矢印a方向に搬送
され、窓検知部11に到達する。すると、この窓検知部11
はその郵便物P上の視野範囲bを光学的に走査して光電
変換し、そのパターン信号により窓Aを検知する。この
場合、窓Aが検知されないため、宛名検出部14へ信号を
出力しない。そして、郵便物Pが印刷活字読取部12に到
達すると、この印刷活字読取部12はその郵便物P上の視
野範囲c(全面)を光学的に細かく走査して光電変換
し、そのパターン信号と濃淡画像を宛名検出部14に出力
する。
これにより、宛名検出部14は印刷活字読取部12からの濃
淡画像によりラベルBを検知し、またパターン信号によ
り、マスクが作成され、そのマスクごとをブロック化
し、このブロックパターンから複数の郵便番号記載領域
(宛名記載領域)、つまり領域1、領域2の2つを抽出
し、この抽出した領域1、2のパターン信号、領域1が
長手モードで領域2が長手逆モードであること、および
領域1、2が窓A内の領域であることを文字記号検出切
出部15に出力する。
したがって、文字記号検出切出部15は、宛名検出部14か
らの領域1、2ごとのパターン信号と方向の指定によ
り、この指定された方向にあわせて1文字ずつの文字パ
ターンの検出切出しを行い、前処理部17に出力する。す
なわち、領域1に対しては という文字パターンが1文字ずつ検出切出しされ、領域
2に対しては「〒210 川崎市幸区柳町70」という文字
パターンが1文字ずつ検出切出しされる。
また、郵便物Pが手書読取部13に到達すると、この手書
読取部13はその郵便物P上の視野範囲dを光学的に走査
して光電変換し、そのパターン信号を枠内文字検出切出
部16に出力する。これにより、枠内文字検出切出部16は
手書読取部13からのパターン信号により、朱枠(あるい
は黒枠、青枠)内つまり領域1内の1文字ずつの文字パ
ターンの検出切出しを行い、前処理部17に出力する。こ
の場合、視野範囲d内に文字がないため、枠内文字検出
切出部16から前処理部17へ文字パターンが出力されな
い。
そして、文字記号検出切出部15で検出切出しされた1文
字ずつの文字パターンは前処理部17で正規化され、ガウ
スサンプリングされて認識部18に供給される。すると、
認識部18は前処理部17から供給される複数の郵便番号候
補の文字パターンを、たとえば辞書19内の手書数字、印
活数字、「ご住所」、「郵便番号」、「宛名」、「おと
ころ」、「〒」、「都」、「道」、「府」、「県」、
「区」、「市」、「町」、「村」、「郡」、「様」、
「殿」、「御中」に対する基準パターンからなる複合類
似度辞書とのマッチング法(複合類似度法)、および外
郭特徴辞書によって文字のカテゴリーを決定する。すな
わち、領域1に対するブロックのカテゴリーは手書数字
と漢字と判断し、領域2に対するブロックのカテゴリー
は漢字と判断する。また、上記認識部18は、領域2のブ
ロックの各文字が漢字のカテゴリーであると判断し、領
域2のブロックデータとして「〒210」と「川崎市幸区
柳町70」という文字パターンが供給された場合、「〒21
0」のブロックに、数字のカテゴリーに属し、のカテ
ゴリーがあり、「川崎市幸区柳町70」に、のカテゴリ
ーに属する文字があり、住所であると判断する。この結
果、認識部18は、「〒210」を郵便番号のブロックと決
定、つまり領域2の下側のブロックを郵便番号のブロッ
クと決定し、そのブロック内の数字の認識結果を郵便番
号として答編集部20へ出力する。
これにより、答編集部20は供給される郵便番号に対応す
る区分指定データ(ポケット番号)を区分指定テーブル
(図示しない)から読出して、図示しない区分制御部に
出力する。
なお、上記第5図の場合は、各領域におけるブロック数
が複数の場合であり、第6図の場合は、各領域における
ブロック数が1つの場合であり、それは領域の指定の仕
方で任意に変更できる。
上記したように、郵便番号の読取時、複数の郵便番号記
載領域を抽出し、それらの領域が窓内であるか、ラベル
内であるか、朱枠、青枠または黒枠を含んでいるか、そ
の他の範囲であるかにより、各領域の優先度の高いもの
を郵便番号として決定し、読取処理を行うようにしたの
で、郵便物上から郵便番号記載領域が複数抽出される場
合であっても、郵便番号の読取りを確実に行うことがで
きる。これにより、宛先の郵便番号と紛らわしい差出人
の郵便番号を誤って読取ることを防止でき、後段の区分
処理での誤区分率の低下が図れるものである。
また、郵便物上の郵便番号の領域を文字を読取る前に決
定せずに、各領域の文字を認識した後で、郵便番号を決
定するようにしている。これにより、窓内、ラベルに記
載されている宛名が搬送方向に対して正しく書かれてい
る場合、搬送方向に対して逆に書かれている場合であっ
ても、郵便番号を確実に読取ることができる。また、郵
政省の規制から外れたフォーマットで書かれているよう
な郵便物であっても、郵便番号らしいと思われる文字を
一旦呼んで見て、その後で郵便番号でないと分ったら捨
て、郵便番号部分のみを読取ることができる。このた
め、多種多用にばらついている実際の混合郵便物、つま
り郵便番号の記載位置および方向が一定していない混合
郵便物に対して、読取効率を向上させることができる。
なお、前記実施例では、認識部で複数の方法により郵便
番号を決定していたが、これに限らず、朱枠、窓、ラベ
ル、その他のいずれに含まれている郵便番号記載領域か
により、それらの優先度に応じてだけで郵便番号を決定
するようにしても、他の方法だけで決定するようにして
も良い。また、ラベルの検知を印刷活字読取部の濃淡画
像により行ったが、フラップ検知により行うようにして
も良い。さらに、郵便物で宛名が記載された窓、ラベル
について説明したが、これに限らず、宛名が記載された
宛名囲い枠の場合も同様に実施できる。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、郵便物上の郵
便番号を光学的に読取り、この郵便番号に応じて上記郵
便物を区分するものにおいて、郵便番号枠内に郵便番号
候補に該当するものが記載されていない場合に迅速に郵
便番号を決定できる光学式文字読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は全体
の構成を概略的に示すブロック図、第2図は窓検知部、
印刷活字読取部、手書読取部のそれぞれの読取視野を説
明するための図、第3図および第4図は郵便物の記載例
および搬送方向例を示す平面図、第5図および第6図は
郵便物の郵便番号の読取動作を説明するための図であ
る。 P……郵便物、A……窓、B……ラベル、C……宛名囲
い枠、D……朱枠、E……黒枠または青枠、b、c、d
……視野範囲、11……窓検知部、12……印刷活字読取
部、13……手書読取部、14……宛名検出部、15……文字
記号検出切出部、16……枠内文字検出切出部、17……前
処理部、18……認識部、19……辞書、20……答編集部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】郵便物上の郵便番号を光学的に読取り、こ
    の郵便番号に応じて前記郵便物を区分する郵便番号読取
    区分装置において、 光が照射された前記郵便物からの反射光を受光する第1
    のセンサからなり、前記郵便物の予め定められた視野範
    囲を走査してこの郵便物の窓を検知し、この窓の領域情
    報としての座標を宛名検出部に出力する窓検知部と、 光が照射された前記郵便物からの反射光を受光する第2
    のセンサからなり、前記窓検知部によって走査された前
    記郵便物の全面を細かく走査してこの郵便物のパターン
    信号及び濃淡情報を得て宛名検出部に出力する印刷活字
    読取部と、 光が照射された前記郵便物からの反射光を受光する第3
    のセンサからなり、前記郵便物の郵便番号が記載される
    べき予め定められた朱枠の領域を細かく走査してこの位
    置におけるパターン信号を得、枠内文字検出切出部に出
    力する手書読取部と、 前記印刷活字読取部から受け取った前記濃淡情報よりラ
    ベル範囲を検知し、ラベルの領域情報及び前記窓検知部
    から受け取った領域情報に基づいて、郵便番号を文字記
    号検出切出部に出力する宛名検出部と、 この宛名検出部から受け取った郵便番号を切出す文字記
    号検出切出部と、 前記手書読取部から受け取った郵便番号を切出す枠内文
    字検出切出部と、 前記宛名検出部及び前記手書読取部で複数の郵便番号の
    ブロックが検出された場合は、優先度の高い順に、朱
    枠、窓・ラベル、その他のブロックの優先順位で郵便番
    号を決定する認識部とを備えたことを特徴とする光学式
    文字読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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